JPH06185468A - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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Publication number
JPH06185468A
JPH06185468A JP35513192A JP35513192A JPH06185468A JP H06185468 A JPH06185468 A JP H06185468A JP 35513192 A JP35513192 A JP 35513192A JP 35513192 A JP35513192 A JP 35513192A JP H06185468 A JPH06185468 A JP H06185468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
temperature
time
pressure
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP35513192A
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English (en)
Inventor
Masanao Inui
正直 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP35513192A priority Critical patent/JPH06185468A/ja
Publication of JPH06185468A publication Critical patent/JPH06185468A/ja
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気圧縮機のモータの起動時における不要な
アンロード運転を少なくして時間あたりの吐出空気量を
大きくする。 【構成】 圧縮機本体2にモータ3を連結する。吐出室
12を管路16でタンク4に接続する。吸込室11にアンロー
ド機構5を設ける。モータ3のコイルに温度センサ6を
設け、タンク4に圧力センサ7を設ける。温度センサ6
および圧力センサ7の検出に基づきアンロード機構5の
作動を制御する制御装置8を設ける。制御装置8によっ
て、モータ3の温度が所定温度を越えているとき起動時
のアンロード運転時間を短縮することにより、運転状況
に応じて不要なアンロード運転を少なくして時間あたり
の吐出空気量を大きくする。また、タンク4内の残圧が
所定圧力以上でモータ3の起動時の負荷が大きい場合
は、モータ3の温度にかかわらずアンロード運転時間を
充分長くすることにより、モータ3の起動を円滑に行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの起動時にアン
ロード運転を行うようにした空気圧縮機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】モータによって圧縮機本体を駆動させて
空気を圧縮する空気圧縮機においては、モータの起動時
に、圧縮機本体の可動部およびモータのロータ等の慣性
および摺動部の摩擦等によりモータに大きな負荷がかか
かる。
【0003】そこで、従来、この種の空気圧縮機では、
圧縮機本体に設けたアンロード機構によって、モータの
起動時に圧縮機本体を一定時間(4秒程度)アンロード
状態とすることにより、モータの起動時の負荷を軽減す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧縮機では、次のような問題がある。すなわち、モ
ータの停止、起動を頻繁に繰返す断続運転においては、
モータの停止時間が短い場合、モータのコイルの温度の
低下が小さいので起動直後に定常運転に必要な出力を発
生させることができるので、断続運転中の起動時のアン
ロード運転は運転開始時に比して短時間ですむことにな
る。ところが、上記従来の空気圧縮機では、モータの起
動時には常に一定時間アンロード運転が行われるため、
モータが一旦停止して再び起動する度に運転開始時と同
じ時間アンロード運転が行われるので、不要なアンロー
ド運転が多くなり、その分吐出空気量が少なくなって圧
縮効率が低下するという問題がある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、空気圧縮機のモータの起動時における不要なア
ンロード運転を少なくして吐出空気量を大きくすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、圧縮機本体を駆動するモータと、該モ
ータの起動時に前記圧縮機本体をアンロード運転状態と
するアンロード機構とを備えた空気圧縮機において、前
記モータの温度を検出する温度センサと、該温度センサ
の検出に基づき前記アンロード機構を制御して前記モー
タの起動時の温度が所定温度を越えているときアンロー
ド運転時間を短縮する制御装置とを設けたことを特徴と
する。
【0007】
【作用】このように構成したことにより、モータの起動
時の温度が所定温度を越えているとき起動時のアンロー
ド運転時間が短縮されるので、不要なアンロード運転が
少なくなり時間あたりの吐出空気量を大きくすることが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0009】図1に示すように、空気圧縮機1は、圧縮
機本体2と、圧縮機本体2を駆動させるモータ3と、圧
縮機本体2から吐出された圧縮空気を貯留するタンク4
と、圧縮機本体2に設けられたアンロード機構5と、モ
ータ3の温度を検出する温度センサ6と、タンク4内の
圧力を検出する圧力センサ7と、温度センサ6および圧
力センサ7の出力信号に基づいてアンロード機構5を制
御する制御装置8とから概略構成されている。
【0010】圧縮機本体2は、ピストン9が摺動可能に
嵌装されたシリンダ10の上部に吸込室11と吐出室12とが
並んで設けられており、シリンダ10の下部にクランクケ
ース13が取付けられている。吸込室11は、エアフィルタ
14を介して大気側に連通され、また、吸込弁15を介して
シリンダ10内に連通されている。吐出室12は、管路16を
介してタンク4に連通され、また、吐出弁17を介してシ
リンダ10内に連通されている。クランクケース13には、
モータ3が取付けられ、モータ3の駆動軸3aがピストン
9のコンロッド18に連結されたクランクシャフト(図示
せず)に連結されており、駆動軸3aの回転によってピス
トン9がシリンダ9内を往復動するようになっている。
【0011】吐出室11には、アンロード機構5が設けら
れており、アンロード機構5は、プッシュソレノイドか
らなり、外部からの信号によってプランジャ5aを伸長さ
せて吸込弁15を強制的に押し開き常時開弁状態にできる
ようになっている。
【0012】モータ3には、電源装置(図示せず)が接
続されており、運転状況に応じた電力が供給されるよう
になっている。そして、運転中、タンク4に設けられた
圧力スイッチ19よって、タンク4内の圧力が所定の下限
圧力P1 (本実施例では8kgf/cm2 )以下に低下したと
きモータ3を作動させて圧縮空気をタンク4に供給し、
タンク4内の圧力が所定の上限圧力P2 (本実施例では
9kgf/cm2 )に達したときモータ3を停止して圧縮空気
の供給を停止することによりタンク4内の圧力を所定の
範囲内(8〜9kgf/cm2 )に維持するようになってい
る。また、温度センサ6は、モータ3の内部のコイル
(図示せず)に取付けられており、コイルの温度を検出
するようになっている。
【0013】制御装置8は、モータ3の起動時にアンロ
ード機構5を作動させて吸込弁15を開弁させることによ
って圧縮機本体2を所定時間アンロード状態とするよう
になっており、温度センサ6および圧力センサ7の検出
に基づいて次のような制御を行う。
【0014】圧力センサ7によって検出したタンク4内
の圧力が所定圧力P3 (本実施例では、P3 =P1 =8
kgf/cm2 としている。)以下の場合、温度センサ6によ
って検出したモータ3のコイルの温度が、所定温度T1
以下のとき、モータ3の起動時のアンロード運転時間を
従来と同様(4秒程度)にt0 に設定し、所定温度T1
を越えているとき、起動時のアンロード運転時間を短縮
する。すなわち、断続的な運転によって、停止中のモー
タ3のコイルの温度が高い場合には、通電によって短時
間でコイルの温度が起動時に必要な出力を発生させるの
に充分な温度に達するため、空気圧縮機1の始動時(コ
イルが冷えている時)におけるモータ3の起動時よりも
アンロード運転時間が短くてすむので、その分アンロー
ド運転時間を短縮することができる。ここで、本実施例
においては、所定温度をT1 とT2 (>T1 )の2段階
設定し、上記に加えて温度センサ6の検出温度が所定温
度T1 を越えており、かつ、所定温度T2 以下であると
き、起動時のアンロード運転時間を所定時間短縮してt
1 (<t0 )とし、温度センサ6の検出温度が所定温度
2 を越えているときモータ3の起動時のアンロード運
転時間をさらに短縮してt2 (<t1 )とするようにし
ている。
【0015】また、圧力センサ7によって検出したタン
ク4内の圧力が所定圧力を越えている場合は、温度セン
サ6の検出にかかわらずアンロード運転時間をt0 に設
定する。
【0016】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
【0017】モータ3の駆動軸3aを回転させるとシリン
ダ10内のピストン9が往復動することにより、大気側に
連通する吸込室11内の空気が吸込弁15を介してシリンダ
10に吸入され、圧縮されて吐出弁17を介して吐出室12へ
送られ、さらに、管路16を通ってタンク4内へ送られ貯
留される。そして、タンク4内に貯留された圧縮空気の
圧力に応じて圧力スイッチ19によりモータ3の電源をオ
ン−オフすることにより、タンク4への圧縮空気の供給
を調整してタンク4内の圧力を所定範囲内に維持する。
【0018】次に、モータ3の起動時のアンロード運転
制御について図2を用いて説明する。なお、図2におい
て、時刻Aは空気圧縮機1の運転開始によるモータ3の
起動時点を示し、時刻B,C,D,Eは空気圧縮機1の
運転中の圧力スイッチ19の切換えよるモータ3の起動時
点を示し、時刻Fは運転を一時的に停止させた時点を示
し、時刻Gは運転を再開した時点を示している。
【0019】空気圧縮機1の運転を開始して時刻Aでモ
ータ3の電源をオンすると、この時、タンク4内の圧力
が所定圧力P3 (=P1 )以下で、かつ、モータ3のコ
イルの温度は所定温度T1 以下であるからアンロード運
転時間t0 だけアンロード機構5が作動してアンロード
状態となる。その後、圧縮が行われてタンク4内の圧力
が上昇する。また、通電によってモータ3のコイルの温
度が上昇する。そして、タンク4内の圧力が所定の上限
圧力P2 に達すると圧力スイッチ19によってモータ3の
電源がオフされる。
【0020】圧縮空気を消費してタンク4内の圧力が所
定の下限圧力P1 以下になると(時刻B参照)、圧力ス
イッチ19によってモータ3の電源がオンになる。この
時、タンク4内の圧力が所定圧力P3 (=P1 )以下
で、かつ、モータ3のコイルの温度は所定温度T1 以下
であるからアンロード運転時間t0 だけアンロード機構
5が作動してアンロード状態となる。その後、圧縮が行
われ、上記と同様に、タンク4内の圧力に応じて圧力ス
イッチ19によってモータ3の電源がオン−オフされてタ
ンク4内の圧力が所定の範囲(8〜9kgf/cm2 )に維持
される。
【0021】時刻Cでは、タンク4内の圧力が所定圧力
3 (=P1 )以下で、かつ、モータ3のコイルの温度
は所定温度T1 とT2 の間に達しているため、アンロー
ド運転時間t1 だけアンロード機構5が作動してアンロ
ード状態となる。
【0022】また、時刻DおよびEでは、タンク4内の
圧力が所定圧力P3 (=P1 )以下で、かつ、モータ3
のコイルの温度は所定温度T2 を越えているため、アン
ロード運転時間t2 だけアンロード機構5が作動してア
ンロード状態となる。
【0023】このように運転中にモータ3の起動、停止
を繰り返した場合、運転中のモータ3の起動時(時刻
C、DおよびE)においては、アンロード運転時間が運
転開始時に対して短縮されるので、タンク4内の圧力の
上昇を早めることができる。
【0024】空気圧縮機1の運転を一時停止して時刻F
でモータの電源をオフにすると、タンク4内の圧力は一
定に保たれる。そして、運転を再開して時刻Gでモータ
3の電源をオンにすると、この時、モータ3のコイルの
温度は所定温度T2 を越えているが、タンク4内の圧力
が所定圧力P3 (=P1 )を越えているので、モータ3
のコイルの温度にかかわらずアンロード運転時間t0
けアンロード機構5が作動してアンロード状態となり、
その後、圧縮が行われる。このように、タンク4内の残
圧が所定圧力P3 (=P1 )よりも高く起動時にモータ
3に大きな負荷がかかる場合には、モータ3のコイルの
温度にかかわらずアンロード運転時間を充分長くとるこ
とによって空気圧縮圧縮機1の起動を円滑に行うことが
できる。
【0025】以上のように、モータ3の起動時のアンロ
ード運転時間をモータ3のコイルの温度に応じて設定す
るようにしたので、空気圧縮機1の運転状況に応じてモ
ータ3の起動時のアンロード運転時間を短縮することが
でき圧縮空気の吐出量を増加させて圧縮効率を向上させ
ることができる。特に、上記実施例のようにモータ3の
起動、停止を断続的に繰返すような場合、圧縮効率を効
果的に向上させることができる。
【0026】なお、本実施例では、モータ3の起動時の
アンロード運転の制御についてのみ説明しているが、こ
の制御は、必要に応じてそのほかのアンロード運転制御
と組合せることもできる。また、本実施例では、空気圧
縮機について説明しているが、本発明に係るアンロード
運転制御は、その他のガスを圧縮する圧縮機にも同様に
適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の空気圧縮
機によれば、モータの起動時の温度が所定温度を越えて
いるとき起動時のアンロード運転時間が短縮されるの
で、不要なアンロード運転が少なくなり時間あたりの吐
出空気量を大きくすることができる。その結果、圧縮効
率が向上して圧縮空気の圧力上昇時間を短縮することが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を模式的に示す図であ
る。
【図2】図1の装置の作動の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 空気圧縮機 2 圧縮機本体 3 モータ 5 アンロード機構 6 温度センサ 8 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機本体を駆動するモータと、該モー
    タの起動時に前記圧縮機本体をアンロード運転状態とす
    るアンロード機構とを備えた空気圧縮機において、前記
    モータの温度を検出する温度センサと、該温度センサの
    検出に基づき前記アンロード機構を制御して前記モータ
    の起動時の温度が所定温度を越えているときアンロード
    運転時間を短縮する制御装置とを設けたことを特徴とす
    る空気圧縮機。
JP35513192A 1992-12-17 1992-12-17 空気圧縮機 Pending JPH06185468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35513192A JPH06185468A (ja) 1992-12-17 1992-12-17 空気圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35513192A JPH06185468A (ja) 1992-12-17 1992-12-17 空気圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06185468A true JPH06185468A (ja) 1994-07-05

Family

ID=18442122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35513192A Pending JPH06185468A (ja) 1992-12-17 1992-12-17 空気圧縮機

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JP (1) JPH06185468A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008214151A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Teijin Pharma Ltd 酸素濃縮装置
US8337599B2 (en) 2007-05-07 2012-12-25 Teijin Pharma Limited Oxygen concentrator
EP3128171A1 (en) * 2015-08-07 2017-02-08 Max Co., Ltd. Air compressor

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