JPH0618743A - 光分岐結合器 - Google Patents

光分岐結合器

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JPH0618743A
JPH0618743A JP19591392A JP19591392A JPH0618743A JP H0618743 A JPH0618743 A JP H0618743A JP 19591392 A JP19591392 A JP 19591392A JP 19591392 A JP19591392 A JP 19591392A JP H0618743 A JPH0618743 A JP H0618743A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical
coupling
core
length
optical fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP19591392A
Other languages
English (en)
Inventor
Michitaka Okuda
通孝 奥田
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Priority to US08/081,479 priority patent/US5410626A/en
Priority to EP9393304992A priority patent/EP0576299A3/en
Publication of JPH0618743A publication Critical patent/JPH0618743A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 延伸長を短くして強度を強くでき且つ広帯域
な光分岐結合器を提供すること。 【構成】 コア拡大部30,40を有する光ファイバ1
0,20を用意し、これら光ファイバ10,20のコア
拡大部30,40同士を融着延伸することにより製作さ
れる。光ファイバ10,20のコア拡大部30,40を
融着延伸したので両者の結合が早く開始され、その分、
必要な分岐比の所までの延伸距離が短くなり、その細径
部が太くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信ネットワークに
おいて、光を分岐または合流、分波または合波するのに
使用される光分岐結合器に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、ファイバ融着延伸型の光分岐結合器
は、図7(a)に示すように、2本(又は多数本)の保
護被覆を除去した光ファイバ80,85のクラッド8
1,86同士を整列,把持し、該クラッド81,86を
局部的に加熱融着した後、同図(b)に示すように延伸
して製作されていた。
【0003】そしてこの延伸によって、各光ファイバ8
0,85の光導波路部であるコア83,87の径が次第
に細くなり、導波光のモードフィールド径が増大し、各
コア83,87間距離も接近し、このため両コア83,
87間において結合が起こる。即ち導波光の正弦波状の
周期的な結合が行われる。それは、簡易的にはモード結
合方程式により正弦関数で表す事ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらシングル
モードファイバのようにクラッド径に比べてコア径の小
さなものは、結合を開始させる為のコア径、コア間距離
に達するためは、延伸長を長くとらねばならず、それに
よりテーパ形状部分の長さL2が長くなり、結合部84
の径D2が細くなってしまう。それにより次のような問
題点があった。
【0005】テーパ形状部分の長さL2が長く、結合
部84の径D2が細いので、強度的に弱い。
【0006】テーパ形状部分の長さL2が長いので、
実装部も長くなり、部品サイズが大きくなる。
【0007】破断に対する信頼性が十分とはいえな
い。
【0008】結合させる為、延伸長を長くとらねばな
らず、製作に時間がかかる。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、延伸長を短くして強度を強くできる
光分岐結合器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、使用する2本の光ファイバの少なくとも一
方にコア拡大ファイバを用い、これら光ファイバ同士を
加熱融着延伸することにより製作される。ここで使用さ
れるコア拡大ファイバは、コアの屈折率をクラッドに比
較して高めるため、光ファイバの所定部分を高温熱処理
してコアに添加されているドーパント(例えばゲルマニ
ウムGe)をクラッド部まで拡散することによって得ら
れる。
【0011】
【作用】光ファイバのコア拡大部を融着延伸したので結
合が早く開始され、必要な分岐比の所までの延伸距離が
短くなる。また短延伸の為、その細径部が太くできる。
【0012】またテーパ形状部分の長さを短く(特に1
0mm以下)すれば、分岐比の波長依存性が低減され広帯
域化が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例にかかる光分
岐結合器の製造方法を示す図である。この光分岐結合器
を製作するには、まず同図(a)に示すように、コア拡
大部30,40を有する等しい構造の2本の光ファイバ
10,20(シングルモード)を整列して図示しない把
持手段によって把持する。
【0014】ところで光ファイバ10(20)にコア拡
大部30(40)を設けるには、光ファイバ素線を、ガ
スバーナ或いは電気炉により、1000〜1500℃で
ある時間加熱すればよい。それによりコア13(23)
に添加されているドーパント(ゲルマニウムGe)がク
ラッド11(21)内に拡散し、高屈折率部がクラッド
11(21)に広がり、結果として光導波部が広がり、
モードフィールド径が広がり、コア13(23)が拡大
した状態と等価になる。このようにして通常のシングル
モード光ファイバのシングルモードを維持しながらモー
ドフィールド径を2〜5倍程度に拡大することができ
る。
【0015】次に同図(b)に示すように、両光ファイ
バ10,20のコア拡大部30,40の部分を加熱融着
延伸して所定の分岐比の所で延伸を止めればこの光分岐
結合器は完成する。
【0016】ここでコア拡大部30,40のモードフィ
ールド径は、他の通常のコア13,23の部分のモード
フィールド径に比較して広がっており、また僅かな延伸
により更にその部分の導波光モードフィールドが広が
り、その分早く隣接するコア13,23間で結合が開始
し、光が移動する。つまり前記図7に示す従来の光分岐
結合器に比べて、両光ファイバ10,20を結合するの
に必要な延伸長は短くて済む。
【0017】一方、例えば光合分波器の場合のように、
使用波長間の分岐比の0,1ピークを合わせる必要があ
る場合、必要なビート数(延伸−分岐周期PL)分長く
延伸しなければならないが、本実施例の場合は上述のよ
うに結合の立上りが早いのでその分だけ短延伸で終了す
ることができる。
【0018】従って、図1に示す光分岐結合器のテーパ
形状部分の長さL1と結合部50の径D1と、図7に示す
従来の光分岐結合器のテーパ形状部分の長さL2と結合
部84の径D2を比較すれば、 L1<L21>D2 となる。
【0019】図2は上記実施例による光分岐結合器の延
伸長−分岐比特性を示す図である。同図に示すように、
本実施例の方が結合が早く開始されることが分かる。
【0020】図3(a),(b)はそれぞれ前記光ファ
イバ10,20のコア拡大部30,40のモードフィー
ルド径と、通常の光ファイバのモードフィールド径の比
較をしたもので、モードフィールド径は異なるものの光
強度的には変わらないことがわかる。
【0021】〔第2実施例〕ところで、従来光分岐結合
器を製作するには、加熱源としてガスバーナを用い、該
ガスバーナを前後左右に振りながら、整列把持した光フ
ァイバの所定部分を加熱融着延伸せしめていた。このよ
うにして光分岐結合器を製作した場合、融着延伸部であ
るテーパ形状部分の長さ(図7のL2)が長くなり、そ
の中心部はほぼ直線状になる。この場合、結合としては
完全結合に近い分岐比を得ることができる。しかしなが
ら光ファイバ間の完全結合は、光合分波器として使用す
る場合は必要な特性であるものの、通常の分岐特性とし
ては波長変動により分岐比が変化するため広帯域化が図
れなかった。
【0022】このため本願発明者は、光分岐結合器の広
帯域化を図るために、融着する長さをできる限り短くし
て延伸する事により結合部長を短くし、波長特性を平坦
にした。結果として外観上テーパ形状部分の長さが短く
(Lが10mm以下)てテーパ角度が急峻となることを見
出し、またそのために種々の工夫を行った。
【0023】図4はテーパ形状部分の短い光分岐結合器
の製造方法を示す図である。まず同図(a)に示すよう
にコア拡大部30,40(図1参照)を有する等しい構
造の2本の光ファイバ10,20(シングルモード)を
整列して図示しない把持手段によって把持する。
【0024】次に同図(b)に示すように、整列した光
ファイバ10,20の左右両側からガスバーナ60,6
5を近づけ、火炎の先端を当て、局部的に加熱融着せし
める。
【0025】融着後、同図(c)に示すように、ガスバ
ーナ60,65をさらに近づけてこれを延伸し、必要な
分岐比の所で停止する。但しテーパ形状の部分の長さL
は10mm以下としなければならない。
【0026】上記融着延伸工程において、その加熱源で
あるガスバーナ60,65は、左右方向(光ファイバの
延伸方向)に対しては動かさず停止させる。これによっ
て火炎の広がりを小さくでき、短くて急峻なテーパ形状
にでき、短い光結合部分を得ることができる。
【0027】またこのとき火炎の径が小さい方が急峻な
テーパ形状を得ることができる。本願発明者の実験によ
れば、テーパ形状部分の長さを10mm以下とするために
は、ガスバーナ60,65のガス吹き出しノズル径を
0.3mm以下とすることが必要であった。なおこれと同
等の小さな火炎径を得る手段として図5に示すように、
ガスバーナ60,65の火炎内にピンホール67を有す
る絞りピンホール板66を設置することによって使用す
るガスバーナ60,65の火炎の径を絞ってもよい。ま
た使用するガスには酸素を付加し高温化を図った。
【0028】図6はテーパ形状部分の長さLによる波長
−分岐比特性を示したものである。同図に示すようにテ
ーパ形状部分の長さLが短いほど、波長−分岐比特性が
平坦になることがわかり、特にL=10mm以下の場合は
良好な広帯域化を実現していることがわかる。
【0029】即ちこの第2実施例のように融着延伸部の
テーパ形状の部分を短く(10mm以下)すれば、第1実
施例で生じる効果の他に、光分岐結合器の広帯域化が図
れるという効果も生じることとなる。
【0030】以上、本発明にかかる実施例を説明した
が、本発明はこれに限定されず、例えば以下のような変
更が可能である。 本発明において構成される光分岐結合器は2分岐のみ
ならず、多数本の光ファイバを用いて多分岐させて構成
してもよい。
【0031】結合する片側一方の光ファイバのみにコ
ア拡大部を設けても良く、また結合する両光ファイバに
設けたコア拡大部の径を異ならせてもよい。この場合、
伝搬光の伝搬定数が異なる為、不完全結合となり、広帯
域化が可能となる。
【0032】第2実施例で用いたガスバーナ60,6
5は2本であったが、これは1本でも良く、必要に応じ
て多数本使用しても良い。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる光分岐結合器によれば、以下のような優れた効果を
有する。 光ファイバのコア拡大部を融着延伸したので結合が早
く開始され、必要な分岐比の所までの延伸距離が短く、
従って短時間で製作でき、作業効率が向上する。
【0034】短延伸の為、融着延伸部のテーパ形状の
部分の長さが短くでき、従ってその細径部が太くでき、
機械的強度が強くなる。従って破断に対する信頼性が向
上する。
【0035】延伸長が短いため、従来に比較してコン
パクトに部品を実装、構成できる。
【0036】テーパ形状部分の長さを短く(特に10
mm以下)すれば、分岐比の波長依存性が低減され広帯域
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる光分岐結合器の製
造方法を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例による光分岐結合器の延伸
長−分岐比特性を示す図である。
【図3】光ファイバ10,20のコア拡大部30,40
のモードフィールド径と、通常の光ファイバのモードフ
ィールド径の比較をした図である。
【図4】第2実施例にかかる光分岐結合器の製造方法を
示す図である。
【図5】ガスバーナ60,65の使用方法を示す図であ
る。
【図6】テーパ形状部分の長さLによる波長−分岐比特
性を示した図である。
【図7】従来の光分岐結合器の製造工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
10,20 光ファイバ 30,40 コア拡大部 50 結合部 60,65 ガスバーナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本又はそれ以上の光ファイバを整列
    し、その周囲を局部的に加熱融着延伸して結合部を設け
    ることにより光を分岐・結合するファイバ融着延伸型の
    光分岐結合器において、 前記光ファイバの少なくとも一方には高温熱処理してコ
    ア部を拡大した光ファイバを使用し、該光ファイバのコ
    ア拡大部を融着延伸してその部分を結合部としたことを
    特徴とする光分岐結合器。
  2. 【請求項2】 前記加熱融着延伸によってテーパ形状に
    絞られる部分の長さを10mm以下としたことを特徴とす
    る請求項1記載の光分岐結合器。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方がコア拡大部を有する2
    本又はそれ以上の光ファイバを整列する工程と、 延伸方向に対して固定、静止せしめた加熱源によって前
    記光ファイバのコア拡大部の周囲を局部的に加熱融着
    し、且つテーパ形状に絞られる部分の長さが10mm以下
    となるように延伸する工程とを具備することを特徴とす
    る光分岐結合器の製造方法。
JP19591392A 1992-06-25 1992-06-30 光分岐結合器 Pending JPH0618743A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19591392A JPH0618743A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 光分岐結合器
US08/081,479 US5410626A (en) 1992-06-25 1993-06-23 Optical coupler having a tapered fused region
EP9393304992A EP0576299A3 (en) 1992-06-25 1993-06-25 Optical couplers.

Applications Claiming Priority (1)

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JP19591392A JPH0618743A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 光分岐結合器

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ID=16349074

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JP19591392A Pending JPH0618743A (ja) 1992-06-25 1992-06-30 光分岐結合器

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