JPH06213802A - 植物プランクトン測定装置 - Google Patents

植物プランクトン測定装置

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Publication number
JPH06213802A
JPH06213802A JP2331593A JP2331593A JPH06213802A JP H06213802 A JPH06213802 A JP H06213802A JP 2331593 A JP2331593 A JP 2331593A JP 2331593 A JP2331593 A JP 2331593A JP H06213802 A JPH06213802 A JP H06213802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phytoplankton
sensor unit
water
light
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP2331593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusaku Tanaka
裕作 田中
Seiichi Goto
聖一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toa Corp
Toyo Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp, Toyo Construction Co Ltd filed Critical Toa Corp
Priority to JP2331593A priority Critical patent/JPH06213802A/ja
Publication of JPH06213802A publication Critical patent/JPH06213802A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現地で簡便に植物プランクトンを測定できる
ようにする。 【構成】 特定の波長光を透過する干渉フィルタ1とこ
の干渉フィルタ1を透過した光量を検知する光センサ2
とから成るセンサユニット5の複数種類を透明窓を有す
る耐水圧ケース内に納め、このケースを所定深さだけ水
中に沈めて、この時センサユニット5から出力される信
号を信号ケーブル6を介して別途設けたデータ解析部7
に送り、このデータ解析部7において、各波長光の分光
放射照度の減衰率を演算させると共に、この減衰率から
植物プランクトンの種類と量を特定させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中に含まれるべん毛
藻類、珪藻類等の植物プランクトンを定量測定するため
の装置に係り、特に現地測定を可能とした植物プランク
トン測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水中に含まれる植物プランクトン
を現地測定する装置はなく、一般には現場で採取した被
検水をホルマリンにより処理してプランクトンを固定
し、これを実験室に持ち帰って濃縮した後、この濃縮し
た試料を微量スライドグラスにとって、顕微鏡によって
観察し、プランクトンの種類ごとに個体の数をかぞえる
という作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の植物プランクトンの測定によれば、被検水を採取し
て実験室に持ち帰る作業および検鏡作業が必要不可欠と
なるため、測定に多くの時間と労力とがかかり、その
上、高度の熟練を要するという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、現地測定を可能とする簡便な植物プランク
トン測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、センサ部とデータ解析部とから成り、前記
センサ部は、特定の波長光を透過する干渉フィルタと該
干渉フィルタを透過した光量を検知する光センサとから
成るセンサユニットを備えると共に、該センサユニット
の複数種類を耐水圧ケース内に納めており、前記データ
解析部は、前記センサ部を水中に沈めた時に前記各セン
サユニットから出力される信号に基づいて各波長光ごと
の分光放射照度の減衰率を演算し植物プランクトン量を
求める手段を備える構成としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のように構成した植物プランクトン測定装
置においては、予め各波長光ごとの分光放射照度の減衰
率と植物プランクトンの個体量との相関を求めておくこ
とにより、データ解析部で演算した分光放射照度の減衰
率から簡単に植物プランクトンの種類と量を特定でき
る。しかも、干渉フィルタを用いて自然光から特定波長
の光を取り出すようにしているので、センサ部は小型か
つ簡単構造となり、現地に持ち込んで簡便に植物プラン
クトンを測定できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
【0008】図1は、本発明にかゝる植物プランクトン
測定装置の基本構造を示したもので、本測定装置は、特
定の波長光を透過する干渉フィルタ1と干渉フィルタ1
を透過した光量を検知する光センサ2とから成るセンサ
ユニット3および光アンプ4を備えたセンサ部5と、こ
のセンサ部5と信号ケーブル6にて接続され後述する処
理により植物プランクトンの種類と量を特定するデータ
解析部7と、データ解析部7での解析結果を表示または
プリントアウトする表示部8とから概略構成されてい
る。
【0009】センサ部5は、図1および2に詳細に示さ
れるように、上記センサユニット3および光アンプ4を
耐水圧ケース10に納めることにより1つの可搬式ユニ
ットとして構成されている。ケース10は円筒箱形をな
し、その上面にはガラス窓11が設けられると共に、そ
の下面には信号ケーブル6内の信号線を導入するための
孔12が設けられている。センサユニット3は、干渉フ
ィルタ1の種類を変えた複数種類(こゝでは3種類)が
用意され、これらは前記ケース10のガラス窓11の裏
面に接着剤等により接合されている。なお、このセンサ
ユニット3とは別に全波長域の光量を検知する照度計1
3が用意され、これも前記ガラス窓11に接合されてい
る。また、光アンプ4はケース10内の底面にスペーサ
ブロック14を介して固定されている。光アンプ4は、
各センサユニット3および照度計13からの信号を増幅
しかつ信号変換(A/D変換)する機能を有するもの
で、各センサユニット3、照度計13およびデータ解析
部7と信号線で接続されている。
【0010】一方、データ解析部7は、マイクロコンピ
ュータから成り、前記センサ部5を水中に沈めた時に前
記各センサユニット3から出力される信号に基づいて各
波長光ごとの分光放射照度の減衰率を演算し植物プラン
クトン量を求める手段(図示略)を備えている。またこ
のデータ解析部7は、各波長光ごとの分光放射照度の減
衰率と植物プランクトンの個体量との相関を記憶する記
憶部(図示略)を備えている。
【0011】以下、上記のように構成した植物プランク
トン測定装置における測定原理を具体的に説明する。
【0012】いま、上記干渉フィルタ1として、その透
過波長が 460nm(青色光に相当)、530nm(緑色光に相
当)、 630nm(赤色光に相当)である3種類を用意し、
これら干渉フィルタを備えたセンサ部5を水中に5cm、
50cm、80cm深さに沈め、前記各水深および空気中でセン
サユニット5により光量を測定し、空気中での測定値を
1とした場合の各水深での光量の割合すなわち減衰率を
求める。図4は、水道水(清浄水)を被検水として前記
要領で測定した場合の分光照射照度の減衰率を示したも
ので、当然のこととして水深が深くなると減衰率は大き
くなっている。次に、この水道水を市販の絵の具で着色
し、これを被検水として同様に減衰率を求める。図5は
赤を着色した場合の結果を、図6は青を着色した場合の
結果をそれぞれ示したもので、水深5cmでは前記水道水
を被検水とした場合の結果(基準の減衰率)とそれほど
差がないものの、水深50cm以上では、各波長光とも着色
によって明らかに減衰が増大し、しかも各波長光によっ
てその減衰の増大程度、すなわち水道水を被検水とした
場合の基準の減衰率との差分が相違している。
【0013】ところで、植物プランクトンはその種類に
よって特有の色素を有しており、したがって干渉フィル
タ1として、代表的な植物プランクトンの色素の光を透
過する複数種類を用意し、水深50cm以上にセンサ部5を
沈めて分光照射照度の減衰率を測定すれば、上記基準の
減衰率との差分から植物プランクトンの種類を特定でき
ることになる。この場合、各波長光ごとに該減衰率の差
分と植物プランクトンの個体量との相関を予め求めてお
けば、該減衰率の差分を演算するだけで前記相関から植
物プランクトンの量を求めることができることになる。
【0014】そこで、本実施例では、代表的な植物プラ
ンクトンの色素の光を透過する3種類の干渉フィルタ1
を備えたセンサユニット3をセンサ部5に設置し、上記
データ解析部7に、各波長光ごとの分光照射照度の減衰
率を演算し、該減衰率と清浄水で求めた基準の減衰率と
の差分を演算し、かつ予め記憶した、分光照射照度の減
衰率の差分と植物プランクトンの個体量との相関から植
物プランクトンの種類と量を特定する機能をもたせるよ
うにしている。このように構成した測定装置を用いて植
物プランクトンを測定するには、測定水域において、先
ず水上で各波長光の光量を測定し、次に水深50cm以上の
位置にセンサ部5を水平に沈める。すると、干渉フィル
タ1を通して特定の波長光が光センサ2に入射され、光
センサ2によりその入射光量が測定される。データ解析
部7は、前記光センサ2からの信号に基づいて分光照射
照度の減衰率を演算すると共に、これと清浄水で求めた
基準の減衰率との差分を演算し、さらに前記演算結果に
基づいて植物プランクトンの種類と量を特定する。デー
タ解析部7の解析結果は表示部8に送出され、これによ
り現地において直ちに水質を把握できるようになる。
【0015】なお、予め清浄水を被検水として、全入射
光量を種々変化させて基準の減衰率(図4)を測定し、
この全入射光量と基準の減衰率との相関をデータ解析部
7に記憶させておけば、現地において照度計13により
全光量を測定するだけで基準の減衰率を特定でき、した
がって、基準の減衰率を求めるべく現地で清浄水を用い
て測定する必要はなくなる。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝる植物プランクトン測定装置によれば、測定水域に
センサ部を沈めるだけで植物プランクトンの種類と量を
測定することができ、測定に要する時間と労力とを大幅
に削減できる効果がある。また干渉フィルタを用いて自
然光から特定波長の光を取り出すようにしているので、
センサ部は小型かつ簡単構造となり、現地に持ち込んで
簡便に利用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる植物プランクトン測定装置の全
体構造を示すブロック図である。
【図2】本測定装置を構成するセンサ部の平面図であ
る。
【図3】本測定装置を構成するセンサ部の断面図であ
る。
【図4】本測定装置の測定原理を説明するためのグラフ
である。
【図5】本測定装置の測定原理を説明するためのグラフ
である。
【図6】本測定装置の測定原理を説明するためのグラフ
である。
【符号の説明】
1 干渉フィルタ 2 光センサ 3 センサユニット 7 データ解析部 10 耐水圧ケース 11 ガラス窓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ部とデータ解析部とから成り、前
    記センサ部は、特定の波長光を透過する干渉フィルタと
    該干渉フィルタを透過した光量を検知する光センサとか
    ら成るセンサユニットを備えると共に、該センサユニッ
    トの複数種類を耐水圧ケース内に納めており、前記デー
    タ解析部は、前記センサ部を水中に沈めた時に前記各セ
    ンサユニットから出力される信号に基づいて各波長光ご
    との分光放射照度を演算し植物プランクトン量を求める
    手段を備えていることを特徴とする植物プランクトン測
    定装置。
JP2331593A 1993-01-18 1993-01-18 植物プランクトン測定装置 Pending JPH06213802A (ja)

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JP2331593A JPH06213802A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 植物プランクトン測定装置

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JPH06213802A true JPH06213802A (ja) 1994-08-05

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ID=12107158

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989008198A1 (en) * 1988-02-29 1989-09-08 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Pilot-operated valve device
WO1989008199A1 (en) * 1988-02-29 1989-09-08 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Pilot operated valve device with assist function

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JPS60100033A (ja) * 1983-11-04 1985-06-03 Fuyo Kaiyo Kaihatsu Kk 三波長体積消散係数による水質測定方法
JPH0242339A (ja) * 1988-08-03 1990-02-13 Horiba Ltd パーティキュレート測定装置

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