JPH06193900A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

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Publication number
JPH06193900A
JPH06193900A JP4341820A JP34182092A JPH06193900A JP H06193900 A JPH06193900 A JP H06193900A JP 4341820 A JP4341820 A JP 4341820A JP 34182092 A JP34182092 A JP 34182092A JP H06193900 A JPH06193900 A JP H06193900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
louver
nose
casing
indoor unit
indoor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4341820A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kitagawa
晃一 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4341820A priority Critical patent/JPH06193900A/ja
Publication of JPH06193900A publication Critical patent/JPH06193900A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーバを鉛直下向きに近い角度に設定した場
合リアケーシング近く逆流を防止することを目的とす
る。 【構成】 室内送風機2と、吹出口5と、この吹出口5
に設けた吹き出し角度を可変するルーバ3と、このルー
バ3と連動して室内機の流路を変更するバックノーズ6
とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スプリット型の空気
調和機の室内機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常よく使用されている壁掛けタイプの
ヒートポンプエアコン若しくは冷房専用のエアコンの室
内機の構造図を図6に示す。この室内機は前部のフロン
トケーシング29と後部のリアケーシング27で構成さ
れ、その内部に室内送風機22が左右方向に設けられて
いる。前記フロントケーシング29の上部及び前面部に
は室内空気を室内機内に取り込む吸込口24が設けら
れ、前記吸込口24と前記室内送風機22の間には熱交
換器21が設けられている。前記フロントケーシング2
9と前記リアケーシング27の間の下部に位置する前記
吸込口24から吸い込んだ風を吹き出す吹出口25と前
記吹出口25に前記室内送風機22と平行に左右に延び
ているルーバ23によって構成されており、窓の上など
天井近くの位置に取り付けられる。
【0003】次に上記構成における動作を説明する。冷
房時には図7に示すように、ルーバ23を水平方向から
少し下向きに設定して冷風を吹き出すように運転され
る。壁掛けエアコンからの冷風が水平近くに吹き出して
も、浮力の影響で冷気は天井近くには滞留しないが、暖
房時には水平方向に吹き出される温風が天井近くに滞留
し、使用者のいる床面近くを暖房することができない。
【0004】そこで、暖房時には初期立ち上がりや室内
全体を暖房するために、風量を高めて運転する場合には
ルーバ23の角度は鉛直下向きに対して45°程度(図
6参照)に設定されているが、エアコンから吹き出され
た気流が直接使用者に当たると不快に感じることが多く
それを防ぐためになるべくルーバ23を鉛直下向き近く
(図8参照)に設定して運転するよう制御している。ル
ーバ23を可動させるためには、通常ステッピングモー
ター(図示せず)が用いられいる。
【0005】送風機としては、図6に示したように室内
送風機22(横流ファンとも呼ばれる)が通常使用され
ている。室内送風機22によって作られる流れは、ファ
ンの流入・流出角度などの形状、回転数や半径などのフ
ァン自身の形態とともに、ケーシングの形状や熱交換器
21の位置など室内機の形態とも密接な関係がある。空
調機器として効率な運転を行うためには、なるべく多く
の風量を出して、運転することが望ましいことと、使用
者の快適性にも重要な因子である騒音が高風量時最も大
きいことなどから、室内機の形状は室内送風機22を高
風量で運転することを考えて設計されることが多い。そ
の時、ルーバ23の設定角度は、実際の運転時の設定と
の関連性及びなるべく圧力損失を小さくすることを目的
として水平近くに設定されている。ルーバ23を水平方
向近くに設定したときの室内機内の流れ場の様相の1例
を図9に示す。
【0006】上記空気調和機においては、暖房運転時よ
く設定される鉛直下方向に近い角度で吹き出した場合、
吹き出し流路の圧力抵抗が大きくなるために、図10の
ように室内送風機22の吸い込み領域で、リアケーシン
グ27近くに渦が発生し逆流が生じることがある。その
結果、室内送風機22の吸い込み流路が小さくなり圧力
損失が大きくなるために、図9のように水平方向近くに
吹き出すときに比べて同一回転数では送風量が20%程
度低下してしまい、充分に床面近くまで暖房できないこ
とがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記空気調和機におい
ては、暖房運転時よく設定される鉛直下方向に近い角度
で吹き出した場合、リアケーシング近くに渦が発生し逆
流が生じるという問題点があった。そこで、この発明
は、上記欠点を除去し、渦の発生による逆流を防止する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、室内機に設けた吹出口と、室内送風
機と、前記吹出口に設けた角度の調整可能なルーバと、
前記ルーバと連動して室内機の空気流路を変更する流路
変更手段とを具備している。
【0009】
【作用】このように構成されたものにおいては、暖房時
・冷房時など運転条件に対応して設定されたルーバの設
定位置に応じて流路変更手段を可動させて空気流路を変
えることによりることにより、室内機内部の室内送風機
周辺の逆流を防止し、幅広い運転条件でより効率的にま
たより低騒音で空調運転を行うことが可能となる。
【0010】
【実施例】この発明の実施例を図1から図5を参照し詳
細に説明する。図1および図2は本発明におけるの空気
調和機の室内機の構造図である。図において、室内機内
部には室内送風機2が左右に延びており、室内機前部を
構成するフロントケーシング9には上段と前面の部位に
ある吸込口4と前記吸込口4と前記室内送風機2の間に
は熱交換器1が設けられ、前記フロントケーシング9の
室内機の内側に延びている部位にフロントノーズ8があ
り下部に設けられた吹出口5には前記室内送風機2と平
行な位置にあるルーバ3が左右に延びている。また室内
機の壁側である後部を構成するリアケーシング7には前
記室内送風機2と平行な位置に第1の流路変更手段であ
るバックノーズ6が左右方向に延びている。
【0011】図1に、ルーバ3が水平に近い位置に設定
された場合、すなわち、通常の冷房運転や暖房運転の初
期立上がり時の室内機のリアケーシング7の形状および
流れ場の様相を示す。この場合には、バックノーズ6は
閉じた状態となり、従来の室内機とほぼ同じ形態になっ
ているので、室内機内の流れ場も図9のように、流路系
に渦なども見られずスムーズな状態で流れている。
【0012】次に図2に、ルーバ3を鉛直下向きに近い
条件に設定した場合を示す。この場合には、バックノー
ズ6は開いた状態となっている。その結果、図10に示
したような室内送風機2の上部の吸い込み領域でリアケ
ーシング7の巻き始め近くに見られた逆流に伴って現れ
た渦が消滅し、この場合にも、スムーズな状態で流れて
いる。すなわち、ルーバ3が鉛直下向きに設定された場
合に、本発明ではリアケーシング7にバックノーズ6を
可動させ開いた状態に設定し、従来逆流渦が見られたリ
アケーシング7の室内送風機2の上部近くに新たにバッ
クノーズ6を設けることにより、逆流していた風が吹き
出し側に流れるようになり、偏心渦もバックノーズ6付
近に留まるようになり、図7のようなスムーズな流れ場
を実現することができる。
【0013】また、ケーシングの吹き出し流路に沿って
斜め方向に温風が室内送風機2によって吹き出され、そ
の慣性の効果もあり、図2のようにルーバ3を鉛直下向
きに設定しても、実際には室内機から吹き出される温風
は10°くらい斜め方向になってしまう。暖房運転時、
ユーザの快適性を向上させるためには鉛直下向きに吹き
出すことにより、ユーザには直接吹き出し気流を当てず
に間接的に暖房することが望ましいことがある。そのた
めに、ルーバ3を鉛直下向きから更に室内設置壁の方向
に向けるように設定することも考えられるが、従来のリ
アケーシング7の形状で運転した場合には圧力損失が大
きくなった分だけ室内機内部流れに生じる逆流域が大き
くなり50%程度流量が低下してしまう。このような場
合においても本発明では、更にリアケーシング7のバッ
クノーズ6の突起量を大きくすることにより、鉛直下向
きにも吹き出すことが可能となる。
【0014】バックノーズ6を具体的に駆動させる手段
としては、図3に示すようにステッピングモータ(図示
せず)を用いて駆動軸10を動作させることなどが考え
られる。また、第2の流路変更手段であるフロントノー
ズ8の駆動軸11も前記構成と同様に考えられる。
【0015】上記構成における作用を次のように示す。
バックノーズ6を可動させたり、フロントノーズ8を可
動させたりすることによりフロントノーズ8付近にでき
る渦をフロントケーシング9よりに移動させることがで
きるので図2および図4のように逆流のないスムーズな
室内機内の流れ場と、効率的で低騒音に運転できる室内
機を提供することができる。また変形例として、吸込口
4の流路面積を絞ることによっても同様な効果を得るこ
とができる。
【0016】なお本実施例では、バックノーズ6が閉じ
た状態と開いた状態に可動させることにより説明した
が、より細かくルーバ3の設定角度に応じて段階的に可
動させることによっても前実施例と同様にスムーズな室
内機内の流れ場を実現することができ、そして効率的で
低騒音に運転できる室内機を提供することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
室内をより快適に冷暖房するために必要なルーバ3の設
定角度に応じて流路を変更することにより、風の逆流や
渦など無いスムーズな流れ場を実現でき、より効率的に
低騒音で運転できるという効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるルーバを水平近くに設定した場
合の室内機の形状及び内部流れの様相を示した図。
【図2】本発明におけるルーバを鉛直下向き近くに設定
した場合でのバックノーズの開いた状態および内部流れ
の様相を示した図。
【図3】バックケーシングの構成図。
【図4】本発明におけるルーバを鉛直下向き近くに設定
した場合でのフロントノーズの可動した状態および内部
流れの様相を示した図。
【図5】フロントケーシングの構成図。
【図6】従来の室内機の構造図。
【図7】冷房運転時のルーバの標準的な設定位置例を示
した図。
【図8】暖房運転時のルーバの標準的な設定位置例を示
した図。
【図9】冷房運転時における従来の室内機内部流れの様
相例を示した図。
【図10】暖房運転時における従来の室内機内部流れの
様相例を示した図。
【符号の説明】
2…室内送風機、3…ルーバ、5…吹出口、6…バック
ノーズ、8…フロントノーズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機に設けた室内送風機と、 前記室内機に設けた吹出口と、 前記吹出口に設けた吹き出し角度を可変するルーバと、 前記ルーバと連動して室内機の空気流路を変更する流路
    変更手段とからなることを特徴とする空気調和機の室内
    機。
JP4341820A 1992-12-22 1992-12-22 空気調和機の室内機 Pending JPH06193900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4341820A JPH06193900A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 空気調和機の室内機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4341820A JPH06193900A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 空気調和機の室内機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06193900A true JPH06193900A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18349009

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4341820A Pending JPH06193900A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 空気調和機の室内機

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JP (1) JPH06193900A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100925718B1 (ko) * 2005-07-08 2009-11-10 엘지전자 주식회사 분리형 공기조화기의 실내기
CN106287963A (zh) * 2016-08-23 2017-01-04 美的集团武汉制冷设备有限公司 空调器及其送风方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100925718B1 (ko) * 2005-07-08 2009-11-10 엘지전자 주식회사 분리형 공기조화기의 실내기
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