JPH06196504A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH06196504A
JPH06196504A JP34445692A JP34445692A JPH06196504A JP H06196504 A JPH06196504 A JP H06196504A JP 34445692 A JP34445692 A JP 34445692A JP 34445692 A JP34445692 A JP 34445692A JP H06196504 A JPH06196504 A JP H06196504A
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layer
semiconductor layer
gaas
gallium
forming
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JP34445692A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Nakagawa
義和 中川
Masahito Mushigami
雅人 虫上
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロンガスを用いることなく製造することが
でき、しかも製造が容易で信頼性の高い半導体装置およ
びその製造方法の提供を目的とする。 【構成】 従来のいわゆるHEMTのN+型AlGaAs層1
0とN+型GaAs層12との間に、InGaP層2を介在させて
いる。リセス凹部14の形成に際し、硫酸と過酸化水素
等を用いてエッチングする場合、InGaP層2のエッチン
グ速度はN+型GaAs層12のエッチング速度よりも極端
に遅い。したがって、N+型GaAs層12をエッチングし
た場合、InGaP層2との接合面近傍でエッチングの進行
を停止させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置およびその製
造方法に関し、特にいわゆるHEMT等の半導体装置を
フロンガスを用いずに、容易かつ正確に製造することが
できる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置には高速動作が要求さ
れており、これにともなっていわゆるHEMT(High E
lectron Mobility Transistor)が提案されている。こ
のHEMTの構造を図4Aに示す。図に示すようにHE
MTには半絶縁性のガリウムヒソ(GaAs)基板4が用い
られている。GaAsはシリコン(Si)に比べて電子の移動
度が大きく、高速動作の半導体装置を実現することが可
能である。
【0003】GaAs基板4には、順次、アンドープ型GaAs
層6、アンドープ型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaA
s)層8、N+型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層
10、高濃度ドープのN+型ガリウムヒソ(GaAs)層1
2が積層されている。
【0004】N+型GaAs層12にはリセス凹部14が形
成されており、このリセス凹部14の凹部底面14Mに
はゲート電極30が設けられている。ゲート電極30が
設けられることによってショットキー・バリヤ現象が生
じている。また、N+型GaAs層12の表面にはリセス凹
部14を挟んでソース電極32、ドレイン電極34が設
けられている。なお、N+型GaAs層12はソース電極3
2、ドレイン電極34のオーミック抵抗を緩和するため
に形成される層であり、高濃度にドープされている。
【0005】ここで、N+型AlGaAs層10はアンドープ
型GaAs層6に比べて電子親和力が弱いため、N+型AlGaA
s層10内に生じた電子はアンドープ型GaAs層6に供給
されることになる。そして、アンドープ型GaAs層6に供
給された電子はヘテロ接合面に蓄積され、ここに2次元
電子ガス層6Wが形成される。この2次元電子ガス層6
Wはソース電極32、ドレイン電極34間を流れる電流
となり、ゲート電極30への印加によって制御され、ト
ランジスタとして機能する。
【0006】次に、図4Aに示すHEMTの製造方法を
説明する。GaAs基板4上に積層されている上記各層はエ
ピタキシャル成長法によって順次、形成される。そし
て、各素子領域を分離、絶縁するため、図4Aに示す分
離領域50Hが形成される。この分離領域50Hはイオ
ンの添加によって形成される。なお、分離領域50Hの
部分をエッチングによって除去し、各素子領域を分離、
絶縁するものもある。
【0007】素子分離を行った後、レジストパターンに
よってN+型GaAs層12表面にソース電極32、ドレイ
ン電極34を設ける。そして、これらソース電極32、
ドレイン電極34のほぼ中間位置にリセス凹部14、ゲ
ート電極30を形成する。このリセス凹部14、ゲート
電極30の形成方法を以下に示す。
【0008】まず、図4Bに示すように、N+型GaAs層
12上にレジスト20を形成し、ゲート電極30の対応
箇所にレジスト開口部20Kを位置させてパターンニン
グする。続いて、このレジスト開口部20Kを通じてフ
ロンガスを供給し、ドライエッチングを行う。フロンガ
スを用いてドライエッチングを行った場合、N+型GaAs
層12のエッチング速度はN+型AlGaAs層10のエッチ
ング速度に比べて極端に遅い。このため、エッチング
は、N+型GaAs層12とN+型AlGaAs層10との接合面近
傍でほとんど停止することになり、理想的なリセス凹部
14の深度を得ることができる。
【0009】また、エッチングの深度は停止するが、N
+型GaAs層12内における横方向への広がりは一定の速
さで進行する。したがって、エッチング時間を調整する
ことによって、理想的な深度を確保しつつ、リセス凹部
14の幅Fを正確に制御することができる。
【0010】リセス凹部14を形成するための他の方法
を図5Aに示す。この方法はフロンガスを用いず、硫酸
と過酸化水素、りん酸と過酸化水素、クエン酸と過酸化
水素等のエッチング用化学物質を用いてウエットエッチ
ングを行い、リセス凹部14を形成する。ただし、これ
らのエッチング用化学物質を用いた場合、N+型GaAs層
12とN+型AlGaAs層10とのエッチング速度はほぼ同
様である。
【0011】したがって、エッチング深度を制御するた
め、ソース電極32およびドレイン電極34を測定器2
4に接続し、電流の変化をモニターしながらエッチング
処理を進める。図5Bに、ソース電極32およびドレイ
ン電極34間の電圧VDSに対するドレイン電極34の
電流IDの変化の関係を示す。エッチング深度が進み、
リセス凹部14深くなれば電流IDは小さくなる。
【0012】例えば、所望深さのリセス凹部14の電流
IDがラインL1であるとすると、エッチングの進行に
応じてラインはL9から、L8、L7と連続的に変化
し、L1に達した時点でエッチング処理を停止する。こ
れによって、所望の深さのリセス凹部14を形成する。
【0013】以上のようにしてリセス凹部14を形成し
た後、レジスト20をマスクとし、レジスト開口部20
Kを通じてゲート電極30を設ける。そして、レジスト
20を除去して、図4Aに示すようなHEMTを得る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体装置
およびその製造方法には次のような問題があった。リセ
ス凹部14の形成について、まず図4Bに示す方法では
フロンガスを用いたエッチングが行われている。ところ
が、近年、フロンガスによるオゾン層破壊という環境問
題が指摘されており、フロンガスの使用が厳しく制限さ
れている。したがって、事実上、フロンガスを使用する
ことができない。
【0015】これに対して図5Aに示す方法ではフロン
ガスを使用せず、硫酸と過酸化水素、りん酸と過酸化水
素、クエン酸と過酸化水素等を用いてリセス凹部14を
形成することができ、上記のような環境問題は生じな
い。ところが、この方法には次のような新たな問題があ
る。
【0016】所望の大きさのリセス凹部14を得るため
には、エッチングを適正な位置で停止させる必要があ
る。しかし、硫酸と過酸化水素等を用いたエッチングで
は、フロンガスを使用する場合と異なり、N+型GaAs層
12とN+型AlGaAs層10とのエッチング速度に大きな
差がない。したがって、エッチングの深度がN+型GaAs
層12とN+型AlGaAs層10との接合面近傍で停止する
ことはなく、N+型AlGaAs層10内でもN+型GaAs層12
とほぼ同様の速度でエッチングが進行してしまう。
【0017】このため、上記のように測定器24を用い
てソース電極32、ドレイン電極34間の電圧を測定
し、これをモニターしながらエッチング処理を進めてい
る。ところがこの方法では、まず測定器24の配線処理
が必要であり、しかもソース電極32、ドレイン電極3
4間の電圧変化を観察しながらエッチング処理を小刻み
に進行させなければならない。このように、エッチング
作業に手間がかかり作業効率が低下するという問題があ
る。
【0018】また、図5Aに示す方法では、リセス凹部
14の幅Fを正確に制御することができず、半導体装置
の信頼性が低下していしまうという問題もある。すなわ
ち、フロンガスを用いた場合と異なり、この場合のエッ
チングは、N+型GaAs層12とN+型AlGaAs層10との接
合面近傍で停止することはなく、N+型AlGaAs層10内
であっても幅方向と同様の速度で深度方向にも進行す
る。このため、理想的な深度を確保しつつ、リセス凹部
14の幅Fを正確に制御することができない。
【0019】なお、リセス凹部14の幅Fの制御は、ゲ
ート電極30の耐圧を確保するため、およびソース電極
32とドレイン電極34間の抵抗を低くするために行わ
れる。仮にリセス凹部14の幅Fが狭すぎると、ゲート
電極30と高濃度ドープのN+型GaAs層12とが接近し
て位置することになり、ゲート電極30の耐圧を確保で
きない。また逆にリセス凹部14の幅Fが広すぎると、
ソース電極32とドレイン電極34間の距離が長くな
り、抵抗が高くなってしまう。このため、リセス凹部1
4の幅Fの正確な制御が要求される。
【0020】以上のように、図4Bおよび図5Aのいず
れの製造方法を用いても種々の問題が生じる。そこで本
発明は、フロンガスを用いることなく製造することがで
き、しかも製造が容易で信頼性の高い半導体装置および
その製造方法の提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体装
置は、半絶縁性半導体基板の上部に形成されたアンドー
プ型半導体層、アンドープ型半導体層の上部に形成され
ており、当該アンドープ型半導体層より電子親和力が小
さいドープ型半導体層、ドープ型半導体層の上部に形成
されている介在半導体層、介在半導体層の上部に形成さ
れたキャップ半導体層であって、フロンガスとは異なる
エッチング用化学物質を用いたエッチングにおいて、介
在半導体層に比べ極めて速いエッチング速度を有するキ
ャップ半導体層、キャップ半導体層の表面に形成された
ソース電極、キャップ半導体層の表面に形成されたドレ
イン電極、キャップ半導体層に形成されたキャップ半導
体層凹部であって、ソース電極とドレイン電極とのほぼ
中間位置に形成され、介在半導体層とキャップ半導体層
との境界面近傍に達するよう形成されたキャップ半導体
層凹部、キャップ半導体層凹部の凹部底面に形成された
ゲート電極、を備えたことを特徴としている。
【0022】請求項2に係る半導体装置の製造方法は、
半絶縁性半導体基板の上部にアンドープ型半導体層を形
成するステップ、アンドープ型半導体層の上部に、当該
アンドープ型半導体層より電子親和力が小さいドープ型
半導体層を形成するステップ、ドープ型半導体層の上部
に介在半導体層を形成するステップ、介在半導体層の上
部にキャップ半導体層を形成するステップであって、フ
ロンガスとは異なるエッチング用化学物質を用いたエッ
チングにおいて、介在半導体層に比べ極めて速いエッチ
ング速度を有するキャップ半導体層を形成するステッ
プ、キャップ半導体層の表面にソース電極を形成するス
テップ、キャップ半導体層の表面にドレイン電極を形成
するステップ、キャップ半導体層に、フロンガスとは異
なるエッチング用化学物質を用いたエッチングによって
キャップ半導体層凹部を形成するステップであって、ソ
ース電極とドレイン電極とのほぼ中間位置に形成し、介
在半導体層とキャップ半導体層との境界面近傍に達する
ようキャップ半導体層凹部を形成するステップ、キャッ
プ半導体層凹部の凹部底面にゲート電極を形成するステ
ップ、を備えたことを特徴としている。
【0023】請求項3に係る半導体装置は、半絶縁性の
ガリウムヒソ(GaAs)基板の上部に形成されたアンドー
プ型ガリウムヒソ(GaAs)層、前記アンドープ型ガリウ
ムヒソ(GaAs)層の上部に形成されており、当該アンド
ープ型ガリウムヒソ(GaAs)層より電子親和力が小さい
ドープ型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層、前記
ドープ型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層の上部
に形成されているインジウムガリウムリン(InGaP)
層、前記インジウムガリウムリン(InGaP)層の上部に
形成された高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層、前
記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層の表面に形成
されたソース電極、前記高濃度ドープのガリウムヒソ
(GaAs)層の表面に形成されたドレイン電極、前記高濃
度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層に形成された層凹部
であって、ソース電極とドレイン電極とのほぼ中間位置
に形成され、前記インジウムガリウムリン(InGaP)層
と前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層との境界
面近傍に達するよう形成された層凹部、層凹部の凹部底
面に形成されたゲート電極、を備えたことを特徴として
いる。
【0024】請求項4に係る半導体装置の製造方法は、
半絶縁性のガリウムヒソ(GaAs)基板の上部にアンドー
プ型ガリウムヒソ(GaAs)層を形成するステップ、前記
アンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層の上部に、当該ア
ンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層より電子親和力が小
さいドープ型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層を
形成するステップ、前記ドープ型アルミニウムガリウム
ヒソ(AlGaAs)層の上部にインジウムガリウムリン(In
GaP)層を形成するステップ、前記インジウムガリウム
リン(InGaP)層の上部に高濃度ドープのガリウムヒソ
(GaAs)層を形成するステップ、前記高濃度ドープのガ
リウムヒソ(GaAs)層の表面にソース電極を形成するス
テップ、前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層の
表面にドレイン電極を形成するステップ、前記高濃度ド
ープのガリウムヒソ(GaAs)層に層凹部を形成するステ
ップであって、ソース電極とドレイン電極とのほぼ中間
位置に形成し、前記インジウムガリウムリン(InGaP)
層と前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層との境
界面近傍に達するよう層凹部を形成するステップ、層凹
部の凹部底面にゲート電極を形成するステップ、を備え
たことを特徴としている。
【0025】
【作用】請求項1に係る半導体装置、および請求項2に
係る半導体装置の製造方法においては、ドープ型半導体
層の上部に介在半導体層が形成され、さらに介在半導体
層の上部にキャップ半導体層が形成される。そして、こ
のキャップ半導体層は、フロンガスとは異なるエッチン
グ用化学物質を用いたエッチングにおいて、介在半導体
層に比べて極めて速いエッチング速度を有している。さ
らに、キャップ半導体層にはキャップ半導体層凹部が形
成され、このキャップ半導体層凹部は介在半導体層とキ
ャップ半導体層との境界面近傍に達するよう形成され
る。
【0026】このように、キャップ半導体層は、介在半
導体層に比べて極めて速いエッチング速度を有してい
る。したがって、キャップ半導体層に対してフロンガス
とは異なるエッチング用化学物質を用いてエッチングを
行い、介在半導体層とキャップ半導体層との境界面近傍
でキャップ半導体層凹部を容易に停止させることができ
る。またエッチングは、境界面近傍で停止した後であっ
ても、キャップ半導体層内では高速で進むので、キャッ
プ半導体層内におけるキャップ半導体層凹部の広がりを
容易に制御することができる。
【0027】請求項3に係る半導体装置、および請求項
4に係る半導体装置の製造方法においては、ドープ型の
アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層の上部にインジ
ウムガリウムリン(InGaP)層が形成され、さらにイン
ジウムガリウムリン(InGaP)層の上部に高濃度ドープ
のガリウムヒソ(GaAs)層が形成される。そして、高濃
度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層には層凹部が形成さ
れ、この層凹部はインジウムガリウムリン(InGaP)層
と高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層との境界面近
傍に達するよう形成される。
【0028】ここで、例えば硫酸および過酸化水素、り
ん酸および過酸化水素、クエン酸および過酸化水素等を
用いて高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層をウェッ
トエッチングした場合、高濃度ドープのガリウムヒソ
(GaAs)層のエッチング速度はインジウムガリウムリン
(InGaP)層のエッチング速度に比べて極めて速い。
【0029】このため、高濃度ドープのガリウムヒソ
(GaAs)層に対してフロンガスとは異なるエッチング用
化学物質を用いてエッチングを行い、インジウムガリウ
ムリン(InGaP)層と高濃度ドープのガリウムヒソ(GaA
s)層との境界面近傍で層凹部を容易に停止させること
ができる。またエッチングは、境界面近傍で停止した後
であっても、高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層内
では高速で進むので、高濃度ドープのガリウムヒソ(Ga
As)層内における層凹部の広がりを容易に制御すること
ができる。
【0030】また、インジウムガリウムリン(InGaP)
層が形成されるので、ドープ型のアルミニウムガリウム
ヒソ(AlGaAs)層が外部に露出することはない。このた
め、ドープ型のアルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層
が酸化してしまうことを防止できる。
【0031】
【実施例】本発明に係る半導体装置およびその製造方法
の一実施例を図面に基づいて説明する。この実施例では
半導体装置として、いわゆるHEMT(High Electron
Mobility Transistor)を例に掲げる。まず、図1にこ
のHEMTの構造の概略を示す。
【0032】半絶縁性半導体基板としてのガリウムヒソ
(GaAs)基板4には、順次、アンドープ型半導体層であ
るアンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層6、アンドープ
型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層8、ドープ型
半導体層であるN+型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaA
s)層10、介在半導体層であるインジウムガリウムリ
ン(InGaP)層2、キャップ半導体層である高濃度ドー
プのN+型ガリウムヒソ(GaAs)層12が積層されてい
る。
【0033】N+型GaAs層12の表面にはソース電極3
2、ドレイン電極34が設けられている。また、N+型G
aAs層12には、ソース電極32とドレイン電極34と
のほぼ中間位置に、キャップ半導体層凹部であるリセス
凹部14が形成されており、このリセス凹部14はN+
型GaAs層12とInGaP層2との境界面近傍に達してい
る。さらに、リセス凹部14の凹部底面14Mにはゲー
ト電極30が設けられている。なお、高濃度ドープのN
+型GaAs層12は、ソース電極32、ドレイン電極34
のオーミック抵抗を緩和するために形成される層であ
る。
【0034】ここで、N+型AlGaAs層10はアンドープ
型GaAs層6に比べて電子親和力が小さいため、N+型AlG
aAs層10内に生じた電子はアンドープ型GaAs層6に供
給されることになる。そして、アンドープ型GaAs層6に
供給された電子はヘテロ接合面に蓄積され、ここに2次
元電子ガス層6Wが形成される。この2次元電子ガス層
6Wはソース電極32、ドレイン電極34間を流れる電
流となり、ゲート電極30への印加によって制御され、
トランジスタとして機能する。
【0035】次に、図2、図3に基づいて、このHEM
Tの製造方法の一実施例を説明する。まず、以下の処理
工程を経てGaAs基板4の上部に各層をエピタキシャル成
長させる(図2)。GaAs基板4上のアンドープ型GaAs層
6は、MOCVD(有機金属気相成長)法によって、原
料ガスAsH3、(C2H5)3Gaを導入し、約10分間反応させ
て形成する。これにより、厚さ2000〜6000オン
グストロームのアンドープ型GaAs層6を得ることができ
る。続いて、アンドープ型GaAs層6の上部にアンドープ
型AlGaAs層8を形成する。この場合も、MOCVD法を
用い、原料ガスAsH3、(C2H5)3Ga、(CH3)3Alを導入し、
約6秒間反応させる。これによってAl組成比15〜35
%、厚さ10〜40オングストロームのアンドープ型Al
GaAs層8を形成することができる。
【0036】アンドープ型AlGaAs層8を形成した後、こ
の上部にN+型AlGaAs層10を成長させる。すなわち、
MOCVD法を用い、原料ガスAsH3、(C2H5)3Ga、(CH3)
3Alを導入し、さらに不純物源としてSiH4を導入して約
1分間反応させ、エピタキシャル成長させる。これによ
ってAl組成比15〜35%、Si濃度1〜3×1018cm
-3、厚さ200〜400オングストロームのN+型AlGaA
s層10を形成することができる。
【0037】次に、N+型AlGaAs層10上部にInGaP層2
を形成する。MOCVD法によって、原料ガスPH3、(C2
H5)3Ga、(CH3)3Inを導入し、さらに不純物源としてSiH4
を導入して約15秒間反応させる。こうしてIn組成比4
0〜60%、Si濃度1〜3×1018cm-3、厚さ50〜1
50オングストロームのInGaP層2をエピタキシャル成
長させることができる。このようにInGaP層2は極めて
薄く形成されているので、InGaP層2によって生じる影
響を小さく抑えることができ、トランジスタの適正な動
作が阻害されることはない。
【0038】続いてInGaP層2の上部にN+型GaAs層12
を成長させる。この場合もMOCVD法により、原料ガ
スAsH3、(C2H5)3Gaを導入し、さらに不純物源としてSiH
4を導入して約2分間反応させる。これによってSi濃度
4〜8×1018cm-3と高濃度で、厚さ500〜1000
オングストロームのN+型GaAs層12を形成することが
できる。
【0039】以上のようにして、図2に示すように、Ga
As基板4の上部に各層を形成する。この後、各素子領域
を分離、絶縁するため、図に示す分離領域50Hが形成
される。この分離領域50Hはイオンの添加によって形
成される。なお、分離領域50Hの部分をエッチングに
よって除去し、各素子領域を分離、絶縁してもよい。素
子分離を行った後、N+型GaAs層12表面にソース電極
32、ドレイン電極34を設ける(図2参照)。この場
合、まず電極の形成部分以外にレジスト膜を形成し、電
極箇所をパターニングする(図示せず)。そして、全体
にAuGe、Niを蒸着した後、リフトオフ法によってAuGe、
Niが蒸着されているレジスト膜を除去する。このレジス
ト膜の除去によってパターニング箇所のみにAuGe、Niが
残存し、さらにN2雰囲気下で約5分間、約430度の高
温加熱を行い、ソース電極32、ドレイン電極34を形
成する。
【0040】次に、ソース電極32とドレイン電極34
とのほぼ中間位置に、リセスエッチングによってリセス
凹部14(図1参照)を形成する。このリセスエッチン
グは以下のようにして行われる。まず、図3に示すよう
に全面にレジスト膜20を塗布し、レジスト膜20の一
部を除去してレジスト開口部20Kを形成する。そし
て、エッチング用化学物質として硫酸と過酸化水素の混
合液を用い、エッチング処理を行う。
【0041】ここで、硫酸と過酸化水素の混合液を用い
た場合のN+型GaAs層12のエッチング速度は、1分間
あたり約1000オングストロームである。これに対し
て、InGaP層2では1分間あたり約10〜70オングス
トロームである。このように、硫酸と過酸化水素の混合
液を用いた場合、N+型GaAs層12のエッチング速度
は、InGaP層2のエッチング速度の10〜100倍と極
めて速い。
【0042】したがって、リセスエッチングは、N+型G
aAs層12とInGaP層2との接合面近傍でほとんど停止す
ることになり、理想的なリセス凹部14の深度を得るこ
とができる。また、リセスエッチングの深度は停止する
が、N+型GaAs層12内における横方向への広がりは一
定の速さで進行する。したがって、エッチング時間を調
整することにより、リセス凹部14の幅Fを制御するこ
とが可能になる。
【0043】このように、フロンガスを用いずにリセス
エッチングを行い、しかも理想的な深度を確保しつつ、
リセス凹部14の幅Fを正確に制御することができる。
リセス凹部14の幅Fを制御することによって、ゲート
電極30の耐圧が確保される。また、ウエットエッチン
グによってリセス凹部14を形成することができるた
め、フロンガスを用いるドライエッチングに比べて設備
費用を低くすることができる。なお、硫酸と過酸化水素
の混合液の代りに、りん酸と過酸化水素、クエン酸と過
酸化水素等のエッチング用化学物質を用いてもよい。
【0044】こうしてリセス凹部14を形成した後、凹
部底面14Mにゲート電極を設ける。このゲート電極の
形成には、リセスエッチングの際のレジスト膜20、レ
ジスト開口部20Kを用いる。すなわち、図3に示すレ
ジスト膜20をマスクとして、順次Tiを厚さ約1000
オングストローム、Ptを厚さ約500オングストロー
ム、Auを厚さ約4500オングストローム堆積させる。
【0045】この後、リフトオフ法によってTi、Pt、Au
が堆積されているレジスト膜20を除去する。レジスト
膜20の除去によって、レジスト開口部20K部分のT
i、Pt、Auが残存し、図1に示すように凹部底面14M
にゲート電極30が形成される。なお、ゲート電極を形
成する場合、Tiを厚さ約100オングストローム、AIを
厚さ約6000オングストローム堆積させてもよく、Ni
を厚さ約100オングストローム、Alを厚さ約6000
オングストローム堆積させてもよい。
【0046】以上のような工程によって、図1に示すH
EMTを得ることができる。なお、N+型AlGaAs層10
とN+型GaAs層12との間にInGaP層2が介在することに
よって、凹部底面14MからN+型AlGaAs層10が露出
するのを回避できる。これにより、N+型AlGaAs層10
の酸化を防止することができる。また、ゲート電極30
を形成した後、全面に渡って保護膜を形成し、より確実
に酸化を防止してもよい。 なお、図1のHEMTにお
いて、アンドープ型GaAs層6とアンドープ型AlGaAs層8
との間にさらにアンドープ型のInGaAsを位置させること
もできる。また、アンドープ型AlGaAs層8を設けずにH
EMTを構成してもよい。さらに、介在半導体層として
はInGaP層2に限定されるものではなく、フロンガス以
外のエッチング用化学物質を用いてエッチングした場
合、そのエッチング速度がキャップ半導体層のエッチン
グ速度よりも極めて遅くなるものであれば他の物質を用
いてもよい。また、上述の実施例は、図1に示すような
HEMTを例に説明したが、本発明はこれに限られるも
のではなく、他の半導体装置にも適用することが可能で
ある。
【0047】
【発明の効果】請求項1に係る半導体装置、および請求
項2に係る半導体装置の製造方法においては、ドープ型
半導体層の上部に介在半導体層が形成され、さらに介在
半導体層の上部にキャップ半導体層が形成される。そし
て、このキャップ半導体層は、フロンガスとは異なるエ
ッチング用化学物質を用いたエッチングにおいて、介在
半導体層に比べて極めて速いエッチング速度を有してい
る。さらに、キャップ半導体層にはキャップ半導体層凹
部が形成され、このキャップ半導体層凹部は介在半導体
層とキャップ半導体層との境界面近傍に達するよう形成
される。
【0048】このように、キャップ半導体層は、介在半
導体層に比べて極めて速いエッチング速度を有してい
る。すなわち、キャップ半導体層に対してフロンガスと
は異なるエッチング用化学物質を用いてエッチングを行
い、介在半導体層とキャップ半導体層との境界面近傍で
キャップ半導体層凹部を容易に停止させることができ
る。したがって、フロンガスを用いることなく製造でき
る半導体装置を得ることができる。
【0049】またエッチングは、境界面近傍で停止した
後であっても、キャップ半導体層内では高速で進むの
で、キャップ半導体層内におけるキャップ半導体層凹部
の広がりを容易に制御することができる。したがって、
容易かつ正確にキャップ半導体層凹部を形成することが
でき、信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
【0050】請求項3に係る半導体装置、および請求項
4に係る半導体装置の製造方法においては、ドープ型の
アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層の上部にインジ
ウムガリウムリン(InGaP)層が形成され、さらにイン
ジウムガリウムリン(InGaP)層の上部に高濃度ドープ
のガリウムヒソ(GaAs)層が形成される。そして、高濃
度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層には層凹部が形成さ
れ、この層凹部はインジウムガリウムリン(InGaP)層
と高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層との境界面近
傍に達するよう形成される。
【0051】ここで、例えば硫酸および過酸化水素、り
ん酸および過酸化水素、クエン酸および過酸化水素等を
用いて高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層をウェッ
トエッチングした場合、高濃度ドープのガリウムヒソ
(GaAs)層のエッチング速度はインジウムガリウムリン
(InGaP)層のエッチング速度に比べて極めて速い。
【0052】すなわち、高濃度ドープのガリウムヒソ
(GaAs)層に対してフロンガスとは異なるエッチング用
化学物質を用いてエッチングを行い、インジウムガリウ
ムリン(InGaP)層と高濃度ドープのガリウムヒソ(GaA
s)層との境界面近傍で層凹部を容易に停止させること
ができる。したがって、フロンガスを用いることなく製
造できる半導体装置を得ることができる。
【0053】またエッチングは、境界面近傍で停止した
後であっても、高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層
内では高速で進むので、高濃度ドープのガリウムヒソ
(GaAs)層内における層凹部の広がりを容易に制御する
ことができる。したがって、容易かつ正確に層凹部を形
成することができ、信頼性の高い半導体装置を得ること
ができる。
【0054】さらに、インジウムガリウムリン(InGa
P)層が形成されるので、ドープ型のアルミニウムガリ
ウムヒソ(AlGaAs)層が外部に露出することはない。こ
のため、ドープ型のアルミニウムガリウムヒソ(AlGaA
s)層が酸化してしまうことを防止できる。したがっ
て、さらに信頼性の高い半導体装置を得ることができ
る。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の一実施例におけるH
EMTの構造を示す図である。
【図2】図1に示すHEMTの製造方法の一工程を示す
図である。
【図3】図1に示すHEMTの製造方法の一工程を示す
図である。
【図4】従来のHEMTの構造およびその製造方法の一
工程を示す図である。
【図5】従来のHEMTの他の製造方法の一工程を示す
図である。
【符号の説明】
2・・・・・インジウムガリウムリン(InGaP)層 4・・・・・ガリウムヒソ(GaAs)基板 6・・・・・アンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層 8・・・・・アンドープ型アルミニウムガリウムヒソ
(AlGaAs)層 10・・・・・N+型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaA
s)層 12・・・・・高濃度ドープのN+型ガリウムヒソ(GaA
s)層 14・・・・・リセス凹部 30・・・・・ゲート電極 32・・・・・ソース電極 34・・・・・ドレイン電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半絶縁性半導体基板の上部に形成されたア
    ンドープ型半導体層、 アンドープ型半導体層の上部に形成されており、当該ア
    ンドープ型半導体層より電子親和力が小さいドープ型半
    導体層、 ドープ型半導体層の上部に形成されている介在半導体
    層、 介在半導体層の上部に形成されたキャップ半導体層であ
    って、フロンガスとは異なるエッチング用化学物質を用
    いたエッチングにおいて、介在半導体層に比べ極めて速
    いエッチング速度を有するキャップ半導体層、 キャップ半導体層の表面に形成されたソース電極、 キャップ半導体層の表面に形成されたドレイン電極、 キャップ半導体層に形成されたキャップ半導体層凹部で
    あって、ソース電極とドレイン電極とのほぼ中間位置に
    形成され、介在半導体層とキャップ半導体層との境界面
    近傍に達するよう形成されたキャップ半導体層凹部、 キャップ半導体層凹部の凹部底面に形成されたゲート電
    極、 を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】半絶縁性半導体基板の上部にアンドープ型
    半導体層を形成するステップ、 アンドープ型半導体層の上部に、当該アンドープ型半導
    体層より電子親和力が小さいドープ型半導体層を形成す
    るステップ、 ドープ型半導体層の上部に介在半導体層を形成するステ
    ップ、 介在半導体層の上部にキャップ半導体層を形成するステ
    ップであって、フロンガスとは異なるエッチング用化学
    物質を用いたエッチングにおいて、介在半導体層に比べ
    極めて速いエッチング速度を有するキャップ半導体層を
    形成するステップ、 キャップ半導体層の表面にソース電極を形成するステッ
    プ、 キャップ半導体層の表面にドレイン電極を形成するステ
    ップ、 キャップ半導体層に、フロンガスとは異なるエッチング
    用化学物質を用いたエッチングによってキャップ半導体
    層凹部を形成するステップであって、ソース電極とドレ
    イン電極とのほぼ中間位置に形成し、介在半導体層とキ
    ャップ半導体層との境界面近傍に達するようキャップ半
    導体層凹部を形成するステップ、 キャップ半導体層凹部の凹部底面にゲート電極を形成す
    るステップ、 を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】半絶縁性のガリウムヒソ(GaAs)基板の上
    部に形成されたアンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層、 前記アンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層の上部に形成
    されており、当該アンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層
    より電子親和力が小さいドープ型アルミニウムガリウム
    ヒソ(AlGaAs)層、 前記ドープ型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層の
    上部に形成されているインジウムガリウムリン(InGa
    P)層、 前記インジウムガリウムリン(InGaP)層の上部に形成
    された高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層、 前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層の表面に形
    成されたソース電極、 前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層の表面に形
    成されたドレイン電極、 前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層に形成され
    た層凹部であって、ソース電極とドレイン電極とのほぼ
    中間位置に形成され、前記インジウムガリウムリン(In
    GaP)層と前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層
    との境界面近傍に達するよう形成された層凹部、 層凹部の凹部底面に形成されたゲート電極、 を備えたことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】半絶縁性のガリウムヒソ(GaAs)基板の上
    部にアンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層を形成するス
    テップ、 前記アンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層の上部に、当
    該アンドープ型ガリウムヒソ(GaAs)層より電子親和力
    が小さいドープ型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)
    層を形成するステップ、 前記ドープ型アルミニウムガリウムヒソ(AlGaAs)層の
    上部にインジウムガリウムリン(InGaP)層を形成する
    ステップ、 前記インジウムガリウムリン(InGaP)層の上部に高濃
    度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層を形成するステッ
    プ、 前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層の表面にソ
    ース電極を形成するステップ、 前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層の表面にド
    レイン電極を形成するステップ、 前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaAs)層に層凹部を
    形成するステップであって、ソース電極とドレイン電極
    とのほぼ中間位置に形成し、前記インジウムガリウムリ
    ン(InGaP)層と前記高濃度ドープのガリウムヒソ(GaA
    s)層との境界面近傍に達するよう層凹部を形成するス
    テップ、 層凹部の凹部底面にゲート電極を形成するステップ、 を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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