JPH06192262A - 7−(アミノメチル−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)キノロンカルボン酸および7−(アミノメチル−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)ナフチリドンカルボン酸誘導体 - Google Patents

7−(アミノメチル−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)キノロンカルボン酸および7−(アミノメチル−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)ナフチリドンカルボン酸誘導体

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JPH06192262A
JPH06192262A JP5259014A JP25901493A JPH06192262A JP H06192262 A JPH06192262 A JP H06192262A JP 5259014 A JP5259014 A JP 5259014A JP 25901493 A JP25901493 A JP 25901493A JP H06192262 A JPH06192262 A JP H06192262A
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oxo
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JP5259014A
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Uwe Petersen
ウベ・ペーターゼン
Thomas Schenke
トーマス・シエンケ
Klaus Grohe
クラウス・グローエ
Klaus-Dieter Dr Bremm
クラウス−デイーター・ブレム
Rainer Endermann
ライナー・エンデルマン
Karl-Georg Metzger
カール−ゲオルク・メツツガー
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D491/00Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00
    • C07D491/02Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D491/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化1】 (A=NまたはC−R5)で示される7位が1−(または
5−)アミノ−メチル−2−(または3−)オキサ−7−
アザ−ビシクロ[3.3.0]オクチ−7−ル残基により置
換されているキノロンカルボン酸およびナフチリドンカ
ルボン酸の新規な誘導体。 【効果】 上記化合物は強い抗生物質効果を有しており
そして低い毒性でありながら広範囲の抗バクテリア特性
を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、7位が1−(または5−)アミノ
−メチル−2−(または3−)オキサ−7−アザ−ビシク
ロ[3.3.0]オクト−7−イル残基により置換されてい
るキノロンカルボン酸およびナフチリドンカルボン酸の
新規な誘導体、それらの塩類、それらの製造方法、並び
にこれらの化合物を含有する抗バクテリア剤に関する。
【0002】7位がモルホリノピロリジニル残基により
置換されているキノロンカルボン酸はすでにヨーロッパ
特許出願第350 733号および日本特許出願第3 1
88080号により知られている。
【0003】今回、式(I)
【0004】
【化3】
【0005】[式中、X1はハロゲンまたはニトロを表
し、X2は水素、アミノ、炭素数が1−4のアルキルア
ミノ、各アルキル基当たりの炭素数が1−3のジアルキ
ルアミノ、ヒドロキシル、炭素数が1−4のアルコキ
シ、メルカプト、炭素数が1−4のアルキルチオ、アリ
ールチオ、ハロゲンまたはメチルを表し、R1は炭素数
が1−4のアルキル、炭素数が2−4のアルケニル、場
合によりハロゲンにより置換されていてもよい炭素数が
3−6のシクロアルキル、ビシクロ[1.1.1]ペント−
1−イル、1,1−ジメチルプロパルギル、3−オキセ
タニル、2−ヒドロキシエチル、2−フルオロエチル、
メトキシ、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメ
チルアミノ、または場合により1もしくは2個の弗素原
子により置換されていてもよいフェニルを表し、R2
水素、場合によりヒドロキシル、メトキシ、アミノ、メ
チルアミノもしくはジメチルアミノにより置換されてい
てもよい炭素数が1−4のアルキル、または(5−メチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソル−4−イル)−メチ
ルを表し、Zは構造
【0006】
【化4】
【0007】の残基を表し、ここでR3は水素、メチル
またはエチルを表し、R4は水素、炭素数が1−3のア
シル、アルキル部分中の炭素数が1−4のアルコキシカ
ルボニル、またはメチルを表し、そしてAはNまたはC
−R5を表し、ここでR5は水素、ハロゲン、メチル、炭
素数が2−3のアルケニル、炭素数が2−3のアルキニ
ル、ヒドロキシルまたはメトキシを表すか、或いはR1
と一緒になって構造 の架橋を形成することができ、ここでR6は水素、メチ
ルまたはホルミルを示す]の化合物、並びにそれらの薬
学的に利用可能な水和物および酸−付加塩、並びに当該
カルボン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属、銀およ
びグアニジニウム塩が、強い抗バクテリア効果、特にグ
ラム−陽性バクテリアに対する強い抗バクテリア効果を
有することを見いだされた。
【0008】好適な化合物は、X1が弗素を表し、X2
水素、アミノ、メチルアミノ、ヒドロキシル、メトキ
シ、弗素、塩素、臭素またはメチルを表し、R1が炭素
数が1−3のアルキル、ビニル、炭素数が3−4のシク
ロアルキル、2−(シス−もしくはトランス−)フルオロ
シクロプロピル、または場合により1もしくは2個の弗
素原子により置換されていてもよいフェニルを表し、R
2が水素、場合によりアミノ、メチルアミノもしくはジ
メチルアミノにより置換されていてもよい炭素数が1−
2のアルキル、または(5−メチル−2−オキソ−1,3
−ジオキソル−4−イル)−メチルを表し、Zが構造
【0009】
【化5】
【0010】の残基を表し、ここでR3が水素またはメ
チルを表し、R4が水素、炭素数が1−2のアシル、ア
ルキル部分中の炭素数が1−4のアルコキシカルボニ
ル、またはメチルを表し、そしてAがNまたはC−R5
を表し、ここでR5が水素、弗素、塩素、メチル、ビニ
ル、エチニルまたはメトキシを表すか、或いはR1と一
緒になって構造 の架橋を形成することができる 式(I)の化合物、並びにそれらの薬学的に利用可能な
水和物および酸−付加塩、並びに当該カルボン酸のアル
カリ金属、アルカリ土類金属、銀およびグアニジニウム
塩である。
【0011】特に好適な化合物は、X1が弗素を表し、
2が水素、アミノまたは弗素を表し、R1が炭素数が1
−2のアルキル、シクロプロピル、2−(シス−もしく
はトランス−)フルオロシクロプロピル、または場合に
より1もしくは2個の弗素原子により置換されていても
よいフェニルを表し、R2が水素または炭素数が1−2
のアルキルを表し、Zが構造
【0012】
【化6】
【0013】の残基を表し、ここでR3が水素を表し、
4が水素またはアルキル部分中の炭素数が1−4のア
ルコキシカルボニルを表し、そしてAがNまたはC−R
5を表し、ここでR5が水素、弗素、塩素またはメトキシ
を表すか、或いはR1と一緒になって構造 の架橋を形成することができる 式(I)の化合物、並びにそれらの薬学的に利用可能な
水和物および酸−付加塩、並びに当該カルボン酸のアル
カリ金属、アルカリ土類金属、銀およびグアニジニウム
塩である。
【0014】さらに、式(I)の化合物は、式(II)
【0015】
【化7】
【0016】[式中、A、R1、R2、X1およびX2は上
記の意味を有し、そしてX3はハロゲン、特に弗素また
は塩素、を表す]の化合物を、場合により酸−捕獲剤の
存在下で、式(III)
【0017】
【化8】Z′−H (III) [式中、Z′はZについて上記に示す意味を有するか、
またはそれのアミノ基が場合により保護基により遮蔽さ
れていてもよい残基Zを表す]の化合物と反応させ、そ
して場合により存在しているかもしれない保護基を除去
する場合に得られることも見いだされた。
【0018】例えば、1−シクロプロピル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸および1−(tert−ブチルオキシカル
ボニルアミノメチル)−2−オキサ−7−アザ−ビシク
ロ[3.3.0]−オクタンを出発化合物として使用する場
合、反応工程は下記の反応式により表すことができる。
【0019】
【化9】
【0020】出発化合物として使用される式(II)の化
合物のほとんどは既知であるかまたは既知の方法により
製造することができる。例として下記のものが挙げられ
る:7−クロロ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸、1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−
ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、6−
クロロ−1−シクロプロピル−7,8−ジフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、
8−クロロ−1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸、1−シクロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸、5−ブロモ−1−シクロプロピル−6,7,8−トリ
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリ
ンカルボン酸、5−ブロモ−1−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、1−シクロプロ
ピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メチ
ル−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、6,7−ジ
フルオロ−1−エチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸、7−クロロ−6−フルオロ
−1−エチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸、7−クロロ−6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸、6,7−ジフルオロ−1−
(2−フルオロエチル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸、7−クロロ−6−フルオロ
−1,4−ジヒドロ−1−メトキシ−4−オキソ−3−
キノリンカルボン酸、7−クロロ−6−フルオロ−1,
4−ジヒドロ−1−メチルアミノ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸、6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−1−フェニル−3−キノリンカルボン
酸、7−クロロ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−
3−カルボン酸、7−クロロ−1−シクロプロピル−6
−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナ
フチリジン−3−カルボン酸エチル、1−シクロプロピ
ル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸エチル、9,10−ジ
フルオロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ
−7H−ピリド[1,2,3−デ][1,4]ベンゾキサジン
−6−カルボン酸、8,9−ジフルオロ−6,7−ジヒド
ロ−5−メチル−1−オキソ−1H,5H−ベンゾ[i,
j]−キノリジン−2−カルボン酸、7−クロロ−6−
フルオロ−1−フェニル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸、7−クロ
ロ−6−フルオロ−1−(4−フルオロフェニル)−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3
−カルボン酸エチル、6,7,8−トリフルオロ−1,4
−ジヒドロ−1−メチルアミノ−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸、1−アミノ−6,7,8−トリフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸、6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−1
−ジメチルアミノ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸、6,7−ジフルオロ−1−(4−フルオロフェニル)
−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸エチル、7−クロロ−6−フルオロ−
1−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸、7−クロロ−6−フ
ルオロ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、6,7,
8−トリフルオロ−1−(4−フルオロフェニル)−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、
1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−5−メチル−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸、7−クロロ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−5−メチル−4−オキソ−1,8−ナ
フチリジン−3−カルボン酸、7−クロロ−6−フルオ
ロ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジヒド
ロ−5−メチル−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−
3−カルボン酸、6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ
−1−(3−オキセタニル)−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸、6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−1−(3−オキセタニル)−4−オキソ−3−キノリ
ンカルボン酸、1−(ビシクロ[1.1.1]ペンチ−1−
ル)−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸、7−クロロ−1−
(1,1−ジメチルプロパルギル)−6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−
カルボン酸、6,7,8−トリフルオロ−1−(2,4−ジ
フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3
−キノリンカルボン酸、6,7,8−トリフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−1−フェニル−3−キノリ
ンカルボン酸、7−クロロ−1−エチル−6−フルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン
−3−カルボン酸、6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−1−ビニル−3−キノリンカルボン
酸、1−シクロプロピル−5,6,7,8−テトラフルオ
ロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカル
ボン酸、5−アミノ−1−シクロプロピル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸、1−シクロプロピル−6,7,8−ト
リフルオロ−1,4−ジヒドロ−5−ヒドロキシ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸、1−シクロプロピル
−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキシ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、7−クロロ−
1−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3
−カルボン酸、7−クロロ−1−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、1−
シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−8−ビニル−3−キノリンカルボン酸、
1−シクロプロピル−8−エチニル−6,7−ジフルオ
ロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカル
ボン酸、6,7,8−トリフルオロ−1−(シス−および
トランス−2−フルオロシクロプロピル)−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、8−クロ
ロ−6,7−ジフルオロ−1−(シス−およびトランス−
2−フルオロシクロプロピル)−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸、7−クロロ−6−フ
ルオロ−1−(シス−およびトランス−2−フルオロシ
クロプロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8
−ナフチリジン−3−カルボン酸、6,7−ジフルオロ
−1−(シス−およびトランス−2−フルオロシクロプ
ロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸。
【0021】出発化合物として必要である式(III)の
二環式アミン類は新規である。それらは下記の方法によ
り製造することができる。
【0022】例は説明用のものであり、何ら限定しよう
とするものではない。
【0023】二重結合のところでアミノメチル基に転化
可能な電子−吸引基により置換されている2,3−また
は2,5−ジヒドロフラン(1)を構造(2)のアゾメ
チンイリドと反応させる。生成した環付加生成物(3)
を続いて反応させてアミノメチル誘導体(4)を与え、
そこから保護基S2を選択的に除去する。(4)中のア
ミノメチル基の誘導化により、対応する置換生成物類
(7)および(9)をそれぞれ(6)および(8)を介
して合成することができる。
【0024】
【化10】
【0025】B、C、D:CH2または酸素、ここで基
B、CまたはDの1つは酸素でなければならない、 S1:CN、CO−NH2、CO−NR34、COO−ア
ルキル(C1−C3)、CO−CF3、CO−CH3、 S2:CH2−C65、CO−C65、 S3:CO−O−アルキル(C1−C4)。
【0026】例えば、2,3−ジヒドロフラン−4−カ
ルボン酸メチルをN−ベンジル−N−メトキシメチル−
トリメチルシリル−メチルアミンと反応させる場合、5
−ターシャリー−ブトキシカルボニル−アミノメチル−
2−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.0]オクタンを与
える反応は下記の反応式により表すことができる:
【0027】
【化11】
【0028】下記のものが式(III)の化合物の例とし
て挙げられ、それらはラセミ体としておよびエナンチオ
マー的に純粋なまたはジアステレオマー的に純粋な化合
物として使用することができる:1−アミノメチル−2
−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1
−メチルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシク
ロ[3.3.0]オクタン、1−ジメチルアミノメチル−2
−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1
−エチルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシク
ロ[3.3.0]オクタン、1−ホルミルアミノメチル−2
−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1
−アセチルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシ
クロ[3.3.0]オクタン、1−メトキシカルボニルアミ
ノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]
オクタン、1−エトキシカルボニルアミノメチル−2−
オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−
tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−オキサ−
7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−アミノメ
チル−3−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オク
タン、1−メチルアミノメチル−3−オキサ−7−アザ
−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−ジメチルアミノメ
チル−3−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オク
タン、1−エチルアミノメチル−3−オキサ−7−アザ
−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−ホルミルアミノメ
チル−3−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オク
タン、1−アセチルアミノメチル−3−オキサ−7−ア
ザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−メトキシカルボ
ニルアミノメチル−3−オキサ−7−アザ−ビシクロ
[3.3.0]オクタン、1−エトキシカルボニルアミノメ
チル−3−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オク
タン、1−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−3
−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、5
−アミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタン、5−メチルアミノメチル−2−オキサ
−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、5−ジメチ
ルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタン、5−エチルアミノメチル−2−オキサ
−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、5−ホルミ
ルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタン、5−アセチルアミノメチル−2−オキ
サ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、5−メト
キシカルボニルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−
ビシクロ[3.3.0]オクタン、5−エトキシカルボニル
アミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタン、5−tert−ブトキシカルボニルアミノ
メチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オ
クタン。
【0029】化合物(III)を例えば塩酸塩の如きそれ
らの塩類の形で使用することもできる(II)と(III)
との反応は好適には、希釈剤、例えばジメチルスルホキ
シド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロ
リドン、ヘキサメチル燐トリアミド、スルホラン、アセ
トニトリルまたは水、アルコール、例えばメタノール、
エタノール、n−プロパノール、イソプロパノールもし
くはグリコールモノメチルエーテル、またはピリジン、
の中で行われる。これらの希釈剤の混合物も同様に使用
することができる。
【0030】全ての一般的な無機および有機酸−結合剤
を酸結合剤として使用することができる。これらには好
適には、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、
有機アミン類およびアミジン類が包含される。特に適し
ているとして個々に挙げられるものは、トリエチルアミ
ン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DA
BCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク
−7−エン(DBU)または過剰のアミン(III)であ
る。
【0031】反応温度は相対的に広い範囲にわたり変え
ることができる。一般的には、約20〜200℃の間
の、好適には80〜180℃の間の、温度が使用され
る。
【0032】反応は大気圧で行うことができるが、それ
を加圧下で行うこともできる。一般的には、約1〜10
0バールの間の、好適には1〜10バールの間の、圧力
が使用される。
【0033】本発明に従う方法を実施する際には、1モ
ルの化合物(II)当たり1〜15モルの、好適には1−
6モルの、化合物(III)が使用される。
【0034】反応中に、遊離アミノ基を適当なアミノ−
保護基により、例えばtert−ブトキシカルボニル基によ
り、またはアゾメチン基として、保護し、そして反応の
完了後に例えば塩酸またはトリフルオロ酢酸の如き適当
な酸を用いる処理により再び遊離させることができる。
【0035】本発明に従うエステル類を製造するために
は、当該カルボン酸を好適には過剰のアルコール中で例
えば硫酸、無水塩化水素、メタンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸または酸イオン交換体の如き強酸の存在
下でそして約20−200℃の、好適には約60〜12
0℃の、温度において反応させる。生成した反応水はク
ロロホルム、テトラクロロメタン、ベンゼンまたはトル
エンを用いる共沸蒸留により除去することもできる。
【0036】エステル類の製造は、当該酸を例えばジメ
チルホルムアミドの如き溶媒中でジメチルホルムアミド
ジアルキルアセタールと共に加熱することによっても、
有利に行われる。
【0037】プロドラツグ(prodrugs)前駆薬品として使
用される5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソリ
−4−ル−メチルエステル類は、場合によりN原子が例
えばtert−ブトキシカルボニル基の如き保護基により保
護されていてもよい当該カルボン酸を例えばジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン、ジメチルスルホキシドの如き溶媒中で約0〜10
0℃の、好適には0〜50℃の、温度において4−ブロ
モメチル−または4−クロロメチル−5−メチル−1,
3−ジオキソロ−2−ンと反応させることにより、得ら
れる。
【0038】本発明に従う化合物の酸−付加塩は一般的
方法で、例えばベタインを過剰の水性酸の中に溶解さ
せ、塩を例えばメタノール、エタノール、アセトンまた
はアセトニトリルの如き水と混和可能な有機溶媒を用い
て沈澱させることにより、製造される。等量のベタイン
および酸を水または例えばグリコールモノメチルエーテ
ルの如きアルコールの中で加熱し、そして混合物を続い
て蒸発乾固することもでき、または沈澱した塩を吸引濾
別することもできる。薬学的に利用可能な塩類とは、例
えば塩酸、硫酸、酢酸、グリコール酸、乳酸、琥珀酸、
クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、4−トルエンス
ルホン酸、ガラクツロン酸、グルコン酸、エンボン酸(e
mbonic acid)、グルタミン酸またはアスパルチン酸の塩
類を意味すると理解される。
【0039】本発明に従うカルボン酸のアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属塩は、例えば、ベタインを等量よ
り少ない量のアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類
金属水酸化物の中に溶解させ、未溶解のベタインを濾別
し、そして濾液を蒸発乾固することにより、得られる。
ナトリウム、カリウムまたはカルシウム塩類が薬学的に
適している。対応する銀塩類は、アルカリ金属またはア
ルカリ土類金属塩を例えば硝酸銀の如き適当な銀塩と反
応させることにより、得られる。
【0040】実施例中に示されている活性化合物類の他
に、下表に挙げられている活性化合物類も製造でき、こ
れらの化合物類はラセミ体としてまたはエナンチオマー
的に純粋なもしくはジアステレオマー的に純粋な化合物
として存在することができる。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】本発明に従う化合物は強い抗生物質効果を
有しており、そして低い毒性でありながらグラム−陽性
およびグラム−陰性有機体に対して、特にエンテロバク
テリアに対して、特別には例えばペニシリン類、セファ
ロスポリン類、アミノグルコシド類、スルホンアミド類
およびテトラサイクリン類の如き種々の抗生物質に対し
て抵抗性のものに対して、広い抗生物質特性を示す。
【0047】これらの価値ある性質のために、それらを
薬品中の化学療法活性化合物として並びに無機および有
機物質、特に例えば重合体、潤滑剤、塗料、繊維、皮
革、紙および木材、並びに食品および水の如き全ての種
類の有機物質、を防腐するための化合物として使用する
ことができる。
【0048】本発明に従う化合物は非常に広範囲の微生
物に対して有効である。それらを使用すると、グラム−
陰性およびグラム−陽性バクテリアおよびバクテリア−
様微生物を調節することができ、そしてこれらの病原体
により引き起こされる疾病を予防、軽減および/または
治療することができる。
【0049】本発明に従う化合物は抵抗性有機体に対す
る増大された効果により特徴づけられている。検出可能
な成長を示さないバクテリアの場合には、該化合物はこ
れまでの既知物質より強い殺バクテリア効果を有する。
これは使用量だけでなく殺害速度に対しても言える。グ
ラム−陽性およびグラム−陰性バクテリアで、特に黄色
葡萄球菌(Staphylococcus aureus)、緑膿菌(Pseudomona
s aeruginosa)、エンテロコッカス・フェカリス(Entero
coccus faecalis)および大腸菌(Escherichiacoli)で、
この性質の結果を観察することができた。
【0050】本発明に従う化合物類は匹敵する物質に対
して比較的敏感でないと分類されているバクテリア、特
に抵抗性の黄色葡萄球菌、大腸菌、緑膿菌およびエンテ
ロコッカス・フェカリス、に対して驚異的な効果の増加
も示す。
【0051】本発明に従う化合物はバクテリアおよびバ
クテリア−様微生物に対して特に有効である。それらは
従って人間および動物用薬品中でこれらの病原体により
引き起こされる局部的および全身的感染症の予防および
化学療法用に特に適している。
【0052】さらに、該化合物は原生動物感染症および
蠕虫病の調節用にも適している。
【0053】本発明に従う化合物は種々の薬学的調合物
中で使用することができる。好適であるとして挙げられ
る薬学的調合物は、錠剤、コーテイング錠剤、カプセ
ル、丸薬、粒剤、坐薬、溶液、懸濁液および乳化液、ペ
ースト、軟膏、ゲル、クリーム、ローション、粉末およ
び噴霧液である。
【0054】本発明に従う化合物を、共有結合を介し
て、例えばセファロスポリン類またはペニシリン類の如
きβ−ラクタム誘導体と組み合わせて、二重−活性誘導
体を与えることもできる。
【0055】最少阻止濃度(MIC)はイソ−センシテ
スト寒天(オキソイド)上での連続的希釈方法により測
定された。試験すしようとする各物質に関して、各場合
とも倍量希釈により減じられている濃度の活性化合物を
含有している一連の寒天板を製造した。寒天板にマルチ
ポイント接種器(デンリー)を用いて接種した。接種用
には、あらかじめ希釈されていて各接種点が約104
の集落−生成粒子を含有しているようにされている病原
体の一夜培養物を使用した。接種された寒天板を37℃
において培養し、そして有機体成長を約20時間後に記
録した。MIC値(μg/ml)は、成長が裸眼で検出
されなかった活性化合物の最少濃度を示す。
【0056】下表に、本発明に従う一部の化合物のMI
C値が1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4
−ジヒドロ−7−(シス−2−オキサ−5,8−ジアザビ
シクロ[4.3.0]ノニ−8−ル)−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸塩酸塩(参照例A)および8−クロロ
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒド
ロ−7−(シス−2−オキサ−5,8−ジアザビシクロ
[4.3.0]ノニ−8−ル)−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸塩酸塩(参照例B)と比較して挙げる。
【0057】
【表6】MIC値 有機体 実施例 実施例 参照例 参照例 1B 2B A B 大腸菌 455/7 2 1 4 2 肺炎棹菌 8085 0.06 0.03 0.06 0.06 エンテロバクター・クロアカエ 2427 0.06 0.06 0.125 0.25 エンテロバクター・アエロゲネス ICB 5240 8 8 32 16 モルガネラ・モルガニイ 932 0.03 0.03 0.125 0.06 プロビンデシア種 12012 0.06 0.03 0.125 0.06 ミクロコッカス・ルテウス 9341 0.25 0.125 0.5 0.25 黄色葡萄球菌 ICB 25701 1 0.25 2 0.5 1756 ≦0.015 0.0039 0.06 0.015 133 0.06 0.015 0.06 0.03 エンテロコッカス・フェカリス 27101 0.06 0.03 0.25 0.125 9790 0.125 0.06 0.25 0.125 緑膿菌 ICB 308029 16 32 64 64
【0058】
【実施例】
中間生成物の製造実施例A a)7−ベンジル−1−シアノ−2−オキサ−7−アザ
ビシクロ[3.3.0]オクタン 14.4g(0.15モル)の4,5−ジヒドロフラン−
2−カルボニトリルを300mlの無水塩化メチレン中
に加え、1.8gのトリエチルアミンおよび1.8gのト
リフルオロ酢酸を加え、そして混合物を40℃に暖め
た。42.6g(0.15モル)のN−ベンジル−N−メ
トキシメチル−N−トリメチルシリルメチルアミンをこ
の混合物に滴々添加し、それを次に40℃において15
時間撹拌した。それを次に50mlの飽和炭酸水素ナト
リウム溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濃縮し、
そして2回蒸発させた。
【0059】収量:9.3g(理論値の22.5%) 沸点:120−125℃/0.06ミリバール 生成物はガスクロマトグラフィーによると83%純度で
あった。
【0060】b)1−アミノメチル−7−ベンジル−2
−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン 10.2g(40ミリモル、90%純度)の7−ベンジ
ル−1−シアノ−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタンを100mlの無水テトラヒドロフラン
中の2gの水素化アルミニウムリチウムに滴々添加し、
そして混合物を続いて15時間にわたり還流下で撹拌し
た。それぞれ2mlの、水、15%強度水酸化カリウム
溶液、および再び水を滴々添加し、無機塩類を吸引濾別
し、濾液を濃縮しそして蒸留した。
【0061】収量:7.7g(理論値の83%) c)7−ベンジル−1−ターシャリー−ブトキシカルボ
ニルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ
[3.3.0]オクタン 45mlの水中の2gのNaOHを56mlのターシャ
リー−ブタノール中の10.4g(44.7ミリモル)の
1−アミノメチル−7−ベンジル−2−オキサ−7−ア
ザ−ビシクロ[3.3.0]オクタンに加え、そして10.
2g(47ミリモル)のピロ二炭酸ジ−ターシャリー−
ブチルを次に滴々添加した。混合物を室温において15
時間撹拌し、そして次にクロロホルムを用いる抽出、炭
酸カリウム上での乾燥、濃縮、および蒸留を行った。
【0062】収量:12.2g(理論値の82%) 沸点:170℃/0.15ミリバール 生成物はガスクロマトグラフィーによると94%純度で
あった。
【0063】d)1−ターシャリー−ブトキシカルボニ
ルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタン 12.2g(34.5ミリモル)の7−ベンジル−1−タ
ーシャリー−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−オ
キサ−7−アザビシクロ[3.3.0]オクタンを200m
lのエタノール中で7gのパラジウム−活性炭(10%
Pd)上で100℃および100バールにおいて水素化
した。触媒を吸引濾別し、濾液を濃縮しそして蒸留し
た。
【0064】収量:5.7g(理論値の68%) 沸点:120−130℃/0.01ミリバール実施例B 1−アミノメチル−3−オキサ−7−アザビシクロ[3.
3.0]オクタン a)3−シアノ−2,5−ジヒドロフラン 17.2g(0.2モル)の3−オキソテトラヒドロフラ
ンおよび1gのヨウ化亜鉛を最初に100mlのベンゼ
ン中に加え、そして24g(0.24モル)のシアン化
トリメチルシリルを滴々添加した。混合物を室温におい
て一夜撹拌し、300mlのピリジンを加え、そして次
に92g(0.6モル)のオキシ塩化燐を滴々添加し
た。続いて、混合物を還流下で20時間加熱した。それ
を次に氷上に注ぎ、そしてジエチルエーテルで抽出し
た。エーテル溶液を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸
マグネシウム上で乾燥し、濃縮し、そして蒸留した。
【0065】収量:10g(理論値の24%) 沸点:80℃/20ミリバール GC−MSによると、生成物は45%の3−シアノ−
2,5−ジヒドロフラン、17%の3−シアノ−4,5−
ジヒドロフランおよび37%の3−クロロ−3−シアノ
−テトラヒドロフランを含有していた。
【0066】b)7−ベンジル−1−シアノ−3−オキ
サ−7−アザビシクロ[3.3.0]オクタン 5.2g(24.6ミリモル、46%強度)の3−シアノ
−2,5−ジヒドロフランの50mlの無水塩化メチレ
ン中溶液を0.3gのトリエチルアミンおよび0.3gの
トリフルオロ酢酸と混合し、混合物を還流下で加熱し、
そして次に7g(29.5ミリモル)のN−ベンジル−
N−メトキシメチル−N−(トリメチルシリルメチル)−
アミンを滴々添加した。続いて、混合物を還流下で2時
間にわたり撹拌し、溶液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液
で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮し、そし
て蒸留した。
【0067】収量:4.5g(理論値の80%) 沸点:140−145℃/0.03ミリバール c)1−アミノメチル−7−ベンジル−3−オキサ−7
−アザビシクロ[3.3.0]オクタン 5mlの無水テトラヒドロフラン中の3.7g(15.9
ミリモル)の7−ベンジル−1−シアノ−3−オキサ−
7−アザビシクロ[3.3.0]オクタンを1.5gの水素
化アルミニウムリチウムの100mlの無水テトラヒド
ロフラン中混合物に滴々添加し、そして生成した混合物
を還流下で15時間加熱した。それぞれ1.5mlの、
水、15%強度水酸化ナトリウム溶液、および再び水を
用いて分解を行い、混合物を吸引濾過し、そして100
mlのテトラヒドロフランと共に2回沸騰させることに
よりアルミニウム塩類を抽出した。テトラヒドロフラン
溶液を濃縮し、そして残渣を蒸留した。
【0068】収量:3.2g(理論値の86%) 沸点:125−130℃/0.04ミリバール d)1−アミノメチル−3−オキサ−7−アザビシクロ
[3.3.0]オクタン 2.8g(12.1ミリモル)の1−アミノメチル−7−
アザビシクロ[3.3.0]オクタンを50mlのエタノー
ル中に溶解させ、そして0.3gのパラジウム−活性炭
の上で100℃および100バールにおいて水素化し
た。触媒を吸引濾別し、濾液を濃縮し、そして蒸留し
た。
【0069】収量:1.5g(理論値の87%) 沸点:70−72℃/0.03ミリバール実施例1
【0070】
【化12】
【0071】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:1.42g(5ミリモル)の1−シクロプロピル−
6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソ−3−キノリンカルボン酸の15mlのアセトニトリ
ルおよび7.5mlのジメチルホルムアミド中混合物を
還流下で1時間にわたり560mg(5ミリモル)の
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンおよび1.3
g(5.4ミリモル)の1−tert−ブトキシカルボニル
アミノメチル−2−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.
0]オクタンと一緒に加熱した。懸濁液を冷却し、沈澱
を吸引濾別し、水で洗浄し、そしてアセトニトリルから
再結晶化させた。
【0072】収量:1.2g(理論値の48.5%)の7
−(1−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−
オキサ−7−アザビシクロ[3.3.0]オクト−7−イ
ル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 融点:188−190℃(分解を伴う) B:1.1g(2.2ミリモル)の7−(1−tert−ブト
キシカルボニルアミノメチル−2−オキサ−7−アザビ
シクロ[3.3.0]オクト−7−イル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソ−3−キノリンカルボン酸を30mlの熱い半濃塩酸
の中に溶解させ、溶液を濾過し、そして70℃および1
2ミリバールにおいて濃縮した。40mlのエタノール
を残渣に加え、混合物を氷中で冷却し、沈澱した塩を吸
引濾別し、エタノールで洗浄し、そして100℃におい
て高真空下で乾燥した。
【0073】収量:690mg(理論値の72%)の7
−(1−アミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシク
ロ[3.3.0]オクト−7−イル)−1−シクロプロピル
−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸塩酸塩 融点:188−190℃(分解を伴う)実施例2
【0074】
【化13】
【0075】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×CF3COOH A:実施例1Aと同様な方法で、反応を8−クロロ−1
−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を用いて行っ
て、111−113℃の融点(エタノールから再結晶化
された)を有する7−(1−ターシャリー−ブトキシカ
ルボニルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシク
ロ[3.3.0]オクト−7−イル)−8−クロロ−1−シ
クロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸(理論値の88%)を
与えた。
【0076】B:2.2g(4.2ミリモル)の7−(1
−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−オキサ
−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)−
8−クロロ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を
5mlのトリフルオロ酢酸中に溶解させ、室温において
12時間貯蔵した後に溶液を蒸発させ、そして残存して
いる黄色油を超音波浴中でそれが結晶化するまで塩化メ
チレンで数回処理した。塩を吸引濾別し、塩化メチレン
で洗浄し、そして100℃において高真空下で乾燥し
た。
【0077】収量:1.27g(理論値の56%)の7
−(1−アミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシク
ロ[3.3.0]オクト−7−イル)−8−クロロ−1−シ
クロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸トリフルオロ酢酸塩。
【0078】融点:230−233℃(分解を伴う)。
【0079】実施例3
【0080】
【化14】
【0081】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:実施例1Aと同様な方法で、反応を1−シクロプロ
ピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソ−3−キノリンカルボン酸を用いて行って、235−
237℃の融点(グリコールモノメチルエーテルから再
結晶化された)を有する7−(1−tert−ブトキシカル
ボニルアミノメチル−2−オキサ−7−アザビシクロ
[3.3.0]オクト−7−イル)−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸(理論値の98%)を与えた。
【0082】B:実施例1Bと同様な方法で、段階Aか
らの生成物を半濃塩酸と反応させて、223−226℃
の融点(分解を伴う)を有する7−(1−アミノメチル
−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−
7−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸塩酸
塩を与えた。
【0083】実施例4
【0084】
【化15】
【0085】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:実施例1Aと同様な方法で、反応を1−シクロプロ
ピル−5,6,7,8−テトラフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を用いて行っ
て。226−228℃の融点(分解を伴う)(グリコー
ルモノメチルエーテルから再結晶化された)を有する7
−(1−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−
オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イ
ル)−1−シクロプロピル−5,6,8−トリフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸(理論値の95%)を与えた。
【0086】B:実施例1Bと同様な方法で、段階Aか
らの生成物を半濃塩酸と反応させて、175−177℃
(分解を伴う)の融点を有する7−(1−アミノメチル
−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−
7−イル)−1−シクロプロピル−5,6,8−トリフル
オロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸塩酸塩を与えた。
【0087】実施例5
【0088】
【化16】
【0089】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:1g(1.9ミリモル)の7−(1−ターtert−ブト
キシカルボニルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−
ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)−1−シクロプ
ロピル−5,6,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を30mlのジメ
チルスルホキシド中に溶解させ、そしてアンモニア流を
溶液の中に130−140℃において5時間通した。出
発化合物がもはや薄層クロマトグラフィー(シリカゲ
ル、塩化メチレン/メタノール/17%水性アンモニア
150:20:1)により検出できなくなった時に、混
合物を高真空下で蒸発させ、残渣を30mlの水と共に
撹拌し、そして懸濁液を一夜放置した。分離した沈澱を
吸引濾別し、水で洗浄し、そして乾燥した。生成した粗
製生成物(580mg)をグリコールモノメチルエーテ
ルから再結晶化させた。 収量:290mg(理論値の29%)の181−183
℃の融点(分解を伴う)を有する5−アミノ−7−(1
−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−オキサ
−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)−
1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸。
【0090】B:実施例1Bと同様な方法で、段階Aか
らの生成物を半濃塩酸と反応させて、262−263℃
の融点(分解を伴う)を有する5−アミノ−7−(1−
アミノメチル−2−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.
0]オクト−7−イル)−1−シクロプロピル−6,8−
ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸塩酸塩を与えた。
【0091】FAB−MS:m/e421[(M+
H)+]、841[(2M+H)+]実施例6
【0092】
【化17】
【0093】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:実施例1Aと同様な方法で、反応を1−シクロプロ
ピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メト
キシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を用いて行
い、そして反応生成物をシリカゲル上で塩化メチレン/
メタノール/17%水性アンモニア(470:20:
1)を用いるクロマトグラフィーにより精製した。7−
(1−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−オ
キサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イ
ル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4
−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸が23%の収率で得られた。CI−MS:m
/e518[(M+H)+]。
【0094】B:15mgの段階Aからの生成物を1m
lのメタノールおよび3滴の濃塩酸の混合物の中で室温
において1日間放置した。反応の監視は薄層クロマトグ
ラフィー(シリカゲル、塩化メチレン/メタノール/1
7%アンモニア30:8:1)により行われた。保護基
の除去後に、溶液を濃縮し、残渣を少量のエタノールと
共に粉砕し、吸引濾別し、そして乾燥した。
【0095】収量:11.8mg(理論値の90%)の
7−(1−アミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシ
クロ[3.3.0]オクト−7−イル)−1−シクロプロピ
ル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−8−メトキ
シ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸塩酸塩、CI
−MS:m/e418[(M+H)+]。その他にメチルエ
ステルがそれより低い強度で副生物として検出できた:
m/e432。
【0096】実施例7
【0097】
【化18】
【0098】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:130mg(1.16ミリモル)の1,4−ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクタンおよび250mg(1.03
ミリモル)の1−ターシャリー−ブトキシカルボニルア
ミノ−メチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタンを5mlのアセトニトリル中の283m
g(1ミリモル)の6−クロロ−1−シクロプロピル−
7−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−
ナフチリドン−3−カルボン酸に加え、そして混合物を
50℃において2時間にわたり水を除去しながら撹拌し
た。沈澱した生成物を吸引濾別し、水で洗浄し、乾燥
し、そしてクロマトグラフィー(シリカゲル;塩化メチ
レン/メタノール95:5)により精製した。
【0099】収量:87mg(理論値の18%)の7−
(1−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−オ
キサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イ
ル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリドン−3−カルボ
ン酸。
【0100】1H−NMR(CDCl3):δ8.35s
(1H)、8.0ppm d(1H)。
【0101】B:70mg(0.14ミリモル)の段階
Aからの生成物を1mlの暖かい半濃塩酸の中に溶解さ
せ、溶液を濾過し、蒸発させ、そして残渣を少量のエタ
ノールと共に撹拌した。塩を吸引濾別し、エタノールで
洗浄し、そして乾燥した。
【0102】収量:45mg(理論値の74%)の7−
(1−アミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ
[3.3.0]オクト−7−イル)−2−シクロプロピル−
6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−
ナフチリドン−3−カルボン酸塩酸塩。
【0103】融点:220−221℃(分解を伴う)。
【0104】実施例8
【0105】
【化19】
【0106】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:実施例1Aと同様な方法で、反応を6,7,8−トリ
フルオロ−1−(シス−2−フルオロシクロプロピル)−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸を用いて行って、121−129℃の融点(分解を伴
う)を有する7−(1−tert−ブトキシカルボニルアミ
ノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]
オクト−7−イル)−6,8−ジフルオロ−1−(シス−
2−フルオロシクロプロピル)−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸(理論値の73%)を
与えた。
【0107】B:実施例1Bと同様な方法で、段階Aか
らの生成物を半濃塩酸と反応させて、220−227℃
(分解を伴う)の融点を有する7−(1−アミノメチル
−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−
7−イル)−6,8−ジフルオロ−1−(シス−2−フル
オロシクロプロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸塩酸塩を与えた。
【0108】実施例9
【0109】
【化20】
【0110】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:実施例1Aと同様な方法で、反応を8−クロロ−
6,7−ジフルオロ−1−(シス−2−フルオロシクロプ
ロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸を用いて行って、133−135℃の融点
(分解を伴う)を有する7−(1−tert−ブトキシカル
ボニルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ
[3.3.0]オクト−7−イル)−8−クロロ−6−フル
オロ−1−(シス−2−フルオロシクロプロピル)−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
(理論値の93%)を与えた。
【0111】B:実施例1Bと同様な方法で、段階Aか
らの生成物を半濃塩酸と反応させて、180−185℃
(分解を伴う)の融点を有する7−(1−アミノメチル
−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−
7−イル)−6−フルオロ−1−(シス−2−フルオロシ
クロプロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸塩酸塩を与えた。
【0112】実施例10
【0113】
【化21】
【0114】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:実施例1Aと同様な方法で、反応を1−エチル−
6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソ−3−キノリンカルボン酸を用いて行って、234−
236℃の融点(分解を伴う)を有する7−(1−tert
−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−オキサ−7−
アザビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)−1−エチ
ル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸(理論値の83%)を与え
た。
【0115】B:実施例1Bと同様な方法で、段階Aか
らの生成物を半濃塩酸と反応させて、218−223℃
(分解を伴う)の融点を有する7−(1−アミノメチル
−2−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.0]オクト−7
−イル)−1−エチル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸塩酸塩を
与えた。
【0116】実施例11
【0117】
【化22】
【0118】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:実施例1Aと同様な方法で、反応を1−(2,4−ジ
フルオロ−フェニル)−6,7−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を用いて
行って、125−130℃の融点(分解を伴う)を有す
る7−(1−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−
2−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.0]オクト−7−
イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フルオ
ロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカル
ボン酸(理論値の93%)を与えた。
【0119】B:実施例1Bと同様な方法で、段階Aか
らの生成物を半濃塩酸と反応させて、235℃(分解を
伴う)の融点を有する7−(1−アミノメチル−2−オ
キサ−7−アザビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)
−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸塩酸塩を与えた。
【0120】実施例12
【0121】
【化23】
【0122】A:R=(CH3)3C−O−CO B:R=H×HCl A:実施例1Aと同様な方法で、反応を9,10−ジフ
ルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−
7H−ピリド[1,2,3−デ][1,4]ベンゾキサジン−
6−カルボン酸を用いて行って、176−179℃の融
点(分解を伴う)を有する10−(1−tert−ブトキシ
カルボニルアミノメチル−2−オキサ−7−アザビシク
ロ[3.3.0]オクト−7−イル)−9−フルオロ−3−
メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド
[1,2,3−デ][1,4]ベンゾキサジン−6−カルボン
酸(理論値の21%)を与えた。
【0123】B:実施例1Bと同様な方法で、段階Aか
らの生成物を半濃塩酸と反応させて、220−227℃
(分解を伴う)の融点を有する10−(1−アミノメチ
ル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト
−7−イル)−9−フルオロ−3−メチル−7−オキソ
−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−デ][1,
4]ベンゾキサジン−6−カルボン酸塩酸塩を与えた。
【0124】実施例13
【0125】
【化24】
【0126】A:R=3−NO2−C64−CH=N− B:R=HCl×NH2- A:581mg(4.1ミリモル)の1−アミノメチル
−3−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.0]オクタンを
5mlのアセトニトリルの中に溶解させ、650mg
(4.3ミリモル)の3−ニトロベンズアルデヒドの5
mlのアセトニトリル中溶液を加えた。混合物を室温に
おいて1時間放置し、そして次に3mlのジメチルホル
ムアミドで希釈し、次に672mg(6ミリモル)の
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンおよび85
0mg(3ミリモル)の1−シクロプロピル−6,7,8
−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−
キノリンカルボン酸を加え、そして混合物を還流下で3
時間加熱した。沈澱を吸引濾別し、アセトニトリルおよ
び水で洗浄し、そして空気−循環乾燥炉の中で100℃
において乾燥した。
【0127】収量:948mg(理論値の60%)の1
−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−7−(3−ニトロベンジリデンアミノメチル−3−
オキサ−7−アザビシクロ[3,3,0]オクト−7−イ
ル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸。
【0128】融点:220−230℃(分解を伴う)
(ジメチルホルムアミドから再結晶化された)。
【0129】B:526mg(1ミリモル)の段階Aか
らの生成物を12mlの5N塩酸の中に溶解させた。混
合物をジクロロメタンで抽出し、水相を分離し、ジクロ
ロメタンで洗浄し、蒸発させ、残渣を次にエタノールと
共に撹拌し、生成した塩を吸引濾別し、エタノールで洗
浄し、そして高真空下で100−120℃において乾燥
した。
【0130】収量:370mg(理論値の84%)の7
−(1−アミノメチル−3−オキサ−7−アザビシクロ
[3,3,0]オクト−7−イル)−1−シクロプロピル−
6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3
−キノリンカルボン酸塩酸塩。
【0131】融点:245−249℃(分解を伴う)。
【0132】実施例14
【0133】
【化25】
【0134】A:R=3−NO2−C64−CH=N− B:R=HCl×NH2- A:実施例13と同様な方法で、反応を8−クロロ−1
−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を用いて行っ
て、8−クロロ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−7−(3−ニトロベンジリデンアミノ
メチル)−3−オキサ−7−アザビシクロ[3.3.0]オ
クト−7−イル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸を与えた。
【0135】融点:222−224℃(分解を伴う)。
【0136】B:超音波浴の中で910mg(1.7m
g)の実施例14からの生成物を64mlのジクロロメ
タン中で22mlの3N塩酸を用いて30分間にわたり
処理し、ジクロロメタンで再び抽出し、濃縮し、そして
残渣をエタノールと共に撹拌した。沈澱を吸引濾別し、
そして高真空下で90℃において乾燥した。
【0137】収量:700mg(理論値の91%)の7
−(1−アミノメチル−3−オキサ−7−アザビシクロ
[3.3.0]オクト−7−イル)−8−クロロ−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸塩酸塩。
【0138】融点:168℃から焼結、188℃におい
て発泡を伴う分解。
【0139】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0140】1.式(I)
【0141】
【化26】
【0142】[式中、X1はハロゲンまたはニトロを表
し、X2は水素、アミノ、炭素数が1−4のアルキルア
ミノ、各アルキル基当たりの炭素数が1−3のジアルキ
ルアミノ、ヒドロキシル、炭素数が1−4のアルコキ
シ、メルカプト、炭素数が1−4のアルキルチオ、アリ
ールチオ、ハロゲンまたはメチルを表し、R1は炭素数
が1−4のアルキル、炭素数が2−4のアルケニル、場
合によりハロゲンにより置換されていてもよい炭素数が
3−6のシクロアルキル、ビシクロ[1.1.1]ペント−
1−イル、1,1−ジメチルプロパルギル、3−オキセ
タニル、2−ヒドロキシエチル、2−フルオロエチル、
メトキシ、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメ
チルアミノ、または場合により1もしくは2個の弗素原
子により置換されていてもよいフェニルを表し、R2
水素、場合によりヒドロキシル、メトキシ、アミノ、メ
チルアミノもしくはジメチルアミノにより置換されてい
てもよい炭素数が1−4のアルキル、または(5−メチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソル−4−イル)−メチ
ルを表し、Zは構造
【0143】
【化27】
【0144】の残基を表し、ここでR3は水素、メチル
またはエチルを表し、R4は水素、炭素数が1−3のア
シル、アルキル部分中の炭素数が1−4のアルコキシカ
ルボニル、またはメチルを表し、そしてAはNまたはC
−R5を表し、ここでR5は水素、ハロゲン、メチル、炭
素数が2−3のアルケニル、炭素数が2−3のアルキニ
ル、ヒドロキシルまたはメトキシを表すか、或いはR1
と一緒になって構造 の架橋を形成することができ、ここでR6は水素、メチ
ルまたはホルミルを示す]の化合物、並びにそれらの薬
学的に利用可能な水和物および酸−付加塩、並びに当該
カルボン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属、銀およ
びグアニジニウム塩。
【0145】2.X1が弗素を表し、X2が水素、アミ
ノ、メチルアミノ、ヒドロキシル、メトキシ、弗素、塩
素、臭素またはメチルを表し、R1が炭素数が1−3の
アルキル、ビニル、炭素数が3−4のシクロアルキル、
2−(シス−もしくはトランス−)フルオロシクロプロピ
ル、または場合により1もしくは2個の弗素原子により
置換されていてもよいフェニルを表し、R2が水素、場
合によりアミノ、メチルアミノもしくはジメチルアミノ
により置換されていてもよい炭素数が1−2のアルキ
ル、または(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソ
リ−4−ル)−メチルを表し、Zが構造
【0146】
【化28】
【0147】の残基を表し、ここでR3が水素またはメ
チルを表し、R4が水素、炭素数が1−2のアシル、ア
ルキル部分中の炭素数が1−4のアルコキシカルボニ
ル、またはメチルを表し、そしてAがNまたはC−R5
を表し、ここでR5が水素、弗素、塩素、メチル、ビニ
ル、エチニル、またはメトキシを表すか、或いはR1
一緒になって構造 の架橋を形成することができる、上記1の化合物、並び
にそれらの薬学的に利用可能な水和物および酸−付加
塩、並びに当該カルボン酸のアルカリ金属、アルカリ土
類金属、銀およびグアニジニウム塩。
【0148】3.X1が弗素を表し、X2が水素、アミノ
または弗素を表し、R1が炭素数が1−2のアルキル、
シクロプロピル、2−(シス−もしくはトランス−)フル
オロシクロプロピル、または場合により1もしくは2個
の弗素原子により置換されていてもよいフェニルを表
し、R2が水素または炭素数が1−2のアルキルを表
し、Zが構造
【0149】
【化29】
【0150】の残基を表し、ここでR3が水素を表し、
4が水素またはアルキル部分中の炭素数が1−4のア
ルコキシカルボニルを表し、そしてAがNまたはC−R
5を表し、ここでR5が水素、弗素、塩素またはメトキシ
を表すか、或いはR1と一緒になって構造 の架橋を形成することができる、上記1の化合物、並び
にそれらの薬学的に利用可能な水和物および酸−付加
塩、並びに当該カルボン酸のアルカリ金属、アルカリ土
類金属、銀およびグアニジニウム塩。
【0151】4.式(II)
【0152】
【化30】
【0153】[式中、A、R1、R2、X1およびX2は上
記の意味を有し、そしてX3はハロゲン、特に弗素また
は塩素、を表す]の化合物を、場合により酸−捕獲剤の
存在下で、式(III)
【0154】
【化31】Z′−H (III) [式中、Z′は以上でZ用に示されている意味を有する
か、またはそれのアミノ基が場合により保護基により遮
蔽されていてもよい残基Zを表す]の化合物と反応さ
せ、そして場合により存在しているかもしれない保護基
を除去することを特徴とする上記1−3の式(I)の化
合物の製造方法。
【0155】5.ラセミ体類、エナンチオマー類または
ジアステレオマー類の形状の、一般式(IIIa)
【0156】
【化32】
【0157】[式中、nおよびmは0、1または2であ
ることができるが、n+mの合計は常に2であり、R3
は水素、メチルまたはエチルを表し、R4は水素、炭素
数が1−3のアシル、アルキル部分中の炭素数が1−4
のアルコキシカルボニル、またはメチルを表す]の化合
物。
【0158】6.1−アミノメチル−2−オキサ−7−
アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−メチルアミノ
メチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オ
クタン、1−ジメチルアミノメチル−2−オキサ−7−
アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−エチルアミノ
メチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オ
クタン、1−ホルミルアミノメチル−2−オキサ−7−
アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−アセチルアミ
ノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]
オクタン、1−メトキシカルボニルアミノメチル−2−
オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−
エトキシカルボニルアミノメチル−2−オキサ−7−ア
ザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−tert−ブトキシ
カルボニルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシ
クロ[3.3.0]オクタン、1−アミノメチル−3−オキ
サ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−メチ
ルアミノメチル−3−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタン、1−ジメチルアミノメチル−3−オキ
サ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−エチ
ルアミノメチル−3−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタン、1−ホルミルアミノメチル−3−オキ
サ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−アセ
チルアミノメチル−3−オキサ−7−アザ−ビシクロ
[3.3.0]オクタン、1−メトキシカルボニルアミノメ
チル−3−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オク
タン、1−エトキシカルボニルアミノメチル−3−オキ
サ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−tert
−ブトキシカルボニルアミノメチル−3−オキサ−7−
アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、5−アミノメチル
−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタ
ン、5−メチルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−
ビシクロ[3.3.0]オクタン、5−ジメチルアミノメチ
ル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタ
ン、5−エチルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−
ビシクロ[3.3.0]オクタン、5−ホルミルアミノメチ
ル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタ
ン、5−アセチルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ
−ビシクロ[3.3.0]オクタン、5−メトキシカルボニ
ルアミノメチル−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.
3.0]オクタン、5−エトキシカルボニルアミノメチル
−2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタ
ン、5−tert−ブトキシカルボニルアミノメチル−2−
オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクタンからな
る群からの上記5の式(IIIa)の化合物、並びにそれ
らのラセミ体およびそれらのエナンチオマー的にまたは
ジアステレオマー的に純粋な化合物。
【0159】7.疾病を抑制するための上記1−3の化
合物。
【0160】8.バクテリア性感染症を抑制するための
上記1−3の化合物。
【0161】9.上記1−3の化合物を含有する薬品。
【0162】10.上記1−3の化合物を含有する抗バ
クテリア剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・シエンケ ドイツ連邦共和国デー51469ベルギツシユ グラートバツハ・ミユーレンシユトラーセ 113 (72)発明者 クラウス・グローエ ドイツ連邦共和国デー51519オーデンター ル・アムバツサートウルム10 (72)発明者 クラウス−デイーター・ブレム ドイツ連邦共和国デー42109ブツペルター ル・ギラデツトシユトラーセ120 (72)発明者 ライナー・エンデルマン ドイツ連邦共和国デー42113ブツペルター ル・インデンビルケン152アー (72)発明者 カール−ゲオルク・メツツガー ドイツ連邦共和国デー42115ブツペルター ル・パールケシユトラーセ75 (54)【発明の名称】 7−(アミノメチル−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)キノロン カルボン酸および7−(アミノメチル−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7 −イル)ナフチリドンカルボン酸誘導体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 [式中、X1はハロゲンまたはニトロを表し、X2は水
    素、アミノ、炭素数が1−4のアルキルアミノ、各アル
    キル基当たりの炭素数が1−3のジアルキルアミノ、ヒ
    ドロキシル、炭素数が1−4のアルコキシ、メルカプ
    ト、炭素数が1−4のアルキルチオ、アリールチオ、ハ
    ロゲンまたはメチルを表し、R1は炭素数が1−4のア
    ルキル、炭素数が2−4のアルケニル、場合によりハロ
    ゲンにより置換されていてもよい炭素数が3−6のシク
    ロアルキル、ビシクロ[1.1.1]ペント−1−イル、
    1,1−ジメチルプロパルギル、3−オキセタニル、2
    −ヒドロキシエチル、2−フルオロエチル、メトキシ、
    アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミ
    ノ、または場合により1もしくは2個の弗素原子により
    置換されていてもよいフェニルを表し、R2は水素、場
    合によりヒドロキシル、メトキシ、アミノ、メチルアミ
    ノもしくはジメチルアミノにより置換されていてもよい
    炭素数が1−4のアルキル、または(5−メチル−2−
    オキソ−1,3−ジオキソル−4−イル)−メチルを表
    し、Zは構造 【化2】 の残基を表し、ここでR3は水素、メチルまたはエチル
    を表し、R4は水素、炭素数が1−3のアシル、アルキ
    ル部分中の炭素数が1−4のアルコキシカルボニル、ま
    たはメチルを表し、そしてAはNまたはC−R5を表
    し、ここでR5は水素、ハロゲン、メチル、炭素数が2
    −3のアルケニル、炭素数が2−3のアルキニル、ヒド
    ロキシルまたはメトキシを表すか、或いはR1と一緒に
    なって構造 の架橋を形成することができ、ここでR6は水素、メチ
    ルまたはホルミルを示す]の化合物、並びにそれらの薬
    学的に利用可能な水和物および酸−付加塩、並びに当該
    カルボン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属、銀およ
    びグアニジニウム塩。
JP5259014A 1992-09-25 1993-09-24 7−(アミノメチル−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)キノロンカルボン酸および7−(アミノメチル−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.3.0]オクト−7−イル)ナフチリドンカルボン酸誘導体 Pending JPH06192262A (ja)

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