JPH06181396A - 回路基板のヒートパイプ式冷却装置 - Google Patents

回路基板のヒートパイプ式冷却装置

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JPH06181396A
JPH06181396A JP35365992A JP35365992A JPH06181396A JP H06181396 A JPH06181396 A JP H06181396A JP 35365992 A JP35365992 A JP 35365992A JP 35365992 A JP35365992 A JP 35365992A JP H06181396 A JPH06181396 A JP H06181396A
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JP
Japan
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heat
heat pipe
circuit board
plate
heat dissipation
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Application number
JP35365992A
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English (en)
Inventor
Masaaki Yamamoto
雅章 山本
Kazuyuki Yamamori
一之 山森
Kenzo Kobayashi
健造 小林
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体素子等の発熱部品を実装する回路基板
の冷却効率を損なうことなく、板厚を薄くすると共にヒ
ートパイプの取外しを可能にしたこと。 【構成】 表面に回路パターン12を有する基板18上
部の放熱プレート19に、ヒートパイプ17の偏平部を
接続して設けた回路基板のヒートパイプ式冷却装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子等の発熱量
の多い部品を実装する回路基板を冷却するヒートパイプ
を用いた冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートパイプを用いた回路基板は、冷却
効率の良いこと、動力を必要としないこと等の利点があ
り、半導体素子等の発熱量の多い部品の冷却に用いられ
ている。その一例として先に本発明者等は特願平2−2
48644号において、「ヒートパイプ埋込み回路基板
とその製造方法」を提案した。この回路基板は図8に示
すように基板18の表面に回路パターン12を有する絶
縁シート13と、接着材層14と、均熱用の金属板15
と絶縁基板16とが積層一体化され、絶縁基板16内
に、基板18面と平行な平面を有するように偏平に成形
されたヒートパイプの吸熱部17aが埋込まれているも
のである。
【0003】そして回路パターンの表面に取付けられた
半導体素子(図示せず)の発熱を偏平に成形されたヒー
トパイプの吸熱部より吸熱し、その端部の放熱部より放
熱して冷却するものである。この回路基板は、偏平ヒー
トパイプの巾広面を発熱面側に埋込んでいるので、吸熱
部への熱伝導性が良く、従来の円形のヒートパイプを用
いたものに比較して冷却効果が向上する利点がある。し
かし上記のヒートパイプ埋込み回路基板は、板厚が厚く
なり、例えば厚み3.0mmの場合、部品のリード線が
基板を貫通することが困難であり、部品の実装が容易で
はなかった。またヒートパイプの取外しが不可能なた
め、設計、製作および保守上不利となる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
ついて検討の結果、回路基板の厚さが薄く、部品の実装
が容易で、かつヒートパイプの取外しが可能な回路基板
の冷却装置を開発したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に回路パ
ターンを有する基板上部の放熱プレートに、ヒートパイ
プの偏平部を接続して設けたことを特徴とする回路基板
のヒートパイプ式冷却装置を請求項1とし、前記放熱プ
レートのヒートパイプ接続面に、窪みを形成したことを
特徴とする請求項1記載の回路基板のヒートパイプ式冷
却装置を請求項2とし、前記放熱プレートのヒートパイ
プ接続面に、凹凸もしくは粗面を形成したことを特徴と
する請求項1記載の回路基板のヒートパイプ式冷却装置
を請求項3とし、前記のヒートパイプは、ヒートパイプ
の少くとも1箇所を、回路基板の上方に折り曲げて形成
したことを特徴とする請求項1記載の回路基板のヒート
パイプ式冷却装置を請求項4とするものである。
【0006】
【作用】すなわち本発明の回路基板の冷却装置は、回路
基板の吸熱部の放熱プレート表面に、ヒートパイプの偏
平部を直接に接続して、発熱素子の熱を放熱プレートを
介してヒートパイプにより吸熱し、ヒートパイプの他端
の放熱部より放熱させて回路基板を冷却するものであ
る。このヒートパイプは、発熱素子の隣接した放熱プレ
ート表面と半田もしくは接着材により接続されているた
め、取外しが可能であり、設計、製作が容易になる。そ
してヒートパイプは、回路基板内に埋込まれていないの
で、この分だけ回路基板の厚みが薄くなるため、部品の
実装が容易になる。またヒートパイプの吸熱部が偏平に
成形され、その巾広面が放熱プレートと接触しているの
で熱伝導性がよい。
【0007】また前記の放熱プレートのヒートパイプ接
続面に窪みを形成することにより、ヒートパイプとの接
触面積が増大し、一層熱伝導性がよくなる。さらに前記
の放熱プレートのヒートパイプ接続面に、凹凸もしくは
粗面を形成することにより、ヒートパイプとの接触面積
が増加し、熱伝導性が向上する。なお上記の窪みを設
け、さらに凹凸もしくは粗面を形成してもよい。そし
て、前記の放熱プレートの表面に接続するヒートパイプ
を、回路基板の上方に折り曲げて形成すると、この空間
部に回路パターンを設けることができる利点がある。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明に係る回路基板のヒートパイ
プ式冷却装置の一実施例を示す部分断面図である。この
回路基板11は、基板18の表面に銅箔等の回路パター
ン12を有し、絶縁シート13と、放熱用の無酸素銅か
らなる放熱プレート19と、この放熱プレートの下部の
ガラスエポキシ樹脂等の絶縁基板16からなっている。
上記の回路パターン12と絶縁シート13と放熱プレー
ト19と絶縁基板16は、図示しない接着材によりそれ
ぞれ接着されている。そして前記の放熱プレート19の
表面に、断面が偏平に成形されたヒートパイプ17が、
半田20または接着材等により接続されている。
【0009】このようにして形成された回路基板11の
上面には、半導体素子31が載置され、その下面の発熱
部32は、接着材33により、発熱部品実装部12aに
接着され、リード部34は、回路パターン12に接続さ
れ、半導体素子用として使用される。発熱部品実装部の
熱は、放熱プレートを介して、ヒートパイプに伝わり、
ヒートパイプの放熱部より放熱される。
【0010】この回路基板の放熱プレート19には、
0.5mm厚さで150×150mmの無酸素銅または
タフピッチ銅を用いた。ヒートパイプは銅製の3mm
φ、長さ110mmのものを焼鈍し、厚さ2mmに偏平
加工し、表面にニッケルメッキを施したものを用いた。
回路パターン12の銅箔は35μmの電解銅を用い、絶
縁基板16はガラスエポキシ樹脂のFR−4を用いた。
前記の放熱プレート19とヒートパイプ17との接続
は、図2に示すように偏平に成形されたヒートパイプ1
7を放熱プレート19の表面に載置し、半田20また
は、熱伝導性の良い接着材を用いて接着する。これらを
図1のように積層し、ホットプレスで接着して回路基板
11を作成した。
【0011】このようにして作成された回路基板11を
用い、発熱部品実装部12aに、図3に示すように発熱
量2Wの半導体素子31を実装し、20分経過後の温度
を測定した結果、従来の図8に示す埋込み回路基板と略
同等の温度を示した。また本実施例の回路基板の厚さは
1.5mmであり、従来の3mmの1/2にすることが
できた。なお図中17bはヒートパイプの放熱部で、フ
ィン23により放熱性を高める。
【0012】前記の放熱プレート19とヒートパイプ1
7の接続の他の例としては、図4に示すように、放熱プ
レート19のヒートパイプ17が接続する面に、ハーフ
エッチング等により窪み21を形成することにより、放
熱プレートとヒートパイプの接触面積を増大させ、かつ
ヒートパイプの位置決めが容易になる。また他の例とし
て、図5に示すように、放熱プレート19のヒートパイ
プ17との接続面に、ハーフエッチング等により凹凸部
22を形成すると、上記と同様に接触面積を増大させる
ことができる。
【0013】上記のヒートパイプの形状は、図6に示す
ように、放熱プレート19より上方に折り曲げて形成し
てもよい。この場合は、その空間部に回路パターン12
を配置できる設計上の利点がある。
【0014】また上記のヒートパイプの断面形状は、全
体が偏平でもよいが、図7に示すようにヒートパイプの
吸熱部17aの断面形状は偏平とし、放熱部17bの断
面形状は円形とすることができる。そして放熱部17b
には放熱のためのフィン24を取付けたり、水冷ジャケ
ット(図示せず)を取付けて放熱を促進する。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
回路基板の放熱性を損なうことなく、基板厚を薄くで
き、発熱素子の実装を容易にすると共に、ヒートパイプ
の取外しが可能になるため、設計、製作および保守が容
易になる等の工業上顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回路基板のヒートパイ
プ式冷却装置の部分断面図
【図2】本発明の一実施例に係るヒートパイプ取付け部
の拡大断面図
【図3】本発明の一実施例に係る回路基板のヒートパイ
プ式冷却装置の概略を示す斜視図
【図4】本発明の一実施例に係るヒートパイプ取付け部
の他の例の拡大断面図
【図5】本発明の一実施例に係るヒートパイプ取付け部
のさらに他の例の拡大断面図
【図6】本発明の一実施例に係るヒートパイプの形状を
示す側面図
【図7】本発明の一実施例に係るヒートパイプの形状の
他の例を示す側面図
【図8】従来のヒートパイプ埋込み回路基板の断面図
【符号の説明】
11 回路基板 12 回路パターン 12a 発熱部品実装部 13 絶縁シート 14 接着材層 15 金属板 16 絶縁基板 17 ヒートパイプ 17a ヒートパイプ吸熱部 17b ヒートパイプ放熱部 18 基板 19 放熱プレート 20 半田 21 窪み 22 凹凸部 23 フィン 31 半導体素子 32 発熱部 33 接着材 34 リード部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に回路パターンを有する基板上部の
    放熱プレートに、ヒートパイプの偏平部を接続して設け
    たことを特徴とする回路基板のヒートパイプ式冷却装
    置。
  2. 【請求項2】 前記放熱プレートのヒートパイプ接続面
    に、窪みを形成したことを特徴とする請求項1記載の回
    路基板のヒートパイプ式冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記放熱プレートのヒートパイプ接続面
    に、凹凸もしくは粗面を形成したことを特徴とする請求
    項1記載の回路基板のヒートパイプ式冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記のヒートパイプは、ヒートパイプの
    少くとも1箇所を、回路基板の上方に折り曲げて形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の回路基板のヒートパ
    イプ式冷却装置。
JP35365992A 1992-12-14 1992-12-14 回路基板のヒートパイプ式冷却装置 Pending JPH06181396A (ja)

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