JPH06189236A - 液晶プロジェクタの投射画像補正回路 - Google Patents

液晶プロジェクタの投射画像補正回路

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JPH06189236A
JPH06189236A JP33470992A JP33470992A JPH06189236A JP H06189236 A JPH06189236 A JP H06189236A JP 33470992 A JP33470992 A JP 33470992A JP 33470992 A JP33470992 A JP 33470992A JP H06189236 A JPH06189236 A JP H06189236A
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screen
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶プロジェクタのスクリーンに対するあお
り角により発生するスクリーン上の画像の歪みを、従来
の水平方向の補正と同時に垂直方向に対しても補正可能
にして、画像本来のアスペクト比が維持され、且つ垂直
直線性も良好な液晶プロジェクタの投射画像補正回路の
提供を目的とする。 【構成】 液晶プロジェクタのスクリーンに対するあお
り角に対応して間引くべき走査線番号及び/又は重複さ
せるべき走査線に関するデータを予め記憶した第1ROM26
と、垂直同期信号(VD)18によりリセットされて水平同期
信号(HD)19のクロックをカウントする第1カウンタ27と
を有し、そのカウント値と第1ROM26に記憶されているデ
ータとに応じてフレームメモリへの走査線の書き込み及
び/又はフレームメモリからの走査線の読み出しを制御
する補正データ処理回路15を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン画面を拡
大して表示するための液晶プロジェクタに関し、特に液
晶プロジェクタがスクリーンに対して適正でない状態で
設置されている場合に発生する画像の台形歪みを補正す
る回路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタは、液晶表示パネルに
表示された画像を投射用ランプでレンズを介してスクリ
ーンに投射して表示する装置であり、高価な大型ブラウ
ン管を使用せずに比較的安価にテレビジョン画面を大画
面で試聴したいという近年の消費者のニーズに応える目
的で、あるいはミニシアターと称される比較的小規模の
映画館でビデオテープを映写する目的等で使用される。
【0003】ところで、液晶プロジェクタは、通常は製
造者が設定した条件通りに、具体的には、プロジェクタ
のレンズの光軸をスクリーンに対して直角に設置すれば
歪みのない画像が得られるが、上述のミニシアター等で
業務用として常設されているような場合を除くとプロジ
ェクタを移動させて使用することが多い。このため、製
造者が予期している設置条件通りには設置されない場合
が多く、その結果、画面が台形状に歪んだ非常に見づら
い映像が映写される虞が多い。
【0004】具体的には、プロジェクタをスクリーンに
対して左右方向の中央に設置することは比較的容易であ
るが、スクリーンに対して上下方向の中央に設置するこ
とは困難な場合が多く、スクリーンに対してプロジェク
タが相対的に低い位置に設置される場合が多い。
【0005】図5及び図6はそのような液晶プロジェク
タの設置状態とスクリーン上に投射された画像の状態と
を説明する模式図である。図5(a) にその側面視が示さ
れているように、液晶プロジェクタ51は通常はたとえば
プロジェクタ51のレンズの光軸50に対してスクリーン52
を直角に設置した場合に、図6(a) に実線にて示されて
いるように、歪みのない正常な画像53がスクリーン52上
に表示される。
【0006】しかし、たとえば図5(b) に示されている
ように、プロジェクタ51がスクリーン52に対して相対的
に低い位置に設置されていてプロジェクタ51のレンズの
光軸50に対してスクリーンが直角にならずに角度θだけ
傾斜して仰ぎ見る状態に設置されているような場合に
は、図6(a) に破線にて示されているように、スクリー
ン52上に表示される画像54はその上側が広がった台形状
の歪みを生じる。
【0007】なお、上述の角度θをあおり角と称し、図
5(b) とは逆にプロジェクタ51がスクリーン52を俯瞰す
る状態に設置された場合にはスクリーン52上では下広が
りの台形歪みが生じる。
【0008】このような問題は CRT方式ののプロジェク
タにおいても発生し得る問題ではある。しかし、 CRT方
式のプロジェクタでは、スクリーン上で発生している歪
みと逆に歪んだ画像が CRT上に表示されるように CRTの
偏向電流を調整することにより、スクリーン上には歪み
のない正常な画像を表示することが容易に可能である。
しかし、液晶プロジェクタの場合には、液晶表示パネル
の画素は画像のアスペクト比に対応して予め固定されて
いるため、 CRT方式のようには容易には解決されない。
【0009】ところで、従来の液晶表示パネルを使用し
た液晶プロジェクタ51では、水平方向に対しては台形歪
みに応じて順次画像圧縮または画像の間引きを行うこと
により液晶表示パネル上で逆補正を行ってスクリーン52
上での台形歪みを補正することが可能ではある。しか
し、水平方向のみの補正では、図6(b) に破線にて示さ
れているように、スクリーン52上に映写された補正後の
画像55は垂直方向に伸びた状態になり、画像本来のアス
ペクト比とは異なってしまう。
【0010】なお、図5(b) に示されているように、ス
クリーン52に対して液晶プロジェクタ51にあおり角を付
けた場合には、計算上よりもあおり角が小さい場合は図
6(a) に破線にて示されているようにスクリーン52上の
画像54は下側が縮み、上側では伸びる。また、あおり角
θが大きくなった場合には、スクリーン52上の画像の上
下端部では比率は異なるがいずれも画像が伸びる傾向に
あり、垂直方向の直線性も悪くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の液
晶プロジェクタを使用する場合には、スクリーン上に映
写された画像に台形歪みが発生し易く、またその補正も
単に水平方向の補正のみが可能なだけでこの場合には垂
直方向に伸びた画像しか得られないという問題があっ
た。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、液晶プロジェクタのスクリーンに対するあ
おり角により発生するスクリーン上の画像の歪みを、従
来の水平方向の補正と同時に垂直方向に対しても補正可
能にして、画像本来のアスペクト比が維持され、且つ垂
直直線性も良好な液晶プロジェクタの投射画像補正回路
の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は基本的には、1
垂直同期信号の期間に1画面を構成する各走査線の画像
データを水平同期信号の各クロックに同期して記憶する
フレームメモリと、このフレームメモリに記憶された画
像データを表示する液晶表示パネルと、この液晶表示パ
ネルに表示された画像をスクリーン上に投射するレンズ
とを備え、スクリーンに対してレンズの光軸が上下方向
のあおり角を有する場合に各走査線の画像データを順次
圧縮して水平方向の歪みを補正し、走査線の間引き,挿
入により垂直方向の歪みを補正してスクリーン上に投射
された画像に発生する台形状の歪みを補正する際の垂直
方向の歪みを補正するための液晶プロジェクタの投射画
像補正回路であって、あおり角に対応して間引くべき走
査線番号及び/又は重複させるべき走査線に関するデー
タを予め記憶した記憶手段と、垂直同期信号によりリセ
ットされて水平同期信号のクロックをカウントするカウ
ント手段と、このカウント手段のカウント値と記憶手段
に記憶されているデータとに応じてフレームメモリへの
走査線の書き込み及び/又はフレームメモリからの走査
線の読み出しを制御する制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0014】
【作用】本発明の液晶プロジェクタの投射画像補正回路
では、あおり角に対応して記憶手段から読み出された間
引くべき走査線番号及び/又は重複させるべき走査線に
関するデータとカウント手段のカウント値とが一致した
時点の走査線がフレームメモリに対して書き込まれない
か、あるいは重複して書き込まれるか、またはフレーム
メモリから読み出されないか、あるいは重複して読み出
されるかにより走査線の間引き及び/又は重複書き込み
が行われて、スクリーンに投射された画像の上下方向の
歪みが補正される。
【0015】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
【0016】図1は本発明に係る液晶プロジェクタの投
射画像補正回路の実施例の基本的な構成を示すブロック
図である。なお、図1においては、R,G,B信号、ま
たはY−色差信号の内の1系統のみに関する回路構成が
示されており、実際には各信号それぞれについて同一構
成の回路が備えられる。
【0017】アナログの映像信号16はローパスフィルタ
(LPF)1を通過することによりサンプリングに際して折り
返しノイズの原因となる高域成分が減衰された後、 A/D
変換器2によりディジタル信号に、即ちデジタルの画像
データに変換される。この A/D変換器2によるデジタル
変換後の画像データはデータバスを介してセレクタ5か
らフレームメモリ6に書き込まれる。
【0018】なお、セレクタ5にはデータバスを介して
D/A変換器3が接続されているが、この D/A変換器3は
フレームメモリ6から読み出された画像データをアナロ
グの映像信号に変換し、ローパスフィルタ(LPF)4を通じ
て出力する。
【0019】画像の歪みを補正する手法としては映像信
号16のライン(走査線)の間引きと重複によるラインの
挿入とが行われるが、ラインの間引きはフレームメモリ
6に映像信号16が書き込まれる際に、ラインの挿入は映
像信号16がフレームメモリ6から読み出される際に行わ
れる。
【0020】クロック発生回路10は水平同期信号(HD)19
に同期したクロックを発生し、水平書き込みカウンタ回
路11, 水平読み出しカウンタ回路12に与える。水平書き
込みカウンタ回路11はクロック発生回路10から与えられ
るクロックに同期して、垂直書き込みカウンタ回路13は
水平同期信号(HD)19に同期して、それぞれフレームメモ
リ6の書き込み用アドレス信号を生成し、セレクタ8へ
出力する。水平読み出しカウンタ回路12はクロック発生
回路10から与えられるクロックに同期して、垂直読み出
しカウンタ回路14は水平同期信号(HD)19に同期して、そ
れぞれフレームメモリ6の読み出し用アドレス信号を生
成し、セレクタ9へ出力する。
【0021】なお、水平書き込みカウンタ回路11及び水
平読み出しカウンタ回路12により生成されるクロックは
各水平ラインを構成する画像データ、換言すれば各水平
ラインを構成する液晶表示パネルの画素それぞれに対応
したクロックであり、垂直書き込みカウンタ回路13及び
垂直読み出しカウンタ回路14により生成されるクロック
は1垂直周期を構成する各水平ラインに対応するクロッ
クである。
【0022】セレクタ5, 8, 9 はフレームメモリ6の読
み書きに対応してアドレスバス及びデータバスの切換え
を行う。具体的には、セレクタ5はフレームメモリ6へ
の書き込み時には A/D変換器2から出力された映像信号
16のデジタル変換後の画像データがフレームメモリ6に
入力されるようにデータバスを切換え、フレームメモリ
6からの読み出しには D/A変換器3へフレームメモリ6
からディジタルデータが出力されるようにデータバスを
切り換える。
【0023】セレクタ8はフレームメモリ6への書込み
時には水平書き込みカウンタ回路11から出力されたアド
レス信号がフレームメモリ6に入力されるようにアドレ
スバスを切換え、フレームメモリ6からの読み出しには
水平読み出しカウンタ回路12から出力されたアドレス信
号がフレームメモリ6に入力されるようにアドレスバス
を切り換える。
【0024】セレクタ9はフレームメモリ6への書込み
時には垂直書き込みカウンタ回路13から出力されたアド
レス信号がフレームメモリ6に入力されるようにアドレ
スバスを切換え、フレームメモリ6からの読み出しには
垂直読み出しカウンタ回路14から出力されたアドレス信
号がフレームメモリ6に入力されるようにアドレスバス
を切り換える。
【0025】リセット回路7は、垂直同期信号(VD)18か
ら垂直ブランキング信号を生成して垂直書き込みカウン
タ回路13と垂直読み出しカウンタ回路14とにそれらをリ
セットするVリセット信号25として与える。垂直書き込
みカウンタ回路13と垂直読み出しカウンタ回路14とはV
リセット信号25でリセットされた水平同期信号(HD)19を
計数対象のクロックとしてカウントアップするカウンタ
であり、映像信号開始ラインに合わせてアドレスをカウ
ントアップする。
【0026】また、リセット回路7は、水平同期信号(H
D)19と垂直同期信号(VD)18とから水平書き込みカウンタ
回路11と水平読み出しカウンタ回路12とのリセット信号
を生成してそれらに与える。
【0027】水平, 垂直方向の台形歪み補正設定手段
(図示せず) から出力された補正データ20は、補正デー
タ処理回路15でライン間引きデータ (第1VEN)23とライ
ン挿入データ (第2VEN)24とを生成する。なお、水平間
引きデータ(HEN)22 は水平方向の間引き処理を行う信号
であり、従来公知の手法により水平補正処理回路32によ
り発生される。
【0028】ここでは説明の便宜上、間引き処理はフレ
ームメモリ6へのデータの書き込み時に行われるものと
し、ラインの挿入はフレームメモリ6からのデータの読
み出し時に行うものとするが、間引き処理はフレームメ
モリ6へのデータの読み出し時に行うことも可能であ
る。また、水平方向の画像圧縮による台形歪みの補正
は、従来技術として公知であるため、その説明は省略す
る。
【0029】図2は図1に示されている補正データ処理
回路15の詳細な構成を示すブロック図であり、スクリー
ンに映写された画像が垂直方向に伸びた量に応じて一定
の間隔でラインを間引く処理を行うための本発明の液晶
プロジェクタの投射画像補正回路の第1の発明としての
回路が示されている。また、図3はこの補正データ処理
回路15の動作を説明するためのタイミングチャートであ
り、 (a)はVリセット信号25を、 (b)は水平同期信号(H
D)19を、 (c)はライン間引きデータ (第1VEN)23を、
(d)はWE信号21を、 (e)はロード信号(LOAD)31をそれぞ
れ示している。
【0030】第1ROM26にはあおり角θに対応した垂直補
正データが予め記憶されている。第1カウンタ27は水平
同期信号(HD)19を計数対象のクロックとするプリセット
可能な8ビットのバイナリカウンタであり、Vリセット
信号25によりリセットされる。また、Vリセット信号25
は ANDゲート28を通じてワンショットマルチバイブレー
タ29にも入力されている。
【0031】ワンショットマルチバイブレータ29はVリ
セット信号25の立上がりを基準として短い幅のパルスで
あるロード信号(LOAD)31を生成する。このロード信号(L
OAD)31は、第1カウンタ27に第1ROM26のデータをプリセ
ットさせる信号である。
【0032】この補正データ処理回路15に関してたとえ
ばmライン毎に1ラインを間引く場合について考える
と、プリセット可能な第1カウンタ27に”255 −m”を
プリセットしておけば、第1カウンタ27は計数対象のク
ロックである水平同期信号(HD)19をm回カウントする都
度キャリーを発生する。このキャリー信号をライン間引
きデータ (第1VEN)23とする。このライン間引きデータ
(第1VEN)23は垂直書き込みカウンタ回路13にイネーブ
ル信号として与えられており、垂直書き込みカウンタ回
路13のmライン目のカウントアップを停止させる。
【0033】また、ゲート回路30は反転回路であり、ラ
イン間引きデータ (第1VEN)23の極性を反転してWE信号
21を生成する。このWE信号21は、ライトイネーブル信号
としてフレームメモリ6に与えられており、フレームメ
モリ6の書き込みを禁止する。これにより、フレームメ
モリ6はmライン目の映像信号の書き込みを停止し、ま
た垂直書き込みカウンタ回路13はmライン目のカウント
アップを行わない。このような動作により、次のm+1
ライン目のデータはフレームメモリ6のmライン目のア
ドレスに書き込まれ、mライン目のデータはフレームメ
モリ6には書き込まれない。
【0034】これに対して、垂直読み出しカウンタ回路
14はフレームメモリ6を順次読み出すため、フレームメ
モリ6に書き込まれなかったmライン目のデータが間引
かれてm−1ラインの次にm+1ラインが来る映像信号
のデータが読出される。
【0035】また、WE信号21は ANDゲート28を通じてワ
ンショットマルチバイブレータ29にも入力されている。
ワンショットマルチバイブレータ29はVリセット信号25
と同様にWE信号21の立下がりを基準として短い幅のパル
スであるロード信号(LOAD)31を生成し、第1カウンタ27
に第1ROM26のデータを再度プリセットする。これを反復
することにより、mライン毎に1本ずつの間引きを行う
ことが出来る。
【0036】しかしこのような手法では、アスペクト比
の補正は出来るが垂直直線性の補正は出来ない。そこ
で、垂直直線性も補正出来る補正データ処理回路15の構
成例を本発明の液晶プロジェクタの投射画像補正回路の
第2の発明として図4のブロック図に示す。
【0037】図4の第3ROM34は間引きライン番号を記憶
するメモリであり、第4ROM38は挿入ライン番号を記憶す
るメモリである。具体的には、あおり角θそれぞれに対
するアスペクト比の変化と垂直直線性の変化との関係を
計算して間引くライン番号と挿入するライン番号とを予
め指定したデータを第3ROM34と第4ROM38とに記憶させて
おく。また、第2ROM33には、第3ROM34と第4ROM38とに予
め書き込まれている各あおり角θそれぞれに関する一群
のデータの内の最初のデータが記憶されているアドレス
を記憶させておく。
【0038】第3カウンタ37はVリセット信号25でリセ
ットされ、水平同期信号(HD)19を計数対象のクロックと
してカウントアップするカウンタであり、ライン番号を
カウントする。第2カウンタ36は第3ROM34の、第4カウ
ンタ40は第4ROM38のそれぞれアドレスカウンタであり、
いずれもVリセット信号25でリセットされると同時に第
2ROMのデータをプリセットする。この際、第3ROM34はあ
おり角θに対応した最初の間引きラインのデータを出力
する。また同様に、第4ROM38は最初の挿入ラインのデー
タを出力する。またこれらのカウンタ36, 40はライン間
引きデータ (第1VEN)23, ライン挿入データ (第2VEN)
24をそれぞれ計数対象のクロックとしてカウントアップ
するカウンタである。
【0039】第1一致検出回路35は第3ROM34のデータと
第3カウンタ37のデータとを比較してデータの一致を検
出する回路であり、また第2一致検出回路39は第4ROM38
のデータと第3カウンタ37のデータとを比較してデータ
の一致を検出する回路であり、それぞれの一致検出出力
はライン間引きデータ (第1VEN)23及びライン挿入デー
タ (第2VEN)24を生成する。
【0040】このライン間引きデータ (第1VEN)23は図
2で説明したライン間引きデータ (第1VEN)23と同様
に、垂直書き込みカウンタ回路13のカウントアップの停
止とフレームメモリ6の書き込みの停止とを行わせ、第
3ROM34のデータと一致したラインの間引き処理を行う。
【0041】同じく、ライン挿入データ (第2VEN)24は
第4ROM38の挿入ラインデータと第3カウンタ37の一致信
号であり、挿入ラインを示す。また、ライン挿入データ
(第2VEN)24は図1に示されている垂直読み出しカウン
タ回路14のイネーブル信号であり、この垂直読み出しカ
ウンタ回路14のカウントアップを停止する。垂直読み出
しカウンタ回路14のカウントアップが停止すると、フレ
ームメモリ6はカウントアップを停止する前のデータを
2ライン続けて読み出すことによりライン挿入を行う。
【0042】それぞれの一致検出が行われると、ライン
間引きデータ (第1VEN)23またはライン挿入データ (第
2VEN)24による第2カウンタ36または第3カウンタ40を
カウントアップして次の間引きまたは挿入ラインのデー
タを第3ROM34または第4ROM38から出力する。この動作を
反復することにより、1垂直期間のライン間引き, 挿入
が行われる。
【0043】なおここでは説明の都合上、単純なライン
の間引きと挿入とを行うために多少の画像の劣化が生じ
る。これを改善するには、水平, 垂直フィルタを使用す
ることにより、画質の劣化は最小限に抑制することが出
来る。
【0044】
【発明の効果】以上に詳述した如く本発明によれば、従
来の補正に加えて、垂直方向の画像の伸びと直線性とを
補正して本来の画像を再現することが可能になり、従っ
て厳しい設置条件を必要とはしなくなるためどのような
場所でも誰でも液晶プロジェクタを簡単に設置すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶プロジェクタの投射画像補正
回路の実施例の基本的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る液晶プロジェクタの投射画像補正
回路の第1の発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明に係る液晶プロジェクタの投射画像補正
回路の第1の発明の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図4】本発明に係る液晶プロジェクタの投射画像補正
回路の第2の発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】液晶プロジェクタの設置状態とスクリーン上に
投射された画像の状態とを説明する模式図である。
【図6】液晶プロジェクタの設置状態とスクリーン上に
投射された画像の状態とを説明する模式図である。
【符号の説明】
15 補正データ処理回路 26 第1ROM 27 第1カウンタ 34 第3ROM 35 第1一致検出回路 36 第2カウンタ 38 第4ROM 39 第2一致検出回路 40 第4カウンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1垂直同期信号の期間に1画面を構成す
    る各走査線の画像データを水平同期信号の各クロックに
    同期して記憶するフレームメモリと、該フレームメモリ
    に記憶された画像データを表示する液晶表示パネルと、
    該液晶表示パネルに表示された画像をスクリーン上に投
    射するレンズとを備え、前記スクリーンに対して前記レ
    ンズの光軸が上下方向のあおり角を有する場合に各走査
    線の画像データを順次圧縮して水平方向の歪みを補正
    し、走査線の間引き,挿入により垂直方向の歪みを補正
    してスクリーン上に投射された画像に発生する台形状の
    歪みを補正する際の垂直方向の歪みを補正するための液
    晶プロジェクタの投射画像補正回路において、 前記あおり角に対応して間引くべき走査線番号及び/又
    は重複させるべき走査線に関するデータを予め記憶した
    記憶手段と、 垂直同期信号によりリセットされて水平同期信号のクロ
    ックをカウントするカウント手段と、 該カウント手段のカウント値と前記記憶手段に記憶され
    ているデータとに応じて前記フレームメモリへの走査線
    の書き込み及び/又は前記フレームメモリからの走査線
    の読み出しを制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する液晶プロジェクタの投射画像補正回路。
  2. 【請求項2】 1垂直同期信号の期間に1画面を構成す
    る各走査線の画像データを水平同期信号の各クロックに
    同期して記憶するフレームメモリと、該フレームメモリ
    に記憶された画像データを表示する液晶表示パネルと、
    該液晶表示パネルに表示された画像をスクリーン上に投
    射するレンズとを備え、前記スクリーンに対して前記レ
    ンズの光軸が上下方向のあおり角を有する場合に各走査
    線の画像データを順次圧縮して水平方向の歪みを補正
    し、走査線の間引き,挿入により垂直方向の歪みを補正
    してスクリーン上に投射された画像に発生する台形状の
    歪みを補正する際の垂直方向の歪みを補正するための液
    晶プロジェクタの投射画像補正回路において、 前記あおり角に対応して1走査線が間引かれる走査線数
    のデータを予め記憶した記憶手段と、 垂直同期信号によりリセットされて前記記憶手段に記憶
    されているデータがロードされ、水平同期信号のクロッ
    クをカウントしてロードされている値までのカウントア
    ップを反復するカウント手段と、 該カウント手段がカウントアップした場合に前記フレー
    ムメモリへの1走査線のデータの書き込みを停止するよ
    うに制御する制御手段とを備えたことを特徴とする液晶
    プロジェクタの投射画像補正回路。
  3. 【請求項3】 1垂直同期信号の期間に1画面を構成す
    る各走査線の画像データを水平同期信号の各クロックに
    同期して記憶するフレームメモリと、該フレームメモリ
    に記憶された画像データを表示する液晶表示パネルと、
    該液晶表示パネルに表示された画像をスクリーン上に投
    射するレンズとを備え、前記スクリーンに対して前記レ
    ンズの光軸が上下方向のあおり角を有する場合に各走査
    線の画像データを順次圧縮して水平方向の歪みを補正
    し、走査線の間引き,挿入により垂直方向の歪みを補正
    してスクリーン上に投射された画像に発生する台形状の
    歪みを補正する際の垂直方向の歪みを補正するための液
    晶プロジェクタの投射画像補正回路において、 前記あおり角に対応して間引くべき走査線番号のデータ
    を予め記憶した間引き走査線番号記憶手段と、 前記あおり角に対応して重複して挿入すべき走査線番号
    のデータを予め記憶した挿入走査線番号記憶手段と、 垂直同期信号によりリセットされて水平同期信号のクロ
    ックをカウントするカウント手段と、 該カウント手段のカウント値と前記間引き走査線番号記
    憶手段の記憶データとを比較する第1一致検出回路と、 前記カウント手段のカウント値と前記挿入走査線番号記
    憶手段の記憶データとを比較する第2一致検出回路と、 前記第1一致検出回路が一致を検出した場合に前記フレ
    ームメモリへの1走査線のデータの書き込みを停止し、
    前記第2一致検出回路が一致を検出した場合に前記フレ
    ームメモリへの1走査線のデータの重複書き込みを行わ
    せるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る液晶プロジェクタの投射画像補正回路。
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