JPH06181936A - 歯の補綴用構造体及び補綴方法 - Google Patents

歯の補綴用構造体及び補綴方法

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JPH06181936A
JPH06181936A JP4277699A JP27769992A JPH06181936A JP H06181936 A JPH06181936 A JP H06181936A JP 4277699 A JP4277699 A JP 4277699A JP 27769992 A JP27769992 A JP 27769992A JP H06181936 A JPH06181936 A JP H06181936A
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JP
Japan
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insert
bone
prosthesis
jig
passage
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JP4277699A
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English (en)
Inventor
Bernard M Kruger
バーナード・エム・クリユガー
Lawrence A Weinberg
ローレンス・エイ・ウエインバーグ
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BAANAADO EMU KURIYUUGAA
Original Assignee
BAANAADO EMU KURIYUUGAA
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Publication date
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    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00—Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0018—Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools characterised by the shape
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    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
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    • A61C1/08—Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/082—Positioning or guiding, e.g. of drills
    • A61C1/084—Positioning or guiding, e.g. of drills of implanting tools

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  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯の補綴用構造体を顎の骨に正確に位置決め
する。 【構成】 挿入体は顎骨の罹患部位の解剖学的に正確な
複製から作られ、この複製は罹患部位を定める電算機生
成データより作られる。この複製は露出された下顎又は
上顎に適合する切断用ジグのベースとして使用され、更
にこのジグは挿入体を受け入れる通路を掘り出すために
使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般に外科的に挿入可能
な補綴物に関し、特に骨内挿入体に関する。より特別及
び限定的には、骨との一体化の可能な歯の挿入体及びこ
れと組み合わせられた補綴具に関する。更に、挿入体の
修理方法、及び挿入体と補綴物との受容のための下顎又
は上顎の修復方法に関する。
【０００２】
【従来技術及びその課題】歯の挿入体は、患者が種々の
理由で１個又は複数の義歯を適正位置に保持したいとき
に使用される。例えば、補綴の必要な部分を囲む歯が適
切な強さの提供又はブリッジ処置に対して、弱すぎ又は
離れすぎていることがある。この技術に利用しうるシス
テムは、新しい歯を必要とする場所にできるだけ近い領
域の骨の中に直接置かれた単一で自由に立っている挿入
体の使用を含むことが多い。
【０００３】現在使用されている種々のシステムがあ
り、これらは総て、上顎又は下顎の骨膜の下の骨の中に
打ち込まれた円柱状又はねじ式の挿入体の使用という共
通の特徴に基づく。挿入具として作用するこの円柱又は
ねじは、組み合わせられた中間部品を経て次に導入され
る義歯又は補綴物を支持する基礎を形成する。例えば、
挿入体内に固定され挿入体から延びかつ最終的にはゴム
組織から外に出るように考案された種々の部片がある。
これらは一般に支台歯として知られる。これらは、例え
ば、支台歯ねじにより保持された支台歯円柱、一体形の
支台歯／ねじの組合体、及び骨の挿入体から出てゴムを
通過して口の中に至る種々の設計のその他の部品であ
る。本明細書においては、総称的な用語「支台歯」は、挿
入体から出てゴムを通り補綴物を支持する挿入体の取付
け用組立体についていう。この支台歯はポストとして作
用し、義歯の支持部を形成する補綴物を受けるように作
られる。挿入体は時間をかけて骨と一体化する。即ち、
骨形成という自然の身体的事象の発生のため、これは続
く新しい骨の発生形成により埋め込まれ骨構造と実際上
一体化し、非常に強固に一体化された骨への連結を与え
る。
【０００４】これらの材料及び挿入システムは多くの事
例において成功したが、不幸にも多くの理由でこれらに
期待された一般的な広範囲の使用には達していない。そ
の理由の一つは、骨内の挿入体から義歯に至る連結線が
事実上直線であり、従って感染、繊維状包囲、及び緩み
の可能性があることである。補綴物から挿入体への直接
の連結があるため、この場所で細菌感染が発生し、挿入
体に沿って進行し、骨の一体化過程を妨げ、中断させ、
かつ逆転させる。その結果は骨構造内での挿入体の緩み
及びシステムの究極的な失敗である。
【０００５】現在の挿入システムにより生ずる別の限定
は、１個の挿入体が骨内で別の挿入体により支持されな
いことである。複数個の挿入体を連結することにより得
られる相互的な支持は、補綴物を経由して骨の外側で得
られる。口内での補綴物による複数個の挿入体の連結に
よる副木効果は、ある挿入体の過負荷又は別の挿入体の
負荷不足を生ずる不正確な適合を起こす。骨内で、即ち
骨自体の中で複数の挿入体の支持に利用しうる補綴物の
挿入方法は現在ない。その理由は、多分、複数の歯を支
持でき、しかも同時に骨組織に又は骨組織内に永久的に
信頼して固定しうる挿入体の調製が非常に困難なためで
ある。挿入体の固定は、髄又は柔らかで海綿状の骨が多
い領域、又は空洞部、及び所要強度に必要な長さの取れ
ないその他の構造に、ほぼ局限されることが非常に多
い。補綴残留歯槽隆線においては、緻密な骨構造への挿
入体の取付けの機会が全くなく、従って不安定な挿入体
しか得られない。また、骨の位置が挿入体の過度の屈曲
を生じ、生物力学な過負荷と失敗を産むことも多い。
【０００６】現在のシステムにおける別の短所は、挿入
体、支台歯、及び補綴物間の直線性のため、全部の力が
骨の極めて小さな点に向けられることである。
【０００７】多くの歯を支持しうる挿入可能な器具の製
造を妨げている障壁は多くかつ厳しい。本発明までは、
骨密度が低く、高さが低く、又は屈曲し、あるいは１本
の歯の空間より大きな空間にわたる骨に対処する方法は
なかった。事実、本発明以前には、緻密な骨に確実に固
定され(緻密な骨内に一体化され)ここに置かれる挿入体
を調製する方法、あるいは相互支持のための口内の連結
用器具の正確な適合に依存せずかつ骨内で一緒に固定さ
れた複数の支台歯を支持できる骨内の器具を挿入する方
法がなかった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】一般に、例示として下顎
を使用したときの、本発明の製品を製造するための本発
明の方法は次の事項を含む。
【０００９】１．正確で、好ましくは非感染の測定が対
象部位に行なわれる。公知かつ文献に記述された技術を
使用してこれらの計測値を得ることは熟練技術者によく
知られる。例えば、非感染的なＣＴ断層撮影走査技術、
磁気共鳴作像法又は超音波法を使用して、正確な計測を
行うことができ、かつ下顎(又は上顎)の選定領域の３次
元モデルが直接作られる。米国特許第４４３６６８４号
及びその再審査版ＢＩ４４３６９８４号は、輪郭生成デ
ータを使用して、希望するならば顎骨全体に相当する３
次元モデルを調製する計測及び輪郭取り技術を説明す
る。
【００１０】２．上の段階１において得られた情報より
罹患部位のモデルが作られる。実際は、これは下顎の小
部分、例えば１本の歯でよく、あるいは幾つかの歯又は
多くの歯を欠いた下顎の大部分とすることができる。こ
の部分は、生成データ及びデータに応じて作動する輪郭
取り機械を使用して好ましくは、成形可能なプラスチッ
クでその全部が再生される。
【００１１】３．上の段階で作られたモデルからジグが
作られ、例えば、このジグの底部が下顎の頂面に適合す
るようにされる。ジグを通過して走るトラックによりド
リル、又は下顎内の通路を掘る掘出装置の配置ができ
る。このジグは、後述されるように、作られる通路が次
に作られる挿入体を受け入れるに十分なように作られ、
この挿入体は補綴物を支持する基礎を提供するであろ
う。下顎のプラスチックモデル製造に使用される同一技
術をジグ製造に使用できる。下顎とジグとの間の境界面
は、下顎内の通路の正確な位置決めができ、かつジグ内
に置かれた切断具の適切な追跡ができるように、きつい
適合の境界面とすべきである。
【００１２】ジグは骨の上に適合される切断具用の案内
を提供する。実際上は、ジグ及び入手可能なプラスチッ
クモデルを有する歯科医は下顎を外科的に暴露し、罹患
部位からゴムを引く(retract)であろう。次いで、下顎
及び適切な器具を使用して穴の空けられた通路の上方に
ジグを置く。このとき、通路の山と谷とはジグと骨との
境界面の断層写真に相当するであろう。
【００１３】４．ある時点において、必要ではないが好
ましくは上の段階より前に、歯科医は、個人の好みと経
験とに応じて通常の鋳造技術又は機械加工技術を使用し
て、通常はチタニウムで本発明の挿入体を調製するであ
ろう。歯科医は、また、緻密な骨に直接穿孔された複数
の支持ねじ受け入れ用の孔を適正な角度で挿入可能な設
備内に位置決めするであろう。これは、選定された領域
内及びその付近で遭遇するであろう種々の神経及び空洞
の位置を考慮して行なわれる。一方、これらの位置はＣ
Ｔ断層写真走査データにより確定され、更にもし希望す
るならば、これから作られたプラスチックモデル上で位
置決めされる。前述のように、本発明により、従来シス
テムにより利用された支持の不十分な髄質の(medullar
y)骨とは反対に強靭で強い緻密な骨の中に支持手段を直
接導入することができる。支持ねじの孔は、ゴムを通過
してきたライザー及び支台歯とは食い違いになるように
配列され、これにより前述の直線の問題を避けることが
できる。
【００１４】挿入体の大きさに応じて、これらのねじ支
持孔は、これらを義歯のライザー(又は支台歯)又は最終
的にはゴム面を通過してくる補綴物と直接的に一線に整
列されることはないであろう。この方法で、感染経路及
び／又は軟組織への侵入が無くされ、従来技術の器具で
遭遇した可能な重大な構造上の弱点が避けられる。５．
適切なときに、上の段階３に説明されたドリルジグを使
用して歯科医により穿孔された通路内に挿入体が差し込
まれる。この挿入体は、補綴物を挿入体の上に保持する
固定点として作用する挿入体内の幾つかのライザーを形
成する方法のような公知の技術を使用してチタニウムで
作られる。例えば、口内全部の歯の挿入体が必要である
とすると、図１に示されたような馬蹄形の挿入体を、通
常は２個のライザーＡにより、中心線の各側の犬歯及び
臼歯の領域において固定することができる。適切な歯構
造を備えライザー間にまたがりかつライザーに連結され
た補綴物を構成し、この補綴物をライザーに置き挿入体
内でこれらを支持するように、この補綴物を適正な支台
歯Ｂ及びねじ配列により固定できる。
【００１５】挿入体上に補綴物を支持するように作用す
るねじ、連結具、及び類似の器具のような多種の固定具
及び補助片がある。
【００１６】現在行なわれているような挿入技術の通常
の歯科技術により、挿入体内への義歯補綴物の設置以前
に骨との一体化が生ずるように、骨内への挿入体の挿入
後、６箇月間の癒合期間が必要である。このため、挿入
体のどのライザーもゴム組織で被覆されかつ次の方法で
固定されることが必要である。a)挿入後６箇月間は容易
に置き換え得ること、及び b)補綴物の固着を防ぐため
に骨構造又はその他の組織により覆われないこと。これ
に関連して、回復期間中、ライザーが癒合用ゴムより下
方にあるようにライザー内に差し込まれるプラグ(又は
カバーねじ)を含むことが普通の方法である。
【００１７】事実上、本発明は、特に下顎の場合に、遭
遇しうるいかなる骨隆線の不整も容易に除去及び／又は
平準化される方法を、骨構造内への通路の切開の最初の
段階で行いうるため、歯科医に高範囲の自由度と適応性
とを与える。
【００１８】本発明の実行に要するモデルの製造を可能
とするに要する情報は、前述のように熟練技術者の技能
内にあり、ＣＴ断層撮影走査、ＭＲＩ走査、超音波走
査、又は同様技術を使用して容易に獲得できる。ＣＴ断
層撮影走査が好ましい。これら特別のデータの集積は、
領域内の避けなければならない空洞部又は特に主要な神
経組織の位置の確定も行い、走査データ及びこれから作
られたモデルを用いた歯科作業は、挿入体を緻密な骨構
造内に固定するに要するねじの設置位置を決定できる。
【００１９】
【実施例】さて、図面を参照し本発明が説明されるであ
ろう。図１は上に説明された。図２は下顎のＣＴ断層撮
影走査の電算機データの発生より得られたモデル表現で
ある。このモデルの調製は公知であり、現在行なわれて
いる技術を反映する。特に、モデルは、カルフォルニア
州、９４５３８、フレモント、フレモント・ブールバー
ル４６７５０、スイート２０７、セマックス・コーポレ
ーションから入手でき、この形式のモデルは、単にキャ
ットスキャン(Ｃatscan)を持つことによってこの会社か
ら提供される規約を使用して実行される。図２は、上述
の電算機データにより生成された下顎全体を線Ａ−Ａに
沿って得られた断面と共に示す。
【００２０】図３は、下顎２０の解剖学的考慮の下に調
製された修正ジグ１０を、下顎上のジグを示す断面Ａ−
Ａと共に示す。修正ジグ調製工程の一部として、歯科医
は下顎の不整を検討し、この不整を除去すべきか否か及
び挿入体の最良の設置位置は何処かを判定する。次い
で、挿入体を容れるために下顎に穿孔される通路の大き
さと位置とを妨害する可能性のある突起隆線及びその他
の解剖学的構造の効果的な除去に関して適切な寸法と面
積で、修正ジグが下顎の型の回りに作られる。この特別
なジグが好ましいが、下顎上の***又は突起した隆線の
除去が望まれるときは、普通は任意の形状が使用され
る。実際には、歯科医は顎骨上の対象部位を外科的に露
出する。次いで、除去すべき不整を考慮して調製された
修正ジグがその部位に固定され、ルーター又はドリルが
不整上でこれが平準化するように引かれる(drawn)。突
起隆線１１又は類似症例の場合は、これを除去する手順
が行なわれ、続いて通路付け又はルート作り用の装置を
受け入れうる平坦で水平かつ露出した隆線が得られる。
【００２１】図４は図２に示されたキャットスキャンモ
デル上の成型により調製された別のドリルジグ１２を示
す。このジグは、挿入体を受け入れるように下顎の通路
のルート作りを許す案内を提供するように作用するため
最も重要である。ジグ内の通路は希望の挿入体の寸法と
形状とを考慮して調製されるが、一方では、この挿入体
は患者の解剖学的特徴及び歯科医の個人的な採択及び補
助材料の利用可能性に大きく依存する。実際は、ジグ
は、準備作業中に歯科医により露出された下顎にねじ１
４により固定される。次いで、ドリルジグの通路に相当
するドリル又はルート付け器具がジグを経て運転され、
挿入体を容れるに要する通路を掘る。
【００２２】図５は、骨(下顎)２０上に置かれたドリル
ジグ１２の断面とこれに囲まれた通路掘り作業中のドリ
ルビット１５を示す。
【００２３】図６は通路１６の作成後の骨の断面を示
す。
【００２４】図７Ａは、下顎内に穿孔された通路(chann
el)１６内に適合するように成型され又は機械加工され
たチタニウムの挿入体１７を示す。図７Ｂは骨の外側の
挿入体１６を示す。図７Ｃは挿入体１６の断面を斜視図
で示し、そして図７Ｄは断面の領域を示す。緻密な骨の
中に挿入体を固定するために使用されるねじ１９を受け
入れるようにねじ孔１８が適切に位置決めされた場所に
設けられる。従って、ねじ孔の角度は、可能な緻密な骨
だけがねじと遭遇するようにＣＴ断層撮影走査データを
考慮して選定され、これにより固定用媒体として髄質の
骨を避けることができる。ライザー２０を経て下層の構
造に取り付けうる補綴物(図示せず)からの直接感染経路
を回避するために、ライザー２０及び支台歯領域から離
されかつ一致しない位置における非常に安定した挿入体
固定が、ドリル孔の選定により得られるであろうという
ことが熟練技術者により認められるであろう。使用され
るねじの数は変更できるが、象限当たり４個から６個の
ねじが適切である。横方向の支持は極めて確実であり挿
入体本体上に一様に分布されるので、ねじ当たりの圧力
は最小にされる。
【００２５】構成物の素材に関しては、チタニウムが生
理的に両立可能な製品であり、現在は人間用の挿入体素
材として極めて成功裡に使用され、ＦＤＡにより承認さ
れた。実際は、歯の挿入体は溶融チタニウムを用いた鋳
造により、又は適切な工具を使用した機械加工により適
切に作られることが見出だされている。この方法は熟練
技術者によく知られている。
【００２６】挿入体には、その上に補綴物を受け入れ固
定する便のために種々の補助部片が設けられる。ライザ
ー用のカバーねじ、ライザー内に直接入る支台歯ねじ、
ポスト、キャップ及びこれから出てくる連結部のような
部片が図示される。補綴物自体の設計と製造とは熟練技
術者に良く知られる。
【００２７】本発明は、歯から挿入体を経て骨組織内に
至る直線上での支持に頼らず骨への支持及び連結の不連
続な線を有する挿入可能な構造の調製を可能とする。ま
た、挿入体の注文製造を可能とし、従って大量生産され
かつ与えられた患者独自の要求及び患者の解剖学的特徴
の特別な要求の利用とは無関係な従来システムとは反対
に、与えられた患者の構造内に直接かつ正確に適合する
挿入体を提供する。更に本発明は、大きな領域の骨と一
体化した挿入体と骨との界面が挿入体構造用として提供
されるシステムを提供する。挿入体構造と取り付けねじ
の副木作用は、完全に骨と一体化した骨内で生じ、相互
支持を与える口内補綴物の正確な適合には依存しない。
更に、本発明は非常に質の劣った骨又は浅い骨が現状の
個別的な挿入体の利用を妨げる領域を架橋する機構を提
供する。従って、挿入された支持システムの固定は、従
来は標準の個々の設計では使用できない骨の部位を利用
できるように拡大される。
【００２８】本発明の実施態様は次の通りである。
【００２９】１．顎骨内の通路内に挿入されるように作
られかつ前記通路内に置かれるとき１個の歯の空間より
大きな寸法を架橋する連続構造体、顎骨内に構造体を固
定するための前記構造体上の手段、支台歯を受け入れか
つ前記支台歯を前記構造体に固定するための前記構造体
上の手段、及び前記支台歯に取り付けられ又は取り付け
可能な補綴具を具備し、前記補綴具がその上に１個又は
複数個の歯を有するようにされた組立体。
【００３０】２．挿入体がチタニウム製である実施態様
１の組立体。
【００３１】３．補綴具が複数の歯を保持しうる実施態
様１の組立体。
【００３２】４．下顎又は上顎に挿入しうる器具を製造
する方法にして、 a)下顎又は上顎の上に置かれるようにされたジグを作
り、前記ジグは下顎又は上顎の罹患部分の寸法に実質的
に相当する寸法を有しこれによりジグと下顎又は上顎の
表面との間の界面の密な適合が得られ、前記ジグは骨内
に通路を作る手段を受け入れるように調節され、 b)皮質の(cortical)骨の利用を最大にする挿入体を受け
入れるに十分な寸法を有する通路を骨内に作り、 c)細菌の侵入のない下顎の計測より調製された挿入体を
骨の通路内に設け、 d)ゴムの表面の上方で挿入体上に複数の歯を保持しうる
補綴具を設ける 諸段階を含んだ方法。
【図面の簡単な説明】
【図１】下顎全体の挿入体の斜視図を示す。
【図２】下顎のＣＴ断層撮影走査の電算機データの生成
より得られたモデルを示す。
【図３】リダクションジグを下顎上のジグを示すＡ−Ａ
断面と共に示す。
【図４】図２に示されたモデルの上に成型された別のド
リルジグを示す。
【図５】骨の上に置かれたドリルジグ装置及びその断面
を示す。
【図６】通路の調製後の骨の断面を示す。
【図７】下顎に穿孔された通路内に適合した挿入体
（Ａ）、骨の外側における挿入体（Ｂ）、挿入体の断面
の斜視図（Ｃ）及び領域の断面（Ｄ）を示す。
【符号の説明】
１０ 修正ジグ １１ 突起隆線 １２ ドリルジグ １４ ねじ １６ 通路 ２０ 下顎
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バーナード・エム・クリユガー アメリカ合衆国ニユージヤージイ州07006 ウエストコールドウエル・ナタリードライ ブ５ (72)発明者 ローレンス・エイ・ウエインバーグ アメリカ合衆国ニユーヨーク州11360ベイ サイド・トエンテイサードアベニユー215 −35

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 顎骨内の通路内に挿入されるように作ら
    れかつ前記通路内に置かれるとき１個の歯の空間より大
    きな寸法を架橋する連続構造体、顎骨内に構造体を固定
    するための前記構造体上の手段、支台歯を受け入れかつ
    前記支台歯を前記構造体に固定するための前記構造体上
    の手段、及び前記支台歯に取り付けられ又は取り付け可
    能な補綴具を具備し、前記補綴具がその上に１個又は複
    数個の歯を有するようにされた組立体。
  2. 【請求項２】 下顎又は上顎に挿入しうる器具を製造す
    る方法にして、 a)下顎又は上顎の上に置かれるようにされたジグを作
    り、前記ジグは下顎又は上顎の罹患部分の寸法に実質的
    に相当する寸法を有しこれによりジグと下顎又は上顎の
    表面との間の界面の密な適合が得られ、前記ジグは骨内
    に通路を作る手段を受け入れるように調節され、 b)皮質の骨の利用を最大にする挿入体を受け入れるに十
    分な寸法を有する通路を骨内に作り、 c)細菌の侵入のない下顎の計測より調製された挿入体を
    骨の通路内に設け、 d)ゴムの表面の上方で挿入体上に複数の歯を保持しうる
    補綴具を設ける諸段階を含んだ方法。
JP4277699A 1991-09-23 1992-09-24 歯の補綴用構造体及び補綴方法 Pending JPH06181936A (ja)

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