JPH06218956A - レーザ昇華型プリンタ - Google Patents

レーザ昇華型プリンタ

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Publication number
JPH06218956A
JPH06218956A JP1124193A JP1124193A JPH06218956A JP H06218956 A JPH06218956 A JP H06218956A JP 1124193 A JP1124193 A JP 1124193A JP 1124193 A JP1124193 A JP 1124193A JP H06218956 A JPH06218956 A JP H06218956A
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JP
Japan
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dye
storage tank
disperse dye
vaporized
laser
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Pending
Application number
JP1124193A
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English (en)
Inventor
Masanori Ogata
政徳 尾形
Shuji Sato
修司 佐藤
Hiroyuki Shioda
裕之 塩田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Priority to US08/183,836 priority patent/US5561451A/en
Priority to DE69424808T priority patent/DE69424808T2/de
Priority to EP94400173A priority patent/EP0609149B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性を向上させて連続使用できるレーザ昇
華型プリンタを提供する。 【構成】 レーザ昇華型プリンタのヘッド部10は、固
化分散染料12を収納する固体染料収納槽11と、この
収納槽11内の固化分散染料12を加熱液化して収納す
る液体染料収納槽15と、この収納槽15内の液化分散
染料12′を導いてレーザ光Lにより気化させる光熱変
換体21とを備えている。ニッケル・コバルト合金を蒸
着或はスパッタにより形成した金属薄膜で光熱変換体2
1を形成する。この光熱変換体21を耐熱光透過性ベー
ス材20に積層する。熱光変換体21には液体染料保持
体22を積層する。液体染料保持体22を網目状に加工
した金属薄膜により形成する。これにより、液化昇華性
染料12′を光熱変換体21により気化させ、この気化
分散染料12″を印画紙50に転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオカメラ
による撮像画像、テレビジョン画像等の各種画像の静止
画像を分散染料としての昇華性染料等を用いて印画紙上
に熱転写するレーザ昇華型カラービデオプリンタ等のレ
ーザ昇華型プリンタに関する。
【0002】
【先行技術】例えば、インクリボン及び感熱ヘッドを必
要としないで省電力、小型化及び低コスト化を図ったレ
ーザ昇華型カラービデオプリンタを、本出願人は特願平
4−300587号に開示している。この類似構造を、
図6,7によって具体的に説明すると、1はレーザ昇華
型カラービデオプリンタ(レーザ昇華型プリンタ)であ
り、外筐2aで覆われたフレームシャーシ2上に印画紙
50を入れるカセット3と印画用の平面ベース4とを有
している。この外筐2a内の印画紙排出口2b側にはモ
ータ5等により駆動する紙送り駆動ローラ6aと該紙送
り駆動ローラ6aとの間で印画紙50を軽圧力で挾持す
る圧接従動ローラ6bが設けられていると共に、外筐2
a内のカセット3の上方にはヘッド駆動回路基板7とD
C電源8を設けてある。このヘッド駆動回路基板7と平
面ベース4上に配置されたヘッド部10とはフレキシブ
ルハーネス7aを介して接続されている。
【0003】ヘッド部10は、イエロー(Y)とマゼン
タ(M)とシアン(C)の固化分散染料としての固形粉
末状の各昇華性染料12Y,12M,12C(総称して
符号12で示す)を収納する各固体染料収納槽11Y,
11M,11C(総称して符号11で示す)と、下側に
位置する高強度材からなる耐摩耗性の保護層13と上側
に位置するガラス製,透明セラミック製等のヘッドベー
ス14との間に形成され、上記各固体染料収納槽11内
の固形粉末状の昇華性染料12をヘッドベース14側に
取付けられた電気抵抗体からなるヒータ(発熱体)16
により加熱液化して収納する狭路状の各液体染料収納槽
15と、この各液体染料収納槽15から導かれた液化昇
華性染料(液化分散染料)12′を気化させる各気化部
17と、上記ヘッドベース14に支持盤19を介して取
付けられ、各気化部17にレーザ光Lを照射する各半導
体レーザチップ(レーザ光源)18とを備えている。
【0004】上記各気化部17の気化孔17a内には、
上側より順に、ヘッドベース14に取付けられた透明断
熱層20′と、この透明断熱層20′に積層され、レー
ザ光Lの光を吸収して熱に変換する光熱変換層21′
と、接着層23′と、この接着層23′を介して光熱変
換層21′に積層され、液化した液化昇華性染料12′
を保持する保持層としてのガラスビーズ22′とを配置
してある。透明断熱層20′は透明なPET樹脂により
形成してある。光熱変換層21′はバインダーとカーボ
ン微粒子を混合したものを透明断熱層20′に塗布する
ことにより形成してある。ガラスビーズ22′は直径5
〜10ミクロンのものを用いている。尚、上記ヒータ1
6は固形粉末状の昇華性染料12を加熱液化しながらガ
ラスビース22′まで拡散移行させるためのものであ
る。
【0005】そして、レーザ昇華型カラービデオプリン
タ1のカセット3内の印画紙50は1枚ずつ分離されて
平面ベース4とヘッド部10との間に供給され、紙送り
駆動ローラ6aまで送られる。ヘッド部10は一対の軽
荷重付加バネ9,9により印画紙50を挾んで平面ベー
ス4に軽荷重(約50g)で押し付けられている。ま
た、ヘッド部10には3色(Y,M,C)分の半導体レ
ーザチップ18が3列に画素分だけ多数個並び、各液体
染料収納槽12(12Y,12M,12C)からそれぞ
れ加熱液化されて各気化部17に定量供給される。即
ち、各固体染料収納槽11内の固形粉末状の昇華性染料
12はヒータ16により融解点まで加熱されて溶融(液
化)され、この各液化昇華性染料12′を各液体染料収
納槽15の毛細管現象によって各気化部17の気化孔1
7a内のガラスビーズ22′に定量供給する。この状態
より、1枚の印画紙50が紙送り駆動ローラ6aと圧接
従動ローラ6bに挾持されると、1ラインずつ1色ずつ
1ドット信号がヘッド部10に送られて、各半導体レー
ザチップ18により発生したレーザ光Lが各光熱変換層
21′により熱に変換される。これにより、各ガラスビ
ーズ22′に保持された各液化昇華性染料12′が気化
され、この各気化昇華性染料(気化分散染料)12″の
Y,M,Cの気化昇華性染料が平面ベース4と保護層1
3間に送られる印画紙50の表面に塗布された染料受容
層50aにY→M→Cと順次転写されてカラープリント
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のレーザ昇華型カラービデオプリンタ1では、レ
ーザ光Lを熱に変換する各光熱変換層21′がバインダ
ーとカーボンを混合したものを透明断熱層20′に塗布
することにより形成してあるため、厚さが1ミクロン以
下にならず、比熱が1.3J/g℃と大きくて熱容量が
大きくなり、熱伝導効率が悪い(0.15w/m℃)と
共に、熱の拡散速度が遅い欠点があった。従って、レー
ザ光Lの光エネルギー分布が例えばガウシアン分布のよ
うな非均一な場合には、この分布に応じた熱変換になっ
てしまい均一な色の転写が困難であった。また、光熱変
換層21′は熱により破壊され易く、さらに光熱変換層
21′を塗布した透明断熱層20′はPET樹脂製であ
るため140℃付近で熱破壊してしまう虞れがあった。
【0007】また、光熱変換層21′の面積が半導体レ
ーザチップ18の1スポット光の照射面積及び染料の転
写面積に比べて大きいため、大きな熱容量となり、転写
エネルギー源である熱が面積方向に逃げてしまう虞れが
あった。
【0008】さらに、液化昇華性染料12′の保持層と
してガラスビーズ22′を使用しているため、光熱変換
層21′とガラスビーズ22′との間に接着層23′が
必要不可欠であり、その分熱容量が大きくなり、耐熱性
の問題も生じ易く、また、液化昇華性染料12′の供給
は、染料自身の拡散スピードに頼っているため、ガラス
ビーズ22′に高速で定量供給できず、半導体レーザチ
ップ18の動作や重量の影響を受けて変動し易い。
【0009】そこで、この発明は、上述した各問題点を
解消することができるレーザ昇華型プリンタを提供する
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
固化分散染料を収納する固体染料収納槽と、この固体染
料収納槽内の固化分散染料を加熱液化して収納する液体
染料収納槽と、この液体染料収納槽内の液化分散染料を
導いてレーザ光により気化させる光熱変換体とを備え、
この光熱変換体により気化された気化分散染料を印画紙
に転写させるレーザ昇華型プリンタであって、上記液体
染料収納槽内に染料加圧供給手段を設けてある。
【0011】請求項6記載の発明は、固化分散染料を収
納する固体染料収納槽と、この固体染料収納槽内の固化
分散染料を加熱液化して収納する液体染料収納槽と、こ
の液体染料収納槽内の液化分散染料を導いてレーザ光に
より気化させる光熱変換体とを備え、この光熱変換体に
より気化された気化分散染料を印画紙に転写させるレー
ザ昇華型プリンタであって、上記光熱変換体を金属薄膜
で形成してある。
【0012】請求項12記載の発明は、固化分散染料を
収納する固体染料収納槽と、この固体染料収納槽内の固
化分散染料を加熱液化して収納する液体染料収納槽と、
この液体染料収納槽内の液化分散染料を導いてレーザ光
により気化させる光熱変換体とを備え、この光熱変換体
により気化された気化分散染料を印画紙に転写させるレ
ーザ昇華型プリンタであって、上記光熱変換体を金属薄
膜で形成すると共に該金属薄膜を耐熱光透過性樹脂材に
積層し、この耐熱光透過性樹脂材側よりレーザ光を急峻
に照射して光熱変換体上の液化分散染料を気化させる構
成としている。
【0013】請求項15記載の発明は、固化分散染料を
収納する固体染料収納槽と、この固体染料収納槽内の固
化分散染料を加熱液化して収納する液体染料収納槽と、
この液体染料収納槽内の液化分散染料を導いてレーザ光
により気化させる光熱変換体とを備え、この光熱変換体
により気化された気化分散染料を印画紙に転写させるレ
ーザ昇華型プリンタであって、上記光熱変換体を金属薄
膜で形成すると共に該金属薄膜を光ファイバに積層して
ある。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、染料加圧供給手段に
より液体染料収納槽内の液化分散染料に適度の軽圧力が
加えられて光熱変換体に定量の液化分散染料が高速で供
給される。また、上記液体染料収納槽と固体染料収納槽
との接続口に設けられた逆止弁により、液体染料収納槽
内の液化分散染料が固体染料収納槽に逆戻りすることが
ない。さらに、液体染料収納槽に設けられた発熱体によ
り、液化分散染料が加熱されて常に液化状態に保持され
る。
【0015】請求項6記載の発明では、液体染料収納槽
内の液化分散染料を導いてレーザ光により気化させる光
熱変換体を金属薄膜で形成したので、この光熱変換体の
耐熱性が著しく向上して連続使用が可能となる。また、
上記金属薄膜から成る光熱変換体の面積を気化分散染料
の転写サイズに限定したので、熱容量が小さく抑えら
れ、光熱変換体の周囲が液化分散染料で断熱されて熱効
率が高められる。さらに、上記金属薄膜をニッケル・コ
バルト合金を蒸着或はスパッタすることにより形成して
耐熱光透過性ベース材に積層したので、連続使用に耐え
る構造が可能となる一方、熱伝導率が大きくなり、レー
ザ光の光エネルギー分布が例えばガウシアン分布のよう
に非均一でも面積方向に熱拡散が早く行われ、均一な温
度分布が実現されて均一な染料の転写が行われる。さら
にまた、上記金属薄膜に液体染料保持体を積層し、特
に、この液体染料保持体を網目状に加工した金属薄膜に
より形成したので、転写に必要な適量の液化分散染料が
液体染料保持体により常に保持されて該保持された液化
分散染料が光熱変換体により気化される。この液体染料
保持体を直接光熱変換体に形成することで接着層が省略
され、余分な熱容量をなくして熱効率が高められる。
【0016】請求項12記載の発明では、耐熱光透過性
樹脂材側より光熱変換体にレーザ光が急峻に照射される
と、レーザ光の熱により耐熱透過性樹脂材が急激に熱膨
張し、光熱変換体上の液化分散染料が気化されて印画紙
側に定距離飛翔する。また、金属薄膜から成る光熱変換
体の面積を気化分散染料の転写サイズに限定したので、
熱容量が小さく抑えられ、光熱変換体の周囲が液化分散
染料で断熱されて熱効率が高められる。さらに、上記耐
熱光透過性樹脂材に芳香族ポリアミドを用いたので、耐
熱光透過性樹脂材の耐熱性が著しく向上して連続使用に
耐えられる。
【0017】請求項15記載の発明では、液体染料収納
槽内の液化分散染料を導いてレーザ光により気化させる
光熱変換体を金属薄膜で形成すると共に該金属薄膜を光
ファイバに積層したので、光熱変換体の耐熱性が向上し
て連続使用が可能となると共に熱伝導率が大きくでき、
レーザ光の光エネルギー分布が例えばガウシアン分布の
ように非均一でも面積方向に熱拡散が早く行われ、均一
な温度分布を実現することができて均一な染料の転写が
行われる。また、上記金属薄膜から成る光熱変換体の面
積を気化分散染料の転写サイズに限定したので、熱容量
が小さく抑えられ、光熱変換体の周囲が液化分散染料で
断熱されて熱効率が高められる。さらに、上記光熱変換
体及び光ファイバの周囲を断熱材で覆ったので、光熱変
換体の周囲が断熱されて熱が逃げることがなく、光熱変
換体による液化分散染料の気化率が向上する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に詳述す
る。尚、先行技術のレーザ昇華型カラービデオプリンタ
1の全体構成は援用し、そのヘッド部の構成と同一部分
には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0019】図1において、10はレーザ昇華型カラー
ビデオプリンタ1に用いられる第1実施例のヘッド部で
あり、イエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)
の固形粉末状の各昇華性染料(固化分散染料)12Y,
12M,12C(総称して符号12で示す)を収納する
各固体染料収納槽11Y,11M,11C(総称して符
号11で示す)と、下側に位置する高強度材からなる耐
摩耗性の保護層13と上側に位置するガラス製或は透明
セラミック製等のヘッドベース14との間に形成され、
各固体染料収納槽11内の固形粉末状の昇華性染料12
をヘッドベース14側に取付けられた電気抵抗体からな
るヒータ(発熱体)16により加熱液化して収納する各
液体染料収納槽15と、この各液体染料収納槽15から
導かれた液化昇華性染料(液化分散染料)12′を気化
させる各気化部17と、上記ヘッドベース14に支持盤
19を介して取付けられ、各気化部17にレーザ光Lを
照射する各半導体レーザチップ(レーザ光源)18とを
備えている点は、先行技術の構成と同様である。
【0020】ここで、上記各固体染料収納槽11と各液
体染料収納槽15との接続口23には逆止弁24をそれ
ぞれ設けてあると共に、各液体染料収納槽15内の気化
部17に対向する位置には該気化部17側に液化昇華性
染料12′を加圧供給するための振動体(染料加圧供給
手段)25をそれぞれ設けてある。この振動体25はバ
イモルフ或はピエゾ素子等から構成されている。逆止弁
24は振動体25の加圧時には接続口23を閉じ、減圧
時と無加圧時には接続口23を開放するようになってい
る。各固体染料収納槽11内の固形粉末状の昇華性染料
12は、逆止弁24の開放時にヒータ16により加熱液
化されて液化昇華性染料12′になり、各液体染料収納
槽15内に貯留されるようになっている。
【0021】また、上記各気化部17の気化孔17a内
の中央には、ヘッドベース14に付着され、耐熱性と光
透過性と断熱性を兼ね備えた耐熱光透過性ベース材20
と、この耐熱光透過性ベース材20に積層され、レーザ
光Lの光を吸収して熱に変換する光熱変換体21と、加
熱液化された液化昇華性染料12′を毛細管現象により
保持する液体染料保持体22とをそれぞれ配置してあ
る。耐熱光透過性ベース材20は、180℃以上の耐熱
性、熱伝導率1w/m℃以下、近赤外光透過率85%以
上(厚さ10ミクロン)、比熱2J/g℃以下、密度3
g/cm3以下の透明なフィルム材から成り、ヘッドベ
ース14に塗布されている。光熱変換体21は、バイン
ダー等を使用せず、ニッケル・コバルト合金を蒸着或は
スパッタ等の製法により金属薄膜(近赤外光透過率0.
9以上(厚さ1ミクロン以下)、比熱0.5J/g℃以
下、熱伝導率20w/m℃以上、密度20g/cm3
下)に形成することにより構成してある。また、この金
属薄膜からなる光熱変換体21の面積は気化昇華性染料
(気化分散染料)12″の転写面積Sに限定されてい
る。液体染料保持体22は光熱変換体21の上に直接金
属薄膜を形成し、この金属薄膜をエッチング加工などで
網目状(メッシュ状)に加工することにより形成してあ
る。
【0022】以上実施例のレーザ昇華型カラービデオプ
リンタ1によれば、各固体染料収納槽11内の固形粉末
状の昇華性染料12はヒータ16により融解点まで加熱
されて溶融(液化)される。この各液化昇華性染料1
2′は各液体染料収納槽15内の振動体25による振動
及び毛細管現象によって各気化部17の気化孔17a内
の耐熱光透過性ベース材20,光熱変換体21,液体染
料保持体22に定量ずつ高速に供給される。そして、1
枚の印画紙50をカラープリントする際に1ラインずつ
1色ずつ1ドット信号がヘッド部10に送られて、各半
導体レーザチップ18により発生したレーザ光Lが各光
熱変換体21により熱に変換される。これにより、各液
体染料保持体22に保持された各液化昇華性染料12′
が気化され、この各気化昇華性散染料12″のY,M,
Cの気化分散染料が平面ベース4と保護層13間に送ら
れた印画紙50の染料受容層50aにY→M→Cの順に
それぞれ転写されてカラープリントされる。
【0023】このように、上記各液体染料収納槽15内
に振動体25を設けたことにより、各液体染料収納槽1
5内の液化分散染料12′に適度の軽圧力を加えて光熱
変換体21及び液体染料保持体22に定量の液化分散染
料12′を高速で送り出して供給することができる。ま
た、上記液体染料収納槽15と固体染料収納槽11の接
続口23に逆止弁24を設けたことにより、液体染料収
納槽15内の液化分散染料12′が固体染料収納槽11
に逆戻りすることを確実に防ぐことができる。さらに、
上記液体染料収納槽15にヒータ16を設けたことによ
り、液化分散染料12′を加熱して常に液化状態に保持
することができる。
【0024】また、上記光熱変換体21を金属薄膜で形
成したことにより、光熱変換体21の耐熱性を向上させ
て連続使用することができる。この金属薄膜から成る光
熱変換体21の厚みを薄くすると共に、その面積を気化
昇華性染料12″の転写サイズSに限定したことによ
り、熱容量を小さく抑えることができ、光熱変換体21
の周囲を液化分散染料12′で断熱して熱効率を高める
ことができる。
【0025】さらに、耐熱性の増した耐熱光透過性ベー
ス材20で連続使用に耐える構造体を得ることができ
る。また、上記光熱変換体21を成す金属薄膜をニッケ
ル・コバルト合金を蒸着或はスパッタすることにより形
成して上記耐熱光透過性ベース材20に積層したことに
より、連続使用に耐える構造が可能となる一方、熱伝導
率を大きくすることができ、レーザ光Lの光エネルギー
分布が例えばガウシアン分布のように非均一でも面積方
向に熱拡散が早く行われ、均一な温度分布を実現するこ
とができて均一な染料の転写を行うことができる。この
光熱変換体21の金属薄膜を蒸着やスパッタで形成する
際に、酸素の供給量を加減することによって、光吸収率
と熱伝導率を適当に変えて最適化することができる。
【0026】さらにまた、上記光熱変換体21を成す金
属薄膜に液体染料保持体22を積層し、特に、この液体
染料保持体22をメッシュ状に加工した金属薄膜により
形成し、その深さやピッチを加減することにより、転写
に必要な適量の液化分散染料12′を液体染料保持体2
2により常に確実に保持することができ、常に転写に必
要な適量の液化分散染料12′を光熱変換体21により
気化させることができる。この液体染料保持体22を直
接光熱変換体21に形成することにより接着層を省略す
ることができる。これにより、余分な熱容量をなくし、
熱効率を高めることができる。また、液体染料保持体2
2も金属薄膜で形成したので、耐熱性も改善されて連続
使用に耐えることができる。
【0027】図2は、レーザ昇華型カラービデオプリン
タ1に用いられる第2実施例のヘッド部10′を示す。
この第2実施例のヘッド部10′は、第1実施例と同様
に、固形粉末状の昇華性染料(固化分散染料)12を収
納する各固体染料収納槽11と、この各固体染料収納槽
11内の固形粉末状の昇華性染料12をヘッドベース1
4側に取付けられた電気抵抗体からなるヒータ16によ
り液化して収納する各液体染料収納槽15と、この各液
体染料収納槽15から導かれた液化昇華性染料(液化分
散染料)12′を気化させる各気化部17と、上記ヘッ
ドベース14に支持盤19を介して取付けられ、各気化
部17にレーザ光Lを照射する各半導体レーザチップ1
8と、上記各固体染料収納槽11と各液体染料収納槽1
5との接続口23に設けられた逆止弁24と、各液体染
料収納槽15内の気化部17に対向する位置に設けら
れ、該気化部17側に液化昇華性染料12′を加圧供給
するための振動体(染料加圧供給手段)25とを備えて
いる。
【0028】上記各気化部17の気化孔17a内の中央
には、ヘッドベース14に付着され、断熱性と光透過性
と断熱性を兼ね備えた耐熱光透過性樹脂材30と、この
耐熱光透過性樹脂材30に積層され、レーザ光Lの光を
吸収して熱に変換する光熱変換体31とをそれぞれ配置
してある。耐熱光透過性樹脂材30には芳香族ポリアミ
ド(アラミド)を用いている。光熱変換体31はニッケ
ル・コバルト合金を蒸着或はスパッタ等の製法により金
属薄膜に形成することにより構成してある。この金属薄
膜から成る光熱変換体31の面積は、気化昇華性染料
(気化分散染料)12″の転写サイズSに限定してあ
る。
【0029】そして、上記各半導体レーザチップ18よ
りレーザ光Lを急峻に照射すると、レーザ光Lはガラス
製等のヘッドベース14及び耐熱光透過性樹脂材30を
通過して光熱変換体31に達し、光分布に対応した熱に
変換される。この熱により、耐熱光透過性樹脂材30は
図3(a)〜(c)に示すように急激に熱膨張し、図3
(c)に示すように、金属薄膜で成る光熱交換体31に
粘着した液化昇華性染料12′に印画紙50の染料受容
層50aの方へ飛翔する運動エネルギーを与える。この
結果、図3(d)に示すように、上記熱により比例した
量の気化昇華性染料12″が印画紙50の染料受容層5
0aに付着することになり、印画部の濃度階調を得るこ
とになる。図3(c)において、φ1はレーザ光Lの照
射スポット径(φ1=100μm)を示し、図3(d)
において、φ2は1ドット(画素)の径(φ2=60〜8
0μm)を示す。このようにして、各気化昇華性散染料
12″のY,M,Cの気化昇華性染料が平面ベース4と
保護層13間に送られた印画紙50の染料受容層50a
にY→M→Cの順にそれぞれ転写されてカラープリント
される。
【0030】また、金属薄膜から成る光熱変換体31の
面積を気化昇華性染料12″の転写サイズSに限定した
ことにより、熱容量を小さく抑えることができ、光熱変
換体31の周囲を液化昇華性染料12′で断熱して熱効
率を高めることができる。さらに、耐熱光透過性樹脂材
30に芳香族ポリアミドを用いたことにより、耐熱光透
過性樹脂材30の耐熱性をより向上させることができて
連続使用に耐えることができる。
【0031】図4は、レーザ昇華型カラービデオプリン
タ1に用いられる第3実施例のヘッド部10″を示す。
この第3実施例のヘッド部10″は、固形粉末状の昇華
性染料(固化分散染料)12を収納する各固体染料収納
槽11と、この各固体染料収納槽11内の昇華性染料1
2を保護層13側に取付けられた電気抵抗体からなるヒ
ータ(発熱体)16により加熱液化して収納する各液体
染料収納槽15と、この各液体染料収納槽15から導か
れた液化昇華性染料(液化分散染料)12′を気化させ
る気化部17と、上記保護層13に支持盤19を介して
取付けられ、各気化部17にレーザ光Lを照射する各半
導体レーザチップ18と、上記各固体染料収納槽11と
各液体染料収納槽15との接続口23に設けられた逆止
弁24と、該各液体染料収納槽15内の気化部17に対
向する位置に設けられ、該気化部17側に液化昇華性染
料12′を加圧供給するための振動体(染料加圧供給手
段)25とを備えている。
【0032】上記各気化部17の気化孔17a内の中央
には、保護層13を貫通して気化孔17aまで下延して
レーザ光Lを導く光ファイバ40と、この光ファイバ4
0より導かれたレーザ光Lの光を吸収して熱に変換する
光熱変換体41とをそれぞれ配置してある。光ファイバ
40はレーザ光Lを外に漏らすことなく光熱変換体41
に確実に導くためのものである。光熱変換体41はニッ
ケル・コバルト合金を蒸着或はスパッタ等の製法により
金属薄膜に形成することにより構成してある。また、こ
の金属薄膜から成る光熱変換体41の面積を気化昇華性
染料(気化分散染料)12″の転写サイズSに限定して
ある。さらに、各気化部17の気化孔17aは液化昇華
性染料12′を供給する閉構造になっていて、その周囲
が断熱材42で取り囲まれている。
【0033】そして、上記各半導体レーザチップ18よ
り照射されたレーザ光Lは各光ファイバ40を介して各
光熱変換体41に達し、光分布に対応した熱に変換され
る。この熱により、金属薄膜で成る各光熱交換体41に
粘着した各液化昇華性染料12′が気化され、この各気
化昇華性散染料12″のY,M,Cの気化分散染料が平
面ベース4と保護層13間に送られた印画紙50の染料
受容層50aにY→M→Cの順にそれぞれ転写されてカ
ラープリントされる。
【0034】このように、光熱変換体41を金属薄膜で
形成すると共に該金属薄膜41を光ファイバ40の下面
に積層したことにより、光熱変換体41の耐熱性を向上
させて連続使用することができると共に熱伝導率を大き
くすることができ、レーザ光Lの光エネルギー分布が例
えばガウシアン分布のように非均一でも面積方向に熱拡
散が早く行われ、均一な温度分布を実現することができ
て均一な染料の転写を行うことができる。
【0035】また、金属薄膜から成る光熱変換体41の
面積を気化昇華性染料12″の転写サイズSに限定した
ことにより、熱容量を小さく抑えることができ、光熱変
換体41の周囲を液化昇華性染料12′で断熱して熱効
率を高めることができる。
【0036】さらに、上記光ファイバ40の下部及び光
熱変換体41を囲む気化部17の気化孔17aを断熱材
42で覆ったことにより、光熱変換体41の周囲を断熱
して熱を逃がさないようにして光熱変換体41による液
化昇華性染料12′の気化率を向上させることができ
る。
【0037】尚、前記第1実施例から第3実施例によれ
ば、液化昇華性染料を光熱変換体に供給して気化させる
ようにしたが、図5に示す別の実施例のヘッド部10A
のように、ヘッドベース14に耐熱光透過性ベース材2
0Aを介して積層された金属薄膜から成る光熱変換体2
1Aに、分散染料としての昇華性染料12Aをバインダ
とともに塗布或は熱圧着することによりリボンとして供
給するようにしにてもよい。この場合、ヘッドベース1
4と耐熱光透過性ベース20A及び光熱変換体21A
は、前記各実施例のものと同様に構成する。また、図5
中18は支持盤19に支持された半導体レーザチップで
ある。さらに、前記各実施例において、分散染料は昇華
性染料に限られるものではなく、カラー用のプリンタの
他に白黒用のプリンタに適用できることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、固化分散染料を収納する固体染料収納槽と、この
固体染料収納槽内の固化分散染料を加熱液化して収納す
る液体染料収納槽と、この液体染料収納槽内の液化分散
染料を導いてレーザ光により気化させる光熱変換体とを
備え、この光熱変換体により気化された気化分散染料を
印画紙に転写させるレーザ昇華型プリンタであって、上
記液体染料収納槽内に染料加圧供給手段を設けたことに
より、上記液体染料収納槽内の液化分散染料を適度に加
圧することができ、光熱変換体に定量の液化分散染料を
高速で供給することができる。
【0039】また、上記固体染料収納槽と液体染料収納
槽との接続口に逆止弁を設けたことにより、液体染料収
納槽内の液化分散染料が固体染料収納槽に逆戻りするこ
とを確実に防ぐことができる。
【0040】さらに、上記液体染料収納槽に発熱体を設
けたことにより、液化分散染料を加熱して常に液化状態
に保持することができる。
【0041】請求項6記載の発明によれば、固化分散染
料を収納する固体染料収納槽と、この固体染料収納槽内
の固化分散染料を加熱液化して収納する液体染料収納槽
と、この液体染料収納槽内の液化分散染料を導いてレー
ザ光により気化させる光熱変換体とを備え、この光熱変
換体により気化された気化分散染料を印画紙に転写させ
るレーザ昇華型プリンタであって、上記光熱変換体を金
属薄膜で形成したことにより、光熱変換体の耐熱性を向
上させて連続使用することができる。
【0042】また、上記金属薄膜から成る光熱変換体の
面積を分散染料の転写サイズに限定したことにより、熱
容量を小さく抑えることができ、光熱変換体の周囲を液
化分散染料で断熱して熱効率を高めることができる。
【0043】さらに、上記金属薄膜をニッケル・コバル
ト合金を蒸着或はスパッタすることにより形成して耐熱
光透過性ベース材に積層したことにより、連続使用に耐
える構造が可能となる一方、熱伝導率を大きくでき、レ
ーザ光の光エネルギー分布が例えばガウシアン分布のよ
うに非均一でも面積方向に熱拡散が早く行われ、均一な
温度分布を実現することができて均一な染料の転写を行
うことができる。この金属薄膜を蒸着やスパッタで形成
する際に、酸素の供給量を加減することによって、光吸
収率と熱伝導率を適当に変えて最適化することができ
る。
【0044】さらにまた、上記金属薄膜に液体染料保持
体を積層し、特に、この液体染料保持体を網目状に加工
した金属薄膜により形成したことにより、転写に適量の
液化分散染料を液体染料保持体により常に保持して該保
持された液化分散染料を光熱変換体により気化させるこ
とができる。この液体染料保持体を直接光熱変換体に形
成することにより接着層を省略することができ、余分な
熱容量をなくし、熱効率を高めることができる。
【0045】請求項12記載の発明によれば、固化分散
染料を収納する固体染料収納槽と、この固体染料収納槽
内の固化分散染料を加熱液化して収納する液体染料収納
槽と、この液体染料収納槽内の液化分散染料を導いてレ
ーザ光により気化させる光熱変換体とを備え、この光熱
変換体により気化された気化分散染料を印画紙に転写さ
せるレーザ昇華型プリンタであって、上記光熱変換体を
金属薄膜で形成すると共に該金属薄膜を耐熱光透過性樹
脂材に積層し、この耐熱光透過性樹脂材側よりレーザ光
を急峻に照射して光熱変換体上の液化分散染料を気化さ
せることにより、レーザ光の光を効率良く熱に変換して
耐熱光透過性樹材を急激に熱膨張させ、光熱変換体上の
液化分散染料を印画紙側に定距離常に確実に飛翔させる
ことができる。
【0046】また、上記金属薄膜から成る光熱変換体の
面積を気化分散染料の転写サイズに限定したことによ
り、熱容量を小さく抑えることができ、光熱変換体の周
囲を液化分散染料で断熱して熱効率を高めることができ
る。
【0047】さらに、上記耐熱光透過性樹脂材に芳香族
ポリアミドを用いたことにより、耐熱光透過性樹脂材の
耐熱性をより向上させることができて連続使用に耐える
ことができる。
【0048】請求項15記載の発明によれば、固化分散
染料を収納する固体染料収納槽と、この固体染料収納槽
内の固化分散染料を加熱液化して収納する液体染料収納
槽と、この液体染料収納槽内の液化分散染料を導いてレ
ーザ光により気化させる光熱変換体とを備え、この光熱
変換体により気化された気化分散染料を印画紙に転写さ
せるレーザ昇華型プリンタであって、上記光熱変換体を
金属薄膜で形成すると共に該金属薄膜を光ファイバに積
層したことにより、光熱変換体の耐熱性を向上させて連
続使用することができると共に熱伝導率を大きくするこ
とができ、レーザ光の光エネルギー分布が例えばガウシ
アン分布のように非均一でも面積方向に熱拡散が早く行
われ、均一な温度分布を実現することができて均一な染
料の転写を行うことができる。
【0049】また、上記金属薄膜から成る光熱変換体の
面積を気化分散染料の転写サイズに限定したことによ
り、熱容量を小さく抑えることができ、光熱変換体の周
囲を液化分散染料で断熱して熱効率を高めることができ
る。
【0050】さらに、上記光熱変換体及び光ファイバの
周囲を断熱材で覆ったことにより、光熱変換体の周囲を
断熱して熱を逃がさないようにして光熱変換体による液
化分散染料の気化率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のレーザ昇華型カラービ
デオプリンタのヘッド部を示す概略断面説明図。
【図2】第2実施例のレーザ昇華型カラービデオプリン
タのヘッド部を示す概略断面説明図。
【図3】(a)〜(d)はレーザ光照射時間経過状態に
おける耐熱光透過性樹脂材の温度変化と昇華性染料の飛
翔関係を示す説明図。
【図4】第3実施例のレーザ昇華型カラービデオプリン
タのヘッド部を示す概略断面説明図。
【図5】別の実施例のレーザ昇華型カラービデオプリン
タのヘッド部を示す概略断面説明図。
【図6】先行技術のレーザ昇華型カラービデオプリンタ
の分解斜視図。
【図7】先行技術のレーザ昇華型カラービデオプリンタ
のヘッド部を示す概略断面説明図。
【符号の説明】
1…レーザ昇華型カラービデオプリンタ(レーザ昇華型
プリンタ) 11…固体染料収納槽 12…固形粉末状の昇華性染料(固化分散染料) 12′…液化昇華性染料(液化分散染料) 12″…気化昇華性染料(気化分散染料) 15…液体染料収納槽 16…ヒータ(発熱体) 20…耐熱光透過性ベース材 21…光熱変換体 23…接続口 24…逆止弁 25…振動体(染料加圧供給手段) 30…耐熱光透過性樹脂材 31…光熱変換体 40…光ファイバ 41…光熱変換体 42…断熱材 50…印画紙 L…レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8305−2H B41M 5/26 A

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固化分散染料を収納する固体染料収納槽
    と、この固体染料収納槽内の固化分散染料を加熱液化し
    て収納する液体染料収納槽と、この液体染料収納槽内の
    液化分散染料を導いてレーザ光により気化させる光熱変
    換体とを備え、この光熱変換体により気化された気化分
    散染料を印画紙に転写させるレーザ昇華型プリンタであ
    って、 上記液体染料収納槽内に染料加圧供給手段を設けたこと
    を特徴とするレーザ昇華型プリンタ。
  2. 【請求項2】 上記染料加圧供給手段をバイモルフから
    成る振動体により構成したことを特徴とする請求項1記
    載のレーザ昇華型プリンタ。
  3. 【請求項3】 上記染料加圧供給手段をピエゾ素子から
    成る振動体により構成したことを特徴とする請求項1記
    載のレーザ昇華型プリンタ。
  4. 【請求項4】 上記固体染料収納槽と液体染料収納槽と
    の接続口に逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のレーザ昇華型プリンタ。
  5. 【請求項5】 上記液体染料収納槽に発熱体を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーザ昇華型プリンタ。
  6. 【請求項6】 固化分散染料を収納する固体染料収納槽
    と、この固体染料収納槽内の固化分散染料を加熱液化し
    て収納する液体染料収納槽と、この液体染料収納槽内の
    液化分散染料を導いてレーザ光により気化させる光熱変
    換体とを備え、この光熱変換体により気化された気化分
    散染料を印画紙に転写させるレーザ昇華型プリンタであ
    って、 上記光熱変換体を、金属薄膜で形成したことを特徴とす
    るレーザ昇華型プリンタ。
  7. 【請求項7】 上記金属薄膜から成る光熱変換体の面積
    を気化分散染料の転写サイズに限定したことを特徴とす
    る請求項6記載のレーザ昇華型プリンタ。
  8. 【請求項8】 上記金属薄膜をニッケル・コバルト合金
    を蒸着することにより形成して耐熱光透過性ベース材に
    積層したことを特徴とする請求項6記載のレーザ昇華型
    プリンタ。
  9. 【請求項9】 上記金属薄膜をニッケル・コバルト合金
    をスパッタすることにより形成して耐熱光透過性ベース
    材に積層したことを特徴とする請求項6記載のレーザ昇
    華型プリンタ。
  10. 【請求項10】 上記金属薄膜に液体染料保持体を積層
    したことを特徴とする請求項6記載のレーザ昇華型プリ
    ンタ。
  11. 【請求項11】 上記液体染料保持体を網目状に加工し
    た金属薄膜により形成したことを特徴とする請求項10
    記載のレーザ昇華型プリンタ。
  12. 【請求項12】 固化分散染料を収納する固体染料収納
    槽と、この固体染料収納槽内の固化分散染料を加熱液化
    して収納する液体染料収納槽と、この液体染料収納槽内
    の液化分散染料を導いてレーザ光により気化させる光熱
    変換体を備え、この光熱変換体により気化された気化分
    散染料を印画紙に転写させるレーザ昇華型プリンタであ
    って、 上記光熱変換体を金属薄膜で形成すると共に該金属薄膜
    を耐熱光透過性樹脂材に積層し、この耐熱光透過性樹脂
    材側よりレーザ光を急峻に照射して光熱変換体上の液化
    分散染料を気化させることを特徴とするレーザ昇華型プ
    リンタ。
  13. 【請求項13】 上記金属薄膜から成る光熱変換体の面
    積を気化分散染料の転写サイズに限定したことを特徴と
    する請求項12記載のレーザ昇華型プリンタ。
  14. 【請求項14】 上記耐熱光透過性樹脂材に芳香族ポリ
    アミドを用いたことを特徴とする請求項12記載のレー
    ザ昇華型プリンタ。
  15. 【請求項15】 固化分散染料を収納する固体染料収納
    槽と、この固体染料収納槽内の固化分散染料を加熱液化
    して収納する液体染料収納槽と、この液体染料収納槽内
    の液化分散染料を導いてレーザ光により気化させる光熱
    変換体を備え、この光熱変換体により気化された気化分
    散染料を印画紙に転写させるレーザ昇華型プリンタであ
    って、 上記光熱変換体を金属薄膜で形成すると共に該金属薄膜
    を光ファイバに積層したことを特徴とするレーザ昇華型
    プリンタ。
  16. 【請求項16】 上記金属薄膜から成る光熱変換体の面
    積を気化分散染料の転写サイズに限定したことを特徴と
    する請求項15記載のレーザ昇華型プリンタ。
  17. 【請求項17】 上記光熱変換体及び光ファイバの周囲
    を断熱材で覆ったことを特徴とする請求項15記載のレ
    ーザ昇華型プリンタ。
JP1124193A 1993-01-27 1993-01-27 レーザ昇華型プリンタ Pending JPH06218956A (ja)

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DE69424808T DE69424808T2 (de) 1993-01-27 1994-01-27 Drucker nach der Sublimationsart und photographisches Papier dafür
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