JPH06193983A - 冷凍冷蔵庫のコンデンサファン制御装置 - Google Patents

冷凍冷蔵庫のコンデンサファン制御装置

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Publication number
JPH06193983A
JPH06193983A JP35933392A JP35933392A JPH06193983A JP H06193983 A JPH06193983 A JP H06193983A JP 35933392 A JP35933392 A JP 35933392A JP 35933392 A JP35933392 A JP 35933392A JP H06193983 A JPH06193983 A JP H06193983A
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JP
Japan
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condenser
compressor
outlet temperature
operating
fan
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Application number
JP35933392A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Takahashi
忠広 高橋
Mitsugi Furukawa
貢 古川
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Publication of JPH06193983A publication Critical patent/JPH06193983A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンデンサファンの不必要な稼働を抑制して
低温時のリキッドバックを防止すると共に、コンデンサ
ファンの耐久性を向上させ、省電力を達成する。 【構成】 コンデンサファン制御手段において、複数の
コンプレッサが稼働している場合には、このコンプレッ
サを有する冷凍サイクルのコンデンサ出口温度の内、最
も低い温度のコンデンサ出口温度に基づいてコンデンサ
ファンを制御し、一つのコンプレッサが稼働している場
合には、このコンプレッサを有する冷凍サイクルのコン
プレッサ出口温度に基づいてコンデンサファンを制御
し、全てのコンプレッサが停止した場合にコンデンサフ
ァンを停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のクールボック
スと、それに対応した冷凍サイクルを備えた冷凍冷蔵庫
において、各冷凍サイクルの一部を構成するコンデンサ
を冷却するための共通のコンデンサファンを制御するコ
ンデンサファン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動可能な車載用の保冷装置(着
脱式冷凍冷蔵庫)は、例えば特開平4−39585号公
報において示されるように、コンプレッサ、コンデン
サ、エバポレータ等の熱交換器を含む冷凍サイクルと、
この冷凍サイクルを内設すると共にキャスター等の移動
機構を有するクール機器と、このクール機器に着脱自在
の装着される複数のクールボックスとによって構成さ
れ、水平方向に突設されたエバポレータが、クールボッ
クス装着時にクールボックス内に挿入されることによ
り、庫内を所定の温度に冷却するものである。
【0003】また、この着脱式冷凍冷蔵庫は、クール機
器に装着されるクールボックスの数に対応した冷凍サイ
クルをクール機器内に有しており、各々のコンデンサは
合体して一つの共用コンデンサを形成し、一つのコンデ
ンサファンによって冷却することができるようになって
いるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の着脱式
冷凍冷蔵庫におけるコンデンサファン制御は、どちらか
の冷凍サイクルが稼働している場合にはコンデンサファ
ンが稼働するようになっているために、コンプレッサフ
ァンの稼働を必要としない側のコンデンサも冷却される
ことから低温時におけるリキッドバックの問題が発生し
ていた。また一方のコンプレッサが稼働している場合に
は常にコンデンサファンが稼働していることから、消費
電力の増大、コンデンサファンの耐久性の問題も生じる
ものである。
【0005】このために、この発明は、コンデンサファ
ンの不必要な稼働を抑制して低温時のリキッドバックを
防止すると共に、コンデンサファンの耐久性を向上さ
せ、省電力を達成することのできる着脱式冷凍冷蔵庫の
コンデンサファン制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するために手段】しかして、この発明は、
複数のクールボックスと、各クールボックス毎に割り当
てられた冷凍サイクルとを有し、この各々の冷凍サイク
ルの一部を構成するコンデンサを共通のコンデンサファ
ンで冷却する冷凍冷蔵庫において、前記各冷凍サイクル
のコンデンサ出口側の温度を検出するコンデンサ出口温
度検出手段と、前記各冷凍サイクルの一部を構成するコ
ンプレッサの稼働状況を判定するコンプレッサ稼働状況
判定手段と、このコンプレッサ稼働状況判定手段によっ
て複数のコンプレッサが稼働していると判定された場合
に、各々の稼働しているコンプレッサを有する冷凍サイ
クルのコンデンサ出口温度を比較し、最も低いコンデン
サ出口温度を選択すると共に、前記コンプレッサ稼働状
況判定手段によって一つのコンプレッサが稼働している
と判定された場合に、その一つの稼働しているコンプレ
ッサを有する冷凍サイクルのコンプレッサ出口温度を選
択するコンデンサ出口温度選択手段と、前記コンプレッ
サ稼働状況判定手段によって、複数のコンプレッサが稼
働していると判定された場合に、前記コンデンサ出口温
度選択手段によって選択された最も低いコンデンサ出口
温度に基づいてコンデンサファンを制御し、前記コンデ
ンサ稼働状況判定手段によって一つのコンプレッサが稼
働していると判定された場合に、前記コンデンサ出口温
度選択手段によって選択された前記稼働している一つの
コンプレッサを有する冷凍サイクルのコンデンサ出口温
度に基づいてコンデンサファンを制御し、前記コンデン
サ稼働状況判定手段によって全てのコンプレッサが停止
していると判定された場合に、コンデンサファンを停止
させるコンデンサファン制御手段とを具備したことにあ
る。
【0007】
【作用】したがって、この発明においては、コンデンサ
出口温度検出手段によってコンデンサ出口温度を検出す
ると共に、コンプレッサ稼働状況判定手段によって稼働
しているコンプレッサを判定する。またコンデンサファ
ン制御手段は、前記コンプレッサ稼働状況判定手段によ
って複数のコンプレッサが稼働していると判定された場
合には、コンデンサ出口温度選択手段において、前記稼
働しているコンプレッサを有する冷凍サイクルのコンデ
ンサ出口温度の内、最も低いコンデンサ出口温度を選択
すると共に、この最も低いコンデンサ出口温度に基づい
てコンデンサファンの制御を行い、また前記コンプレッ
サ稼働状況判定手段によって一つのコンプレッサが稼働
していると判定された場合には、前記コンプレッサ出口
温度選択手段において、このコンプレッサを有する冷凍
サイクルのコンデンサ出口温度を選択すると共に、この
コンデンサ出口温度に基づいてコンデンサファンを制御
し、さらに前記コンプレッサ稼働状況判定手段におい
て、全てのコンプレッサが停止していると判定された場
合には、コンデンサファンを停止させる制御を行なうた
めに、上記課題を達成できるものである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0009】図1において示される冷凍冷蔵庫1は、被
冷凍物を収納できるクールボックス2と、冷蔵及び冷凍
のための冷凍サイクルを備えたクール機器3によって構
成され、さらにこのクール機器3の下部には、移動機構
としてのキャスター4と、このクール機器3の移動を固
定するための停止機構5とが設けられているものであ
る。
【0010】前記クールボックス2は、図2に示すよう
に本体21及びドア22によって構成されている。この
本体21の周壁及びドア22の内部は、例えば発泡ウレ
タン樹脂23を充填した断熱構造をしており、表面及び
内面は鉄板若しくは合成樹脂材料により形成されてい
る。
【0011】このクールボックス2の本体21は、後部
の壁にエバポレータ挿入口24と、このエバポレータ挿
入口24を内部から開閉する開閉ドア25と、この開閉
ドア25が前記エバポレータ挿入口24を閉鎖した場合
に前記開閉ドア25をクリップするマグネット26とを
有し、また両側面には、引出し用把手27及び運搬用把
手28が形成され、さらに一方の側部にはクールボック
ス2の庫内温度を設定する下記する温度設定装置の一部
を構成する庫内温度設定スイッチ29が設けられている
ものである。尚、ドア22には、このドア22を開閉す
るためのドアノブ30が設けられているものである。
【0012】また、クールボックス2の下面には、下記
するクールボックス用受台32の外側面に当接する装着
用ガイド39が設けられ、この装着用ガイド39によっ
てクールボックス2が下記するクール機器3に対して着
脱自在となるものである。また、クールボックス2がク
ール機器3に装着された後は、下記するストッパー37
によってクールボックス2はクール機器3に対して固定
されるものである。
【0013】前記クール機器3は、図3に示すように、
側壁部31aと底部31bによってL字型に形成された
筐体31を有し、またこの筐体31の側壁部31aは、
この側壁部31aの上下の所定位置にクールボックス用
受台32を有している。
【0014】このクールボックス用受台32は、前記側
壁部31aと支持柱33によって前記筐体31に固定保
持され、また熱交換部34(34a,34b)は、前記
側壁部31aから延出して上下の所定位置に設けられて
いる。
【0015】これによって、このクール機器3に前記ク
ールボックス2を装着した場合、前記側壁部31aから
延出した熱交換部34(34a,34b)が、図1に示
すクールボックス2(2b)の切り欠き断面部分で示す
ように、前記開閉ドア25を押し開けてクールボックス
2内に挿入されクールボックス2内に熱交換部24が装
着されるものである。
【0016】このクール機器3に配される冷凍サイクル
は図4に示すもので、クール機器3の底部31b内に配
された、コンプレッサ40a、共用コンデンサ42の上
部分のコンデンサ42a、長いキャピラリーチューブ4
3a及び短いキャピラリーチューブ44a、電磁弁45
a及びエバポレータ50aによって上用冷凍サイクルが
構成され、またコンプレッサ40b、共用コンデンサ4
2の下部分のコンデンサ42b、長いキャピラリーチュ
ーブ43b及び短いキャピラリーチューブ44b、電磁
弁45b及びエバポレータ50bによって下用冷凍サイ
クルが構成されるものである。
【0017】また、この冷凍サイクルは、中央演算処理
装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、ランダム
アクセスメモリ(RAM)、及び入出力ポート(I/
O)等を有するそれ自体公知のマイクロコンピュータを
具備したコントロールユニット46によって制御される
もので、エバポレータ50a,50b近傍に配された温
度検出センサ53a,53bによって検出されたエバポ
レータの熱交換用フィンの下流側の温度(エバポレータ
吹出温度)Te1,Te2 、コンデンサ42a,42bの
出口側に配されたコンデンサ出口温度検出センサ48
a,48bからのコンデンサ出口温度Tc1,Tc2 、設
定温度検出スイッチ80a,80bからの設定温度Td
1,Td2 、操作パネル56からの信号等が入力され、こ
れによってコンデンサファン47の制御、電磁弁45
a,45bの制御が実行されるものである。
【0018】以下、このコントロールユニット46にお
いて実行される制御についてフローチャートを示し、こ
のフローチャートによって説明する。
【0019】図5において示す着脱式冷凍冷蔵庫1のメ
イン制御ルーチンは、操作パネル56の図示しないメイ
ンスイッチが投入されることでステップ200から開始
され、ステップ210において、各入力信号がデータと
して入力される。例えば、前記設定温度検出スイッチ8
0a,80bによってクール(COOL)(+5°
C)、チルド(CHILLED)(0°C)、及びフリ
ーズ(FREEZE)(−18°C)にいずれかのモー
ドに設定されたクールボックス内の温度設定Td1,Td
2 、エバポレータの熱交換用フィンの下流側の温度Te
1,Te2 、コンデンサ42a,42bの出口側に配され
た温度センサ48a,48bからのコンデンサ出口温度
Tc1,Tc2 が少なくとも入力される。
【0020】ステップ220においては、前記設定温度
検出スイッチ80a,80bの温度設定によって、前記
クール及びチルドの場合には電磁弁45a,45bを開
放して長いキャピラリーチューブ43a,43b及び短
いキャピラリーチューブ44a,44bを併用し、フリ
ーズの場合には長いキャピラリーチューブ43a,43
bのみを使用するようにして冷凍サイクルの能力を大き
く振り分ける電磁弁制御が実行される。
【0021】また、ステップ230においては、図11
に示すように、エバポレータ吹出温度Te1,Te2 が、
前記設定温度Td1,Td2 に基づいて設定された目標エ
バポレータ吹出温度Tem1,em2 に近づくようにコンプ
レッサ(Comp1,Comp2)40a,40bがオンオフ制御
される。
【0022】これによって、前記ステップ230におい
て制御されるコンプレッサ40a,40bの稼働により
前記冷凍サイクル中に密封された冷媒ガスは圧縮されて
高圧高温の冷媒ガスとなり、さらにコンデンサ42a,
42bを通過することによって放熱して高圧の液体冷媒
となり、前記ステップ220によって制御される前記電
磁弁45a,45bの開閉により選択された長いキャピ
ラリーチューブ43a,43b及び短いキャピラリーチ
ューブ44a,44b若しくは長いキャピラリーチュー
ブ43a,43bのみを通過することによって減圧さ
れ、エバポレータ50a,50bを通過する途上におい
てクールボックス2a,2b内の熱を吸熱して蒸発し、
コンプレッサ40a,40bに回帰するものである。こ
の循環を繰り返すことによって、クールボックス2a,
2b内の温度をエバポレータ50a,50bによって吸
収し、コンデンサ42a,42bから放熱するために、
クールボックス2a,2b内の冷却が行なわれるもので
ある。
【0023】ステップ300以下で実行される本発明に
係るコンデンサファン制御は、例えば図6乃至図10の
フローチャートに示すもので、先ずステップ310及び
ステップ320において、前記コンデンサ出口温度検出
センサ48a,48bが正常に作動しているか否かの判
定を行なう。この判定において、どちらかのコンデンサ
出口温度検出センサ(Sc1,Sc2 )48a,48bが
故障である場合は、図7で示すセンサ故障時のコンデン
サファン制御(E)が実行される。
【0024】このセンサ故障時のコンデンサファン制御
(E)は、ステップ330及びステップ340の判定に
おいて、コンプレッサ(Comp1)40a若しくはコンプレ
ッサ(Comp2)40bが稼働している場合には、ステップ
360においてコンデンサファン47を駆動させ、また
ステップ330及びステップ340の判定においてコン
プレッサ40a,40bが共に停止している場合には、
コンデンサファン47をオフする制御を行なうもので、
ステップ370からメイン制御ルーチンに復帰するもの
である。
【0025】この制御によって、コンデンサ出口温度検
出センサ48a,48bが故障した場合においても、遅
滞無く安全サイドでのコンデンサファン制御を行なうこ
とができるものである。
【0026】図6におけるステップ310及びステップ
320の判定において、コンデンサ出口温度検出センサ
(Sc1,Sc2 )48a,48bが正常に動作している
と判定された場合には、ステップ380乃至ステップ4
00において、コンプレッサの稼働状況が判定される。
この判定において、コンプレッサ(Comp1)40a及びコ
ンプレッサ(Comp2)40bが共に駆動している場合には
コンデンサファン制御(F)が選択され、コンプレッサ
(Comp1)40a若しくはコンプレッサ(Comp2)40bの
一方が駆動している場合にはコンデンサファン制御
(G)が選択され、共に停止している場合にはコンデン
サファン制御(H)が選択されるものである。
【0027】図8に示すコンデンサファン制御(H)
は、ステップ410においてコンデンサファン47を停
止し、ステップ420からメイン制御ルーチンに復帰す
るものである。
【0028】図9で示すコンデンサファン制御(G)
は、ステップ430においてコンプレッサ(Comp1)40
aの駆動状況が判定され、このコンプレッサ(Comp1)4
0aが稼働している場合には、ステップ440に進んで
コンデンサ出口温度Tc1 に基づいてコンデンサファン
47の制御が実行される。この制御は、コンデンサ出口
温度Tc1 が所定値α(例えば20°C)以下に下がっ
た場合にはコンデンサファン47をオフし、所定値β
(例えば40°C)以上に上がった場合にはコンデンサ
ファン47をオンする制御で、所定値α及び所定値β間
にヒステリシスが形成されているものである。
【0029】また、前記ステップ430の判定におい
て、コンプレッサ(Comp1)40aの駆動状況が判定さ
れ、このコンプレッサ(Comp1)40aが停止している場
合には、コンプレッサ(Comp2)40bが駆動していると
判定され、ステップ450においてコンデンサ出口温度
Tc2 に基づいてコンデンサファン47の制御が同様に
実行される。さらに、この制御の後、ステップ460か
らメイン制御ルーチンに復帰するものである。
【0030】図10に示すコンデンサファン制御(F)
は、ステップ470において、コンデンサ出口温度Tc
1,Tc2 の大きさの判定を行なう。この判定において、
コンデンサ出口温度Tc1 が大きい場合には、ステップ
490に進んでコンデンサ出口温度Tc2 に基づいてコ
ンデンサファン制御を行なうもので、コンデンサ出口温
度Tc2 が所定値α(例えば20°C)以下に下がった
場合にはコンデンサファン47をオフし、所定値β(例
えば40°C)以上に上がった場合にはコンデンサファ
ン47をオンするものである。
【0031】また、前記ステップ470の判定におい
て、コンデンサ出口温度Tc1 が小さい場合には、ステ
ップ480に進んでコンデンサ出口温度Tc1 に基づい
てコンデンサファン制御を行なうもので、コンデンサ出
口温度Tc1 が所定値α(例えば20°C)以下に下が
った場合にはコンデンサファン47をオフし、所定値β
(例えば40°C)以上に上がった場合にはコンデンサ
ファン47をオンするものである。この制御の後、ステ
ップ500からメイン制御ルーチンに復帰するものであ
る。
【0032】以下、上記制御について図11に示す各特
性について説明すると、特性線M1は、クールボックス
2a側が、例えばクールボックス2aの装着直後若しく
はクールボックス2a内に新しい被冷却物を収納した直
後で、クールダウン制御が実行され、これに伴ってエバ
ポレータ吹出温度Te1 が急速に低下していき、その後
コンプレッサ40aのオンオフ制御により、設定温度T
1 に基づいて設定された目標エバポレータ温度Tem1
の上下を所定間隔で上昇下降を繰り返している状態を示
したものである。
【0033】特性線M2は、コンプレッサ40aのオン
オフ状況を示したもので、前記エバポレータ吹出温度T
1 が、所定値以下となった場合にコンプレッサ40a
がオンされ、また所定値以上となった場合にコンプレッ
サ40aがオフされる状況を示したものである。
【0034】特性線M3は、コンプレッサ40aの稼働
によって、コンデンサ出口温度Tc1 が徐々に上昇して
いき、コンプレッサ40aのオンオフに対応して上昇下
降を繰り返している状態を示したものである。
【0035】特性線M4は、コンデンサ出口温度Tc1
に基づいたコンデンサファン47のオンオフ状況を示し
たもので、コンデンサ出口温度Tc1 が所定値β以上に
なった場合にコンデンサファン47がオンされた状態を
示したものである。
【0036】また、特性線N1は、クールボックス2b
側が既に制御域に達している場合のエバポレータ吹出温
度Te2 を示したもので、設定温度Td2 に基づいて設
定された目標エバポレータ温度Tem2 の上下を所定間隔
で上昇下降を繰り返している状態を示したものである。
【0037】特性線N2は、コンプレッサ40bのオン
オフ状況を示したもので、前記エバポレータ吹出温度T
2 が、所定値以下となった場合にコンプレッサ40b
がオンされ、また所定値以上となった場合にコンプレッ
サ40bがオフされる状況を示したものである。
【0038】特性線N3は、コンデンサ出口温度Tc2
がコンプレッサ40aのオンオフに対応して上昇下降を
繰り返している状態を示したものである。
【0039】特性線N4は、コンデンサ出口温度Tc2
に基づいたコンデンサファン47のオンオフ状況を示し
たもので、コンデンサ出口温度Tc2 が所定値β以上に
なった場合にコンデンサファン47がオンされ、所定値
α以下になった場合にコンデンサファン47がオフされ
る状態を示したものである。
【0040】また、特性線Kは、コンプレッサ40a,
40bの稼働状態を示したもので、P1 はコンプレッサ
40a,40bが共に稼働して状態、P2 はコンプレッ
サ40aのみが稼働している状態、P3 はコンプレッサ
40bのみが稼働している状態、P4 はコンプレッサ4
0a,40bが共に停止している状態を示すものであ
る。
【0041】これによって、コンデンサファン47の稼
働状態を示す特性線Lは、前記特性線KがP1 の位置に
ある場合、つまりコンプレッサ40a,40bが共に稼
働して状態では、前記コンデンサファン制御(F)によ
ってコンデンサ出口温度Tc1 ,Tc2 の内、低い温度
を示すコンデンサ出口温度Tc2 (図11に示す状態に
おいては、Tc1 >Tc2 が成り立つため)に基づいた
ステップ490で示すコンデンサファン制御が行なわれ
るために、図11中t1 〜t2 ,t3 〜t4 ,t5 〜t
6 ,t10〜t11で示す期間においては、コンデンサ出口
温度Tc2 に基づく特性線N4と同一に制御されるもの
である。
【0042】また、特性線KがP2 の位置にある場合、
つまりコンプレッサ40aのみが稼働している場合、コ
ンデンサファンはコンデンサファン制御(G)のステッ
プ440によるコンデンサ出口温度Tc1 に基づいたコ
ンデンサファン制御が行なわれるために、図11中t2
〜t3 ,t4 〜t5 ,t8 〜t9 で示す期間において
は、特性線M4と同一に制御されるものである。
【0043】さらに、特性線KがP3 の位置にある場
合、つまりコンプレッサ40bのみが稼働している場
合、コンデンサファンはコンデンサファン制御(G)の
ステップ450によるコンデンサ出口温度Tc2 に基づ
いたコンデンサファン制御が行なわれるために、図11
中t6 〜t7 ,t11〜で示す期間においては、特性線N
4と同一に制御されるものである。
【0044】さらにまた、特性線KのP4 の位置にある
場合、つまりコンプレッサ40a,40bが共に停止し
ている場合には、コンデンサファンはコンデンサファン
制御(H)のステップ410によるコンデンサファン4
7のオフ制御が実行されるために停止するものである。
【0045】これによって、図11中で示す特性線Lで
示すコンデンサファン制御が実行でき、特性線Rで示す
従来のコンデンサファン制御、つまり両方のコンプレッ
サ40a,40bが停止した場合のみコンデンサファン
47が停止する制御に比べて図11中Sで示される部
分、コンデンサファン47を停止させることができるた
めに、不必要なコンデンサファン47の稼働を防止で
き、また省電力を達成できるものである。また、コンデ
ンサの不必要な冷却を防止できるために、低温時のリキ
ッドバックを防止できるものである。
【0046】上記実施例においては、2つの冷凍サイク
ルを有する着脱式冷凍冷蔵庫について説明をしたが、ク
ールボックスを複数(3つ以上)着脱することのできる
着脱式冷凍冷蔵庫においては、複数(2つ以上)のコン
プレッサが稼働している場合には、その稼働している冷
凍サイクルの最も低いコンデンサ出口温度によってコン
デンサファンを制御するようにし、また一つのコンプレ
ッサのみが稼働している場合には、この稼働しているコ
ンプレッサを有する冷凍サイクルのコンデンサ出口温度
によってコンデンサファンを制御するようにして、上記
実施例と同様の制御を行なうことができ、これによって
同様の効果を達成できるものである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、コンプレッサの稼働状況を検出し、複数のコンプレ
ッサが稼働している場合には、この稼働しているコンプ
レッサを有する冷凍サイクルのコンデンサ出口温度の
内、最も低い温度基づいてコンデンサファンを制御する
ために、コンデンサファンの不必要な稼働を防止でき、
これによってコンデンサの冷却過多から起こる低温時の
リキッドバックを防止できると共に、コンデンサファン
の耐久性を向上でき、さらに省電力化を達成できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る着脱式冷凍冷蔵庫の側
面図である。
【図2】この発明の実施例に係る着脱式冷凍冷蔵庫のク
ールボックスの側面図である。
【図3】この発明の実施例に係る着脱式冷凍冷蔵庫のク
ール機器の側面図である。
【図4】この発明の実施例に係る着脱式冷凍冷蔵庫の制
御機器の説明図である。
【図5】コントロールユニットにおいて実行されるメイ
ン制御ルーチンを示したフローチャート図である。
【図6】コンデンサファン制御の一部を示したフローチ
ャート図である。
【図7】センサ故障時のコンデンサファン制御を示した
フローチャート図である。
【図8】コンデンサファンの停止制御を示したフローチ
ャート図である。
【図9】一つのコンプレッサが稼働している状態でのコ
ンデンサファン制御を示したフローチャート図である。
【図10】複数のコンプレッサが稼働している状態での
コンデンサファン制御を示したフローチャート図であ
る。
【図11】コンデンサファン制御の一例を示した特性線
図である。
【符号の説明】
1 着脱式冷凍冷蔵庫 2(2a,2b) クールボックス 3 クール機器 40a,40b コンプレッサ 42a,42b コンデンサ 46 コントロールユニット 47 コンデンサファン 48a,48b コンデンサ出口温度検出センサ 50a,50b エバポレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクールボックスと、各クールボッ
    クス毎に割り当てられた冷凍サイクルとを有し、この各
    々の冷凍サイクルの一部を構成するコンデンサを共通の
    コンデンサファンで冷却する冷凍冷蔵庫において、 前記各冷凍サイクルのコンデンサ出口側の温度を検出す
    るコンデンサ出口温度検出手段と、 前記各冷凍サイクルの一部を構成するコンプレッサの稼
    働状況を判定するコンプレッサ稼働状況判定手段と、 このコンプレッサ稼働状況判定手段によって複数のコン
    プレッサが稼働していると判定された場合に、各々の稼
    働しているコンプレッサを有する冷凍サイクルのコンデ
    ンサ出口温度を比較し、最も低いコンデンサ出口温度を
    選択すると共に、前記コンプレッサ稼働状況判定手段に
    よって一つのコンプレッサが稼働していると判定された
    場合に、その一つの稼働しているコンプレッサを有する
    冷凍サイクルのコンプレッサ出口温度を選択するコンデ
    ンサ出口温度選択手段と、 前記コンプレッサ稼働状況判定手段によって、複数のコ
    ンプレッサが稼働していると判定された場合に、前記コ
    ンデンサ出口温度選択手段によって選択された最も低い
    コンデンサ出口温度に基づいてコンデンサファンを制御
    し、前記コンデンサ稼働状況判定手段によって一つのコ
    ンプレッサが稼働していると判定された場合に、前記コ
    ンデンサ出口温度選択手段によって選択された前記稼働
    している一つのコンプレッサを有する冷凍サイクルのコ
    ンデンサ出口温度に基づいてコンデンサファンを制御
    し、前記コンデンサ稼働状況判定手段によって全てのコ
    ンプレッサが停止していると判定された場合に、コンデ
    ンサファンを停止させるコンデンサファン制御手段とを
    具備したことを特徴とする冷凍冷蔵庫のコンデンサファ
    ン制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006138632A (ja) * 2006-02-20 2006-06-01 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍機
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