JPH0619882A - 文字処理方法及びその装置 - Google Patents

文字処理方法及びその装置

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JPH0619882A
JPH0619882A JP4170618A JP17061892A JPH0619882A JP H0619882 A JPH0619882 A JP H0619882A JP 4170618 A JP4170618 A JP 4170618A JP 17061892 A JP17061892 A JP 17061892A JP H0619882 A JPH0619882 A JP H0619882A
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JP
Japan
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kana
kanji
character string
character
variant
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JP4170618A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sakakibara
厚志 榊原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 異体字変換結果が容易に操作者に識別できる
ようにする。 【構成】 キーボード(KB)7によって入力されたか
な文字列を、かな漢字変換辞書を参照して変換して、変
換文字列を変換候補として画面に表示する。一方、その
文字列の中に異体字辞書に格納されている基準字体や俗
字・略字などの異体字漢字があるかどうかを調べ、対応
する文字がある場合には、異体字辞書を参照してその文
字に異体字変換を施して、さらに、異体字変換された文
字列にシャドウを施し別の変換候補として画面に表示す
る。 【効果】 かな漢字変換された文字列と異体字変換が施
された文字列とが容易に区別される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字処理方法及びその装
置に関し、特に、平仮名読み列を所定文字列に変換する
文字処理方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の文字処理装置において、入力した
平仮名読み列にかな漢字変換処理を施して得られた文字
列中に異体字の基準字体の漢字や俗字・略字などの異体
字漢字が含まれる場合には、引き続き異体字変換を実行
し、平仮名読み列から通常のかな漢字変換処理によって
得られた文字列の変換候補と、異体字変換によって得ら
れた文字列の変換候補とを同じ表示形態でディスプレイ
上に表示していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、装置の操作者が、異体字の基準字体となる漢字
と俗字・略字などの異体字漢字間との関係を知らない場
合は、いづれの変換候補が異体字変換により作成された
ものなのか識別不可能であり、このため、異体字変換の
効果を操作者に認識させることができないという欠点が
あつた。
【0004】さらに異体字変換処理結果による変換候補
が識別不可能な場合、正しい候補選択がなされず、その
結果、文字学習機能へのフィードバックも正しく行われ
ないという欠点があつた。この文字学習機能へのフィー
ドバックがなされないと、同じ文字を変換するとき、再
び、煩雑な異体字変換処理を行わねばならず、文書作成
の効率を著しく低下させていた。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、操作者に異体字変換による文字列が容易に識別可能
な文字処理方法及びその装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の文字処理方法は以下の様な工程からなる。
即ち、平仮名読み列と前記平仮名読み列に対応するかな
漢字文字列を格納するかな漢字辞書と、かな漢字文字列
と前記かな漢字文字列に対応する異体字のかな漢字文字
列を格納する異体字辞書とを用いる文字処理方法におい
て、平仮名読み列を入力する入力工程と、前記入力工程
によって入力された前記平仮名読み列をかな漢字変換す
るように指示する指示工程と、前記指示工程による指示
に基づいて、前記入力工程によって入力された前記平仮
名読み列を前記かな漢字辞書に基づいて、かな漢字文字
列に変換する変換工程と、前記変換工程によって変換さ
れた前記かな漢字文字列を表示する第1表示工程と、前
記変換工程によって変換された前記かな漢字文字列に前
記かな漢字文字列に対応する異体字のかな漢字文字列が
含まれているかどうかを、前記異体字辞書を用いて検索
する検索工程と、前記検索工程によって検索された前記
異体字のかな漢字文字列で、前記かな漢字文字列に含ま
れる前記異体字のかな漢字文字列に対応する文字列を置
換するとともに、前記置換された文字列が、前記第1表
示工程によって表示された前記かな漢字文字列と区別さ
れるようにして表示する第2表示工程とを有することを
特徴とする文字処理方法を備える。
【0007】また他の発明によれば、平仮名読み列と前
記平仮名読み列に対応するかな漢字文字列を格納するか
な漢字辞書と、かな漢字文字列と前記かな漢字文字列に
対応する異体字のかな漢字文字列を格納する異体字辞書
とを有する文字処理装置において、平仮名読み列を入力
する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記
平仮名読み列をかな漢字変換するように指示する指示手
段と、前記指示手段による指示に基づいて、前記入力手
段によって入力された前記平仮名読み列を前記かな漢字
辞書に基づいて、かな漢字文字列に変換する変換手段
と、前記変換手段によって変換された前記かな漢字文字
列を表示する第1表示手段と、前記変換手段によって変
換された前記かな漢字文字列に前記かな漢字文字列に対
応する異体字のかな漢字文字列が含まれているかどうか
を、前記異体字辞書を用いて検索する検索手段と、前記
検索手段によって検索された前記異体字のかな漢字文字
列で、前記かな漢字文字列に含まれる前記異体字のかな
漢字文字列に対応する文字列を置換するとともに、前記
置換された文字列が、前記第1表示手段によって表示さ
れた前記かな漢字文字列と区別されるように表示する第
2表示手段とを有することを特徴とする文字処理装置を
備える。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明は、入力された平仮名
読み列に、かな漢字変換を施した文字列を表示するとと
もに、かな漢字変換を施した文字列の中に異体字辞書に
含まれる文字があるかを調べ、対応する文字があるな
ら、異体字変換を施し、かつ、異体字変換された文字列
を、かな漢字変換のみが施された文字列と区別されて表
示するよう動作する。
【0009】
【実施例】以下添付図面を参照しながら本発明の好適な
実施例を詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の代表的な実施例である文書
処理装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、CPU1は、文字処理のための演算や論理判断等を
行うマイクロプロセツサであり、アドレスバス(AB)
2、コントロールバス(CB)3、データバス(DB)
4を介して、それらのバス2〜4に接続された後述の各
構成要素を制御する。
【0011】アドレスバス(AB)2は、CPU1の制
御の対象とする構成要素を指示するアドレス信号を転送
する。コントロールバス(CB)3はCPU1の制御対
象となる各構成要素にコントロール信号を転送して印加
する。データバス(DB)4は各構成要素相互間のデー
タの転送を行なう。
【0012】ROM5は、読出し専用の固定メモリであ
り、図8〜図9のフローチャートに示すような異体字変
換処理を実行する制御プログラム、かな漢字変換実行時
に参照される辞書が格納されているかな漢字変換辞書
(KNCNVDIC)の固定データ、及び、基準字体の
漢字を俗字・略字などの異体字漢字へ変換する情報及び
俗字・略字などの異体字漢字を基準字体の漢字へ変換す
る情報のための辞書が格納されている異体字辞書(IT
AIJDIC)の固定データが格納されている。異体字
辞書(ITAIJDIC)とは、図6を用いて後述する
ように、異体字変換数(n)情報、基準字体の漢字コー
ド情報、(n−1)個分の俗字・略字等の異体字漢字コ
ード情報を記憶した辞書である。
【0013】RAM6は、1ワード16ビツトの構成の
書き換え可能のランダムアクセスメモリであつて各構成
要素からの各種データの一時記憶に用いる。TEXT
は、テキストバツフアであり、図7を用いて後述するよ
うに、本実施例の文字処理装置で取り扱う文書を内部形
式で記憶する。KBBUFは、入力された読み列及び操
作選択のキー入力を蓄えるためのキーボードバツフアで
ある。YOMIBUFは、かな漢字変換の入力読みを記
憶するための読み入力バツフアである。KOUHOBU
Fは、かな漢字変換処理の結果、変換候補となった文字
列を記憶するための候補出力バツフアである。
【0014】KB7はキーボードであつて、アルファベ
ツトキー、ひらがなキー、カタカナキーの文字記号入力
キー、及び、変換キー、カーソル移動キー、選択キー等
の本実施例の文字処理装置が有する各種機能を指示する
ための各種のフアンクシヨンキーを備えている。
【0015】DISK8は文書データを記憶するための
ハードディスクであり、テキストバツフア(TEXT)
上に作成された文書の保管を行ない、保管された文書は
キーボード(KB)7の指示により、必要な時にRAM
6上に呼び出される。
【0016】CR9はカーソルレジスタである。CPU
1により、カーソルレジスタの内容を読み書きできる。
後述するCRTコントローラCRTCは、ここに蓄えら
れたアドレスに対応する表示装置CRT上の位置にカー
ソルを表示する。
【0017】DBUF10は表示用バツフアメモリで、
表示すべきデータのパターンを蓄える。文書データの内
容表示は、テキストバツフア(TEXT)上のデータに
基いてDBUF10上にパターンを展開することにより
行なわれる。
【0018】CRTC11はカーソルレジスタ(CR)
9及びバツフアDBUF10に蓄えられた内容をCRT
12に表示する役割を担うCRTコントローラである。
【0019】またCRT12は陰極線管等を用いた表示
装置であり、CRT12におけるドットマトリックス構
成の表示パターン及びカーソル表示をCRTC11で制
御する。さらに、CG13はキヤラクタジエネレータで
あつて、CRT13に表示する文字、記号のパターンを
記憶するものである。
【0020】以上のような構成要素からなる本実施例の
文字処理装置は、キーボード(KB)7からの各種の入
力に応じて動作する。まず、キーボード(KB)7から
の入力が供給されると、まず、インタラプト信号がCP
U1に送られる。これに応じて、CPU1がROM5内
に記憶してある各種の制御プログラムを読出し、それら
の制御プログラムに従つて各種の制御が行なわれる。
【0021】図2は、CRT12に表示される画面構成
の例を示した図である。図2において、DSPは表示画
面全体を、TSはテキスト画面を意味する。TSにはテ
キストバツフア(TEXT)に記憶されている文書の内
容が表示される。また、KSは、ソフトキーを表示する
エリアであり、操作状況によつて必要なキー、例えば選
択キー、変換キー等を表示させ、キーボード(KB)7
の対応する位置のキーを押下することにより、それぞれ
の機能が働く。WDSPは、ウインドウ表示画面であ
り、かな漢字変換処理後に作成された文字列候補が、表
示されるエリアである。YSは、かな漢字変換の読み入
力を表示するエリアである。
【0022】図3〜図5は、読みを入力後、かな漢字変
換辞書(KNCNVDIC)を参照して、かな漢字変換
を実行した時、変換文字列に基準字体の漢字及び俗字・
略字などの異体字漢字が存在する場合に、異体字辞書
(ITAIJDIC)を参照して異体字変換を実行し、
その異体字変換処理により作成された変換候補群の文字
列が、異体字変換処理により作成されたものであるかど
うかを識別できるように強調表示を行って変換候補を選
択する一連の処理を、時系列な表示画面の推移で示した
図である。
【0023】まず、文書処理装置が文書作成可能状態に
なると、図3(a)に示すように、操作者はキーボード
(KB)7のひらがなキーにより、読み(ここでは、
“がくげいしんぶん”)を入力すると、かな漢字変換の
読み入力を表示するエリア(YS)に入力された読みが
表示される。
【0024】次に、キーボード(KB)7の変換キーを
押下すると、図3(b)に示すように、ウインドウ表示
画面(WDSP)に、かな漢字変換された文字列候補が
表示される。図3(b)において、かな漢字変換辞書
(KNCNVDIC)により変換された「学芸新聞」の
変換候補がまず表示される。しかしながら、「学」及び
「芸」は各々、異体字辞書(ITAIJDIC)内に基
準字体の漢字が存在するので、俗字・略字などの異体字
漢字(「學」、「藝」)へ異体字変換された変換候補
(「學芸新聞」、「学藝新聞」、「學藝新聞」)も表示
する。ただし、異体字変換された変換候補は、網掛表示
により強調表示を行う。
【0025】ここで、操作者は、図3(c)に示すよう
に、カーソル移動キーにより、カーソル位置を「學藝新
聞」に移動させ、「選択」をキー入力すると、図4
(a)に示すように、「學藝新聞」がテキストバツフア
(TEXT)に入力され、テキスト画面(TS)に「學
藝新聞」が表示される。
【0026】以下、同様にして、図4(b)に示すよう
に、操作者は、キーボード(KB)7のひらがなキーに
より読み(ここでは、“よじょう”)を入力すると、読
み入力表示エリア(YS)に入力された読みが表示され
る。次に、キーボード(KB)7の変換キーを押下する
と、図5(a)に示すようにウインドウ表示画面(WD
SP)に、かな漢字変換された文字列候補が表示され
る。
【0027】図5(a)において、かな漢字変換辞書
(KNCNVDIC)を参照して変換された「四条」の
変換候補がまず表示される。しかしながら、「条」は、
異体字辞書(ITAIJDIC)内に基準字体の漢字が
存在するので、俗字・略字などの異体字漢字(「條」)
へ異体字変換された変換候補(「四條」)が合わせて表
示される。ただし、異体字変換された変換候補は、網掛
表示により強調表示を行なう。
【0028】ここで、操作者は、図5(b)に示すよう
にキーボード(KB)7のカーソル移動キーにより、カ
ーソル位置を「四條」に移動させた後、「選択」を押下
すると、図5(c)に示すように、文字列「四條」がテ
キストバツフア(TEXT)に入力され、テキスト画面
(TS)に「四條」が表示される。
【0029】図6は、本実施例における異体字辞書(I
TAIJDIC)の内部構成を示した図である。図6に
おいて、異体字辞書(ITAIJDIC)は、異体字変
換数(n)情報、基準字体の漢字コード情報、(n−
1)個分の俗字・略字等の異体字漢字コード情報から構
成される。この異体字辞書(ITAIJDIC)は、基
準字体の漢字を異体字漢字へ変換するために、また、異
体字漢字を基準字体の漢字あるいは他の異体字漢字へ変
換するために参照される。本実施例においては、この異
体字辞書(ITAIJDIC)内の情報は、基準字体の
漢字コード情報の文字コード(JISX0208コー
ド)に従って昇順に格納される。
【0030】例えば、「学」という基準字体の漢字コー
ド情報に対し、その異体字変換数が3であると、3−1
(=2)個分の俗字・略字等の異体字漢字コード情報、
つまり、「學」と「斈」のコード情報が格納されてい
る。
【0031】図7は、テキストバツフア(TEXT)の
構成を示した図である。テキストは複数個の固定長から
なる行データより構成される。各行データは同じく複数
個の文字データより構成される。各文字データは1文字
2バイトで構成され、例えば、文字コードJISX02
08に従って格納される。また、各文字の位置は行を示
すY座標と、その行内の文字位置を示すX座標により指
定される。例えば、テキスト先頭より3行目で左から4
文字目の文字はX座標=4,Y座標=3で指定される。
同様に、カーソルの現在位置も、このX座標、Y座標で
管理される。
【0032】次に、図8〜図9に示すフローチヤートを
参照しながら、本実施例の文書処理装置が実行するかな
漢字変換処理、特に、かな漢字変換処理において変換さ
れた選択候補文字列に異体字漢字が存在する場合の異体
字漢字変換処理について説明する。ここでは、既に、か
な入力がされていて、何らかの“かな文字”がキーボー
ドバツフア(KBBUF)に蓄積されているものとす
る。まず、ステップS10では、キーボード(KB)7
からの指示入力待ち状態となっている。ここで、何らか
の入力を受け付けると、その入力データをキーボードバ
ツフア(KBBUF)に取り込み、処理はステップS1
5に進む。ステップS15では、キーボードバツフア
(KBBUF)先頭にある入力データがどのような指示
であるかを調べる。ここで、その指示が、ひらがなキー
押下によるかな入力であれば、処理はステツプS25に
進み、変換キー押下による指示であれば、処理はステッ
プS20に進み、それ以外のキー押下ならば、処理はス
テップS10に戻る。
【0033】ステップS25では、キーボードバツフア
(KBBUF)に格納されている“ひらがな読み”を、
読み入力バツフア(YOMIBUF)へ追加する処理を
行なう。続いて、ステップS30では、図3(a)に示
すようにキーボードバツフア(KBBUF)に格納され
ている“ひらがな読み”を、かな漢字変換の読み入力を
表示するエリア(YS)に追加表示する。
【0034】ステップS20では、図9に示すフローチ
ャートを参照して後に詳述するが、かな漢字変換辞書
(KNCNVDIC)を参照しながら読み入力に基づい
て、かな漢字変換候補を作成する。この時、その変換候
補文字列中に、異体字辞書(ITAIJDIC)に格納
されている基準字体の漢字及び俗字・略字などの異体字
漢字が存在するかどうかを調べる。ここで、対応する文
字が存在する場合は、異体字辞書(ITAIJDIC)
を参照して変換候補文字列中の異体字を異体字変換させ
た変換候補文字列を作成する。これと同時に、異体字変
換により作成された旨を識別する情報も候補出力バツフ
ア(KOUHOBUF)へ出力する。
【0035】ステップS35では、ステップS20にお
けるかな漢字変換候補作成処理で作成された候補出力バ
ツフア(KOUHOBUF)内の文字列群を、図3
(b)及び図5(a)に示すように、ウインドウ表示画
面(WDSP)に表示させて、装置の操作者に変換候補
から所望の文字列を選択させる。ここで、候補出力バツ
フア(KOUHOBUF)に格納された異体字変換によ
り作成された旨を識別する情報に基づいて、異体字変換
により作成された変換候補文字列には、シャドウを施し
た強調表示がなされる。
【0036】次にステップS40では、キーボード(K
B)7からの入力待ちとなり、変換候補文字列の選択指
示待ち状態となる。ここで、何らかの入力を受け付ける
とデータをキーボードバツフア(KBBUF)に取り込
み、処理はステップS45に進む。ステップS45で
は、キーボードバツフア(KBBUF)に格納された指
示の種類について調べる。ここで、与えられた指示が上
下カーソルキーによるカーソルの移動指示であれば、処
理はステップS50に進み、選択キー押下による指示で
あれば、処理はステップS55に進み、上下カーソルキ
ー、選択キー以外の指示ならば、処理はステップS40
に戻る。
【0037】ステップS50では、かな漢字変換候補作
成処理で作成された候補出力バツフア(KOUHOBU
F)の文字列群を、ウインドウ表示画面(WDSP)に
表示させたまま、候補を選択させるウインドウ表示画面
(WDSP)のカーソル位置を上下カーソルキーの入力
に従つて移動する。その後、処理はステップS40に戻
る。
【0038】ステップS55では、ウインドウ表示画面
(WDSP)に表示された文字列群の中で、カーソルが
位置する場所にある文字列を、選択された候補文字列と
見なして、テキストバツフア(TEXT)における編集
処理を行なう。続いて、ステップS60では、図4
(a)及び図5(c)に示すように、ウインドウ表示画
面(WDSP)を消去するとともに、テキスト画面(T
S)に選択された候補文字列を表示編集する。
【0039】図9は、図8のステップS20で示した、
かな漢字変換候補作成処理の詳細な処理を示すフローチ
ャートである。
【0040】先ず、ステップS70では、読み入力バツ
フア(YOMIBUF)の読みに対し、かな漢字変換辞
書(KNCNVDIC)を参照して変換候補を作成し、
候補出力バツフア(KOUHOBUF)へ出力する。次
に、ステップS75では、ステップS70で作成された
全ての変換候補に対し、ステップS80以降の処理を終
了したかどうか調べる。ここで、全ての変換候補に対
し、ステップS80以降の処理を終了したと判断された
ならば、処理はステップS20に戻り、前述のステップ
S35以降の処理を行う。これに対して全ての変換候補
に対し、ステップS80以降の処理を終了していないと
判断されたなら、処理はステップS80へ進む。
【0041】ステップS80では、ステップS70にお
いて作成された変換候補文字列の内の未処理の一候補に
ついて、変換候補文字列中に、異体字辞書(ITAIJ
DIC)に格納されている基準字体の漢字及び、俗字・
略字などの異体字漢字が存在するかどうかを調べる。続
いて、ステップS85では、ステップS80の処理結果
を判断する。ここで、変換候補文字列中に、基準字体の
漢字及び、俗字・略字などの異体字漢字が存在しなけれ
ば処理はステップS75に戻り、存在すれば処理はステ
ップS90へ進む。
【0042】ステップS90では、異体字辞書(ITA
IJDIC)を参照して、変換候補文字列中の異体字を
異体字変換させて変換候補文字列を作成し、その文字列
を候補出力バツフア(KOUHOBUF)へ出力する。
この時、同時に異体字変換により作成されたことを識別
する情報を、候補出力バツフア(KOUHOBUF)に
格納する。その後、処理は、ステップS75に戻る。
【0043】従って本実施例に従うなら、入力された文
字列にかな漢字変換を施して所望の文字列を得る処理に
おいて、かな漢字変換辞書(KNCNVDIC)を参照
して得られた変換候補文字列中に異体字辞書(ITAI
JDIC)に格納されている基準字体の漢字或は俗字・
略字などの異体字漢字が存在する場合、該当する文字に
対して異体字漢字変換を行って表示するとともに、異体
字漢字変換がなされた旨を装置の操作者が識別できるよ
うに、異体字漢字変換された文字列にシャドウを施して
表示することができる。
【0044】なお本実施例においては、かな漢字変換辞
書(KNCNVDIC)を参照して得られた変換候補文
字列中に異体字辞書(ITAIJDIC)に格納されて
いる基準字体の漢字或は俗字・略字などの異体字漢字が
存在する場合の異体字漢字変換について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記の
変換候補文字列中に基準字体の漢字が存在する場合のみ
に、或は、その逆に、上記の変換候補文字列中に俗字・
略字などの異体字漢字が存在する場合のみに、異体字漢
字変換を行うようにすることも可能である。
【0045】この場合、図9に示すフローチヤートのス
テップS80の処理を「変換候補文字列中に基準字体の
漢字が存在するかどうか異体字辞書(ITAIJDI
C)を参照して調べる処理」、或は、「変換候補文字列
中に俗字・略字などの異体字漢字が存在するかどうか異
体字辞書(ITAIJDIC)を参照して調べる処理」
に変更することにより、実現される。
【0046】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによつて達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力された平仮名読み列に、かな漢字変換を施した文字列
の中に異体字辞書に含まれる文字があるかを調べ、対応
する文字があるなら、自動的に異体字変換を施し、か
つ、異体字変換された文字列が、かな漢字変換のみが施
された文字列と区別されるように表示されるので、操作
者が容易に異体字変換による結果と、かな漢字変換によ
る結果とを知ることができる効果がある。従って、本発
明は異体字変換に係る操作性の向上に資する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である文書処理装置の
構成を示すブロツク図である。
【図2】文書処理装置のCRTに表示される画面の構成
を示す図である。
【図3】一連のかな漢字変換及び異体字変換処理に従う
表示画面の時系列な推移を示す図である。
【図4】一連のかな漢字変換及び異体字変換処理に従う
表示画面の時系列な推移を示す図である。
【図5】一連のかな漢字変換及び異体字変換処理に従う
表示画面の時系列な推移を示す図である。
【図6】異体字辞書の内部構成を示す図である。
【図7】テキストバツフアの構成を示す図である。
【図8】異体字変換処理を示すフローチャートである。
【図9】異体字変換処理を示すフローチヤートである。
【符号の説明】
1 CPU2 アドレスバス 3 制御バス 4 データバス 5 ROM(読み出し専用メモリ) 6 RAM(ランダムアクセスメモリ) 7 キーボード(KB) 8 ハードディスク(DISK) 9 カーソルレジスタ(CR) 10 データバッファ(DBUF) 11 CRTコントローラ 12 CRT 13 キャラクタジェネレータ(CG)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平仮名読み列と前記平仮名読み列に対応
    するかな漢字文字列を格納するかな漢字辞書と、かな漢
    字文字列と前記かな漢字文字列に対応する異体字のかな
    漢字文字列を格納する異体字辞書とを用いる文字処理方
    法において、 平仮名読み列を入力する入力工程と、 前記入力工程によって入力された前記平仮名読み列をか
    な漢字変換するように指示する指示工程と、 前記指示工程による指示に基づいて、前記入力工程によ
    って入力された前記平仮名読み列を前記かな漢字辞書に
    基づいて、かな漢字文字列に変換する変換工程と、 前記変換工程によって変換された前記かな漢字文字列を
    表示する第1表示工程と、 前記変換工程によって変換された前記かな漢字文字列に
    前記かな漢字文字列に対応する異体字のかな漢字文字列
    が含まれているかどうかを、前記異体字辞書を用いて検
    索する検索工程と、 前記検索工程によって検索された前記異体字のかな漢字
    文字列で、前記かな漢字文字列に含まれる前記異体字の
    かな漢字文字列に対応する文字列を置換するとともに、
    前記置換された文字列が、前記第1表示工程によって表
    示された前記かな漢字文字列と区別されるようにして表
    示する第2表示工程とを有することを特徴とする文字処
    理方法。
  2. 【請求項2】 平仮名読み列と前記平仮名読み列に対応
    するかな漢字文字列を格納するかな漢字辞書と、かな漢
    字文字列と前記かな漢字文字列に対応する異体字のかな
    漢字文字列を格納する異体字辞書とを有する文字処理装
    置において、 平仮名読み列を入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記平仮名読み列をか
    な漢字変換するように指示する指示手段と、 前記指示手段による指示に基づいて、前記入力手段によ
    って入力された前記平仮名読み列を前記かな漢字辞書に
    基づいて、かな漢字文字列に変換する変換手段と、 前記変換手段によって変換された前記かな漢字文字列を
    表示する第1表示手段と、 前記変換手段によって変換された前記かな漢字文字列に
    前記かな漢字文字列に対応する異体字のかな漢字文字列
    が含まれているかどうかを、前記異体字辞書を用いて検
    索する検索手段と、 前記検索手段によって検索された前記異体字のかな漢字
    文字列で、前記かな漢字文字列に含まれる前記異体字の
    かな漢字文字列に対応する文字列を置換するとともに、
    前記置換された文字列が、前記第1表示手段によって表
    示された前記かな漢字文字列と区別されるように表示す
    る第2表示手段とを有することを特徴とする文字処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6522330B2 (en) 1997-02-17 2003-02-18 Justsystem Corporation Character processing system and method

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