JPH06216883A - 無線データ通信装置及び無線データ通信方法 - Google Patents

無線データ通信装置及び無線データ通信方法

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JPH06216883A
JPH06216883A JP2076693A JP2076693A JPH06216883A JP H06216883 A JPH06216883 A JP H06216883A JP 2076693 A JP2076693 A JP 2076693A JP 2076693 A JP2076693 A JP 2076693A JP H06216883 A JPH06216883 A JP H06216883A
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JP2076693A
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Noboru Takahashi
昇 高橋
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質の悪い無線回線で伝送効率を向上するこ
とができる無線データ通信装置及び無線データ通信方法
を提供する。 【構成】 データ送信制御部1がエラー検知部3から伝
送エラーの発生を通知する受信ステータスを受け取る度
に、送信伝文長を半分にして伝送エラーの発生を低減
し、また伝送エラーがなくなったら送信伝文長を2倍に
して徐々に元の伝文長に戻して送信する無線データ通信
装置及び無線データ通信方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信回線における
データ送受信の通信装置及びそのデータ通信方法に係
り、特に無線回線の品質に応じた伝送効率の良い無線デ
ータ通信装置及び無線データ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の無線データ通信装置の構成
について、図4を使って説明する。図4は、従来の無線
データ通信装置の構成を示すブロック図である。従来の
無線データ通信装置は、図4に示すように、データを送
信する側のデータ送信制御部1と、データを受信する側
のデータ受信制御部2で構成され、データ受信制御部2
には受信したデータのエラーチェックを行い、その結果
を受信ステータスとしてデー送信制御部1に送信するエ
ラー検知部3が設けられている。
【0003】従来の無線データ通信装置の各部について
更に詳しく説明すると、データ送信制御部1には、送信
すべきデータを一時的に蓄積しておくバッファ11と、
データを特定伝文長単位、例えば、8バイトの伝文長の
単位で送信する送信部12と、バッファ11から8バイ
ト単位にデータを読み出して送信部12に送出し、また
エラー検知部3からの受信ステータスを受信し、その受
信ステータスが異常を示す(データNG)信号であると
判別すると再度エラーのあったデータをバッファ11か
ら読み出して送信部12に送出する処理部13とが設け
られている。
【0004】また、データ受信制御部2には、無線によ
り送信されたデータの受信を行う受信部22と、受信部
22から出力されたデータをエラー検知部3に送出し、
エラー検知部3からの結果を受け取って正常なデータを
バッファ21に送出する処理部23と、正常に受信した
データを一時的に蓄積するバッファ21とが設けられて
いる。
【0005】エラー検知部3は、処理部23から受信デ
ータを受け取って一般的な誤り検出方法により受信デー
タの誤り(エラー)を検出してデータ送信制御部1内の
処理部13に受信ステータスにより通知し、また、デー
タ受信制御部2の処理部23に受信データの状態を出力
するようになっている。尚、受信ステータスは、データ
受信異常を示す(データNG)信号又はデータ受信正常
を示す(データOK)信号であり、更に(データNG)
信号であれば、誤りのあったデータを特定する情報も付
加されるものである。
【0006】次に、従来の無線データ通信装置における
無線データ通信方法について、図4,図5を用いて説明
する。図5は、従来の無線データ通信方法での通信例を
示す説明図である。要約すると、従来の無線データ通信
方法では、データ伝送でエラーが発生しても1回に伝送
する1つの伝文の長さは変わらず、全く同一の伝文を再
送するようになっていた。
【0007】図5の例で具体的に説明すると、まずデー
タ送信制御部1からステータスビットEを含むデータ
(1) (G1G2G3G4G5G6G7G8E)を送信す
る。すると、データ受信制御部2でデータ(G1G2G
3G4G5G6G7G8)を受信して、エラー検出部3
でエラーチェックを行い、正常に受信できたのであるか
ら(データOK)の受信ステータスを返信する。
【0008】次に、データ送信制御部1からステータス
ビットEを含むデータ(2) (A1A2A3A4A5A6
A7A8E)を送信する。すると、データ受信制御部2
でデータ(A1A2A3BA5A6A7A8)を受信し
て、エラー検出部3でエラーチェックを行い、A4がB
となっているので、受信データエラーを検出して、受信
の異常を示す(データNG)の受信ステータスを返信す
る。
【0009】すると、データ送信制御部1では再度デー
タ(2) (A1A2A3A4A5A6A7A8E)を送信
し、今度はデータ受信制御部2でデータ(A1A2A3
A4A5A6CA8)を受信して、エラー検出部3でエ
ラーチェックを行い、A7がCとなっているので、また
受信データエラーを検出して、受信の異常を示す(デー
タNG)の受信ステータスを返信する。
【0010】すると、データ送信制御部1では再々度デ
ータ(2) (A1A2A3A4A5A6A7A8E)を送
信し、データ受信制御部2でデータ(A1A2A3A4
A5A6A7A8)を受信して、エラー検出部3でエラ
ーチェックを行い、正常に受信できたのであるから(デ
ータOK)の受信ステータスを返信する。このようにし
て、無線データの通信が行われるようになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線データ通信装置及びその無線データ通信方法で
は、伝送エラーが発生した場合でも全く同一の伝文長の
伝文を再送するため、品質の悪い無線回線においては再
度伝送エラーが発生する確率が高く、何度も同一伝文を
送信するこっとになると伝送効率が非常に悪くなるとい
う問題点があった。
【0012】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、品質の悪い無線回線で伝送効率を向上させることが
できる無線データ通信装置及び無線データ通信方法を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、データの送信制御
を行うデータ送信制御部と、データの受信制御を行うデ
ータ受信制御部と、前記データ受信制御部で受信された
データの誤り検出を行って前記データ送信制御部に通知
する誤り検知部とを有する無線データ通信装置におい
て、前記データ送信制御部内に送信用のデータを蓄積し
ておく第1の記憶部と、前記第1の記憶部から抽出され
たデータを特定伝文長単位で送信する送信部と、前記誤
り検知部から通知された誤り有りの情報を受信すると誤
りのあったデータの伝文長を1/2に分割して前記送信
部に送出し、誤り無しの情報を受信すると前記特定伝文
長単位の範囲内で次に伝送するデータの伝文長を2倍に
して前記送信部に送出する第1の処理部とを設け、前記
データ受信制御部内に前記送信されたデータを受信する
受信部と、誤りの無いデータを蓄積する第2の記憶部
と、前記受信したデータを伝文毎に前記誤り検知部に送
出し、前記誤り検知部で為された誤り有無の結果から誤
りの無いデータを前記第2の記憶部に送出する第2の処
理部とを設けたことを特徴としている。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、無線データ通信方法において、送信
側でデータを特定伝文長単位に無線により伝送し、受信
側で前記データを受信して誤り検出を行い、誤りがあれ
ば前記送信側に誤り有りの情報を通知し、前記送信側で
前記誤り有りの情報を受信すると、誤りのあったデータ
を1/2の伝文長に分割して連続で前記受信側に送信す
ることを特徴としている。
【0015】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、無線データ通信方法において、請求
項2記載の無線データ通信方法で送信データの伝文長が
分割されてデータ伝送が為されている状態となっている
場合に、受信側のデータの誤り検出により受信データに
誤りがなければ送信側に誤り無しの情報を通知し、前記
送信側が前記誤り無しの情報を受信すると、次に送信す
るデータの伝文長を2倍にして前記受信側に送信するこ
とを特徴としている。
【0016】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項2記載の無線データ通信方法
において、伝送したデータに誤りがあると、誤ったデー
タを1/2の伝文長に分割し、更に誤りがあると、誤っ
たデータを1/4の伝文長に分割して行くが、データ伝
送の単位である特定伝文長に満たなくなると、次のデー
タを取り込んでデータ伝送を行うことを特徴としてい
る。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、データ送信制御
部内の第1の処理部が、誤り検知部から通知された誤り
有りの情報を受信すると誤りのあったデータの伝文長を
1/2に分割し、誤り無しの情報を受信すると特定伝文
長単位の範囲内で次に伝送するデータの伝文長を2倍に
し、送信部がら送信する無線データ通信装置としている
ので、無線回線の品質が悪い場合には伝文長を短くして
誤り発生率を低減してデータを伝送し、無線回線の品質
が回復するに従って伝文長を長くしてデータを伝送する
ことができ、よって無線回線品質に適合した伝文長で無
線通信を行うことができ、伝送効率を向上させることが
できる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、受信された
データに誤りがあると、誤りのあったデータを再送する
際に1/2の伝文長に分割して連続で受信側に送信する
無線データ通信方法としているので、無線回線の品質が
悪い場合には伝文長を短くして誤り発生率を低減でき
る。
【0019】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の無線データ通信方法により分割された伝文長でデー
タ伝送が為されている状態で、受信データに誤りがない
と、次に送信するデータの伝文長を2倍にして受信側に
送信する無線データ通信方法としているので、無線回線
の品質が回復するに従って伝文長を長くして、伝送効率
を向上させることができる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、受信データ
に誤りがあると、再送データの伝文長を分割していく
が、データ伝送の単位である特定伝文長に満たなくなる
と、次のデータを取り込んでデータ伝送を行う請求項2
記載の無線データ通信方法としているので、細かく分割
した伝文長のデータを集めて特定伝文長で伝送すること
ができ、伝送効率を更に向上させることができる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。まず、本発明の一実施例に係る無線データ
通信装置の構成について図1を使って説明する。本実施
例の無線データ通信装置は、従来の装置と基本的に同様
で、図1に示すように、データを送信する側のデータ送
信制御部1と、データを受信する側のデータ受信制御部
2とで構成され、更にデータ受信制御部2には受信した
データのエラーチェックを行い、その結果を受信ステー
タスとしてデータ送信制御部1に送信するエラー検知部
3が設けられている。
【0022】次に、本実施例の無線データ通信装置の各
部について具体的に説明する。データ送信制御部1に
は、送信すべきデータを一時的に蓄積しておくバッファ
11と、データを特定伝文長単位、例えば、8バイト単
位に送信する送信部12と、バッファ11から8バイト
単位にデータを読み出して送信部12に送出し、またエ
ラー検知部3からの受信ステータスを受信し、その受信
ステータスが異常を示す(データNG)信号であると判
別すると再度エラーのあったデータをバッファ11から
読み出してデータの分割を行って送信部12に出力する
処理部13′とが設けられている。
【0023】また、データ受信制御部2には、無線によ
り送信されたデータの受信を行う受信部22と、受信部
22から出力されたデータをエラー検知部3に送出し、
エラー検知部3からの結果を受け取って正常なデータを
バッファ21に送出する処理部23′と、正常な受信し
たデータを一時的に蓄積するバッファ21とが設けられ
ている。
【0024】エラー検知部3は、従来のエラー検知部と
同様の構成であり、処理部23′から受信データを受け
取って一般的な誤り検出方法により受信データの誤り
(エラー)を検出してデータ送信制御部1内の処理部1
3′に受信ステータスにより通知し、また、データ受信
制御部2の処理部23′に受信データの状態を出力する
ようになっている。尚、受信データに誤りがあれば、受
信ステータスには誤ったデータを特定する情報が付され
るのは従来と同様である。
【0025】更に、本実施例の特徴部分である処理部1
3′と処理部23′について具体的に説明する。データ
送信制御部1の処理部13′は、エラー検知部3から受
信ステータスの内で(データNG)信号と誤りデータを
示す情報を受け取る度に、誤ったデータの伝文を2分割
して各々の伝文にステータスEを付与して送信部12に
送出するものであり、またエラー検知部3から受信ステ
ータスの内で(データOK)信号を受け取ると、伝文長
を分割前の伝文長に復元して次のデータの伝送を行うも
のである。
【0026】そして、処理部13′は、エラー発生毎
に、例えば、8バイトのデータの伝文長を4+4バイト
に分割(1/2)し、更に2+2+2+2バイトに分割
(1/4)していくようにするが、送信部12から送信
されるデータの伝文長の単位は8バイトであるため、分
割した結果、1つのまとまりであるデータが8バイト未
満の伝文長となったときには、次のデータを同様に分割
して誤りのあったデータに次のデータの一部を付加して
送信部12に送出するようになっている。
【0027】また、データ受信制御部2の処理部23′
は、エラー検知部3でエラーチェックが為されて受信デ
ータに誤りがなければその受信データをバッファ21に
蓄積し、受信データに誤りがあればその受信データをバ
ッファ21には蓄積しないよう動作するものである。
尚、エラーが発生すると、データ送信制御部1でデータ
の伝文長を1/2にして送信するため、再送された誤り
のないデータとバッファ21への格納位置との関係を対
応付ける必要がある。
【0028】つまり、最初にデータ伝送されて誤りがあ
ると、そのデータはバッファ21に格納せず、再送され
た2分割のデータの内、両方に誤りがなければバッファ
21に格納しなかった位置に両方のデータを格納するこ
とになるが、2分割した一方のデータに更に誤りがある
と、その他方の正しいデータのみをバッファ21の対応
するエリアに格納し、誤りのあるデータは再々度のデー
タ伝送で誤りがなくなった時点でバッファ21の対応す
るエリアに格納されるものである。これにより、データ
送信制御部1に入力されたデータ順とデータ受信制御部
2から出力されるデータ順とを対応させることができ
る。
【0029】次に、本実施例のデータ通信方法につい
て、図1,図2を用いて説明する。図2は、本発明の一
実施例に係る無線データ通信方法での通信例を示す説明
図である。本実施例の無線データ通信方法では、通常エ
ラーが発生していない状態では、データ送信制御部1か
ら一定の伝文長(本実施例では8バイト)にステータス
を付与して送信し、データ受信制御部2でデータを受信
すると、エラー検知部3で受信したデータのエラーチェ
ックを行い、その結果(データOK)という受信ステー
タスをデータ送信制御部1に送信する。
【0030】そして、データ伝送でエラーが発生する
と、エラー検知部3から受信ステータスとして(データ
NG)が送信され、データ送信制御部1の処理部13′
では再送する伝文を2分割して半分の長さ(4バイト)
とし、それぞれの伝文にステータスEを付与して、2つ
の伝文を連続して再送する。
【0031】そして、データ受信制御部2では連続して
データを受信し、エラー検知部3ではそれぞれの伝文に
ついてエラーチェックを行い、両方の伝文でエラーが発
生しなかった場合に(データOK)の受信ステータスを
データ送信制御部1に送信し、もし、いずれかの伝送で
エラーが発生した場合は、エラーの発生した伝文につい
て(データNG)の受信ステータスをデータ送信制御部
1に送信し、エラーが発生しなかった伝文はそのままバ
ッファ21に保存する。
【0032】もし、連続して伝送した一部の伝文につい
て更に(データNG)の受信ステータスをデータ送信制
御部1が受信した場合、データ送信制御部1の処理部1
3′はエラーが発生した伝文を更に2分割し、当初の伝
文の1/4の長さ(2バイト)の伝文にしてステータス
Eを付与して再送する。そして、再送した伝文長の合計
が当初の伝文長(8バイト)に満たない場合は、次の新
しいデータについて、同じ伝文長(2バイト)で伝文を
作成し、連続して伝送し、連続して伝送する伝文長がト
ータルで8バイトになるようにする。
【0033】更に、エラーの発生を繰り返す場合は、エ
ラーの発生した伝文を次々に2分割して再送し、トータ
ルで当初の伝文長(8バイト)になるまで、再送と同じ
伝文長の新しいデータを補充する。尚、伝文を2分割し
てデータのバイト数が奇数になる場合は、ダミービット
によりダミーの1バイトを形成し、奇数バイトのデータ
に付加してから2分割を行うようにする。
【0034】本実施例の無線データ通信方法では、デー
タ送信制御部1からエラーの発生に応じてデータを分割
して伝送するが、データ受信制御部2のエラー検知部3
では当初の伝送単位(8バイト)のデータが揃った時点
で各伝文毎に受信データのエラーチェックを行ない、8
バイト分のデータ全てでエラーが発生しなかった場合の
み(データOK)の受信ステータスを送信し、エラーが
発生した場合はエラーが発生したデータを示す情報と
(データNG)の受信ステータスを送信する。
【0035】そして、データ送信制御部1ではデータを
分割して伝送している状態の時に、エラー検知部3から
(データOK)の受信ステータスを受信した場合に、伝
文長を2倍にして送信し、エラー検知部3から(データ
OK)の受信ステータスを受信する度に伝文長を2倍に
して、当初の伝文長(8バイト)まで徐々に伝文長を戻
していく。
【0036】本実施例の無線データ通信方法について、
図2の例で更に具体的に説明する。図2は、データとし
てデータ(1) (G1〜G8)、データ(2) (A1〜A
8)、データ(3) (Y1〜Y8)、データ(4) (Z1〜
Z8)、データ(5) (X1〜X8)・・・を送信する場
合の例を示した図である。
【0037】まず、送信側からデータ(1) (G1G2G
3G4G5G6G7G8E)を送信する。尚、「E」は
ステータスを示し、伝送伝文単位毎に付与される。受信
側でデータ(G1G2G3G4G5G6G7G8)を受
信すると、エラーが無いので受信ステータス(データO
K)を返信し、データ(1) の受信データを保存する。
【0038】次に、送信側からデータ(2) (A1A2A
3A4A5A6A7A8E)を送信し、受信側で受信し
たデータがデータ(A1A2A3BA5A6A7A8)
であると、A4がBとなっているので、エラーが検知さ
れ受信ステータス(データNG)を返信する。従ってデ
ータ(2) の受信データの保存は行わない。
【0039】そこで、送信側は受信ステータス(データ
NG)を受け取ると、誤りのあったデータ(2) を半分に
分割して、データ(2-1) (A1A2A3A4E)とデー
タ(2-2) (A5A6A7A8E)を作成して、連続して
送信する。
【0040】受信側ではデータ(A1A2A3B)とデ
ータ(A5A6A7A8)を受信したところで、それぞ
れの受信データについてエラーチェックを行い、A4が
Bとなっているので、データ(2-1) にエラーが発見さ
れ、データ(2-2) は正常であることから、受信ステータ
ス(データ(2-1) NG)を返信し、誤りのないデータ(2
-2) の受信データを保存する。
【0041】送信側は更度受信ステータス(データ(2-
1) NG)を受け取ったので、データ(2-1) を更に半分
に分割して、データ(2-1-1) (A1A2E)とデータ(2
-1-2)(A3A4E)を作成する。そして、当初の伝文
長(8バイト)に満たない分として、次のデータ(3) か
らデータ(3-1-1) (Y1Y2E)とデータ(3-1-2) (Y
3Y4E)を作成して、続けて送信する。伝送データの
伝文長は常に8バイトとするものである。これにより、
無駄なく伝送することができ、伝送効率を向上させるこ
とができる。
【0042】受信側ではデータ(A1A2)とデータ
(A3A4)とデータ(Y1Y2)とデータ(Y3Y
4)を受信したところで、それぞれの受信データについ
てエラーチェックを行い、全てのデータが正常に受信さ
れたので受信ステータス(データOK)を送信し、デー
タ(2-1-1),データ(2-1-2),データ(3-1-1),データ(3-1-
2)の受信データを保存する。
【0043】次に、受信ステータス(データOK)を受
け取った送信側は、伝文長を2倍の4バイトに戻し、ト
ータルで8バイトになるようデータ(3) の続きからデー
タ(3-2) (Y5Y6Y7Y8E)とデータ(4-1) (Z1
Z2Z3Z4E)を作成して連続して送信する。
【0044】受信側ではデータ(Y5Y6Y7Y8)と
データ(Z1Z2Z3Z4)を受信したところで、それ
ぞれの受信データについてエラーチェックを行い、全て
のデータが正常に受信されたので受信ステータス(デー
タOK)を送信し、データ(3-2),データ(4-1) を保存す
る。
【0045】受信ステータス(データOK)を受け取っ
た送信側は、伝文長を更に2倍の8バイトに戻し、デー
タ(4) の続きとデータ(5) の一部を合わせてデータ(4-
2,5-1) (Z5Z6Z7Z8X1X2X3X4E)を作
成して送信する。このようにして、無線データの通信が
為されるようになっている。
【0046】次に、本実施例の無線データ通信装置にお
けるデータ送信制御部1の処理部13′での伝文長制御
の動作について図3を使って説明する。図3は、本実施
例の送信側の伝文長制御の動作を示すフローチャート図
であり、通常の伝文長(伝送標準)を8バイトとした例
を示している。
【0047】まず、伝文長を8バイトにセットし(10
0)、送信データを作成し(101)、データを送信す
る(103)。次に、受信ステータスを受信し(20
0)、受信ステータスが(データOK)かどうかを判断
し(201)、(データOK)である場合は、現在の伝
文長が8バイトであるかを判断し(300)、伝文長が
8バイトであるなら処理101に戻る。伝文長が8バイ
トでなければ伝文長を2倍して(301)、処理101
に戻る。処理201において受信ステータスが(データ
OK)でない場合は、つまり、受信ステータスが(デー
タNG)であるときは、伝文長を1/2にして(40
0)、処理101に戻る。
【0048】尚、処理101におけるデータの作成は、
処理400で1/2にされた伝文長、処理301で2倍
にされた伝文長又は処理300で8バイトにされた伝文
長に従ってデータにステータスEを付加して1の伝文を
作成し、伝送標準の8バイトにするものである。
【0049】本実施例の無線データ通信装置及び無線デ
ータ通信方法によれば、伝送エラーが発生して回線品質
が悪化している状態で、再送及び新しいデータの送信時
の伝文長を1/2にすることで、エラーの発生率を低減
させることができ、回線品質が向上して伝送エラーが発
生しなくなるに従って伝文長を元の長さに徐々に戻して
いくので、無線回線品質に適合した伝文長で無線通信を
行えるため、伝送効率を向上させることができる効果が
ある。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、データ送
信制御部内の第1の処理部が、誤り検知部から通知され
た誤り有りの情報を受信すると誤りのあったデータの伝
文長を1/2に分割し、誤り無しの情報を受信すると特
定伝文長単位の範囲内で次に伝送するデータの伝文長を
2倍にし、送信部がら送信する無線データ通信装置とし
ているので、無線回線の品質が悪い場合には伝文長を短
くして誤り発生率を低減してデータを伝送し、無線回線
の品質が回復するに従って伝文長を長くしてデータを伝
送することができ、よって無線回線品質に適合した伝文
長で無線通信を行うことができ、伝送効率を向上させる
ことができる効果がある。
【0051】請求項2記載の発明によれば、受信された
データに誤りがあると、誤りのあったデータを再送する
際に1/2の伝文長に分割して連続で受信側に送信する
無線データ通信方法としているので、無線回線の品質が
悪い場合には伝文長を短くして誤り発生率を低減できる
効果がある。
【0052】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の無線データ通信方法により分割された伝文長でデー
タ伝送が為されている状態で、受信データに誤りがない
と、次に送信するデータの伝文長を2倍にして受信側に
送信する無線データ通信方法としているので、無線回線
の品質が回復するに従って伝文長を長くして、伝送効率
を向上させることができる効果がある。
【0053】請求項4記載の発明によれば、受信データ
に誤りがあると、再送データの伝文長を分割していく
が、データ伝送の単位である特定伝文長に満たなくなる
と、次のデータを取り込んでデータ伝送を行う請求項2
記載の無線データ通信方法としているので、細かく分割
した伝文長のデータを集めて特定伝文長で伝送すること
ができ、伝送効率を更に向上させることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無線データ通信装置の
構成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る無線データ通信方法で
の通信例を示す説明図である。
【図3】本実施例の送信側の伝文長制御の動作を示すフ
ローチャート図である。
【図4】従来の無線データ通信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来の無線データ通信方法での通信例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…データ送信制御部、 2…データ受信制御、 3…
エラー検知部、 11,21…バッファ、 12…送信
部、 13,13′,23,23′…処理部、22…受
信部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの送信制御を行うデータ送信制御
    部と、データの受信制御を行うデータ受信制御部と、前
    記データ受信制御部で受信されたデータの誤り検出を行
    って前記データ送信制御部に通知する誤り検知部とを有
    する無線データ通信装置において、前記データ送信制御
    部内に送信用のデータを蓄積しておく第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部から抽出されたデータを特定伝文長単
    位で送信する送信部と、前記誤り検知部から通知された
    誤り有りの情報を受信すると誤りのあったデータの伝文
    長を1/2に分割して前記送信部に送出し、誤り無しの
    情報を受信すると前記特定伝文長単位の範囲内で次に伝
    送するデータの伝文長を2倍にして前記送信部に送出す
    る第1の処理部とを設け、前記データ受信制御部内に前
    記送信されたデータを受信する受信部と、誤りの無いデ
    ータを蓄積する第2の記憶部と、前記受信したデータを
    伝文毎に前記誤り検知部に送出し、前記誤り検知部で為
    された誤り有無の結果から誤りの無いデータを前記第2
    の記憶部に送出する第2の処理部とを設けたことを特徴
    とする無線データ通信装置。
  2. 【請求項2】 送信側でデータを特定伝文長単位に無線
    により伝送し、受信側で前記データを受信して誤り検出
    を行い、誤りがあれば前記送信側に誤り有りの情報を通
    知し、前記送信側で前記誤り有りの情報を受信すると、
    誤りのあったデータを1/2の伝文長に分割して連続で
    前記受信側に送信することを特徴とする無線データ通信
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の無線データ通信方法で送
    信データの伝文長が分割されてデータ伝送が為されてい
    る状態となっている場合に、受信側のデータの誤り検出
    により受信データに誤りがなければ送信側に誤り無しの
    情報を通知し、前記送信側が前記誤り無しの情報を受信
    すると、次に送信するデータの伝文長を2倍にして前記
    受信側に送信することを特徴とする無線データ通信方
    法。
  4. 【請求項4】 伝送したデータに誤りがあると、誤った
    データを1/2の伝文長に分割し、更に誤りがあると、
    誤ったデータを1/4の伝文長に分割して行くが、デー
    タ伝送の単位である特定伝文長に満たなくなると、次の
    データを取り込んでデータ伝送を行うことを特徴とする
    請求項2記載の無線データ通信方法。
JP2076693A 1993-01-14 1993-01-14 無線データ通信装置及び無線データ通信方法 Pending JPH06216883A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004104574A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Mitsubishi Electric Corp 再送制御方法および通信装置
JP2014182645A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Toshiba Corp Icカード、携帯可能電子装置およびicカード処理装置
JP2015060409A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 株式会社東芝 Icカード、携帯可能電子装置、及び、icカード処理装置

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