JPH06207401A - 耐退色性、透水性表面舗装材 - Google Patents
耐退色性、透水性表面舗装材Info
- Publication number
- JPH06207401A JPH06207401A JP178693A JP178693A JPH06207401A JP H06207401 A JPH06207401 A JP H06207401A JP 178693 A JP178693 A JP 178693A JP 178693 A JP178693 A JP 178693A JP H06207401 A JPH06207401 A JP H06207401A
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- Japan
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- pavement material
- water
- epoxy resin
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】耐退色性及び耐候性、透水性にすぐれた表面舗
装材を提供する。 【構成】骨材をエポキシ樹脂で接着したことからなる透
水性舗装材において、その舗装材の表面にポリウレタン
を塗布した。
装材を提供する。 【構成】骨材をエポキシ樹脂で接着したことからなる透
水性舗装材において、その舗装材の表面にポリウレタン
を塗布した。
Description
【０００１】本発明は、耐退色性及び耐候性、透水性に
すぐれた道路、ビルの周囲の空地等の表面舗装材に関す
る。
すぐれた道路、ビルの周囲の空地等の表面舗装材に関す
る。
【０００２】
【従来の技術の問題点】道路、ビルの周囲の空地等に非
透水性舗装がされていると、降った雨はすべて下水に流
れ、降った雨がその場所の土壌にしみ込むことがない。
これは少しの大雨でも下水管に多く雨水が流れ、別の場
所で下水管から水があふれるという事態が生じると共
に、降雨の場所に水がしみこまないので、地盤沈下の恐
れも生じる。
透水性舗装がされていると、降った雨はすべて下水に流
れ、降った雨がその場所の土壌にしみ込むことがない。
これは少しの大雨でも下水管に多く雨水が流れ、別の場
所で下水管から水があふれるという事態が生じると共
に、降雨の場所に水がしみこまないので、地盤沈下の恐
れも生じる。
【０００３】又改正された建築基準法では新たに建築す
る建物の面積に対し雨水を土地に還元しなければならな
い面積が定められている。建物のまわりを未舗装のまま
残せば建築基準法の規定を満たすが、これは美感上問題
がある。又公園等のような広い区域又は歩道等の舗装で
は必ずしも雨水を地中に還元しなければならないという
規則はない。このような公園等の広い区域又は歩道で
は、単んに通常のコンクリート舗装を行なったのでは、
長時間の降雨によって表面に水がたまりやすい。
る建物の面積に対し雨水を土地に還元しなければならな
い面積が定められている。建物のまわりを未舗装のまま
残せば建築基準法の規定を満たすが、これは美感上問題
がある。又公園等のような広い区域又は歩道等の舗装で
は必ずしも雨水を地中に還元しなければならないという
規則はない。このような公園等の広い区域又は歩道で
は、単んに通常のコンクリート舗装を行なったのでは、
長時間の降雨によって表面に水がたまりやすい。
【０００４】雨水を地中に還元するために又は降雨によ
る水たまりができるのを防ぐために透水性表面舗装材が
開発された（例えば特開昭５５−３６２２３及び特開昭
６３−２６８８０３号参照）。
る水たまりができるのを防ぐために透水性表面舗装材が
開発された（例えば特開昭５５−３６２２３及び特開昭
６３−２６８８０３号参照）。
【０００５】従来の透水性表面舗装材のほとんどは天然
石、人工石等の骨材をエポキシ樹脂で接着させたもので
ある。
石、人工石等の骨材をエポキシ樹脂で接着させたもので
ある。
【０００６】しかし従来の透水性表面舗装材は、１年以
上日光、風雨にさらすと、エポキシ樹脂は退色し、かつ
光沢が失われた、エポキシ樹脂が退色すると、骨材が白
色の場合色白の骨材が黄変する結果となる。特にビル等
の周囲の空地に表面透水性舗装材を付設した場合、その
舗装材はビルと一体となってその舗装材がビルの美感形
成に一役を担なっている。しかしそのビルの周囲の舗装
材の表面に存在するエポキシ樹脂被覆層が退色するとそ
のビル全体の美感が損なわれる結果となる。又骨材表層
のエポキシ層が１年後には、剥離して、表層の強度低下
となり、歩行量の多い場所では、表層骨材の離脱となっ
ていた。
上日光、風雨にさらすと、エポキシ樹脂は退色し、かつ
光沢が失われた、エポキシ樹脂が退色すると、骨材が白
色の場合色白の骨材が黄変する結果となる。特にビル等
の周囲の空地に表面透水性舗装材を付設した場合、その
舗装材はビルと一体となってその舗装材がビルの美感形
成に一役を担なっている。しかしそのビルの周囲の舗装
材の表面に存在するエポキシ樹脂被覆層が退色するとそ
のビル全体の美感が損なわれる結果となる。又骨材表層
のエポキシ層が１年後には、剥離して、表層の強度低下
となり、歩行量の多い場所では、表層骨材の離脱となっ
ていた。
【０００７】
【問題点を解決するための手段】本発明者は、骨材をエ
ポキシ樹脂で接着した舗装材の表面にウレタン樹脂を被
覆すると意外にも、そのエポキシ樹脂の退色性及び光沢
性が改良されることを発見して本発明に至った。
ポキシ樹脂で接着した舗装材の表面にウレタン樹脂を被
覆すると意外にも、そのエポキシ樹脂の退色性及び光沢
性が改良されることを発見して本発明に至った。
【０００８】本発明は骨材をエポキシ樹脂で接着したこ
とからなる透水性舗装材において、その舗装材の表面に
ポリウレタンを塗布したことを特徴とする耐退色性及び
耐候性、透水性表面舗装材に関する。
とからなる透水性舗装材において、その舗装材の表面に
ポリウレタンを塗布したことを特徴とする耐退色性及び
耐候性、透水性表面舗装材に関する。
【０００９】本発明の表面舗装材は透水性コンクリート
等の透水層の上に存在する場合（図１参照）と非透水性
コンクリートの上に存在する場合（図２参照）とがあ
る。
等の透水層の上に存在する場合（図１参照）と非透水性
コンクリートの上に存在する場合（図２参照）とがあ
る。
【００１０】図１において地面１上にクラッシャーラン
層（通常１００〜１２０ｍｍ）を設け、その上に透水性
コンクリート又はアスファルト層を設け、その上に本発
明の透水性表面舗装材４を設ける。舗装材４において、
骨材５をエポキシ樹脂接着剤（図示せず）で接着し、そ
の上にポリウレタン６を被覆するポリウレタン６の層は
非香水性であるが、舗装材４の表面は凹凸があるのでポ
リウレタンで全表面を完全に被覆できず、必ず、隙間７
が生じその隙間７から水が内部に透み込む。クラッシャ
ーラン層は必ずしも設ける必要はない。図１に示される
態様では雨水は地表に達し地中に還元される。
層（通常１００〜１２０ｍｍ）を設け、その上に透水性
コンクリート又はアスファルト層を設け、その上に本発
明の透水性表面舗装材４を設ける。舗装材４において、
骨材５をエポキシ樹脂接着剤（図示せず）で接着し、そ
の上にポリウレタン６を被覆するポリウレタン６の層は
非香水性であるが、舗装材４の表面は凹凸があるのでポ
リウレタンで全表面を完全に被覆できず、必ず、隙間７
が生じその隙間７から水が内部に透み込む。クラッシャ
ーラン層は必ずしも設ける必要はない。図１に示される
態様では雨水は地表に達し地中に還元される。
【００１１】図２においては透水性コンクリートの代わ
りに非透水性コンクリートが使用される。図２に示され
る態様は透水性コンクリートが高価であること又は必ず
しも建築基準法上雨水を地中に還元しなければならない
規則がない区域では透水性コンクリートに代えて非透水
性のコンクリート又はアスファルト３′を用いる。この
場合雨水は表面舗装材４から非透水性層３′の表面に達
し、層３′に勾配をつけることによって最終的に下水管
に流れるようにしても良く、又は非透水性層３′に勾配
をつけず、雨水を表面舗装材４の間にためておいても良
い。この場合表面舗装材４にたまった雨水は自然乾燥さ
れ、地表に水たまりができることはない。
りに非透水性コンクリートが使用される。図２に示され
る態様は透水性コンクリートが高価であること又は必ず
しも建築基準法上雨水を地中に還元しなければならない
規則がない区域では透水性コンクリートに代えて非透水
性のコンクリート又はアスファルト３′を用いる。この
場合雨水は表面舗装材４から非透水性層３′の表面に達
し、層３′に勾配をつけることによって最終的に下水管
に流れるようにしても良く、又は非透水性層３′に勾配
をつけず、雨水を表面舗装材４の間にためておいても良
い。この場合表面舗装材４にたまった雨水は自然乾燥さ
れ、地表に水たまりができることはない。
【００１２】本発明で使用される骨材は天然石又は鉄製
造の際のスラグを燃成して得られた人工石である。その
大きさは骨材の大きさとして１分（３〜４ｍｍ）、２分
（５〜７ｍｍ）及び３分（９〜１２ｍｍ）が使用できる
が、１分及び２分の大きさのものが好ましい。
造の際のスラグを燃成して得られた人工石である。その
大きさは骨材の大きさとして１分（３〜４ｍｍ）、２分
（５〜７ｍｍ）及び３分（９〜１２ｍｍ）が使用できる
が、１分及び２分の大きさのものが好ましい。
【００１３】以下に本発明の実施例を示す、本発明はそ
の実施例によって限定されない。
の実施例によって限定されない。
【００１４】実施例１ 大きさ１分の白色の天然石１００部を下記組成物からな
るエポキシ樹脂組成物５部を用いて、接着させ２組の舗
装材を調整した。
るエポキシ樹脂組成物５部を用いて、接着させ２組の舗
装材を調整した。
【００１５】 エポキシ樹脂組成物 主剤 エピコート ８１５（商標名シエル化学製のエポキシ樹脂）１００部 硬化剤 脂肪族アミン ５０部 その舗装材の１つの上にウレタン樹脂（ユータックＦＴ
クリアー、日本特殊塗料製）を２００ｇ／ｍ2 塗布し
た。
クリアー、日本特殊塗料製）を２００ｇ／ｍ2 塗布し
た。
【００１６】得られた２組の舗装材をＪＩＳＡ１４１０
に基づきアトラス・ウエザオメータＮＯ１００５で２年
間に相当する暴露試験を行なった、その結果ウレタン樹
脂を塗布しなかったサンプルは黄変したが、ウレタン樹
脂を塗布したサンブルではほんのわずかに変色しただけ
であった。
に基づきアトラス・ウエザオメータＮＯ１００５で２年
間に相当する暴露試験を行なった、その結果ウレタン樹
脂を塗布しなかったサンプルは黄変したが、ウレタン樹
脂を塗布したサンブルではほんのわずかに変色しただけ
であった。
【図１】本発明の第１の態様の断面図。
【図２】本発明の第２の態様の断面図。
１…地表 ２…クラッシャーラン ３…透水性コンクリート ４…本発明の表面舗装材 ５…骨材 ６…ポリウレタン ７…隙間 ３′…非透水性コンクリート又はアスファルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１月２８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】図１において地面１上にクラッシャーラン
層（通常１００〜１２０ｍｍ）を設け、その上に透水性
コンクリート又はアスファルト層を設け、その上に本発
明の透水性表面舗装材４を設ける。舗装材４において、
骨材５をエポキシ樹脂接着剤（図示せず）で接着し、そ
の上にポリウレタン６を被覆するポリウレタン６の層は
非透水性であるが、舗装材４の表面は凹凸があるのでポ
リウレタンで全表面を完全に被覆できず、必ず、隙間７
が生じその隙間７から水が内部に透み込む。クラッシャ
ーラン層は必ずしも設ける必要はない。図１に示される
態様では雨水は地表に達し地中に還元される。
層（通常１００〜１２０ｍｍ）を設け、その上に透水性
コンクリート又はアスファルト層を設け、その上に本発
明の透水性表面舗装材４を設ける。舗装材４において、
骨材５をエポキシ樹脂接着剤（図示せず）で接着し、そ
の上にポリウレタン６を被覆するポリウレタン６の層は
非透水性であるが、舗装材４の表面は凹凸があるのでポ
リウレタンで全表面を完全に被覆できず、必ず、隙間７
が生じその隙間７から水が内部に透み込む。クラッシャ
ーラン層は必ずしも設ける必要はない。図１に示される
態様では雨水は地表に達し地中に還元される。
Claims (1)
- 【請求項１】 骨材をエポキシ樹脂で接着したことから
なる透水性舗装材において、その舗装材の表面にポリウ
レタンを塗布したことを特徴とする耐退色性及び耐候
性、透水性表面舗装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001786A JP2625343B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 耐退色性、透水性表面舗装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001786A JP2625343B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 耐退色性、透水性表面舗装材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06207401A true JPH06207401A (ja) | 1994-07-26 |
| JP2625343B2 JP2625343B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=11511264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5001786A Expired - Lifetime JP2625343B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 耐退色性、透水性表面舗装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2625343B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000073416A (ko) * | 1999-05-10 | 2000-12-05 | 배춘섭 | 고성능 투수성 폴리머 콘크리트 포장 및 그 시공방법 |
| JP2001336108A (ja) * | 2000-05-25 | 2001-12-07 | Nichireki Co Ltd | 改良型ニート工法 |
| JP2001336106A (ja) * | 2000-05-25 | 2001-12-07 | Nichireki Co Ltd | 単層型散布式表面処理工法 |
| CN104141268A (zh) * | 2013-05-08 | 2014-11-12 | 上海通用汽车有限公司 | 水泥混凝土、露石水泥路及其施工方法 |
| ES2839556R1 (es) * | 2018-09-19 | 2021-07-08 | Smester Juan Antonio Garcia | Procedimiento para fabricar un piso aseptico, decorativo, elaborado de forma artesanal con resina epoxica y vidrio reciclado |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5536762A (en) * | 1978-09-07 | 1980-03-14 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Electronic alarm clock |
| JPS5851563A (ja) * | 1981-09-24 | 1983-03-26 | Hitachi Ltd | 半導体装置の製造法 |
| JPS6233903A (ja) * | 1985-04-12 | 1987-02-13 | 横浜ゴム株式会社 | 透水性弾性舗装体 |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP5001786A patent/JP2625343B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5536762A (en) * | 1978-09-07 | 1980-03-14 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Electronic alarm clock |
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Cited By (5)
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|---|---|---|---|---|
| KR20000073416A (ko) * | 1999-05-10 | 2000-12-05 | 배춘섭 | 고성능 투수성 폴리머 콘크리트 포장 및 그 시공방법 |
| JP2001336108A (ja) * | 2000-05-25 | 2001-12-07 | Nichireki Co Ltd | 改良型ニート工法 |
| JP2001336106A (ja) * | 2000-05-25 | 2001-12-07 | Nichireki Co Ltd | 単層型散布式表面処理工法 |
| CN104141268A (zh) * | 2013-05-08 | 2014-11-12 | 上海通用汽车有限公司 | 水泥混凝土、露石水泥路及其施工方法 |
| ES2839556R1 (es) * | 2018-09-19 | 2021-07-08 | Smester Juan Antonio Garcia | Procedimiento para fabricar un piso aseptico, decorativo, elaborado de forma artesanal con resina epoxica y vidrio reciclado |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2625343B2 (ja) | 1997-07-02 |
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