JPH06205491A - スピーカーシステム - Google Patents
スピーカーシステムInfo
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- JPH06205491A JPH06205491A JP5238233A JP23823393A JPH06205491A JP H06205491 A JPH06205491 A JP H06205491A JP 5238233 A JP5238233 A JP 5238233A JP 23823393 A JP23823393 A JP 23823393A JP H06205491 A JPH06205491 A JP H06205491A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/20—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
- H04R1/22—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only
- H04R1/28—Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
- H04R1/2807—Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements
- H04R1/2838—Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements of the bandpass type
- H04R1/2842—Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements of the bandpass type for loudspeaker transducers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/20—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
- H04R1/22—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only
- H04R1/28—Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
- H04R1/2807—Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements
- H04R1/2853—Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements using an acoustic labyrinth or a transmission line
- H04R1/2857—Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements using an acoustic labyrinth or a transmission line for loudspeaker transducers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R2499/00—Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
- H04R2499/10—General applications
- H04R2499/15—Transducers incorporated in visual displaying devices, e.g. televisions, computer displays, laptops
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 よりコンパクトで安価なヘルムホルツの共鳴
器を持つスピーカーシステムをもたらすことを目的とす
る。 【構成】 スピーカー37を収容するエンクロージャー35
に、音圧レベル曲線の共振ピークの周波数を分散させる
ために、互いに異なる長さの複数本の音響放出用の管43
が設けられ、それらの管43内での好ましくない共鳴を抑
圧するために、それらの管43の側壁46, 47が、それらの
管内を共通のヘルムホルツの共鳴器59, 61に結合するた
めの開口部63を有することを特徴とする、スピーカーシ
ステムであり、このシステム33によれば、共振ピークが
分散するので、一本の管を介して音響を放出する場合よ
りも、より小さなヘルムホルツの共鳴器を使用すること
が可能になる。
器を持つスピーカーシステムをもたらすことを目的とす
る。 【構成】 スピーカー37を収容するエンクロージャー35
に、音圧レベル曲線の共振ピークの周波数を分散させる
ために、互いに異なる長さの複数本の音響放出用の管43
が設けられ、それらの管43内での好ましくない共鳴を抑
圧するために、それらの管43の側壁46, 47が、それらの
管内を共通のヘルムホルツの共鳴器59, 61に結合するた
めの開口部63を有することを特徴とする、スピーカーシ
ステムであり、このシステム33によれば、共振ピークが
分散するので、一本の管を介して音響を放出する場合よ
りも、より小さなヘルムホルツの共鳴器を使用すること
が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一つのエンクロージ
ャーと、前記エンクロージャー内に収容された一つのス
ピーカー装置と、前記エンクロージャーに接続された一
端部を持つ一本の管と、前記管により区画されるととも
に、前記エンクロージャーにより区画された一つの空間
に連通する一つの空間と、前記管に接続されるととも
に、前記管により区画された空間に連通する一つの空間
を区画する一つの室と、を具えるスピーカーシステムに
関するものである。
ャーと、前記エンクロージャー内に収容された一つのス
ピーカー装置と、前記エンクロージャーに接続された一
端部を持つ一本の管と、前記管により区画されるととも
に、前記エンクロージャーにより区画された一つの空間
に連通する一つの空間と、前記管に接続されるととも
に、前記管により区画された空間に連通する一つの空間
を区画する一つの室と、を具えるスピーカーシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】上記
の項で定義した種類のスピーカーシステムとしては従
来、ヨーロッパ特許出願公開明細書EP 0,429,121A1にて
知られたものがあり、そのスピーカー装置によって発生
した音響は、長い管の開口端部から放出される。かかる
長い管を使用することの利点は、スピーカーシステムが
より高感度になる、すなわち同一の電気的入力に対しよ
り多くの音響出力を発生させる一方で、最低共振周波数
がほとんど上昇しないという点にある。この既知のスピ
ーカーシステムによれば、スピーカー装置を音響出力開
口部から長い距離離間させて配置することができるとと
もに、ハウジングによって区画される空間を減少させる
ことができ、同時に、管の長さが増加するので、スピー
カーシステムの設計に高い自由度をもたらすことができ
る。すなわちこのことは、丈夫なエンクロージャー(キ
ャビネット)の形成を可能にし、その結果として、キャ
ビネットの共振は最小限のものとなる。なおここで、上
記スピーカー装置は、例えば、単一のコーンスピーカー
や、直列等の状態で接続された複数のスピーカーであっ
ても良い。
の項で定義した種類のスピーカーシステムとしては従
来、ヨーロッパ特許出願公開明細書EP 0,429,121A1にて
知られたものがあり、そのスピーカー装置によって発生
した音響は、長い管の開口端部から放出される。かかる
長い管を使用することの利点は、スピーカーシステムが
より高感度になる、すなわち同一の電気的入力に対しよ
り多くの音響出力を発生させる一方で、最低共振周波数
がほとんど上昇しないという点にある。この既知のスピ
ーカーシステムによれば、スピーカー装置を音響出力開
口部から長い距離離間させて配置することができるとと
もに、ハウジングによって区画される空間を減少させる
ことができ、同時に、管の長さが増加するので、スピー
カーシステムの設計に高い自由度をもたらすことができ
る。すなわちこのことは、丈夫なエンクロージャー(キ
ャビネット)の形成を可能にし、その結果として、キャ
ビネットの共振は最小限のものとなる。なおここで、上
記スピーカー装置は、例えば、単一のコーンスピーカー
や、直列等の状態で接続された複数のスピーカーであっ
ても良い。
【0003】またここで、上記室は、ヘルムホルツの共
鳴器として機能し、それが正確に調整されていれば、ス
ピーカーシステムの出力音響の歪みの原因となる管内で
の定在波(共鳴)の発生を抑圧するが、その正確な調整
とは、特に、その室(ヘルムホルツの共鳴器)の容積が
スピーカー装置の寸法と関連づけられているべきであ
る、ということを意味する。すなわち、例えば5.25イン
チのスピーカーを一つ用いる場合には、その室の容積は
概略1リットルであるべきであり、また8インチのスピ
ーカーを一つ用いる場合には、その室の容積は概略4リ
ットルであるべきである。従って、かかる音響ダンパー
(ヘルムホルツの共鳴器)は、特に上記後者の場合に顕
著な如く、寸法的に嵩張るものとなり、また比較的高価
な部品を構成することになる。
鳴器として機能し、それが正確に調整されていれば、ス
ピーカーシステムの出力音響の歪みの原因となる管内で
の定在波(共鳴)の発生を抑圧するが、その正確な調整
とは、特に、その室(ヘルムホルツの共鳴器)の容積が
スピーカー装置の寸法と関連づけられているべきであ
る、ということを意味する。すなわち、例えば5.25イン
チのスピーカーを一つ用いる場合には、その室の容積は
概略1リットルであるべきであり、また8インチのスピ
ーカーを一つ用いる場合には、その室の容積は概略4リ
ットルであるべきである。従って、かかる音響ダンパー
(ヘルムホルツの共鳴器)は、特に上記後者の場合に顕
著な如く、寸法的に嵩張るものとなり、また比較的高価
な部品を構成することになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、当初の項で
定義した種類のスピーカーシステムであって、その音響
ダンパーが上記従来技術のスピーカーシステムのものと
比較してよりコンパクトな構成を有するようなスピーカ
ーシステムを提供することを目的とするものであり、か
かる目的を達成するためこの発明のスピーカーシステム
は、前記管と異なる長さを持つとともに、前記エンクロ
ージャーに接続された一端部を持つ少なくとも一本のさ
らなる管と、前記さらなる管により区画されるととも
に、前記エンクロージャーにより区画された空間に連通
する空間と、を具え、前記少なくとも一本のさらなる管
は、前記室に接続され、前記さらなる管により区画され
た空間は、前記室により区画された空間に連通すること
を特徴としている。
定義した種類のスピーカーシステムであって、その音響
ダンパーが上記従来技術のスピーカーシステムのものと
比較してよりコンパクトな構成を有するようなスピーカ
ーシステムを提供することを目的とするものであり、か
かる目的を達成するためこの発明のスピーカーシステム
は、前記管と異なる長さを持つとともに、前記エンクロ
ージャーに接続された一端部を持つ少なくとも一本のさ
らなる管と、前記さらなる管により区画されるととも
に、前記エンクロージャーにより区画された空間に連通
する空間と、を具え、前記少なくとも一本のさらなる管
は、前記室に接続され、前記さらなる管により区画され
た空間は、前記室により区画された空間に連通すること
を特徴としている。
【0005】かかる互いに異なる長さの複数本の管を用
いることで、音圧レベル(SPL)曲線中の好ましくな
い一次共振ピークは、隣接する周波数の、レベルが低減
されたより小さい複数のピークに分散され、従って、そ
れらの管内の共振は、より強力でない音響ダンパー、す
なわち、よりコンパクトなヘルムホルツの共鳴器(より
小さな室)でも抑圧し得るようになり、これによりその
室は、より安価にもなる。また、かかる構成によりこの
発明のスピーカーシステムは、上記従来技術のスピーカ
ーシステムと比較して、より良く調整された音響伝達経
路の特性を持つことができ、そして、より多様に構成す
る可能性を提供することができる。すなわち例えばこの
発明のシステムでは、複数本の細い管を一列に並べて配
置しても良く、このようにすれば、極めて平坦な構成が
得られる。
いることで、音圧レベル(SPL)曲線中の好ましくな
い一次共振ピークは、隣接する周波数の、レベルが低減
されたより小さい複数のピークに分散され、従って、そ
れらの管内の共振は、より強力でない音響ダンパー、す
なわち、よりコンパクトなヘルムホルツの共鳴器(より
小さな室)でも抑圧し得るようになり、これによりその
室は、より安価にもなる。また、かかる構成によりこの
発明のスピーカーシステムは、上記従来技術のスピーカ
ーシステムと比較して、より良く調整された音響伝達経
路の特性を持つことができ、そして、より多様に構成す
る可能性を提供することができる。すなわち例えばこの
発明のシステムでは、複数本の細い管を一列に並べて配
置しても良く、このようにすれば、極めて平坦な構成が
得られる。
【0006】この発明のスピーカーシステムの一実施態
様では、前記複数本の管はさらなる一つの室に接続さ
れ、そのさらなる室に接続された管により区画される空
間は、前記さらなる室により区画された空間に連通する
ことを特徴としている。このように構成すれば、二つの
室のうちの一方により形成されるヘルムホルツの共鳴器
を一次共振ピークを抑圧するように調整することができ
るとともに、他方の室により形成されるヘルムホルツの
共鳴器を他の幾つかのピークを減少させるように調整す
ることができる。ここで、前記二つの室は、前記複数本
の管の両側にそれぞれ配置することもでき、このように
配置すれば、一つの室を複数本の管の片側だけに配置す
る場合と比較してより好ましくそれらの管が載荷され
る、対称な構成をもたらすことができる。
様では、前記複数本の管はさらなる一つの室に接続さ
れ、そのさらなる室に接続された管により区画される空
間は、前記さらなる室により区画された空間に連通する
ことを特徴としている。このように構成すれば、二つの
室のうちの一方により形成されるヘルムホルツの共鳴器
を一次共振ピークを抑圧するように調整することができ
るとともに、他方の室により形成されるヘルムホルツの
共鳴器を他の幾つかのピークを減少させるように調整す
ることができる。ここで、前記二つの室は、前記複数本
の管の両側にそれぞれ配置することもでき、このように
配置すれば、一つの室を複数本の管の片側だけに配置す
る場合と比較してより好ましくそれらの管が載荷され
る、対称な構成をもたらすことができる。
【0007】この発明のスピーカーシステムのさらなる
一実施態様では、前記スピーカー装置は、前記エンクロ
ージャーにより区画された空間を第1の分空間と第2の
分空間とに分割し、前記第1の分空間は、前記複数本の
管のうちの第1のグループの管により区画された空間に
連通するとともに前記二つの室のうちの第1の室に連通
し、前記第2の分空間は、前記複数本の管のうちの第2
のグループの管により区画された空間に連通するととも
に前記二つの室のうちの第2の室に連通することを特徴
としている。かかる構成によれば、この発明のスピーカ
ーシステムを六次のバンドパスボックスとして用いるこ
とが可能となる。ここで、前記管の二つのグループを、
互いに平行な二つの列に配置すれば、それらのグループ
間に自由な空間が得られるので、高い周波数用と中間の
周波数用とのスピーカーを持つスピーカーキャビネット
を前記複数本の管の間に配置することが可能になり、こ
のようにすれば、音響放出面が互いに隣接して位置する
ので、音響の再生上好ましい状態となる。
一実施態様では、前記スピーカー装置は、前記エンクロ
ージャーにより区画された空間を第1の分空間と第2の
分空間とに分割し、前記第1の分空間は、前記複数本の
管のうちの第1のグループの管により区画された空間に
連通するとともに前記二つの室のうちの第1の室に連通
し、前記第2の分空間は、前記複数本の管のうちの第2
のグループの管により区画された空間に連通するととも
に前記二つの室のうちの第2の室に連通することを特徴
としている。かかる構成によれば、この発明のスピーカ
ーシステムを六次のバンドパスボックスとして用いるこ
とが可能となる。ここで、前記管の二つのグループを、
互いに平行な二つの列に配置すれば、それらのグループ
間に自由な空間が得られるので、高い周波数用と中間の
周波数用とのスピーカーを持つスピーカーキャビネット
を前記複数本の管の間に配置することが可能になり、こ
のようにすれば、音響放出面が互いに隣接して位置する
ので、音響の再生上好ましい状態となる。
【0008】この発明のスピーカーシステムのさらなる
一実施態様では、前記複数本の管は互いに平行な二つの
壁部を具え、それらの壁部は、二つの側壁部と少なくと
も一つの隔壁部とによって互いに連結され、前記室の壁
部の一つは、前記複数本の管の互いに平行な二つの壁部
の一つによって形成され、前記室の壁部の開口部と前記
複数本の管の壁部の開口部とは共通のものであることを
特徴としている。このようにすれば、丈夫でコンパクト
な構成のスピーカーシステムをもたらすことができる。
一実施態様では、前記複数本の管は互いに平行な二つの
壁部を具え、それらの壁部は、二つの側壁部と少なくと
も一つの隔壁部とによって互いに連結され、前記室の壁
部の一つは、前記複数本の管の互いに平行な二つの壁部
の一つによって形成され、前記室の壁部の開口部と前記
複数本の管の壁部の開口部とは共通のものであることを
特徴としている。このようにすれば、丈夫でコンパクト
な構成のスピーカーシステムをもたらすことができる。
【0009】なお、管の本数を増加させれば、好ましく
ない共振ピークをさらに分散させることもできるが、そ
の本数を増加させた分だけ、スピーカーシステムの構成
も高価なものになってしまう。そこでこれについて調べ
た結果、製造コストと共振ピークの分散との間の最適な
妥協点は管の本数を五本とすることであるということが
判明した。すなわち、これよりも少ない本数の管では、
共振ピークを分散させる効果が相当に低下して、ハイフ
ァイ装置への使用は疑わしい程度の音質になってしま
い、一方、これよりも多い本数の管では、共振ピークを
分散させる効果はさらに高まるが、コストも相当に増加
してしまって、極めて高い周波数域への適用にしか利点
は残らない。かかる理由から、この発明のスピーカーシ
ステムのさらなる一実施態様では、前記エンクロージャ
ーには、互いに異なる長さの少なくとも五本の前記管が
取り付けられ、前記五本の管は、前記エンクロージャー
内の空間および前記室内の空間に音響的に結合されてい
ることを特徴としている。
ない共振ピークをさらに分散させることもできるが、そ
の本数を増加させた分だけ、スピーカーシステムの構成
も高価なものになってしまう。そこでこれについて調べ
た結果、製造コストと共振ピークの分散との間の最適な
妥協点は管の本数を五本とすることであるということが
判明した。すなわち、これよりも少ない本数の管では、
共振ピークを分散させる効果が相当に低下して、ハイフ
ァイ装置への使用は疑わしい程度の音質になってしま
い、一方、これよりも多い本数の管では、共振ピークを
分散させる効果はさらに高まるが、コストも相当に増加
してしまって、極めて高い周波数域への適用にしか利点
は残らない。かかる理由から、この発明のスピーカーシ
ステムのさらなる一実施態様では、前記エンクロージャ
ーには、互いに異なる長さの少なくとも五本の前記管が
取り付けられ、前記五本の管は、前記エンクロージャー
内の空間および前記室内の空間に音響的に結合されてい
ることを特徴としている。
【0010】この発明のスピーカーシステムのさらなる
一実施態様では、前記複数本の管は各々、その管内にそ
れに沿って音波が伝わる伝搬経路を有し、それらの管の
うちの最長の管と最短の管との伝搬経路の長さの差異
は、最長の管の伝搬経路の長さの30〜40%であることを
特徴としている。すなわち、伝搬経路の長さの差異が、
前記の好ましい範囲よりも小さい場合には、複数の共振
ピークが互いに近く位置し過ぎてしまって、それらの共
振ピークは、むしろ単一の共振ピークとして振る舞い、
かかる共振ピークを抑圧するためには、再び、大きくて
高価なヘルムホルツの共鳴器が必要になってしまい、一
方、伝搬経路の長さの相違が、前記の好ましい範囲より
も大きい場合には、それら複数本の管の内で最短の管の
みが、それが最小の音響的質量を有するがゆえに効果的
に機能することになるので、再び、単一の共振ピークが
発生して、それを抑圧するために、再び、大きくて高価
なヘルムホルツの共鳴器が必要になってしまう。
一実施態様では、前記複数本の管は各々、その管内にそ
れに沿って音波が伝わる伝搬経路を有し、それらの管の
うちの最長の管と最短の管との伝搬経路の長さの差異
は、最長の管の伝搬経路の長さの30〜40%であることを
特徴としている。すなわち、伝搬経路の長さの差異が、
前記の好ましい範囲よりも小さい場合には、複数の共振
ピークが互いに近く位置し過ぎてしまって、それらの共
振ピークは、むしろ単一の共振ピークとして振る舞い、
かかる共振ピークを抑圧するためには、再び、大きくて
高価なヘルムホルツの共鳴器が必要になってしまい、一
方、伝搬経路の長さの相違が、前記の好ましい範囲より
も大きい場合には、それら複数本の管の内で最短の管の
みが、それが最小の音響的質量を有するがゆえに効果的
に機能することになるので、再び、単一の共振ピークが
発生して、それを抑圧するために、再び、大きくて高価
なヘルムホルツの共鳴器が必要になってしまう。
【0011】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1(a)および(b)は、この発明の
スピーカーシステムの第1実施例を示す断面図および正
面図、図2は、互いに等長の複数本の管を具えるスピー
カーシステムの音圧レベル曲線を示す特性図、図3は、
互いに異なる長さの複数本の管を具えるスピーカーシス
テムの音圧レベル曲線を示す特性図、図4(a)および
(b)は、この発明のスピーカーシステムの第2実施例
を示す側面図および正面図、図5(a)および(b)
は、この発明のスピーカーシステムの第3実施例を示す
側面図および正面図、図6(a)および(b)は、この
発明のスピーカーシステムの第4実施例を具えるテレビ
を示す断面図および正面図、そして図7は、従来技術の
スピーカーシステムを示す断面図であり、図1中符号1
は、その従来技術のスピーカーシステムを示す。
細に説明する。図1(a)および(b)は、この発明の
スピーカーシステムの第1実施例を示す断面図および正
面図、図2は、互いに等長の複数本の管を具えるスピー
カーシステムの音圧レベル曲線を示す特性図、図3は、
互いに異なる長さの複数本の管を具えるスピーカーシス
テムの音圧レベル曲線を示す特性図、図4(a)および
(b)は、この発明のスピーカーシステムの第2実施例
を示す側面図および正面図、図5(a)および(b)
は、この発明のスピーカーシステムの第3実施例を示す
側面図および正面図、図6(a)および(b)は、この
発明のスピーカーシステムの第4実施例を具えるテレビ
を示す断面図および正面図、そして図7は、従来技術の
スピーカーシステムを示す断面図であり、図1中符号1
は、その従来技術のスピーカーシステムを示す。
【0012】この発明の実施例との対比のために図7に
示す従来技術のスピーカーシステム1は、一つのコーン
スピーカー5を持つスピーカー装置を収容した一つのエ
ンクロージャー3を具えており、そのスピーカー装置
は、エンクロージャー3内の空間を、二つの分空間7,
9に分割している。かくして、いわゆるバントパスボッ
クスが得られ、かかるバントパスボックスは、低い周波
数(例えば40〜200 Hz)の音響の再生用のサブウーファ
ーとしてしばしば用いられる。ここで、一方の分空間7
は、エンクロージャー3の開口部10を介し、管11により
区画された空間13に連通しており、その管11は、その一
端部15でエンクロージャー3に取り付けられるととも
に、その他端部17を解放されている。かかる長尺の寸法
を持つ管11を使用することの利点は、上記二つの分空間
の容積を減少させ得ると同時にその管の長さを長くし得
ることにあり、この結果として、例えば背が高くて細長
いような、通常とは異なる形状のエンクロージャーを構
成することが可能になる。その一方、かかる長尺の寸法
を持つ管11を部品として使用することは、その管内で、
該システムの作動範囲に隣接した周波数での極めて強い
共鳴が発生するという不都合をもたらす。
示す従来技術のスピーカーシステム1は、一つのコーン
スピーカー5を持つスピーカー装置を収容した一つのエ
ンクロージャー3を具えており、そのスピーカー装置
は、エンクロージャー3内の空間を、二つの分空間7,
9に分割している。かくして、いわゆるバントパスボッ
クスが得られ、かかるバントパスボックスは、低い周波
数(例えば40〜200 Hz)の音響の再生用のサブウーファ
ーとしてしばしば用いられる。ここで、一方の分空間7
は、エンクロージャー3の開口部10を介し、管11により
区画された空間13に連通しており、その管11は、その一
端部15でエンクロージャー3に取り付けられるととも
に、その他端部17を解放されている。かかる長尺の寸法
を持つ管11を使用することの利点は、上記二つの分空間
の容積を減少させ得ると同時にその管の長さを長くし得
ることにあり、この結果として、例えば背が高くて細長
いような、通常とは異なる形状のエンクロージャーを構
成することが可能になる。その一方、かかる長尺の寸法
を持つ管11を部品として使用することは、その管内で、
該システムの作動範囲に隣接した周波数での極めて強い
共鳴が発生するという不都合をもたらす。
【0013】しかしてかかる共鳴は、音響ダンパーによ
れば抑制することができ、この目的のためここでは、短
いパイプ21が、上記管11の側壁部19に取り付けられて、
その管11内の空間13を、該パイプ21に取り付けられた室
(チャンバー)25内の区画された空間23に、管11の側壁
部19の開口部27と、室25の壁部31の開口部29とを介して
連通させている。この室25は、例えば、 200〜700 Hzの
周波数範囲で音響ダンパーとして機能する、ヘルムホル
ツの共鳴器を形成しており、その室25内の空間23は、音
響減衰材料で満たされている。このような長尺の管を持
つスピーカーシステムでは、その管は、低音位相反転
(バスレフ)ポートとしてよりもむしろ音響伝達ダクト
として機能しており、かかる長尺の管内における共鳴を
抑圧するためには、そのヘルムホルツの共鳴器の構成は
幾つかの要求を満たす必要がある。参考として記す前記
ヨーロッパ特許出願公開明細書EP 0,429,121A1には、そ
れらの要求が記載されており、その記載では、室25の容
積は、スピーカーの寸法と関連づけられているべきであ
り、それゆえ、そのヘルムホルツの共鳴器は、大きな寸
法のスピーカーと組み合わせて用いる場合には、寸法的
に嵩張った、比較的高価なものとなる。
れば抑制することができ、この目的のためここでは、短
いパイプ21が、上記管11の側壁部19に取り付けられて、
その管11内の空間13を、該パイプ21に取り付けられた室
(チャンバー)25内の区画された空間23に、管11の側壁
部19の開口部27と、室25の壁部31の開口部29とを介して
連通させている。この室25は、例えば、 200〜700 Hzの
周波数範囲で音響ダンパーとして機能する、ヘルムホル
ツの共鳴器を形成しており、その室25内の空間23は、音
響減衰材料で満たされている。このような長尺の管を持
つスピーカーシステムでは、その管は、低音位相反転
(バスレフ)ポートとしてよりもむしろ音響伝達ダクト
として機能しており、かかる長尺の管内における共鳴を
抑圧するためには、そのヘルムホルツの共鳴器の構成は
幾つかの要求を満たす必要がある。参考として記す前記
ヨーロッパ特許出願公開明細書EP 0,429,121A1には、そ
れらの要求が記載されており、その記載では、室25の容
積は、スピーカーの寸法と関連づけられているべきであ
り、それゆえ、そのヘルムホルツの共鳴器は、大きな寸
法のスピーカーと組み合わせて用いる場合には、寸法的
に嵩張った、比較的高価なものとなる。
【0014】この一方、図1(a),(b)に示す、こ
の発明の第1実施例のスピーカーシステム33は、一つの
コーンスピーカー37を持つスピーカー装置を収容する一
つのエンクロージャー35を具えており、そのスピーカー
装置は、エンクロージャー35内の空間を、第1の分空間
39と、第2の分空間41とに分割し、それらのうちの一方
の分空間39は、エンクロージャー35の複数の開口部44を
介して外部と連通しており、かかるスピーカー装置を具
えるエンクロージャーは、四次のバントパスボックスを
構成する。エンクロージャー(ハウジング)35には、複
数本の管43の各々の一端部が取り付けられており、それ
ゆえ、上記第1の分空間39は、それらの管43内の空間45
に、そのエンクロージャー35の開口部44を介して連通し
ている。そしてそれらの管43の各々の他端部は、外部に
解放されている。
の発明の第1実施例のスピーカーシステム33は、一つの
コーンスピーカー37を持つスピーカー装置を収容する一
つのエンクロージャー35を具えており、そのスピーカー
装置は、エンクロージャー35内の空間を、第1の分空間
39と、第2の分空間41とに分割し、それらのうちの一方
の分空間39は、エンクロージャー35の複数の開口部44を
介して外部と連通しており、かかるスピーカー装置を具
えるエンクロージャーは、四次のバントパスボックスを
構成する。エンクロージャー(ハウジング)35には、複
数本の管43の各々の一端部が取り付けられており、それ
ゆえ、上記第1の分空間39は、それらの管43内の空間45
に、そのエンクロージャー35の開口部44を介して連通し
ている。そしてそれらの管43の各々の他端部は、外部に
解放されている。
【0015】ここにおける複数本の管43は、二つの側壁
部49,51と五つの隔壁部53とによって連結された二つの
互いに平行な壁部46, 47によって構成されており、複数
本の管43のかかる構成は、極めて剛性が高いので、例え
ばポリカーボネートやポリプロピレンの如き極めて安価
な材料の使用を可能にしている。そして上記側壁部51と
隔壁部53とは、それぞれL字状をなしており、それゆ
え、これらの管43は、互いに直角な二つの部分を具えて
いる。この結果、これらの管43は、互いに異なる長さの
音波伝搬経路を有しており、従って、音圧レベル(SP
L)曲線上の好ましくない共振ピークは、隣接する周波
数の、レベルが低減されたより小さい複数のピークに分
散される。ここで、それらの管43のうちの最長の管と最
短の管との伝搬経路の長さの差異は、好ましくは、最長
の管の伝搬経路の長さの30〜40%とされる。
部49,51と五つの隔壁部53とによって連結された二つの
互いに平行な壁部46, 47によって構成されており、複数
本の管43のかかる構成は、極めて剛性が高いので、例え
ばポリカーボネートやポリプロピレンの如き極めて安価
な材料の使用を可能にしている。そして上記側壁部51と
隔壁部53とは、それぞれL字状をなしており、それゆ
え、これらの管43は、互いに直角な二つの部分を具えて
いる。この結果、これらの管43は、互いに異なる長さの
音波伝搬経路を有しており、従って、音圧レベル(SP
L)曲線上の好ましくない共振ピークは、隣接する周波
数の、レベルが低減されたより小さい複数のピークに分
散される。ここで、それらの管43のうちの最長の管と最
短の管との伝搬経路の長さの差異は、好ましくは、最長
の管の伝搬経路の長さの30〜40%とされる。
【0016】図2は、図1に示すと同様のスピーカーシ
ステムであって、互いに等しい長さの八本の管を具える
一方、ヘルムホルツの共鳴器は具えていないスピーカー
システムのSPL曲線を示しており、この図は、一次と
二次の共鳴ピーク55が存在することを明らかに示してい
る。これに対し図3は、図1に示すと同様のスピーカー
システムであって、互いに異なる長さの、ここでは八本
の管を具える一方、ヘルムホルツの共鳴器は具えていな
いスピーカーシステムのSPL曲線を示しており、その
スピーカーシステムにおける八本の管は、17×17mm2 の
断面積を有し、それらの管の伝搬経路の長さは、約46cm
から約74cmまで、4cm刻みで変化している。かかるスピ
ーカーシステムにあっては、先の例における一次と二次
の共鳴ピーク55は、より小さな複数のピーク57に消散し
ており、かくして、例えば 200〜700 Hzの周波数範囲の
音響の濾波を、よりコンパクトで、それゆえより安価な
ヘルムホルツの共鳴器によって行うことが可能になって
いる。
ステムであって、互いに等しい長さの八本の管を具える
一方、ヘルムホルツの共鳴器は具えていないスピーカー
システムのSPL曲線を示しており、この図は、一次と
二次の共鳴ピーク55が存在することを明らかに示してい
る。これに対し図3は、図1に示すと同様のスピーカー
システムであって、互いに異なる長さの、ここでは八本
の管を具える一方、ヘルムホルツの共鳴器は具えていな
いスピーカーシステムのSPL曲線を示しており、その
スピーカーシステムにおける八本の管は、17×17mm2 の
断面積を有し、それらの管の伝搬経路の長さは、約46cm
から約74cmまで、4cm刻みで変化している。かかるスピ
ーカーシステムにあっては、先の例における一次と二次
の共鳴ピーク55は、より小さな複数のピーク57に消散し
ており、かくして、例えば 200〜700 Hzの周波数範囲の
音響の濾波を、よりコンパクトで、それゆえより安価な
ヘルムホルツの共鳴器によって行うことが可能になって
いる。
【0017】上記複数本の管43の両側には、室59, 61が
一つづつ配置され、それらの室59,61の各々の、一つの
壁部は、上記複数本の管43の上記壁部46, 47によって形
成されており、それらの壁部46, 47は各々、上記複数本
の管43内の空間を上記室59,61により区画された空間と
連通させる開口部63を有している。従ってここでは、そ
れらの室59, 61が、音響ダンパーとして機能するヘルム
ホルツの共鳴器を構成するので、それらのうちの一方の
室59により形成されるヘルムホルツの共鳴器を一次の共
振ピークを抑圧するように調整することができるととも
に、他方の室61により形成されるヘルムホルツの共鳴器
を他の幾つかのピークを減少させるように調整すること
ができる。なお、それらの室59, 61内の空間は、例え
ば、織物の繊維やガラス繊維、あるいは発泡プラスチッ
ク等の音響減衰材料で満たされている。
一つづつ配置され、それらの室59,61の各々の、一つの
壁部は、上記複数本の管43の上記壁部46, 47によって形
成されており、それらの壁部46, 47は各々、上記複数本
の管43内の空間を上記室59,61により区画された空間と
連通させる開口部63を有している。従ってここでは、そ
れらの室59, 61が、音響ダンパーとして機能するヘルム
ホルツの共鳴器を構成するので、それらのうちの一方の
室59により形成されるヘルムホルツの共鳴器を一次の共
振ピークを抑圧するように調整することができるととも
に、他方の室61により形成されるヘルムホルツの共鳴器
を他の幾つかのピークを減少させるように調整すること
ができる。なお、それらの室59, 61内の空間は、例え
ば、織物の繊維やガラス繊維、あるいは発泡プラスチッ
ク等の音響減衰材料で満たされている。
【0018】スピーカーシステムのエンクロージャーへ
の複数本の管のかかる配置方法は、直列ベント型バンド
パスボックスでも可能であり、その直列ベント型バンド
パスボックスの構成は、二つの分空間がそれらの間の隔
壁に設けられた一つの開口部を介して互いに連通すると
ともに、一方の分空間がエンクロージャーの壁部に設け
られた一つの開口部を介して外部と連通している点を特
徴としている。
の複数本の管のかかる配置方法は、直列ベント型バンド
パスボックスでも可能であり、その直列ベント型バンド
パスボックスの構成は、二つの分空間がそれらの間の隔
壁に設けられた一つの開口部を介して互いに連通すると
ともに、一方の分空間がエンクロージャーの壁部に設け
られた一つの開口部を介して外部と連通している点を特
徴としている。
【0019】図4(a),(b)は、この発明のスピー
カーシステムの第2実施例を示しており、この実施例の
スピーカーシステム63は、六次のバンドパスボックスを
構成する。かかる六次のバンドパスボックスの構成は、
二つの分空間65, 67が、そのエンクロージャー(ハウジ
ング)73の開口部69, 71を介してそれぞれ外部と連通す
ることを特徴としており、この実施例ではそれらの分空
間65, 67が、二つの管の列75, 77を介してそれぞれ外部
と連通している。そしてそれらの管の列75, 77内の空間
は、それらの管の側壁部の開口部を介して、ヘルムホル
ツの共鳴器としての室79, 81内の空間とそれぞれ連通し
ている。
カーシステムの第2実施例を示しており、この実施例の
スピーカーシステム63は、六次のバンドパスボックスを
構成する。かかる六次のバンドパスボックスの構成は、
二つの分空間65, 67が、そのエンクロージャー(ハウジ
ング)73の開口部69, 71を介してそれぞれ外部と連通す
ることを特徴としており、この実施例ではそれらの分空
間65, 67が、二つの管の列75, 77を介してそれぞれ外部
と連通している。そしてそれらの管の列75, 77内の空間
は、それらの管の側壁部の開口部を介して、ヘルムホル
ツの共鳴器としての室79, 81内の空間とそれぞれ連通し
ている。
【0020】図5(a),(b)は、この発明のスピー
カーシステムの第3実施例を示しており、この実施例の
スピーカーシステム83は、互いに同一の二つの管の列8
5, 87を具え、それらの管の列85, 87は各々、ヘルムホ
ルツの共鳴器89, 91を設けられるとともに、エンクロー
ジャー93に取り付けられている。そしてそれらの管の列
85, 87の間には、中音域と高音域との再生用のスピーカ
ーをそれぞれ具えるさらなるスピーカーボックス95が配
置されている。
カーシステムの第3実施例を示しており、この実施例の
スピーカーシステム83は、互いに同一の二つの管の列8
5, 87を具え、それらの管の列85, 87は各々、ヘルムホ
ルツの共鳴器89, 91を設けられるとともに、エンクロー
ジャー93に取り付けられている。そしてそれらの管の列
85, 87の間には、中音域と高音域との再生用のスピーカ
ーをそれぞれ具えるさらなるスピーカーボックス95が配
置されている。
【0021】図6(a),(b)は、この発明の第4実
施例のスピーカーシステム99を具えるテレビ97を示して
おり、ここではエンクロージャー101 が、ブラウン管10
3 のネック102 の右側に配置されている。このエンクロ
ージャー101 は、スピーカー105 によって二つの部分10
7, 109に分割されており、それらの部分のうちの一方の
部分107 には、二つの管の列111, 113が取り付けられて
いる。ここで、それらの管の列は直角に曲げられている
ので、それらの列のそれぞれの管は、互いに異なる長さ
の伝搬経路を有しており、また、それらの管の列は非対
称に配置されているので、一方の列の管は、他方の列の
管とは異なる長さの伝搬経路を有している。従ってかか
る配置は、全ての管が互いに異なる長さの伝搬経路を有
するようなシステムを得ることを可能としている。そし
てそれらの管の自由端部の近くには、音響ダンピングを
もたらすために室115, 117が配置されており、ここにお
けるテレビ97はさらに、中音域および高音域の再生用の
二つのさらなるスピーカー119, 121を具えている。
施例のスピーカーシステム99を具えるテレビ97を示して
おり、ここではエンクロージャー101 が、ブラウン管10
3 のネック102 の右側に配置されている。このエンクロ
ージャー101 は、スピーカー105 によって二つの部分10
7, 109に分割されており、それらの部分のうちの一方の
部分107 には、二つの管の列111, 113が取り付けられて
いる。ここで、それらの管の列は直角に曲げられている
ので、それらの列のそれぞれの管は、互いに異なる長さ
の伝搬経路を有しており、また、それらの管の列は非対
称に配置されているので、一方の列の管は、他方の列の
管とは異なる長さの伝搬経路を有している。従ってかか
る配置は、全ての管が互いに異なる長さの伝搬経路を有
するようなシステムを得ることを可能としている。そし
てそれらの管の自由端部の近くには、音響ダンピングを
もたらすために室115, 117が配置されており、ここにお
けるテレビ97はさらに、中音域および高音域の再生用の
二つのさらなるスピーカー119, 121を具えている。
【0022】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、請求項記載の発
明の範囲内で上記図示例から種々に変更したものも含ん
でおり、例えば、複数本の管は、互いに等しい断面寸法
を有している必要は必ずしもなく、それらの管内の音響
的質量を実質的に等しくするために、それらの管の断面
寸法を、その伝搬経路の長さに反比例するように選択し
ても良い。また、この発明のスピーカーシステムは、好
ましくは五本以上の管を具えるが、このことは必ずしも
必要ではない。というのは、より少ない本数の管、すな
わち二本以上の管でも、一本だけの管を具えるスピーカ
ーシステムと比較すれば利益をもたらすからである。
明は上述の例に限定されるものでなく、請求項記載の発
明の範囲内で上記図示例から種々に変更したものも含ん
でおり、例えば、複数本の管は、互いに等しい断面寸法
を有している必要は必ずしもなく、それらの管内の音響
的質量を実質的に等しくするために、それらの管の断面
寸法を、その伝搬経路の長さに反比例するように選択し
ても良い。また、この発明のスピーカーシステムは、好
ましくは五本以上の管を具えるが、このことは必ずしも
必要ではない。というのは、より少ない本数の管、すな
わち二本以上の管でも、一本だけの管を具えるスピーカ
ーシステムと比較すれば利益をもたらすからである。
【図1】(a)および(b)は、この発明のスピーカー
システムの第1実施例を示す断面図および正面図であ
る。
システムの第1実施例を示す断面図および正面図であ
る。
【図2】互いに等長の複数本の管を具えるスピーカーシ
ステムの音圧レベル曲線を示す特性図である。
ステムの音圧レベル曲線を示す特性図である。
【図3】互いに異なる長さの複数本の管を具えるスピー
カーシステムの音圧レベル曲線を示す特性図である。
カーシステムの音圧レベル曲線を示す特性図である。
【図4】(a)および(b)は、この発明のスピーカー
システムの第2実施例を示す側面図および正面図であ
る。
システムの第2実施例を示す側面図および正面図であ
る。
【図5】(a)および(b)は、この発明のスピーカー
システムの第3実施例を示す側面図および正面図であ
る。
システムの第3実施例を示す側面図および正面図であ
る。
【図6】(a)および(b)は、この発明のスピーカー
システムの第4実施例を具えるテレビを示す断面図およ
び正面図である。
システムの第4実施例を具えるテレビを示す断面図およ
び正面図である。
【図7】従来技術のスピーカーシステムを示す断面図で
ある。
ある。
33 スピーカーシステム 35 エンクロージャー 37 スピーカー 39, 41 分空間 43 管 44 開口部 45 管内空間 46, 47 壁部 49, 51 側壁部 53 隔壁部 59, 61 室 63 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハネス ウィルヘルムス テオドールス バックス オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ1 (72)発明者 マルティヌス ペトルス マリア ファン デン ティラルト オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ1
Claims (6)
- 【請求項1】 一つのエンクロージャーと、前記エン
クロージャー内に収容された一つのスピーカー装置と、
前記エンクロージャーに接続された一端部を持つ一本の
管と、前記管により区画されるとともに、前記エンクロ
ージャーにより区画された空間に連通する一つの空間
と、前記管に接続されるとともに、前記管により区画さ
れた空間に連通する一つの空間を区画する一つの室と、
を具えるスピーカーシステムにおいて、 前記管と異なる長さを持つとともに、前記エンクロージ
ャーに接続された一端部を持つ少なくとも一本のさらな
る管と、前記さらなる管により区画されるとともに、前
記エンクロージャーにより区画された空間に連通する空
間と、を具え、前記少なくとも一本のさらなる管は、前
記室に接続され、前記さらなる管により区画された空間
は、前記室により区画された空間に連通することを特徴
とする、スピーカーシステム。 - 【請求項2】 前記複数本の管は、さらなる一つの室に
接続され、そのさらなる室に接続された管により区画さ
れる空間は、前記さらなる室により区画された空間に連
通することを特徴とする、請求項1記載のスピーカーシ
ステム。 - 【請求項3】 前記スピーカー装置は、前記エンクロー
ジャーにより区画された空間を第1の分空間と第2の分
空間とに分割し、前記第1の分空間は、前記複数本の管
のうちの第1のグループの管により区画された空間に連
通するとともに前記二つの室のうちの第1の室に連通
し、前記第2の分空間は、前記複数本の管のうちの第2
のグループの管により区画された空間に連通するととも
に前記二つの室のうちの第2の室に連通することを特徴
とする、請求項1もしくは2記載のスピーカーシステ
ム。 - 【請求項4】 前記複数本の管は、互いに平行な二つの
壁部を具え、それらの壁部は、二つの側壁部と少なくと
も一つの隔壁部とによって互いに連結され、前記室の壁
部の一つは、前記複数本の管の互いに平行な二つの壁部
の一つによって形成され、前記室の壁部の開口部と前記
複数本の管の壁部の開口部とは共通のものであることを
特徴とする、請求項1乃至3のいずれか記載のスピーカ
ーシステム。 - 【請求項5】 前記エンクロージャーには、互いに異な
る長さの少なくとも五本の前記管が取り付けられ、前記
五本の管は、前記エンクロージャー内の空間および前記
室内の空間に音響的に結合されていることを特徴とす
る、請求項1乃至4のいずれか記載のスピーカーシステ
ム。 - 【請求項6】 前記複数本の管は各々、その管内にそれ
に沿って音波が伝わる伝搬経路を有し、それらの管のう
ちの最長の管と最短の管との伝搬経路の長さの差異は、
最長の管の伝搬経路の長さの30〜40%であることを特徴
とする、請求項1乃至5のいずれか記載のスピーカーシ
ステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL92202913:7 | 1992-09-23 | ||
EP92202913 | 1992-09-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06205491A true JPH06205491A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=8210934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5238233A Pending JPH06205491A (ja) | 1992-09-23 | 1993-09-24 | スピーカーシステム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5479520A (ja) |
EP (1) | EP0589515B1 (ja) |
JP (1) | JPH06205491A (ja) |
DE (1) | DE69323258T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021111569A1 (ja) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | 株式会社ソシオネクスト | 表示装置及び音響装置 |
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