JPH06197903A - 塞栓切除カテーテル - Google Patents
塞栓切除カテーテルInfo
- Publication number
- JPH06197903A JPH06197903A JP4279136A JP27913692A JPH06197903A JP H06197903 A JPH06197903 A JP H06197903A JP 4279136 A JP4279136 A JP 4279136A JP 27913692 A JP27913692 A JP 27913692A JP H06197903 A JPH06197903 A JP H06197903A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- catheter
- embolus
- blade
- cutting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Surgical Instruments (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 血管内壁に沈着した塞栓の除去。
【構成】 カテーテルと、該カテーテルに内挿されたワ
イヤーと、該カテーテルの先端部において該ワイヤーと
接続する塞栓切除ヘッドとよりなり、該ヘッドは半円状
の硬質材料製の羽根と、該羽根の外周部を残して該羽根
の内側を包囲する切削部材と、該羽根の基部を支持する
円盤状のベースよりなる。
イヤーと、該カテーテルの先端部において該ワイヤーと
接続する塞栓切除ヘッドとよりなり、該ヘッドは半円状
の硬質材料製の羽根と、該羽根の外周部を残して該羽根
の内側を包囲する切削部材と、該羽根の基部を支持する
円盤状のベースよりなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は塞栓切除カテーテルに関
する。詳しくは、カテーテルの先端部に配置され、該カ
テーテルに内挿されたワイヤーの高速回転が塞栓切除ヘ
ッドに伝えられ、該ヘッドの高速回転によって血管内壁
に沈着した粥腫のような塞栓を除去するための塞栓切除
カテーテルに関する。
する。詳しくは、カテーテルの先端部に配置され、該カ
テーテルに内挿されたワイヤーの高速回転が塞栓切除ヘ
ッドに伝えられ、該ヘッドの高速回転によって血管内壁
に沈着した粥腫のような塞栓を除去するための塞栓切除
カテーテルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の塞栓切除カテーテルの切除ヘッド
は全体が切削材料、例えばダイアモンド粉を埋め込んだ
卵形のステンレス鋼体によって構成されていた。
は全体が切削材料、例えばダイアモンド粉を埋め込んだ
卵形のステンレス鋼体によって構成されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の塞栓切除カテー
テルの切削ヘッドは全体が切削材料によって構成されて
いたので、血管内で高速回転する時、血管壁穿孔の危険
性があった。
テルの切削ヘッドは全体が切削材料によって構成されて
いたので、血管内で高速回転する時、血管壁穿孔の危険
性があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の塞栓切除カテーテルはカテーテルと、該
カテーテルに内挿されたワイヤーと、該カテーテルの先
端部において該ワイヤーと接続する塞栓切除ヘッドより
なり、該塞栓切除ヘッドは半円状の硬質材料製の羽根
と、該羽根の外周部を残して該羽根の内側を包囲する切
削部材と、該羽根の基部を支持する円盤状のベースより
なる。
めに、本発明の塞栓切除カテーテルはカテーテルと、該
カテーテルに内挿されたワイヤーと、該カテーテルの先
端部において該ワイヤーと接続する塞栓切除ヘッドより
なり、該塞栓切除ヘッドは半円状の硬質材料製の羽根
と、該羽根の外周部を残して該羽根の内側を包囲する切
削部材と、該羽根の基部を支持する円盤状のベースより
なる。
【０００５】
【作用】内壁が塞栓によってほとんど閉塞された血管内
に本発明の塞栓切除カテーテルを挿入し、塞栓切除ヘッ
ドを高速回転させながら前進させると、半円状の硬質材
料製の羽根の衝撃によって硬質の塞栓は血管内壁から剥
離するが、血管は柔軟であるので該衝撃によって損傷を
受けることはない。該剥離片は該羽根の外周部を残して
該羽根の内側を包囲する切削部材との衝突によって切削
／乳化され、血管系を循環する。
に本発明の塞栓切除カテーテルを挿入し、塞栓切除ヘッ
ドを高速回転させながら前進させると、半円状の硬質材
料製の羽根の衝撃によって硬質の塞栓は血管内壁から剥
離するが、血管は柔軟であるので該衝撃によって損傷を
受けることはない。該剥離片は該羽根の外周部を残して
該羽根の内側を包囲する切削部材との衝突によって切削
／乳化され、血管系を循環する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の塞栓切除カテーテルの実施例
を図面を参照して説明する。図１は本発明の塞栓切除カ
テーテルの要部一部切欠側面図、図２は該カテーテルの
正面図である。本発明の塞栓切除カテーテルはカテーテ
ル１と、該カテーテルに内挿されたワイヤー２と、該カ
テーテル１の先端部において該ワイヤー２と接続する塞
栓切除ヘッド３とよりなり、該ヘッド３は半円状の硬質
材料製の羽根３１と、該羽根の外周部を残して該羽根の
内側を包囲する切削部材３２と、該羽根３１の基部を支
持する円盤状のベース３３とよりなり、該カテーテル１
に内挿されたワイヤー２の外部駆動による高速回転が該
カテーテル１の先端部に設けられた該塞栓切除ヘッド３
に伝えられる構成となっている。該カテーテル１は例え
ばポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリウレタン、テフロン
のような血液適合性の優れたプラスチック製である。該
ワイヤー２は例えば細いステンレス鋼製であり、高速回
転時の該カテーテル１の内壁との摩擦による該内壁の損
傷を避けるため、フレキシブルなプラスチックによって
被覆されていてもよい。該羽根３１は例えばステンレス
鋼あるいは血液適合性の優れた硬質プラスチック製であ
り、図２に示されるような｜状の羽根に限定されず、＋
状、あるいは均等に配置された３枚羽根などとすること
もできる。該切削部材３２は例えばダイアモンド粉を埋
め込んだポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリウレタン、テ
フロンのような血液適合性の優れたプラスチック、ある
いはステンレス鋼製の鑢状の部材であり、図示の半球状
に限定されることなく、リング状などとすることもで
き、接着等の手段によって羽根に固定される。該羽根３
１の基部を支持する円盤状のベース３３は該羽根３１と
一体成型されることが望ましく、該ベース３３によって
該切削部材３２の基部を固定／支持することもできる。
本発明の塞栓切除カテーテルを内壁に塞栓が沈着した血
管内に挿入し、該切除ヘッドを高速回転させながら前進
させると、半円状の硬質材料製の羽根３１の衝撃によっ
て硬質の塞栓は血管内壁から剥離するが、血管は柔軟で
あるので該衝撃によって損傷を受けることはない。該剥
離片は該羽根３１の外周部を残して該羽根３１の内側を
包囲する該切削部材３２との衝突によって乳化され、該
切削部材は該羽根３１の外周を残して該羽根の内側に設
けられているので血管内壁と接触せず、そのため該部材
による該内壁の穿孔の危険性はない。該乳化塞栓は血管
系を循環する。該塞栓切除ヘッドの回転数は１分間に１
８万ないし１９万であるので、該乳化塞栓の粒度は赤血
球よりも小さくなり、食細胞に吸収され肝臓を経て体外
に排出される。
を図面を参照して説明する。図１は本発明の塞栓切除カ
テーテルの要部一部切欠側面図、図２は該カテーテルの
正面図である。本発明の塞栓切除カテーテルはカテーテ
ル１と、該カテーテルに内挿されたワイヤー２と、該カ
テーテル１の先端部において該ワイヤー２と接続する塞
栓切除ヘッド３とよりなり、該ヘッド３は半円状の硬質
材料製の羽根３１と、該羽根の外周部を残して該羽根の
内側を包囲する切削部材３２と、該羽根３１の基部を支
持する円盤状のベース３３とよりなり、該カテーテル１
に内挿されたワイヤー２の外部駆動による高速回転が該
カテーテル１の先端部に設けられた該塞栓切除ヘッド３
に伝えられる構成となっている。該カテーテル１は例え
ばポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリウレタン、テフロン
のような血液適合性の優れたプラスチック製である。該
ワイヤー２は例えば細いステンレス鋼製であり、高速回
転時の該カテーテル１の内壁との摩擦による該内壁の損
傷を避けるため、フレキシブルなプラスチックによって
被覆されていてもよい。該羽根３１は例えばステンレス
鋼あるいは血液適合性の優れた硬質プラスチック製であ
り、図２に示されるような｜状の羽根に限定されず、＋
状、あるいは均等に配置された３枚羽根などとすること
もできる。該切削部材３２は例えばダイアモンド粉を埋
め込んだポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリウレタン、テ
フロンのような血液適合性の優れたプラスチック、ある
いはステンレス鋼製の鑢状の部材であり、図示の半球状
に限定されることなく、リング状などとすることもで
き、接着等の手段によって羽根に固定される。該羽根３
１の基部を支持する円盤状のベース３３は該羽根３１と
一体成型されることが望ましく、該ベース３３によって
該切削部材３２の基部を固定／支持することもできる。
本発明の塞栓切除カテーテルを内壁に塞栓が沈着した血
管内に挿入し、該切除ヘッドを高速回転させながら前進
させると、半円状の硬質材料製の羽根３１の衝撃によっ
て硬質の塞栓は血管内壁から剥離するが、血管は柔軟で
あるので該衝撃によって損傷を受けることはない。該剥
離片は該羽根３１の外周部を残して該羽根３１の内側を
包囲する該切削部材３２との衝突によって乳化され、該
切削部材は該羽根３１の外周を残して該羽根の内側に設
けられているので血管内壁と接触せず、そのため該部材
による該内壁の穿孔の危険性はない。該乳化塞栓は血管
系を循環する。該塞栓切除ヘッドの回転数は１分間に１
８万ないし１９万であるので、該乳化塞栓の粒度は赤血
球よりも小さくなり、食細胞に吸収され肝臓を経て体外
に排出される。
【０００７】
【発明の効果】本発明の塞栓切除カテーテルは上記のよ
うな構成となっているので、血管を傷めることなく、塞
栓を除去することができる。
うな構成となっているので、血管を傷めることなく、塞
栓を除去することができる。
【図１】本発明の塞栓切除カテーテルの要部一部切欠側
面図
面図
【図２】本発明の塞栓切除カテーテルの正面図
１はカテーテル、２はワイヤー、３は塞栓切除ヘッド、
３１は羽根、３２は切削部材、３３はベース。
３１は羽根、３２は切削部材、３３はベース。
Claims (1)
- 【請求項１】 カテーテルと、該カテーテルに内挿され
たワイヤーと、該カテーテルの先端部において該ワイヤ
ーと接続する塞栓切除ヘッドとよりなり、該塞栓切除ヘ
ッドは半円状の硬質材料製の羽根と、該羽根の外周部を
残して該羽根の内側を包囲する切削部材と、該羽根の基
部を支持する円盤状のベースとよりなることを特徴とす
る塞栓切除カテーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4279136A JPH06197903A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 塞栓切除カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4279136A JPH06197903A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 塞栓切除カテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06197903A true JPH06197903A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=17606938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4279136A Pending JPH06197903A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 塞栓切除カテーテル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06197903A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7909779B2 (en) | 2004-12-21 | 2011-03-22 | Asahi Intecc Co., Ltd. | Catheter and method of producing the same |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP4279136A patent/JPH06197903A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7909779B2 (en) | 2004-12-21 | 2011-03-22 | Asahi Intecc Co., Ltd. | Catheter and method of producing the same |
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