JPH0621680B2 - パイロツト型リリ−フバルブ - Google Patents

パイロツト型リリ−フバルブ

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JPH0621680B2
JPH0621680B2 JP60250323A JP25032385A JPH0621680B2 JP H0621680 B2 JPH0621680 B2 JP H0621680B2 JP 60250323 A JP60250323 A JP 60250323A JP 25032385 A JP25032385 A JP 25032385A JP H0621680 B2 JPH0621680 B2 JP H0621680B2
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JP
Japan
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relief valve
cartridge
main poppet
diameter portion
movable seat
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正 楠瀬
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧装置、機器等で一般的に使用されるリリ
ーフバルブに関し、特にパイロット型リリーフバルブに
関する。
〔従来の技術〕
リリーフバルブの種類を大別すると、直動型とパイロッ
ト型に分類できるが、大容量用としてはその性能の良さ
からパイロット型が一般に使用される。
パイロット型の代表的構造を第5図に示す。このリリー
フバルブは次のように作動する。入口圧が所定の圧力よ
り高くなるとパイロットポペット4が開き、油が流れ
る。この流れのためメインポペット3に装着されている
オリフィス3aの上流側と下流側との間に差圧が生じ
る。その差圧によりメインポペット3はカートリッジ2
の弁座2aよりリフトし、バネ5と釣り合った位置で止
まる。そして、大量の油が弁座2aとメインポペット3
との円環状隙間より流れて、リリーフ弁としての機能が
働くようになっている。
〔発明が解決しょうとする問題点〕
従来のパイロット型リリーフバルブにおいては、メイン
ポペット3がカートリッジ2の内径部を摺動するように
構成されており、その摺動部の環状隙間によって、高圧
の入る室Aと低圧出口Bとが連通しうる構造となってい
る。このため入口Eに圧力が生じると必ず前述の環状隙
間を通過する洩れが発生するので、このような洩れが許
容されない用途には本リリーフバルブでは使用できない
という問題点がある。このときの特性を第6図に示す。
上述のパイロット型リリーフバルブにおいて、洩れをな
くすために、第7図に示すごとく、前述の摺動部にOリ
ング6を使用することも考えられるが、このようなOリ
ング6を使用すると、その摩擦力によりヒステリシスが
生じ、設定圧のバラツキ等の不具合が生じる。このため
一般的には、Oリング6は使われない。
本発明は、上述のような問題点の解決をはかろうとする
もので、設定圧以下での洩れを十分に防止できるように
した、パイロット型リリーフバルブを提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明は、バルブボディーの内部に小流量用
のパイロットポペットと大流量用のメインポペットとを
有するリリーフバルブにおいて、上記メインポペットの
下流側で同メインポペットと同軸的に配設された可動シ
ートをそなえ、上記のメインポペット13および可動シー
トが上記バルブボディーのカートリッジに滑動可能に嵌
挿されるともに、上記可動シートが上流側の大径部と同
大径部の下流側に段差部を介して連設される小径部とで
構成され、同可動シートの大径部の上流側端面に、上記
メインポペットの下流側端面と線接触しうるシール部が
形成されるとともに、上記可動シートの小径部および大
径部の各外周面と滑合する上記カートリッジの内周面に
沿ってそれぞれOリングが設けられ、上記可動シートの
外周部と上記カートリッジの内周部とによって形成され
る環状室が、上記カートリッジを貫通する小孔と、上記
カートリッジと上記バルブボディーとの隙間とを介し
て、上記リリーフバルブの低圧出口に連通されているこ
とを特徴としている。
〔作 用〕
上述の本発明のパイロット型リリーフバルブでは、通常
の設定圧以下の場合にメインポペットと可動シート大径
部とが線接触してシール状態となり、しかも可動シート
の外周にはOリングが配設されるので、従来のような漏
洩を生じることはない。また設定圧を超えると、上述の
線接触の部分が開いて、通常のパイロット型リリーフバ
ルブとして作動する。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の一実施例としてのパイロット
型リリーフバルブについて説明すると、第1図はその縦
断面図、第2図および第3図はいずれもその作用状態を
示す縦断面図である。
第1図に示すように、バルブボディー10の内部に、オ
リフィス13aを有する大流量用のメインポペット13
と、小流量用のパイロットポペット14とが、それぞれ
バネ15,17を装填されるようにして配設されてお
り、メインポペット13の外周にはカートリッジ12aが
配設されている。
このようにして、従来のパイロット型リリーフ弁と同様
に、メインポペット部11aとパイロットポペット部11bと
が形成されている。
本発明のリリーフ弁では、特にメインポペット部11aに
おいてメインポペット13と同軸的に筒状の可動シート
16が配設されていて、この可動シート16の段差外径
部における大径部の端面とメインポペット13の端面と
が、常時は線接触してシール部21を形成しうるように
構成されている。
そして、可動シート16の段差外径部における大径部お
よび小径部の各外周面と滑合するカートリッジ12bの内
周面に沿って、それぞれOリング19,20が設けられ
ている。
可動シート16の段差外径部とカートリッジ12bとによ
って形成される環状室Cは、カートリッジ12bを貫通す
る小孔25と、カートリッジ12bとバルブボディー10
との隙間26とを介して、低圧出口Bに連通されてい
る。
入口Eの圧力が設定圧以下のとき、可動シート16はバ
ネ18により図中左方へ押されて、その大径部の端面と
メインポペット13との線接触によりシール部21が形
成されるが、このシール部21の径Dと、可動シート
の段差外径部における大径部の径Dおよび小径部の径
との関係は、次のようになっている。
>D,D したがって、入口Eの圧力または同入口Eにオリフィス
13aを介して連通するメインポペット13内の室Aの圧
力が設定圧以下のときは、カートリッジ12aとメインポ
ペット13との摺動部の隙間を通って室Aから出口Bへ
洩れようとする流体は、線接触のシール部21により遮
断されるようになる。そして、この状態では、高圧側か
ら低圧側へ洩れようとする箇所は、線接触のシール部2
1とOリング19,20の部分のみであり、面シール部
はないので、洩れ量はほぼゼロとすることができる。
ここで注目すべき点は、メインポペット13と可動シー
ト16とのシールが、可動シート16の段差外径部にお
ける大径部の端面をメインポペット13の端面に線接触
させるシール部21により行なわれるということであ
る。
そしてこの構成により、メインポペット13のカートリ
ッジ12aおよび可動シート16に対する座りについて
格別の考慮、すなわちメインポペット13を上記両部材
に対して適切なタイミングのもとに行なわせるために、
例えば遊びを設けるというような特別な設計を行なう必
要がなくなり、リリーフバルブ本来の性能を損なうこと
がなく、かつ構成の簡素化をはかれることができる。
次に入口Eの圧力が高くなってゆくと、まず可動シート
16が、バネ18に抗し右側へ動き、線接触のシール部
21は解放される。
したがって、第2図に示すように、メインポペット13
とカートリッジ12aとの摺動部の隙間を通って流体が洩
れ始める。第2図中の符号q1は、その洩れ量を示してい
る。
そして、入口Eの圧力がさらに高くなると、あとは従来
のパイロット型リリーフバルブの場合と同様に、第3図
に示すごとくパイロットポペット14が開き、ついでメ
インポペット13が開いて、入口Eから出口Bへ直接に
流体が流出するようになり、このようにしてリリーフ弁
としての機能が果たされるのである。なお、第3図中の
符号Qpはパイロットポペット部11bを通る流量を示
し、Qrはメインポペット部11aを通る流量を示してい
る。
上述の作動に基づいた本リリーフバルブの特性を第4図
に示す。ここで 区域(I)シール部21の形成時で洩れなし。
流量Q=0 区域(II)シール部21の解放時で洩れ発生。
Q=q1 区域(III)パイロットポペット14のリフト時。
Q=q+Qp 区域(IV)メインポペット13のリフト時。
Q=q+Qp+Qr である。可動シート16とカートリッジ12bとの摺動部
は、Oリング19,20でシールされているので、摩擦
力によりヒステリシスを生じ、第4図の区域(I),(II)
でバラツキを生じるが、設定圧のバラツキを起こすこと
はなく、リリーフバルブ本来の性能には何ら支障を来さ
ない。
また、メインポペット13とカートリッジ12aとの摺
動部の隙間を通って流体が洩れるのを防止するために、
Oリングを用いていないため、Oリングを用いたときに
生じるヒステリシスによる性能低下(一度メインポペッ
ト13が開くと圧力が下がってもなかなか完全に閉じな
い)がなく、作動特性の良好なリリーフバルブが得られ
る。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明のパイロット型リリーフバ
ルブによれば、バルブボディーの内部に小流量用のパイ
ロットポペットと大流量用のメインポペットとを有する
リリーフバルブにおいて、上記メインポペットの下流側
で同メインポペットと同軸的に配設された可動シートを
そなえ、上記のメインポペットおよび可動シートが上記
バルブボディーのカートリッジに滑動可能に嵌挿される
ともに、上記可動シートが上流側の大径部と同大径部の
下流側に段差部を介して連設される小径部とで構成さ
れ、同可動シートの大径部の上流側端面に、上記メイン
ポペットの下流側端面と線接触しうるシール部が形成さ
れるとともに、上記可動シートの小径部および大径部の
各外周面と滑合する上記カートリッジの内周面に沿って
それぞれOリングが設けられ、上記可動シートの外周部
と上記カートリッジの内周部とによって形成される環状
室が、上記カートリッジを貫通する小孔と、上記カート
リッジと上記バルブボディーとの隙間とを介して、上記
リリーフバルブの低圧出口に連通されるという簡素な構
成で、従来問題とされていたパイロット型リリーフバル
ブにおける漏洩現象を、リリーフバルブ本体の性能を損
なうことなく、十分に防止することができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の一実施例としてのパイロット型リ
リーフバルブを示すもので、第1図はその縦断面図、第
2図および第3図はいずれもその作用状態を示す縦断面
図であり、第4図は上記本発明のパイロット型リリーフ
バルブの特性を示すグラフであり、第5図は従来のパイ
ロット型リリーフバルブを示す縦断面図であり、第6図
は上記従来のパイロット型リリーフバルブの特性を示す
グラフであり、第7図は上記従来のパイロット型リリー
フバルブにOリングを付加した場合を示す縦断面図であ
る。 10……バルブボディー、11a……メインポペット部、1
1b……パイロットポペット部、12a,12b……カートリッ
ジ、13……メインポペット、13a……オリフイス、1
4……パイロットポペット、15……バネ、16……可
動シート、17,18……バネ、19,20……Oリン
グ、21……線接触のシール部、25……小孔、26…
…隙間、A……メインポペット内の室、B……出口、C
……環状室、E……入口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブボディーの内部に小流量用のパイロ
    ットポペットと大流量用のメインポペットとを有するリ
    リーフバルブにおいて、上記メインポペットの下流側で
    同メインポペットと同軸的に配設された可動シートをそ
    なえ、上記のメインポペットおよび可動シートが上記バ
    ルブボディーのカートリッジに滑動可能に嵌挿されると
    もに、上記可動シートが上流側の大径部と同大径部の下
    流側に段差部を介して連設される小径部とで構成され、
    同可動シートの大径部の上流側端面に、上記メインポペ
    ットの下流側端面と線接触しうるシール部が形成される
    とともに、上記可動シートの小径部および大径部の各外
    周面と滑合する上記カートリッジの内周面に沿ってそれ
    ぞれOリングが設けられ、上記可動シートの外周部と上
    記カートリッジの内周部とによって形成される環状室
    が、上記カートリッジを貫通する小孔と、上記カートリ
    ッジと上記バルブボディーとの隙間とを介して、上記リ
    リーフバルブの低圧出口に連通されていることを特徴と
    する、パイロット型リリーフバルブ
JP60250323A 1985-11-08 1985-11-08 パイロツト型リリ−フバルブ Expired - Lifetime JPH0621680B2 (ja)

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