JPH0619945A - データ移転システムおよび携帯端末装置 - Google Patents
データ移転システムおよび携帯端末装置Info
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- JPH0619945A JPH0619945A JP33027591A JP33027591A JPH0619945A JP H0619945 A JPH0619945 A JP H0619945A JP 33027591 A JP33027591 A JP 33027591A JP 33027591 A JP33027591 A JP 33027591A JP H0619945 A JPH0619945 A JP H0619945A
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 4
- 239000000969 carrier Substances 0.000 claims description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 abstract description 17
- 230000037431 insertion Effects 0.000 abstract description 17
- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 8
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 現金を持ち歩くことなく、軽便でセキュリテ
ィの高い電子資金移動を可能にするデータ移転システム
および携帯端末装置を提供する。 【構成】 第一の携帯端末装置10に第一のICカード
17と第二のICカード18を結合し、外部入力手段1
4よりデータを入力し、かつ転送ボタン13を押すこと
によって第一のICカード17のメモリに格納している
データの一部あるいは全部が第二のICカード18のメ
モリに転送される。次に第二の携帯端末装置20に第二
のICカード18と第三のICカード27を結合し、第
二の携帯端末装置20の確認ボタン22を押すことによ
って第二のICカード18のメモリのデータを確認し、
転送ボタン23を押すことによって第二のICカード1
8のメモリに格納しているデータの全部が第三のICカ
ード27のメモリに転送される。
ィの高い電子資金移動を可能にするデータ移転システム
および携帯端末装置を提供する。 【構成】 第一の携帯端末装置10に第一のICカード
17と第二のICカード18を結合し、外部入力手段1
4よりデータを入力し、かつ転送ボタン13を押すこと
によって第一のICカード17のメモリに格納している
データの一部あるいは全部が第二のICカード18のメ
モリに転送される。次に第二の携帯端末装置20に第二
のICカード18と第三のICカード27を結合し、第
二の携帯端末装置20の確認ボタン22を押すことによ
って第二のICカード18のメモリのデータを確認し、
転送ボタン23を押すことによって第二のICカード1
8のメモリに格納しているデータの全部が第三のICカ
ード27のメモリに転送される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流通、金融分野などに
おいて、携帯可能なデータ担体および携帯端末装置を用
いて電子的にデータを移転する取り引きなどを行うため
のデータ移転システムおよび携帯端末装置に関する。
おいて、携帯可能なデータ担体および携帯端末装置を用
いて電子的にデータを移転する取り引きなどを行うため
のデータ移転システムおよび携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、現金で取り引きする問屋等の、掛
け売り、手形、クレジットカードといった後払いによる
決済手段を用いない流通分野においては、決済手段とし
て現金あるいは小切手が用いられている。
け売り、手形、クレジットカードといった後払いによる
決済手段を用いない流通分野においては、決済手段とし
て現金あるいは小切手が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような流
通分野においては、比較的高額の資金移動(一般に数十
万円〜数百万円)が行われるので、現金だとかさばった
り、数えるのが大変といったような煩わしさがあるのみ
ならず、多額の現金を持ち歩くことで犯罪にあう危険性
も大きいという課題を有していた。
通分野においては、比較的高額の資金移動(一般に数十
万円〜数百万円)が行われるので、現金だとかさばった
り、数えるのが大変といったような煩わしさがあるのみ
ならず、多額の現金を持ち歩くことで犯罪にあう危険性
も大きいという課題を有していた。
【0004】一方、小切手では、かさばるとか数えるの
が煩わしいといった問題点はないが、信用度や即金性は
現金よりも劣る。すなわち、不渡りになる危険性や、内
容確認に時間がかかるためにただちに現金化できない
上、現金と同様な持参人の正当性を確認できないという
セキュリティの低さがあり、このことが犯罪を誘発する
一因にもなっている。すなわち犯罪者が小切手を強奪し
ても、正当な所持者が拘束されている等により届け出る
ことができなければ、いかに即金性がないといっても換
金されるのを防げないという課題を有していた。
が煩わしいといった問題点はないが、信用度や即金性は
現金よりも劣る。すなわち、不渡りになる危険性や、内
容確認に時間がかかるためにただちに現金化できない
上、現金と同様な持参人の正当性を確認できないという
セキュリティの低さがあり、このことが犯罪を誘発する
一因にもなっている。すなわち犯罪者が小切手を強奪し
ても、正当な所持者が拘束されている等により届け出る
ことができなければ、いかに即金性がないといっても換
金されるのを防げないという課題を有していた。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、現金を持ち歩くことなく、軽便でセキュリティの高
い電子資金移動を可能にするデータ移転システムおよび
携帯端末装置を提供し、携帯端末装置で予めデータ単体
に対して支払う金額を設定しておくことで、商店側での
処理を簡略化することを目的とする。
で、現金を持ち歩くことなく、軽便でセキュリティの高
い電子資金移動を可能にするデータ移転システムおよび
携帯端末装置を提供し、携帯端末装置で予めデータ単体
に対して支払う金額を設定しておくことで、商店側での
処理を簡略化することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のデータ移転システムは、少なくとも端末装置
との結合手段、書き換え可能な不揮発性記憶手段、およ
び演算手段を有する携帯可能な第一および第二および第
三のデータ担体と、前記第一および第二のデータ担体を
受け入れる携帯可能な第一の携帯端末装置と、前記第二
および第三のデータ担体を受け入れる携帯可能な第二の
携帯端末装置とからなり、前記第一のデータ担体および
第二のデータ担体を前記第一の携帯端末装置に結合さ
せ、前記第一のデータ担体の不揮発性記憶手段に記憶さ
せたデータの一部または全部を前記第一の携帯端末装置
を介して前記第二のデータ担体の不揮発性記憶手段に転
送し、その後前記第二のデータ担体および前記第三のデ
ータ担体を前記第二の携帯端末装置に結合させ、前記第
二のデータ担体の不揮発性記憶手段に記憶させたデータ
の全部を前記第二の携帯端末装置を介して第三のデータ
担体の不揮発性記憶手段へ転送するデータ移転システム
である。
に本発明のデータ移転システムは、少なくとも端末装置
との結合手段、書き換え可能な不揮発性記憶手段、およ
び演算手段を有する携帯可能な第一および第二および第
三のデータ担体と、前記第一および第二のデータ担体を
受け入れる携帯可能な第一の携帯端末装置と、前記第二
および第三のデータ担体を受け入れる携帯可能な第二の
携帯端末装置とからなり、前記第一のデータ担体および
第二のデータ担体を前記第一の携帯端末装置に結合さ
せ、前記第一のデータ担体の不揮発性記憶手段に記憶さ
せたデータの一部または全部を前記第一の携帯端末装置
を介して前記第二のデータ担体の不揮発性記憶手段に転
送し、その後前記第二のデータ担体および前記第三のデ
ータ担体を前記第二の携帯端末装置に結合させ、前記第
二のデータ担体の不揮発性記憶手段に記憶させたデータ
の全部を前記第二の携帯端末装置を介して第三のデータ
担体の不揮発性記憶手段へ転送するデータ移転システム
である。
【0007】
【作用】この構成によって、現金や小切手を用いること
なく携帯端末装置およびデータ単体を用いることで、商
店側での処理を簡略化しセキュリティの高い電子資金移
動ができる。
なく携帯端末装置およびデータ単体を用いることで、商
店側での処理を簡略化しセキュリティの高い電子資金移
動ができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例によるデータ移転システム
を示すブロック図を図1に示す。図において、10は第
一の携帯端末装置、11は第一のデータ担体(以下、I
Cカードと呼ぶ)および12は第二のICカードであ
り、個人Aが所持しているものである。20は第二の携
帯端末装置および21は第三のICカードであり、商店
Bが所持しているものである。
を示すブロック図を図1に示す。図において、10は第
一の携帯端末装置、11は第一のデータ担体(以下、I
Cカードと呼ぶ)および12は第二のICカードであ
り、個人Aが所持しているものである。20は第二の携
帯端末装置および21は第三のICカードであり、商店
Bが所持しているものである。
【0009】以下、個人Aと商店Bとの間でICカード
を用いた電子資金の移動の仕組みを図1を用いて説明す
る。
を用いた電子資金の移動の仕組みを図1を用いて説明す
る。
【0010】個人Aの第一のICカード11のメモリに
は、予め個人Aの口座から銀行のATM(Automated Te
ller Machine:現金自動預払機)などを用いてある金
額、例えば200万円分の金銭データがICカード11
のメモリに格納されている。
は、予め個人Aの口座から銀行のATM(Automated Te
ller Machine:現金自動預払機)などを用いてある金
額、例えば200万円分の金銭データがICカード11
のメモリに格納されている。
【0011】個人Aは第一のICカード11、第二のI
Cカード12および第一の携帯端末装置10を商店Bで
の電子資金移動に用いるべく商店Bに持参する。個人A
は商店Bにて例えば150万円の電子資金を移動するも
のとする。
Cカード12および第一の携帯端末装置10を商店Bで
の電子資金移動に用いるべく商店Bに持参する。個人A
は商店Bにて例えば150万円の電子資金を移動するも
のとする。
【0012】最初に個人Aは、個人Aの第一の携帯端末
装置10に第一のICカード11および第二のICカー
ド12を挿入し、第一の携帯端末装置10の入力手段
(図2にて説明する)より第一のICカード11に対し
て150万円を使用することを伝える。すなわち、IC
カード11は入力手段より入力された金銭データ(ここ
では150万円)が第一のICカード11のメモリに格
納された金銭データ(ここでは200万円)の範囲内で
あるかをチェックし、範囲内であれば、150万円分の
金銭データを第一の携帯端末装置10を介して第二のI
Cカード12のメモリに転送する。
装置10に第一のICカード11および第二のICカー
ド12を挿入し、第一の携帯端末装置10の入力手段
(図2にて説明する)より第一のICカード11に対し
て150万円を使用することを伝える。すなわち、IC
カード11は入力手段より入力された金銭データ(ここ
では150万円)が第一のICカード11のメモリに格
納された金銭データ(ここでは200万円)の範囲内で
あるかをチェックし、範囲内であれば、150万円分の
金銭データを第一の携帯端末装置10を介して第二のI
Cカード12のメモリに転送する。
【0013】次に個人Aは商店Bに第二のICカード1
2を渡し、商店Bは第二の携帯端末装置20に第三のI
Cカード21および個人Aの第二のICカード12を挿
入し、第二の携帯端末装置20のディスプレイ(図2に
て説明する)で第二のICカード12のメモリに格納さ
れた金銭データ(ここでは150万円)を確認し、商店
Bは表示された金銭データに間違いがなければ、第二の
ICカード12のメモリから150万円全額のデータが
第三のICカード21のメモリに転送され、商店Bは個
人Aから150万円を受け取ったこととなる。以上のよ
うな手順によって、煩わしくて危険な現金や小切手を扱
うことなく、ICカード11、12および21と携帯端
末装置10、20を用いることにより、個人Aから商店
Bへの資金移動が行えるわけである。ここで第二のIC
カード12は商店Bのものであっても良い。
2を渡し、商店Bは第二の携帯端末装置20に第三のI
Cカード21および個人Aの第二のICカード12を挿
入し、第二の携帯端末装置20のディスプレイ(図2に
て説明する)で第二のICカード12のメモリに格納さ
れた金銭データ(ここでは150万円)を確認し、商店
Bは表示された金銭データに間違いがなければ、第二の
ICカード12のメモリから150万円全額のデータが
第三のICカード21のメモリに転送され、商店Bは個
人Aから150万円を受け取ったこととなる。以上のよ
うな手順によって、煩わしくて危険な現金や小切手を扱
うことなく、ICカード11、12および21と携帯端
末装置10、20を用いることにより、個人Aから商店
Bへの資金移動が行えるわけである。ここで第二のIC
カード12は商店Bのものであっても良い。
【0014】本実施例では、移動する金額の正当性を保
証するために、まずICカードと携帯端末装置との間で
は相互に認証を行い、その後各ICカード間を移動する
金銭データには電子的な署名を付加してもよい。これは
ICカードの演算機能を用いて容易に実現できる。この
場合、転送されてきた金銭データに付加されている署名
を検証するだけでそのデータの正当性を確認することが
できるため、通信回線を介してオンライン(あるいはオ
フライン)で確認する必要は特にない。
証するために、まずICカードと携帯端末装置との間で
は相互に認証を行い、その後各ICカード間を移動する
金銭データには電子的な署名を付加してもよい。これは
ICカードの演算機能を用いて容易に実現できる。この
場合、転送されてきた金銭データに付加されている署名
を検証するだけでそのデータの正当性を確認することが
できるため、通信回線を介してオンライン(あるいはオ
フライン)で確認する必要は特にない。
【0015】更にICカードを用いることによる特徴と
して、商店Bは本発明の実施例と同様の方法で、商店B
の第四のICカード(図示せず)を用いて第三のICカ
ード21から電子資金を移動させて別の支払いに使え、
電子化された金銭データの流通性を上げることができ
る。
して、商店Bは本発明の実施例と同様の方法で、商店B
の第四のICカード(図示せず)を用いて第三のICカ
ード21から電子資金を移動させて別の支払いに使え、
電子化された金銭データの流通性を上げることができ
る。
【0016】図2は本発明のデータ移転システムにおい
て電子的資金の仕払者あるいは受領者が所有する携帯端
末装置の外観図である。以後、携帯端末装置10に関し
てのみ説明するが携帯端末装置20についても同様の機
能を有する。
て電子的資金の仕払者あるいは受領者が所有する携帯端
末装置の外観図である。以後、携帯端末装置10に関し
てのみ説明するが携帯端末装置20についても同様の機
能を有する。
【0017】第一のICカード11を第一の挿入口35
に、第二のICカード12を第二の挿入口36に挿入
し、第一のICカード11の所有者は暗証番号をテンキ
ー34から入力できる。またテンキー34より入力され
たデータはディスプレイ31にて確認することができ
る。確認ボタン32を押すことにより、第一の挿入口3
5に挿入されたICカード11のメモリに格納されたデ
ータとテンキー34から入力されたデータを比較する、
あるいは第二の挿入口36に挿入されたICカード12
のメモリに格納されたデータを表示することが可能であ
る。第一の挿入口35に挿入されたICカード11のメ
モリに格納されたデータとテンキー34から入力された
データを比較するために確認ボタン32を押した後、転
送ボタン33が押されると、第一の挿入口35に挿入さ
れたICカード11のメモリから第二の挿入口36に挿
入されたICカード12のメモリに対してテンキー34
から入力された分だけ金銭データが転送される。また、
第二の挿入口36に挿入されたICカード12のメモリ
に格納されたデータを表示するために確認ボタン32を
押した後、転送ボタン33が押されると、第二の挿入口
36に挿入されたICカード12のメモリから第一の挿
入口35に挿入されたICカード11のメモリに対して
ディスプレイ31に表示された金銭データが全て転送さ
れる。
に、第二のICカード12を第二の挿入口36に挿入
し、第一のICカード11の所有者は暗証番号をテンキ
ー34から入力できる。またテンキー34より入力され
たデータはディスプレイ31にて確認することができ
る。確認ボタン32を押すことにより、第一の挿入口3
5に挿入されたICカード11のメモリに格納されたデ
ータとテンキー34から入力されたデータを比較する、
あるいは第二の挿入口36に挿入されたICカード12
のメモリに格納されたデータを表示することが可能であ
る。第一の挿入口35に挿入されたICカード11のメ
モリに格納されたデータとテンキー34から入力された
データを比較するために確認ボタン32を押した後、転
送ボタン33が押されると、第一の挿入口35に挿入さ
れたICカード11のメモリから第二の挿入口36に挿
入されたICカード12のメモリに対してテンキー34
から入力された分だけ金銭データが転送される。また、
第二の挿入口36に挿入されたICカード12のメモリ
に格納されたデータを表示するために確認ボタン32を
押した後、転送ボタン33が押されると、第二の挿入口
36に挿入されたICカード12のメモリから第一の挿
入口35に挿入されたICカード11のメモリに対して
ディスプレイ31に表示された金銭データが全て転送さ
れる。
【0018】ここで、電子資金の移動を行う度に携帯端
末装置10の第一の挿入口35に第一のICカード11
を挿入する必要はなく、第一のICカード11は携帯端
末装置10に内蔵されるものであってもよい。この場
合、携帯端末装置10の第一の挿入口35は不要であ
り、一方、第一のICカード11と同じ機能を有したも
のであれば、カード以外の形状をしたものであってもよ
い。ただし、内部に格納されるデータが不当に改ざんさ
れないよう、物理的に安全であることが必要である。
末装置10の第一の挿入口35に第一のICカード11
を挿入する必要はなく、第一のICカード11は携帯端
末装置10に内蔵されるものであってもよい。この場
合、携帯端末装置10の第一の挿入口35は不要であ
り、一方、第一のICカード11と同じ機能を有したも
のであれば、カード以外の形状をしたものであってもよ
い。ただし、内部に格納されるデータが不当に改ざんさ
れないよう、物理的に安全であることが必要である。
【0019】図3は本発明のデータ移動システムに用い
る携帯端末装置10の構成図である。
る携帯端末装置10の構成図である。
【0020】第一のICカード11は第一の挿入口35
を介して第一のICカードリーダライタ(以下R/Wと
称す)41に挿入される。第二のICカード12は第二
の挿入口36を介して第二のICカードR/W42に挿
入される。第一のICカード11の所有者はディスプレ
イ31の表示内容を確認しながら、テンキー34によっ
て所定の手順で操作を行ない、かつ第一のICカード1
1の暗証番号を入力すれば、CPU43はシステムバス
44を介して、第一のICカードR/W41中の第一の
ICカード11から、第二のICカードR/W42中の
第二のICカード11へと資金移動を行なう。この移動
処理の結果はメモリ45に蓄積させてもよい、なおバッ
クアップ電源46は処理中の万一の停電事故時において
も、正常な処理が完了できるようにCPU43や各入出
力デバイスに電源供給を行うものである。またメモリ4
5は、プログラムを格納してあるメモリ,処理途中にお
ける暫定的な情報を格納するメモリ,取引結果を格納す
るメモリなどに分けることができるが、このうち取引結
果を格納するメモリには、より安全を期して電気的消去
が可能であるが、電源が切れてもその内容が残る不揮発
性メモリであるEEPROM(Electricall
y Erasable Programable Re
ad Only Memory)を用いてある。また、
CPU43には暗号化のロジックが組み込んであり、取
引結果を格納するメモリのデータは暗号化されたデータ
であるため、悪意で改ざんしようとしてもできないよう
になっている等、携帯端末装置10内においてもデータ
の安全性,セキュリティには配慮が成されている。
を介して第一のICカードリーダライタ(以下R/Wと
称す)41に挿入される。第二のICカード12は第二
の挿入口36を介して第二のICカードR/W42に挿
入される。第一のICカード11の所有者はディスプレ
イ31の表示内容を確認しながら、テンキー34によっ
て所定の手順で操作を行ない、かつ第一のICカード1
1の暗証番号を入力すれば、CPU43はシステムバス
44を介して、第一のICカードR/W41中の第一の
ICカード11から、第二のICカードR/W42中の
第二のICカード11へと資金移動を行なう。この移動
処理の結果はメモリ45に蓄積させてもよい、なおバッ
クアップ電源46は処理中の万一の停電事故時において
も、正常な処理が完了できるようにCPU43や各入出
力デバイスに電源供給を行うものである。またメモリ4
5は、プログラムを格納してあるメモリ,処理途中にお
ける暫定的な情報を格納するメモリ,取引結果を格納す
るメモリなどに分けることができるが、このうち取引結
果を格納するメモリには、より安全を期して電気的消去
が可能であるが、電源が切れてもその内容が残る不揮発
性メモリであるEEPROM(Electricall
y Erasable Programable Re
ad Only Memory)を用いてある。また、
CPU43には暗号化のロジックが組み込んであり、取
引結果を格納するメモリのデータは暗号化されたデータ
であるため、悪意で改ざんしようとしてもできないよう
になっている等、携帯端末装置10内においてもデータ
の安全性,セキュリティには配慮が成されている。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、軽便でセキュリ
ティの高いICカードという媒体を用いた電子資金移動
システムが実現できるので、従来例で現金や小切手によ
る決済を用いた場合にあった諸問題点すなわち、かさば
る,数えるのが煩わしい,即金性に欠ける,セキュリテ
ィが低い,犯罪にあう危険性が大きいといった課題を解
決できるものである。さらに、携帯端末装置で予め個人
が支払う金額を設定しておくことで、商店側での処理は
簡略化され安全なものとなる。
ティの高いICカードという媒体を用いた電子資金移動
システムが実現できるので、従来例で現金や小切手によ
る決済を用いた場合にあった諸問題点すなわち、かさば
る,数えるのが煩わしい,即金性に欠ける,セキュリテ
ィが低い,犯罪にあう危険性が大きいといった課題を解
決できるものである。さらに、携帯端末装置で予め個人
が支払う金額を設定しておくことで、商店側での処理は
簡略化され安全なものとなる。
【図1】本発明の一実施例におけるデータ移転システム
を用いた電子資金移動システムのブロック図
を用いた電子資金移動システムのブロック図
【図2】本発明のデータ移転システムにおける携帯端末
装置の外観図
装置の外観図
【図3】本発明のデータ移動システムに用いる携帯端末
装置10の構成図
装置10の構成図
10 第一の携帯端末装置 11 第一のデータ担体 12 第二のデータ担体 20 第二の携帯端末装置 21 第二のデータ担体
Claims (4)
- 【請求項1】少なくとも端末装置との結合手段、書き換
え可能な不揮発性記憶手段、および演算手段を有する携
帯可能な第一および第二および第三のデータ担体と、前
記第一および第二のデータ担体を受け入れる携帯可能な
第一の携帯端末装置と、前記第二および第三のデータ担
体を受け入れる携帯可能な第二の携帯端末装置とからな
り、前記第一のデータ担体および第二のデータ担体を前
記第一の携帯端末装置に結合させ、前記第一のデータ担
体の不揮発性記憶手段に記憶させたデータの一部または
全部を前記第一の携帯端末装置を介して前記第二のデー
タ担体の不揮発性記憶手段に転送し、その後前記第二の
データ担体および前記第三のデータ担体を前記第二の携
帯端末装置に結合させ、前記第二のデータ担体の不揮発
性記憶手段に記憶させたデータの全部を前記第二の携帯
端末装置を介して第三のデータ担体の不揮発性記憶手段
へ転送するデータ移転システム。 - 【請求項2】少なくとも端末装置との結合手段、書き換
え可能な不揮発性記憶手段、および演算手段を有する携
帯可能なデータ担体と、前記データ担体を受け入れ、か
つ携帯可能であり書き換え可能な不揮発性記憶手段を有
する第一および第二の携帯端末装置とからなり、前記デ
ータ担体を前記第一の携帯端末装置に結合させ、前記携
帯端末装置の不揮発性記憶手段に記憶させたデータの一
部または全部を前記データ担体の不揮発性記憶手段に転
送し、その後前記データ担体を前記第二の携帯端末装置
に結合させ、前記データ担体の不揮発性記憶手段に記憶
させたデータの全部を前記第二の携帯端末装置の不揮発
性記憶手段へ転送するデータ移転システム。 - 【請求項3】少なくとも、第一のデータ担体および第二
のデータ担体の両方の結合手段と、外部入力手段とを有
し、第一のデータ担体の所有者により外部入力手段から
入力された暗証番号および指令に従って第一のデータ担
体の不揮発性記憶手段から所定のデータを第二のデータ
担体の不揮発性記憶手段へ転送する携帯端末装置。 - 【請求項4】第一のデータ担体および第二のデータ担体
が結合でき、第一のデータ担体を半固定的に常駐させる
ことの可能な請求項3記載の携帯端末装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33027591A JP2899464B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 電子資産データ移転方法 |
KR1019920023951A KR0125095B1 (ko) | 1991-12-13 | 1992-12-11 | 전자자산데이터이전방법 |
EP92121206A EP0546584A1 (en) | 1991-12-13 | 1992-12-12 | Data transfer method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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