JPH0621451U - 枕付キャンプ用マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、キャンプ時にテント内で使用する
就寝用マット又は寝袋内に敷き使用する就寝用マットの
改良に関する考案である。 【構成】 本考案は、雄ファスナ−を取り付けた折り畳
み式枕に、右マットに締め付け具を備えた携行用の左紐
及び右紐を取り付けるとともに雌ファスナ−を取り付
け、使用時には前記枕の雄ファスナ−を前記マットの雌
ファスナ−に着脱自在に取り付けることができると共
に、携行時には折り畳むことができる枕付キャンプ用マ
ット及び右マットに薄マットを接続したことを特徴とす
る枕付キャンプ用マットの構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、キャンプ時にテント内で使用する就寝用マット又は寝袋内に敷き使 用する就寝用マットの改良に関する考案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、キャンプ時に使用するマットには、枕がマットと一体となったエア−マ ット・クッション材を用いた巻き取り式マット及び折り畳み式マットがあり、前 記巻き取り式マット及び折り畳み式マットでは、枕がマットとは別体に構成され ていた。

【０００３】 しかしながら、前記枕がマットと一体となったエア−マットは、設営に時間が かかると共に、使用時に体にフィットするが振動が全体に伝わり不安定であり、 熟睡できないとの欠点があった。 また、クッション材を用いた巻き取り式マット及び折り畳み式マットは、体の構 造を無視していて、マットが腰にフィットしないとの欠点があった。 更に、巻き取り式マットは丸まって、癖が直しにくいとの欠点があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、持ち運びに便利であると共に、就寝時にマットが体にフィットし熟 睡できるので居眠り運転をするめことがなくなり、安全に自宅に戻ることができ るキャンプ用マットを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、雄ファスナ−を取り付けた折り畳み式枕に、右マットに締め付け具 を備えた携行用の左紐及び右紐を取り付けるとともに雌ファスナ−を取り付け、 使用時には前記枕の雄ファスナ−を前記マットの雌ファスナ−に着脱自在に取り 付けることができると共に、携行時には折り畳むことができる枕付キャンプ用マ ット及び右マットに薄マットを接続したことを特徴とする枕付キャンプ用マット の構成とした。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案について図面を参照して説明する。 本考案である枕付キャンプ用マットは図１に示す枕と図２に示すマットから構成 されており、図８は本枕付キャンプ用マットの他の実施例を示したものである。

【０００７】 図１は、本考案である枕付キャンプ用マットを構成する枕１であり、この枕１ は、左枕部２と右枕部３からなり、左枕部２と右枕部３は同形同大に形成されて いて、縫着部４の部分で折り畳むことができる構成となっている。 枕１の縦断面形状を示したのが図３であり、左枕部２及び右枕部３のカバ−２ａ ・３ｂ内には弾性部材２ｂ・３ｂが収納されているとともに、右枕部３のカバ− 布表面には雄ベルベットファスナ−５が取り付けられている。カバ−２ａ・３ａ は耐水性の素材をものを使用している。

【０００８】 図２は、本考案である枕付キャンプ用マットを構成するマットの正面図であり 、本マット６は、左マット７と中央マット８と右マット９からなり、左マット７ には取っ手１３が備えられている巻紐１２・１４が取り付けられているとともに 、巻紐１２・１３には締め付け具１５・１６が取り付けらけている。 また、左マット７には雌ファスナ−５ａが取り付けられ、この雌ファスナ−５ａ に枕の右枕部３の雄フアスナ−５が結合される。 図４は、マット６の縦断面を示したものであり、左マット７と中央マット８と右 マット９のカバ−７ａ・８ａ・９ａ内には弾性部材７ｂ・８ｂ・９ｂが収納され ていて、縫着部１０・１１は縫着糸により縫着されている。

【０００８】 図５は、本考案である枕付キャンプ用マット上に人が寝ている状態を示した図 であり、図１に示したマット１を縫着部４の部分で雄ファスナ−５が外側になる ように折り畳み、図２に示したマット６の左マット７の表面に固定されている雌 フアスナ−５ａ結合させて固定し、頭部を枕１上に載せて仰向けに寝ると、丁度 でん部１８上の腰の窪み１７に右マット９の右端が当接し、就寝中に腰の痛みが なくなる。枕１を矢印ａ・ｂ方向に移動させることにより、腰の窪み１７に右マ ット９の右端が当たるようにすることができる。

【０００９】 図６及び図７は、本考案である枕付キャンプ用マットを携行できるように折り 畳んだ状態の正面図であり、図７は図６に示した本枕付キャンプ用マットの右側 面図である。 まず、マット６を構成する各マット７・８・９を縫着部１０・１１の部分で折り 畳んだ後に、枕１を広げた状態で前記各マット７・８・９に合わせ、巻紐１２・ １４により前記枕１及びマット６を巻き付け、締め付け具１５・１６により巻紐 １２・１４を締め付け、携行し易いようにする。

【００１０】 図８は、本考案である枕付キャンプ用マットの他の実施例である枕付キャンプ 用マット上に人が寝ている状態を示した図であり、右マット９に３枚の薄マット １９・２０・２１を縫着部２２・２３・２４により縫着し接続したものである。 このような構成にすることにより、就寝中の腰の痛みが除去されると共に、足部 が冷えるのを防止することができる。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したような構成であるから、以下の効果がある。 第１に、折り畳み式であるので携行する際に非常に便利であるとの効果がある。 第２に、就寝中に腰の痛みが生ずることがないので、熟睡することができるとの 効果がある。 第３に、枕が就寝中に頭部からずれることがないとの効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案である枕付キャンプ用マットを構成する
枕の正面図。

【図２】本考案である枕付キャンプ用マットを構成する
マットの正面図。

【図３】本図は、図１のＡ−Ｂ線に沿った断面図。

【図４】本図は、図２のＣ−Ｄ線に沿った断面図。

【図５】本考案である枕付キャンプ用マット上に人が寝
ている状態を示した図。

【図６】本考案である枕付キャンプ用マットを折り畳ん
だ状態の正面図。

【図７】本考案である枕付キャンプ用マットを折り畳ん
だ状態の右側面図。

【図８】本考案である枕付キャンプ用マットの他の実施
例である枕付キャンプ用マット上に人が寝ている状態を
示した図。

【符号の説明】

１ 枕 ２ 右枕部 ２ａ カバ− ２ｂ 弾性部材 ３ 左枕部 ３ａ カバ− ３ｂ 弾性部材 ４ 縫着糸 ５ 雄ファスナ− ５ａ 雌ファスナ− ６ マット ７ 左マット ７ａ 弾性部材 ７ｂ カバ− ８ 中央マット ８ａ 弾性部材 ８ｂ カバ− ９ 右マット ９ａ 弾性部材 ９ｂ カバ− １０ 縫着糸 １１ 縫着糸 １２ 右紐 １３ 取っ手 １４ 左紐 １５ 締め付け具 １６ 締め付け具 １７ でん部 １８ 窪み １９ 薄マット ２０ 薄マット ２１ 薄マット ２２ 縫着部 ２３ 縫着部 ２４ 縫着部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 雄ファスナ−を取り付けた折り畳み式枕
   に、右マットに締め付け具を備えた携行用の左紐及び右
   紐を取り付けるとともに雌ファスナ−を取り付け、使用
   時には前記枕の雄ファスナ−を前記マットの雌ファスナ
   −に着脱自在に取り付けることができると共に、携行時
   には折り畳むことができる枕付キャンプ用マット。
2. 【請求項２】 右マットに薄マットを接続したことを特
   徴とする請求項１記載の枕付キャンプ用マット。