JPH06207231A - トリアルキルフオスフインオキシドを用いた溶媒抽出法によるインジウムの回収 - Google Patents

トリアルキルフオスフインオキシドを用いた溶媒抽出法によるインジウムの回収

Info

Publication number
JPH06207231A
JPH06207231A JP5237237A JP23723793A JPH06207231A JP H06207231 A JPH06207231 A JP H06207231A JP 5237237 A JP5237237 A JP 5237237A JP 23723793 A JP23723793 A JP 23723793A JP H06207231 A JPH06207231 A JP H06207231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixture
phosphine oxide
indium
tertiary phosphine
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5237237A
Other languages
English (en)
Inventor
William A Rickelton
ウイリアム・アンドリユー・リツクルトン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAIANAMIDO CANADA Inc
Cyanamid Canada Inc
Original Assignee
SAIANAMIDO CANADA Inc
Cyanamid Canada Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAIANAMIDO CANADA Inc, Cyanamid Canada Inc filed Critical SAIANAMIDO CANADA Inc
Publication of JPH06207231A publication Critical patent/JPH06207231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B58/00Obtaining gallium or indium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B3/00Extraction of metal compounds from ores or concentrates by wet processes
    • C22B3/20Treatment or purification of solutions, e.g. obtained by leaching
    • C22B3/26Treatment or purification of solutions, e.g. obtained by leaching by liquid-liquid extraction using organic compounds
    • C22B3/38Treatment or purification of solutions, e.g. obtained by leaching by liquid-liquid extraction using organic compounds containing phosphorus
    • C22B3/383Tervalent phosphorus oxyacids, esters thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B3/00Extraction of metal compounds from ores or concentrates by wet processes
    • C22B3/20Treatment or purification of solutions, e.g. obtained by leaching
    • C22B3/26Treatment or purification of solutions, e.g. obtained by leaching by liquid-liquid extraction using organic compounds
    • C22B3/38Treatment or purification of solutions, e.g. obtained by leaching by liquid-liquid extraction using organic compounds containing phosphorus
    • C22B3/384Pentavalent phosphorus oxyacids, esters thereof
    • C22B3/3846Phosphoric acid, e.g. (O)P(OH)3
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B3/00Extraction of metal compounds from ores or concentrates by wet processes
    • C22B3/20Treatment or purification of solutions, e.g. obtained by leaching
    • C22B3/26Treatment or purification of solutions, e.g. obtained by leaching by liquid-liquid extraction using organic compounds
    • C22B3/40Mixtures
    • C22B3/408Mixtures using a mixture of phosphorus-based acid derivatives of different types
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Geology (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸性硫酸塩浸出液から比較的少量の高価なイ
ンジウムを効率的に回収する。 【構成】 本発明は酸性水溶液からインジウムを回収す
る方法に関する。特に本発明は燐酸ジアルキルとトリア
ルキルフォスフィンオキシド混合物との組み合わせを用
い、酸性水溶液からインジウムを回収する方法に関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の背景】インジウムは比較的希少な金属であ
り、その地殻における存在比は約1.0ppmである。
その主な用途は重量物用ベアリングの製造のための合金
元素、蝋付け用配合物および電気回路のヒューズであ
る。また燐化インジウム半導体および光学装置製造にお
けるエレクトロニックスの分野における用途が重要にな
りつつある。
【0002】インジウムの最も重要な原料は主として亜
鉛および亜鉛−鉛の製造時における副成物としてであ
る。この際行われる処理は燐酸ジ−2−エチルヘキシル
(D2EHPA)を使用し、例えば煙道の塵埃から誘導
される酸性硫酸塩浸出液から溶媒抽出を行ってインジウ
ムを回収する工程を含んでいる。しかしインジウムは第
2鉄と同様にてコリネア(Corinea)等の米国特
許第3,462,352号記載のように、D2EHPAに
よって強く抽出され、逆抽出または回収を行うためには
過剰の量の強い鉱酸、例えば8〜9モルのHClを必要
とする。このような容量の酸を工業的規模で取り扱う
と、安全性、廃棄物の処理および腐食の点で困難な問題
が生じる。
【0003】リケルトン(Rickelton)の米国
特許第4,778,663号においては、湿式燐酸法でウ
ランを回収する方法が記載されている。この特許におい
ては燐酸ジアルキルおよび少なくとも4種のトリアルキ
ルフォスフィンオキシドの混合物との組み合わせを用い
ると、湿式燐酸法によるウランの抽出性が実質的に増大
し、その理由はフォスフィンオキシドにより相変化が起
こるため、即ちウランがフォスフィンオキシドと水に不
溶な錯体をつくるためであることが報告されている。
【0004】リケルトンとボイル(Boyle)の米国
特許第5,028,334号においては、分岐したフォス
フィンオキシドだけ、または該フォスフィンオキシド、
および錫と水に不溶な錯体をつくると思われる少なくと
も4種のフォスフィンオキシドの混合物の組み合わせか
らなる抽出組成物を用い、酸性水溶液から錫を選択的に
回収する方法が記載されている。
【0005】しかしいずれの文献にもD2EHPAを特
殊なフォスフィンオキシドで変性すると、弱酸を用いて
実質的に定量的にインジウムを回収でき、従って廃棄物
の処理および腐食の問題を低減できるというヒントまた
は示唆は示されていない。
【0006】従って現在においてもなお、酸性硫酸塩浸
出液から比較的少量の有用なインジウムを回収する効率
的な方法が望まれている。
【0007】本発明においては予想外にも、(i)燐酸
ジアルキル、例えばDEHPA、および(ii)(1)
非対称3級フォスフィンオキシドを含む少なくとも4種
のフォスフィンオキシド、(2)分岐した3級フォスフ
ィンオキシドまたは(3)(1)および(2)の組み合
わせから成る組み合わせ溶媒抽出剤を使用すると、イン
ジウムの分離を改善し得ることが見出だされた。少なく
とも4種の成分を含むフォスフィンオキシド混合物
(1)はフォスフィンと2種のオレフィン混合物とを反
応させ、得られたトリアルキルフォスフィン混合物を酸
化して対応するフォスフィンオキシドにすることにより
製造される。各成分の量はフォスフィンと反応する2種
のオレフィンの割合が10:90〜約90:10、好ま
しくは60:40〜40:60の範囲になるように注意
深くコントロールされる。分岐した化合物を含むフォス
フィンオキシド混合物(2)はやはりフォスフィンと2
種のオレフィンとを反応させてつくられるが、この場合
にはオレフィンの1種は分岐したもの、他のオレフィン
は分岐しないものを用いる。本発明方法は従来のDEH
PA抽出溶媒混合物を用いる方法に比べ実質的に高い効
率でインジウムを抽出することができ、従って抽出工程
の数を減らし、比較的弱い酸、例えば2モルのH2SO4
を用いることができる点である。さらに他の利点として
は、フォスフィンオキシドが存在すると、鉄が抽出困難
な第2鉄錯体となって浸出液から溶媒の中に蓄積される
のを防ぐことができる点である。1981年11月9日
付けのベルギー特許888,708号に対応するこの錯
体についてはリッケルトンのフランス特許明細書第2,
481941号を参照されたい。この錯体は分子量が約
100,000のFe+++−D2EHPAであると信じら
れている。これが存在すると粘度が高くなり、従って相
分離速度が遅くなって、最終的には溶媒が被毒する。本
発明方法に使用する3級フォスフィンオキシドは199
0年3月20日付けの米国特許第4,909,939号に
記載されている。この混合物は水溶液から酢酸とフェノ
ールを抽出すると報告されている。本発明方法に使用さ
れる分岐した3級フォスフィンオキシドは上記の錫の回
収法に関連して米国特許第5,028,334号に記載さ
れている。
【0008】
【本発明の要約】本発明においては(a)(i)燐酸ジ
アルキル、および (ii)(1)それぞれ同じ一般式
【0009】
【化3】RRiiiPO、 但し式中R、Ri、Riiは同一または相異なる炭素数6
〜約16の飽和炭化水素基である、をもつ少なくとも4
種の成分を含み、その少なくとも2成分はその少なくと
も一つの基R、Ri、Riiが他とは異なった非対称の3
級フォスフィンオキシドである3級フォスフィンオキシ
ド、(2)式
【0010】
【化4】Riiiiv 2PO および Riv 3PO、 但し式中RiiiおよびRivは炭素数約6〜約16の飽和
炭化水素基から成る群から選ばれ、Riiiは分岐してお
らず、Rivは炭化水素基1個当たり少なくとも2個の分
岐を有する基である、から成る群から選ばれる分岐した
3級フォスフィンオキシドの混合物、または上記(1)
および(2)の組み合わせから成る群から選ばれる3級
フォスフィンオキシドから成る(i)および(ii)の
組み合わせ溶媒抽出剤とインジウムを含む酸性溶液とを
接触させ、 (b)得られた燐酸ジアルキル−フォスフィンオキシド
−インジウム錯体を該溶液から分離し、 (c)該錯体からインジウムを回収する工程から成るこ
とを特徴とする酸性水溶液からインジウムを抽出する方
法が提供される。
【0011】さらに本発明によれば該3級フォスフィン
オキシド混合物はRがn−オクチル、Riがn−ヘキシ
ルであり、Riiはn−ヘキシルかまたはn−オクチルで
あり、またRiiiがnーオクチル、Rivが2,4,4−ト
リメチルペンチルである4成分を含んでいる上記の好適
な方法が提供される。
【0012】好適な方法においては、該3級フォスフィ
ンオキシド混合物がフォスフィンと1−オクテンおよび
1−ヘンキセンの混合物、または1−オクテンおよび
2,4,4−トリメチル−1−ペンテンの混合物とを、9
0:10〜約10:90の割合で反応させてつくられ
る。最も好適な方法においては、該3級フォスフィンオ
キシド混合物は、フォスフィンと1−オクテンおよび1
−ヘンキセンの混合物、または1−オクテンおよび2,
4,4−トリメチル−1−ペンテンの混合物とを、6
0:40の重量比で反応させてつくられる。
【0013】本発明に従えば、典型的な工業的条件下に
おいては、例えば主として亜鉛および亜鉛−鉛を製造す
る際に回収される煙道の塵埃から誘導された硫酸酸性の
浸出液に有効量の抽出剤を加える。酸性の水性相対抽出
剤の有機相の比は一般に容積比で20:1〜1:20の
範囲で変えることができる。しかし通常は5:1〜約
1:5の範囲が効果的であることが見出だされている。
【0014】抽出剤は燐酸ジアルキルおよび3級フォス
フィンオキシドのモル比約10:1〜1:3、好ましく
は約3:1〜1:3の組み合わせから成っている。この
抽出剤の組み合わせは「何も加えずに」、或いは希釈
剤、典型的には炭化水素型の希釈剤に溶解して使用する
ことができる。
【0015】本発明に使用される(1)の3級フォスフ
ィンオキシドは少なくとも4種の異なった成分の混合物
であり、それぞれの成分は一般式RRiiiPOをも
ち、ここで各成分種のR、Ri、Riiは同一または相異
なる炭素数6〜約16の飽和炭化水素基であることがで
き、少なくとも二つの成分は少なくとも1種のR、
i、Riiが他とは異なった非対称フォスフィンオキシ
ドである。
【0016】本発明方法に使用される適当な(1)の3
級フォスフィンオキシドは上記のアルキル置換基の任意
のものを含む混合物であるが、これだけに限定されるも
のではない。(1)のフォスフィンオキシドは好ましく
は式R3PO、Ri 3PO、R2iPOおよびRRi 2PO
をもつ4成分の混合物であり、ここでRおよびRiは飽
和炭化水素基、例えばn−オクチルおよびn−ヘキシル
を表している。しかし式R3PO、Ri 3PO、Rii 3
O、R2iPO、R2iiPO、RRi 2PO、RRii 2
O、Ri 2iiPO、Riii 2PO、RRiiiPOをも
つ10種の成分も使用することができる。ここでRおよ
びRiは飽和炭化水素基、例えばヘキシル、オクチルお
よびデシルを表している。
【0017】(1)および(2)に記載された3級フォ
スフィンオキシドはフォスフィンと2種のオレフィン、
例えば1−オクテンおよび1−ヘキセンの混合物、また
は1−オクテンおよび2,2,4−トリメチルペンテンの
混合物とを遊離基反応開始剤、例えばアゾビス(イソブ
チロニトリル)の存在下において反応させて製造するこ
とができる。これによって3級フォスフィンの2成分ま
たは4成分混合物が得られ、次にこれを過酸化水素で酸
化して対応するフォスフィンオキシド混合物にする。別
法として、フォスフィンを3種のオレフィン、例えばヘ
キセン、オクテンおよびデセンの混合物と反応させ、こ
れを3級フォスフィンオキシドの10成分混合物にする
こともできる。
【0018】下記に例示するように、フォスフィンとの
反応に用いた適当なオレフィン混合物を使用して3級フ
ォスフィンオキシド混合物中の各3級フォスフィンオキ
シドの割合を注意深くコントロールすると、一般に抽出
が改善されることが見出だされた。3級フォスフィンオ
キシドの4成分混合物の製造に使用し得るオレフィンの
割合は、約90:10〜約10:90の範囲、好ましく
は約60:40〜約40:60の範囲で変えることがで
きる。このような(1)の混合物の例は次のとおりであ
るが、これだけに限られるものではない。1−ヘキセン
/1ーオクテン混合物からつくられるトリヘキシルフォ
スフィンオキシド、トリオクチルフォスフィンオキシ
ド、ジヘキシルオクチルフォスフィンオキシド、ジオク
チルヘキシルフォスフィンオキシド;1−ヘキセン/1
−デセン混合物からつくられるトリヘキシルフォスフィ
ンオキシド、トリデシルフォスフィンオキシド、ジヘキ
シルデシルフォスフィンオキシド、ジデシルヘキシルフ
ォスフィンオキシド;1−オクテン/1−デセン混合物
からつくられるトリオクチルフォスフィンオキシド、ト
リデシルフォスフィンオキシド、ジオクチルデシルフォ
スフィンオキシド、ジデシルオクチルフォスフィンオキ
シド等である。好適な3級フォスフィンオキシド混合物
は1−オクテン/1−デセンの60:40混合物からつ
くられる。この種の抽出剤組成物はサイアネックス(C
YANEX)(R)923の商品名で市販されている。
(2)の分岐した混合物の例はオクチル−ジ−2,4,4
−トリメチルペンチルフォスフィンオキシド、およびト
リ−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシ
ドであるが、これだけに限られるものではない。この種
の抽出剤組成物はアメリカン・サイアナミド・コンパニ
ー(American Cyanamid Compa
ny)からサイアネックス(R)925抽出剤の商品名で
市販されている。
【0019】本発明において3級フォスフィンオキシド
混合物と組み合わせて使用するのに適した燐酸ジアルキ
ルはアルキル基1個当たりの炭素数が約6〜約16のも
のである。本発明方法に使用される代表的な燐酸ジアル
キルは次のとおりであるが、これだけに限られるもので
はない。燐酸ジ(2−エチルブチル)、燐酸ジ(2−エ
チルヘキシル)、燐酸ジ(2−エチルデシル)、燐酸ジ
(2−エチルドデシル)、燐酸ビス(2,4,4−トリメ
チルペンチル)等。好適な燐酸ジアルキルは燐酸ジ(2
−エチルヘキシル)(D2EHPA)である。本発明に
使用される燐酸ジアルキルは当業界の専門家に公知の方
法で製造することができるか、または市販されている。
例えば燐酸ジ(2−エチルヘキシル)はアルブライト・
アンド・ウィルソン(Albright and Wi
lson)社からD2EHPAの商品名で、またダイハ
チ・ケミカル・コンパニー(Daihachi Che
mical Company)からDP−8Rの商品名
で市販されている。
【0020】本発明の3級フォスフィンオキシド/燐酸
ジアルキル抽出剤混合物に対する適当な希釈剤はトルエ
ン、キシレン、ケロセン等の水と混合しない炭化水素を
含んでいるが、これだけに限られるものではない。好適
な希釈剤は脂肪族型の炭化水素であり、例えばアシュラ
ンド・ケミカルズ(Ashland Chemical
s)製のアシュランド(R)140、およびエクソン社
(Exxon Co.)製のエクソル(EXXOL)
(R)D−80である。しかし本発明方法に使用できる限
り特定の希釈剤である必要はない。
【0021】本発明方法を実施する場合、インジウムを
含む酸性水溶液を、バッチ法または連続的向流法で、燐
酸ジアルキルおよび3級フォスフィンオキシド混合物の
溶媒抽出用組み合わせ抽出剤と接触させる。水性相対有
機相の容積比、A/O容積比はインジウムを最も効率的
に抽出できるように選ばれる。希釈剤がない場合、効果
的なA/O容積比は約5:1〜約1:5、好ましくは約
3:1〜1:3であることが見出だされた。希釈剤が存
在する場合には、効果的なA/O容積比は約20:1〜
約1:20であることが見出だされている。好ましくは
約3:1〜約1:3が効果的である。相間の接触は当業
界の専門家には「混合沈降機」として知られている装置
で普通は達成されるが、他の型の多くの装置、例えば液
液抽出カラム等も使用できる。この場合燐酸ジアルキル
と3級フォスフィンオキシドの組み合わせ抽出剤はイン
ジウムと錯体をつくる。この錯体はこの2相液体混合物
の有機相の方に行く。この分散物を沈降機へと流し、こ
こで静止条件下で相分離を起こさせる。一般に抽出は約
10〜100℃、好ましくは20〜70℃で行われる。
【0022】以下の説明で判るように、D2EHPAに
4成分の液体フォスフィンオキシドを加えると、D2E
HPAだけを含む未変性の溶媒に比べ高酸性度(>50
g/L H2SO4)における抽出性が減少する。同時に
データによれば、<50g/L H2SO4においては未
変性の溶媒を用いて実質的に定量的なインジウムの抽出
を行い得ることが示されている。これらのデータはまた
4成分の液体フォスフィンオキシドの濃度を5v/oか
ら10v/oに増加させると、効果の大きさも増大する
ことを示している。これらのデータはさらに分岐したフ
ォスフィンオキシド相変性剤も4成分混合物と同じ機能
をするが、それは5v/o〜10v/oの低濃度におい
てであることも示している。この最後の発見は驚くべき
ことである。何故ならば通常分岐した炭素鎖をもった酸
性抽出剤の間では相乗作用は中性の抽出剤が直鎖の化合
物である場合よりも強いからである。
【0023】インジウムを含んだ有機相は除去剤で処理
し、後でインジウムを分離するために有機相からインジ
ウムを逆に水性相の方へと除去することができる。前に
述べたように、フォスフィンオキシドが存在すると、比
較的弱い酸、例えば2モルのH2SO4を用いて効率的に
除去を行うことができる。もし例えば除去用供給流とし
て200g/LのH2SO4を用いると、O/A=200
において三つの理論的段階で5v/oの分岐したフォス
フィンオキシドで変性した溶媒から2g/Lのインジウ
ムを容易に抽出し、4g/LのInを含む抽出液を得る
ことができる。5v/oのD2EHPAを含む未変性の
溶媒はO/A比がもっと低い場合(高A/O比)にだけ
抽出を行うことができる。例えばO/A=0.5の1理
論段階で溶媒中のインジウムを2g/Lから0.5g/
Lに減少させる。これは4倍の量の酸を用いたことに相
当し、僅か0.38g/LのInを含む希薄抽出液を生
じ、溶媒には0.5g/Lの未抽出のインジウムが残
り、これは溶媒を循環させる場合抽出作用に悪影響を及
ぼす。下記に述べる結果は本発明に使用されるフォスフ
ィンオキシドで変性した溶媒からは第2鉄が完全且つ効
率的に除去されることを示している。このことは未変性
の溶媒、または他の燐化合物、例えば燐酸トリブチル
(TBP)で変性した溶媒を用いた場合実質的な濃度の
鉄を除去できないこととは対照的である。最後にはこれ
によって除去されない第2鉄が蓄積することを通じて溶
媒の被毒が起こる。
【0024】
【好適具体化例の説明】下記実施例により本発明を例示
する。これらの実施例は本発明を限定するものではな
い。特記しない限りすべての割合は重量による。
【0025】方法A オートクレーブ中においてフォスフィンを60重量%の
1−オクテンおよび40重量%の1−ヘキセンから成る
オレフィン混合物と、遊離基反応開始剤としてアゾビス
(イソブチロニトリル)を用い80℃において全部で5
時間反応させる。過剰のフォスフィンを排気し、得られ
た混合物をガスクロマトグラフで分析し、次に25%の
過酸化水素溶液で50〜60℃において2時間酸化す
る。3級フォスフィンオキシドは、水および未反応のオ
レフィンを真空で除去して液体(凝固点は10℃より低
い)として分離する。これは15.6%のトリ−n−オ
クチルフォスフィンオキシド、8.2%のトリ−n−ヘ
キシルフォスフィンオキシド、38.1%のジ−n−オ
クチル−n−ヘキシルフォスフィンオキシドおよび3
0.9%のn−オクチル−ジ−n−ヘキシルフォスフィ
ンオキシドを含んでいた。
【0026】方法B 方法Aに従ってフォスフィンをオートクレーブ中で50
%の1−オクテンおよび50%の1−ヘキセンから成る
オレフィン混合物と反応させる。得られた3級フォスフ
ィン混合物を過酸化水素で酸化して対応するフォスフィ
ンオキシドの液体混合物を得た。3級フォスフィンオキ
シド混合物中の4成分の分布は次の通りである。トリ−
n−オクチルフォスフィンオキシド20.3%、トリ−
n−ヘキシルフォスフィンオキシド7.1%、ジ−n−
オクチルヘキシルフォスフィンオキシド42.1%、お
よびジ−n−ヘキシル−n−オクチルフォスフィンオキ
シド。
【0027】方法C 1ガロンのオートクレーブ中において、500部のジイ
ソブチレンをジイソブチレン中に30部のアゾビス(イ
ソブチロニトリル)(AIBN)を含む溶液1,200
部を加えた混合物と85℃で10時間反応させる。反応
混合物から真空蒸溜により未反応のジイソブチレンおよ
び単量体の2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィン
を除去する。残留物を50モル%過剰の1−オクテンと
1モルのAIBN遊離基反応開始剤の存在下において8
0℃で6時間反応させる。真空蒸溜によりn−オクテン
を除去し、大部分の80〜85%がビス(2,4,4−ト
リメチルペンチル)−n−オクチルフォスフィンで、1
2〜15%がトリス(2,4,4−トリメチルペンチル)
フォスフィンである混合物を含む残留物を25%の過酸
化水素と50〜60℃で反応させて対称的な分岐した3
級フォスフィンオキシドおよび非対称的な分岐した3級
フォスフィンオキシドから成る対応する混合物に変え
る。
【0028】
【実施例】
実施例1および2 1リットル当たり1.0部のインジウム(In+++)を硫
酸塩として含む種々の濃度の硫酸水溶液の等容の試料
を、5v/oの燐酸ジ(2−エチルヘキシル)(D2E
HPA)および5v/oの液体フォスフィンオキシド混
合物を含む溶媒抽出剤(有機相)と方法Aのようにして
接触させる。溶媒相は脂肪族希釈剤としてエクソル(R)
D−80(エクソン社の製品)を含んでいる。水性相お
よび有機相を24℃で5分間振盪し、完全に平衡に達せ
させる。水性相(油不溶分)を有機相から分離し、イン
ジウムについて分析する。有機相中のインジウムの濃度
を質量の残りから計算する。液体フォスフィンオキシド
混合物5v/oの代わりに10v/oのものを用いて同
じ溶媒抽出剤混合物で上記方法を繰り返す。また対照の
溶媒抽出剤であるエクソル(R)D−80中に5v/o
のD2EHPAを含む抽出剤を用い、上記のインジウム
を含む硫酸酸性水溶液と水性相対有機相の比を1(容積
比)として5分間24℃で接触させた。上記と同様にし
て水性の油不溶分中および有機相中のインジウムの濃度
を決定する。下記表1に試験結果を示す。
【0029】
【表1】
【0030】上記表のデータによれば、溶媒に混合トリ
アルキルフォスフィンオキシドを加えると、D2EHP
Aだけを含む未変性の溶媒(対照例1A*)に比べ高酸
性度で(実施例1および2)における抽出性が減少する
ことが判り、従って変性した溶媒の方が未変性の溶媒に
比べInを回収し易いという推論ができる。このデータ
はまた混合トリアルキルフォスフィンオキシドの濃度を
増加させると効果の大きさが増大することを示してい
る。
【0031】実施例 3 実施例1および2の方法を繰り返したが、方法Cに例示
された混合分岐3級フォスフィンオキシドを用いた。結
果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】結果は実質的に実施例2と同様である。
【0034】次に回収供給流として200部/LのH2
SO4を用いて回収データを得た。対照の溶媒はエクソ
(R)D−80中に5v/oのD2EHPAを含む溶媒
であり、1.98部/LのIn+++を含有していた。本発
明の溶媒は5v/oのD2EHPA、5v/oの混合分
岐3級フォスフィンオキシド(方法C)、1.62部/
LのIn+++およびエクソル(R)D−80から成ってい
る。相の接触は24℃で5分間行う。結果を表3に示
す。
【0035】
【表3】
【0036】この結果によれば、混合分岐3級フォスフ
ィンオキシドで変性された溶媒からインジウムは容易に
回収されることを示している。これとは対照的に対照試
料は4倍の量の酸を使う必要があり、希薄な回収液を生
じる。これは溶媒を循環する場合抽出動作に悪影響を及
ぼすであろう。
【0037】3級フォスフィンオキシド変性剤の有利な
効果はさらに抽出剤を硫酸第2鉄を含む水溶液と接触さ
せることにより実証される。回収用供給流として100
部/LのH2SO4を使用する。3種の溶媒は次の通りで
ある。
【0038】(1)エクソル(R)D−80中に5v/o
のD2EHPAを含む溶媒。In+++を3.45分岐/L
含有。
【0039】(2)エクソル(R)D−80中に5v/o
のD2EHPA、5v/oの混合分岐フォスフィンオキ
シドを含む溶媒(方法C)。In+++を2.37部/L含
有。
【0040】(3)エクソル(R)D−80中に5v/o
のD2EHPA、5v/oの燐酸トリブチル(TBP)
を含む溶媒。In+++を2.10分岐/L含有。相接触時
間は24℃で5分間。
【0041】使用した条件と得られた結果を表4に示
す。
【0042】
【表4】
【0043】この結果は混合3級フォスフィンオキシド
で変性された溶媒から第2鉄を完全に且つ効率的に回収
し得ることを示している。しかし未変性の溶媒、および
燐酸トリブチル(TBP)で変性された溶媒からは実質
的濃度(0.7〜1部/L)の鉄は回収されない。最終
的にはこれは、回収されなかった第2鉄が蓄積すること
によって溶媒が被毒する原因となる。
【0044】当業界の専門家には上記の詳細な説明によ
り多くの変形を行い得ることは明らかであろう。例えば
例えばヘキセン、オクテン等の2種のオレフィン混合物
からつくられた3級フォスフィンオキシドの4成分混合
物の代わりに、10成分の3級フォスフィンオキシド混
合物を使用することができる。後者はフォスフィンと3
種のオレフィン、例えば1−ヘキセン、1−オクテン、
1−デセンの混合物とを反応させ、次いで得られた10
成分の3級フォスフィン混合物を酸化して対応する3級
フォスフィンオキシドにすることにより製造される。方
法Aの混合フォスフィンオキシドを用いる代わりに、方
法Bの混合フォスフィンオキシドを使用することもでき
る。また燐酸ジアルキル−3級フォスフィンオキシド混
合物の溶媒抽出剤の組み合わせは方法Aの混合非対称フ
ォスフィンオキシドおよび方法Cの混合分岐フォスフィ
ンオキシドの両方を含んでいることができる。このよう
なすべての明白な変形は添付特許請求の範囲の範囲内に
入るものである。
【0045】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.(a)(i)燐酸ジアルキル、および (ii)(1)それぞれ同じ一般式
【0046】
【化5】RRiiiPO、 但し式中R、Ri、Riiは同一または相異なる炭素数6
〜約16の飽和炭化水素基である、をもつ少なくとも4
種の成分を含み、その少なくとも2成分はその少なくと
も一つの基R、Ri、Riiが他とは異なった非対称の3
級フォスフィンオキシドである3級フォスフィンオキシ
ド、(2)式
【0047】
【化6】Riiiiv 2PO および Riv 3PO、 但し式中RiiiおよびRivは炭素数約6〜約16の飽和
炭化水素基から成る群から選ばれ、Riiiは分岐してお
らず、Rivは炭化水素基1個当たり少なくとも2個の分
岐を有する基である、から成る群から選ばれる分岐した
3級フォスフィンオキシドの混合物、または上記(1)
および(2)の組み合わせから成る群から選ばれる3級
フォスフィンオキシドから成る(i)および(ii)の
組み合わせ溶媒抽出剤とインジウムを含む酸性溶液とを
接触させ、 (b)得られた燐酸ジアルキル−フォスフィンオキシド
−インジウム錯体を該溶液から分離し、 (c)該錯体からインジウムを回収する工程から成る酸
性水溶液からインジウムを抽出する方法。
【0048】2.該3級フォスフィンオキシド混合物は
4成分、R3PO、Ri 3PO、R2iPOおよびRRii 2
POを含み、ここにRRiiはヘキシル、Riはオクチル
である上記第1項記載の方法。
【0049】3.該3級フォスフィンオキシド混合物は
フォスフィンと1−ヘキセンおよび1−オクテンの約9
0:10〜約10:90混合物とを反応させ、次いで酸
化してつくられる上記第2項記載の方法。
【0050】4.該3級フォスフィンオキシド混合物は
フォスフィンと1−ヘキセンおよび1−オクテンの約6
0:40〜約40:60混合物とから誘導される上記第
3項記載の方法。
【0051】5.該3級フォスフィンオキシド混合物は
フォスフィンと1−オクテンおよび1−ヘキセンの6
0:40混合物とから誘導される上記第4項記載の方
法。
【0052】6.該3級フォスフィンオキシド混合物は
iii 3POおよびRRiii 2POの2成分を含み、ここに
iiiは2,4,4−トリメチルペンチルであり、Rはオ
クチルである上記第1項記載の方法。
【0053】7.該3級フォスフィンオキシド混合物は
フォスフィンと2,4,4−トリメチル−1−ペンテンお
よび1−オクテンの約90:10〜約10:90混合物
とを反応させ、次いで酸化してつくられる上記第6項記
載の方法。
【0054】8.該3級フォスフィンオキシド混合物は
フォスフィンと2,4,4−トリメチル−1−ペンテンお
よび1−オクテンの約60:40〜約40:60混合物
とから誘導される上記第6項記載の方法。
【0055】9.該3級フォスフィンオキシド混合物は
フォスフィンと2,4,4−トリメチル−1−ペンテンお
よび1−オクテンの約60:40混合物とから誘導され
る上記第8項記載の方法。
【0056】10.該燐酸ジアルキルは燐酸ジ(2−エ
チルヘキシル)である上記第1項記載の方法。
【0057】11.該組み合わせ溶媒抽出剤を水と混合
しない炭化水素希釈剤に溶解する上記第1項記載の方
法。
【0058】12.該炭化水素希釈剤は脂肪族の炭化水
素希釈剤である上記第11項記載の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)(i)燐酸ジアルキル、および (ii)(1)それぞれ同じ一般式 【化1】RRiiiPO、 但し式中R、Ri、Riiは同一または相異なる炭素数6
    〜約16の飽和炭化水素基である、をもつ少なくとも4
    種の成分を含み、その少なくとも2成分はその少なくと
    も一つの基R、Ri、Riiが他とは異なった非対称の3
    級フォスフィンオキシドである3級フォスフィンオキシ
    ド、(2)式 【化2】Riiiiv 2PO および Riv 3PO、 但し式中RiiiおよびRivは炭素数約6〜約16の飽和
    炭化水素基から成る群から選ばれ、Riiiは分岐してお
    らず、Rivは炭化水素基1個当たり少なくとも2個の分
    岐を有する基である、から成る群から選ばれる分岐した
    3級フォスフィンオキシドの混合物、または上記(1)
    および(2)の組み合わせから成る群から選ばれる3級
    フォスフィンオキシドから成る(i)および(ii)の
    組み合わせ溶媒抽出剤とインジウムを含む酸性溶液とを
    接触させ、 (b)得られた燐酸ジアルキル−フォスフィンオキシド
    −インジウム錯体を該溶液から分離し、 (c)該錯体からインジウムを回収する工程から成るこ
    とを特徴とする酸性水溶液からインジウムを抽出する方
    法。
JP5237237A 1992-09-04 1993-08-31 トリアルキルフオスフインオキシドを用いた溶媒抽出法によるインジウムの回収 Pending JPH06207231A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA002077601A CA2077601A1 (en) 1992-09-04 1992-09-04 Recovery of indium by solvent extraction using trialkyl-phosphine oxides
CA2077601 1992-09-04
US08/083,240 US5344567A (en) 1992-09-04 1993-06-29 Recovery of indium by solvent extraction using trialkylphosphine oxides

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06207231A true JPH06207231A (ja) 1994-07-26

Family

ID=25675497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5237237A Pending JPH06207231A (ja) 1992-09-04 1993-08-31 トリアルキルフオスフインオキシドを用いた溶媒抽出法によるインジウムの回収

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5344567A (ja)
JP (1) JPH06207231A (ja)
BE (1) BE1007419A3 (ja)
CA (1) CA2077601A1 (ja)
FR (1) FR2695407B1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100224030A1 (en) * 2009-03-04 2010-09-09 Chung Yuan Christian University Indium recovery by supported liquid membrane with strip dispersion
JP5398885B1 (ja) * 2012-08-20 2014-01-29 国立大学法人九州大学 ガリウム抽出方法
JP5442080B2 (ja) * 2012-08-20 2014-03-12 国立大学法人九州大学 有価金属分離方法
CN104232943B (zh) * 2014-08-26 2016-08-24 马关云铜锌业有限公司 一种用多金属复杂高铟高锡物料制备高纯铟的方法
RU2635584C2 (ru) * 2016-04-15 2017-11-14 Константин Леонидович Тимофеев Способ селективного извлечения индия из сульфатных цинковых растворов
DE102017107097B4 (de) 2017-04-03 2024-02-08 Technische Universität Bergakademie Freiberg Verfahren zur Abtrennung von Indium aus metallhaltigen, wässrigen Lösungen
DE102017213956B3 (de) 2017-08-10 2018-12-06 Technische Universität Bergakademie Freiberg Verfahren zur Gewinnung von Indium aus wässrigen, metallhaltigen Lösungen
CN113373323B (zh) * 2021-04-28 2022-12-06 中南大学 一种从高铁含铟废液中回收铟的方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3462352A (en) * 1967-02-27 1969-08-19 Tudor Segarceanu Process for obtaining indium and tin from raw lead
FR2435533A1 (fr) * 1978-09-11 1980-04-04 Penarroya Miniere Metall Procede de recuperation de l'indium
JPS5614420A (en) * 1979-07-11 1981-02-12 Agency Of Ind Science & Technol Recovering method for indium from waste indium plating liquid
CA1148367A (en) * 1980-05-08 1983-06-21 Cyanamid Canada, Inc. Solvent extraction process for the removal of iron (iii) from leach liquors
FI811408L (fi) * 1980-05-08 1981-11-09 Canada Cyanamid Extraktionsloesningsfoerfarande foer avlaegsnande av jaern (iii) fraon vattenloesningar
US4292284A (en) * 1980-06-27 1981-09-29 Toho Aen Kabushiki Kaisha Solvent extraction recovery process for indium
JPS58135128A (ja) * 1982-02-05 1983-08-11 Mitsubishi Metal Corp インジウムの回収方法
DE3235136A1 (de) * 1982-09-23 1984-03-29 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Verfahren zur abtrennung von gallium und indium aus waessrigen loesungen
JPS60251128A (ja) * 1984-05-24 1985-12-11 Agency Of Ind Science & Technol インジウムの回収方法
US4909939A (en) * 1984-06-16 1990-03-20 American Cyanamid Company Process for solvent extraction using phosphine oxide mixtures
DE3508041A1 (de) * 1985-03-07 1986-09-11 Preussag Ag Metall, 3380 Goslar Verfahren zur fluessig-fluessig-extraktion von gallium, germanium oder indium aus waessrigen loesungen
IT1185549B (it) * 1985-04-12 1987-11-12 Samim Soc Azionaria Minero Met Procedimento per la separazione di indio da soluzioni acide che lo contengono
US5028334A (en) * 1987-07-13 1991-07-02 American Cyanamid Company Selective recovery of tin by solvent extraction using branched tertiary phosphine oxides
US4778663A (en) * 1987-08-27 1988-10-18 American Cyanamid Company Uranium recovery from wet process phosphoric acid unsymmetrical phosphine oxides
JPH0813356B2 (ja) * 1988-09-29 1996-02-14 ペルメレック電極株式会社 電解オゾンを使用する水処理方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5344567A (en) 1994-09-06
BE1007419A3 (fr) 1995-06-13
CA2077601A1 (en) 1994-03-05
FR2695407A1 (fr) 1994-03-11
FR2695407B1 (fr) 1995-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hurst et al. Recovery of uranium from wet-process phosphoric acid by extraction with octylphenylphosphoric acid
EP0102882B1 (fr) Procédé d'extraction du gallium à l'aide d'hydroxyquinoléines substituées et de composés organophosphorés
JPH09176757A (ja) 希土類元素の抽出
US3399055A (en) Separation of cobalt by liquid extraction from acid solutions
US4834951A (en) Common separation of contaminating elements from electrolyte solutions of valuable metals
US5492680A (en) Separation of scandium from tantalum residue using fractional liquid-liquid extraction
US3836476A (en) Simultaneous recovery of vanadium and uranium from oxidized wet process acid
Avila Rodriguez et al. Recovery of Indium (III) from Mixed Hydrochloric Acid-Sulphuric Acid Media by Solvent Extraction with Cyanex 301®
JPH06207231A (ja) トリアルキルフオスフインオキシドを用いた溶媒抽出法によるインジウムの回収
US4741887A (en) Gallium complexes and solvent extraction of gallium
US4292284A (en) Solvent extraction recovery process for indium
EP0236542A2 (en) Novel organic phosphinic acid compounds
US4212849A (en) Simultaneous extraction and recovery of uranium and vanadium from wet process acids
EP0010394B2 (en) Process for extracting uranium from phosphoric acid
US4915919A (en) Recovery of germanium from aqueous solutions by solvent extraction
US3700415A (en) Vanadium recovery from wet process phosphoric acid using neutral organophosphorus extractants
Zhou et al. Recovering in, Ge and Ga from zinc residues
US4194905A (en) Solvent-extraction process for recovery and separation of metal values
US5028334A (en) Selective recovery of tin by solvent extraction using branched tertiary phosphine oxides
US4778663A (en) Uranium recovery from wet process phosphoric acid unsymmetrical phosphine oxides
Mahi et al. The use of coal spoils as feed materials for alumina recovery by acid-leaching routes. 4. The extraction of iron from aluminiferous solutions with amines, in particular Alamine 336
AU772784B2 (en) Cyanide recovery from aqeuous ore processing solutions by solvent extraction
Judd et al. Gallium solvent extraction from sulfuric acid solutions using OPAP
US4427640A (en) Sequential process for extraction and recovery of vanadium and uranium from wet process acids
Ali et al. Cyanex 302: An Extractant for Fe 3+ from Chloride Medium