JPH0621585B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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JPH0621585B2
JPH0621585B2 JP7123585A JP7123585A JPH0621585B2 JP H0621585 B2 JPH0621585 B2 JP H0621585B2 JP 7123585 A JP7123585 A JP 7123585A JP 7123585 A JP7123585 A JP 7123585A JP H0621585 B2 JPH0621585 B2 JP H0621585B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンの制御装置に関し、特に要求エンジ
ン出力を示すアクセル操作量に応じて、空燃比の大きな
リーン運転と小さなリッチ運転との切換えを行うように
したエンジンの制御装置に関する。
(従来技術) エンジンのなかには、極力省燃費を図るため、エンジン
負荷の小さなときは空燃比の大きいリーン運転を行うよ
うにする一方、出力が要求されるエンジン負荷の大きい
ときは、空燃比の小さなリッチ運転を行うようにしたも
のがある。そして、このようなリーン、リッチの切換え
を判別するための負荷を表わすパラメータとして、一般
に吸気負圧あるいは吸入空気量が利用されている。
なお、従来、要求エンジン出力を示すアクセル操作量に
対してエンジンの空燃比を所定空燃比に制御する技術と
して、特開昭57−65835号公報に示されるよう
に、アクセル操作量に応じてスロットル弁開度(つまり
急入空気量)を電気的に制御するようにしたものは知ら
れている。
(発明の解決しよとする問題点) しかしながら、上記従来のものでは、リーン運転からリ
ッチ運転へと移行するときに、エンジン出力の変化が大
きくて、安定した運転性を得る上で問題を生じていた。
この点を詳述すると、リッチ運転へ移行するときに、エ
ンジン負荷増大による充填量増大(吸入空気量増大)に
伴う出力向上と、空燃比がリーンからリッチへ移行する
ことによる出力向上と、の2つの出力向上要素が重なり
合って、全体的に大きな出力変動を生じることになって
いた。
なお、近時は、リーン運転領域の拡大、すなわちエンジ
ン負荷が大分大きくなるまではリーン運転を行うように
している関係上、上記充填量増大に伴う出力向上は比較
的小さく押えられる傾向にあるが、出力変動防止という
観点から未だ十分に満足のいくものではなかった。
したがって、本発明の目的は、エンジン負荷に応じてリ
ーン運転とリッチ運転との切換えを行うようにしたもの
において、この切換時の出力変動を小さくできるように
したエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明は、基本的には、リ
ッチ運転への切換時に、出力変動の一要素となる充填量
の変化が生じないようにしたものである。すなわち、リ
ッチ運転に切換えられるときの従来のスロットル弁開度
から全開にしたとしても、この間のスロットル弁開度の
変化が大きい反面、吸入空気量の変化が小さい点に着目
してなされたものである。ちなみに、スロットル弁が開
度80゜で全開になるとすると、開度20゜で既に充填
量が90%前後にまでなる、という点に着目してなされ
たものである。
上述の観点から、本発明にあっては、リーン、リッチの
切換えをアクセル操作量に応じて行うようにすると共
に、このアクセル操作量に応じてスロットル弁開度を電
気的に制御するようにして、リッチ運転への切換時に
は、スロットル弁が全開になるようにしてある。具体的
には、 アクセル操作量を検出するアクセル検出手段と、 前記アクセル検出手段の出力を受け、少なくともアクセ
ル操作量が所定量以上のときはスロットル弁が全開とな
るようにするスロットル弁制御手段と、 エンジンへ燃料を供給する燃料供給手段と、 前記アクセル検出手段の出力を受け、前記燃料供給手段
を制御して、アクセル操作量が前記所定量以上になった
ときに、該アクセル操作量に対応して空燃比を変更させ
る空燃比制御手段と、 を備えた構成としてある。
このような構成とすることにより、リッチ運転への切換
時には、既にスロットル弁開度が全開であるため充填量
の変化がなく、しかもアクセル操作量に応じて空燃比が
変化するため出力の変化が連続的になり、トルク変動が
なくなるものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例について第2図以下の図面に基い
て説明する。
第2図は本発明の実施例に係るエンジンの制御装置の全
体構成を示し、1は例えば4気筒のエンジン、2は一端
がエアクリーナ3を介して大気に開口し他端がエンジン
1に開口してエンジン1に吸入空気を供給する吸気通
路、4は一端がエンジン1に開口し他端が大気に開口し
てエンジン1からの排気を排出する排気通路である。5
はエンジン出力要求に応じて踏込み操作されるアクセル
ペダル、6は吸気通路2に配設された吸気通路量を制御
するスロットル弁であって、該スロットル弁6は、アク
セルペダル5とは機械的な連係関係がなく、後述の如く
アクセルペダル5の踏込み量つまりアクセル操作量によ
り電気的に制御される。7はスロットル弁6を開閉作動
させるステップモータ等よりなるスロットルアクチュエ
ータである。8は排気通路4に介設され排気ガスを浄化
するための触媒装置である。
一方、12は吸気通路2のスロットル弁6下流に配設さ
れ燃料を噴射供給する燃料噴射弁であって、該燃料噴射
弁12は、燃料ポンプ13および燃料フィルタ14を介
設した燃料供給通路15を介して燃料タンク16に連通
されており、該燃料タンク16からの燃料が送給される
とともに、その余剰燃料は燃圧レギュレータ17を介設
したりターン通路18を介して燃料タンク16に還流さ
れ、よって所定圧の燃料が燃料噴射弁12に供給される
ようにしている。
加えて、19は上記アクセルペダル5の踏込み量つまり
アクセル操作量αを検出するアクセル検出手段としての
アクセルペダルポジションセンサ、20は吸気通路2の
スロットル弁6上流に配設された吸入空気量QaR を検
出するエアフロメータ、22はスロットル弁6の開度を
検出するスロットルポジションセンサ、23はエンジン
冷却水の温度TW を検出する水温センサ、2は排気通路
4の触媒装置8蒸溜に配設され排気ガス中の空燃比λを
検出する空燃比センサ(リーンセンサ)であって、これ
ら19〜24の検出信号は、デジタルコンピュータ等よ
りなるコントロールユニット25に入力されていて、該
コントロールユニット25により上記スロットルアクチ
ュエータ7および燃料噴射弁12が制御される。
さらに、上記コントロールユニット25にはイグナイタ
26が接続されていて、点火回数つまりエンジン回転数
Neの信号が入力されると共に、該イグナイタ26に対
して所定の時期に設定された点火時期信号が出力される
ようになっている。また。上記コントロールユニット2
5にはデストリビュータ27およびバッテリ28が入力
接続されていて、それぞれ点火時期及びバッテリ電圧V
B の信号を入力している。勿論、イグナイタ26からの
点火信号は、デストリビュータ27を介して点火プラグ
33への二次電流供給として出力されて、当該点火プラ
グ33が点火されることになり、このイグナイタ26お
よびデストリュビュータ26が点火制御手段を構成して
いる。
上述のコントロールユニット25は、実施例では、アク
セル操作量αに応じて目標開度にスロットル弁6を制御
するのと並行して、このアクセル操作量αに応じてエン
ジン1の燃料量を制御するものとなっている。以下この
コントロールユニット25の作動を説明するが、説明の
都合上、スロットル制御と燃料制御とについて全体的に
説明した後、本発明の特徴となる空燃比制御部分を説明
する。尚、第3図では4気筒エンジンの場合について示
している。
スロットル制御 第3図において、先ず、スロットル弁開度制御系につい
て述べるに、MA はアクセル操作量αに対して予め設
定された空燃比になるようにエンジン1に供給する空気
の目標値Qaが設定された第1マップであって、アク
セルペダルポジションセンサ19からの出力を受け、ア
クセル操作量αに応じてエンジン1に供給する目標値空
気量Qaを設定する目標空気量設定手段29を構成し
ている。
MA はエンジン冷却水温度TW に対してアイドルアッ
プのために必要な空燃比とすべく最低空気量Qamが設
定された第2マップであって、水温センサ23からの出
力を受け、エンジン冷却水温度TW に応じて水温補正用
最低空気量Qamを設定するようにしている。30は、
上記第1マップMA (目標空気量設定手段29)およ
び第2マップMA の各出力を受け、第1マップMA
で求められた目標空気量Qaと第2マップMA で求
められた水温補正用最低空気量Qamとのうちその最大
値Qaを選択する最大値選択回路であり、上記目標空
気量Qaが水温補正用最低空気量Qamを下回るとき
にはアイドルアップのため水温補正用最低空気量Qam
を選択して良好なエンジン運転性を確保するようにして
いる。
MAはエンジン回転数Neに対して該エンジン回転数
Neにより決まる最大空気量Qamが設定さた第3マッ
プであって、エンジン回転数Neに応じて最大空気量Q
amを設定するようにしている。31は、上記最大値選択
回路30および第3マップMAの各出力を受け、最大
値選択回路30で求められた最大空気量Qaと第3マ
ップMA で求められた最大空気量QaM とのうちその
最小値Qaを選択する最小値選択回路であり、上記目
標空気量Qaがエンジン回転数Neにより定まる最大
空気量QaM を上回るときには、スロットル弁6が全開
で吸入可能な空気量以上の量を目標値としても無意味で
あることから、上記最大空気量QaM を選択して最大値
を制限するようにしている。
以上により、アクセル操作量αに対して、エンジン冷却
水温度TW に対する補正およびエンジン回転数Neによ
り決まるスロットル弁全開での最大空気量に対する補正
を考慮した目標空気量Qaが決まる。
さらに、32は上記最小選択回路31からの出力を受
け、上記目標空気量Qaを、エンジン回転数Neを2
倍した値(Ne×2)で除算する除算器で、4気筒エン
ジンでの1気筒当りの吸気量Acを求めている。MA
はエンジンの回転数Neに対する目標値吸気量Ac
とすべきスロットル弁開度θが設定された第4マップ
であって、該マップMA は上記除算器32からの出力
を受け、目標値吸気量Acとすべきスロットル弁開度
θを設定するもので、目標スロットル弁開度決定手段
33を構成している。
また、34は、スロットル弁開度フィードバック補正用
のモジュールで、前記目標スロットル弁開度θとスロ
ットルセンサ22からの実際のスロットル弁開度Saと
を比較して、補正係数SaFBを演算してこれを乗算器
35に出力する。そして、乗算器35で、目標スロット
ル弁開度θに対して上記補正係数SaFBが掛け合わ
されてフィードバック補正がなされ、このフィードバッ
ク補正後の目標スロットル弁開度がθとしてスロット
ルアクチュエータ7に出力され、スロットル弁6の開度
が目標スロットル弁開度θに制御される。
燃料制御 次に、第3図における燃料供給量制御系について述べる
に、MBはアクセル操作量αに対して予め設定された
空燃比(後述するように理論空燃比14.7すなわちλ
=1)になるようにエンジン1に供給する燃料の目標値
Qfが設定された第5マップであって、アクセルペダ
ルポジションセンサ19からの出力を受け、アクセル操
作量αに応じてエンジン1に供給する目標燃料量Qf
を設定する目標燃料設定手段37を構成している。
MB は上記第2マップMA で設定される空気量Qa
mに対してアイドルアップのための必要な空燃比となる
ようにエンジン冷却水温度TW に対する最低燃料量Qf
mが設定された第6マップであって、水温センサ23の
出力を得け、エンジン冷却水温度TW に応じて水温補正
用最低燃料量Qfmを設定する。38は、上記第5マッ
プMB (目標燃料量設定手段37)および第6マップ
MB の各出力を受け、第5マップMB で求められた
目標燃料量Qfと第6マップMB で求められた水温
補正用最低燃料量Qfmとのうちその最大値Qfを選
択する最大値選択回路であり、上記目標燃料量Qf
水温補正用最低燃料量Qfmを下回るときにはアイドル
アップのため水温補正用最低燃料量Qfmを選択して良
好なエンジン運転性を確保するようにしている。
MB は上記第3マップMA で設定される最大空気量
QaM に対して予め設定された目標空燃比となるように
エンジン回転数Neに対する最大燃料量QfM が設定さ
れた第7マップであって、エンジン回転数Neに応じて
最大燃料量QfM を設定する。39は、上記最大値選択
回路38および第7マップMB の各出力を受け、最大
値選択回路38で求められた最大燃料量Qfと第7マ
ップMB で求められた最大燃料量QfM とのうちその
最小値Qfを選択する最小値選択回路であり、上記目
標燃料量Qfがエンジン回転数Neにより定まる最大
燃料量QfM を上回っているとき、つまり上述の如く目
標空気量Qaがエンジン回転数Neにより定まる最大
空気量QaM を上回って、スロットル弁6が全開で吸入
可能な空気量以上の量を目標値してときには最大空気量
QaM を選択して、そのときでも空燃比が目標空燃比に
なるようにしている。
以上により、空気量の場合と同様に、アクセル操作量α
に対して、エンジン冷却水温度TW に対する補正および
エンジン回転数Neにより決まるスロットル弁6全開で
の最大燃料量に対する補正を考慮した目標燃料量Qf
が求まる。
前記最小値選択回路39からの目標燃料量Qf信号
は、除算器40、第1〜第3除算器41〜43、および
燃料噴射弁補正回路44を介して燃料噴射弁12に出力
される。
前記除算器40は、最小値選択回路39からの出力を受
け、目標燃料量Qfを2気筒ずつ同時に燃料噴射する
ものとしてエンジン回転数Neで除算して、1気筒当り
の燃料供給量Qfiを算出するものである。
前記第1除算器41は、除算器40で求められた目標燃
料供給量Qfiを、後述する第8マップMBで求めら
れたアクセル操作量αに対する空燃比補正係数Cfで乗
算補正して目標燃料供給量Qfiを算出するものであ
る。
前記第2乗算器42は、第1乗算器41で求められた目
標燃料供給量Qfiを、吸気量補正モジュール46で
求められた補正係数CaFB で乗算補正して、目標値燃料
供給量Qfiを算出するものである。この補正モジュ
ール46は、乗算器32からの目標空気量Acの信号
を受けるとともに、上記エアフロメータ20により実測
された実空気量QaRおよびエンジン回転数Neの信号を
受け、実空気量QaRとエンジン回転数Neとで演算され
た1気筒当りの実空気量AcRと目標吸気量Acと比較
して、その偏差に応じてスロットル弁開度をフィードバ
ック補正するためのフィードバック係数CaCBを算出
するものである。
前記第3乗算器43は、上記第2乗算器42で求められ
た目標燃料供給量Qfiを、リーン運転時におけるフ
ィードバック補正用のモジュール47で求められた空燃
比補正係数CfFBで乗算補正して目標燃料供給量Qfi
を算出するものである。このフィードバック補正用モ
ジュール47は、水温センサ23、マップMB および
空燃比センサ24からの出力を受けて、例えば、エンジ
ン冷却水温が60℃以上であること、MB からの空燃
比補正係数Cfが理論空燃比(14、7でλ=1)より
大きいリーン運転時であること、および空燃比センサ2
4が活性であること、を条件として、マップMBで設
定される空燃比となるように、フィードバック補正用の
係数Cfを演算、出力するものである。
前記燃料噴射弁補正回路44は、上記第3乗算器43か
らの目標燃料供給量Qfi信号およびバッテリ28か
らのバッテリ電圧VB 信号を受け、バッテリ電圧VB に
応じて燃料噴射弁12への目標燃料供給信号としてのパ
ルス信号を補正して燃料噴射弁12に出力するものであ
る。
以上により、該燃料噴射弁12を点火と同期して所定時
間駆動し、その空燃比を次に詳述するように目標値に制
御するようにした燃料制御手段を構成している。
空燃比制御 さて次に、前述した構成のうちリーンとリッチとの切換
えを行なう空燃比制御部分について、第4図をも参照し
つつ説明する。
先ず、本発明においては、アクセル操作量αに応じて、
リーン、リッチの切換えを行うようになっており、実施
例では、リーン運転の空燃比を22とし、またリッチ運
転での空燃比を13としてある。そして、このリーン、
リッチの境界値として、アクセル操作量αか第1所定量
α(第3図のMA 、MB 、MB 、第4図(c)
参照)になったときとしてあり、アクセル操作量αがこ
の第1所定量αより若干小さい第2所定量αと、若
干大きい第3所定量αとを設定して、αからα
でを第1過渡期とし、またαからαまでを第2過渡
期として、この過渡期での空燃比の変化を、第4図
(b)で示すように徐々に行うようにしてある。
以上のことを前提として、リッチ運転へ切換えるときに
は、スロットル弁6の開度を全開とするため、第3図マ
ップMA で示すように、アクセル操作量αに対する目
標空気量Qaが、第4図(c)に対応したものとなる
ように設定してある。そして、この全開になった一番小
さいアクセル操作量αの値を、前記第2所定量αとし
て設定してある。勿論、アクセル操作量αが上記全開と
なる前は、スロットル弁開度はアクセル操作量αの増大
に応じて増大するように設定してある。
また一方、第3図マップMB 、すなわちアクセル操作
量αに対する目標燃料量Qfは、マップMA で得ら
れる目標空気量に対して理論空燃比となるような燃料量
が得られるように設定してある。
さらに、空燃比の切換えは、第3図マップMB で行う
ようにしてある。すなわち、このマップMB は第4図
(b)で示すようなものに対応するように設定されて、
空燃比は、アクセル操作量αが第2所定量α以下では
いリーン運転に対応した22に、また第1所定量α
は理論空燃比(λ=1)に、さらに第3所定量αでは
リッチ運転に対応した13となるように設定されてい
る。そして、このαからαを経てαまでの間は、
上記空燃比22から13へ徐々に変化するようにしてあ
る。
なお、第3図のリーン運転補正モジュール47は、少な
くとも上述した空燃比22から14、7(λ=1)での
運転時における空燃比を正確に得るためのフィードバッ
ク制御するためのものとなっているが、このフィードバ
ックは、リッチ運転に完全に移行するまであるいは移行
後も行うようにしてもよい。
このように、本発明では、リッチ運転へ切換えられると
きのスロットル弁開度が、全開となっているので、この
ときの出力変動に及ぼす因子はもはや充填量(吸入空気
量)が関係なくなって、空燃比の変動分のみとなる。こ
れにより、第4図(a)に示すように、リッチ運転への
切換に際しての出力変動を小さくすることができる。勿
論、実施例のように、スロットル弁開度が全開の状態
で、リーンとリッチとの間での空燃比変更を徐々に行え
ば、より一層出力変動を防止することができる。
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず
例えば次のような場合をも含みものである。
燃料供給手段としては、燃料噴射弁12の代りに気化
器を用いてもよく、この場合の空燃比変更は、気化器の
各種ジェット(エアジェットを含む)を調整するとによ
り行えばよい。
所定の空燃比を得るための燃料量は、アクセル操作量
αに応じて直接的に決定するのではなく、例えば第3図
の目標吸気量AC 、あるいは目標スロットル弁開度θ
あるいはθ等によより間接的に決定するようにして
よく、さらにはエアフロメータ20からの出力に応じて
決定するようにしてもよい。
第3図のマップMB に対して、マップMB の要素
を含ませるようにして、このマップMB の時点で、ア
クセル操作量αに応じた異なる空燃比に対応した燃料量
を求めるようにしてもよい。
リーン、リッチは、相対的に空燃比が小さい、大きい
というものであればよく、必ずしも理論空燃比(λ=
1)より大きい、小さいというものに限定されるもので
はない。
コントロールユニット25をマイクロコンピュータに
よって構成する場合は、アナログ式、デジタル式のいず
れであってもよい。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、空燃比の
大きいリーン運転と空燃比の小さいリッチ運転とをエン
ジン負荷に応じて切換えるようにしてものにおいて、こ
の切換時の出力変動を小さくして、運転性の良好なもの
を得ることができる。
また、リーン運転とリッチ運転との切換えを、アクセル
操作量をパラメータとして行なうようにしてあるので、
吸気負圧等を利用するものに比して上記切換時点を正確
に判別できる他、この切換時点前後での空燃比の緻密な
制限をも行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図。 第2図は本発明の一実施例を示す全体系統図。 第3図は本発明の制御例を示すブロック図。 第4図は本発明の実施例におけるアクセル操作量とスロ
ットル弁開度とエンジン出力との関係を示すグラフ。 1:エンジン 2:吸気通路 5:アクセルペダル 6:スロットル弁 7:スロットルアクチュエータ 12:燃料噴射弁 19:アクセルセンサ 25:コントロールユニット 33:目標スロットル弁開度決定手段 45:空燃比決定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセル操作量を検出するアクセル検出手
    段と、 前記アクセル検出手段の出力を受け、少なくともアクセ
    ル操作量が所定量以上のときはスロットル弁が全開とな
    るようにするスロットル弁制御手段と、 エンジンへ燃料を供給する燃料供給手段と、 前記アクセル検出手段の出力を受け、前記燃料供給手段
    を制御して、アクセル操作量が前記所定量以上になった
    ときに、該アクセル操作量に対応して空燃比を変更させ
    る空燃比制御手段と、 を備えていることを特徴とするエンジンの制御装置。
JP7123585A 1985-04-05 1985-04-05 エンジンの制御装置 Expired - Lifetime JPH0621585B2 (ja)

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