JPH0619771U - ゴルフ練習器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はゴルフボールをクラブにより直線の
正方向に叩いたときは勿論、ゴルフボールの前の芝生を
叩いてから該ボールを叩くダフリ、若しくはゴルフボー
ルを上または下の斜め方向に叩いて失敗したときも練習
者から見て正面の目の下に配置したスイッチ函の数個の
ランプの何れかを発光させ、ヘッドアップ気味に叩いた
ときはランプの発光が視界に入らないため見分けがつく
ゴルフ練習器の開発を目的とするものである。 【構成】 シート１上に基盤４を固着し、該基盤４に窓
孔５を設け、窓孔５に現れる台板６上に芝生形移動板８
と正面方向、斜め上方向（インサイドアウト）及び斜め
下方向（アウトサイドイン）に滑らせるように載置し、
移動板８にはゴルフボール１２を乗せる目印１１を設
け、ボール１球ごとに、方向により移動板８を介して第
１、第２、第３、第４スイッチｓｗ₁〜ｓｗ₄を転極させ
て練習者の目の下で確認できる数個のランプを点灯する
ように配置する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴルフ練習器に関するもので、ゴルフボールをクラブにより直線の正 方向に叩いたときは勿論、ゴルフボールの前の芝生を叩いてから該ボールを叩く ダフリ、若しくはゴルフボールを上または下の斜め方向に叩いて失敗したときも 練習者から見て正面の目の下に配置したスイッチ函の数個のランプの何れかを発 光させ、ヘッドアップ気味に叩いたときはランプの発光が視界に入らないため見 分けがつくようにしたもので、練習しながらボール叩打の成功、失敗、叩打姿勢 の不良等を１球ごとに必ずどれかが発光するランプ、またはヘッドアップにより 発光を視界から外れる態様により会得できる利用分野をもつ。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ゴルフ練習のボール打撃姿勢の良、不良をミラーの使用により視認した り、ビデオカメラにより撮影する等、多くの手段が知られているが、練習の良、 不良の総てをゴルフボール叩打の瞬時に見分ける練習器は見当たない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案器はかかる従来の不便を解消することを課題とし、目的とするものであ る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は前項に述べた目的に合致するもので、シート上に設けた芝生形基盤の 中央に広大な窓孔を形成し、原位置から先端を直線方向、斜め上方向（インサイ ドアウト）、及び斜め下方向（アウトサイドイン）に滑らせる芝生形移動板を、 前記窓孔に現した台板上に設け、移動板には基盤の窓孔前縁への衝合とともに原 位置に戻るリターンばねを設置し、前記移動板にゴルフボールを乗せる目印を形 成してなり、ゴルフボールをクラブにより直線方向に叩くとき該ボールとともに 同方向に移動する移動板により転極する第１スイッチｓｗ_１と、前記の目印の前 （手前）をクラブにより叩いてからゴルフボールを打つダフリにより転極する第 ２スイッチｓｗ_２と、ゴルフボールをクラブにより斜め上方向に叩いたとき該ボ ールとともに同方向に移動する移動板により転極する第３スイッチｓｗ_３と、ゴ ルフボールをクラブにより斜め下方向に叩くとき該ボールとともに同方向に移動 する移動板により転極する第４スイッチｓｗ_４を装備してなり、基盤の側部の練 習者が目の下で確認できる位置に前記各スイッチの何れかにより点灯される数個 のランプを備えるスイッチ函を配置したことを特徴とするゴルフ練習器に係るも のである。

【０００５】

【作用】

本考案の作用は

【００１３】の説明に準ずる。

【０００６】

【実施例】

添付図面は本考案の一実施例を示すもので、図１は１部切欠平面図、図２は台 板６の裏面図、図３は図１ＡーＡ線切断側面図、図４は図１ＢーＢ線切断側面図 、図５は図１ＣーＣ図線切断側面図、図６は三叉溝２１の拡大平面図、図７は第 ３スイッチｓｗ_３の作動を示した平面図、図８は第４スイッチｓｗ_４の作用を示 した平面図である。

【０００７】 １はゴム板等のシートであつて、上面に副シート２を重ね接着し、その副シー ト２に副窓孔３を形成する。 副シート２上には芝生形の基盤４を固着し、該基盤に四角形の広大な窓孔５を 形成する。窓孔５は上下の２辺及び後側の１辺を前記の副窓孔３の孔縁から内方 に突出させて設ける。６は下面の裏張りシート７を前記副窓孔３に移動不能に嵌 めた台板であって、上下の２辺及び後側の１辺を前記窓孔５の縁部の下にする。 台板６の窓孔５から現れた面に、下面に固定した滑り板９を滑り自由に接合し た芝生形の移動板８を載置し、その移動板８の上面に十字形のライン１０を設け て交点に練習用のゴルフボール１２を乗せる目印１１を形成する。

【０００８】 前記滑り板９下面の前と後ろからピン１３、１４を突出し、前のピン１３を台 板６に設けた前後方向の直線溝２０に通し、その直線溝２０の後側で、台板６と 滑り板９とにリターンばね１７の両端を掛ける。後ろのピン１４は台板６に形成 して前側を直線方向ｉ、斜め上方向ｉｉ、斜め下方向ｉｉｉにした三叉溝２１に 通して前記リターンばね１７の弾力により該三叉溝２１の基部２１_１(図６参照) にピン１４を移動させる。１５、１６はピン１３、１４の抜止め板である。 移動板８は、目印１１上に乗せたゴルフボール１２を練習のためクラブにより 打撃すると、直線、ダフリ、上下の斜め方向の何れの場合もボールとともにリタ ーンばね１７を圧縮しながら移動する。

【０００９】 台板６の下面に固定した裏張りシート７には前記の直線溝２０、三叉溝２１に 該当する部分、その他の必要部分をくり抜いてある。 裏張りシート７のくり抜き溝７_１内に、図３のように滑り板９から下面に曲げ て台板６のくり抜きに通した支持片２５、２５ａを摺動自由に通し、その各支持 片２５、２５ａに対して摺動可能に挿入し、さらにはばね２７の後端を支持片２ ５ａの前で固着した可動接点棒２６を設け、該可動接点棒２６がゴルフボール１ ２及び移動板８とともに直線方向に移動するとき接触するように、台板６の一部 を前記くり抜き溝７_１内に曲げた屈曲板２９に取付けた絶縁板３０上に固定接点 ２８を設けて、これを第１スイッチｓｗ_１とする。ばね２７の前端は前側の支持 片２５の後側に弾接する。

【００１０】 目印１１の下面付近で裏張りシート７に設けたくり抜き溝７_２（図５）内に可 動接点板３１を台板６等の下面に取付け、くり抜き溝７_２には台板６から曲げた 一対の支持片に渡した絶縁板３２に、前記ダフリのときクラブにより移動板８を 叩いて可動接点板３１を鎖線のように下方に曲げるとき接合する固定接点３３を 設け、これを第２スイッチｓｗ_２とする。

【００１１】 また、裏張りシート７のくり抜き溝７_３（図４、７、８）の溝内に滑り板９か ら台板６のくり抜きに通して下面に曲げた支持片３６、３６ａを摺動自由に通し 、その各支持片３６、３６ａに対して摺動可能に挿入し、さらにばね３７の後端 を支持片３６ａの前で固着した可動接点棒３８を設け、該可動接点棒３８がゴル フボール１２及び移動板８とともに斜め上方向に移動するとき接触するように、 台板６の一部を前記くり抜き溝７_１内に曲げた屈曲板３９に取付けた絶縁板４０ 上に固定接点４１を設けて、これを第３スイッチｓｗ_３とする。 可動接点棒３８がゴルフボール１２及び移動板８とともに斜め下方向に移動す るとき接触する前記絶縁板４０上の固定接点４２により第４スイッチｓｗ_４を構 成する。

【００１２】 前記した第１〜第４スイッチは図示した構成に限定されるものではなく、マイ クロスイッチ等のスイッチ部品を自由に選択使用できる。

【００１３】 シート１の一部を練習者が立つ位置の上側まで突出する耳片５１を設け、ここ に図示しないスイッチ函着脱用具を設けて、スイッチ函５２を取付ける。 スイッチ函５２には前記した第１〜第４スイッチｓｗ_１〜ｓｗ_４の転極により 瞬間的に、又は遅延リレー、リセットタイマー等により短時間点灯する４個の発 光ランプＬ_１、Ｌ_２、Ｌ_３、Ｌ_４を表面に取付ける。 第１〜第４スイッチｓｗ_１〜ｓｗ_４とランプＬ_１〜Ｌ_４のそれぞれの電気的接 続は公知の手段によれば良いので省略する。要するに例えば第１スイッチｓｗ_１ の転極によりランプＬ_１が短時間発光し、第２スイッチｓｗ_２の転極によりラン プＬ_２が短時間発光する等の結線を施せばよい。

【００１４】 本実施例はゴルフ練習者が立つ正面の目の下に配置したスイッチ函の４個のラ ンプの何れかを発光させ、ヘッドアップ気味でゴルフボールを叩いたときはラン プの発光が視界に入らないため見分けがつくようにしたもので、芝生形の移動板 ８に設けた目印１１に置いたゴルフボール１２をクラブにより直線方向に叩くと き該ボールとともに同方向に移動する移動板８により転極する第１スイッチｓｗ _１ と、前記の目印の前をクラブにより叩いてからゴルフボール１２を打つダフリ により転極する第２スイッチｓｗ_２と、ゴルフボール１２をクラブにより斜め上 方向に叩いたとき該ボールとともに同方向に移動する移動板８により転極する第 ３スイッチｓｗ_３と、ゴルフボールをクラブにより斜め下方向に叩くとき該ボー ルとともに同方向に移動する移動板８により転極する第４スイッチｓｗ_４により 前記した各ランプＬ_１〜Ｌ_４を発光させて、直線方向に打たれたか、ダフリであ ったか、斜め上方向であったか、斜め下方向であったか、ヘッドアップの姿勢で 打ったかを一練習毎に知ることができる。前記の４個のランプＬ_１〜Ｌ_４は色分 けにする方が望ましい。

【００１５】

【考案の効果】

本考案のゴルフ練習器は、シート１上に設けた芝生形基盤４の中央に窓孔５を 形成し、原位置から先端を直線方向、斜め上方向、及び斜め下方向に滑らせる芝 生形移動板８を、前記窓孔５に現した台板６上に設け、移動板８には前記窓孔５ の左側縁への衝合とともに原位置に戻るリターンばね１７を設置し、前記移動板 ８にゴルフボールを乗せる目印１１を形成してなり、ゴルフボール１２をクラブ により直線方向に叩くとき該ボールとともに同方向に移動する移動板８により転 極する第１スイッチｓｗ_１と、前記の目印１１の後ろをクラブにより叩いてから ゴルフボール１２を打つダフリにより転極する第２スイッチｓｗ_２と、ゴルフボ ール１２をクラブにより斜め上方向に叩いたとき該ボールとともに同方向に移動 する移動板８により転極する第３スイッチｓｗ_３と、ゴルフボール１２をクラブ により斜め下方向に叩くとき該ボールとともに同方向に移動する移動板８により 転極する第４スイッチｓｗ_４を装備してなり、基盤４の上部の練習者が目の下で 確認できる位置に前記各スイッチにより点灯される数個のランプを備えるスイッ チ函４２を配置した構成になり、練習の良、不良の総てをゴルフボール叩打の瞬 時に見分けることができる効果をもつ。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本考案の一実施例を示すもので、

【図１】図１は１部切欠平面図

【図２】台板６の裏面図

【図３】図１ＡーＡ線切断側面図

【図４】図１ＢーＢ線切断側面図

【図５】図１ＣーＣ線切断側面図

【図６】三叉溝２１の拡大平面図

【図７】第３スイッチｓｗ_３の作動を示した平面図

【図８】第４スイッチｓｗ_４の作用を示した平面図

【符号の説明】

１ シート、 ２ 副シート、 ３ 副窓孔、 ４ 基
盤、 ５ 窓孔、６ 台板、 ７ 裏張りシート、 ７
_１、７_２、７_３ くり抜き溝、８ 移動板、 ９ 滑り
板、 １０ ライン、 １１ 目印、１２ ゴルフボー
ル、 １３、１４ ピン、 １５、１６ 抜止め板、１
７ リターンばね、 ２０ 直線溝、 ｉ 直線方向、
ｉｉ 斜め上方向、 ｉｉｉ 斜め下方向、 ２１ 三
叉溝、２５、２５ａ 支持片、 ２６ 可動接点棒、
２７ ばね、２８ 固定接点、 ２９ 屈曲板、 ３０
絶縁板、 ３１ 可動接点板、３２ 絶縁板、 ３３
固定接点、 ３６、３６ａ 支持片、 ３７ ばね、
３８ 可動接点棒、 ３９ 屈曲板、 ４０ 絶縁板、
４１、４２ 固定接点、 ５１ 耳片、 ５２ スイッ
チ函、ｓｗ_１ 第１スイッチ、 ｓｗ_２ 第２スイッ
チ、 ｓｗ_３ 第３スイッチ、ｓｗ_４ 第４スイッチ、
Ｌ_１、Ｌ_２、Ｌ_３、Ｌ_４ ランプ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シート上に設けた芝生形基盤の中央に広
   大な窓孔を形成し、原位置から先端を直線方向、斜め上
   方向、及び斜め下方向に滑らせる芝生形移動板を、前記
   窓孔に現した台板上に設け、移動板には基盤の窓孔前縁
   への衝合とともに原位置に戻るリターンばねを設置し、
   前記移動板にゴルフボールを乗せる目印を形成してな
   り、ゴルフボールをクラブにより直線方向に叩くとき該
   ボールとともに同方向に移動する移動板により転極する
   第１スイッチｓｗ_１と、前記の目印の前をクラブにより
   叩いてからゴルフボールを打つダフリにより転極する第
   ２スイッチｓｗ_２と、ゴルフボールをクラブにより斜め
   上方向に叩いたとき該ボールとともに同方向に移動する
   移動板により転極する第３スイッチｓｗ_３と、ゴルフボ
   ールをクラブにより斜め下方向に叩くとき該ボールとと
   もに同方向に移動する移動板により転極する第４スイッ
   チｓｗ_４を装備してなり、基盤の側部の練習者が目の下
   で確認できる位置に前記各スイッチにより点灯される数
   個のランプを備えるスイッチ函を配置したことを特徴と
   するゴルフ練習器。