JPH06202560A - 水分反応ラベル - Google Patents

水分反応ラベル

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JPH06202560A
JPH06202560A JP136193A JP136193A JPH06202560A JP H06202560 A JPH06202560 A JP H06202560A JP 136193 A JP136193 A JP 136193A JP 136193 A JP136193 A JP 136193A JP H06202560 A JPH06202560 A JP H06202560A
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JP
Japan
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moisture
dye
water
colored layer
label
Prior art date
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Pending
Application number
JP136193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanaga Yamagou
眞永 山郷
Yuichi Nishikawa
祐一 西川
Yukio Ito
幸雄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気製品等の故障の原因が水没等の水によるも
のか否かを判別するためのラベルを提供する。 【構成】基材と着色層とから成り、着色層が、水分によ
つて発色、変色、または失色し、かつ乾燥後に元の状態
に復帰しない染料を着色剤として用いていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、戸外で使用する電気製
品等の内部に貼着して、該電気製品等が水没した経歴が
あるか否かを判定するために用いられる水分反応ラベル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラジオ、ビデオカメラ、ポケットベル、
携帯用電話機等の戸外で使用する電気製品等は、雨に濡
れたり水が掛かったりするという危険性が比較的高いも
のであるため、ある程度の耐水性が考慮されている。し
かし、誤って水たまりに落としたり、水を入れた容器の
中に落としたりしてその内部の回路等が水に濡れ、電気
製品としての機能が損なわれてしまう場合があり、この
様な場合は、使用者すなわち一般消費者の不注意による
ものとして有料修理の対象としている。ところが、故障
の原因が水没によるものなのか、通常の使用の範囲で生
じたものなのかの判別が難しく、トラブルの原因となる
場合もあった。
【0003】そこで、水性インキを塗布したラベルを予
め製品の内部に貼着しておき、故障が発生した場合には
ラベルの状態を確認して、水性インキが滲んでいるか否
か、あるいは変色しているか否かによって故障の原因を
判別していた。
【0004】ところが従来のラベルは、 (1)滲んだインキが機械内部を汚す。 (2)滲ませるために必要な水分量のコントロールが難
しく、結果的には多量の水が作用しないと滲みを生じな
い。 (3)同種のインキが入手できれば、ラベルを改竄する
ことができる。 (4)コバルト系あるいはアミン系等の染料を用いたイ
ンキを用いると、インキの変色によって水没したことが
判別できるが、それが乾いてしまうと元の状態に戻って
しまい判別できなくなる。 という欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の様な従
来の状況に鑑みて成されたものであり、製品の水没によ
って着色層が変化し、乾燥後もその変化したことが明確
に判別でき、しかも機械の内部を汚すという様な問題の
ないラベルを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、基材
と着色層とから成るラベルであって、該着色層が、水分
によって発色、変色、または失色し、かつ乾燥後に元の
状態に復帰しない染料を着色剤として用いていることを
特徴とする水分反応ラベルである。
【0007】以下、図面を参照しながら本発明の水分反
応ラベルを詳細に説明する。すなわち本発明の水分反応
ラベルは、図1に示す様に基材(1)と着色層(2)と
から成っている。基材(1)は、紙、合成樹脂フィルム
等従来からラベル基材として用いられているものであれ
ば任意に使用できる。ただし、これらの基材の表面に吸
水性層を形成したもの、多孔質構造体、不織布等を用い
れば、着色層中の染料が該吸水性層や基材に浸透し、水
と接触した際にも流れ落ちを防止できるので好ましい。
また、この染料が水分と反応する際にも、吸水性層や基
材に水が徐々に浸透して反応するので、吸水性層や基材
の染料や水に対する浸透の度合いを調節することによっ
て、染料と水の反応速度や感度をコントロールすること
ができる。
【0008】着色層(2)は水分によって発色、変色、
または失色し、かつ乾燥後に元の状態に復帰しない染料
を着色剤として用いており、この染料を任意のバインダ
ーに分散させてインキ化し、基材表面に塗布することで
形成できる。この場合、使用するバインダーの種類や量
によって染料と水の反応速度や感度をコントロールする
ことができ、かつ、染料が水と接触した際に流れ落ちる
のを防止することができる。また、バインダーと共に吸
水性粉体を添加することで多孔質構造の着色層を形成し
て、水分と染料の反応速度及び感度をコントロールする
とともに、染料の流れ落ちを防ぐ効果を付加することも
可能である。吸水性粉体は親水性を有することが望まし
く、デンプン、カオリン、タルク、微粉末セルロース、
ケイ酸アルミニウム、酸化ケイ素、炭酸カルシウム等が
用いられる。バインダーは染料と吸水性粉体を基材に固
着するために用いられ、有機溶剤に可溶な樹脂であれば
いずれも使用できる。例えば、ポリエステル系樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、石油系樹
脂、セルロース系樹脂等が使用できるが、バインダーが
なくても、水分によって発色、変色、または失色する能
力を失うことはない。
【0009】染料と水の反応速度や感度をコントロール
したり染料が水と接触した際に流れ落ちるのを防止する
手段としては、着色層(2)の上に水分が通過可能な樹
脂層を形成する方法もある。すなわち、着色層(2)の
上に、ポリアクリル酸、イソブチレン無水マレイン酸、
ポリエチレンオキサイド等の樹脂組成物を塗布して樹脂
層を形成したり、それらの樹脂から成るフィルムを張り
合わせて樹脂層とすることによって、水分の通過量を調
節したり染料の流れ落ちを防止することができる。
【0010】以上の様な構成から成る本発明の水分反応
ラベルは、水分の付着や水没によって故障等の不具合を
生じる電気製品や精密機器に使用する他、容器を運搬ま
たは保管するケースの底部分に用いたり、水道やボイラ
ーの管あるいはウオーターポンプ等の水漏れを検出する
インジケーターとして、種々の機器や設備の水漏れの経
路を調べる手段として、等に利用することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の水分反応ラベルは以上の様な構
成であるので、 水没等によって水に濡れ、その後時間が経過してラベ
ルが乾いた後でも、水に濡れたことが明確に判別でき
る。 水に濡れても染料がラベルから流れ落ちることがな
く、機器の内部を汚すことがない。 使用する染料やバインダーや吸水性粉体あるいは基材
の選択、あるいは表面処理をすることによって、染料と
水の反応速度や感度をコントロールすることができ、か
つ、染料が水と接触した際に流れ落ちるのを防止するこ
とができる。 という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水分反応ラベルの実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 基材 2 着色層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と着色層とから成るラベルであって、
    該着色層が、水分によって発色、変色、または失色し、
    かつ乾燥後に元の状態に復帰しない染料を着色剤として
    用いていることを特徴とする水分反応ラベル。
  2. 【請求項2】染料がその内部に浸透し易い基材を用いた
    ことを特徴とする、請求項1に記載の水分反応ラベル。
  3. 【請求項3】着色層の上に水分が通過可能な樹脂層を形
    成したことを特徴とする、請求項1〜2のいずれかひと
    つに記載の水分反応ラベル。
JP136193A 1993-01-07 1993-01-07 水分反応ラベル Pending JPH06202560A (ja)

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JP2018187905A (ja) * 2017-05-12 2018-11-29 パイロットインキ株式会社 水変色性インジケーター

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