JPH0622148A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0622148A
JPH0622148A JP4173444A JP17344492A JPH0622148A JP H0622148 A JPH0622148 A JP H0622148A JP 4173444 A JP4173444 A JP 4173444A JP 17344492 A JP17344492 A JP 17344492A JP H0622148 A JPH0622148 A JP H0622148A
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信孝 三宅
Tadayoshi Nakayama
忠義 中山
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良武 長島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置に備える記憶手段を最大限に有効に使用
する装置を提供することにある。 【構成】 I/O12よりの処理情報を圧縮処理部14
で圧縮するに際して、圧縮制御部13では1つの全体画
像が複数の部分画像の集合で構成されている場合にも、
各部分画像毎に画像情報の圧縮条件を変化させる。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像情報を格納する記憶
手段を備える画像処理装置に関し、例えば、プリンタな
どの画像出力装置、あるいは入力画像データを圧縮して
記憶する手段を有する画像符号化装置等に最適な画像処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ装置のページメモリに圧
縮されたデータを格納する場合、1ページ分の画像デー
タを作製し、それを一括して圧縮し、ページメモリに格
納している。更に、この場合において、各画素ごとに諧
調情報の持つ画像情報は、(画素数)×(諧調ビツト
数)という非常に大きな情報量を有する。
【0003】近年、中間調画像を2値化せずに多値情報
のまま出力できるプリンタが実用化されてきている。例
えば、このようなプリンタをホストコンピュータに接続
して画像を出力する場合、プリンタの印写プロセスのプ
ロセス・スピードに合わせて画像情報を転送してもらわ
なくてはならないという問題点、また、カラープリンタ
であれば、入力した色空間の情報を、色材である、Y
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブ
ラツク)の濃度情報に変換する演算を要するという問題
点がある。
【0004】その問題点を解決するために、図25に示
すように、プリンタ側に、最大出力サイズ分、もしく
は、それ以上の容量のメモリ81を保有して、入力画像
情報を一旦メモリ81に格納し、それから、プリンタの
都合の良いようにプリンタエンジン82にデータを送信
して出力する装置が実用化されている。なお、破線で囲
まれている部分がプリンタを示す(以下同様)。
【0005】また、図26に示す様に、プリンタ側に、
最大出力サイズ分よりも少量のメモリ91を所有して、
入力した画像情報を圧縮処理部92により、情報の冗長
度を減らして一律に符号化してメモリ91に格納し、出
力する際には伸張処理部93によりこれを復号化し、プ
リンタの都合の良いようにプリンタエンジン94にデー
タを送信して出力していた。
【0006】また、画像情報を圧縮してページメモリに
格納するような画像符号化装置において、その圧縮方法
として、ブロツク内固定長化処理が本出願人により提案
されている。ブロツク内固定長化処理とは、入力画像を
n×nのブロツクに分割し、そのブロツク単位で直交変
換を行つて、その出力となる直交変換成分にある決まつ
た符号長を割り当て、結果的に出力される符号情報量は
各ブロツク間で等しくなるようにする処理を言う。した
がつて、要領の限られたページメモリに画像データを格
納する際には、1ページに対する1ブロツクの占める割
合から、その1ブロツクに割り当てることのできる情報
量を計算して、その情報量にブロツク内固定長化処理を
行うことで、ページメモリにその画像データをすべて格
納することができる。例えばA3の画像データを8×8
のブロツクに分割したときに全部でN個のブロツクに分
割されたとすると、ページメモリの要領がMであつたと
き、1ブロツクに割り当てられる情報量はM/Nとな
り、逆にその情報量にブロツク内固定長化処理を行なえ
ば、A3の画像をページメモリに格納することができ
る。この従来例を示すブロツク図を図2に示す。入力端
子1から画像データが入力され、ブロツク化回路2で8
×8にブロツク化される。さらにそのブロツク単位で直
交変換を行なう。本従来例ではDCT(Discrete Cosine
Transform) 回路3を用いている。このDCT回路3に
より画像データがDCT係数に変換され、量子化回路5
で量子化が行なわれる。このとき量子化は量子化テーブ
ル20より入力される量子化テーブルを基に行なわれ
る。またこのときブロツク内の各成分はビツト配分によ
つて決められたビツト長内におさまるように量子化が行
なわれる。例えばDCT係数のビツト精度が8ビツトで
あつたとし、ある成分は4ビツトにビツト配分されてい
るとすれば、そのDCT係数は16で除算される。従つ
て各DCT成分のビツト配分を決めるビツト配分テーブ
ル21と、そのビツト長に抑えるための量子化テーブル
の関係は、各DCT係数のビツト精度がC(Cは整数)
であり、あるDCT係数AijをBijにビツト配分すると
き量子化テーブルにおけるその成分の量子化係数Qij
2^(C−Bij)となる。この関係を満たすようにビツ
ト配分テーブル21と量子化テーブル20を作成する。
しかし量子化回路5によつて量子化されたデータも、実
際のビツト長は入力されたDCT係数のビツト精度のま
まである。そこで、例えばデータ長が8ビツトの量子化
されたデータが量子化回路5から入力されたとしたら、
ビツト配分テーブル21により4ビツトにビツト配分さ
れた成分については8ビツト長中の下位4ビツトのみ切
り出してから出力する。さらにその処理をブロツク内の
各成分について行ない、順番に各成分をビツト配分され
たビツト長で1次元上にパツキンしてから出力を行な
う。そしてその1次元上に並べられたデータを順次ペー
ジメモリ10の中に格納していく。このようにして各ブ
ロツクに決められたビツト配分に従つてブロツク内固定
長化処理が行なわれ、圧縮されてページメモリ内に格納
される。また画像データを伸張して出力するときには、
ページメモリ10からデータが読みだされ、図2中に示
された11,12,13,14の各処理回路によつて圧
縮時と逆の処理が行なわれ、出力端子15より伸張され
たデータが出力される。
【0007】以上に示した例のように、従来は画像情報
を圧縮してページメモリに格納する方法として画像デー
タをブロツクに分割しそのブロツク単位に固定長化を行
なつてページメモリ内に格納する方法が提案されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
タ装置のページメモリに圧縮されたデータを格納する場
合、従来は1ページに渡り一様な圧縮が行われるため、
下記のような欠点がある。 (1)1ページの画像データが図27に示すような複数
の部分画像から構成されており、それぞれの特性が異な
るときは最適な圧縮パラメータがそれぞれ異なつてくる
ため、圧縮能率が下がつてしまう。 (2)画像以外の余白もイメージデータと見なされるた
め、符号量が増し、冗長が上つてしまう。 (3)可変長符号化方式で圧縮を行うと、ページ内で符
号量の固定化が行なわれるため、1パス方式で圧縮を行
なうとページの初めと終りで面積が異なり、全体として
の面積の品位が下がつてしまう。 (4)それぞれの部分画像について、要求された画質を
設定をすることができない。 (5)各部分画像の属性による圧縮パラメータの制御が
できない。
【0009】しかし、図25に示す上記従来例には、プ
リンタ側に最大出力サイズ分、又はそれ以上の容量のメ
モリを保有することは、プリンタの最大出力サイズが大
きくなればなるほど、それに比例してメモリ容量が大き
くなつてしまう。よつて、プリンタコストを考えても、
メモリコストの比率が非常に大きくなつてしまう。ま
た、図26の構成を考えた場合、プリンタ側の圧縮処理
部92では、プリンタの最大出力サイズ分の画像が来る
ことを想定して圧縮率を定めている。
【0010】例えば、プリンタの最大出力サイズ分の容
量をA、プリンタの所有している容量をBとすると、ど
のようなサイズの画像が増進されたとしても、圧縮率B
/Aの固定長符号化しか可能でなかつた。また、可変長
符号化は、符号量が予測できず、符号量がBを越えてし
まうことがありえるから無理であつた。
【0011】例えば、圧縮方式として直交変換を用いた
場合を想定する。個の従来の方式では、まず、プリンタ
の最大出力サイズをNxM(N=Mも含む)にブロツク
化してX個のブロツクに分割する。それから、各ブロツ
クに符号量をB/Xずつ配分して、これを基準の符号量
とする。そして直交変換後に、各ブロツクがこの基準の
符号量に納まるように、量子化処理を施し、量子化係数
を符号化していく。
【0012】すなわち、画像サイズに係らず、入力画像
をNxMにブロツク化し、各ブロツクでは符号量B/X
に固定長符号化していく方式であつた。この方式だと、
例えば、入力画像が最大出力サイズの半分の大きさだと
しても、圧縮率が固定であるため、符号量はメモリの半
分しか用いられずに、後の半分は余つてしまう。つま
り、メモリの有効利用がされていないものであつた。
【0013】また、従来のブロツク内固定長化処理で
は、次のような問題点があつた。即ち、ブロツク内固定
長化処理を行うことにより、ページメモリ内に画像デー
タを格納することはできるが、ブロツク内固定長の元の
画像サイズよりも小さい画像サイズのデータが入力され
た場合には、その画像を圧縮する必要がないにも係らず
必要以上に圧縮してしまい、画質が劣化してしまうとと
もにページメモリの有効利用ができない欠点があつた。
【0014】例えば、ある圧縮率においてブロツク内固
定長化を行なうとA3画像分の容量となるページメモリ
をもつ画像符号化装置において、従来例で示した方式を
用いるとA4の画像データを符号化する場合にも同じ圧
縮率で圧縮を行うので、結局ページメモリの容量の半分
しか使わないことになり、ページメモリの有効利用が図
れないことになる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、画像
情報を出力する出力手段と、該出力手段で出力可能な最
大出力面積に値する記憶容量よりも少容量の記憶容量を
備え前記画像情報を格納する記憶手段と、出力手段で出
力する画像の画像情報よりも先に送られてくる画像サイ
ズ情報を受信し当該受信画像サイズ情報により続いて送
られてくる画像情報の圧縮条件を変化させて記憶手段内
に格納する画像情報格納手段とを備える。
【0016】または、画像情報を記憶する記憶手段と、
画像サイズ情報を入力する入力手段と、画像情報を圧縮
して前記記憶手段に格納する圧縮手段とを備え、該圧縮
手段は前記入力手段で入力した画像サイズ情報および前
記記憶手段の記憶容量に基づいて圧縮率を変更する。更
にまた、圧縮手段は各部分画像の情報量に比例して前記
記憶手段の物理メモリ量を割り当てる
【0017】
【作用】以上の構成において、装置に備える記憶手段を
最大限に有効に使用する装置が提供でき、大容量を必要
とするプリンタ、特に、カラープリンタ等においても少
容量のメモリ容量でたりる画像処理装置を提供できる。
また、ブロツク内固定長化する際に、画像データの画像
サイズに応じて圧縮率を変えることにより、記憶手段の
有効利用が図れる。
【0018】
【実施例】以下に添付図面を参照して、本発明に係る一
実施例を詳細に説明する。
【0019】
【第1の実施例】図1は本発明に係る第1の実施例であ
るプリンタの構成を示すブロツク図である。図1におい
て、11はプリンタと接続している情報の入力源である
入力端子を示し、該入力端子11に接続される情報源と
してはホストコンピユータ、また、近年、実現化してい
るページ記述言語のインタプリタを搭載しているフオー
マツタ等が挙げられる。
【0020】12はプリンタのI/Oであり、入力端子
11に接続される接続機器との間のインタフエースを司
どり、前記接続機器よりの情報を入力して圧縮制御部1
3及び圧縮処理部14に出力する。13は圧縮制御部で
あり、I/O12から画像サイズの情報を受信して目標
の圧縮率を設定して圧縮処理部14での圧縮処理を制御
する。
【0021】14はI/O12から画像情報を入力し
て、画像の冗長度を減らして符号化する圧縮処理部であ
る。15は圧縮処理部14からの符号を格納するメモリ
である。本実施例においては、このメモリ15の記憶容
量は、プリンタエンジン17での最大の出力サイズ分の
画像情報を記憶する記憶容量より少ない記憶容量で構成
されているメモリである。
【0022】16は伸張処理部であり、圧縮制御部14
から制御に用いた因子(例えば、目標圧縮率、各ブロツ
クの割り当て符号量などの情報)を受信し、該受信した
因子に基づき、メモリ15から圧縮処理部14で符号化
した符号情報を取り出し、プリンタエンジン17の都合
の良いように(エンジンのプロセススピードのタイミン
グに合わせて)復号していく。
【0023】以上に説明した図1において破線で囲んで
ある部分が本実施例におけるプリンタに相当する。以上
の構成を備える本実施例における、入力端子11より画
像情報を受け取りメモリ15に格納するまでの動作を、
図2のフローチヤートを参照して以下に説明する。
【0024】図2において、ステツプS1は画像サイズ
情報を入力する工程であり、圧縮制御部13がI/O1
2から出力すべき画像情報に先立つてこの画像サイズ情
報を受信することを意味している。この時に、例えば接
続したホストコンピユータから受信する画像サイズは、
例えば画像領域が長方形の場合は、<横画素数>、<縦
画素数>という型式が、長方形以外の画像領域の場合
は、<画像領域の面積>という形式で受信する形式等が
考えられる。とにかく、画像情報よりも先に、ヘツダ情
報として受信する必要がある。
【0025】次に、圧縮制御部13は、続くステツプS
2において、先に入力した画像サイズ情報に対応して目
標の圧縮率を設定する。この場合の目標圧縮率とは、入
力した画像サイズの画像情報が、プリンタの所有してい
るメモリ15の記憶容量一杯となるように、効率よく圧
縮しようとするものである。ここで、本実施例プリンタ
の最大画像サイズ分の容量をA、プリンタの所有してい
る容量をB、入力した画像サイズ分の容量をCとする。
前述した従来例では、圧縮率がA/Bで固定であつたた
め、画像サイズによつてメモリの使用率が異なつてい
た。このため本実施例では、目標圧縮率をC/Bに設定
する。
【0026】次に、ステツプS3において、各ブロツク
あたりの符号量を設定する。ここでは、画像をブロツク
化し、ブロツク化したブロツク内で直交変換等を利用し
て画像を圧縮する。具体的には、入力した画像のブロツ
ク化(不図示)により、例えば、画像領域がX個のブロ
ツクに分割されたとすると、目標圧縮率により、各ブロ
ツク(B/X)分の符号に固定長符号化していく。この
際、当然ながらXの値は、従来例のように最大画像サイ
ズ分のブロツク数に固定されたものではなく、入力した
画像サイズに依存して変化する。このため、各ブロツク
の(B/X)分の符号量も変化する。
【0027】決定した各ブロツクあたりの符号量によつ
て、量子化の条件、例えば、ブロツク内の直交変換係数
の各成分に対する量子化割り当てビツト数等が選択さ
れ、その情報が、圧縮制御部13から、圧縮処理部14
あるいは伸張処理部16に送信される。そしてステツプ
S4に進み、圧縮処理部14は画像情報を一部入力し、
続くステツプS5で内蔵するバツフアに格納してステツ
プS6に進む。ステツプS6では、圧縮制御部13によ
つて設定された量子化条件に従つた符号化を進め、ステ
ツプS7で符号化した符号データをメモリ15に格納す
る。そしてステツプS8に進む。
【0028】ステツプS8では、入力サイズの全画像の
符号化が終了したか否かを判定する。入力サイズの全画
像の符号化が終了していない場合にステツプS4に戻
り、ステツプS4〜ステツプS7の処理を繰り返す。こ
のようにして、入力サイズ分の画像情報をプリンタの内
蔵したメモリに格納し、入力サイズの全画像の符号化が
終了した場合には処理を終了する。
【0029】このようにして、入力された画像情報を符
号化圧縮して処理してメモリ15にそのメモり容量に併
せて最も効率の良い圧縮率で格納することができる。こ
の様にして格納された符号化データをプリンタエンジン
17より印刷出力しようとする場合(伸張時)には、伸
張処理部16によつて、圧縮制御部13からの量子化条
件の情報に基づいて、プリンタエンジン17のプロセス
タイミングに同期してメモリ15の格納符号化データを
読み出して復号し、順次プリンタエンジン17に送つて
画像出力する。
【0030】以上説明した様に本実施例によれば、小容
量のメモリ15を具備する場合においても、圧縮率を画
像サイズによつて自由に変えることができ、備えられた
メモリ15を最大限に有効使用できる。その結果、不必
要に大幅圧縮等することが無くなり、画像品質の劣化が
防げると共に、少ない記憶容量のメモリを備えるのみで
一般的に大容量のメモリを必要とするプリンタ、例えば
カラープリンタ等を製品化することができる。
【0031】
【第2の実施例】以上の説明は入力される画像情報は原
則として単一仕様の画像である場合を例に説明した。し
かしながら、本発明は以上の例に限定されるものではな
く、プリンタエンジン17の出力する画像が出力紙1ペ
ージ分に対して、複数画像有する場合も当然本発明に含
まれる範囲である。
【0032】以下、プリンタの出力する画像が出力紙1
ページ分に対して、複数画像有する場合に応用した本発
明に係る第2の実施例を説明する。第2の実施例におい
ても、基本構成は上述した第1の実施例の図1に示す構
成で足り、処理手順が異なるのみで構成できる。第2の
実施例は、プリンタエンジン17の出力する画像が出力
紙1ページ分に対して、複数画像有する場合に応用した
ものである。
【0033】図3は第2の実施例において入力され処理
される出力紙1ページ分の画像レイアウトの例を示して
いる。図中、破線で示している領域が、プリンタエンジ
ン17の出力可能な最大画像サイズである。そして該最
大画像サイズよりも外側に囲つた領域が出力紙の大きさ
を示している。図3に示す例では、1ページの中に画像
A、画像B、画像Cの3種類の画像情報をホストコンピ
ユータなどで図示の位置にレイアウトされている。い
ま、このような画像を出力したい場合、第2の実施例で
は以下の如くに符号化を行う。
【0034】以下、本発明に係る第2の実施例の符号化
動作手順を図4のフローチヤートを参照して以下に説明
する。まず、圧縮制御部13はステツプS11〜ステツ
プS13で、上述した第1の実施例と同様に、接続先の
ホストコンピユータ等から各々の画像情報よりも先に画
像A,B,Cの各々の画像サイズ情報を順次受信する。
この各サイズ情報は、例えば上述した図27の如くの各
々の<横画素数>、<縦画素数>という形式で良い。
【0035】続いてステツプS14にステツプ進み、入
力した全画像のサイズを演算する。この場合はA+B+
Cのサイズになる。入力される画像は、この3種のた
め、全画像面積からブロツク化される全ブロツク数を演
算することができる。このため、続くステツプS15で
全てのブロツク数を演算して求める。この様にして全ブ
ロツク数が判明した後の、符号化、メモリ格納までの処
理は上述した第1の実施例の図2に示すステツプS2以
降の処理をそのまま適用できる。このため、以下の処理
については詳細説明を省略する。
【0036】すなわち、画像の数にかかわらず、入力画
像の全サイズを画像情報入力以前に演算することによ
り、そのサイズに見合つた最適な符号化条件が設定でき
る。なお、本実施例を実現するためには、画像レイアウ
ト情報、例えば、画像A,B,Cの書き出し位置等を入
力しなければならないのは勿論である。
【0037】
【第3の実施例】図5に本発明に係る第3の実施例を示
す。図5は本発明に係る第3の実施例の構成を示すブロ
ツク図である。第3の実施例は第1の実施例の応用であ
り、図1と同一部には同一番号を付して異なる部分を説
明する。図5中、51は圧縮制御部であり、図1の実施
例同様、メモリ15のもつメモリ容量に最適な圧縮がで
きるように、圧縮条件を制御する。また、52,53は
切換回路(スイツチ)である。
【0038】第3の実施例の圧縮制御部51がI/O1
2から受信する情報は、画像サイズ情報であり、本実施
例では、ある条件下では、圧縮処理を行わない様に制御
する。図6は、以上の構成を備える第3の実施例におけ
るスイツチ52の切り換えについての動作手順を示した
フローチヤートである。
【0039】以下、図6のフローチヤートも参照して本
発明に係る第3の実施例の動作を説明する。圧縮制御部
51は、先ずステツプS21において画像のサイズ情報
を入力する。以下の説明では例えば、この入力した画像
サイズの画素数をPとする。続いてステツプS22にお
いて、入力した画像に必要な情報量を算出する。例え
ば、情報量をC、1画素あたりの階調ビツト数をDとお
くと、情報量Cは、PとDの積で算出される。この階調
ビツト数Dは、カラープリンタの場合、入力した色空間
の情報も含まれる。例えば、各単色8ビツトの情報で、
いま、R(レツド),G(グリーン),B(ブルー)の
3色の色空間で情報を受信した場合はD=24(ビツ
ト)として計算する。この場合、情報量Cは、圧縮しな
い場合の必要容量と一致する。
【0040】続いて、ステツプS23において、情報量
Cと、メモリ15のメモリ容量(Bとおく)の比較をす
る。もし、CよりもBの方が容量的に大きいのであれ
ば、圧縮せずに、そのままステツプS25に進み、メモ
リ15に格納する。逆に、Cの方がBよりもたくさんの
容量を必要とするのであれば、ステツプS24に進み、
ステツプS24において第1の実施例同様圧縮処理によ
り符号化してステツプS25に進む。そしてステツプS
25でメモリ15に格納することになる。
【0041】すなわち、S23における判断が、スイツ
チ52に送信され、圧縮処理部14を経由してメモリ1
5に格納するか、それとも、直接にメモリ15に格納す
るかを切り替えることになる。スイツチ53もスイツチ
52と同様の動作をするものであり、圧縮処理してメモ
リ15に格納している場合には、伸張処理部16にて復
号されてプリンタエンジン17に出力される。圧縮処理
されないで直接にメモリに格納されている場合には、メ
モリ15より直接読み出してきてプリンタエンジン17
に出力する。
【0042】このように。画像サイズ情報により、動作
を切り分けることにより、効率的なメモリの活用が実現
できる。
【0043】
【第4の実施例】図7は本発明に係る第4の実施例を説
明する要部ブロツク図である。第4本実施例は、第1の
実施例の圧縮制御方法を可変長符号化に応用したもので
あり、図1と同一部分には同一番号を付し、詳細説明を
省略する。図7中、71は第4実施例における圧縮制御
部を示し、I/O12から、画像サイズ情報を受信し
て、第1の実施例同様、目標圧縮率を設定する。この目
標圧縮率に基づいて、圧縮処理していく。ここで、第4
実施例では、画像をブロツク化した中で直交変換を行
い、その変換係数を量子化処理を施し、量子化係数をハ
フマン符号などのエンドロピー符号化していく圧縮方式
への適応の例について説明する。
【0044】圧縮制御部71は、目標圧縮率、及び、ブ
ロツクあたりの割り当て符号量の情報を基に圧縮に係る
条件を設定する。この場合に、ブロツク化した各ブロツ
クごとに、冗長度の偏りが生じているため、量子化後の
量子化係数をエンドロピー符号化していつた場合に、発
生する符号量は当然一定ではない。このため、第4の実
施例では、ブロツクあたりの割り当て符号量に、ある値
以上の幅を持たせておくことが特徴である。
【0045】圧縮処理部72は、圧縮制御部71からブ
ロツクあたりの基準符号量に基づき選択した量子化条件
の情報を受け取り、直交変換係数を量子化して、当該量
子化係数をエンドロピー符号化していく。この様にして
圧縮処理部72で符号化された符号は、メモリ15に順
次格納される。前述したように、本実施例は可変長符号
化で各ブロツクの符号化をしているため、メモリ15に
格納される符号量も固定ではない。このため第4に実施
例ではメモリ15に符号量カウンタ73を接続し、メモ
リ15内に格納された符号量を検知している。
【0046】符号量カウンタ72には、メモリ15から
現時点の符号量情報が送信され、圧縮処理部72からは
現時点までの領域と全画像サイズとの割合の情報が送信
されてくる。符号量カウンタ72はこれを受信して圧縮
制御部71に送信する。圧縮制御部71では、符号量カ
ウンタ72より送られて来た2種の情報により、このま
ま同条件で符号化を進めてもメモリ15内に格納しきれ
るか否かを推測する。そして、メモリ15内一杯に符号
化が終了できるように、量子化条件を細かく変化させ
る。
【0047】変化後の量子化条件はまた圧縮処理部72
にも送信され、圧縮処理部72は送信された量子化条件
に従つて入力した画像情報を圧縮する。量子化条件の切
り換わつているブロツクにおいては、切り替え情報を符
号化しても良いし、あらかじめ、数種の量子化テーブル
保持して、そのテーブルのインデツクス情報を符号化し
ても良い。
【0048】伸張処理の場合は、伸張処理部74におい
て、圧縮制御部71から送信される量子化テーブルなど
の量子化条件に関する情報を基に伸張処理し、プリンタ
エンジン17に送信する。このように、ブロツクごとに
符号量を可変にしても全画像サイズがあらかじめ送信さ
れているために、そのメモリ内に納まるような、いわゆ
る画像内固定長の処理を実施することも可能である。
【0049】以上説明したように第1乃至第4の実施例
によれば、所定容量のメモリを具備するプリンタにおい
て、圧縮率を画像サイズによつて自由に変えることがで
き、備えられたメモリを最大限に有効使用できる。その
結果、少量の記憶容量のメモリを備えるのみで一般的に
は大容量を必要とするプリンタ、例えばカラープリンタ
等を製品化することができる。
【0050】
【第5の実施例】次に、本発明に係る第5の実施例を説
明する。図8は本発明を画像符号化装置に適用した場合
の一実施例を示すブロツク構成図であり、図8に示す第
5の実施例においては、画像データとその画像サイズを
入力し、入力画像サイズに応じて圧縮率を変化させ、変
化させた圧縮率でブロツク内固定長化を行なってからペ
ージメモリに格納し、また出力時にはページメモリから
データを取り出して伸長を行ない、出力端子から画像デ
ータを出力するまでの処理を示すブロツク図である。
【0051】図8において、入力端子101から画像デ
ータが入力され、ブロツク化回路102で8×8にブロ
ツク化される。さらにそのブロツク単位で直交変換を行
なう。
【0052】ここでは、DCT(Discrete Cosine Trans
form) 回路103を用いている。このDCT回路103
により画像データがDCT係数に変換され、量子化回路
105で後述する量子化処理が行なわれる。パツキング
回路107は順番に各成分をビツト配分選択回路108
によりビツト配分されたビツト長で1次元上にパツキン
して出力を行なう。そしてその1次元上に並べられたデ
ータを順次ページメモリ110の中に格納していく。こ
のようにして各ブロツクに決められたビツト配分に従つ
てブロツク内固定長化処理が行なわれ、圧縮されてペー
ジメモリ内に格納される。
【0053】また画像データを伸張して出力するときに
は、ページメモリ110からデータが読みだされ、図8
中に示されたアンパツキング回路111、逆量子化回路
112、IDCT回路113、ラスタ化回路114の各
処理回路によつて圧縮時と逆の処理が行なわれ、出力端
子115より伸張されたデータが出力される。入力端子
101から入力される画像データに対して、該画像デー
タの画像幅、画像高さ(width,height)は別の入力端子で
ある入力端子104から入力される。この画像データの
画像幅、画像高さにより画像のサイズが判定できる。従
つて、例えば、容量Mのページメモリに画像幅が8w、
画像高さが8hの画像を入力するとき、いまブロツク内
固定長化する際の1ブロツクを8×8とすれば、この画
像はw×h個のブロツクに分けられる。
【0054】よつて、1ブロツクに割り当てることので
きるビツト数はM/(w×h)ビツトとなり、このビツ
ト数にブロツク内固定長化を行なえば、ページメモリを
有効に利用して上記画像データを格納することができ
る。第5の実施例では係る点に着目して、上記のように
画像サイズを入力することにより、1ブロツクに割り当
てるべきビツト数を計算し、そのビツト数に応じたビツ
ト配分に切り換えてブロツク内固定長化を行なう。
【0055】即ち、ビツト配分選択回路108は入力端
子104から入力される画像サイズ(画像幅×画像高
さ)から、1ブロツクに割り当てるべきビツト数を計算
し、計算結果に応じて、用意された複数のビツト配分テ
ーブルから所望のビツト配分の選択を行なう。また同時
にそれら複数のビツト配分テーブルから、複数の量子化
テーブルを従来例にあるような関係を満たすように作成
しておき、実際の画像データ入力時にはそのビツト配分
選択回路108によつて選択されたビツト配分に応じて
量子化テーブル106を切り換える。
【0056】以下、簡単に1ブロツクを4×4画素単位
とし、またDCT回路103の出力となるDCT係数の
ビツト精度を8ビツトとして、ビツト配分テーブル10
9および量子化テーブル106がどのように選択される
かを説明する。ある画像Aの画像サイズが4w×4hで
あつたとし、この画像幅×画像高さの値がビツト配分選
択回路8に入力されて1ブロツク当たりのビツト数が計
算される。今、ページメモリの容量が50whビツトで
あつたとすれば、1ブロツク当たりのビツト数は50ビ
ツトとなる。
【0057】このビツト数により複数のビツト配分テー
ブル109の中から1つのビツト配分が選択される。そ
のビツト配分の例として図9のような配分が考えられ
る。この配分の方法に関してはDCT係数の特性を生か
したビツト配分の方法として公知の技術であり特に説明
しない。またこのビツト配分に応じた量子化テーブル
は、従来例にある関係を用いて図10のようになる。あ
らかじめこの量子化テーブルは複数の量子化テーブル1
06の中に用意されており、実際の画像圧縮時に前記1
ブロツク当たりのビツト数によつて選択され、量子化回
路105に入力される。
【0058】一方、別の画像Bが入力され、その画像サ
イズが2w×2hであつたときには、1ブロツク当りの
ビツト数は画像Aを入力したときのビツト数の2倍の1
00ビツトとなる。このビツト数に応じたビツト配分の
例を図11に示す。従つてビツト配分選択回路108に
より、図9のビツト配分から図11のビツト配分へと切
り換えが行なわれる。また同様に図10の量子化テーブ
ルから図12の量子化テーブルへと切り換えが行なわれ
る。
【0059】以上説明した様に本実施例によれば、入力
する画像データとともに画像サイズを入力して、その画
像サイズに応じてビツト配分および量子化テーブルを切
り換え、1ブロツクに割り当てるビツト数を変化させる
ことにより、ページメモリを有効に利用してブロツク内
固定長化処理を行なうことができる。
【0060】
【第6の実施例】本発明に係る第6の実施例を図13に
示す。図13において、上述した図8に示す第5の実施
例と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。
図13において、入力端子101から入力される画像デ
ータにともなつて、その画像サイズが入力端子104か
らビツト数演算回路123に入力される。ビツト数演算
回路123では、1ブロツクに割り当てるビツト数を計
算し、その結果を出力する。具体的にはページメモリの
容量がM、1ブロツクの構成がn×n画素のときに、M
/(n2 )を計算しその値をビツト配分生成回路24に
出力する。ビツト配分成分回路では、1ブロツクの総ビ
ツト数が入力されたビツト数となるように、n×nのブ
ロツクの各成分にビツトを割り当てる。各成分への割り
当て方法は公知の技術であるためここでは説明しない。
また、量子化テーブル生成回路22ではビツト配分生成
回路24よりビツト配分が入力され、従来例にあるよう
に、DCT成分のビツト精度をC、ビツト配分をBij
するとき、2(C-Bij) をブロツク内の各成分について計
算し、その結果を量子化回路5に出力する。
【0061】以上説明した様に第6実施例によれば、ビ
ツト配分テーブルおよび量子化テーブルを省略すること
ができ、ハードウエア構成を簡略化できる。
【0062】
【第7の実施例】本発明に係る第7の実施例を図14に
示す。従来例ではブロツク内固定長化を行う際に、いか
なる大きさの画像が入力されても圧縮が行なわれる。し
かしながら画像サイズによつては、まつたく圧縮をしな
くてもページメモリに格納できる場合もある。圧縮処理
部をデータが通過する際にはいくら圧縮率を低く設定し
ても必ず直交変換部で誤差が発生してしまう。
【0063】そこで第7の実施例では図14にあるよう
に圧縮処理をしないプロセスを設けている。ここでブロ
ツク内固定長圧縮部34とブロツク内固定長伸長部36
は、上述した第5の実施例の図8中の破線および一点鎖
線で囲まれた部分に対応する。入力端子30から画像デ
ータが入力され、同時に入力端子31からは画像サイズ
が入力される。圧縮判定回路33は、この画像サイズに
基づいて、入力される画像の全情報量とページメモリの
容量とを比較し、入力画像の全情報量の方が小さい場合
には、圧縮判定信号38としてLowレベルを出力す
る。逆に入力画像の全情報量の方が大きい場合には、圧
縮判定信号38をHighレベルとして出力する。
【0064】該圧縮判定信号38は、セレクタ32に入
力され、信号の値がHighのときにはブロツク内固定
長圧縮が行なわれてからページメモリ35に入力される
プロセスが選択され、Lowのときには圧縮処理を行な
わず直接ページメモリ35に入力されるプロセスが選択
される。このようにして入力端子30より入力された画
像データが各々選択されたプロセスへと転送されてペー
ジメモリ35へ格納される。
【0065】また画像データを出力する際には、ページ
メモリ35から格納データを読み出してセレクタ39に
送る。このとき、セレクタ39には圧縮判定回路33か
ら圧縮判定信号38が入力される。セレクタ39は、圧
縮時と同様に圧縮判定信号38がHighレベルのとき
にはブロツク内固定長伸長が行なわれるプロセスが選択
され、Lowのレベルときには伸長処理を行なわずに出
力されるプロセスが選択される。各々のプロセスをデー
タが通過した後、出力端子37より画像データが出力さ
れる。
【0066】以上説明した様に第7本実施例によれば、
画像サイズによつて圧縮処理をするか否かの判定を行な
い、圧縮の必要のない画像については、初めから圧縮処
理を通らない別のパスを設けている。これにより圧縮処
理による変換誤差等が発生せずに、入力したデータを完
全に保存した形で画像符号化が行なえる。
【0067】
【第8の実施例】本発明に斯かる第8の実施例を図15
に示す。通常RGBデータで構成されるカラー画像圧縮
システムにおいては、圧縮率を上げるため圧縮処理を行
なう前に画像データに色変換を行なつている。具体的に
はRGBデータをYUVデータに変換し、UVデータに
比較的大きな圧縮率を用いて画質を十分保存したままで
圧縮が可能となる。
【0068】また、そのときに人間の視覚特性からみ
て、UVデータを間引いても画質劣化が目立ちにくいこ
とから、例えば水平方向に1/2の間引きを行ないUV
のデータ量を半分にしてから圧縮処理を行なう。ただし
このときどのような画像が入力されても間引き処理は行
なわれてしまい、そのあとにブロツク内固定長化による
圧縮も行なわれることから画像サイズがあまり大きくな
い画像に対しては必要以上に圧縮処理を行なつてしま
う。
【0069】そこで第8の実施例では間引きを行なうか
行なわないかを画像データとともに入力される画像サイ
ズによつて判定し、画像サイズの小さい画像については
間引きを行なわないような構成となつている。図15に
おいて、入力端子51からRGBデータで構成されるカ
ラー画像データが入力され、同時に入力端子52より画
像サイズが入力される。その入力された画像サイズに基
づいて、間引き判定回路43で入力された画像サイズと
所定の閾値Tとの比較を行ない、入力された画像サイズ
よりTの値の方が大きい場合は間引き処理を行なわない
ようにするため、間引き判定信号53をLowレベルに
して出力する。
【0070】逆に、入力された画像サイズよりTの値の
方が小さい場合は間引き処理を行なうようにするために
間引き判定信号53をHighレベルとして出力する。
上述した閾値Tは本実施例の画像符号化装置が用いられ
る条件等を鑑みて、間引きする必要のない画像サイズと
して該間引き判定回路43に設定されるものである。前
記間引き判定信号53はセレクタ42に入力される。セ
レクタ42は、間引判定信号53の値がHighのとき
には間引きの行なわれるプロセスを選択し、Lowのと
きには間引を行なわないで直接に出力するプロセスが選
択される。セレクタ42により選択されたプロセスに色
変換回路41でRGBからYUVに変換されたデータが
転送される。間引き処理が行なわれるときには間引き回
路44にて、UVのデータを水平方向または垂直方向に
間引きする。間引き処理を行なわれた画像データあるい
は間引処理を行なわないでそのままで送られた画像デー
タは、上述した第5の実施例と同様のブロツク内固定長
圧縮部45に入力され圧縮処理が行なわれる。その後、
ページメモリ46に格納される。
【0071】一方、伸長時には、上述した第5の実施例
と同様のブロツク内固定伸長部47で伸長処理が行なわ
れ、セレクタ48に伸長されたデータを出力する。ここ
で、セレクタ48には圧縮時と同様に間引き判定信号5
3が入力され、間引き判定信号53がHighのときに
は補間を行なうプロセスが選択され、間引き判定信号5
3がLowのときにはそのままで出力するプロセスが選
択される。
【0072】補間処理が行なわれるときにはUVデータ
について間引きしたときと同じ方向(水平か垂直)に前
置補間が行なわれる。さらに、補間処理が行なわれたデ
ータ、あるいは保管処理を行なわずにそのままで送られ
たデータは、色変換回路50に入力されてYUVデータ
からRGBデータへの変換が行なわれ、出力端子55よ
り画像データの出力が行なわれる。
【0073】以上説明した様に第8の実施例によれば、
画像サイズによつて間引き処理をするかしないかの判定
を行ない、画像サイズがあまり大きくない画像について
は間引き処理を行なわず、その画像サイズにおいては間
引きによる画質劣化のない画像符号化が行なえる。以上
説明したように第5〜第8の実施例によれば、入力画像
の画像サイズを参照し、その画像サイズに応じて圧縮率
を変更することにより、どのような大きさの画像が入力
されても最適な圧縮率でブロツク内固定長化が行なうこ
とができる。よつてページメモリを有効に利用して画像
データを格納することができ、必要以上に圧縮処理を行
なつて画質劣化を生じさせることなく画像符号化を行な
うことができる。
【0074】
【第9の実施例】図16に本発明を画像出力装置である
プリンタに適用した本発明に係る第9の実施例を示す。
図16において、200は本発明に係る第9の実施例で
あるプリンタ、210は本実施例プリンタ200で印刷
出力すべき画像情報などの印刷情報を出力するホストで
ある。
【0075】プリンタ200において、201はホスト
I/Fであり、ホスト210とのインタフエースを司
る。ホスト200で生成されたプリントすべき画像情報
は、ホストI/F201で受信され、可変圧縮器202
に送られる。可変圧縮器202は受信した画像情報に所
定の圧縮処理を施し、ページメモリ203に収納する。
順次圧縮処理を施されて1ページ分の画像の収納が完了
すると、その後、可変伸張器204で元の画像情報に復
号し、エンジンI/F205を介してプリントエンジン
206に送られ、記録用紙などに印刷出力される。
【0076】ここで、1ページ分の画像としては、例え
ば上述した図27に示すように、部分画像A,B,Cの
3画像から構成されている場合を例として説明すると、
従来は画像A,B,Cを含むD画像とした1枚の2次元
画像としてページメモリに収納していた。これに対して
第9の実施例においては、3つの部分画像A,B,Cを
それぞれ独立に管理し、各部分画像をそれぞれ1次元的
にページメモリ203に収納する。各画像は、用紙の座
標系(x,y)に対する絶対位置(xi ,yi )(i=
1,2,…)、領域の幅Wi 、領域の高さHi で定義さ
れ、画像データ・フアイルのヘツダ部で定義される。
【0077】この第9の実施例で用いるヘツダ部の構成
の一例を図17に示す。図17において、フレーム1,
2(F1,F2)に部分画像Aの絶対位置x1,y1
格納されているので、ホストI/F201でそれを分離
し、メモリ管理部208に送る。続くF3,F4には部
分画像A領域の幅W1 、高さH1 が格納されているの
で、ホストI/F201でそれを分離し、メモリ割り当
て制御部207に送る。
【0078】メモリ割り当て制御部207の詳細ブロツ
ク図を図18に示す。メモリ割り当て制御部207に入
力した、例えば幅W1 、高さH1 の情報は切換え部21
1で分離され、レジスタアドレス部212で指定された
それぞれのWレジスタフアイル213、Hレジスタフア
イル214の各レジスタに格納される。この操作を全て
の画像について行う。
【0079】上述したように画像データはホストI/F
201で分離され可変圧縮部202に送られる。このた
め、次に画像情報量Hを求めるため、演算部215で次
式(1)で与えられる演算が行われる。 各部分画像に対して割り当てられるメモリ量をそれぞれ
Ma,Mb,Mcとすると、以下に示す式(2)〜
(4)で与えられる。
【0080】 Ma=Mp{(W1 ×H1 )/H} (2) Mb=Mp{(W2 ×H2 )/H} (3) Mc=Mp{(W3 ×H3 )/H} (4) ここで、Mpはページメモリ203の全容量である。こ
のメモリ割当の例を図19に示す。
【0081】また、圧縮比Na,Nb,Ncは次式
(5)で与えられる。 Na=Nb=Nc=(Ma)/(W1 ×H1 )=Mp/H (5) この演算は圧縮比決定部216で行われ、その結果が可
変圧縮器202、可変伸張器204に送られ、その動作
が決まる。フレーム12で各部分画像に対する設定が完
了し、フレーム13から画像データが始まる。各画像デ
ータは、上記で設定された条件で圧縮され、メモリ管理
部208で指定されたページメモリ203のアドレスに
それぞれ記録される。
【0082】1ページ分の画像データがページメモリ2
03に記録された後プリントエンジン206を起動す
る。印写時には、各画素のアドレスはエンジンI/F部
205より出力される。このため、メモリ管理部208
でそのアドレスに対応したページメモリ203上の物理
アドレスを求め、その画素情報を読出し、エンジンI/
F部205を介してプリントエンジン206に送出す
る。プリントエンジン206は、スキャン操作をしなが
ら画像を形成してゆく。この動作を1ページに渡り繰返
し、印写が終了する。
【0083】また、今までの説明は3画像の場合につい
て説明したが、その他の場合についても同様な手順で処
理可能である。以上説明したように第9実施例によれ
ば、複数の画像から構成されているページ画像情報を各
画像毎に圧縮管理できるようにしたため、品位の高い印
写ができるプリンタ装置が低価格で実現できる。
【0084】
【第10の実施例】上述した第9の実施例では、各部分
画像の圧縮比が等しく成るように制御したが、各部分画
像の絵柄に応じて要求される画質が異なる場合がある。
第10の実施例では更に各画像に要求される相対的面積
情報を入力できるように構成する。第10の実施例にお
いても、プリンタ装置の概略構成は上述した第9の実施
例における図16と同様であるが、第10の実施例では
メモリ割り当て制御部207の構成が一部異なり、ホス
ト210からホストI/F201を介して送られてくる
画像データの制御情報が一部異なり、第9の実施例の情
報に加え、ホスト210は各画像に要求される相対的面
積情報を送つてくる。
【0085】この本発明に係る第10の実施例のメモリ
割り当て制御部の詳細構成を図20に示す。図20にお
いて、上述した図18と同様構成には同一番号を付し詳
細説明を省略する。第10の実施例では図20に示すよ
うにメモリ割り当て制御部208に面積レベルレジスタ
フアイル220を設け、ホスト210からホストI/F
201を介し、各画像に要求される相対的面積情報を、
図20に示す入力端子fより別途入力できるように構成
している。
【0086】例えば、A画像>B画像=C画像とした場
合、演算部215での上述した第9の実施例における画
像情報量Hを求める(1)式を次のように修正して第1
0の実施例における画像情報量H′を求める。 H′=(W1 +H1 )(1+k1 )+W2 ×H2 +W3 ×H3 (6) 但し、k1 ;指定値 以上の式により画像情報量H′を求めると、A画像の情
報が(1+k1 )倍に増えたのと等価になり、ページメ
モリ203での割合が増加する。このため、各画像に割
り当てられるメモリ量をMa′,Mb′,Mc′とする
と、Ma′,Mb′,Mc′は以下の式(7)〜(9)
で求められる。
【0087】 Ma′=Mp[{W1 ×H1(1+k1)}/H′] (7) Mb′=Mp{(W2 ×H2 )/H′} (8) Mc′=Mp{(W3 ×H3 )/H′} (9) その後の処理は上述した第9の実施例と同様である。
【0088】以上説明したように第10の実施例によれ
ば、、複数の画像から構成されているページ画像情報を
各画像毎に圧縮管理できるのみならず、各画像に要求さ
れる相対的面積情報を入力できるように構成したため、
更に品位の高いハードコピーを印写できるプリンタ装置
が低価格で実現できる。
【0089】
【第11の実施例】図21に本発明に係る第11の実施
例を示す。第11の実施例において、上述した第10の
実施例における図16、図20と同様構成には同一番号
を付し、詳細説明を省略する。第11の実施例において
は、上述した第9および第10の実施例におけるメモリ
割り当て制御部207の詳細構成を他の構成に合わせて
示している。第11の実施例では、切替え部211がホ
ストI/F201の機能を合わせ有する構成である。
【0090】また、第11の実施例においては、例えば
ホスト210より送られてくる図27に示すそれぞれ独
立に管理し、1次元的にページメモリ203に収納され
る画像A,B,Cの各画像データは、上述実施例の用紙
の座標系(x,y)に対する画像原点の絶対位置(x
i ,yi )(i=1,2,…)、画像領域の幅Wi 、そ
の高さHi の外に、画像の属性、例えば画像Aであれば
属性Ai を画像データフアイルのヘツダ部で定義してい
る。このため、画像属性を弁別する属性弁別部230を
備えている。
【0091】第11の実施例における画像データフアイ
ルのヘツダ部の一例を図22に示す。F5に示す画像の
属性Ai は、その発生源、例えばCG、スキャンドイメ
ージ、TVカメラ、VTR…等を意味しており、第11
の実施例ではコードでマツピングされている。A画像の
原点位置(x1 ,y1 )は、フレームF1,F2に画像
領域の幅および高さW1 ,H1 はF3、F4に、その属
性はF5にそれぞれ定義されている。B,C画像につい
ても同様にF6〜F15で定義されており、F16以降
は画像データである。これらの属性以外の構成は上述し
た図17と同様である。
【0092】ホスト210からの画像データフアイルの
ヘツダ部は、切替え部211で分離される。(x1 ,y
1 )はメモリ管理部208に、(wi ,Hi )はレジス
タアドレス212で指定されたWレジスタフアイル21
3、Hレジスタフアイル214に格納される。また、A
i は属性弁別部230に送られ、ここでで弁別され、画
質レベルレジスタフアイル220にそれぞれ蓄積され
る。なお、画像データは可変圧縮部202に送られる。
【0093】次に、第11の実施例における全画像情報
量Hを求める演算部215での計算式を式(11)で与
えられる計算が行われる。 i ;画質レベルレジスタフアイル220から与えられ
る補正項である。
【0094】各部分画像に対して割り当てられるメモリ
量をそれぞれMa,Mb,Mcとすると、以下に示す式
(12)〜(14)で与えられる。 Ma=Mp{(W1 ×H1 )/H}(1+k1 ) (12) Mb=Mp{(W2 ×H2 )/H}(1+k2 ) (13) Mc=Mp{(W3 ×H3 )/H}(1+k3 ) (14) ここで、Mpはページメモリ203の全容量である。
【0095】ki は画質レベルレジスタフアイル220
から与えられる補正項である。この補正項は、属性弁別
部230で|ki |<1の値に決定される。例えは、A
画像はコンピユータグラフイツクス(CG)、B画像は
スキヤナよりの画像、C画像はTVカメラからの画像と
すると、帯域の広さはA>B>Cとなる。各画像に対す
る圧縮率をそれぞれNa,Nb,Ncとすると、圧縮に
よる画質結果を抑えるためには、[Na>Nb>Nc]
とする必要がある。
【0096】ここで(12),(13),(14)式よ
り、 Na=Ma/(W1 ×H1 )=(Mp/H)(1+k2 ) (15) Nb=(Mp/H)(1+k2 ) (16) Nc=(Mp/H)(1+k3 ) (17) (15),(16),(17)式の計算は圧縮比決定部
216で行われ、その結果が可変圧縮器202、可変伸
張器204に与えられる。可変圧縮器202によりこの
圧縮比で圧縮された画像データは、ページメモリ203
に蓄積される。
【0097】従って補正項ki は[k1 >k2 >k3
になるよう定数のマツピングが行われる。このようにし
て、1ページ分の画像がページメモリ203に蓄えられ
た後、印写プロセスに入る。本実施例のプリントエンジ
ン206は、主走査および副走査をしているので、印写
している画素の位置はエンジンI/F205から用紙上
の座標位置(xp ,yp )として与えられる。この位置
に対応したメモリアドレスは、メモリ管理部208で
(xi ,yi ),(wi ,Hi ),Ma,Mb,Mcか
ら求められる。ページメモリ203からは該メモリアド
レスに従つて画素情報を読みだし、可変伸張器204で
可変圧縮器202で圧縮したときと同じパラメータを用
いて伸張し、エンジンI/F205を介してプリントエ
ンジン206に送る。
【0098】以上の説明は部分画像が3つの場合につい
て説明したが、その他の画像数についても同様である。
以上説明したように第11の実施例によれば、属性情報
が付加された複数の部分画像から構成されているページ
画像を圧縮してページメモリに書き込む場合、それぞれ
の部分画像に対して、最適化された圧縮パラメータを自
動的に設定できる。
【0099】
【第12の実施例】図23に第12の実施例の構成を示
す。図23において、上述した図21に示す第11の実
施例と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略す
る。を示した。第11の実施例では、各部分画像の属性
はホスト210上でユーザが付加して図22に示した画
像フアイルを生成したが、ミスを起し易い。そこで、第
12の実施例では各部分画像を生成する入力装置24
1,242等(例えばスキヤナ、TVカメラ、VTR
…)が属性情報を自動的に付加し、ホスト210に送
る。
【0100】図24にそのデータ構造を示す。図24に
おいて、フレーム1(F1)に属性情報、例えばA1
2 を入れ、その後F2以降に画像データを付ける。ホ
スト210はこれら部分画像情報を編集し、図22に示
したデータ構成にする。これにより、画像の属性の指定
誤りを防止することができる。なお、本発明は、複数の
機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器
から成る装置に適用しても良い。
【0101】また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定容量の記憶手段を具備するプリンタにおいて、圧縮率
を画像サイズによつて自由に変えることができ、備えら
れた記憶手段を最大限に有効使用できる。その結果、少
量の記憶容量の記憶手段を備えるのみで一般的には大容
量を必要とするプリンタ、例えばカラープリンタ等を製
品化することができる。
【0103】また、入力画像の画像サイズを参照し、そ
の画像サイズに応じて圧縮率を変更することにより、ど
のような大きさの画像が入力されても最適な圧縮率でブ
ロツク内固定長化が行なうことができる。このため記憶
手段を有効に利用して画像データを格納することがで
き、必要以上に圧縮処理を行なつて画質劣化を生じさせ
ることなく画像符号化を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の構成を示すブロツク図
である。
【図2】本発明に係る第1の実施例による主要な動作手
順を説明するフローチヤートである。
【図3】本発明に係る第2の実施例に使用する画像レイ
アウトの例である。
【図4】第2の実施例による主要な動作手順を説明する
フローチヤートである。
【図5】本発明に係る第3の実施例の構成を示すブロツ
ク図である。
【図6】第3の実施例による主要な動作手順を説明する
フローチヤートである。
【図7】本発明に係る第4の実施例の構成を示すブロツ
ク図である。
【図8】本発明にかかる第5の実施例の画像符号化装置
を示すブロツク図である。
【図9】第5の実施例におけるビツト配分の例を示す図
である。
【図10】第5の実施例におけるビツト配分の例を示す
図である。
【図11】第5の実施例における量子化テーブルの例を
示す図である。
【図12】第5の実施例における量子化テーブルの例を
示す図である。
【図13】本発明に係る第6の実施例の画像符号化装置
を示すブロツク図である。
【図14】本発明に係る第7の実施例の画像符号化装置
を示すブロツク図である。
【図15】本発明に係る第8の実施例の画像符号化装置
を示すブロツク図である。
【図16】本発明に係る第9の実施例の構成を示すブロ
ツク構成図である。
【図17】第9の実施例に用いるデータ構成を示す図で
ある。
【図18】第9の実施例のメモリ割り当て制御部の詳細
構成を示すブロツク図である。
【図19】第9の実施例のページメモリへのメモリアド
レスの割り当て例を示す図である。
【図20】本発明に係る第10の実施例のメモリ割り当
て制御部の詳細構成を示すブロツク図である。
【図21】本発明に係る第11の実施例の構成を示すブ
ロツク構成図である。
【図22】第11の実施例におけるデータ構成を示す図
である。
【図23】本発明に係る第12の実施例の構成を示すブ
ロツク構成図である。
【図24】第12の実施例における入力装置からのデー
タ構成を示す図である。
【図25】従来の技術におけるプリンタの構成を示すブ
ロツク図である。
【図26】従来の技術における他のプリンタの構成を示
すブロツク図である。
【図27】1ページ画像の例を示す図である。
【符号の説明】
11 入力端子 12 プリンタのI/O 13,51,71 圧縮制御部 14 圧縮処理部 15 メモリ 16 伸張処理部 17 プリンタエンジン 31,52,104 画像サイズ入力端子 33 圧縮判定回路 43 間引き判定回路 44 間引き回路 49 補間回路 52,53 スイツチ 72 符号量カウンタ 108 ビツト配分選択回路 109 ビツト配分テーブル 122 量子化テーブル生成回路 123 ビツト数演算回路 124 ビツト配分生成回路 200 プリンタ 201 ホストI/F 202 可変圧縮器 203 ページメモリ 204 可変伸張器 205 エンジンI/F 206 プリントエンジン 207 メモリ割り当て制御部 208 メモリ管理部 210 ホスト 211 切換え部 212 レジスタアドレス部 213 Wレジスタフアイル 214 Hレジスタフアイル 215 演算部 216 圧縮比決定部 220 画質レベルレジスタフアイル 230 属性弁別部 241,241 入力装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B 9070−5C 1/415 9070−5C (72)発明者 今野 裕司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を出力する出力手段と、 該出力手段で出力可能な最大出力面積に値する記憶容量
    よりも少容量の記憶容量を備え前記画像情報を格納する
    記憶手段と、 前記出力手段で出力する画像の画像情報よりも先に送ら
    れてくる画像サイズ情報を受信し当該受信画像サイズ情
    報により続いて送られてくる画像情報の圧縮条件を変化
    させて前記記憶手段内に格納する画像情報格納手段とを
    備えることを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 画像情報格納手段による画像情報の圧縮
    条件は直交変換係数の量子化条件であることを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像サイズ情報は複数画像の画像サイズ
    情報を含み、画像情報格納手段は前記複数画像の画像サ
    イズ情報を元に全画像サイズを算出する算出手段を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像情報格納手段は画像サイズ情報によ
    り圧縮処理の実施/非実施を切り換えることを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像情報を記憶する記憶手段と、 画像サイズ情報を入力する入力手段と、 画像情報を圧縮して前記記憶手段に格納する圧縮手段と
    を備え、 該圧縮手段は前記入力手段で入力した画像サイズ情報お
    よび前記記憶手段の記憶容量に基づいて圧縮率を変更す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 圧縮手段は、画像を所定の大きさにブロ
    ツク分割する分割手段と、該ブロツク手段で分割したブ
    ロツク単位で直交変換を行なう変換手段と、前記ブロツ
    ク手段で分割したブロツク単位で量子化を行なう量子化
    手段とを含むことを特徴とする請求項5記載の画像処理
    装置。
  7. 【請求項7】 量子化手段は、分割手段で分割したブロ
    ツクの各成分に異なる量子化係数で量子化を行ない、該
    ブロツク毎に発生する情報量を一定とすることを特徴と
    する請求項5記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 圧縮手段は、画像を所定の大きさにブロ
    ツク分割する分割手段と、該ブロツク手段で分割したブ
    ロツク単位に割り当てる符号量からブロツクの各成分に
    割り当てる符号長を決定し、ブロツク内の各成分が該符
    号長となるように制御することを特徴とする請求項5記
    載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 圧縮手段は、ブロツク手段で分割したブ
    ロツク単位に割り当てる符号量を、記憶手段の記憶容量
    と入力手段で入力した画像サイズ情報から求めることに
    より、全画像情報の圧縮率を変更することを特徴とする
    請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 複数の部分画像から構成されている1
    ページ画像を圧縮する際に、前記複数の部分画像を独立
    に管理して各画像毎の圧縮条件を変更可能な圧縮手段を
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 圧縮手段での圧縮画像情報を記憶する
    記憶手段を備え、 前記圧縮手段は各部分画像の情報量に比例して前記記憶
    手段の物理メモリ量を割り当てることを特徴とする請求
    項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 圧縮手段は各部分画像の要求される画
    像品位に応じて、圧縮率に加重をかけることが可能であ
    ることを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 圧縮手段での圧縮画像情報を記憶する
    記憶手段と、 複数の部分画像から構成されている1ページ画像を圧縮
    して前記記憶手段に記録させる圧縮手段とを備え、 該圧縮手段は、前記複数の部分画像を圧縮する際に、前
    記各部分画像の属性に応じて圧縮率をそれぞれ決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 圧縮手段は、各部分画像の情報量にそ
    の画像の属性に応じた補正項を乗じ、それらに比例して
    前記記憶得手段の物理メモリ量を割り当てることを特徴
    とする請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 入力情報は入力画像フアイル形式であ
    り、入力画像フアイル構成はヘッダ部と画像データ部と
    からなり、ヘッダ部に各部分画像の原点位置情報、画像
    領域の幅、長さ、画像属性を含み、圧縮手段は該ヘツダ
    部の情報に基づいて圧縮処理を行うことを特徴とする請
    求項13記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 画像属性情報は処理情報発生源装置の
    ユーザが付加することを特徴とする請求項15記載の画
    像処理装置。
  17. 【請求項17】 画像属性情報は、処理情報発生源装置
    に接続されている入力装置から自動的に付加されること
    を特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
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