JPH0621879U - 吸着パット - Google Patents

吸着パット

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JPH0621879U
JPH0621879U JP3670992U JP3670992U JPH0621879U JP H0621879 U JPH0621879 U JP H0621879U JP 3670992 U JP3670992 U JP 3670992U JP 3670992 U JP3670992 U JP 3670992U JP H0621879 U JPH0621879 U JP H0621879U
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber
suction
adsorption
frame portion
pad
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Pending
Application number
JP3670992U
Other languages
English (en)
Inventor
坂口洋行
渡辺剛
Original Assignee
株式会社ワンウイル
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着パットを安価に製造できるようにすると
ともに、吸着面積を大きくし、製品への吸着性能を高め
るようにすることを目的とする。 【構成】 被吸着物を負圧で吸引して搬送するために上
記被吸着物に当接させて用いられる吸着パットにおい
て、上記負圧を生成するための減圧装置に連なるエアー
配管に接続されるフレーム部2と、上記被吸着物に当接
するゴム部5とを別々に形成するとともに、上記フレー
ム部2の先端に上記ゴム部5を着脱自在に取り付けられ
るようにすることにより、上記フレーム部2を硬質部材
にて形成しゴム部5を柔軟な部材で形成できるようにし
て、リークを発生させることなく吸着面積が大きな吸着
パットを形成できるようにするとともに、使用経過に伴
って吸着力が低下した場合には上記ゴム部5のみを交換
できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は吸着パットに係わり、特に、ブロアモータに対して吸着構造をとるも のに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、物品を搬送する手段の一つとして、上記物品を減圧装置を用いて 負圧で吸着して搬送することが広く行われている。上記減圧装置は、例えば真空 ポンプにエアー配管を接続し、上記エアー配管に吸着パットを接続して構成され ている。
【0003】 上記吸着パット10は、吸着面のリーク状態を無くすために用いられるもので あるので、ゴムのような柔軟な部材にて形成されている。そして、一般に、図5 に示すようにフレーム部11とゴム部12とからなり、全体の形状としては丸型 に形成されていて、吸着面積は小さなものである。そして、吸着対象物の重量に 応じて上記吸着パット10を取り付ける個数を加減し、吸着面の大きさを吸着対 象物の重量に合わせて増加させるようにしている。
【0004】 このように、1個当たりの吸着パット10の吸着面積を小さくし、必要に応じ て複数個取り付けるようにしているのは、吸着面積を小さくすことによりリーク 状態になる可能性を少なくするためである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この種の吸着パットは、使用経過に伴って変形したり、或いは品質が劣化した りして、吸着状態が不十分になってくる。こうなった場合には、吸着状態を改善 するために上記吸着パットを交換する必要がある。
【0006】 しかし、従来の吸着パット10はフレーム部11とゴム部12とが一体的に構 成されているので、吸着状態が不十分になったときには吸着パット全体を交換し なければならなかった。このため、吸着パットを交換するのに多くの費用がかか ってしまう不都合があった。
【0007】 また、上記したように1個当たりの吸着面積を大きくするのに限界があり、吸 着対象物が重いために吸着力を大きくするために吸着面積を広くすると、たくさ んの吸着パットを取り付けなくてはならない問題もあった。 本考案は上述の問題点にかんがみ、吸着面積の大きな吸着パットを安価に製造 できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の吸着パットは、被吸着物を負圧で吸引して搬送するために上記被吸着 物に当接させて用いられる吸着パットにおいて、 上記負圧を生成するための減圧装置に連なるエアー配管に接続されるフレーム 部2と、上記被吸着物に当接されるゴム部5とを別々に形成し、 上記フレーム部2の先端に上記ゴム部5を着脱自在に取り付けて構成したこと を特徴とする吸着パットである。 また、本考案においては、上記フレーム部2の端面に鍔状片6を形成するとと もに、上記ゴム部5の端面に挟持溝5aを形成し、上記鍔状片6を上記挟持溝5 a内に嵌合させて挟持することにより、上記ゴム部5を上記フレーム部2に着脱 自在に取り付けている。 更に、本考案においては、上記挟持溝5aが形成されている根本側が肉厚にさ れて吸着保持部5bが形成されるとともに、その反対側の先端部側が肉薄にされ てリーク防止部5cが形成されている そしてまた、本考案の吸着パットにおいては、上記挟持溝5a、吸着保持部5 bおよびリーク防止部5cをを成型により一体的に形成している。
【0009】
【作用】
本考案の吸着パットは、フレーム部2とゴム部5とを別体に形成しているので 、使用経過に伴って上記ゴム部5が劣化して吸着力が低下したときには、ゴム部 5を上記フレーム部2から取り外して新しいものと交換する。すなわち、フレー ム部2は引き続き使用することが可能なので、部品交換に要する費用を大幅に軽 減することができる。 また、上記フレーム部2を硬質の部材で形成するとともに、ゴム部5を十分に 柔軟な部材で形成することが可能となり、吸着面積の大きな吸着パットを実現す ることができる。
【0010】
【実施例】
次に、添付図面に従って本考案の吸着パットの一実施例を詳述する。図1は、 本実施例の吸着パットのフレーム部2の平面図を示し、図2は破断部を含むフレ ーム部2の正面図を示している。 図1から明らかなように、本実施例のフレーム部2は平面形状が細長い矩形状 に形成されており、例えばスチールあるいは合成樹脂のような部材にて形成され ている。
【0011】 図1および図2に示したように、フレーム部2は一面が開口した平型容器状に 形成されており、開口面の縁部に沿って吸着ゴムはさみ込み部4が形成されてい る。また、中央部にパット取付け部2aが設けられるとともに、その両側に掛止 穴2bが設けられている。 上記吸着ゴムはさみ込み部4は、吸着対象物に直接当接するゴム部5(図3参 照)をフレーム部2に取り付けるために設けられているものであり、本実施例に おいては鍔状片6とゴムゴム押さえ片3とにより吸着ゴムはさみ込み部4を構成 した例を示している。
【0012】 図3および図4に示すように、鍔状片6は開口面の縁部に沿って形成されてい るものであり、ゴム部5に形成されている挟持溝5aと嵌合するために設けられ ている。 また、ゴム押さえ片3はフレーム部2の本体部分の側面上に取り付けられてい て、挟持溝5aと嵌合してフレーム部2に取り付けられるゴム部5を押さえてし っかりと保持するために設けられている。
【0013】 図4に示すように、ゴム部5は機能的には吸着保持部5bとリーク防止部5c とにより構成されているもので、ゴムにより一体的の形成されている。 上記吸着保持部5bは吸着対象物を吸着する部分であり、吸着対象物をしっか りと吸着保持できるようにするために、この部分は比較的に肉厚に形成されてい る。
【0014】 また、リーク防止部5cは肉薄に形成されていて、対象物の表面によく馴染む ようになっている。これにより、対象物の表面に凹凸があった場合にもリーク防 止部5cと対象物の表面との間がよく密着することとなり、この間でリークが生 じることがないものである。
【0015】 本実施例の吸着パット1は、このようにフレーム部2とゴム部5とを別体に形 成したので、大きなパットを安価に作ることが可能になった。また、角型でも丸 型でも自由に製作することが可能となり、吸着対象物の形状などにあった形状の 吸着パットを簡単に作ることができる。
【0016】 大きなパットを製作する場合には、例えば、標準成型のゴム同志を接着剤で貼 り合わせて大きな接着部を作り、これを鍔状片6に挟み込んで吸着パットを作る ことが可能になったので、簡単にしかも安価に製作することができる。
【0017】 更に、本実施例の吸着パット1は、ブロアモータに対して吸着構造をとる場合 に最適なものである。すなわち、本実施例の吸着パット1は、例えば吸着面積を 15,000mm2 (円形パットの場合は、半径70mm以上)とし、パット取 り付け部8においても300mm2 以上(円形構造の場合は、半径10mm以上 )とすることにより、真空吸着とは異質なブロア吸着とすることができる。
【0018】 したがって、本考案の吸着パット1を用いれば、多少のリークが発生してもブ ロアモータで吸着できた状態であれば問題なく吸着することができる。 また、吸着対象物と当接する部分のみをゴムで作っているので、ゴムの磨耗等 によって吸着力が低下した場合には、ゴム部のみを簡単に取り替えることができ る。したがって、本考案の吸着パット1を用いれば、部品交換に掛かる費用を大 幅に削減することができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上述したように、フレーム部とゴム部とを別体に形成するとともに、 上記フレーム部とゴム部とを着脱自在に取り付けて吸着パットを構成したので、 、上記フレーム部を硬質の部材で形成するとともに、ゴム部を十分に柔軟な部材 で形成することが可能となり、吸着面積の大きな吸着パットを簡単に構成するこ とができる。 また、使用経過に伴って吸着力が低下したときには、上記ゴム部を上記フレー ム部から取り外して新しいものと交換することにより、フレーム部を引き続き使 用することを可能とし、部品交換に要する費用を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のフレーム部の平面図である。
【図2】一実施例のフレーム部の正面図である。
【図3】一実施例の吸着パットの正面図である。
【図4】一実施例の吸着パットの要部断面図である。
【図5】従来の吸着パットの一例を示し、一部破断部を
含む正面図である。
【符号の説明】
1 吸着パット 2 フレーム部 3 ゴム押さえ片 4 吸着ゴムはさみ込み部 5 ゴム部 6 鍔状片 8 パット取り付け部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被吸着物を負圧で吸引して搬送するため
    に上記被吸着物に当接させて用いられる吸着パットにお
    いて、 上記負圧を生成するための減圧装置に連なるエアー配管
    に接続されるフレーム部2と、上記被吸着物に当接され
    るゴム部5とを別々に形成し、 上記フレーム部2の先端に上記ゴム部5を着脱自在に取
    り付けて構成したことを特徴とする吸着パット。
  2. 【請求項2】 上記フレーム部2の端面に鍔状片6を形
    成するとともに、上記ゴム部5の端面に挟持溝5aを形
    成し、上記鍔状片6を上記挟持溝5a内に嵌合させて挟
    持することにより、上記ゴム部5を上記フレーム部2に
    着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の
    吸着パット。
  3. 【請求項3】 上記挟持溝5aが形成されている根本側
    が肉厚にされて吸着保持部5bが形成されるとともに、
    その反対側の先端部側が肉薄にされてリーク防止部5c
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載の吸着
    パット。
  4. 【請求項4】 上記挟持溝5a、吸着保持部5bおよび
    リーク防止部5cをを成型により一体的に形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の吸着パット。
JP3670992U 1992-05-02 1992-05-02 吸着パット Pending JPH0621879U (ja)

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JPH0621879U true JPH0621879U (ja) 1994-03-22

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ID=12477299

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934937A (ja) * 1972-08-02 1974-03-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934937A (ja) * 1972-08-02 1974-03-30

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