JPH0622062Y2 - 固定機構 - Google Patents

固定機構

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JPH0622062Y2
JPH0622062Y2 JP1199889U JP1199889U JPH0622062Y2 JP H0622062 Y2 JPH0622062 Y2 JP H0622062Y2 JP 1199889 U JP1199889 U JP 1199889U JP 1199889 U JP1199889 U JP 1199889U JP H0622062 Y2 JPH0622062 Y2 JP H0622062Y2
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JP
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tubular body
substrate
pedestal
fence
fixing mechanism
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JP1199889U
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重男 藤間
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重男 藤間
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、例えば柵等の支柱の立設に用いられる固定機
構に関するものである。
【考案の背景】
従来より、金属製パイプを用いて柵が構成されているこ
と周知の通りである。 そして、このような柵は、その支柱基端部がコンクリー
ト台に埋設されているのが通常であり、その為柵立工事
が面倒でコスト高になる欠点がある。 特に、コンクリート台を構築する前に柵の支柱を少なく
とも用意しておかねばならず、工事現場では各種の部品
及び材料が置かれることから、それだけ管理、保管が面
倒であり、さらには前もって用意する材料が多くなるこ
とからも、コストが高くついている。 さらには、支柱の破損あるいはその他の事由で支柱の取
り替えを必要とする場合、この取替作業がスムーズに行
えず、コストが極めて高くつく。 〔考案の開示〕 本考案の第1の目的は、例えば建柵工事の作業能率が高
い固定機構を提供するものである。 本考案の第2の目的は、例えば柵の取り替えが簡単に行
える固定機構を提供するものである。 本考案の第3の目的は、外観性の低下がほとんどない固
定機構を提供するものである。 上記本考案の目的は、筒状体と、この筒状体の内側に設
けられたネジ孔部と、台座と、この台座に固定された取
付部材と、前記台座上に配置され、前記取付部材で台座
に取り付けられる中央に孔を有する円柱状の凸部が一体
的に形成された孔付基板と、前記筒状体の外径より大き
い内径を有すると共に、その先端部が前記筒状体の外形
とほぼ同じ内径を有するように絞り構造の補強支持パイ
プ部材と、前記基板の下側からこの基板に形成された孔
を介して前記ネジ孔部に螺着された螺着部材とを備えた
固定機構であって、前記筒状体と前記孔付基板とを前記
螺着部材で螺着すると共に、前記補強支持パイプ部材を
前記筒状体と前記円柱状の凸部との接合部を覆うように
配設し、その基端部を前記孔付基板に固定させ、更に前
記補強支持パイプ部材と筒状体との間の隙間に固着剤が
注入充填させてなることを特徴とする固定機構によって
達成される。
【実施例】
第1図及び第2図は、本考案の固定機構が実施された柵
の分解姿図及び柵の支柱部分の断面図である。 各図中、1は支柱、2は上弦材、3は下弦材、4は格
子、5は補強材であり、これらはいずれもステンレスス
チール製のパイプで構成されている。 6は支柱1に形成された上弦材2挿入用の孔、7は支柱
1に形成された下弦材3挿入用の孔、8は上弦材2に形
成された格子4挿入用の孔、9は下弦材3に形成された
格子4挿入用の孔である。 10は、上弦材2、下弦材3及び格子4の両端部に形成さ
れた切欠部から一部が突出するようこれらの部材(パイ
プ)内に挿入配設されたストッパ部材である。 そして、格子4の端部を上弦材2の孔8及び下弦材3の
孔9に差し込むと、差し込み時にはストッパ部材10が格
子4の内部に押し込まれ、差し込み後にはストッパ部材
10が自身の反揆力によって復原して突出し、これによっ
てストッパ部材10が上弦材2及び下弦材3の内壁面に掛
止し、抜き取れなくなる。 又、上弦材2及び下弦材3を支柱1の孔6,7に差し込
むと、上記と同様にして上弦材2及び下弦材3は支柱1
に掛止し、抜き取れなくなる。 11は支柱1の外径より多少大き目の内径を有するステン
レス製の連結用パイプであり、この連結用パイプ11の少
なくとも一端部(本実施例では両端部)がプレス手段に
より絞られ、支柱1の外径とほぼ同じ内径を有するよう
にして構成されている。 そして、柵の施工現場ではなく工場内において、予めこ
の連結用パイプ11には補強材5が熔接手段で固定されて
いる。 12は支柱1の下部位置に形成されている孔であり、孔9
等から侵入してきて溜まる水を排出する為のものであ
る。 13は支柱1を取り付けるようになるコンクリート製の台
であり、この台13構築時にボルト14が埋設され、台13に
ボルト14が固定されている。 15はこの台13上に配置されたステンレス製の第1の基
板、16はこの第1の基板15上に配置されるステンレス製
の第2の基板である。 尚、この第2の基板16には、その中央部において支柱1
の内径とほぼ同じないしはほんの少し小さな又は大きな
径の凸部17が構成され、しかもこの凸部17の中央部には
孔18が形成されている。 19は、凸部17に対してその外側に略同心円状に配置さ
れ、かつ、その基端部が第2の基板16に熔接固定された
補強用パイプであり、この補強用パイプ19は支柱1の外
径より大き目の内径を有しており、そしてその先端部は
プレス手段等の絞り手段で支柱1の外径とほぼ同じ内径
を有するように構成されている。 20は支柱1の下方内部に熔接等の手段で固定されたネジ
孔部材であり、21はそのネジ孔である。 22はボルトであり、第2の基板16の下から孔18を通して
支柱1に取り付けられたネジ孔部材20のネジ孔21に螺着
されるもので、これによって支柱1を第2の基板16に固
定するものである。 23はボルト14に螺着されるナットであり、第2の基板16
を第1の基板15を間に挾んで台13に固定する為のもので
ある。 上記のように構成された各部材より柵を構築するには、
これら各部材を柵施工現場に搬送し、まず台13上に第1
の基板15を置き、その上にボルト22をネジ孔部材20に螺
着して支柱1に取り付けた第2の基板16を配置し、ナッ
ト23をボルト14に螺着すれば、支柱1が台13に固定され
る。 又、格子4を上弦材2及び下弦材3に組み込み、そして
これを支柱1に組み込むと、共に連結用パイプ11を支柱
1に挿通すれば、柵の構築作業が終了する。 それ故、柵の構築作業能率は著しく高く、それだけ低コ
ストなものになる。 特に、コンクリート台を構築する前に柵の支柱1を現場
に用意しておく必要はなく、工事現場では各種の部品及
び材料が置かれることから、それだけ管理、保管が容易
なものになり、さらには前もって用意する材料が多くな
いから、コストが高くつくこともない。 さらには、支柱1の破損あるいはその他の事由で支柱1
の取り替えを必要とする場合、ナット23を外せば取替作
業がスムーズに行え、コストが極めて安い。 さらに、柵構築現場で熔接手段やパイプ同士の連結に締
付部材を用いて施工するものではないから、その作業性
が高い。又、外観の悪化も引き起こさない。 又、例えば柵がビルの屋上に設置される場合にあって
は、支柱と補強材との連結に締付手段が用いられている
と、この締付手段が緩んだ場合にはこれが落下して人身
事故が発生する危険性もあるが、本実施例のように構成
された場合にはかかる心配が全くない。 すあんわち、補強材5が熔接された連結用パイプ11で補
強材5を支柱1に取り付けるものであるから、作業性、
安全性、外観性が良い。 そして、連結用パイプ11は、その両端部を除く部分の内
径が支柱1の外径より多少大き目に構成しているから、
補強材5を連結用パイプ11に熔接しても熔接歪を心配す
る必要がなく、すなわち熔接歪が起きても連結用パイプ
11の熔接歪該当部分は大き目に構成されているから、連
結用パイプ11を支柱1に挿入でき、それ故熔接歪を心配
することなく熔接作業を行えるから、熔接作業能率も高
い。 又、連結用パイプ11はその両端部が例えばプレス手段で
絞られ、その内径が支柱1の外径にほぼ等しく構成され
ているから、支柱1は補強材5によってガタツクことな
く支持される。 又、連結用パイプ11の両端部のみが支柱1の外径とほぼ
同じであるにすぎないから、連結用パイプ11を支柱1に
挿入する作業が容易である。 尚、第2図に示す如く、連結用パイプ11及び補強用パイ
プ19に注入用孔を形成しておき、この注入用孔から接着
剤等の固着剤を連結用パイプ11及び補強用パイプ19と支
柱1との間の隙間に注入しておけば、支柱1のガタツキ
がより少なくなる。
【効果】 本考案に係る固定機構は、筒状体と、この筒状体の内側
に設けられたネジ孔部と、台座と、この台座に固定され
た取付部材と、前記台座上に配置され、前記取付部材で
台座に取り付けられる中央に孔を有する円柱状の凸部が
一体的に形成された孔付基板と、前記筒状体の外径より
大きい内径を有すると共に、その先端部が前記筒状体の
外形とほぼ同じ内径を有するように絞り構造の補強支持
パイプ部材と、前記基板の下側からこの基板に形成され
た孔を介して前記ネジ孔部に螺着された螺着部材とを備
えた固定機構であって、前記筒状体と前記孔付基板とを
前記螺着部材で螺着すると共に、前記補強支持パイプ部
材を前記筒状体と前記円柱状の凸部との接合部を覆うよ
うに配設し、その基端部を前記孔付基板に固定させ、更
に前記補強支持パイプ部材と筒状体との間の隙間に固着
剤が注入充填させてなるので、例えば柵の支柱を構築す
るには、螺着部材をネジ孔部に螺着して筒状体に取り付
けた孔付基板を台座上に配置し、この孔付基板を取付部
材で台座に固定すれば、柵の支柱となる筒状体が台座に
固定され、それ故柵の構築作業能率は著しく高く、それ
だけ低コストなものになり、特に台を構築する前に筒状
体を現場に用意しておく必要はなく、工事現場では各種
の部品及び材料が置かれることから、それだけ管理、保
管が容易なものになり、さらには前もって用意する材料
が多くないから、コストが高くつくこともなくなり、さ
らには破損あるいはその他の事由で支柱となる筒状体の
取り替えを必要とする場合、その取替作業がスムーズに
行え、コストが極めて安い等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案の固定機構が実施された柵
の分解姿図及び柵の支柱部分の断面図である。 1…支柱、2…上弦材、3…下弦材、4…格子、5…補
強材、6,7,8,9,12…孔、10…ストッパ部材、11
…連結用パイプ、13…台、14…ボルト、15,16…基板、
17…凸部、18…孔、19…補強用パイプ、20…ネジ孔部
材、21…ネジ孔、22…ボルト、23…ナット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状体と、この筒状体の内側に設けられた
    ネジ孔部と、台座と、この台座に固定された取付部材
    と、前記台座上に配置され、前記取付部材で台座に取り
    付けられる中央に孔を有する円柱状の凸部が一体的に形
    成された孔付基板と、前記筒状体の外径より大きい内径
    を有すると共に、その先端部が前記筒状体の外形とぼぼ
    同じ内径を有するように絞り構造の補強支持パイプ部材
    と、前記基板の下側からこの基板に形成された孔を介し
    て前記ネジ孔部に螺着された螺着部材とを備えた固定機
    構であって、前記筒状体と前記孔付基板とを前記螺着部
    材で螺着すると共に、前記補強支持パイプ部材を前記筒
    状体と前記円柱状の凸部との接合部を覆うように配設
    し、その基端部を前記孔付基板に固定させ、更に前記補
    強支持パイプ部材と筒状体との間の隙間に固着剤が注入
    充填されてなることを特徴とする固定機構。
JP1199889U 1989-02-03 1989-02-03 固定機構 Expired - Lifetime JPH0622062Y2 (ja)

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JPH02103469U JPH02103469U (ja) 1990-08-16
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