JPH0618372A - コロガリ抵抗測定試験装置 - Google Patents

コロガリ抵抗測定試験装置

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Publication number
JPH0618372A
JPH0618372A JP2413082A JP41308290A JPH0618372A JP H0618372 A JPH0618372 A JP H0618372A JP 2413082 A JP2413082 A JP 2413082A JP 41308290 A JP41308290 A JP 41308290A JP H0618372 A JPH0618372 A JP H0618372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
tire
pulley
rolling resistance
diameter portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2413082A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyoshi Mizukoshi
康嘉 水越
Makoto Kobayashi
誠 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2413082A priority Critical patent/JPH0618372A/ja
Publication of JPH0618372A publication Critical patent/JPH0618372A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コロガリ抵抗の測定を常に高精度とする。 【構成】 軸に装着されるタイヤ2を走行ドラムにて回
転させて、そのタイヤ2のコロガリ抵抗を測定するコロ
ガリ抵抗測定試験装置である。非測定中においては、軸
1と、この軸1に隣設されるプーリー13と、にベルト16
を掛け、そのベルト16を介して軸1を回転させる。測定
に際しては、ベルト16を軸1から外し、その軸1にタイ
ヤ2を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコロガリ抵抗測定試験装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、タイヤのコロガリ抵抗測定は環境
問題等で、100 gf単位の非常に高精度が要求されてい
る。
【0003】しかして、従来のコロガリ抵抗測定試験装
置は、通常、荷重、コロガリ抵抗値の関係で、乗用車タ
イヤ用(低荷重、低コロガリ抵抗用)と、トラック/バ
スタイヤ用(高荷重、高コロガリ抵抗用)とを測定する
ことができるいわゆる1ドラム2軸タイプである。
【0004】従って、一方の軸にタイヤを装着して該タ
イヤを走行させて測定を行っている間においては、他の
軸を使用していなかった。(通常は、測定装置との関係
で両軸の同時の走行測定は行えない。)
【0005】ところで、タイヤが装着される軸を、長時
間回転を停止した場合、軸受に付着したグリースの状態
はそれまでの回転中におけるグリースの状態と異なった
状態となり、長時間停止後の測定と、それまでの測定と
は、その測定値に狂いが生じていた。このため時間単位
で軸を停止しておくと、それまでの温度上昇でグリース
がやわらかくなっているため、軸受のグリースの重みで
グリースが下方に移動して軸受にグリース不足部分が生
じ、軸受回転がガタついて正常な測定が困難となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、長期にわたっ
て使用しない軸においては、正常な測定を行うために、
タイヤが装着される軸を、試験を行う前に長時間(例え
ば、2〜3日)回転(いわゆる慣らし運転)させたり、
または、常時タイヤを走行させ時間単位程度の停止をさ
せないようにする必要があった。
【0007】即ち、慣らし運転する場合、タイヤを回転
させるための走行ドラムを回転させなければならず、そ
のため、負荷装置作動等の無駄な電力を使用すると共
に、慣らし用のタイヤが必要となる欠点があった。
【0008】また、軸の長期停止を行うことは種々の制
約があり不可能であった。
【0009】そこで、本発明では、常に正確なコロガリ
抵抗を測定することができるコロガリ抵抗測定試験装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコロガリ抵
抗測定試験装置は、軸に装着されたタイヤを走行ドラム
に接触させて回転走行させ、該タイヤのコロガリ抵抗を
測定するコロガリ抵抗測定試験装置に於て、タイヤ非装
着状態の上記軸に係脱可能に係合する回転力伝達部材
と、係合状態の該回転力伝達部材を駆動させて上記タイ
ヤ非装着状態の軸を回転させる駆動機構と、を備えたも
のである。
【0011】
【作用】タイヤが装着されない非測定中においては、回
転力伝達部材を介して軸のみを回転させることができ、
該軸の軸受のグリースの状態を、測定中においても非測
定中においても一定とすることができる。
【0012】また、コロガリ抵抗を測定する場合は、回
転力伝達部材を軸から外すことができ、この伝達部材が
邪魔となることなく軸にタイヤを装着することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0014】図3は本発明に係るコロガリ抵抗測定試験
装置の要部を示し、この装置は、軸1に装着されたタイ
ヤ2を走行ドラム3に接触させて回転走行させ、図示省
略の測定手段にて、該タイヤ2のコロガリ抵抗を測定す
るものである。
【0015】しかして、軸1は、基端大径部4と、タイ
ヤ2のリム5が着脱自在に取付けられる中間中径部6
と、タイヤリムを装着する先端小径部7と、を備え、図
示省略の固定部に取付けられているカバー8に、その基
端大径部4が挿入され軸受を介して支持されている。即
ち、基端大径部4と中間中径部6と先端小径部7とが一
体化されてなるこの軸1は、その軸心廻りに回転自在と
して上記固定部に保持されている。
【0016】従って、コロガリ抵抗を測定する場合、図
3に示すように、軸1の中径部6の端面6aにリム5を
ボルト等の取付具9を介して取付け、該軸1とタイヤ2
とを一体化する。
【0017】そして、この状態において、該タイヤ2に
圧接する走行ドラム3をその中心軸廻りに回転させて、
該タイヤ2を回転させ、図示省略の測定手段によりコロ
ガリ抵抗値を測定する。
【0018】しかして、この装置は、図1(2軸のうち
一方の軸のみを示す)に示すように、軸1の先端小径部
7に係合する回転力伝達部材10と、該伝達部材10を駆動
させて該軸1を回転させる駆動機構11と、を備えてい
る。
【0019】ここで、駆動機構11とは、モータMと、該
モータMの出力軸に連動連結される変速機12と、該変速
機12に連動連結されるプーリー13と、を備え、モータM
が駆動すれば、その駆動力が変速機12を介してプーリー
13に伝わり、該プーリー13はその軸心廻りに回転する。
またこの場合、プーリー13は、図2に示すように、円盤
状の本体14と、該本体14の外周面を被覆するゴムコーテ
ィング部15と、からなる。
【0020】また、回転力伝達部材10は、この実施例に
おいてはエンドレス状のベルト16からなり、プーリー13
と軸1の先端小径部7に掛けられている。
【0021】しかして、プーリー13は、軸1に対して接
近・離間自在とされ、ベルト16の軸1への装着及び取外
しは自在とされる。
【0022】即ち、駆動機構11には、ジャッキ部材17が
連設され、このジャッキ部材17の伸縮により、プーリー
13が軸に対して接近・離間する。なお、ジャッキ部材17
とは、ハンドル18を回転させることにより、該ハンドル
18から突設されたねじ杆19がその軸心廻りに回転し、こ
のねじ杆19に螺合しているパンダグラフ部20の左右枢支
部21, 21が相互に接近・離間して、該パンダグラフ部20
の上枢支部22(この枢支部22にモータM及び変速機12が
固着されている。)が上下動するものである。
【0023】また、このジャッキ部材17は基台23に保持
されている。具体的には、基台23の上面24に、パンダグ
ラフ部20の下方枢支部25を取付けている。なお、基台23
の脚にキャスタを付設して、該基台23を移動可能とする
のが好ましい。
【0024】従って、ハンドル18を回転させて、枢支部
22を上昇させれば、プーリー13が軸1に接近し、該プー
リー13と小径部7に掛けられているベルト16がゆるみ、
該ベルト16を小径部7から外すことができ、また、外し
ている状態から、ベルト16をプーリー13と小径部7に掛
け、その後ハンドル18を操作して、枢支部22を降下させ
れば、プーリー13は軸1から離間し、適度な張力をもっ
てベルト16を装着することができる。
【0025】即ち、この装置によれば、軸1にタイヤ2
を装着してコロガリ抵抗を測定しないときに、図1及び
図2に示すように、ベルト16を軸1の小径部7に掛け
て、該軸1を回転させる。
【0026】従って、非測定時においていわゆる慣らし
運転を行うことができる。即ち、非測定時において、軸
1を回転させることができ、該軸1の軸受のグリースの
状態を常に一定の状態とすることができ、該軸1の回転
にむらが無くなり、高精度の測定を行うことができる。
なお、この場合、ベルト16が軸1の小径部7及びプーリ
ー13に掛けられて、軸1の回転可能状態を回転力伝達部
材10の係合状態をいう。図1において、26はロータリー
ジョイントを示している。
【0027】次に、図4は他の実施例を示し、この場
合、回転力伝達部材10は、プーリー27をもって形成され
る。即ち、この場合、プーリー27が図6に示すように、
軸1の中間中径部6に圧接し、該プーリー27がその軸心
廻りに回転することにより、軸1を回転させる。なお、
プーリー27が圧接する部分は前記中径部6に限定されな
い。
【0028】しかして、この場合も、プーリー27を回転
駆動させるための駆動機構11は、モータMと変速機12と
を備え、この駆動機構11が接近・離間機構28にて軸1に
対して接近・離間し、該プーリー27を、図6に示すよう
に中径部6に圧接する状態乃至図5に示すように該中径
部6から離間した状態とする。
【0029】ここで、接近・離間機構28とは、シリンダ
29と、固定部30に揺動可能に取付けられた枢支部材31
と、を備えたものであり、該シリンダ29のピストンロッ
ド29aの先端部が駆動機構11に枢着され、該シリンダ29
の本体29bの下端部が床面Fに枢着されている。また、
枢支部材31は、例えば、図例の如く固定部30から突設さ
れる保持杆32と、該保持杆32の先端部に基端部が揺動自
在に枢支される揺動杆33と、を備え、揺動杆33の先端が
駆動機構11に枢支されている。
【0030】従って、図4に示すように、ピストンロッ
ド29aが引込められた状態から図6に示すように、伸ば
せば、図5に示すように、保持杆32を中心に揺動杆33が
矢印A方向に揺動し、仮想線で示すように、プーリー27
が中径部6に圧接し、また、逆に、この状態からピスト
ンロッド29aを引込めれば、プーリー27が揺動杆33が矢
印Bの如く揺動し、図4と図6に示すように中径部6か
ら離間する。
【0031】即ち、図4に示す状態においては、タイヤ
2を軸1に装着することができてそのタイヤ2のコロガ
リ抵抗を測定することができ、図6に示す状態において
は、プーリー27が中径部6に圧接(回転力伝達部材10が
軸1に係合した状態)し、駆動機構11によりプーリー27
を回転させて、軸1を回転させることができ、軸1の慣
らし運転を行うことができる。
【0032】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自
由であり、例えば、駆動機構11を軸1に対して接近離間
させる機構としては、ねじ杆と、該ねじ杆に螺進退自在
に螺着されるナット部材と、を備えた上下動機構とする
も自由であり、また、プーリー13, 27の外形寸法も自由
に設定することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0034】コロガリ抵抗を測定する際においては、常
に安定した状態で測定することができ、その測定値は高
精度なものとなる。
【0035】また、測定する際においては、回転力伝達
部材10を軸1から離間させることができ、測定の邪魔に
ならない利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】測定中の要部正面図である。
【図4】他の実施例の正面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】軸回転中の正面図である。
【符号の説明】
1 軸 2 タイヤ 3 走行ドラム 10 回転力伝達部材 11 駆動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸1に装着されたタイヤ2を走行ドラム
    3に接触させて回転走行させ、該タイヤ2のコロガリ抵
    抗を測定するコロガリ抵抗測定試験装置に於て、タイヤ
    非装着状態の上記軸1に係脱可能に係合する回転力伝達
    部材10と、係合状態の該回転力伝達部材10を駆動させて
    上記タイヤ非装着状態の軸1を回転させる駆動機構11
    と、を備えたことを特徴とするコロガリ抵抗測定試験装
    置。
JP2413082A 1990-12-21 1990-12-21 コロガリ抵抗測定試験装置 Pending JPH0618372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2413082A JPH0618372A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 コロガリ抵抗測定試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2413082A JPH0618372A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 コロガリ抵抗測定試験装置

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Publication Number Publication Date
JPH0618372A true JPH0618372A (ja) 1994-01-25

Family

ID=18521785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2413082A Pending JPH0618372A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 コロガリ抵抗測定試験装置

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JP (1) JPH0618372A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012132899A (ja) * 2010-11-29 2012-07-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd 車輪体及びこれを用いたタイヤの転がり抵抗測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012132899A (ja) * 2010-11-29 2012-07-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd 車輪体及びこれを用いたタイヤの転がり抵抗測定方法

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