JPH06213762A - 水中振動台漏水事故回避システム - Google Patents

水中振動台漏水事故回避システム

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Publication number
JPH06213762A
JPH06213762A JP5004665A JP466593A JPH06213762A JP H06213762 A JPH06213762 A JP H06213762A JP 5004665 A JP5004665 A JP 5004665A JP 466593 A JP466593 A JP 466593A JP H06213762 A JPH06213762 A JP H06213762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
seal
pit
leakage
sequential
Prior art date
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Pending
Application number
JP5004665A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Katagiri
章 片桐
Yuji Tadano
有司 多田野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5004665A priority Critical patent/JPH06213762A/ja
Publication of JPH06213762A publication Critical patent/JPH06213762A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】予備シール11より放出された水は水量検出器
15によって検出され、漏水情報として振動台使用者
に、逐次、かつ、的確に提供される。また、予備シール
11からの放出水は耐水圧性の自在ホース13を介し
て、同オーバーフロー付容器14に導かれ、容器の容量
を超える水は、オーバーフローとして容器外に流れかつ
経路中に配した流量調節器16によって排水ポンプ19
の能力に応じた水量のみを放出する。 【効果】装置全体の安全性並びに装置の運用上の安全性
を増すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中振動台に関する。
【0002】
【従来の技術】海洋構造物模型実験用振動台のような水
中での加振実験を行う為の水中振動台では、例えば、図
2及び図3に示すように、水槽と振動機械ピットとの間
に様々な形状の防水シールを配し、水槽水のピット内へ
の落下を防止する構造が一般に知られている。また、こ
の種の大規模な試験装置では、防水シールの破損が水槽
水の大量漏水につながり、人命及び試験装置に多大な被
害を及ぼす恐れがある。よって、安全対策として図2で
は漏水を受け止める皿及びそこから水を導き外部に排出
する構造を提案しているし、図3では防水シールを2重
とし、更にシールとシールの間の空間に漏水検知器を取
付けることにより、漏水を早期に発見し装置の安全性確
保を図るといった提案がなされている。
【0003】しかし、例にとった従来の方式では、どち
らの場合も装置上の安全性は考慮されているが、運用上
の安全性、すなわち、使い勝手という面に関しては、そ
れぞれ欠点を持っている。例えば、図2の装置では、漏
水の安全な回収,排出を考えれば、漏水量≦排水量とな
らなければならず、そのためには漏水の受け皿の大きさ
を試験水量にあわせ巨大化するか、あるいは試験水量を
受け皿の容量にあわせるといった規制を受けるし、そう
でない場合には、安全性低下といったリスクを使用者が
負うことになる。また図3の例では、漏水を早期に発見
するために漏水検知器をシールとシールの間の密閉空間
に配しているが、こういった温湿度の変化により結露が
発生しやすい箇所に検知器を配することは、結露水によ
る検出器の誤作動を使用者に漏水警報として提供してし
まう危険性を生じる。更に、検出器の動作の状況が外部
からは極めて確認しづらい場所であり、かつ情報自体
が、検知器が水に反応したか否かのみによって出される
ため、使用者に対しその漏水情報が正当なものか否かの
確認作業といった極めて面倒な作業を強いることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな従来の漏水対処の方法における問題点を踏まえ、従
来提案されてきた技術を改良、組合せたうえ、そこに新
しい考え方を提案することにより、漏水についてのトー
タル的な処置システムを構成し、装置自体の安全性及び
装置運用上の安全性の向上をはかる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、逐次漏水
検知通報システムは、水槽水と振動機械ピットとの止水
を常時受け持つ常用防水シール及び常用シール破損時に
同作用を受け持ちかつ溜った水をシール外に放出するこ
とが出来る予備防水シール、並びに予備シールからの放
出水量を検知する水量検出装置とからなる。
【0006】また、逐次漏水排出システムは、予備シー
ルからの放出水を溜めるオーバーフロー付の耐水圧容器
及びオーバーフローとして容器外にでた水をピット外部
に排出する排水ポンプ、並びにオーバーフローとして流
れる水量を調節するための水量調節器とからなる。
【0007】本発明の目的は、漏水の検知から排水まで
をトータル的に処理するシステムを提供することにあ
る。
【0008】
【作用】常用防止シールは、水槽と振動機械ピットとの
間に取付けられ常時水槽水の振動機械ピットへの落下防
止の役割をなす。予備防止シールは、常用防止シール破
損時に、常用シールと同様の作用をすると共に、そこに
水抜き可能な管を設ける事により、予備シール内からの
漏水に限らず、結露等によって生じた水をもシール外に
引き出す事ができる。水量検知器は、予備シールからシ
ール外部に放出された水の量を逐次検出,情報提供する
働きをするもので、漏水の有無だけでなくその規模を使
用者に知らせると共に、放出される水の状況から結露等
による一時的な発生水か、常用シール破損による継続的
な漏水かをも判断できる。オーバーフロー付の耐水圧性
容器は、予備シールからの放出水を一定量のみ溜めるも
ので、容器を水槽水による水圧がかかっても破壊しない
ような耐水構造とすることで、容器からピット内へ水が
あふれない様にしており、また、容器容量以上の水及び
容器内の空気をオーバーフローとして容器外に導く。ま
たその経路に、流量調節器を配することにより、排水ポ
ンプの能力に応じた水量のみをポンプ側に流すことがで
き、ピット内に水を溜めることなく、スムーズに水を排
出することを可能にしている。また、排水ポンプの運転
については水量検出器からの情報により、水量に応じた
的確な運転を行わせることができるようになる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面上において説明す
る。まず、図1において、1は基礎GL上に凹設された
水槽、2は水槽1の中央部に凹設されたピット、3はピ
ット2の底面に連結継手4を介して取付けられた前後一
対の鉛直加振機5と、側面に連結継手6を介して取付け
られた垂直加振機7により、鉛直方向及び水平方向に加
振することができる振動台で、その頂板は水密構造であ
り、そこには供試体032がボルト031で固定されて
いる。
【0010】8はピット2の閉口頂部に周設されたシー
ル取付部材10との間に布設された水槽1内の水033
をピット2に対して遮断する常用シール、11は常用シ
ールの若干下方に布設された水抜き用の管12を持つ予
備シール、13は予備シールからの放出水を、振動台の
動きに追従しながらピット内のオーバーフロー付耐水圧
性容器14に導くための耐水圧性自在ホース、15は予
備シールからの放出水の量を検出し、使用者に水量情報
を出す水量検出器、16は耐水圧性容器からのオーバー
フロー水量を制限するための流量調節器であり、流量調
節器を通ってでてくる水は排水ポンプ設置用の桝17に
導かれ桝内の水位検出器18からの信号により、排水ポ
ンプ19が作動し、水が外部に排出される。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、予備シールをただ単に
常用シールの予備としてとらえるのではなく予備シール
に、新たに水抜き用の管を設け、そこから水を積極的に
放出し、かつ水量検出器によって漏水の量及び進行性と
いった種々の情報を取り出すことにより、逐次、的確か
つ正確な漏水情報を使用者に提供することができ、また
耐水圧性の自在ホース及び漏水受けの容器を使用するこ
とで流量調節器による、排水ポンプの能力に応じた排水
量の供給を可能にし、設備の小型化を実現すると共に、
排水量に応じたポンプの運転といった、運用上の経費低
減も実現することができる。
【0012】すなわち、本発明により、漏水に対する的
確な情報を使用者に逐次提供し、かつ、逐次安全に排出
するといったシステムを構築することにより、使用者に
対して、人命,装置保護といった安全性と共に誤報によ
る余分な作業を排するといった運用上の安全性をも持つ
水中振動台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図。
【図2】従来の水中振動台を示す縦断面図。
【図3】従来の水中振動台を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…水槽、2…ピット、3…振動台、4…連結継手、5
…鉛直加振機、6…連結継手、7…水平加振機、8…常
用シール、9,10…シール取付部材、11…予備シー
ル、12…水抜き用管、13…自在ホース、14…オー
バーフロー付容器、15…水量検出器、16…流量調節
器、17…排水ポンプ設置桝、18…水位検出器、19
…排水ポンプ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に凹設された水槽の底面の中央部に振
    動機械用のピットが凹設され、上記ピットに上記水槽底
    面と同一レベルの供試体据付用頂面を有する耐水振動台
    が設置され、かつ水槽水の振動機械ピットへの落下防止
    のため、常時、その作用をする常用シールと、その下方
    に、上記常用シールの破損時に漏水を受け止める予備シ
    ールを配した水中振動台において、漏水検知及び排出の
    手段として、上記予備シールを単に常用シールの予備の
    みとせず、予備シールに、シール内の水をシール外の漏
    水受けに放出する機能をも持たせ、その放出水量から漏
    水の進行性の有無並びに進行速度といった情報を逐次検
    出し装置使用者に提供する逐次漏水検知通報システム
    と、漏水を漏水受け外に漏らすことなく安全、かつ、的
    確にピット外に排出する機能を持つ逐次漏水排出システ
    ムとを組合せ、漏水事故を回避するための一つのトータ
    ルシステムを構築することを特徴とする水中振動台漏水
    事故回避システム。
JP5004665A 1993-01-14 1993-01-14 水中振動台漏水事故回避システム Pending JPH06213762A (ja)

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JP5004665A JPH06213762A (ja) 1993-01-14 1993-01-14 水中振動台漏水事故回避システム

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JP5004665A JPH06213762A (ja) 1993-01-14 1993-01-14 水中振動台漏水事故回避システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06213762A true JPH06213762A (ja) 1994-08-05

Family

ID=11590220

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JP5004665A Pending JPH06213762A (ja) 1993-01-14 1993-01-14 水中振動台漏水事故回避システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108731894A (zh) * 2018-06-20 2018-11-02 天津大学 一种消除水下振动台防水扰动波的结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108731894A (zh) * 2018-06-20 2018-11-02 天津大学 一种消除水下振动台防水扰动波的结构
CN108731894B (zh) * 2018-06-20 2024-03-05 天津大学 一种消除水下振动台防水扰动波的结构

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