JPH06190024A - 高圧蒸気滅菌装置及び高圧蒸気滅菌方法 - Google Patents

高圧蒸気滅菌装置及び高圧蒸気滅菌方法

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JPH06190024A
JPH06190024A JP4357050A JP35705092A JPH06190024A JP H06190024 A JPH06190024 A JP H06190024A JP 4357050 A JP4357050 A JP 4357050A JP 35705092 A JP35705092 A JP 35705092A JP H06190024 A JPH06190024 A JP H06190024A
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JP
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steam
sterilization
pressure
temperature
treatment tank
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JP4357050A
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English (en)
Inventor
Mitsuyuki Tanaka
光之 田中
Kazutaka Fujihira
和孝 藤平
Kisaburo Yukimura
喜三郎 幸村
Toshiro Asaoka
敏郎 浅岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissen Corp
Nippon Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Nissen Corp
Nippon Metal Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 病院等から排出される感染性医療廃棄物及び
それを収納処理する処理槽の内面を確実に高圧蒸気で滅
菌処理することは勿論、その処理過程で発生する排気及
び排水も滅菌処理することにより院内等の二次感染を防
止することを目的とする。 【構成】 処理槽1に被滅菌物4を収納して処理槽1を
密封し、処理槽1及び蒸気発生装置2内の気体を除菌装
置16を介して排気するとともに、蒸気発生装置2内の
供給水の予加熱及び脱気を行ったあと、除菌装置16内
に高温高圧の蒸気を通流して高温高圧の状態に維持し、
除菌装置16内を滅菌処理するとともに処理槽1の予熱
を行い、そのあと処理槽1内に高温高圧の蒸気を送り込
んで高温高圧の状態に維持し、処理槽1内の被滅菌物4
を滅菌処理したあと、処理槽1内の高温高圧の蒸気を、
排気管を通して減圧冷却して放出することにより処理槽
1内の圧力を降圧し、冷却水を導入して冷却するという
一連の工程で滅菌処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る高圧蒸気滅菌装置
と高圧蒸気滅菌方法は、病院や各種研究所において排出
される感染性の医療廃棄物を滅菌処理する場合に利用す
る。
【0002】
【従来の技術】病院や各種研究所に於いて排出される廃
棄物には感染性の病原体が付着したものが多くあり、従
来は医療廃棄物、特に感染性廃棄物は医療機関内で分別
され、専門の廃棄物処理業者によって収集、運搬、焼却
処理されていたが、その途上での事故による感染性廃棄
物の飛散の可能性があり、また積荷目録(マニフェス
ト)システムによって監視する方法も採用されている
が、最終処理が確実になされたのか不安が残るため、感
染性医療廃棄物を排出する医療機関内での感染性医療廃
棄物の処理、即ち院内処理をする方法や装置が強く望ま
れている。院内処理に適する方法として、高圧蒸気滅菌
又は焼却処理があり、この2つの加熱処理方法は、適切
に実施されれば完全であり、最も優れた方法であるとさ
れている。しかし実施が不適切であったならば、後処理
に際してかえって二次感染の危険がある。
【0003】焼却処理は、可燃物を無機化するので、充
分な殺菌が行なわれ、感染性微生物も消滅する筈である
が、現在一般の病院に設けられている小型固定床炉の焼
却炉での細菌調査の結果では、焼却灰の中に多量の末燃
物が含まれているため、多数の一般細菌が検出され、又
焼却炉の煙道中に溜まっている粉塵にも多数の細菌が発
見されたという報告があった。これらの固定床炉は、炉
温の変動が激しく、特に焼却の立上り、立下り時には、
高温焼却が難しい。
【0004】又医療廃棄物の多くがプラスチック製であ
るため、焼却にともなってプラスチックが分解して発生
する排ガスには有害な物質が含まれているので二次汚染
が問題となり、排ガス処理に大きな設備を必要とする。
また高熱を発する焼却炉には広い設置場所を必要とし、
都市部の病院内の設備としては不適当である。
【0005】高圧蒸気滅菌処理は、耐熱性細菌の芽胞で
も121℃の高圧蒸気の元で約20分間保持する事によ
り十分な滅菌効果が発揮され、その温度では医療器具と
して使用されるプラスチックは安定であるのでガス処理
の問題がない。しかし従来の高圧蒸気滅菌処理装置(オ
ートクレーブ)及びその運転方法は、被滅菌物自体の滅
菌が主眼に置かれているため、滅菌処理終了後に、被滅
菌物に処理槽外から進入して、被滅菌物に細菌等が附着
しない様な配慮はされているが、処理槽内を蒸気と置換
する為の排気及び滅菌の為の供給蒸気による低温のドレ
ンの排出には特別な配慮はされておらず、そのまま処理
槽外に排気、排出されていた。
【0006】上記の様な、従来の高圧蒸気滅菌装置で、
感染性廃棄物を滅菌処理すると、排気工程で排気される
気体中に感染性微生物が混入する可能性があり、排気と
ともに院内に感染性微生物をばらまく事となる。又滅菌
工程時に排出されるドレンの中にも感染性微生物が混入
する可能性があり、ドレンとともに院内に感染性微生物
を放出する事となる。
【0007】又感染性廃棄物の滅菌処理の場合、処理槽
内面及び配管内面にも感染性微生物が附着している可能
性があり、被滅菌物の処理槽への投入及び排出時又は配
管上部品の交換時にそれらの部分に触れる可能性があ
り、被滅菌物ばかりでなく、これらの部分も確実に滅菌
処理される必要があるが、従来の高圧蒸気滅菌装置では
充分に配慮されていなかった。
【0008】又従来の高圧蒸気滅菌装置は小型のものを
除いて、外部よりボイラー等の蒸気発生設備より蒸気を
導入し、滅菌を行う方法が採用されているが、この場合
加熱初期に発生する低温のドレンを処理槽の中に溜まっ
たまま加熱を行うと、ドレンの溜まった所はなかなか加
熱されず、滅菌に時間が掛かるとともに、滅菌効果も十
分といえない。そこで、蒸気ドレンをキルタンクと称す
る別の槽に集め、その槽で加熱、滅菌を行ってから排出
するものがあるが、装置がより大きなもので複雑とな
り、処理工程及び時間も増大する。又ベッド数が20か
ら30床の小規模の病院施設では、ボイラー等の蒸気発
生設備が無い所が多く、新たな設置場所及び費用が必要
となり不適当である。
【0009】従来の高圧蒸気滅菌装置で小型のものは、
処理槽底部に加熱ヒーターを設け、水を処理槽底部に供
給し、それを加熱して、蒸気を発生させるもの、又別置
の加熱ヒーターを内設した蒸気発生装置で蒸気を発生さ
せ、配管で処理槽にその蒸気を導入するものがある。し
かし、加熱ヒーターが処理槽に内設されたものは、処理
槽内部で発生したドレンは加熱ヒーターで再加熱滅菌さ
れるので、ドレンの排出の問題はないが、被滅菌物の容
量の割に処理槽が大きくなり、又滅菌処理が終了するた
びに安全の為に、加熱された供給水を排出する必要があ
り、エネルギーコストの面では別置のものに比べて不利
であり、排気工程と供給水の加熱工程を別々に行う必要
があり、処理時間が長くなるという欠点がある。
【0010】又従来の別置の蒸気発生装置によるもの
は、蒸気を発生させて処理槽に導入するための、いわゆ
る簡易ボイラーの目的で設置されている為、処理槽内で
発生するドレンはその都度、処理槽外に排出され滅菌処
理はされていなかった。排気工程で排気される気体中に
含まれる感染性微生物の滅菌方法として、排気配管途中
に除菌フィルターを設置して、除菌するとともに、この
除菌フィルターを、高圧蒸気で滅菌する方法が提案され
ているが、加熱ヒーターを処理槽に内設した場合は、処
理槽内で発生した蒸気が、配管途中にある除菌フィルタ
ーまで到達し、所定の滅菌温度まで加熱するのに、蒸気
の循環が自然循環であるために、時間が掛かるととも
に、配管途中及びフィルターハウジング部の放熱によ
り、内部の温度分布が不安定になりやすいという問題が
ある。又外部より蒸気を導入し、強制的に蒸気を除菌フ
ィルター部及び配管に流して滅菌を行えば内部の温度も
均一化し、滅菌処理されるが、それによって生じるドレ
ンの滅菌処理が必要となる。
【0011】高圧蒸気滅菌装置の運転において、処理槽
内の気体の排気が不充分な場合、処理槽内部が十分に蒸
気置換されず、空気にさらされた部分は温度が上がりに
くく、又高圧蒸気滅菌温度でも滅菌されない場合があ
る。従来の高圧蒸気滅菌装置の排気方法としては、真空
ポンプを使用して排気する事が行なわれており、その方
法には真空排気して蒸気置換する行程を1回だけ行うシ
ングルバキューム法と、真空排気・蒸気置換を数回繰り
返すパルセーシングプレバキューム法とがある。又真空
ポンプとしては、真空到達圧力−600〜−700mmH
g程度の水封式ロータリー真空ポンプが水蒸気が吸入さ
れても問題がなく、安価という事で通常多く使用されて
いる。
【0012】上記真空ポンプを使用した場合、シングル
バキューム法では残留空気が多く、処理構内に蒸気を導
入しても、飽和水蒸気中に空気の分圧が発生し、高めの
圧力を示して十分な蒸気置換ができないと共に、熱伝導
が悪く、処理槽内の温度分布が乱れて不均一となり、被
滅菌物及び処理槽内の効果的な減菌処理が出来ない可能
性があり、又パルセーシングプレバキューム法は真空排
気・蒸気置換を交互に数回繰り返すことにより、残留空
気を希釈し、空気の絶対量を少なく出来るので処理溝内
の温度の均一化が出来るが、ボイラー等の蒸気発生装置
で蒸気供給能力が十分な場合問題ないが、加熱ヒーター
が内設されたもの、及び別置の蒸気発生装置の様な簡易
ボイラーの様なものは、加熱能力が小さいため、真空排
気・蒸気置換を繰り返すには時間が長く掛かりすぎると
いう問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、病院
等から排出される感染性医療廃棄物及びそれを収納処理
する処理槽の内面を確実に高圧蒸気滅菌処理する事が可
能で、高圧蒸気滅菌処理する過程で発生する排気及び排
水による病院の二次感染を短時間処理で防止する事が出
来、且つ、その装置が低エネルギーコストで、設置スペ
ースも小さく、ボイラー等の付帯設備を不要にできるよ
うにすることを解決すべき技術的課題とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために技
術的手段は、高圧蒸気滅菌装置を、内部に被滅菌物を収
納した状態で密閉自在な処理槽と、この処理槽に溜まっ
たドレンが自然落下で戻る様な位置に設置されて内部に
高温高圧蒸気発生の為の加熱ヒーターを有する蒸気発生
装置と、処理槽底部に溜まったドレンを前記蒸気発生装
置に戻す為の戻り配管と、前記蒸気発生装置で発生させ
た蒸気を前記処理槽に供給するための蒸気供給配管と、
前記処理槽及び蒸気発生装置内の気体を排気する為の排
気手段と、その排気手段を構成する排気配管の途中に設
けられて前記排気中の菌を除菌する為の除菌機構と、こ
の除菌機構の滅菌の為に前記蒸気発生装置で発生させた
高温高圧の蒸気を除菌機構に供給する為の手段と、除菌
機構をバイパスして排気するバイパス配管とを備えた構
成にすることである。
【0015】また、処理槽内に被滅菌物を収納し、この
処理槽を密封した後、処理槽内及び蒸気発生装置内の気
体を、除菌機構を通して排出するとともに、蒸気発生装
置内供給水の予備加熱及び脱気を行う脱気工程と、この
脱気工程に続き、上記除菌機構内に高温高圧の蒸気を強
制的に流通させるとともに、この除菌機構内を高温高圧
の状態に維持することにより、蒸気処理槽の予熱を行う
第1の滅菌工程と、この第1の滅菌工程に続き、上記処
理槽内に高温高圧の蒸気を送りこんで、この処理槽内を
高温高圧の状態に維持する第2の滅菌工程と、この第2
の滅菌工程に続き、上記処理槽内の高温高圧の蒸気を排
気管を通して滅圧・冷却して放出し上記処理槽内の圧力
を降圧し、冷却水を導入して上記処理槽内を冷却する降
圧・冷却工程とから成る高圧蒸気滅菌方法を採用するこ
とである。
【0016】
【作用】上述の様に構成される本発明の高圧蒸気滅菌装
置及び高圧蒸気滅菌方法によれば、処理槽内及び蒸気発
生装置内の気体中に含まれる感染性微生物は、その気体
が排気されるに当たり、除菌機構で確実に捕捉される
か、又は、配管内面に附着した感染性微生物は、その中
に高圧蒸気を強制的に流し、高温高圧に保持する事によ
り確実に短時間に滅菌処理され、発生したドレンも蒸気
発生装置に戻され再加熱滅菌され排出される事がない。
【0017】又処理槽内に附着した感染性微生物及び処
理槽内に収納された被滅菌物も、気体が処理槽底部に溜
まった段階に、除菌機構を通して排気する事により、処
理槽内温度の分布を均一する事ができ、短時間で確実に
滅菌処理され、処理槽内で発生したドレンは蒸気発生装
置に戻され再加熱滅菌されるので、外部に排出される事
がない。
【0018】又処理槽と蒸気発生装置を接続する配管途
中に設置した開閉弁を閉じる事により、処理槽の排気と
蒸気発生装置への給水及びその加熱を同時に行う事が可
能で工程時間の短縮が行え、続けて運転する場合には蒸
気発生装置の供給水は放熱分だけ加熱をすればよいので
省エネルギーとなる。
【0019】又除菌機構の滅菌中に、排気配管途中の処
理槽近くに設けられた絞り機構を、除菌機構及び配管内
を滅菌が行える様に高温高圧に保持する様に調整すると
ともに、その系内を流す蒸気量も系内の均一化が出来る
様に、又、除菌機構滅菌中の蒸気発生装置内の液位の低
下が加熱ヒーターの過熱の原因にならない様に調整して
処理槽の予熱を行う様にしてあるので、加熱時間が短縮
出来るとともに、処理槽の滅菌に切換える時に処理槽内
と蒸気発生装置内の圧力及び温度差が大きい為に起こ
る、蒸気発生装置内の供給水が突沸し水が飛末となって
処理槽に流れ込む量を少なくする事ができるので、蒸気
発生装置内の供給水の液位低下が少なくなり加熱ヒータ
ーの過熱が防止出来、又、蒸気発生装置の容量を小さく
する事が出来る。
【0020】又蒸気発生装置が処理槽の近くに設置さ
れ、蒸気発生装置に接続される戻り配管の接続位置が蒸
気発生装置内の供給水制限液面のすぐ上に接続されてい
る為に装置がコンパクトに出来るとともに、ドレンが短
時間に蒸気発生装置に戻り、戻り配管が確実に滅菌処理
出来るとともに処理槽底部からも蒸気を供給する事が出
来るため昇温時間の短縮及び処理槽内温度の均一化が計
れる。
【0021】
【実施例】次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明を
更に詳しく説明する。図1は本発明の高圧蒸気滅菌装置
の実施例を示す回路図である。1は処理槽で、内部に被
滅菌物4を収納した状態で、図示しない蓋装置により密
閉自在としている。2は蒸気発生装置で、内部に蒸気発
生の為の加熱ヒーター3を有している。処理槽1の底部
には戻り配管5の一端を接続し、この戻り配管5の他端
を蒸気発生装置2の上側面に接続している。又上記戻り
配管5の途中に処理槽1と蒸気発生装置2とを遮断する
事が出来る開閉弁6が設けられており、更に開閉弁6の
処理槽1側に分岐した第1の排水管7と開閉弁8が設け
られている。
【0022】又蒸気発生装置2の上面には蒸気供給配管
9の一端を接続し、この蒸気供給配管9の他端を処理槽
の上側面に接続している。又上記蒸気供給配管9の途中
に処理槽1と蒸気発生装置2とを遮断する事の出来る開
閉弁10が設けられている。更に、前記処理槽1下側面
には、第1の排気配管11の一端を接続し、この第1の
排気配管11の他端を排気装置12の吸込口に接続して
いる。又上記第1の排気配管11の途中には、処理槽1
の側から順に絞り弁13と開閉弁14とに並列に開閉弁
15を設け、除菌装置16(本実施例では除菌フィルタ
ー)と開閉弁17と流量調整弁18と逆止弁19とが設
けられている。
【0023】又蒸気発生装置2上面には、除菌装置滅菌
用配管20の一端を接続し、この除菌装置用配管20の
他端を除菌装置16出口と開閉弁17との配管の途中に
接続している。また開閉弁21が除菌装置滅菌用配管2
0の途中に接続されている。更に蒸気発生装置2の底面
には、供給水配管22の一端を接続し、この供給水配管
22の他端は、図示されていない給水元弁に接続されて
いる。又上記供給水配管22の途中には、蒸気発生装置
2の側から順に開閉弁23と絞り弁24が設けられてい
る。又上記供給水配管22の途中の開閉弁23の蒸気発
生装置2側から分岐して第2の排水配管25が接続され
ており、その途中に開閉弁26が設けられている。27
は液位調節計で蒸気発生装置2内の供給水による液位を
開閉弁23を開閉させて調節する役目を有する。又28
は温度調節計で蒸気発生装置2内の供給水温を加熱ヒー
ター3を作動又は停止させ所定の温度に調節する機能を
有する。
【0024】尚、29は安全弁であり、30及び31は
圧力スイッチで、蒸気発生装置2内の圧力を検出し、高
圧の表示及び高圧異常を知らせる役目を有する。又処理
槽1の上側面には、冷却水配管32の一端を接続し、こ
の冷却水配管32の他端は図示されていない給水元弁に
接続されている。又、上記冷却水配管32の途中には処
理槽1の側から順に開閉弁33と絞り弁34が設けられ
ている。更に処理槽1の上側面には、真空解除配管35
の一端を接続し、この真空解除配管35の他端はフィル
ター38を介して大気に開放されている。又上記真空解
除配管35の途中には、処理槽1の側から順に開閉弁3
6と絞り弁37が設けられている。
【0025】39は排気装置12の第2の排気配管で、
第2の排気配管39の一端を排気装置12の排気口に接
続し、この第2の排気配管39の他端は排出マニホール
ド48に接続されている。又排気装置12の吸込口に
は、封水配管40の一端を接続し、この封水配管40の
他端は、図示されていない給水弁に接続されている。又
上記封水配管40の途中には排気装置12の側から順に
開閉弁41と絞り弁42が設けられている。43は設定
付温度指示計であり、処理槽1内の温度を表示するとと
もに、処理槽1内温度の滅菌温度到達及び冷却終了温度
到達の検出をする役目を有する。又44及び45は圧力
スイッチでそれぞれ脱気の確認及び降圧の確認をする役
目を有する。
【0026】上述の様に構成される本発明の高圧蒸気滅
菌装置を使用し、本発明の処理方法により被滅菌物を滅
菌処理する場合、次の様にして行う。先ず、処理槽1内
に被滅菌物4を収納し、この処理槽1を密閉した後、本
発明の実施例では水封式ポンプである排気装置12の吸
込口に接続された封水配管40に設けられた開閉弁41
を開いた後、上記排気装置12を作動させ、開閉弁1
5,17を開いて処理槽1内の気体を除菌装置16を通
して排気を行うと同時に蒸気発生装置2内に、開閉弁2
3を開いて液位調節計27で設定された位置まで給水し
た後、内設の加熱ヒーター3により供給水の予備加熱を
行う。この予備加熱の制御方法は、立上り運転の場合に
は蒸気発生装置2内供給水上に気体層があり、供給水の
加熱とともに分圧の法則に従い蒸気発生装置2内の圧力
は供給水温度の水蒸気飽和圧力以上になり、脱気時間に
よっては、温度調節装置28の設定温度まで温度が上が
り、その場合、蒸気発生装置2内の圧力が蒸気発生装置
2の最高使用圧力を越える事となる。その場合には高圧
異常で装置の運転を停止するか、安全弁29から圧を放
出する事となり安全面で問題がある。蒸気発生装置2及
び処理槽1の最高使用圧力を高くすれば上記の問題は解
消されるが、装置自体が過大な設計となり高価なものと
なる。そこで、圧力スイッチ30により温度調節装置2
8の設定温度の水蒸気の飽和圧力以下の任意の圧力で予
備加熱を停止する様に制御されている。
【0027】次に処理槽1内の圧力が、排気により圧力
スイッチ44で設定された圧力(本実施例では−60cm
Hg)に到達したら、所定時間開閉弁10を開いて蒸気
発生装置2の予備加熱した供給水の脱気を行うととも
に、蒸気供給配管9及び除菌機構滅菌用配管20内の排
気を行う。所定時間終了後開閉弁10を閉じ、蒸気発生
装置2内の供給水温度が温度調節器28で設定された温
度に到達するまで処理槽1内の排気を行い、設定温度に
到達後第1の排気配管11の途中に設けられた開閉弁1
7を閉じ、次に封水配管40の途中に設けられた開閉弁
41を閉じ、排気装置12を停止させて脱気工程を終了
する。
【0028】次に、除菌機構滅菌用配管20の途中に設
けられた及び第1の排気配管11の途中に設けられた開
閉弁21,14を開き、蒸気発生装置2で発生した蒸気
を、除菌機構滅菌配管20を通して、除菌機構16の出
口側に導き、除菌機構16を通った蒸気は、第1の排気
配管11を通り、開閉弁14を通り、絞り弁13を通っ
て滅圧され処理槽1内に導かれ、処理槽1内及び被滅菌
物4の予熱を行う。蒸気による加熱で発生したドレンの
うち、除菌機構滅菌配管20で発生したドレンは蒸気発
生装置2へ、第1の排気配管11内で発生したドレンは
処理槽1へ、自然落下によりそれぞれ戻され、処理槽1
内で発生しドレンは処理槽1底部に溜められる。絞り弁
13の開度は、蒸気発生装置2と処理槽1の圧力差及
び、蒸気発生装置2に内設された加熱ヒーター3の加熱
能力と、滅菌される除菌機構16と除菌機構滅菌用配管
20と第1の排気配管11の滅菌温度までの加熱に必要
な熱容量と、滅菌中に放熱によって失う熱容量と、処理
槽1と被滅菌物4の予熱に必要な熱容量と、蒸気発生装
置2内の供給水量とによって決定される。又本実施例に
おける絞り弁13はこれに限定されるものではなく、絞
り機能を有するものであれば何でも良い。上記の方法で
除菌機構16及び、第1の排気配管11内に強制的に所
定時間蒸気発生装置2で発生した高圧蒸気を流し、系内
を絞り弁13により飽和蒸気で滅菌に必要な温度及び圧
力に保持することで、系内を均一に加熱出来、脱気工程
時に除菌機構16に捕捉され、又第1の排気配管11内
に附着した感染性微生物は確実に滅菌処理されるととも
に処理槽1の予熱も行なわれ、第1の滅菌工程が終了す
る。
【0029】次に開閉弁10,15及び6を開いて処理
槽1内に蒸気を供給するとともに、処理槽1内底部に第
1の滅菌工程で溜まった感染性微生物が混入している可
能性のある低温のドレンを戻り配管5を通して蒸気発生
装置2に戻し再加熱滅菌を行う。上記操作において、第
1の滅菌工程において処理槽1と被滅菌物4の予熱を充
分に行う事により、上記操作の切換時の処理槽1と蒸気
発生装置2との圧力差及び温度差により、蒸気発生装置
2内供給水の突沸現像に伴う供給水が飛沫となって処理
槽1に流入する事による、蒸気発生装置2内の液位の著
しい低下が防止出来、液位低下によって発生する蒸気発
生装置2に内設された加熱ヒーター3の過熱によるヒー
ター3の破損を防止する事が出来、又蒸気発生装置2自
体の容量を小さく出来、供給水の加熱時間を短くする事
が出来る。
【0030】次に処理槽1内の温度及び圧力が大気圧の
沸騰温度及び圧力以上で設定付温度指示計43で設定さ
れた滅菌温度以下(本実施例では121℃)の任意の状
態で、所定時間(本実施例では1分)開閉弁14,1
7,41を開き排気装置12を作動させ、処理槽1底部
に溜まった気体を、絞り弁13、除菌機構16及び排気
装置12を経て滅圧、除菌、冷却して大気に放出する。
この操作により昇温期間中に処理槽1内の残留気体が蒸
気と気体との密度差によって、処理槽1の底部に分離し
て溜まった段階で気体を排出する事が出来、本操作を行
なわない場合、場合によっては設定付温度指示計43の
温度検出センサー取付位置の温度が滅菌設定温度(本実
施例では121℃)に到達してから、処理槽1内で気体
が溜まって温度が上がりにくい底部の温度が滅菌設定温
度に到達するのに20分〜30分以上掛かっていたが、
本操作を行う事で、3分〜4分で確実に滅菌温度に到達
出来、短時間に処理槽1内の温度の均一化が出来るよう
になった。
【0031】上記第2の排気操作が終了し、設定付温度
指示計43の滅菌温度に、処理槽1内の上記指示計43
の温度検出センサー取付位置の温度が到達してから、所
定時間処理槽1内の温度を上記滅菌温度以上に保持して
第2の滅菌工程が終了する。
【0032】次に開閉弁41を開き、排気装置12を作
動させ開閉弁47及び14を開いて処理槽1内の蒸気
を、絞り弁13及び排気装置12を経て、減圧、冷却し
て放出し、処理槽1内の降圧を行う。本実施例では排気
装置12を通して大気に開放したが、供給水の圧力源が
処理槽1内の圧力より常時高い場合には、上記操作を省
略し、開閉弁33を開いて冷却水を処理槽1に導入して
蒸気を凝縮させ降圧する事が出来るし、時間も短縮され
る。又排気装置12を作動させずに開放させても降圧出
来るが、排出口から高温の蒸気が出て臭いが出るという
問題がある。本実施例の排気装置12は水封式真空ポン
プを使用して封水にて排気蒸気を凝縮冷却し、希釈する
ので、排出口から高温の蒸気を出す事がなく臭気を押さ
える事が出来る。処理槽1内の圧力が大気圧以下になっ
たら、開閉弁14,47を閉じ、排気装置12を停止
し、開閉弁41を閉じる。その後開閉弁33を開いて冷
却水を処理槽1内に導入し、処理槽1と被滅菌物4の冷
却を行う。冷却が始まって処理槽1内の温度が水の大気
圧の沸騰温度以下になってから、開閉弁36を開き、所
定時間経過後開閉弁8を開いて第1の排水管7を通り、
排出マニホールド48より排出する。
【0033】上記操作を行うのは、降圧工程で処理槽1
内の圧が下がっても、処理槽内の温度は下がっておら
ず、そこに冷却水を導入すると導入直後は冷却水が加熱
され高圧の蒸気となり、真空解除配管35に逆流して高
温の蒸気が外に出るのを防止するとともに、高温の冷却
水による排出口出口部での蒸気及びそれにともなう臭気
の発生を押さえる為である。処理槽1内が所定の温度ま
で冷却されたら、開閉弁33を閉じ冷却水の供給を停止
し、処理槽1内に溜まった冷却水を排出する為、所定時
間開閉弁8及び36を開放後、同開閉弁を閉じ降圧冷却
工程を終了する。
【0034】上述の様に構成される本発明の高圧蒸気滅
菌装置と滅菌方法によれば、第1の滅菌工程で処理槽1
内の気体中に含まれる感染性微生物で、除菌機構16部
に捕捉されるか、第1の排気配管11内に附着した物
は、除菌機構16及び第1の排気配管11内に強制的に
蒸気を流し、系内を滅菌に必要な高温高圧に保持し、飽
和蒸気で満し、内部を均一な温度にする事により確実に
滅菌処理され、同時に処理槽1の予熱を行う事が出来
る。又第2の滅菌工程では、排気工程では完全に排出す
る事が出来ない残留気体が、処理槽1の加熱時に蒸気と
分離し、上記処理槽1の底部に溜まった時点で短時間に
除菌機構16を経て排気する事により処理槽1内の加
熱、昇温及び温度の均一化を短時間に行うことができ、
被滅菌物4及び処理槽1の内部に附着した感染性微生物
が確実に滅菌処理される。又上記第1及び第2の滅菌工
程初期に発生する低温のドレンも装置外に排出すること
なく、蒸気発生装置2に自然落下で戻され、再加熱によ
り確実に滅菌処理される。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、気体及び
ドレン中に混入した感染性微生物、又被滅菌物及び処理
槽内面、除菌機構及び配管内面に附着した感染性微生物
の滅菌処理を確実に行う事が出来るため、二次感染を確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧蒸気滅菌装置を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 処理槽 2 蒸気発生装置 3 加熱ヒーター 4 被滅菌物 5 戻り配管 6 開閉弁 7 第1の排水配管 8 開閉弁 9 蒸気供給配管 10 開閉弁 11 第1の排気配管 12 排気装置 13 絞り弁 14 開閉弁 15 開閉弁 16 除菌装置 17 開閉弁 18 流量調整弁 19 逆止弁 20 除菌装置滅菌用配管 21 開閉弁 22 供給水配管 23 開閉弁 24 絞り弁 25 第2の排水配管 26 開閉弁 27 液位調節計 28 温度調節計 29 安全弁 30 圧力スイッチ 31 圧力スイッチ 32 冷却水配管 33 開閉弁 34 絞り弁 35 真空解除配管 36 開閉弁 37 絞り弁 38 フィルター 39 第2の排気配管 40 封水配管 41 開閉弁 42 絞り弁 43 設定付温度指示計 44 圧力スイッチ 45 圧力スイッチ 46 バイパス配管 47 開閉弁 48 排出マニホールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤平 和孝 神奈川県相模原市大山町1番30号 日本金 属工業株式会社相模原製造所内 (72)発明者 幸村 喜三郎 愛知県海部郡弥富町大字鯏浦字西前新田86 −12番地 (72)発明者 浅岡 敏郎 愛知県犬山市大字橋爪字万願寺51番地の46

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に被滅菌物を収納した状態で密閉自
    在な処理槽と、この処理槽に溜まったドレンが自然落下
    で戻る様な位置に設置されて内部に高温高圧蒸気発生の
    為の加熱ヒーターを有する蒸気発生装置と、処理槽底部
    に溜まったドレンを前記蒸気発生装置に戻す為の戻り配
    管と、前記蒸気発生装置で発生させた蒸気を前記処理槽
    に供給するための蒸気供給配管と、前記処理槽及び蒸気
    発生装置内の気体を排気する為の排気手段と、その排気
    手段を構成する排気配管の途中に設けられて前記排気中
    の菌を除菌する為の除菌機構と、この除菌機構の滅菌の
    為に前記蒸気発生装置で発生させた高温高圧の蒸気を除
    菌機構に供給する為の手段と、除菌機構をバイパスして
    排気するバイパス配管とを備えたことを特徴とする高圧
    蒸気滅菌装置。
  2. 【請求項2】 高温高圧蒸気で除菌機構を滅菌処理する
    手段において、蒸気発生装置から見て、除菌機構の下流
    側の排気配管の途中に開閉弁を並列に配置するととも
    に、その一方の開閉弁と直列に絞り機構を配置し、この
    開閉弁を選択的に切換える様にして上記絞り機構により
    系内に強制的に蒸気を流す様にし、又系内を高温高圧に
    保持出来、処理槽の充分な予熱が行なえる機構とした事
    を特徴とする請求項1に記載の高圧蒸気滅菌装置。
  3. 【請求項3】 処理槽内に被滅菌物を収納し、この処理
    槽を密封した後、処理槽内及び蒸気発生装置内の気体
    を、除菌機構を通して排出するとともに、蒸気発生装置
    内供給水の予備加熱及び脱気を行う脱気工程と、この脱
    気工程に続き、上記除菌機構内に高温高圧の蒸気を強制
    的に流通させるとともに、この除菌機構内を高温高圧の
    状態に維持することにより、蒸気処理槽の予熱を行う第
    1の滅菌工程と、この第1の滅菌工程に続き、上記処理
    槽内に高温高圧の蒸気を送りこんで、この処理槽内を高
    温高圧の状態に維持する第2の滅菌工程と、この第2の
    滅菌工程に続き、上記処理槽内の高温高圧の蒸気を排気
    管を通して滅圧・冷却して放出し上記処理槽内の圧力を
    降圧し、冷却水を導入して上記処理槽内を冷却する降圧
    ・冷却工程とから成る、高圧蒸気滅菌方法。
  4. 【請求項4】 処理槽内に高温高圧の蒸気を送り込み、
    処理槽内の温度及び圧力が大気圧下での水の沸騰温度及
    び飽和圧力以上で滅菌温度以下の任意の状態に到達した
    時点で、所定時間上記処理槽底部に溜まった気体を排気
    管及び除菌機構を通して排出し、その後上記処理槽内を
    高温高圧の状態に維持する様にした請求項3に記載の高
    圧蒸気滅菌方法。
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