JPH06199679A - チロシナ−ゼ活性阻害剤 - Google Patents
チロシナ−ゼ活性阻害剤Info
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- JPH06199679A JPH06199679A JP4294045A JP29404592A JPH06199679A JP H06199679 A JPH06199679 A JP H06199679A JP 4294045 A JP4294045 A JP 4294045A JP 29404592 A JP29404592 A JP 29404592A JP H06199679 A JPH06199679 A JP H06199679A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チロシナ−ゼの活性を阻害すべき製剤の提案
に係る。 【構成】 米発酵物の有機溶媒可溶物を有効成分として
含有することを特徴とし、実際上この有効成分が少なく
とも0.0001%(W/V)の濃度で含有されている
チロシナ−ゼ活性阻害剤。
に係る。 【構成】 米発酵物の有機溶媒可溶物を有効成分として
含有することを特徴とし、実際上この有効成分が少なく
とも0.0001%(W/V)の濃度で含有されている
チロシナ−ゼ活性阻害剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チロシナ−ゼの活性
を阻害すべき製剤の提案に関する。
を阻害すべき製剤の提案に関する。
【0002】
【従来の技術】チロシナ−ゼはチロシンまたはド−パの
酸化を触媒する金属酵素で、メラニン合成能を有する微
生物、植物、動物などに広く分布している。ヒトの場
合、メラニン色素は表皮の基低層に存在するメラノサイ
トでチロシンを基質として、紫外線によつて誘発される
チロシナ−ゼの作用により合成される(G.Prota, J.Inv
est. Dermatol., 75, 122-127, 1980)。
酸化を触媒する金属酵素で、メラニン合成能を有する微
生物、植物、動物などに広く分布している。ヒトの場
合、メラニン色素は表皮の基低層に存在するメラノサイ
トでチロシンを基質として、紫外線によつて誘発される
チロシナ−ゼの作用により合成される(G.Prota, J.Inv
est. Dermatol., 75, 122-127, 1980)。
【0003】メラニンは黄から赤褐色のpheomelaninと
黒色のeumelaninに分けられ、通常言われるメラニン
は、これらの混合物型である。これらはいずれもチロシ
ンを基質としたチロシナ−ゼの作用で生ずる(H.Rorsma
n, et al., Phenotypic Expression in Pigment Cells,
p.67, ed. by M. Seiji, Univ. of Tokyo Press)。
黒色のeumelaninに分けられ、通常言われるメラニン
は、これらの混合物型である。これらはいずれもチロシ
ンを基質としたチロシナ−ゼの作用で生ずる(H.Rorsma
n, et al., Phenotypic Expression in Pigment Cells,
p.67, ed. by M. Seiji, Univ. of Tokyo Press)。
【0004】したがつて、チロシナ−ゼ活性を阻害すれ
ば、日焼けによる色素沈着、シミやソバカスを防止する
ことが可能に成ると考えられている。これらの作用機序
に適したものとして、現在医薬部外品としてコウジ酸、
アルブチン、アスコルビン酸誘導体等が用いられてい
る。しかしこれらチロシナ−ゼ活性阻害剤は安定性に欠
けていたり、原料の入手が困難であつたりするために、
非常に高価であつたりして、いずれも満足すべきもので
はなかつた。
ば、日焼けによる色素沈着、シミやソバカスを防止する
ことが可能に成ると考えられている。これらの作用機序
に適したものとして、現在医薬部外品としてコウジ酸、
アルブチン、アスコルビン酸誘導体等が用いられてい
る。しかしこれらチロシナ−ゼ活性阻害剤は安定性に欠
けていたり、原料の入手が困難であつたりするために、
非常に高価であつたりして、いずれも満足すべきもので
はなかつた。
【0005】一方米発酵物の有機溶媒可溶物は、その原
料を清酒生産副産物である酒粕に求めている。酒粕は古
来よりそれ自体食用に供されており、またドブロク等の
非清酒中に含まれており、長い年月に亘りその安全性は
経験的に実証されている。また原料の酒粕自体非常に安
価で豊富に存在する。この酒粕の有機溶媒可溶物に、非
常に強いチロシナ−ゼ活性阻害効果があることは従来知
られていなかつた。
料を清酒生産副産物である酒粕に求めている。酒粕は古
来よりそれ自体食用に供されており、またドブロク等の
非清酒中に含まれており、長い年月に亘りその安全性は
経験的に実証されている。また原料の酒粕自体非常に安
価で豊富に存在する。この酒粕の有機溶媒可溶物に、非
常に強いチロシナ−ゼ活性阻害効果があることは従来知
られていなかつた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
知見にもとづき、入手容易でかつ比較的低廉な原料を用
いてチロシナ−ゼの活性の阻害剤を提供しようとするも
のである。
知見にもとづき、入手容易でかつ比較的低廉な原料を用
いてチロシナ−ゼの活性の阻害剤を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は米
発酵物の有機溶媒可溶物を有効成分として含有すること
を特徴とし、かつその有効成分が少なくとも0.000
1%(W/V)の濃度で含有されているようにしたチロ
シナ−ゼ活性阻害剤を提案するものである。
発酵物の有機溶媒可溶物を有効成分として含有すること
を特徴とし、かつその有効成分が少なくとも0.000
1%(W/V)の濃度で含有されているようにしたチロ
シナ−ゼ活性阻害剤を提案するものである。
【0008】
【作用】この発明において、出発原料として使用する米
発酵物は、主に清酒製造時に副産物として生じる酒粕を
用いる。この酒粕はどのような発酵課程をとる日本酒の
ものでも使用でき、いずれも市販あるいは日本酒製造工
場で入手できるものである。
発酵物は、主に清酒製造時に副産物として生じる酒粕を
用いる。この酒粕はどのような発酵課程をとる日本酒の
ものでも使用でき、いずれも市販あるいは日本酒製造工
場で入手できるものである。
【0009】
【実施例】先ず米発酵物の有機溶媒可溶物のチロシナ−
ゼ活性阻害効果を調べるために実験を行なつた。 (1)チロシナ−ゼ活性阻害剤の調製 市販の酒粕1Kg(湿重量)を3倍量の99.5%エタ
ノ−ルに懸濁し、ホモミキサ−を用いて室温下で10分
間均質化した。これを遠心分離(3,000rpm、1
0分間)し、上清(エタノ−ル可溶画分)を得た。減圧
下にてエタノ−ルを蒸散させた。次に300mlの9
9.5%エタノ−ルをさらに加え、溶解物(約40g、
乾燥重量)を得、これをチロシナ−ゼ活性阻害剤として
以降の実験に用いた。
ゼ活性阻害効果を調べるために実験を行なつた。 (1)チロシナ−ゼ活性阻害剤の調製 市販の酒粕1Kg(湿重量)を3倍量の99.5%エタ
ノ−ルに懸濁し、ホモミキサ−を用いて室温下で10分
間均質化した。これを遠心分離(3,000rpm、1
0分間)し、上清(エタノ−ル可溶画分)を得た。減圧
下にてエタノ−ルを蒸散させた。次に300mlの9
9.5%エタノ−ルをさらに加え、溶解物(約40g、
乾燥重量)を得、これをチロシナ−ゼ活性阻害剤として
以降の実験に用いた。
【0010】(2)実験方法と結果 1)チロシナ−ゼ活性阻害効果の測定 L−チロシン(特級、和光純薬社製)を0.1Mリン酸
緩衝液(pH6.8)に1.66μmol/mlになる
ように溶解し、基質液を調製した。チロシナ−ゼはマツ
シユル−ム由来のもの(シグマ社製、3,000単位/
mg.solid)を上記緩衝液に800単位/mlに
なるように溶解した。反応は次のごとく行なつた。マツ
クイルバン(MacIlvaine)緩衝液(pH6.
8)1mlに試料0.1mlとチロシナ−ゼ0.1ml
を加え、混合した後、37゜Cで10分間プレインキユ
ベ−トした。その後基質溶液1mlを添加し、37゜C
で90分間反応させた。分光光度計にて475nmの吸
光値を測定した(この吸光値をBとする)。
緩衝液(pH6.8)に1.66μmol/mlになる
ように溶解し、基質液を調製した。チロシナ−ゼはマツ
シユル−ム由来のもの(シグマ社製、3,000単位/
mg.solid)を上記緩衝液に800単位/mlに
なるように溶解した。反応は次のごとく行なつた。マツ
クイルバン(MacIlvaine)緩衝液(pH6.
8)1mlに試料0.1mlとチロシナ−ゼ0.1ml
を加え、混合した後、37゜Cで10分間プレインキユ
ベ−トした。その後基質溶液1mlを添加し、37゜C
で90分間反応させた。分光光度計にて475nmの吸
光値を測定した(この吸光値をBとする)。
【0011】対照として試料の代わりに99.5%エタ
ノ−ル0.1mlを加え、同様の操作を行なつた(この
吸光値をAとする)。なおブランクとして酵素液の代わ
りに0.1Mリン酸緩衝液0.1mlを加え、同様の操
作を行なつた(この吸光値をCとする)。これらの値か
らチロシナ−ゼ活性阻害率(%)を次式により算出し
た。 阻害率(%)=100[1−((B−C)/A)]
ノ−ル0.1mlを加え、同様の操作を行なつた(この
吸光値をAとする)。なおブランクとして酵素液の代わ
りに0.1Mリン酸緩衝液0.1mlを加え、同様の操
作を行なつた(この吸光値をCとする)。これらの値か
らチロシナ−ゼ活性阻害率(%)を次式により算出し
た。 阻害率(%)=100[1−((B−C)/A)]
【0012】2)黒色金魚に対する退色効果 ハイドロキノン等脱色剤の研究は、黒色金魚がメラニン
生成抑制作用に対する感受性が高いこと、外観的観察が
容易なこと、ウロコの抜去により色素細胞の検索が容易
なこと等によりよく用いられている(Y. Mislima, et a
l., AnatomicalRecord, 137, 382, 1960., W.Chavin,
J. Pharmacol. Exp. Therap., 142, 275-290,1963)。前
記(1)に記載した方法で調製した試料0.02%(W
/V)を含む飼育水中で黒色金魚を30日間飼育し、そ
の退色効果を調べた。実験期間中の退色効果は肉眼的
に、また30日目に鱗を採取し、光学顕微鏡下において
メラノフオア(melanophore)を測定した。飼育期間中
経時的に鱗を採取し、0.1Mリン酸緩衝液(pH7.
2)でチロシナ−ゼを抽出した後、(2)の1)に記載
の方法に準じてチロシナ−ゼ活性を測定した。
生成抑制作用に対する感受性が高いこと、外観的観察が
容易なこと、ウロコの抜去により色素細胞の検索が容易
なこと等によりよく用いられている(Y. Mislima, et a
l., AnatomicalRecord, 137, 382, 1960., W.Chavin,
J. Pharmacol. Exp. Therap., 142, 275-290,1963)。前
記(1)に記載した方法で調製した試料0.02%(W
/V)を含む飼育水中で黒色金魚を30日間飼育し、そ
の退色効果を調べた。実験期間中の退色効果は肉眼的
に、また30日目に鱗を採取し、光学顕微鏡下において
メラノフオア(melanophore)を測定した。飼育期間中
経時的に鱗を採取し、0.1Mリン酸緩衝液(pH7.
2)でチロシナ−ゼを抽出した後、(2)の1)に記載
の方法に準じてチロシナ−ゼ活性を測定した。
【0013】3)B−16マウスメラノ−マ細胞のメラ
ニン合成阻害効果 B−16マウスメラノ−マ細胞(1*106個)を5%
牛胎児血清添加RPMI1640培地(ギブコ社製)を
用いて、37゜C、5%CO2の条件下で48時間予備
培養した。それに前記(2)の1)に記載の方法で調製
した試料を0−100μg/ml、培地になるように添
加し、160μW/cm2の紫外線(A,B,C波)を
10分間照射後、同一条件下でさらに48時間培養し
た。細胞を取り出し、セイリン化リン酸緩衝液で充分に
洗浄した後、1N NaOH 1mlと1%ジメチルス
ルホキシド1mlを加え細胞を溶解した。さらにポアサ
イズ0.45nmのフイルタ−で濾過した後、分光光度
計を用いて475nmの吸光値を測定した。
ニン合成阻害効果 B−16マウスメラノ−マ細胞(1*106個)を5%
牛胎児血清添加RPMI1640培地(ギブコ社製)を
用いて、37゜C、5%CO2の条件下で48時間予備
培養した。それに前記(2)の1)に記載の方法で調製
した試料を0−100μg/ml、培地になるように添
加し、160μW/cm2の紫外線(A,B,C波)を
10分間照射後、同一条件下でさらに48時間培養し
た。細胞を取り出し、セイリン化リン酸緩衝液で充分に
洗浄した後、1N NaOH 1mlと1%ジメチルス
ルホキシド1mlを加え細胞を溶解した。さらにポアサ
イズ0.45nmのフイルタ−で濾過した後、分光光度
計を用いて475nmの吸光値を測定した。
【0014】(3)実験結果 1)米発酵物の有機溶媒可溶物のチロシナ−ゼ活性阻害
効果 米発酵物の有機溶媒可溶物のチロシナ−ゼ活性阻害率は
濃度との相関性を示した。試料濃度3.9μgで約60
%の阻害を示し、19.5μgではチロシナ−ゼ活性を
完全に阻害した(表1参照)。
効果 米発酵物の有機溶媒可溶物のチロシナ−ゼ活性阻害率は
濃度との相関性を示した。試料濃度3.9μgで約60
%の阻害を示し、19.5μgではチロシナ−ゼ活性を
完全に阻害した(表1参照)。
【表1】
【0015】2)黒色金魚に対する退色効果 写真1は米発酵物の有機溶媒可溶物で処置していない黒
色金魚(A)と処置した黒色金魚(B)初日の状態を示
す写真で、Bの場合、2日目から肉眼的に退色が認めら
れ、その退色は処置期間と共に進行した。その退色は局
所的ではなく、全身的であつた。写真2は30日経過後
のAと比較したBの退色状況を示すものである。
色金魚(A)と処置した黒色金魚(B)初日の状態を示
す写真で、Bの場合、2日目から肉眼的に退色が認めら
れ、その退色は処置期間と共に進行した。その退色は局
所的ではなく、全身的であつた。写真2は30日経過後
のAと比較したBの退色状況を示すものである。
【写真1】
【写真2】 また30日後の生検における黒色金魚鱗の光学顕微鏡像
(×30)を示す写真3(無処置)と写真4(処置)に
明らかなように、処置されたものではメラノフオア(me
lanophore)の小型化、不規則な分布及び樹枝状突起の顕
著な減少が認められた。
(×30)を示す写真3(無処置)と写真4(処置)に
明らかなように、処置されたものではメラノフオア(me
lanophore)の小型化、不規則な分布及び樹枝状突起の顕
著な減少が認められた。
【写真3】
【写真4】
【0016】この時のチロシナ−ゼ活性は無処置群の約
60%であり、有意に低下していた(表2参照)。
60%であり、有意に低下していた(表2参照)。
【表2】
【0017】3)B16マウスメラノ−マ細胞のメラニ
ン合成阻害効果 メラノ−マ細胞を米発酵物の有機溶媒可溶物添加培地で
培養すると、その濃度に依存してメラニンの合成阻害が
生じた。その阻害率は0.5μg/ml.培地の総度で
約28%、2μg/ml.培地で約38%、10μg/
ml.培地で約40%であり、2μg/ml.培地付近
の濃度でプラト−に達した。また細胞のチロシナ−ゼ活
性もメラニン合成阻害と同様な傾向で阻害されていた
(表3)。
ン合成阻害効果 メラノ−マ細胞を米発酵物の有機溶媒可溶物添加培地で
培養すると、その濃度に依存してメラニンの合成阻害が
生じた。その阻害率は0.5μg/ml.培地の総度で
約28%、2μg/ml.培地で約38%、10μg/
ml.培地で約40%であり、2μg/ml.培地付近
の濃度でプラト−に達した。また細胞のチロシナ−ゼ活
性もメラニン合成阻害と同様な傾向で阻害されていた
(表3)。
【表3】
【0018】(4)この発明のチロシナ−ゼ活性阻害剤
の効果は有機溶媒に溶解した場合のみではなく、水に顕
濁した状態でもその作用を強く示す(表1)ことから、
例えば化粧品用基材、浴用剤等に液状または粉末状のい
ずれの形態でも使用できる。またその安全性、安定性か
らチロシナ−ゼの作用による黒色化する農産物(キノコ
等)や、海産物(エビ、カニ等)に適用し、鮮度保持や
品質の確保等に使用できる。この場合においても使用す
る目的に応じて種々の形態及び濃度で用いることができ
る。
の効果は有機溶媒に溶解した場合のみではなく、水に顕
濁した状態でもその作用を強く示す(表1)ことから、
例えば化粧品用基材、浴用剤等に液状または粉末状のい
ずれの形態でも使用できる。またその安全性、安定性か
らチロシナ−ゼの作用による黒色化する農産物(キノコ
等)や、海産物(エビ、カニ等)に適用し、鮮度保持や
品質の確保等に使用できる。この場合においても使用す
る目的に応じて種々の形態及び濃度で用いることができ
る。
【0019】
【発明の効果】この発明のチロシナ−ゼ活性阻害剤によ
れば、日焼けによる色素沈着、シミやソバカスを防止す
るのに著効を奏するものと考えられる。
れば、日焼けによる色素沈着、シミやソバカスを防止す
るのに著効を奏するものと考えられる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】2)黒色金魚に対する退色効果 米発酵物の有機溶媒可溶物で処置していない黒色金魚と
処置した黒色金魚のうち、処置した黒色金魚では、2日
目から肉眼的に退色が認められ、その退色は処置期間と
共に進行した。その退色は局所的ではなく、全身的であ
った。また30日後の生検における無処置の黒色金魚鱗
と処置した黒色金魚鱗とを比較すると、処置されたもの
ではメラノフオア(melanophore)の小型
化、不規則な分布及び樹枝状突起の顕著な減少が認めら
れた。
処置した黒色金魚のうち、処置した黒色金魚では、2日
目から肉眼的に退色が認められ、その退色は処置期間と
共に進行した。その退色は局所的ではなく、全身的であ
った。また30日後の生検における無処置の黒色金魚鱗
と処置した黒色金魚鱗とを比較すると、処置されたもの
ではメラノフオア(melanophore)の小型
化、不規則な分布及び樹枝状突起の顕著な減少が認めら
れた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A23K 1/165 Z 9123−2B
Claims (2)
- 【請求項1】 米発酵物の有機溶媒可溶物を有効成分と
して含有することを特徴とするチロシナ−ゼ活性阻害
剤。 - 【請求項2】 有効成分が少なくとも0.0001%
(W/V)の濃度で含有されていることを特徴とする請
求項1記載のチロシナ−ゼ活性阻害剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294045A JPH06199679A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | チロシナ−ゼ活性阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294045A JPH06199679A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | チロシナ−ゼ活性阻害剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06199679A true JPH06199679A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=17802567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4294045A Pending JPH06199679A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | チロシナ−ゼ活性阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06199679A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP1366736A1 (en) * | 2001-01-31 | 2003-12-03 | Technoble Co., Ltd. | Cosmetics |
JP2005132850A (ja) * | 2001-01-31 | 2005-05-26 | Tekunooburu:Kk | 化粧料配合剤及びこれを配合した化粧料 |
JP2011032186A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Kyoei Kagaku Kogyo Kk | 化粧料 |
JP2011148737A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Kyoei Kagaku Kogyo Kk | 美白化粧料 |
JP2013501777A (ja) * | 2009-08-10 | 2013-01-17 | 株式会社アモーレパシフィック | 抗酸化及び美白効能を有するマッコリ濃縮液含有組成物 |
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KR101615891B1 (ko) * | 2014-11-12 | 2016-04-27 | 경북대학교 산학협력단 | 아스팔라틴 또는 노토파긴을 함유하는 패혈증의 예방 또는 치료용 조성물 |
CN107569433A (zh) * | 2017-09-06 | 2018-01-12 | 湖州老恒和酿造有限公司 | 一种从黄酒糟中提取的酪氨酸酶抑制剂及其制备方法 |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP4294045A patent/JPH06199679A/ja active Pending
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