JPH06215997A - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

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JPH06215997A
JPH06215997A JP5004907A JP490793A JPH06215997A JP H06215997 A JPH06215997 A JP H06215997A JP 5004907 A JP5004907 A JP 5004907A JP 490793 A JP490793 A JP 490793A JP H06215997 A JPH06215997 A JP H06215997A
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JP
Japan
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photomask
light
optical system
image
pattern
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Withdrawn
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JP5004907A
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Inventor
Koichi Matsumoto
宏一 松本
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Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70283Mask effects on the imaging process

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1枚のフォトマスクを用いて感光基板への露
光を行うと共に、フォトマスクから射出される光の可干
渉性を積極的に利用して感光基板上での結像性能を向上
する。 【構成】 露光光供給部20からの露光光IL1で偏光
ビームスプリッター15等を介してフォトマスク14を
照明し、フォトマスク14の像を第1レンズ系13によ
り平面鏡12上に結像し、平面鏡12からの反射光によ
り第1レンズ系13を介してフォトマスク14上にフォ
トマスク14のパターン像を結像する。この結像光のも
とで、フォトマスク14のパターン像を偏光ビームスプ
リッター15等及び第2レンズ系18を介して感光基板
19上に結像する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子、液
晶表示素子又は薄膜磁気ヘッド等をリソグラフィ工程で
製造する際に、フォトマスク上のパターンを感光基板上
に投影露光するために使用される投影露光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばLSI等の半導体素子、液晶表示
素子又は薄膜磁気ヘッド等をリソグラフィ工程で製造す
る際に、フォトマスク又はレチクル(以下、「フォトマ
スク」と総称する)のパターンをフォトレジストを塗布
したウエハ等の感光基板上に投影露光する投影露光装置
が使用されている。
【0003】図3は従来の投影露光装置の要部を示し、
この図3において、フォトマスク101は、照明光学系
(図示せず)の光軸に対してほぼ垂直に水平に保持さ
れ、照明光学系から射出された所定波長の露光光によっ
て透過照明されている。従来から汎用されているフォト
マスク101は、透明基板上にクロム等の金属からなる
遮光パターンを形成した構造であり、透過照明されるこ
とによって、パターン形状に応じた回折光が発生する。
これらの回折光は、結像光学系103で再度像面に集め
られ、これにより像面に合致するように保持されたウエ
ハ105の露光面上にフォトマスク101のパターン像
が転写される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
に於いては、フォトマスク101を露光光により均一な
照度で照明しなければならないという装置上の要請があ
るため、照明光学系の光源に空間コヒーレンシーを持た
せることができなかった。つまり、フォトマスク101
を照明する露光光のうち、投影光学系の光軸に対する傾
斜角である照明角の異なるもの同士が可干渉性を有して
いると、フオトマスク101上に干渉縞が形成されてし
まい、フォトマスク101を均一に照明するという要請
と相入れなくなってしまう。そのため、光源の空間コヒ
ーレンシーを投影光学系の性能向上を図るためのパラメ
ータとして採り得なかった。
【0005】これに関して、最近特願平4−27703
2号及び特願平4−277033号において本出願人が
開示しているように、本発明者により2枚のフォトマス
クを用いて露光を行う方法が発明された。図4はその本
出願人の先願に係る投影露光装置を示し、この図4にお
いて、照明光学系1から所定の波長の露光光が射出され
る。その照明光学系1から順に、第1フォトマスク2、
第1結像光学系3、第2フォトマスク4、第2結像光学
系5及び感光基板6が配置される。そして、直列的に配
置された第1結像光学系3及び第2結像光学系5より投
影光学系が構成され、第2結像光学系5に関して、感光
基板6と第2フォトマスク4とが共役であり、第1結像
光学系3に関して、第2フォトマスク4と第1フォトマ
スク2とがほぼ共役である。
【0006】図4の構成では、第1フォトマスク2は、
上方に配置された照明光学系1からの露光光7に照明さ
れ、第1フォトマスク2上に形成されたパターンにより
その露光光7の回折光8,9が生じ、この回折光8,9
が第1結像光学系3を介して第2フォトマスク4上のパ
ターンを照明する。この際、各回折光8及び9は互いに
可干渉性を有している。更に、それら回折光8,9によ
り照明された結果、第2フォトマスク4上に形成された
パターンから回折光10,11が生じ、それらが第2結
像光学系5を介して感光基板6の上に像を形成する。
【0007】図4の構成において、一例として第1フォ
トマスク2及び第2フォトマスク4上に共に孤立した開
口パターンを形成した場合を考える。そして、第1結像
光学系3の投影倍率をβとすると、第2フォトマスク4
上の孤立開口パターンはほぼ第1フォトマスク2上の孤
立開口パターンのβ倍である。但し、それら孤立開口パ
ターンの実際の大きさ及び形状は、良好な結像特性が得
られるように、第1フォトマスク2上及び第2フォトマ
スク4上でそれぞれ独立に調整される。この場合には、
第1フォトマスク2から射出される回折光8及び9が互
いに可干渉性を有していることから、第2フォトマスク
4の感光基板6上の投影像には、エッジ強調型位相シフ
トマスクを使用した場合と類似の結像特性が得られる。
【0008】また、図4の構成における別の例として、
第1フォトマスク2及び第2フォトマスク4上に共に、
一次元的な周期パターンであるライン・アンド・スペー
スパターンを形成した場合を考える。そして、それら2
個の一次元的な周期パターンのピッチ方向(周期方向)
が互いに平行であるとする。この場合には、所謂変形照
明のような斜照明が適しているのであるが、その斜照明
の場合を考えると第1フォトマスク2から射出される回
折光8及び9が互いに可干渉性を有していることから、
第2フォトマスク4の感光基板6上の投影像には、所謂
変形照明法を使用した場合よりもコントラストの高い結
像特性が得られる。
【0009】更に、例えば第1フォトマスク2に位相パ
ターンのみを形成し、第2フォトマスク4に遮光パター
ンのみを形成した場合にも、位相シフトマスクを使用し
た場合と同様の結像特性を得ることができる。即ち、そ
の本出願人の先願に係る投影露光装置は、1枚目のフォ
トマスク2上の一点で回折される光が互いに可干渉性を
有していることを積極的に利用して、感光基板6上での
結像性能を向上させるものである。
【0010】しかしながら、その本出願人の先願に係る
投影露光装置においては、1枚の感光基板を露光するの
に2枚のフォトマスクを必要とするという不都合があっ
た。本発明は斯かる点に鑑み、1枚のフォトマスクを用
いて感光基板への露光を行うと共に、フォトマスクから
射出される光の可干渉性を積極的に利用して感光基板上
での結像性能を向上できる投影露光装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による投影露光装
置は、例えば図1に示すように、転写用のパターンが形
成されたフォトマスク(14)を露光光で照明する照明
光学系(15,16,20)を有し、フォトマスク(1
4)のパターンの像を感光基板(19)上に投影する投
影露光装置において、その露光光のもとでフォトマスク
(14)のパターンの像をフォトマスク(14)上に結
像する第1結像光学系(13,12)と、この第1結像
光学系による結像光のもとでフォトマスク(14)のパ
ターンの像を感光基板(19)上に結像する第2結像光
学系(15〜18)とを有するものである。
【0012】この場合、例えば図2に示すように、その
照明光学系(20,21)とその第1結像光学系(22
〜26,21)とその第2結像光学系(22〜24)と
が互いに光路の一部を共有していてもよい。
【0013】
【作用】斯かる本発明によれば、フォトマスク(14)
上にこのフォトマスク(14)自体の像が合焦状態又は
デフォーカスされた状態で投影され、この結像光のもと
でフォトマスク(14)の像が感光基板(19)上に露
光される。従って、2枚のフォトマスクを用いた場合と
等価な光学系が構成され、フォトマスク(14)が互い
に可干渉性のある照明光で照明されることになるので、
例えば位相シフトマスクを用いた場合のように結像性能
が向上する。
【0014】また、その照明光学系(20,21)とそ
の第1結像光学系(22〜26,21)とその第2結像
光学系(22〜24)とが互いに光路の一部を共有する
場合には、第1結像光学系及び第2結像光学系の光学系
が全体として簡略化される。
【0015】
【実施例】以下、本発明による投影露光装置の一実施例
につき図1を参照して説明する。図1は本例の投影露光
装置を示し、この図1において、平面鏡12の下に順
に、第1レンズ系13、転写対象とするパターンが形成
されたレチクル14、両面に1/4波長板16及び17
が固定された偏光ビームスプリッター15、第2レンズ
系18及び感光基板19を配置する。また、偏光ビーム
スプリッター15の側面方向に露光光供給部20を配置
する。
【0016】この場合、平面鏡12の反射面とフォトマ
スク14のパターン形成面とは第1レンズ系13に関し
て共役である。但し、第1レンズ系13に関してフォト
マスク14のパターン形成面と共役な面からその平面鏡
12の反射面を僅かにデフォーカスさせる場合もある。
同様に、フォトマスク14のパターン形成面と感光基板
19の露光面とは、1/4波長板16、偏光ビームスプ
リッター15、1/4波長板17及び第2レンズ系18
に関して共役である。
【0017】次に、本例の動作につき説明する。先ず、
露光光供給部20から射出された露光光IL1が、偏光
ビームスプリッター15の接合面15aで反射された
後、1/4波長板16を経てフォトマスク14を照明す
る。フォトマスク14上のパターンにて回折された光
は、第1レンズ系13により平面鏡12上にフォトマス
14のパターン像を結像し、平面鏡12から反射された
光は、第1レンズ系13によりフォトマスク14上にフ
ォトマス14のパターン像を再結像する。即ち、フォト
マスク14のパターン形成面は、平面鏡12方向からの
フォトマス14のパターン像の結像光束により照明され
ることになる。
【0018】すると、フォトマスク14より下方に向か
って回折光が発生し、これら回折光は、1/4波長板1
6、偏光ビームスプリッタ15、1/4波長板17及び
第2レンズ系18を経て、感光基板19上にフォトマス
ク14上のパターン像を結像する。このように本例によ
れば、1枚のフォトマスク14のみを用いながら、図4
に示した本出願人の先願に係る投影露光装置のように、
2枚のレチクルを用いた二重結像系と等価な系を構成し
ていることが分かる。
【0019】なお、図1のフォトマスク14としては、
特に下方側(偏光ビームスプリッター15側)に反射防
止膜等を施し、下方側から照明される露光光がフォトマ
スク14で反射されて、偏光ビームスプリッター15及
び第2レンズ系18等を介して感光基板19に到達する
のを防止するのが望ましい。次に図1における偏光ビー
ムスプリッタ15及び1/4波長板16,17の機能に
ついて述べる。本実施例では、露光光供給部20から射
出される露光光IL1は、図1の紙面に垂直な方向に電
場ベクトルが振動している直線偏光(以下、「s偏光」
と呼ぶ)の状態になっているものとする。更に、s偏光
と直交する直線偏光をp偏光と呼ぶ。仮に、露光光供給
部20としてエキシマレーザーなどのレーザー光源を用
いる場合は、レーザー発光の偏光方向がs偏光になる様
に配置すればよい。また、水銀ランプ等を光源とする場
合は、露光光供給部20の中に偏光板を配置して露光光
供給部20から射出する光がs偏光となる様にしてもよ
い。或いは、偏光ビームスプリッタ15に非偏光のまま
入射させて、s偏光のみ反射させてp偏光成分は透過さ
せて除いてしまう構成でもよい。
【0020】ここでは、露光光供給部20からs偏光の
状態で露光光IL1が射出されて、偏光ビームスプリッ
タ15に入射するものとすると、入射した光は全て偏光
ビームスプリッター15で反射されて1/4波長板16
に向かう。1/4波長板16の主軸方向が偏光方向に対
して45°回転した方向に一致する様に、1/4波長板
16が配置してあるものとする。すると、1/4波長板
16を通過する光は右(又は左)回りの円偏光となり、
フォトマスク14及び第1レンズ系13を経て反射鏡1
2へ至る。
【0021】反射鏡12での反射により、右(又は左)
回りの円偏光は、左(又は右)回りの円偏光となり、再
度第1レンズ系13及びフォトマスク14を経て1/4
波長板16へ至る。1/4波長板16を通過してp偏光
となった光は、偏光ビームスプリッタ15を全て透過し
て1/4波長板17へ至る。そして、1/4波長板17
を通過して円偏光となった光は、第2レンズ系18を介
して感光基板19上へフォトマスク14のパターン像を
結像する。1/4波長板17の機能は、仮に直線偏光
(p偏光)のまま光を結像させると、フォトマスク14
上のパターンの方向性によって結像性能が変わってしま
う虞があるので、それを避けるためである。
【0022】仮に、フォトマス14上のパターンの主た
る空間周波数の方向が図1の紙面に垂直な方向ならば、
1/4波長板17は必ずしも配置する必要が無い。以上
の偏光素子を配置することにより、光量の損失を少なく
することができる。例えば、偏光ビームスプリッタ15
の代わりに通常のハーフミラーを用いると、反射又は透
過の度に光量が半分になってしまうのに対し、本実施例
に示した光学系では、反射又は透過に伴う光量の損失が
無い。
【0023】次に、本発明の他の実施例につき図2を参
照して説明する。図2は本例の投影露光装置を示し、こ
の図2において、露光光供給部20から射出された露光
光IL2は、第1ハーフミラー21により反射されてフ
ォトマスク14を照明する。フォトマスク14上のパタ
ーンにより回折された光は、第1凹面鏡22の内面22
aで反射されて第1凸面鏡23に入射し、この第1凸面
鏡23で反射されて再び第1凹面鏡22に向かう。そし
て、第1凹面鏡22の内面22aで反射された光が、第
2ハーフミラー24を透過してフォトマスク14のパタ
ーンの中間像を形成する。この中間像から発散する光
が、更に第2凹面鏡25の内面25a、第2凸面鏡26
及び第2凹面鏡25の内面25aにて順次反射された
後、第1ハーフミラー21を透過してフォトマスク14
上にフォトマスク14のパターン像を形成する。
【0024】フォトマスク14のパターン像の結像光
は、フォトマスク14上のパターンに対する照明光とし
て機能し、この結像光により照明されたフォトマスク1
4からの回折光は、第1凹面鏡22、第1凸面鏡23及
び第1凹面鏡22により順次反射されて第1ハーフミラ
ー24に入射する。このハーフミラー24により反射さ
れた光が、感光基板19上にフォトマスク14のパター
ン像を結像する。
【0025】即ち、本例においては、露光光供給部20
及び第1ハーフミラー21によりフォトマスク14が照
明され、このフォトマスク14のパターンの像が、第1
凹面鏡22、第1凸面鏡23、第2ハーフミラー24、
第2凹面鏡25、第2凸面鏡26及び第1ハーフミラー
21よりなる結像光学系により再びフォトマスク14上
に結像される。そして、その結像光のもとで、フォトマ
スク14のパターン像が、第1凹面鏡22、第1凸面鏡
23及び第2ハーフミラー24よりなる結像光学系によ
り感光基板19上に結像されている。
【0026】この場合、フォトマスク14のパターンで
回折された光の内で、第2ハーフミラー24でそのまま
反射される光により結像される像は、従来の結像法に対
応する結像成分であり、第2ハーフミラー24を1回通
過した後にこの第2ハーフミラー24で反射される光に
より結像される像は、本出願人の先願に係る図4の二重
結像系による結像成分である。また、第2ハーフミラー
24を2回以上通過した後にこの第2ハーフミラー24
で反射される光により結像される像は、三重以上の多重
結像系による結像成分である。
【0027】この様に、本例においては図4のような二
重結像系による結像成分以外に、図3のような一重結像
系による結像成分及び三重以上の多重結像系による結像
成分が含まれている。また、露光光供給部20から射出
された後に第1ハーフミラー21を透過する光、及び第
2凹面鏡25で反射された後に第1ハーフミラー21で
反射される光は、全て無駄になる構成となっている。
【0028】これに対して、感光基板19上での結像を
二重結像系による結像成分のみとして、光の利用効率を
更に高めたい場合は、第1ハーフミラー21及び第2ハ
ーフミラー24をそれぞれs偏光を反射してp偏光を透
過させる第1偏光ミラー27及び第2偏光ミラー28と
交換すればよい。偏光ミラーとは偏光ビームスプリッタ
ーと同様な働きをするミラーである。更に、図2におい
て破線で示したように、フォトマスク14と第1凹面鏡
22との間に1/2波長板29を配置し、第2偏光ミラ
ー28と感光基板19との間に1/4波長板30を配置
し、露光光供給部20から射出される露光光IL2をs
偏光とすればよい。
【0029】この場合、露光光供給部20から射出され
る露光光IL2は、s偏光であるため第1偏光ミラー2
7で全部反射されて、フォトマスク14に入射する。フ
ォトマスク14の直後の1/2波長板29の主軸が、s
偏光の振動方向から45°回転した方向に設置されてい
るとして、フォトマスク14を通過したs偏光の光は、
1/2波長板29によりp偏光となる。その後、第1凹
面鏡22、第1凸面鏡23及び第1凹面鏡22により反
射された光は、p偏光であるため第2偏光ミラー28を
全部が透過する。次に、第2凹面鏡25、第2凸面鏡2
6及び第2凹面鏡25により反射された光は、依然p偏
光であるため第1偏光ミラー21を全て透過してフォト
マスク14上にフォトマスク14のパターン像を結像す
る。
【0030】そして、フォトマスク14を通過したp偏
光の光は、1/2波長板29によりs偏光に変換され
る。その後、第1凹面鏡22、第1凸面鏡23及び第1
凹面鏡22により順次反射された光は、s偏光であるた
め第2偏光ミラー28により全て反射されて、感光基板
19上にフォトマスク14のパターン像を結像する。こ
の場合、感光基板19上に結像される像は、二重結像系
による結像成分のみであり、結像性能は良好である。更
に、露光光供給部20から射出された露光光IL2の光
量損失が少なく光の利用効率が極めて高い。また、感光
基板19の上方に設置してある1/4波長板30は、s
偏光という直線偏光を円偏光に変換するものであり、こ
れによりフォトマスク14上のパターンの方向性による
結像特性の差が解消される。
【0031】なお、上述の図1の実施例は結像光学系と
して屈折系が使用され、図2の実施例は結像光学系とし
て反射系が使用されているが、屈折系と反射系とを併用
しても良いことは言うまでもない。更に、フォトマスク
を反射型としても良く、フォトマスクが反射型の場合の
光学系としては、種々の形態が考えられる。このように
本発明は上述実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、1枚のフォトマスクを
用いるだけで2枚以上のフォトマスクを用いる多重結像
系と同様に、フォトマスクから射出される光の可干渉性
を積極的に利用して感光基板上での結像性能を向上でき
る利点がある。これにより、フォトマスク作成に要する
コストの低減を図れると共に、複数枚のフォトマスクの
相対位置合わせが不要となり、装置構成の簡略化及び装
置稼働時のスループットの向上に寄与できる。
【0033】また、本発明は各種偏光素子を併用するこ
とにより光量損失の少ない形態で装置として実現でき
る。また、照明光学系と第1結像光学系と第2結像光学
系とが互いに光路の一部を共有している場合には、全体
の光学系を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による投影露光装置の一実施例を示す概
略構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す概略構成図である。
【図3】従来の投影露光装置の要部を示す概略構成図で
ある。
【図4】本出願人の先願に係る投影露光装置を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
12 平面鏡 13 第1レンズ系 14 フォトマスク 15 偏光ビームスプリッター 16,17 1/4波長板 18 第2レンズ系 19 感光基板 20 露光光供給部 21,24 ハーフミラー 27,28 偏光ミラー 29 1/2波長板 30 1/4波長板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写用のパターンが形成されたフォトマ
    スクを露光光で照明する照明光学系を有し、前記フォト
    マスクのパターンの像を感光基板上に投影する投影露光
    装置において、 前記露光光のもとで前記フォトマスクのパターンの像を
    前記フォトマスク上に結像する第1結像光学系と、 該第1結像光学系による結像光のもとで前記フォトマス
    クのパターンの像を前記感光基板上に結像する第2結像
    光学系とを有することを特徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 前記照明光学系と前記第1結像光学系と
    前記第2結像光学系とが互いに光路の一部を共有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の投影露光装置。
JP5004907A 1993-01-14 1993-01-14 投影露光装置 Withdrawn JPH06215997A (ja)

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EP1122608A2 (de) * 2000-02-05 2001-08-08 Carl Zeiss Projektionsbelichtungsanlage mit reflektivem Retikel
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