JPH0620416Y2 - ブラシロッド - Google Patents

ブラシロッド

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JPH0620416Y2
JPH0620416Y2 JP1988087544U JP8754488U JPH0620416Y2 JP H0620416 Y2 JPH0620416 Y2 JP H0620416Y2 JP 1988087544 U JP1988087544 U JP 1988087544U JP 8754488 U JP8754488 U JP 8754488U JP H0620416 Y2 JPH0620416 Y2 JP H0620416Y2
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JP
Japan
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brush
rod
brush rod
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峯男 高島
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峯男 高島
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はブラシ担体に植毛するための単位ブラシロッド
の構造に関する。
従来技術 ブラシの植装単位として、実開昭59−189536号
に示すように、多数の合成樹脂製素線を小束にし、その
一端面を溶融接着して形成したブラシロッドが知られて
いる。
考案が解決しようとする問題点 上記ブラシロッドは上記溶融部をブラシ束を一体化しロ
ッド化する接着手段としてのみ考えるもので、例えばこ
れをブラシ担体に植毛するには、上記溶融接着部の底面
を接着剤を介して同担体表面に接着する等の植毛手段を
採らねばならない。
上記の如く溶融接着部をブラシ担体に接着剤を介して接
着し植毛する場合には、先ず溶融接着部と担体との間に
介在する接着剤の量は非常に限られており、接着剤のみ
に依存し植毛強度を充分に確保することは困難であり、
接着剤の劣化によって脱毛を生じ易く、植毛強度を維持
することが困難なる問題点を有している。又ブラシ担体
の材質としては、接着剤と良好な親和性を有する素材に
限られ、ブラシロッド適用範囲が限定される問題点、更
には単にブラシ素線を引揃えて溶融接着するものである
ため、ブラシロッドの毛先の拡散が得難く、ブラシ担体
に集合植毛したときにブラシ密度に粗,密或は間隙を生
じ、清掃,研磨効果を悪化する等の問題点を有してい
る。
本考案は上記問題点を解消するブラシの植毛単位として
最適なブラシロッドを提供するものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記手段として、合成樹脂製ブラシ束の基部を
溶融して一体としつつ、該溶融部にてブラシ束基端部か
ら張り出す抜止部を形成し、ブラシ束に上記溶融部を起
点とし且つ該溶融部によって保持されるひねりを与えて
毛先が拡散せるブラシロッドを形成し、これを単位とし
て多数の植毛孔の個々に挿通することにより簡単且つ健
全に植毛が行なえるようにしたものである。
作用 本考案によればブラシ束基端部では上記溶融部によりブ
ラシ素線相互が一体に母材結合され、同先端部ではブラ
シ素線相互に適当なさばけ性を有するブラシロッドが容
易に形成でき、ブラシ束を適正にロッド化できる。同時
に該溶融部は抜止部を形成してブラシロッド植毛時の抜
止手段として有効に機能させることができる。
更に上記ブラシ束に上記溶融部を起点とするひねりを与
え、該ひねり状態を上記溶融部により適正に保持し、毛
先側で良好に拡散したブラシロッドを提供でき、これを
集合植装したブラシの毛先を粗密に生ずるのを有効に防
止する。
上記ブラシロッドは上記構成によりブラシ担体の多数の
植毛孔により毛先より挿通し上記ブラシ束基端部の母材
結合を兼ねる抜止部を孔壁に係止させて確実且つ強固な
抜け止めを図りつつ、担体上に起立植毛することがで
き、ブラシ素線の植毛作業が極めて容易に行なえる。
実施例 以下本考案の実施例を図乃至第4図に基いて説明する。
多数の合成樹脂製ブラシ素線4を引揃えてブラシ束2を
形成し、該ブラシ束2の基端部を均一に溶融し、ブラシ
束2、即ちブラシ素線4相互を該溶融部3を介し母材融
着する。
これによってブラシ束2は基端部を母材結合され先端部
においてはさばけ性が付与され、ブラシロッド1が形成
される。
上記ブラシ素線4は稍太いモノフィラメントであり、用
途に応じ単直状又は波形付形し、又研磨粒子入モノフィ
ラメントを用い研磨性を富化する。
更に上記溶融部3を上記ブラシ束基端部から張り出し抜
止部3aを形成する。該抜止部3aはブラシロッド1を
ブラシ担体5の植毛孔6に植毛する際の抜止手段として
機能する。該抜止部3aは適例として第1図,第4図に
示すようにブラシロッドの基端部周縁に環状に張り出し
て鍔形とし、円周面において植毛孔壁との係合が得られ
るようにする。又他例として図示しないが、上記抜止部
3aをブラシロッド基端部左右へ対称に張り出す等、部
分的に設けても良い。
上記溶融部3及び抜止部3aは合成樹脂製ブラシ素線4
を引揃えたブラシ束2の端面を熱板に押し付けることに
よって形成される。
上記ブラシ束2に上記溶融部3を起点とする図示の如き
ひねりを与え、該ひねり状態を上記溶融部3による融着
によって保持する。即ち、ブラシ束2に予めひねりを与
えて上記熱板に押し付け溶融を施せば、該ひねり状態に
おいてブラシ素線相互が融着さり同ひねり状態が保持さ
れる。ブラシロッド軸心を中心とする上記ひねり角αは
ブラシロッド植装密度に応じ例えば30°〜90°程度
とする。これによってブラシロッド1の毛先を均一に拡
散し、該拡散状態を保持する。
上記ブラシロッド1は第3図に示すようにブラシ担体5
に千鳥状又は碁盤目状に穿けられた多数の植毛孔6の個
々に毛先側より挿通し、上記抜止部3aを植毛孔6の孔
壁に係合させることによって強固な抜止力が得られ、均
一な高さに植毛することができる。
上記植毛孔6のブラシロッド挿入側開口端には上記抜止
部3aを収容する拡径孔部6aを形成し、抜止部3aを
担体5の裏面と略同一面となるように植毛孔6内に内在
させ、該抜止部6を拡径孔部6aの内壁に係止し、ブラ
シロッド1の毛先を担体表面、即ち植毛孔6のブラシロ
ッド導出側開口端から上方へと起立させる。上記ブラシ
ロッド1の毛先は上記ひねりにより充分に拡散されてお
り、上記植毛孔6群にこのブラシロッド群を植毛するこ
とにより,第3図に示す如く隣接するブラシロッド1間
の毛先拡散が良好に行なわれて間隙を埋め、ブラシ毛先
の粗密を解消する。
上記抜止部3aは第1図に示すように係合面を皿形に傾
斜するか、又は第4図に示すように上記係合面をブラシ
ロッド軸心に直角な平面にする。
上記ブラシロッド1は上記植毛孔6内に固着せず抜き差
し可とし、例えば第3図に示すように上記ブラシ担体5
の裏面にバックアップ材7を重合し一体としてブラシロ
ッド1の挿入方向と逆方向への抜止めを図る。
又は上記ブラシ担体5を植毛孔6内に抜き差し可にし機
器への取付けによって上記植毛孔6を閉鎖し上記逆抜止
めとする。
又他例として上記ブラシロッド1を植毛孔6に挿通し抜
止部3aを拡径孔壁に係止すると共に、植毛孔6内面に
ブラシロッド1を接着剤を介して固着する。尚、ブラシ
担体5は平板状のもの、或は筒形等の各種形態のものが
適用可能である。
考案の効果 以上説明したように本考案によれば、ブラシ束基端部で
は上記溶融部により一体に母材結合され、同先端部では
適当なさばけ性を有するブラシロッドが容易に形成で
き、ブラシ束を適正にロッド化できる。同時に該溶融部
は抜止部を形成してブラシロッド植毛時の抜止手段とし
て有効に機能させることができる。
更に上記ブラシ束に上記溶融部を起点とするひねりを与
え、該ひねり状態を上記溶融部により適正に保持し、毛
先側で良好に拡散したブラシロッドを提供でき、これを
集合植装した時、ブラシの毛先に粗密を生ずるのを有効
に防止する。
上記ブラシロッドは上記構成によりブラシ担体の多数の
植毛孔に毛先より挿通すれば、上記ブラシ束基端部の母
材結合を兼ねる抜止部を孔壁に係止させて確実且つ強固
な抜け止め(植毛)を図ることができ、担体へのブラシ
素線の植毛作業が極めて容易に行なえ、ブラシロッドを
上記抜止部と接着剤とを併用して植毛孔に強固に植装す
ることができるばかりか、ブラシロッドを抜差し可能に
して植毛,交換を行なえるようにした植毛構造にも最適
に実施できる。
金属表面の研掃、例えば焼結金属製品のバリ取り等にお
いては線径の太い靭性と剛性の高いブラシ素線を用いて
いるが、このブラシ素線を単に棒状に集束してブラシロ
ッドを形成しその先端面を研掃面に突き当てた場合に
は、弾性を著しく減殺して拭掃効果を低下させる問題を
有している。
本考案によれば線径が太く靭性と剛性の高いブラシ素線
を用いながら、ブラシ素線個々を溶融部から先端に向け
漸次傾斜し拡散したブラシロッドを形成して研掃面に良
好な弾力を以って接触し拭掃効果、研掃効果を向上させ
ることができ、又研掃むらを解消する。
又前記のように上記拡散状態を溶融部による融着によっ
て健全に保持し上記効果を遺憾なく発揮させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すブラシロッド側面図、第
2図は同底面図、第3図はブラシ担体への植毛状態を説
明する断面図、第4図はブラシ束のひねり角度を説明す
る側面図である。 1……ブラシロッド、2……ブラシ束、3……溶融部、
3a……抜止部、4……ブラシ素線、5……ブラシ担
体、6……植毛孔、α……ひねり角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製ブラシ束の基端部を溶融して一
    体融着し、該溶融部をブラシ束の基端部から張り出して
    抜止部を形成し、ブラシ束に上記溶融部を起点とするひ
    ねりを与えて毛先を拡散した状態で上記溶融部による融
    着がなされ、該ひねり及び毛先拡散状態を上記溶融部に
    よる融着によって保持する構成としたことを特徴とする
    ブラシロッド。
JP1988087544U 1988-06-30 1988-06-30 ブラシロッド Expired - Fee Related JPH0620416Y2 (ja)

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JP1988087544U JPH0620416Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 ブラシロッド

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JPH029125U JPH029125U (ja) 1990-01-22
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JPS5424349B2 (ja) * 1973-06-11 1979-08-20
JPS5959124U (ja) * 1982-10-12 1984-04-18 竹内鉄工株式会社 洗車用ブラシ材

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JPH029125U (ja) 1990-01-22

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