JPH06216817A - 衛星ネットワーク内のアンテナビームの有効範囲の再構成方法 - Google Patents

衛星ネットワーク内のアンテナビームの有効範囲の再構成方法

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JPH06216817A
JPH06216817A JP5246144A JP24614493A JPH06216817A JP H06216817 A JPH06216817 A JP H06216817A JP 5246144 A JP5246144 A JP 5246144A JP 24614493 A JP24614493 A JP 24614493A JP H06216817 A JPH06216817 A JP H06216817A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 衛星内部での出力収支を満たす最小限サイズ
のビーム有効範囲を維持しながら、地上局の要求に応じ
て、動的に管理するビーム有効範囲の再構成方法を提供
する。 【構成】 被呼局S1を呼出す地上局S5は、制御局SC
に対し予め通信樹立要求を送信する。制御局は、変換標
構との関係において、全ての地上局S1 〜S8を含む大
域的地理的有効範囲CGの輪郭ならびにこれらの局の地
上の位置を記憶する。この要求に続いて、制御局は、発
信及び受信において、保証された最小アンテナ利得を伴
ってそれぞれの有効範囲内に発呼局及び被呼局を含み入
れるべく、衛星1の電波有効範囲CD,CMの最適な推
移をシミュレーションする。シミュレーションの結果が
肯定である場合、発呼局に対して発信許可が制御局SC
により送信され、衛星のアンテナは、制御局によって送
信された位相ずれ及び出力の制御値によって再構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごく一般的に言って、
衛星を介しての地上の発信局−受信局間の電気通信に関
する。
【0002】より特定的に言うと、本発明は、衛星内部
での出力収支を満たすため最小限のサイズのビーム有効
範囲を維持しながら、地上局の要求に応じてビーム有効
範囲を動的に管理するべく、衛星の電波ビーム有効範囲
を再構成する方法に関する。衛星の電波有効範囲の再構
成は、無線中継地として衛星を利用する固定式又は可動
式の地上局の位置及びトラヒック(呼量)の変動に応じ
て行なわれる。この再構成により、各瞬間におけるトラ
ヒックの特性に、衛星内の有効負荷の資源を適合させる
ことが可能となる。本発明は、VSAT(Very Small A
perture Terminal) 局又は可動局によって生成されるも
ののようなスポラジックトラヒックの場合に特に適した
ものである。
【0003】
【従来の技術】当初、衛星は、ケーブルを手段とした場
合のように1つの点から他の点へ通信をルーチングする
ために設計され、衛星の広い有効範囲は、長距離通話を
樹立するために有効利用されていた。かくして衛星「Ea
rly Bird」は、大西洋の両側の2つの局を連結すること
を可能にしていた。このような衛星の性能は制限された
ものであったため、大きいアンテナの備わったつまりは
コストの高くつく地上局を利用することが必要であっ
た。衛星のサイズ及び出力の増大により、その後地上局
のサイズひいてはそのコストを低減すること、従ってそ
の数を多くすることが可能になった。その広い有効範囲
従ってその拡散又は収集容量に関連する衛星のもう1つ
の利点が、かくして有効利用された:すなわち、1点か
ら他の地点へと信号を送る代りに、一定の与えられた局
の発信器が、衛星を介して多数の局の受信器に向かって
発信を行なうことができ、又逆に多数の局が中央局に向
かって発信を行なうこともできる。
【0004】最初に設計された衛星は、いくつかの欠点
をもつ単ビーム型アンテナを利用している:つまり、衛
星は地上の広い面積の有効範囲を確保するが、衛星のア
ンテナ利得はビームの開光角度によって制限される:或
いは又、衛星は小さな地上面積の有効範囲を確保し、こ
の場合アンテナ利得はより高いものであるがビームは地
理的にあまりにも離れすぎた局をカバーすることができ
ない。かくして、単ビーム衛星の場合、衛星は、一方で
は広いもののアンテナ利得は低い有効範囲従って高いエ
ラー率の通信と、他方ではアンテナ利得は高いものの離
れすぎた局を相互接続することのできない縮減した有効
範囲の間で選択されなくてはならない。
【0005】マルチビームアンテナ技術は、これら2つ
の代替案の妥協を可能にする。衛星の有効範囲は、複数
のビームの並置の結果得られることから広いものであ
り、各ビームは、ビームの開光角度が小さくなればなる
ほど高いアンテナ利得を提供する。標準的には、衛星に
搭載されたマルチビームアンテナは、放射要素で構成さ
れ、それぞれビームの適合化網に結びつけられている。
1本のアンテナの放射要素に給電を行なうビーム適合化
網にはさらに、結びつけられたアンテナを特定的に構成
することのできる電力分割器及び移相器が含まれてい
る。発信においてと同様に受信においても、かくしてア
ンテナは特定の放射図についてプログラミングされてい
る。放射図は、特にアンテナの軸との関係における角度
に応じた利得によって表わされる。
【0006】先行技術によると、マルチビーム衛星の枠
内で主として2つの方法が利用される。
【0007】「走査ビーム方法」と呼ばれる第1の方法
によると、予め定められた有効範囲ゾーンが、ビーム適
合化網をプログラミングする特定の制御値によって方向
性が制御される同じアンテナビームによって周期的に照
明される。一定の与えられた有効範囲ゾーン内にある局
は、このゾーンがビームによって照明されている場合に
のみ情報を発信するか又は受信する。衛星に記憶ユニッ
トが搭載されていない場合、各瞬間に少なくとも2つの
ビームが必要である:そのうちの1本は衛星に向かって
の地上局の発信器の上昇通信を樹立するためのものであ
り、もう1本は、地上局の受信局に向かっての衛星の下
降通信を樹立するためのものである。
【0008】既知の第2の方法に従うと、受信及び発信
においてそれぞれのビームを一定数利用し、その各々の
中で通過周波帯を修正することによってビームに対しそ
れぞれの可変的容量を割当てることが提案されている。
そのためには、これらのビーム内のトラヒック需要に応
じてビーム間で有効負荷の通信路の動的割当てが実現さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かくして、先行技術に
従うと、地上局の地理的位置及びトラヒック量に応じて
地上局の需要を満たすためのビーム有効範囲の再構成方
法は全く存在しない。本発明は、予め定められたビーム
有効範囲について容量を修正することから成る上で最後
に挙げた既知の方法に基づくのではなく、地上でのビー
ムの電波有効範囲の修正又は再構成に基づくものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的のため、受信側
では衛星に向かって地上局により送信される電気通信の
ため、又同時に発信側では衛星により地上局に向かって
再送信される電気通信のため、衛星の中の電波通信ビー
ムの放射手段にそれぞれ結びつけられたビーム適合化手
段の出力及び位相ずれの制御値を修正することにより、
発信−受信地上局の間で交信される電気通信を再送信す
る衛星の電波ビームの有効範囲を再構成するための方法
であって、予め定められた数の電気通信路が前記ビーム
有効範囲の各々に結びつけられており、前記局のうちの
発呼局と前記局のうちの被呼局の間の衛星を介した電気
通信の樹立のため、この方法に先立ち衛星の信号用通信
路を介して、前記発呼局から制御局へ向かって送られた
前記通信の樹立の要求が送信されるような方法は、制御
局におけるシミュレーションとして、前記発呼局と被呼
局の各局について別々に、第1及び第2の代替案のうち
の1つとそれに続いて最終段階を含んでいること、すな
わち、(a1 )−各局がビーム有効範囲のいずれの中に
も位置設定されておらず、次のような第1段階を含む前
記第1の代替案;(a10)−前記ビーム有効範囲全ての
中から前記各局に最も近い有効範囲を決定する段階、
(a11)−反復的に、最も近い前記有効範囲が修正され
てその中に第1のアンテナ利得を伴って前記各局を含み
入れることができるようになるまで、前記最も近い有効
範囲以外の有効範囲のサイズを縮小させる段階、
(a12)−前記最も近い有効範囲に結びつけられた通信
路の1つが空いている場合、前記各局についての通信の
樹立のシミュレーションされた許可を生成する段階、及
び(a2 )−前記各局が一定の与えられたビーム有効範
囲の中に位置設定されており、以下の2つの段階のうち
の1つを含む前記第2の代替案:(a20)−前記一定の
与えられた有効範囲に結びつけられた通信路のうちの少
なくとも1つが空いている場合、前記各局についての通
信の樹立のシミュレーションされた許可を生成する段
階、(a21)−前記一定の与えられた有効範囲が使用中
である場合、前記各局に隣接ししかも結びつけられた空
いた通信路を提供する有効範囲を探索し、探索が肯定と
なった時点でそれに応えて隣接する有効範囲内に前記各
局が位置設定されるように一定の与えられた有効範囲を
縮減し隣接する有効範囲を増大することによってこの一
定の与えられた有効範囲とこの隣接する有効範囲の間で
局負荷を交換し、前記各局についての通信の樹立のシミ
ュレーションされた許可を生成する段階、及び(b)−
シミュレーションされた通信樹立許可が前記発呼局と被
呼局について同時に生成された時点で、制御局が発呼局
に対して発信許可を、又有効範囲の縮減、増大及び修正
といった実現されたシミュレーションに応じて衛星の前
記放射手段を再構成するため衛星に対して位相ずれ及び
出力の制御値を送信することを含む前記最終手段、を含
んでいることを特徴とする。
【0011】本発明のもう1つの特徴に従うと、第1の
代替案には、前記段階と平行して、(a10)−前記ビー
ム有効範囲全ての中から、最も面積の小さい有効範囲を
決定する段階、(a11)−反復的に、前記最も面積の小
さい有効範囲が増大されてその中に第2のアンテナ利得
を伴って前記各局を含み入れることができるようになる
まで、この最も面積の小さい有効範囲以外の有効範囲の
中に前記要求に先立って活動状態にある局を維持しなが
らこの有効範囲の各々のサイズを縮減する段階、次に
(a12)−選択された有効範囲内に前記局を含み入れる
ため前記第1及び第2の利得のうちの最も大きいものに
応じて最も面積の小さいビーム有効範囲と最も近いビー
ム有効範囲のうちの1つを選択する段階、そして、(a
13)−前記選択された有効範囲に結びつけられた通信路
のうちの1つが空き状態にある場合、前記各局のための
通信樹立のシミュレーションされた許可を生成する段
階、が含まれる。
【0012】しかしながら、変形態様においては、第1
の代替案の中に含まれる2つの第1の段階は、上述の決
定・縮減段階により置換できる。
【0013】制御局は、前述の段階に関する計算全体を
行なえるようにする数値式シミュレーション処理手段を
含んでいる。本発明に従った方法を、特に制御局による
シミュレーションの時間に関して演算可能なものにする
ために、ビーム有効範囲は各瞬間において制御局の中で
【0014】
【数2】
【0015】により与えられる変換標構においてこれら
の有効範囲の輪郭地点に結びつけられた離散的点の形で
記憶される。なお式中、θ及びφはそれぞれ、衛星のア
ンテナ上にセンタリングされた球標構内の高低角及び方
位角での角座標を表わしている。
【0016】多角形輪郭による有効範囲の実際の輪郭の
この近似により、制御局による有利な計算方法が可能に
なる。
【0017】かくして、これらの計算方法の第1の態様
に従うと、前記各局に最も近いビーム有効範囲の決定に
はさらに、前記各局に結びつけられた点を通り有効範囲
多角形の辺を遮る直線ビームを規定するため方向係数を
増大させること、前記各局に結びつけられた前記点と多
角形の辺と直線の交叉点との間の距離を計算すること、
及び前記結びつけられた点に最も近い一辺をもつ有効範
囲を決定するべく計算された距離のうち最小の距離を選
択することが含まれる。
【0018】計算方法の第2の態様に従うと、前記その
他の有効範囲の1つのサイズを縮減する段階にはさら
に、変換標構の中のこのその他の有効範囲に結びつけら
れた多角形の各辺について、この辺に平行な直線ビーム
を規定するため1つのパラメータを増分させること、及
び直線線分がこの縮減されたその他の有効範囲の多角形
の1辺を構成するようにこの前記ビームの直線線分との
このその他の有効範囲の中に位置設定された第1の活動
状態局に結びつけられた交点を決定することが含まれて
いてよい。
【0019】本発明のその他の特徴及び利点は、対応す
る添付図面を参照して本発明の好ましい複数の実施態様
についての以下の記述を読むことによって、さらに明確
になることだろう。
【0020】
【実施例】図1を参照すると、本発明に従った方法を利
用するための衛星ネットワーク設備には、1つの衛星
1、複数の地上局S1 〜S8 及び1つの制御局SCが含
まれている。受信状態で、衛星1のアンテナは、非常に
短かいビーム開光角度FCのおかげで全ての地上局S1
〜S8 及び制御局SCを含む一定の与えられた地球表面
の一定の大域的有効範囲を確保するように構成されてい
る。他の地上局に対し情報を送信するため衛星ネットワ
ークを介して通信を樹立することを望む任意の一地上局
1 〜S8 は、衛星1を介して制御局SCに向かって通
信樹立要求を発出する。この要求は、衛星1の方向の大
域的有効範囲FCの受信ビームの信号用通信路によって
支持されて、制御局SCに向かって再送信される。要求
に応えて、制御局SCはシミュレーションにより、発信
においても受信においても衛星1の新しいビーム有効範
囲を作成し、特定的通信により、衛星1の可変的有効範
囲をもつ複数のアンテナのビーム有効範囲をプログラミ
ングするためビーム適合化網の制御値を送信する。
【0021】一例として図1を参照すると、地上局S5
が被呼局S1 に向かって情報を送信しなくてはならない
ということが想定されている。発信においては、発信有
効範囲CDが局S5 を含まない下降ビームFDを、又受
信においては受信有効範囲CMが局S1 を含まない上昇
ビームFMを、同時に再構成することが必要である。
【0022】以下に示されているように、制御局SCに
より送信されたビーム適合化網の制御値は、衛星の中
で、それぞれ衛星1の発信/受信アンテナの放射要素へ
又は放射要素から信号を送信又は受信する電力分割器及
び移相器を制御する。
【0023】本発明は、新しいビーム有効範囲内への地
上局の挿入に制限されるものではなく、高いアンテナ利
得ひいてはエラー率に関して品質の良い通信を維持する
べく有効範囲を縮減すること、ビームの容量飽和を補正
するべく隣接する有効範囲間の容量の交換を行なうこと
などをも含むものである。
【0024】図2に概略的に示されているように、例え
ばプレートタイプの放射要素付きアンテナには、アンテ
ナの表面上に分布した非常に数の多いものでありうる複
数の放射要素ER1 〜ERN が含まれている。ここでは
発信状態で作動すると仮定されているアンテナの前に
は、ビーム適合化網(図示せず)がある。このビーム適
合化網にはさらに、それぞれ放射要素に結びつけられビ
ーム方向づけ修正手段によって制御される可変電力分割
器及びマイクロ波可変移相器が含まれている。移相器内
の位相ずれ及び電力分割器を通しての出力分布の適切な
選択により、アンテナのさまざまな放射図が生成され
る。これらの位相ずれ及び出力分布の変動は、放射要素
の表面との関係における位相面の傾斜及びアンテナ利
得、ひいてはアンテナにより生成されるビームの方向性
及びビームの開光角度を修正する。かくしてさまざまな
放射図が、放射方向とアンテナの軸Z´Zの間の角度β
に応じた利得に関して得られる。
【0025】放射要素は、最適な結合のため互いの間に
非常にわずかな間隔しか置かれておらず、アンテナから
一定の距離のところにある各点Mにおいて、放射は各放
射要素のそれぞれの貢献の結果として得られる。
【0026】受信の場合、アンテナの作動原理は同じで
ある:移相器及び電力分割器は、受信ビームを規定す
る、衛星1のアンテナの与えらえた立体角についてアン
テナに対し最適な利得を付与するのに適した形で制御さ
れる。
【0027】放射要素付きアンテナの作動原理は、ここ
ではこれ以上詳しく扱っておらず、当事者にとっては既
知のものと仮定される。
【0028】同様に、本発明に従った方法の枠内でシミ
ュレーションにより得られた最適なビーム有効範囲に応
じた発信及び受信アンテナの放射要素の位相及び振幅の
制御値の制御局SCによる計算についても詳述しない。
ただし、制御局SCには、衛星1内のビーム適合化網に
対し特定の通信を介して送信されるこれらの制御値を抽
出するための計算手段が含まれていることに留意された
い。望まれるビーム有効範囲からのこれらの制御値の数
値計算法としては、例えば、最小−最大法や最小2乗法
などがある。
【0029】図3を参照しながら、制御局SCによるビ
ーム有効範囲の輪郭の記憶方法について言及する。この
制御局SCは、以下に記述するような要素の受理及びビ
ーム輪郭のシミュレーションされた修正に続いて、ビー
ム有効範囲の各々の輪郭についての最小利得がこのビー
ムに対する通信の最低限の品質に相応する最低レベルよ
りも大きいことを確認しなければならない。1つのビー
ム有効範囲輪郭の全てについて連続的にこのような最小
利得計算が行なわれるということは考えられない。実
際、この解決法は複雑なアルゴリズムの利用ひいては非
常に長い計算時間をもたらすことになる。
【0030】かくして、実際上は、数値処理計算機によ
る地上表面の表示方法に似た要領で、制御局SCは、離
散的な形でビーム有効範囲の輪郭を記憶する。かくし
て、各ビーム有効範囲の輪郭上の利得計算は、この輪郭
の一定数の離散的点についてしか行なわれない。
【0031】この目的のため、有効範囲の表示の各離散
的点の間の「ピッチ」を規定するために、1つの角度的
間隔どりが選ばれる。この角度的間隔どりは、有効範囲
の輪郭について行なわれた処理又は計算の精度と、制御
局SC内の数値処理手段によるこれらの処理の迅速性の
間の妥協の結果得られる。
【0032】なお、ビーム有効範囲のこの離散的表示に
基づいて、最小最大タイプ又は最小2乗法といったアル
ゴリズムを用いて、実際の有効範囲を得ることができ
る。実際の有効範囲は、ビーム適合化網の制御値を演繹
することを可能にする。図3に示されているように、衛
星1の放射要素付きアンテナにセンタリングされた3次
元デカルト標構(o,x,y,z)において、空間の任
意の点Pは、球座標(θ,φ,γ)によって標定され
る。1本のビームひいては立体角を特徴づけするために
は、唯一角座標、高低角θ及び方位角φのみが必要であ
る。しかしながら、中央局SCによるビーム有効範囲の
記憶のためには、変換デカルト標構(u,v)で作業す
る方が有利である。
【0033】この変換標構(u,v)においては、ここ
ではビームである1つの立体角のパラメータ化に必要な
球座標(θ,φ)は、以下の形の座標(u,v)に変換
される:
【0034】
【数3】
【0035】この変換が全単射のものであることから、
変換標構(u,v)において行なわれたあらゆる計算結
果は、球座標標構内に移し替えることができる。
【0036】かくして、制御局SCにおいて、各々のビ
ーム有効範囲輪郭は、サンプリング変換標構(u,v)
の中で前記輪郭の複数の離散的点の形で記憶される。上
述の概念に対する補足的要素は、1987年のAgard Le
cture Series LS-151 P4.1〜4.23の中のP.Calling の論
文「Space-craft multi-beam and contoured beam anten
nas (宇宙船用マルチビーム及び輪郭ビームアンテ
ナ)」の中で開示されている。
【0037】図4に示されているように、地面に対しほ
ぼ円形のあらゆるビーム有効範囲は、変換標構(u,
v)の中で、直線線分により表わされた閉多角形輪郭C
1 ,C2 ,C3 によって離散的形で表わされている。各
輪郭は、その内部では利得がエラー率又は一定の通信の
質に相応する保証最低利得よりも大きいような同一利得
輪郭を構成する。
【0038】衛星のビーム有効範囲の再構成方法の主要
な段階をここで、図5を参照しながら紹介する。
【0039】最初の段階Eo0の初めで、情報を送信する
ため1つの局S1 との通信を樹立しなくてはならない局
k は、予め、自らのアドレスkと被呼地上局S1 のア
ドレス1を含む通信の樹立要求を発出する。大域的有効
範囲CGの受信ビームの信号用通信路により支持される
この要求は、衛星1により受信され、制御局SCに再度
送信される。制御局SCは、本発明に従った方法の利用
のためのシミュレーション手段、特に衛星から見た地上
での大域的有効範囲の数値化された離散的画像を標構
(u,v)の中に記憶するための手段を含んでいる。こ
の要求に応えて、局SCは、発信許可或いは又拒絶、さ
らには要求待機要請を生成する。
【0040】この応答は、信号用通信路を介して、地上
局Sk に再送信される。
【0041】前項で指摘したように、衛星1のアンテナ
に結びつけられたビーム適合化網は、受信において発呼
地上局Sk が衛星1のアンテナの最小利得をもつ受信有
効範囲の中に含まれるように、又発信においては衛星1
のアンテナの発信ビームの有効範囲が最小のアンテナ利
得を伴って被呼局を網羅するべく、同時に再構成され
る。この最後の点は、図5の組織図の段階Eo1で強調さ
れている。かくして以下の2つの一連の段階E1 及びE
2 のうちの1つが、局SCによるシミュレーションの形
で、それぞれ発呼局Sk と被呼局S1 について行なわ
れ、図5のアルゴリズムに従ったシミュレーションが2
つの発呼及び被呼局Sk 及びS1 についてのシミュレー
ションされた許可に導くか或いは又2つの局Sk 及びS
1 のうちの少なくとも一方についてのシミュレーション
された拒絶に導くかに応じて、それぞれ、局SCによっ
て発信許可又は要求拒絶が生成される。以下の説明にお
いては、2つの局Sk 及びS1 は、以下の一連の下位段
階が2つの局Sk 及びS1 についてシミュレーションさ
れ制御局SCにより局Sk に対して発信許可が送信され
るべく2つの局Sk 及びS1 についてそれぞれシミュレ
ーションされた許可の結果を与えなくてはならないもの
であることを承知した上で、局Sとして呼称されてい
る。
【0042】制御局SCにおいては、衛星1の発信及び
受信の両方における全てのビームの有効範囲は、図4に
示されているような離散的な形すなわち変換標構(u,
v)内の多角形の形で示されている。標構(u,v)内
の「地理的」位置及び各局に結びつけられたアドレスは
同様に局SC内に記憶されている。
【0043】アルゴリズムの最後の初期処理下位段階E
o2は、接続要求の受理の際のビーム適合化網の一定の与
えられた構成での、発信(Sが発呼局である場合)又は
受信(Sが被呼局である場合)有効範囲に対する局Sの
所属性を検討することから成る。
【0044】最初の代替案(段階E1) によると、局S
はビーム有効範囲Ci に属しておらず、もう1つの代替
案は、図10を参考にして後で紹介される。かくして局
Sは、図1内の局S1 又はS5 と同様にビーム有効範囲
の外にある。従って局Sを中に含み入れるためには、ビ
ームのうちの1本の有効範囲の修正が必要である。ビー
ム有効範囲は、衛星1との通信がアンテナ利得又は送信
エラー率に関し最低限の質で保証される境界を規定する
輪郭をもつ地上の地理的ゾーンを限定している。これら
の境界は、同様に、衛星1との通信の最低限の質がかく
して保証されている地理的地点をも規定する。
【0045】本発明に従うと、局Sを含み入れるべく修
正すべきビーム有効範囲の選択肢としては、2つのケー
スが考えられている:すなわち、第1のケースに従う
と、このビーム有効範囲は衛星のビーム有効範囲全ての
うちで地上の最も小さい表面積をもつ有効範囲である。
又第2のケースに従うと、この有効範囲は、局Sに最も
近い有効範囲である。2つのケースは、制御局によって
別々に処理され、局Sについてシミュレーションで最も
高いアンテナ利得を提供する解決法が選択される(下位
段階E15)。
【0046】第1のケースに従うと、最も小さな表面積
の有効範囲の選択は、以下の確認事実の結果として行な
われる:すなわち、最も小さい表面積の有効範囲は、最
も高いアンテナ利得を提供し、従って充分なアンテナ利
得を維持しながら局Sをそこに含み入れるべく「拡大す
る」のに最も適している、という事実である。ここで、
各ビームは、ビームの開光角度が小さいだけになおさら
高いアンテナ利得を提供するということを喚起しておき
たい。最も小さい表面積の有効範囲の決定は、制御局S
Cの中で、図4に示されているものと同じタイプの表示
で、面積計算による最小の地理的有効範囲をもつ有効範
囲を標定することによって行なわれる。
【0047】最も小さい表面積Cd の有効範囲の計算に
よる決定(下位段階E11a)の後、反復的に、樹立要求の
瞬間において存在するビーム有効範囲数をIとして1≦
i≦Iの場合、有効範囲の各々Ci は図8を参考にして
記述された方法(下位段階E12a)に従って縮減され、そ
の境界レベルで局Sを含み入れるべく、決定された有効
範囲Cd の修正がシミュレーションされる(下位段階E
13a )。ビーム有効範囲の縮減は、局Sを含み入れるた
めの有効範囲Cd の修正がその修正された境界ひいては
局Sのレベルにおいて充分なアンテナ利得を得ることを
可能にするまで、シミュレーションされる。有効範囲C
d の修正された境界レベルで局Sについて充分なアンテ
ナ利得が有効範囲のi=L回の縮減の後に得ることがで
きた時点で直ちに、シミュレーションされた利得の結果
が記録される。
【0048】第2のケースに従うと、局Sに最も近い有
効範囲Cd がまず決定される(下位段階E11b)。次に、
前述の第1のケースの場合と同じ方法で、有効範囲の合
計数をIとして1≦i≦Iで、有効範囲の各々Ci が縮
減され(下位段階E12b )、決定された有効範囲Cd
への局Sの挿入がシミュレーションされる(下位段階E
13b)。中に含み入れるべく修正された有効範囲Cd の境
界レベルで、局Sについて得られた利得に応じて、その
他の有効範囲が縮減され、それぞれの修正された有効範
囲内の局Sについての理論的利得の結果が記録される。
ここで、衛星のビーム有効範囲の発信又は受信における
縮減が、この有効範囲について衛星により利用される出
力を減少させる効果をもつということに留意されたい。
衛星のレベルで利用可能な合計出力を考慮に入れると、
有効範囲Ci の縮減により、その他の有効範囲つまりこ
の場合ではCd を拡大することが可能となる。縮減すべ
き有効範囲Ci の選択順について、優先性を規定するこ
とができる。かくして例えば、有効範囲Cd を最初に縮
減することが有利であると思われる可能性がある。
【0049】図5で下位段階E15に示されているよう
に、2つのケースつまり最も小さな表面積の有効範囲の
選択及び局Sに最も近い有効範囲の選択という2つのケ
ースについて得られた結果に応じて、有効範囲Cd の境
界付近での局Sについての最も高いアンテナ利得を提供
するケースが選定される。制御局SCによって実際の発
信許可が送信されるように局Sk 及びSl について発信
及び受信におけるシミュレーションされた許可が同時に
得られなくてはならないということを理解した上で、局
k について、局Sに対するシミュレーションされた発
信許可が樹立される。
【0050】2つの有効範囲Cd 決定ケースの並行した
処理にそれぞれ関連する下位段階E11a 〜E14a 及びE
11b 〜E14b について、特に変換標構(u,v)におけ
る有効範囲の表示を導入しつつ、ここで詳細に説明す
る。
【0051】第1のケースに関する下位段階E11a 〜E
14a について最初に検討する。
【0052】最も小さい表面積の有効範囲の決定段階E
11a は、面積計算により変換標構(u,v)において行
なわれるということを喚起しておきたい。
【0053】下位段階E12a の際の任意のビーム有効範
囲Ci の縮減について以下で図8を参考にして記述す
る。変換標構(u,v)において、全ての有効範囲は1
つの多角形によって表わされ、例えば、図8に表わされ
ているビーム有効範囲は、6つの頂点I1 ,I2 ,I
3 ,I4 ,I5 及びI6 をもつ多角形によって限定され
ている。多角形の各辺(I1 ,I2 ),(I2 ,I3 ),
…,(I5 ,I6 )及び(I6 ,I1 )について、 u=(Tgα4,5 )ω+Bn という等式によって決定され同じ方向係数Tgα4,5
有しこの辺に対して平行な(Δn)でパラメータ化された
直線のビーム(Δ0)が決定され、かくして直線は有効範
囲表面積内部の方向で多角形の割線となっている(なお
式中、Bn は予め定められたピッチεだけ増分されたパ
ラメータである)。多角形の各辺から、制御局SCは、
制御局SC内に記憶された有効範囲Ci の離散的表示を
用いることにより活動状態にある地上局Si を含むパラ
メータ化された直線のうちの最初のものを選択する。図
8においては、S=Sk である場合発信側で又S=S1
の場合受信側である活動状態局は○で表わされており、
一方活動状態にないつまり発信も受信もしない局は×で
表わされている。
【0054】例えば、辺(I4 ,I5 )に最も近い平行
な直線ビームのうちの1本に第1の活動状態局Sj が属
すると仮定しよう。辺(I4 ,I5 )との関係におい
て、有効範囲Ci の縮減のためには本発明の枠内では2
つの変形態様が考えられる。
【0055】第1の変形態様によると、有効範囲(I
1 ,I2 ,I3 ,I4 ,I5 ,I6 )は、辺(I4 ,I
5 )について(I1 ,I2 ,I3 ,I4 ,Sj ,I5
6 )に変換される。有効範囲のこの離散的表示におい
ては、2つの局Sj1及びSj2といった複数の局Sj が、
少なくとも1つの局を含む直線ビームのうちパラメータ
化された最初の直線に同時に属しているということが可
能である。多角形(I1,I2 ,I3 ,I4 ,Sj
(Sj1又はSj2),I5 ,I6 )を形成するためには、
距離の和(d(Sj , I4 )+d(Sj , I5 ))が最
小限である局Sj1,又はSj2が選ばれる。なお式中dは
距離の演算子である。この縮減された多角形は、有効範
囲の縮減が最小である表面に相応する。
【0056】第2の変形態様によると、有効範囲(I
1 ,I2 ,I3 ,I4 ,I5 ,I6 )は、辺(I4 ,I
5 )との関係において(I1 ,I2 ,I3 ,P,Q,I
6 )に変換される。なおここでP及びQは、それぞれ、
考慮中の辺(I4 ,I5 )に隣接する辺(I3 ,I4
及び(I5 ,I6 )との、少なくとも1つの活動状態地
上局を含む平行な直線ビームのうちの最初の直線の2つ
の交差点をそれぞれ表わしている。
【0057】2つの変形態様に従った図5の主アルゴリ
ズムの有効範囲縮減の2つの下位段階E12a 及びE12b
は、図7のアルゴリズムの中に要約されている。ビーム
iの有効範囲の縮減は単に変換標構(u,v)内のこ
の有効範囲に結びつけられた多角形の辺(I4 ,I5
といった一辺との関係においてのみ実現されるのではな
く、多角形の全ての辺との関係においても実現されると
いうことに留意されたい。多くとも多角形の辺数に等し
い数だけのこれらのさまざまな多角形縮減の後、衛星1
内で発信又は受信における相応するビームの有効範囲の
縮減は、衛星の相応するアンテナに結びつけられたビー
ム適合化網をプログラミングすることによって制御局S
Cによって制御される。このプログラミングは、発呼局
k 及び被呼局S1 についてのシミュレーションされた
発信/受信許可が得られた後に行なわれる。
【0058】図9を参照しながら、ここで、制御局SC
内でのシミュレーションにより、ここではさらに小さな
表面積のものである決定された有効範囲Cd 内へと局S
を挿入する下位段階E13a について詳述する。図9の図
においては、ビーム有効範囲Ci に結びつけられた多角
形Ci は、例えば4つの頂点I1 ,I2 ,I3 及びI4
を含んでいる。この挿入の下位段階の初めは、ここでは
(I2 ,I3 )である局Sの最も近い辺(Ip ,I
p+1 )を決定することから成る。次にビーム有効範囲
(I1 ,I2 ,I3 ,I4 )は、衛星1のアンテナの受
信又は発信におけるビーム内に含み入れるべき発呼局S
k 又は被呼局S1 を局Sとして、三角形(I2S I
3 )の付加により表面積が増大された有効範囲(I1
2 ,S,I3,I4 )へと修正される。
【0059】主アルゴリズムの下位段階E11b 〜E14b
に関しては、E12b 及びE13b は、上述の下位段階E
12a 及びE13a と同じであり、下位段階E11b は、制御
局SCにおけるシミュレーションとして局S,Sk 又は
1 に最も近い有効範囲Cd を決定することから成る。
【0060】下位段階E11b に関して図10を参考にし
て、i=1,3又は4としてCi を、発呼局Sk 又は被
呼局S1 である局Sを含み入れるべく修正されなくては
ならないこの局Sに最も近い有効範囲であると仮定しよ
う。座標uS 及びvS のSを通る直線ビーム(Δt
が、このビームの予め定められた直線Δ0 のものから離
散的に方向係数tgαt を増分することによって、等式
u=(tgαt )v+[uS −(tgαt )・vS ]に
より決定される(図6)。各直線について、局Sに最も
近い多角形の辺と直線(Δt )との交点が計算される。
かくして一例を挙げると、図10において、直線(Δ
t )は、有効範囲C1 及びC4 に結びつけられた多角形
の(Ip ,Ip+1 )といったそれぞれの2辺との2つの
交点Mt1及びMt2を有する。直線ビームをパラメータ化
する方向係数tgαt を増分し交点を求める作業を連続
的に反復することによって、一組の点:
【0061】
【数4】
【0062】が得られる。
【0063】次に、局Sに結びつけられた点と任意の点
t との間の最小距離が決定される。Sから最小の距離
にある交点Mt が属している辺は、局Sから最も近い有
効範囲として決定されたビーム有効範囲の辺である。
【0064】図6のアルゴリズムは、局Sに最も近い有
効範囲の決定のさまざまな下位段階を示している(E
11b )。このアルゴリズムにおいては、最小距離の決定
は、1つの有効範囲の任意の線分に属するこの直線(Δ
t )の点Mt からの距離と、これまで測定された最小距
離との比較により、パラメータ化された各々の新しい直
線(Δt )について反復的に行なわれる、ということが
提案されている。
【0065】これまで、局S,Sk ,又はS1 が衛星1
のアンテナの発信又は受信での有効範囲内に局S,Sk
又はS1 が位置設定されていない第1の代替案のみを取
り扱ってきた。主アルゴリズムの段階E2 によって表わ
されているように(図5)、ここで図11を参照しなが
ら、局Sがビーム有効範囲Ci 内に位置設定されている
第2の代替案に取り組むことにする。
【0066】周波数帯域がそれぞれ衛星1のビームに専
用とされており、各ビームが、周波数多重化された又は
その他全てのタイプの多重化の結果得られた通信路とい
った、予め定められた数NCの通信路を支持していると
想定する。
【0067】図11内の下位段階E21に記されているよ
うに、制御局SCは、空いた局Sを網羅する有効範囲C
i のNC本の通信路の利用可能性を確認する。有効範囲
iについてNC本の通信路のうちの少なくとも1本が
空いている場合、つまり有効範囲Ci に結びつけられた
変調搬送波を局Sが受信又は送信において利用できる場
合、局Sに対して、シミュレーションされた許可が出さ
れる。ここで、実際の発信/受信許可が制御局SC内で
発呼局Sk 及び被呼局S1 に関して同時に、シミュレー
ションされた許可によって条件づけされる、ということ
を喚起しておきたい。
【0068】有効範囲Ci のNC本の通信路の全てが占
有されている場合、制御局は、局Sを含む有効範囲Ci
に隣接する有効範囲の中から、そのビームが空いた通信
路を支持している有効範囲の1つを探索する。この探索
は、隣接する有効範囲の予め定められた優先順に従っ
て、及び/又は好ましくは、使用中の通信路の数が最も
少ない有効範囲を選択することによって、行なわれる。
2つのビーム有効範囲は、その角度的分離が、間にはさ
まった有効範囲が全く存在しないようなものである場合
に、「隣接している」と言われる。
【0069】有効範囲Ci に隣接する検討中の有効範囲
のいずれも、1本以上の空いた通信路を有していない場
合、局Sの接続要求は拒絶されるか或いは又局SC内の
局待機列で待機状態におかれる。局Sが発呼局Sk であ
ろうと被呼局S1 であろうと、2つの局Sk 及びS1
間の通信はこのとき樹立されない。
【0070】有効範囲Ci に隣接し少なくとも1本の空
いた通信路を含む第1の有効範囲が発見された場合に
は、図11においてE24で示されているように、これら
の有効範囲のビームの負荷交換の下位段階が着手され
る。
【0071】ビーム間のこの負荷交換段階は、図12内
に図式的に表わされている。この図においては、Ci
当初局Sを含みその通信路が全て使用中であるビーム有
効範囲であり、Ci+1 は、有効範囲Ci に隣接し少なく
とも1本の空いた通信路を有する有効範囲であり、これ
ら2つの有効範囲が最初実線で表わされた多角形輪郭に
よって限定されている、という仮定を行なう。
【0072】まず第1に、変換標構(u,v)におい
て、局Sに最も近い有効範囲Ci の多角形の辺(Ip
p+1 )が決定される。この辺の決定は、好ましくは、
増分された方向係数をもつ直線ビームを用いて、下位段
階E11b と同じ要領で行なわれる。図12において、有
効範囲Ci のこの辺は(I2 ,I3 )である。次に有効
範囲Ci は、図12において破線で表わされているよう
に、辺(I2 ,I3 )が2本の辺(I2 ,S)及び
(S,I3 )によって置換られるように、局Sの点にこ
の辺の2つの頂点I2 及びI3 を結合させることによっ
て、縮減される。ただし、有効範囲Ci の縮減は、辺
(I2 ,I3 )がそれに対し平行でかつ点Sを通る辺
(P,Q)によって置換される、図8に示されている第
2の変形態様に従って達成することもできる。
【0073】次に、有効範囲Ci に隣接しかつ少なくと
も1本の空いた通信路を有する有効範囲Ci+1 につい
て、局Sに最も近く有効範囲Ci+1 を限定する多角形の
2辺が決定される。前述の下位段階E11b においてそう
であったように、この決定は、増分された方向係数のS
を通る直線ビームを用いて行なわれる。図12におい
て、有効範囲Ci+1 のこれら2辺は、(I´4 ,I´
5 )及び(I´5 ,I´1 )である。次に、図12に破
線で示されているように、2辺(I´4 ,S)及び
(S,I´1 )を構成する形で、これら2つの辺(I´
4 ,I´5 )及び(I´5,I´1 )の2つの端頂部I
´1 及びI´4 を局Sの点と結合させることによって、
局Sを含み入れるべく拡大される。かくして局Sは、修
正された有効範囲Ci+1 の中に内含され、この有効範囲
i+1 のビームの空いた通信路が、1回の発信又は受信
のため局Sに対し制御局SCによって割当てられる。
【0074】同時に、有効範囲Ci に結びつけられた局
SC内の通信路割当て記憶機構から局Sのアドレスが撤
去され、当初局Sを網羅していたこの有効範囲Ci は、
かくして規定された有効範囲Ci に従ってこのアンテナ
の構成網の移相器及び電力分割器の制御係数を修正する
ことにより、有効範囲Ci を受けもつ衛星1のアンテナ
の発信又は受信における出力の低減を制御することで縮
減される。
【0075】かくして、本発明は、衛星の発信及び受信
において制限された電力を考慮しながら衛星ビームの独
創的な再構成方法を提供し、変換標構(u,v)内の各
ビーム輪郭についての離散的点を利用して方法のいくつ
かの段階又は下位段階を著しく単純化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つの衛星と複数の地上局をさらに含む、衛星
によるネットワーク設備を示す。
【図2】ビーム構成網による給電を受ける、衛星に搭載
された放射要素を有するアンテナを、概略的に示してい
る。
【図3】本発明の枠内で操作される標構の変換にとって
有効な衛星のアンテナに結びつけられた球座標標構を示
す。
【図4】変換標構内のビーム有効範囲の図である。
【図5】本発明に従った衛星ビーム構成の主アルゴリズ
ムである。
【図6】図5に示された主アルゴリズムの下位段階に関
するアルゴリズムである。
【図7】図5に示された主アルゴリズムの下位段階に関
するアルゴリズムである。
【図8】1つの有効範囲の縮減及びビーム有効範囲内へ
の地上局の挿入との関係における、変換標構内のビーム
有効範囲の図である。
【図9】1つの有効範囲の縮減及びビーム有効範囲内へ
の地上局の挿入との関係における、変換標構内のビーム
有効範囲の図である。
【図10】図6のアルゴリズムと関係づけたビーム有効
範囲の図である。
【図11】図5に示されている主アルゴリズムにより左
右され、隣接するビーム間の容量交換を管理する1つの
アルゴリズムである。
【図12】図10のアルゴリズムと関係づけた2つのビ
ーム有効範囲の図である。
【符号の説明】
1 衛星 S1 〜Sk 地上局 CD,CM 電波有効範囲 SC 制御局 CG 大域的地理的有効範囲 Ci ビーム有効範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルナール クーロン フランス国、 31000 トゥールーズ、リ ュ ガブリエル ペリ、 13番地 (72)発明者 レジ レノルマン フランス国、 31700 ブラニャック、リ ュ バキワイエ フォナド、 18番地

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信側では衛星に向かって地上局により
    送信される電気通信のため、又同時に発信側では衛星に
    より地上局に向かって再送信される電気通信のため、衛
    星(1)の中の電波通信ビームの放射手段にそれぞれ結
    びつけられたビーム適合化手段の出力及び位相ずれの制
    御値を修正することにより、発信−受信地上局の間で交
    信される電気通信を再送信する衛星(1)の電波ビーム
    の有効範囲を再構成するための方法において、 予め定められた数の電気通信路が前記ビーム有効範囲の
    各々に結びつけられており、 前記局のうちの発呼局(Sk)と前記局のうちの被呼局
    (S1)の間の衛星(1)を介した電気通信の樹立のた
    め、この方法に先立ち衛星の信号用通信路を介して、前
    記発呼局(Sk)から制御局(SC)へ向かって送られた
    前記通信の樹立の要求が送信されるような方法であっ
    て、 制御局(SC)におけるシミュレーションとして、前記
    発呼局と被呼局(Sk,S1)の各々(S)について別々
    に、第1及び第2の代替案のうちの1つとそれに続いて
    最終段階を含んでいること、すなわち、 (a1)−各局(S)がビーム有効範囲のいずれの中にも
    位置設定されておらず、次のような第1段階を含む前記
    第1の代替案(E1): (a10)−前記ビーム有効範囲全ての中から前記各局
    (S)に最も近い有効範囲(Cd)を決定する段階(E
    11b) (a11)−反復的に、最も近い前記有効範囲(Cd)が修
    正されてその中に第1のアンテナ利得を伴って前記各局
    (S)を含み入れることができるようになるまで、前記
    最も近い有効範囲(Ci)以外の有効範囲(Ci)のサイズ
    を縮小させる段階(E12b ,E13b) (a12)−前記最も近い有効範囲に結びつけられた通信
    路の1つが空いている場合、前記各局(S)についての
    通信の樹立のシミュレーションされた許可を生成する段
    階(E16)及び (a2)−前記各局(S)が一定の与えられたビーム有効
    範囲(Ci)の中に位置設定されており、以下の2つの段
    階のうちの1つを含む前記第2の代替案(E2): (a20)−前記一定の与えられた有効範囲に結びつけら
    れた通信路のうちの少なくとも1つが空いている場合、
    前記各局(S)についての通信の樹立のシミュレーショ
    ンされた許可を生成する段階(E22)、 (a21)−前記一定の与えられた有効範囲(Ci)が使用
    中である場合(E23)、前記各局(S)に隣接ししかも
    結びつけられた空いた通信路を提供する有効範囲を探索
    し(E25)、探索が肯定となった時点でそれに応えて隣
    接する有効範囲内に前記各局が位置設定されるように一
    定の与えられた有効範囲を縮減し隣接する有効範囲を増
    大することによってこの一定の与えられた有効範囲(C
    i)とこの隣接する有効範囲(Ci+1)の間で局負荷を交換
    し、前記各局(S)についての通信の樹立のシミュレー
    ションされた許可を生成する段階、及び (b)−シミュレーションされた通信樹立許可が前記発
    呼局(Sk)と被呼局(S1)について同時に生成された時
    点で、制御局(SC)が発呼局(Sk)に対して発信許可
    を、又有効範囲の縮減、増大及び修正という実現された
    シミュレーションに応じて衛星(1)の前記放射手段を
    再構成するため衛星(1)に対して位相ずれ及び出力の
    制御値を送信することを含む前記最終段階、 を含んでいることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の代替案には、前記段階と平行
    して、 (a10)−前記ビーム有効範囲全ての中から、最も面積
    の小さい有効範囲(Cd)を決定する段階(E11a) (a11)−反復的に、前記最も面積の小さい有効範囲
    (Cd)が増大されてその中に第2のアンテナ利得を伴っ
    て前記各局(S)を含み入れることができるようになる
    まで、この最も面積の小さい有効範囲以外の有効範囲
    (Ci)の中に前記要求に先立って活動状態にある局を維
    持しながらこの有効範囲(Ci)の各々のサイズを縮減す
    る段階(E12a ,E13a)、次に、 (a12)−選択された有効範囲内に前記局(S)を含み
    入れるため前記第1及び第2の利得のうちの最も大きい
    ものに応じて最も面積の小さいビーム有効範囲と最も近
    いビーム有効範囲のうちの1つを選択する段階
    (E15)、そして (a13)−前記選択された有効範囲に結びつけられた通
    信路のうちの1つが空き状態にある場合、前記各局
    (S)のための通信樹立のシミュレーションされた許可
    を生成する段階(E16)、 が含まれることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の代替案には、前記第1の段階
    の代わりに、 (a10)−前記ビーム有効範囲全ての中から、最も面積
    の小さい有効範囲(Cd)を決定する段階(E11a)、 (a11)−反復的に、前記最も面積の小さい有効範囲
    (Cd)が増大されてその中に第2のアンテナ利得を伴っ
    て前記各局(S)を含み入れることができるようになる
    まで、この最も面積の小さい有効範囲以外の有効範囲
    (Ci)の中に前記要求に先立って活動状態にある局を維
    持しながらこの有効範囲(Ci)の各々のサイズを縮減す
    る段階(E12a ,E13a)、及び、 (a13)−前記選択された有効範囲に結びつけられた通
    信路のうちの1つが空き状態にある場合、前記各局
    (S)のための通信樹立のシミュレーションされた許可
    を生成する段階(E16)が含まれることを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の代替的有効範囲における前記
    有効範囲の縮減が予め定められた優先順に従って行なわ
    れることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 各瞬間においてビーム有効範囲が、 【数1】 によって与えられる変換標構(u,v)において前記有
    効範囲の輪郭地点に結びつけられた離散的点の形で制御
    局(SC)内に記憶され、ここで式中θ及びφはそれぞ
    れ、衛星(1)のアンテナ上にセンタリングされた球標
    構内の高低角及び方位角での角座標を表わしていること
    を特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記各局(S)に最も近いビーム有効範
    囲(Cd)の決定段階(E11b)にはさらに、 前記各局(S)に結びつけられた点を通り有効範囲多角
    形の辺を遮る直線ビーム(Δt )を規定するため方向係
    数(tgαt )を増大させること、前記各局(S)に結
    びつけられた前記点と多角形の辺と直線の交叉点との間
    の距離を計算すること及び前記結びつけられた点に最も
    近い一辺をもつ有効範囲を決定するべく計算された距離
    のうち最小の距離を選択することが含まれることを特徴
    とする、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記その他のビーム有効範囲のうちの1
    つのサイズを縮減する段階(E12)にはさらに、変換標
    構(u,v)の中のこのその他の有効範囲内に結びつけ
    られた多角形の各辺(I4 ,I5)について、この辺に平
    行な直線ビーム(Δn )を規定するため1つのパラメー
    タ(Bn)を増分させること、及び直線線分(PQ)がこ
    の縮減されたその他の有効範囲の多角形の一辺を構成す
    るようにこの前記ビームの直線線分との前記その他の有
    効範囲の中に位置設定された第1の活動状態局(Sj)に
    結びつけられた交点を決定することが含まれることを特
    徴とする、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記その他のビーム有効範囲の1つのサ
    イズを縮減する段階(E12)にはさらに、変換標構
    (u,v)においてこのその他の有効範囲に結びつけら
    れた多角形の各辺(I4 ,I5)について、この辺に対し
    て平行な直線のビーム(Δn )を規定するため1つのパ
    ラメータ(Bn)を増分すること、このビームの直線と
    の、前記その他の有効範囲内に位置設定された少なくと
    も1つの第1の活動状態局(Sj)に結びつけられた少な
    くとも1つの交点を決定すること、及び前記縮減された
    有効範囲の2辺(I4j ,Sj5)で前記辺の両端部
    と第1の活動状態局に結びつけられた前記決定済み交点
    を接合させることが含まれ、この決定済み交点は、前記
    辺の両端部までの距離の合計がほぼ最小であるような点
    を表わしていることを特徴とする、請求の範囲第5項又
    は第6項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記一定の与えられた有効範囲(Ci)と
    前記隣接する有効範囲(Ci+1)の間の局負荷の交換段階
    には、局(S)に最も近い一定の与えられた有効範囲の
    多角形の第1の辺(I23)を決定すること、前記第1
    の辺の両端を局に結びつけられた一点に結合させる2つ
    の辺(I2 S;SI3)で前記第1の辺(I23)を置換
    することにより一定の与えられた有効範囲を縮減させる
    こと、局(S)に最も近い隣接する有効範囲の2つの第
    2の辺(I´1 I´5 ,I´5I´4 )を決定するこ
    と、及び前記局(S)に結びつけられた点に対して2つ
    の第2の辺の相対する端部を結合させる2辺(I´1
    S,SI´4 )で2つの第2の辺を置換することによっ
    て前記隣接する有効範囲を拡大することが含まれること
    を特徴とする、請求項5乃至8のいずれか1項に記載の
    方法。
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