JPH06178765A - 低インピーダンス、低ジュロメータで乾燥した一致性接触部材およびかかる接触部材を使用する方法および装置 - Google Patents

低インピーダンス、低ジュロメータで乾燥した一致性接触部材およびかかる接触部材を使用する方法および装置

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JPH06178765A
JPH06178765A JP4305501A JP30550192A JPH06178765A JP H06178765 A JPH06178765 A JP H06178765A JP 4305501 A JP4305501 A JP 4305501A JP 30550192 A JP30550192 A JP 30550192A JP H06178765 A JPH06178765 A JP H06178765A
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JP4305501A
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English (en)
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Mir A Imran
エイ イムラン ミア
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FUIJIOMETORITSUKUSU Inc
Hospira Sedation Inc
Original Assignee
FUIJIOMETORITSUKUSU Inc
Physiometrix Inc
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Publication date
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】低インピーダンスと、低ジュロメータとを有
し、乾燥している接触部材、およびこれを製造する装置
および方法を提供することを目的とする。 【構成】接触部材は、低ジュロメータを有する非導電性
材料の素材と、10〜100オーム/cm の範囲の抵抗率
を与えるように互いの接触を達成するのに十分な量で素
材中に分散された導電性要素とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低インピーダンス、低ジ
ュロメータで乾燥した一致性接触部材およびかかる接触
部材を使用する方法および装置に関する。本願は199
0年9月14日に出願された米国出願第07/5827
49号の一部継続である。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】種々の
種類の電極がこれまで提供されてきた。例えば、ECG
測定を行ってきた多くの電極がある。代表的には、この
ような電極は使い捨て型のものであり、塩化カリウム溶
液を含浸した小さい発泡体パッドが設けられていた。こ
の塩化カリウムパッドは使用中には皮膚と接触をする。
使用前、代表的には、装置は、これを実際に気密真空中
に包囲して使用前に乾燥しないようにするためにプラス
チックシートで覆われている。この装置を使用するに
は、プラスチックシートを取外し、塩化カリウム含浸パ
ッドを皮膚と接触させ、接着剤で覆われた取り囲みパッ
ドにより皮膚と接触状態に保持する。このような電極は
多くの欠点を有するものとわかった。これらの電極は、
使用に供すると、かなり急速に乾燥する傾向がある。電
極のインピーダンスは、100〜500000オームの
範囲でかなり高く、パッドが乾燥するにつれて増大す
る。また、塩化カリウム溶液は皮膚を刺激する傾向があ
り、しばしば、数時間以上、身につけると、患者に発疹
を与える。この望ましくない特性は非常に敏感な皮膚を
持つ小児の場合には特に著しい。現在入手できるEEG
電極は同様な望ましくない欠点を有している。従って、
上記欠点を解消する新規な改良接触部材が必要である。
【0003】一般に、本発明の目的は低インピーダンス
を有し、低ジュロメータを有し、乾燥している(遊離H2
O 添加剤のない)接触部材、およびこれを製造する装置
および方法を提供することである。本発明の他の目的は
EEG電極ECG電極およびペースメーカリードに利用
することができる上記性質の接触部材を提供することで
ある。
【0004】本発明の他の目的は導電率について電極と
皮膚との間の界面の横切るイオンの流れに全く依存する
わけではない上記性質の接触部材を提供することであ
る。本発明の他の目的は維持可能な所望の形状に形成可
能である上記性質の接触部材を提供することである。本
発明の他の目的は成形可能である上記性質の接触部材を
提供することである。
【0005】本発明の他の目的はパテ状材料から形成す
ることができる接触部材を提供することである。本発明
の他の目的は種々の所定の粘着性で得ることができる上
記性質の接触部材を提供することである。本発明の他の
目的は化学的に非常に不動であり、皮膚と反応しない上
記性質の接触部材を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は刺激または皮膚の発疹
を引き起こすことなしに患者が長期間、身につけること
ができる上記性質の接触部材を提供することである。本
発明の他の目的は比較的安価であり、経済的に製造する
ことができる上記性質の接触部材を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決する手段】一般に、本発明は、低ジュロメ
ータを有する非導電性材料の非乾燥素材と、抵抗率が1
0〜100オーム/cmの範囲であるように、互いの電気
接触を達成するのに十分な量で素材中に分散された導電
性要素とで構成された接触部材を提供する。この接触部
材は、その形状を保持し、且つかなりの期間にわたって
重力により影響されないように、形成または成形するの
がよい。
【0008】
【実施例】添付図面と関連して本発明の好適な実施例を
以下に詳細に説明する。図1、図2および図3には、E
CG電極11が示されており、このECG電極11に
は、本発明を組み入れた導電性シリコーン接触子すなわ
ち部材12が組み入れられている。電極11は発泡体プ
ラスチックのような適当な材料で形成された可撓性パッ
ド13で構成されている。このパッド13は、略 2.54
〜1.27 cm(1 〜1/2 ンチ) の寸法および略0.16〜0.32 c
m (1/16 〜1/8 インチ) の厚さを有する適当な形状、例
えば、円形を有している。パッドには、タブ部分13a
が設けられている。パッド13には、中央配置の矩形凹
部すなわち開口部15が設けられている。望むなら、円
形のような他の幾何形状を使用することができる。
【0009】凹部16内には、在来の導電性円形ボタン
17が配置されており、この導電性円形ボタン17は塩
化銀被膜のような適当な種類の導電性被膜18により被
覆されるのがよいステンレス鋼のような適当な導電材料
で形成されている。ボタン17は、適当な方法で、例え
ば、ボタンを在来の金属スナップ21に固着することに
よって凹部16に保持されており、金属スナップ21は
ボタン17およびスナップ21よりなる2つの部分を締
めつけることによってポリエチレンまたはポリスルフォ
ンのような在来のプラスチックのような比較的強い材料
の可撓性シート22に固着されている。シート22の外
縁部は凹部16の上方およびパッド13の内縁部の上方
に延びており、ボタン17を凹部16内に支持するよう
にパッド13に接合されている。図3に示すように、ス
ナップ21は、球状突出部21aを有する雄型スナップ
の形態であり、球状突出部21aは協働する金属雌型ス
ナップ26を受け入れて摩擦係合し、これと電気接触す
るようになっている。雌型スナップ26はプラスチック
のような適当な材料で形成された末端部27により支持
されており、この末端部27には、雌型スナップ26に
接続された導体29を支持するリード28が接合されて
いる。
【0010】また、導電性シリコーン接触子すなわち部
材12は凹部16内に配置されており、ボタン17と密
接触している。接触子12は任意の所望の構成を有する
ことができる。図2および図3に示すように、接触子1
2は凹部16の大きさより僅かに小さい大きさの形状で
実質的に矩形である。接触子12には、凹部16内に嵌
合する側壁部31が形成されている。また、接触子12
には、側壁部31に隣接し且つ概ね平らな接触面33に
隣接するテーパ面32が設けられている。
【0011】導電性接触子12を使用前に汚染しないよ
うに保護するための保護手段が設けられており、この保
護手段は空気不透過性のプラスチックのような比較的可
撓性の材料のシート36よりなる。図示のように、シー
ト36は例えば図面に示すように矩形のような任意の形
状を有することができる。このシートには、中央に配置
されたカップ37が設けられており、このカップ37は
シート36をパッド13に取付けるとき、接触子12の
突出面33を受け入れるようになっている。パッド13
には、接着剤38が設けられており、この接着剤38は
シート36をパッド13と係合状態に取外し可能に保持
するのに利用される。また、接着剤38は、接触子が使
用中であるとき、パッドを患者の皮膚に付着し易くする
種類のものである。この種類の接着剤は当業者には良く
知られているので詳細には説明しない。
【0012】導電性シリコーン接触子12は導電性シリ
コーンで形成されている。このシリコーンは、硬化すな
わち重合されると、遊離H2O の無い乾燥状態であり且つ
非常に柔らかいことを特徴としている。このシリコーン
は非導電性であり、手触りが粘着性の表面を有してい
る。本願に使用するのに特に適しているとわかったシリ
コーンはジェネラルエレクトリック社のシリコーン製品
部(ウワータフォード、ニューヨーク12188)によ
り製造されているRTV6157シリコーンゲルと称す
る2成分系の低粘度の液状シリコーンゲルである。この
シリコーンゲルは硬化剤を略15:1ないし6:1の比
で使用することにより室温で硬化する。電極を皮膚に保
持する粘着性を最適にするようにもっと少ない硬化剤を
使用することにより、接着性を有するもっと軟質のゲル
が得られる。このゲルは溶媒がない。このゲルは1.4
の屈折率で透明である。硬化したゲルは69.5グラム
のアルミニウムシャフトを有する万能進入度計で8mmの
機械的進入度を許容する。後述のように、ゲルおよび触
媒を互いに混合すると、図7に示すように、導電性要素
42が配置されたシリコーン素材41が得られる。これ
らの導電性要素は体液に対して非反応性である材料で形
成されている。
【0013】本発明に使用するのに特に適しているとわ
かった或る種類の導電性要素は銀被覆ファイバ、銀被覆
無機フレークまたは銀被覆ガラス球の形態をとることが
できるポッターズインダストリーズ社のウワータビュー
コーポレートセンター(20ウワータビューボーレヴァ
ード、パーシッパニィ、ニュージャージィ07054)
で製造されている銀被覆粒子である。銀被覆の円筒形ガ
ラスファイバが最も望ましい特性をもたらすと言うこと
がわかった。導電性要素42は銀被覆ガラスロッド、フ
ィラメント、ファイバまたは円筒体の形態である。これ
らの銀被覆ファイバは銀の高導電率と、接触部材と皮膚
との界面を横切って導電性ブリッジとして作用するよう
に皮膚と接触している接触部材の表面から少なくとも突
出しているファイバの軽い強化特性とを併せ持ってい
る。粒子の大きさは、長さが100〜200ミクロンで
あり、直径が5〜15ミクロンであり、長さ対直径の比
が7と20との間である。これらの粒子は銀2〜6重量
%の範囲である銀被膜を有する。銀被覆グラスファイバ
を利用するのは、銀被覆グラスファイバが銀被覆グラス
球より容易に互いに接触する傾向があるので、良好な導
電率をもたらすからである。例えば、これらの銀被覆グ
ラスファイバは5〜20ミクロンの直径および20〜1
00ミクロンの長さを有する。また、銀被覆グラスフレ
ークも良好な導電率をもたらすが、これらの銀被覆グラ
スフレークは銀被覆ファイバほど良好な導電率をもたら
さない。銀被覆球は、接触部材に使用中、比較的非機能
性であるとわかった。これは図12のグラフに示されて
おり、この図はX軸に本発明の2つの電極間の皮膚のイ
ンピーダンス(キロオーム)を対数規模で示し、Y軸に
本発明の銀被覆要素すなわちフィラメントの長さ/直径
の比を対数規模で示している。これらのパラメータを利
用して、46の曲線を設定してある。この曲線から、球
であるL/D=1であるとき、皮膚のインピーダンスは
例えば略300キロオームと非常に高いことがわかり、
これは銀被覆球が本発明の接触部材に使用中に比較的非
機能性であることを証明している。また、略50キロオ
ーム未満の皮膚のインピーダンスを達成するには、略6
〜50の範囲のL/D比を有するのが望ましいことがわ
かる。また、図12のグラフは或る長さのロッドまたは
フィラメントが本発明の接触部材に使用するのに最も適
していることを示している。このようなロッドまたはフ
ィラメントは皮膚の孔に突入し、それにより皮膚と良好
な接触をして皮膚のインピーダンスを生じる。
【0014】例として、銀被覆硼珪酸塩ガラス高温セラ
ミックは100〜250Åの範囲の銀厚さを有して0.
070オーム/cmの粉末を生じるために100〜250
Åの範囲の銀厚さを有するのがよい。もっと厚い被膜、
例えば、6重量%をなす銀被膜は0.006オーム/cm
の導電度で520Åの銀厚さをもたらす。銀被覆ガラス
ファイバは適当な重量パーセントの組成物を構成し、こ
の組成物は例えば、残量よりなるシリコーンで全組成物
すなわち素材の60〜85重量%のパッド12を構成す
る。
【0015】シリコーンゲルおよび触媒は液状である。
これらのシリコーンゲルおよび触媒を適当な容器に注入
し、銀被覆ガラスファイバをシリコーン中に混合しなが
ら、攪拌して厚いペースト状コンシステンシーを得る。
次いで、この混合物をシリンジ状装置を通してシリコー
ン接触子12にとって望ましい構成を有する適当なモー
ルド(図示せず)へ供給する。混合物を適当な温度、例
えば、室温または60〜75℃の適当な高温で45分〜
1.5時間の範囲の時間、好ましくは65℃で略1時
間、硬化する。組成物が硬化した後、これをモールドか
ら取出して代表的には10〜15オーム/cmの抵抗を有
する導電性シリコーン接触子12を得る。銀被覆ガラス
ロッド42を中に形成したシリコーン組成物すなわち素
材41は代表的には10〜15オーム/cmの範囲の抵抗
を有する。パッドは幾らかジェロのようなコンシステン
シーを有し、また人の手で感じる場合の僅かに粘着性の
表面を有している。このパッドは銀粒子が内在した状態
でゲル自身より硬い。更に、このロッドはパシフィック
トランスジューサ社(2301フェデラルアベニュー、
ロスアンジェルス、CA90064)製のPTCモデル
302SL硬度テスタの0〜100の目盛りの20〜5
0の範囲の比較的低いジュロメータ値を有している。こ
れらのジュロメータ測定値を生じるPTC目盛りは1平
方センチメートルの円形の接触表面を有するばね押し円
筒形プローブを使用し、100〜120グラムの力を使
用した。20〜50の目盛りは4〜2.5ミリメータの
プローブにより接触子の進入度に換算される。僅かにも
っと高い割合の触媒を利用することにより、もっと高い
ジュロメータ値を有する僅かにもっと堅い接触パッドを
得ることが可能である。
【0016】図7に示すように、導電性ロッド42は患
者の皮膚およびボタン17の被膜18と良好な電気接触
をするために31、32、33を含むシリコーン接触子
の外面のすべてを通って延びている。数千の導電性ロッ
ド42が接触部材12の表面を通って延びているので、
接触部材12とこれが係合する任意の表面との間で優れ
た電気接触がなされる。
【0017】追加の粘着性を望むような電極についての
或る用途では、もっと少ない触媒を添加し、もっと高い
温度、例えば、約148.9℃(約300°F)で約1
時間、硬化することによりパテ状素材を形成することが
できる。銀被覆ガラスロッドまたはファイバを混合物に
導入している時間の間、混合物の抵抗を測定することに
より、所望の抵抗を比較的注意深く制御することができ
る。所望の導電率に達成するやいなや、これ以上は銀被
覆ファイバを添加しない。接触部材12用に生じた成形
可能な素材は、硬化後には長い期間、例えば、数年にわ
たって非常に安定であることがわかった。また、この素
材は皮膚、例えば人の皮膚に接触する電極を製造する際
に使用するのに非常に重要な性質である非常に粘着性の
表面を有する。接触部材の低ジュロメータも望ましい。
何故なら、この接触部材を皮膚輪郭の形状に一致させ、
それにより患者が使い心地良く長期間使用することがで
きるからである。
【0018】混合物を適当な温度、例えば、─25℃〜
─45℃で冷凍することにより、この混合物を硬化前に
無期限に保持することができることがわかった。この混
合物を利用したい場合、混合物を冷凍器から出し、被覆
ファイバが沈降しないようにするためにモールドへの注
入直前に再び混合する。モールドを硬化温度にするやい
なや、混合物は硬化し始める。また、この素材は、H2O
添加物が有していないので、非常に安定であることに加
えて、乾燥したり脆くなったりしないから、接触部材と
して使用するのに特に望ましい。かくして、この素材は
非乾燥特性を有している。
【0019】銀被覆ロッドまたはフレークが現在のとこ
ろ公知な最も好ましい材料であることを開示したが、良
好な導体である他の材料、例えば、純銀、金等を使用す
ることが可能である。しかしながら、キャリア無しで純
粋材料を使用するのは不当に高価である。従って、所望
の導電率を与えるように被覆された上記種類のロッドま
たはフィラメントを生じることが最も望ましい。銀およ
び金に加えて、他の導電性金属、例えば、ニッケルまた
は銅を使用することができる。また、導電率の或る程度
の犠牲があっても、グラファイトロッドのような導電性
材料を利用することができる。外皮調整なしで、許容範
囲内である100〜200オーム/cmほどの導電率を達
成することができる。しかしながら、グラファイトは、
表面のところで擦って患者にとって望ましくない跡を患
者の皮膚に残す傾向があると言う点で欠点を有してい
る。しかしながら、グラファイト自身は不活性であり、
体液と反応しない。
【0020】電極11を主としてECG測定を行うこと
について述べたが、他の皮膚式測定、例えばEMG(筋
肉電位差を測定する筋電図測定)、EEG(脳波測定を
行う脳電図測定)およびEOG(眉についての目の運動
を測定する眼電図測定)を行うことができる。TENS
または細動除去におけるような電気刺激にこれらの電極
を使用することもできる。
【0021】本発明の電極は外皮の調整なしで達成する
ことができる良好な導電率のため、EEG測定を行うの
に特に有用であるとわかった。皮膚を電極の下で呼吸さ
せるために、接触表面33を荒くするのがよい。かくし
て、図4に示すように、横方向に延びる鋸歯***部44
を有する接触部材46が設けられている。図5では、横
方向に延びるU字形の平行な凹部49を有する接触部材
48が設けられている。図6では、横方向に延びる円弧
状凹部52を有する接触部材51が設けられている。こ
れらの***部および溝のより、空気を皮膚上で循環さ
せ、皮膚を呼吸させることができる。
【0022】シリコーン接触子すなわち接触部材12は
電解質を有するアメリカ国定基準の予備ゲル化された使
い捨てECGおよびEEG電極に対して試験したときの
下記の詳細を有する。 パラメータ AAMI要件 出願人のシリコーン接触子 1.保存寿命 データを特定しなければ >>1年 ならない前の使用 (代表的に3mos.) 2.ACインピーダンス 新しい電極ごとに<2 K Ω >5Ω 3. DC オフセット電圧 1分後に< 100 mV 0.00 V 4.オフセット不安定性 通過帯域において<150μV P-P 0.00 V 内部ノイズ 0.15 Hz 〜100 Hz 5.細動除去回収 脈動 5秒後、< 100 mV 0.00 V 6.バイアス電流公差 200 nA一定電流で8 時間後 < 1.0μV < 100 mV 本発明のシリコーン接触子に電解質が存在していないの
で、 DC オフセットのためのゼロボルト、内部ノイズお
よび細動除去回収が生じる。低いインピーダンスおよび
電解質の不在により、バイアス電流を受けると、電極を
横切る電圧を極く僅かな値まで減ずる。
【0023】本発明で述べた導電性シリコーン接触子1
2を他の用途に使用することができることはわかるべき
である。1つの他の医療用途は図8に示すようにペース
メーカリード61についてである。このようなリード6
1はプラスチックで形成された可撓性の細長い要素62
で構成されている。図8に示す導電性シリコーン材料で
形成された導電性チップ63が部材67により支持され
た導体67に接合されている。また、本発明の導電性シ
リコーン材料で形成された導電性バンド64が細長い要
素62の環状凹部66内に収容され、リード68に接合
されている。シリコーン材料の特性、例えば、粘着性お
よび低いジュロメータのため、導電性接触子および導電
性バンド64は心筋と良好な接触をして心筋をリード6
1上で繊維状にする。導電性チップ63を固定し易くす
るために、ペースメーカリード61に可撓性要素62と
同じ材料製の釣駒状要素71を設けるのがよい。
【0024】成形可能な接触部材を製造する際に使用す
るのに特に適した非導電製材料の素材用として低粘度の
2成分液状シリコーンゲルを利用した場合について図1
乃至図9に示す上記実施例を説明したが、成形可能な材
料ではなく形成可能な材料としての使用のためにこの非
導電製素材を作るのに他の材料を使用することができる
ことがわかった。1つのこのような材料はアモコケミカ
ル社(200イーストランドルフドライブ、シカゴ、イ
リノイス60601)により製造されているポリブテン
である。このポリブテンは粘性の非乾燥性液体である。
このポリブテンは主としてイソパラフィン含有量の僅か
な高分子量のモノオレフィンよりなるイソブチレン/ブ
テン共重合体である。このポリブテンは無色であり、光
および熱による酸化に対して耐性である。このポリブテ
ンは、揮発されるか、或いは熱分解されると、残留物を
残さない。このポリブテンは、本発明によれば、分子量
の増大につれて、その粘着性が高くなると言う重要な特
性を有している。また、このポリブテンは、鉱油のよう
な添加物をポリブテンに添加すると、粘着性が低くなる
と言う特性を有している。選択した1つのアモコポリブ
テンはH−1900と称し、このポリブテンは下記の特
性を有する。粘度 、セイボルト ユニバーサル ASTM D2161、38℃(100 °F)で、SUS 788000 99℃(210 °F)で、SUS 19000分子量 、数平均 蒸気相浸透圧計測、M2 2300粘度指数 ASTM D2270蒸発損失 ASTM D972 、99℃(210°F)で10時間、重量 % 0.1 H−1900は非常の望ましい特性を有するが、他のポ
リブテン、例えば、アモコ社により販売されており、セ
イボルトユニバーサル粘度については38℃および99℃特
性の場合に672000および14900 の値を有するH−150
0を使用することができることはわかるべきである。か
くして、38℃で500000および99℃で12500 を越えるセイ
ボルトユニバーサル粘度が満足すべきであることと思わ
れる。室温でのH−1900の粘度はこのH−1900
が容器から非常にゆっくり流れ出る程度である。
【0025】ポリブテンはいずれの溶媒をも含有しない
ポリマーである。このポリブテンを食料品の接触面に使
用することができる。上記ポリブテンを、上記種類の形
成可能な接触子を製造するための非導電性素材として使
用することができる。例えば、上記銀被覆ファイバを適
切なミキサ、例えば食料品ミキサで上記と同じ割合でポ
リブテンと混合することができる。また、或る用途で
は、水吸収型ポリマーを混合物に混合するのが望まし
く、それから製造された接触子は湿分、例えば、人の身
体からの発汗を吸収するとが可能である。水吸収型ポリ
マーは室温、即ち、人の身体の温度に近い温度で湿分を
吸収するものであることが望ましい。本発明に使用する
のに適した1つのこのような水吸収型ポリマーは白色結
晶の形態であるアクリルアミド(電気泳動品種)であ
る。この水吸収型ポリマーは蒸留水500mlあたり50 g
の吸収度を有しており、これは水吸収型ポリマーが非常
に水吸収性であることを示している。この水吸収型ポリ
マーは35% 水溶液では導電性になって最大2.5 μmhosの
導電率を示す。銀被覆ガラスファイバをポリブテンに導
入している時間に間、白色粉末状のアクリルアミドを混
合物に混合する。このアクリルアミドはコダック社から
販売されている。上記成形可能なシリコーン系材料に同
じ目的で同じ水吸収性ポリマーを使用することができる
ことはわかるべきである。
【0026】上記の混合物は重量で下記の成分をよりな
るのがよい。 ポリブテン 32 g 銀被覆ファイバ 68 g アクリルアミド 5 g 上記混合物では、銀被覆ファイバは 67 〜75 gと変化す
ることができ、アクリルアミドは 3〜10 gと変化するこ
とができが、銀被覆ファイバ 68 g およびアクリルアミ
ド 3g が好適な量である。
【0027】混合物を、製造後、所望の形状で電極に形
成することができる。67g の銀被覆ファイバを利用する
ことにより最小の所望の導電率を得ることができる。銀
被覆ファイバをもっと多く添加することにより、もっと
大きい導電率を達成することができる。ポリブテンは非
常に粘着性であるとわかった。このポリブテンを所望の
形状に容易に形成することができるパテに供することが
できる。このポリブテンは0.013 cm (0.050 インチ) 未
満の比較的薄い層に形成されると、或る時間にわたって
その形状を保つ。このような材料はスクリーン印刷に特
に適している。例えば、このような材料から製造され、
略0.76 cm ( 略0.3 インチ) の直径を有する電極は、人
の皮膚に付着させると、この電極が使用中であるとき、
約20〜25 gの重量、例えば、電極の接続されたワイヤお
よびコネクタの重量を支持することが可能である。上記
ポリブテンはこのような重量を支持することができるよ
うに所望の粘着度を有する。これにより、上記ポリブテ
ンをEEG、EMGおよびEOG電極用として使用する
のが特に望ましくなる。
【0028】上記の2成分シリコーン系素材は硬化剤を
利用した2成分系から形成される。また、このシリコー
ン系素材は、成形し、次いで重合を起こすために或る温
度まで加熱しなければならない生成物である。他方、ポ
リブテンは、ポリマー自身の特性が本用途に適している
1成分系である。所望の素材を達成するには、銀被覆フ
ァイバおよび湿分吸収性アクリルアミドを添加するだけ
でよい。H2O 添加剤はない。しかしながら、ポリブテン
は、むしろ寿命全体にわたってコンシステンシーを維持
する比較的流体状パテの形態であるから、成形可能な材
料ではない。例えば、ポリブテンは、蒸発すべきH2O 含
有量を有していない。素材中に設けられる銀被覆ファイ
バの量を増減することにより、および鉱油を添加するこ
とにより粘着性をわずかに変化させることができる。厚
さが 0.013 cm (0.050インチ) より大きい形成可能なポ
リブテン材料を形成形状で長い時間にわたって利用した
いなら、ポリブテン材料を流れ移動しないように機械的
に拘束すべきである。
【0029】本発明による電極の製造に利用することが
できる材料の素材を製造する製造ラインに必要とされる
装置を図10に示してある。シリコーン系導電性材料を
製造するための製造ラインに利用することができる装置
76は銀被覆ファイバを導入した2成分系から形成され
たシリコーンで構成される予備混合シリコーン系材料を
受け入れる第1および第2エジェクタ77、78を備え
てなる。このシリコーン系材料とともに、上記アクリル
アミドのような水吸収性ポリマーも利用することができ
る。エジェクタ77、78に予備混合材料を供給して予
備混合材料の2つの層81、82(図11参照)を略0.
013 cm (0.050 インチ) の厚さおよび15.2cm (6 イン
チ) の幅まで供給する。2 つのエジェクタ77、78と
ともに、種々のオプションが利用可能である。例えば、
層のうちの一方のみに、例えば、患者の皮膚に面すべき
層にアクリルアミド材料を装入することができる。変更
例として、層のうちの一方、例えば、層82が層81の
粘着性より大きい粘着性を有するように、エジェクタ7
7、78に供給される混合物を変化させることができ
る。また、成形可能なシリコーン系材料または形成可能
なポリブテンを両エジェクタに装入することにより、或
いは成形可能な材料を一方のエジェクタに、形成可能な
材料を他方のエジェクタに装入することにより、エジェ
クタ77、78へに混合物を変化させることができる。
【0030】装置76の形態の製造ラインにより製造さ
れた製品の強さおよび信頼性を高めるために、2〜3ミ
ルの範囲の厚さを有するナイロンメッシュのような適当
な材料で形成された可撓性シート86を層81、82間
を通るように2つのエジェクタ77、78間に導入す
る。ナイロンメッシュまたは布86(図11参照)を供
給リール87から一対の案内ローラ88、89を通して
供給する。剥離ライナ91、92を層81、82の露出
面に貼り付ける。これらの剥離ライナ91、92は代表
的には、2〜3ミルの厚さを有するマイラーフィルムで
形成することができる。これらの剥離ライナ91、92
を供給リール93、94から案内ローラ96、97を通
り、その後、案内ローラ98、99を通って供給する。
【0031】層82、82は、これらの両者間の可撓性
布シートおよび剥離ライナ91、92とともに、オーブ
ン101、102を通って適当な時間、移動してそこを
通るシリコーン系シート81、82を硬化させる。これ
らのオーブンは適当な温度、例えば、148.9℃(3
00°F)まで加熱することができ、オーブンを通る層
81、82の移動速度により定められる長さを有するの
がよい。層82、82布シート86および剥離ライナ9
1、92から形成される複合シート103は巻取りリー
ルにより巻き取られる。硬化工程中、層82、82をエ
ンドレスベルト108、109に設けられたモールド1
06、107に捕獲することができる。エンドレスベル
ト108、109はドラム111、112上を走行し、
これらのドラム111、112はエンドレスベルト10
8の下方走行部が巻取りリール104に向かう方向に移
動するように反時計方向に回転する。同様に、ベルト1
09は回転ドラム113、114に設けられており、こ
れらの回転ドラム113、114は、ベルト109の上
方走行部が巻取りリール104に向かう方向に走行する
ように反時計方向に回転される。かくして、モールド1
06、107が硬化すなわち重合している時間の間、シ
リコーン系材料を得るように機能することはわかる。
【0032】リール104が一杯になった後、このリー
ルを他の製造位置へ持っていき、そこで、このリールに
設けられた複合シート材料を上記種類の電極の製造に利
用することができる。以上のことと併せて、剥離ライナ
91、92用として、マイラーを選択した。何故なら、
マイラーはオーブン101、102内の比較的高い熱に
耐えることができるからである。マイラーは比較的高い
融点を有しており、比較的非反応性である。ナイロンメ
ッシュは適当なメッシュ寸法、例えば、0.254 ×0.254
cm (0.1 ×0.1 インチ)ないし0.254 ×0.127 cm (0.1
×0.05インチ)を有することができる。
【0033】複合シートの幅は種々の大きさ、例えば、
幅が1.27〜1.91 cm (0.5〜 0.75 インチ)の範囲である
ことができ、変更例として、5.08〜10.16 cm(2〜4 イン
チ)の範囲であることができる。上記ポリブテンを利用
した本発明の電極用の材料を製造するのに、同様な種類
の装置を利用することができることはわかるべきであ
る。かくして、2つの層81、82については、2つの
ポリブテン層を利用することができ、一方は他方より粘
着性である。しかしながら、硬化を必要としない場合に
は、オーブン101および/または102を省くことが
できる。
【0034】本発明に関連して、利用される非導電性素
材を得るのに他の材料を利用することができることはわ
かるべきである。かくして、例えば、上記熱硬化性ポリ
マーの代わりに紫外線下で硬化可能なポリマーを利用す
ることができる。このような紫外線硬化ポリマーの例と
しては、ロックタイト社により販売されているヌバシル
(Nuvasil) 17631、17614 、17412 がある。
【0035】上記金属被覆フィラメントまたはロッドの
改良された配向を達成したいような用途では、図13に
概略的に示す種類の装置121を利用するのがよい。こ
のような装置は絶縁された導電ワイヤ(図示せず)で形
成された一対の重畳ドーナツ形コイル122、123を
備えてなり、これらのコイル122、123は一対の導
体127、128により電源126から電流が供給され
る。上記成形可能な材料の素材131は、図13に示す
ように、コイル122、123間に配置されており、金
属接触部材134、136が係合している間隔を隔てら
れた表面132、133を有している。金属接触部材1
34、136は Ic として示す制御可能な電流を素材1
31を通して供給するために導体138、139により
電流制御電源137に接続されている。コイル122、
123の付勢によりこれらのコイル間に延びる束線を生
じ、これらの束線のうちのいくつかはコイル122、1
23の平面と概ね直角であり、且つ素材131の接続さ
れた金属接触子136を通る金属接触子134からの電
流の移動線と直角である方向に延びている。 Ic として
表す素材を通るこの電流の流れは素材131内に配置さ
れた非磁性金属被覆ロッドまたはフィラメント142に
磁力を生じて素材内でロッドまたはフィラメント142
を磁場の方向に整合させる方向にロッドまたはフィラメ
ント142を移動させて、例えば、ロッドまたはフィラ
メント142の実質的にすべてをコイル122、123
間に生じた磁力線と平行な方向に配向させる。
【0036】フィラメントまたはロッド142を移動さ
せて磁束線と整合させるのに必要とされる場の強さは、
電流 Ic および束線141で表すコイル122、123
により発生される磁場により各粒子に発生される力を確
認することにより確立される。磁場において電流を運ぶ
導体に作用する力は、下記式により導体を通る電流の流
れにより生じた点Pの磁場の強さを初めに算出すること
によって算出することができる。 H =∫ Ic sin θds/γ2 (1) 上記式はワイヤの分割Δs による点Pの磁場ΔHの和で
ある。
【0037】上記電流を運ぶ導体を図13に示すように
円形コイルからの他の磁場にさらすと、下記式により得
られる力が電流を運ぶ導体に及ぼされる。 F = H× 2πNIC /10γ dynes (2) (上記式中、N は巻き数であり、IC はコイルの電流
(アンペア)であり、γ導体とコイルとの間の距離であ
る)この相互作用する力を利用することにより、重合工
程中、多数のフィラメント142の長さまたは長い寸法
が電極素材131の表面とほぼ直角になるように成形可
能なポリマーにかなりの数のフィラメント142を配向
させる。フィラメント142を配向させるのに必要とさ
れる力量はポリマーの初期粘度、ポリマー中のフィラメ
ント142の濃度およびフィラメントの長さ対直径の比
に比例する。電極の表面近くのフィラメント142は表
面の下のフィラメントより容易に配向する傾向がある。
【0038】電極の表面上の多数のフィラメントのこの
垂直配向は、皮膚と電極との間のインピーダンスを低減
する傾向があるので、非常に望ましい。図13に示すよ
うなロッドまたはフィラメントの整合と関連して、ロッ
ドまたはフィラメント142が図13に示す装置に生じ
た磁力にさらされた後に所望の方向に整合されたままで
あるように、重合すなわち硬化することができる成形可
能な材料、例えば、上記のようなシリコーン系材料を利
用するのが望ましい。図13の装置に利用される電流 I
c は2つの目的を果たす。第1に、上記のようにロッド
またはフィラメント142を通る電流を供給することで
あり、第2に、シリコーン系材料の重合すなわち硬化の
ための熱を供給することである。望むなら、工程を速め
るために、外部源から追加の熱を供給することができ
る。また、ロッドまたはフィラメント142を所望の方
法で配向した後、紫外線硬化性材料を紫外線で硬化させ
ることによりロッドまたはフィラメントを紫外線硬化性
材料内に配向させるために図13に示す装置を利用する
ことが可能である。
【0039】ロッドまたはフィラメントを材料の素材内
に配向させることによって、より低い抵抗率および向上
導電率を達成し、同時にロッドまたはフィラメントの突
出端部のため、皮膚との接触を著しく向上させ、それに
より電極と皮膚との間のインピーダンスを大きく低減さ
せることが可能である。低いインピーダンス、低いジュ
ロメータで乾燥した一致性接触部材、およびこの接触部
材を製造する方法ならびにこの接触部材を利用する装置
が提供されたことは以上から明らかである。接触部材
は、乾燥していて、種々の種類の皮膚測定を行うために
優れた材料を皮膚に接触させる長時間にわたって粘着性
のままである材料で形成される。また、接触部材は皮膚
の輪郭に一致する。また、接触部材には、皮膚を呼吸さ
せる鋸歯状表面を形成することができる。接触部材は、
その海綿質のため、皮膚を刺激させることなしに長い期
間、例えば、数週間、身に付けることができる。着用者
は電極を取り外さなくて入浴したりシャワーをあびたり
することができる。
【0040】接触部材は患者の皮膚から湿分を吸収する
ために湿分吸収性ポリマーを有するのがよい。また、接
触部材には、その構造強度を高めるために強化材を設け
ることができる。接触部材は強化材を層間に配置して層
状に形成することができる。また、これらの層は、異な
る特性を有する材料で形成するのがよく、例えば、一方
の層の表面は他方の層の表面より粘着性であるのがよ
い。
【0041】接触部材は成形可能且つ形成可能(パテ)
な形態で製造することができる。皮膚の界面での低いイ
ンピーダンスは金属被覆フィラメントまたはロッドの端
部を接触部材から突出させて皮膚に機械的に接触させる
ことにより達成される。この低いインピーダンスを更に
向上させるためには、ロッドまたはフィラメントの形態
の導電性要素を硬化前に電磁場に配向させ、次いで硬化
して所望の位置に保持すればよい。シリコーン系材料に
添加される触媒の量を変えることによって異なる接着度
すなわち粘着度を達成することができる。ポリブテン形
成可能な材料は、所望の粘性が達成されるとき、略2500
0 の分子量を有する。成形可能な材料は紫外線ならびに
熱により硬化することができる。メッシュ材料の両側に
積層を使用することにより、2つの層ならびにこれらの
層の異なる厚さ部分に2つの剥離強度を与えることがで
き、これにより、皮膚に残留物が残り、引き続く清浄が
最小になるように、材料を注文通りに製造することがで
きる。また、両層は形成可能であるか或いは形可能であ
ってもよく、或いは両方とも同種のものでもよい。多く
の用途、例えば、細動除去パッドおよびボビー(Bovie)
パッドには望ましい滑らかな表面組織を成形可能な材料
に達成することができる。このような滑らかな表面は、
調製および硬化中、材料中の気泡を除去することにより
達成することができる。
【0042】接触部材は成形および形成技術を利用した
多量生産技術により容易に製造することができるような
方法で構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接触部材を組み入れた電極の頂平面図
である。
【図2】図1に示す接触部材の底平面図である。
【図3】図2の線3─3に沿った横断面図である。
【図4】本発明を組み入れた接触部材の変更実施例の横
断面図である。
【図5】本発明を組み入れた接触部材の変更実施例の横
断面図である。
【図6】本発明を組み入れた接触部材の変更実施例の横
断面図である。
【図7】本発明を組み入れた接触部材の一部の拡大微細
図である。
【図8】本発明の接触部材を組み入れたペースメーカリ
ードの横断面における部分側面立面図である。
【図9】図8の線9−9に沿った端立面図である。
【図10】本発明の接触部材を製造することができるス
トリップ材料を製造するための製造ラインに利用される
装置の概略横断面図である。
【図11】図10の線11−11に沿った横断面図であ
る。
【図12】種々の長さ/直径の比の被覆フィラメントを
利用した本発明の2つの電極間の皮膚インピーダンスを
示すグラフである。
【図13】本発明に関連して使用することができるフィ
ラメント配向装置の概略立面図である。
【図14】導電電流のまわりの磁場の強さを算出する方
法を示す概略図である。
【符号の説明】
11 電極 12 接触部材 13 可撓性パッド 16 開口部 17 ボタン 18 導電性被膜 21 スナップ 22 可撓性シート 26 雌型スナップ 28 リード 36 シート 37 カップ 38 接着剤 41 シリコーン素材 42 導電性要素

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低ジュロメータを有する非導電性材料の
    非乾燥素材と、10〜100オーム/cmの範囲の抵抗率
    を与えるように互いの接触を達成するのに十分な量で素
    材中に分散された導電性要素とで構成された接触部材。
  2. 【請求項2】 上記導電性要素は体液に対して非反応性
    である材料で形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の接触部材。
  3. 【請求項3】 上記導電性要素は貴金属で形成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の接触部材。
  4. 【請求項4】 上記導電性要素は導電性被膜を形成した
    不活性材料の部材の形態であることを特徴とする請求項
    2に記載の接触部材。
  5. 【請求項5】 上記導電性被膜は主として金属で構成さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の接触部材。
  6. 【請求項6】 上記金属は銀であり、導電性要素は少な
    くとも2重量%の範囲の銀含有量を有していることを特
    徴とする請求項5に記載の接触部材。
  7. 【請求項7】 導電性要素は直径が15〜100ミクロ
    ンの範囲の大きさを有していることを特徴とする請求項
    5に記載の接触部材。
  8. 【請求項8】 非導電性材料の上記素材は化学的に不活
    性なポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の
    接触部材。
  9. 【請求項9】 上記ポリマーは絶縁性ゲルであることを
    特徴とする請求項8に記載の接触部材。
  10. 【請求項10】 素材の一部として形成された湿分吸収
    性ポリマーを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    接触部材。
  11. 【請求項11】 上記湿分吸収性ポリマーは素材の重量
    のほぼ3〜10%よりなることを特徴とする請求項10
    に記載の接触部材。
  12. 【請求項12】 上記導電性要素は整合されており、接
    触部材から突出していることを特徴とする請求項1に記
    載の接触部材。
  13. 【請求項13】 非乾燥粘着性を有する低インピーダン
    ス、低ジュロメータで乾燥した一致性接触部材を製造す
    る方法において、ポリマーの成分を相互に混合して混合
    物を形成し、所定の抵抗率に達するまで、20またはそ
    れ以下且つ2より大きいL/D比を有する導電性要素を
    導入し、混合物を高温で硬化させて100オーム/cm 未
    満の抵抗率を有する接触部材を得ることを特徴とする方
    法。
  14. 【請求項14】 上記ポリマーに湿分吸収性ポリマーを
    これが素材の3〜10%よりなるように添加する工程を
    有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
JP4305501A 1992-11-16 1992-11-16 低インピーダンス、低ジュロメータで乾燥した一致性接触部材およびかかる接触部材を使用する方法および装置 Pending JPH06178765A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006096A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Fukuda Denshi Co Ltd 生体用電極および固定シール
JP2017524413A (ja) * 2014-07-03 2017-08-31 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 医療電極
JP2017202023A (ja) * 2016-05-09 2017-11-16 信越化学工業株式会社 生体電極及びその製造方法
JP2018134189A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 国立大学法人電気通信大学 信号測定装置、及び信号測定方法

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