JPH0617863A - 椅子用ねじりばね - Google Patents
椅子用ねじりばねInfo
- Publication number
- JPH0617863A JPH0617863A JP17101392A JP17101392A JPH0617863A JP H0617863 A JPH0617863 A JP H0617863A JP 17101392 A JP17101392 A JP 17101392A JP 17101392 A JP17101392 A JP 17101392A JP H0617863 A JPH0617863 A JP H0617863A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torsion spring
- spring
- rotating means
- twisting force
- chair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の一体形ねじりばねに比して同じサイズ
でありながら、弱い捻り力を得ることができ、発生せん
断応力を低減することができ、その上捻り角を大きく得
られるような角形ねじりばねを、両端を拘束することが
容易になるように得るもので椅子用ばねとして最適のも
のを得るものである。 【構成】 複数の帯板状ばね2を平行に重ね合せて束ね
てねじりばね1としたものである。
でありながら、弱い捻り力を得ることができ、発生せん
断応力を低減することができ、その上捻り角を大きく得
られるような角形ねじりばねを、両端を拘束することが
容易になるように得るもので椅子用ばねとして最適のも
のを得るものである。 【構成】 複数の帯板状ばね2を平行に重ね合せて束ね
てねじりばね1としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子に使用するねじり
ばねに関するものである。
ばねに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のねじりばねはトーション
バー等に使用され、図2に示すように、(a)中実角棒
状のもの、(b)中実丸棒状のもの、(c)中空丸棒状
のものが知られている。これらはそれぞれ一端を固定
し、他端で捻り力を得るものである。
バー等に使用され、図2に示すように、(a)中実角棒
状のもの、(b)中実丸棒状のもの、(c)中空丸棒状
のものが知られている。これらはそれぞれ一端を固定
し、他端で捻り力を得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のトーションバー
等のねじりばねにあっては定められた、又は限られた長
さ等の中で使用する場合、捻り力(以下、力と記す)が
大き過ぎたり、発生せん断応力(以下、応力と記す)が
大き過ぎたり、さらには、応力限界内で使用する場合に
は捻り角(以下、角度と記す)が小さかったりして、椅
子用としての仕様を十分に満足するものは得られなかっ
た。又、応力を低減させるために径や巾を小さくして、
力が弱くなった分を補うために、図2(d)に示すよう
に複数本束ねたりしても、各個の両端をそれぞれ拘束す
ることが難しかった。
等のねじりばねにあっては定められた、又は限られた長
さ等の中で使用する場合、捻り力(以下、力と記す)が
大き過ぎたり、発生せん断応力(以下、応力と記す)が
大き過ぎたり、さらには、応力限界内で使用する場合に
は捻り角(以下、角度と記す)が小さかったりして、椅
子用としての仕様を十分に満足するものは得られなかっ
た。又、応力を低減させるために径や巾を小さくして、
力が弱くなった分を補うために、図2(d)に示すよう
に複数本束ねたりしても、各個の両端をそれぞれ拘束す
ることが難しかった。
【0004】そこで、本発明においては、従来の一体形
のねじりばねに比して同じサイズでありながら、椅子用
として応力を低減することができ、その上角度を大きく
得られるような角形ねじりばねを、両端の拘束を容易に
して、これを用いた椅子の座り心地を良くするものであ
る。
のねじりばねに比して同じサイズでありながら、椅子用
として応力を低減することができ、その上角度を大きく
得られるような角形ねじりばねを、両端の拘束を容易に
して、これを用いた椅子の座り心地を良くするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の帯板状
ばねを平行に重ね合せて束ねて構成したことを特徴とす
る椅子用ねじりばねである。これを言いかえれば、角棒
を縦(長手の軸芯方向)に板状に分割したものである。
設計上必要とする力を得、かつ必要とする角度を得るた
めには、この目的に相応する帯板状ばねの数とすること
によって一体構成のばねよりも同一応力で大きな捻り角
または同一角度で応力の低減をさせることができる。
ばねを平行に重ね合せて束ねて構成したことを特徴とす
る椅子用ねじりばねである。これを言いかえれば、角棒
を縦(長手の軸芯方向)に板状に分割したものである。
設計上必要とする力を得、かつ必要とする角度を得るた
めには、この目的に相応する帯板状ばねの数とすること
によって一体構成のばねよりも同一応力で大きな捻り角
または同一角度で応力の低減をさせることができる。
【0006】帯板状ばねを重ね合せて束ねた外形は角形
に限定される。その理由は端部での回転拘束を容易にす
るためと、仮に円形とする場合には構成各帯板状ばねに
同一断面を得ることができないため、応力の発生に均一
性が期待できないからである。
に限定される。その理由は端部での回転拘束を容易にす
るためと、仮に円形とする場合には構成各帯板状ばねに
同一断面を得ることができないため、応力の発生に均一
性が期待できないからである。
【0007】ばねの端部には、トマリバメ又はスベリバ
メの嵌合による係止具を設けることによって、必要とす
る力を調整して得るようにする。
メの嵌合による係止具を設けることによって、必要とす
る力を調整して得るようにする。
【0008】本発明におけるばねの応力や角度は帯板状
ばねの数に応じて変化する。1700kgf−mm近傍
での使用を想定して、2、4、5、7、10に各分割し
たときの計算側を表1に示す。
ばねの数に応じて変化する。1700kgf−mm近傍
での使用を想定して、2、4、5、7、10に各分割し
たときの計算側を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】表1は計算結果を示すが、実際にばねを製
作して、その応力、角度を測定すると若干の変動がみら
れる。その理由は、端部の拘束具合によって板間摩擦が
発生し、分割数が多くなればその影響が大となり、又、
板間での乾湿又は油膜状況等により、それぞれ左右され
るからである。しかし、これらの影響力は条件を極端に
違えなければ、さして問題とはならず、ほぼ計算結果に
近似する。
作して、その応力、角度を測定すると若干の変動がみら
れる。その理由は、端部の拘束具合によって板間摩擦が
発生し、分割数が多くなればその影響が大となり、又、
板間での乾湿又は油膜状況等により、それぞれ左右され
るからである。しかし、これらの影響力は条件を極端に
違えなければ、さして問題とはならず、ほぼ計算結果に
近似する。
【0011】
【実施例】以下実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は斜視図で、2は帯板状ばねで、本例
の場合は、4枚束ねて、ねじりばね1を構成している。
ねじりばね1の一端は固定具3により固定される。固定
具3は調整ねじ4によりその固定具合を調節される。そ
の嵌合の強さはトマリバメ程度の強さであることが望ま
しい。他端には回転具5を取付ける。回転具5は作動桿
でもよく、単に捻り力を受ける装置でもよい。回転具5
は捻り力方向6にその力を受ける。回転具5へのばね1
の嵌合は、スベリバメでもよい。回転具5は、ハンドル
8によって回転するねじ9で移動具7をねじりばね1の
軸方向に微小移動させ、スベリバメ嵌合で係止させてい
る回転具5をねじりばね1上で移動させてその有効長を
変化させ、ねじりばね1のばね定数を変化させ得るよう
にしてある。ばね定数を変化させる必要がなければ、回
転具5の位置は固定しておいてもよい。
の場合は、4枚束ねて、ねじりばね1を構成している。
ねじりばね1の一端は固定具3により固定される。固定
具3は調整ねじ4によりその固定具合を調節される。そ
の嵌合の強さはトマリバメ程度の強さであることが望ま
しい。他端には回転具5を取付ける。回転具5は作動桿
でもよく、単に捻り力を受ける装置でもよい。回転具5
は捻り力方向6にその力を受ける。回転具5へのばね1
の嵌合は、スベリバメでもよい。回転具5は、ハンドル
8によって回転するねじ9で移動具7をねじりばね1の
軸方向に微小移動させ、スベリバメ嵌合で係止させてい
る回転具5をねじりばね1上で移動させてその有効長を
変化させ、ねじりばね1のばね定数を変化させ得るよう
にしてある。ばね定数を変化させる必要がなければ、回
転具5の位置は固定しておいてもよい。
【0013】他の実施例としては、回転具をねじりばね
の中央部位に取付け、両端に固定具を取付けてもよい。
の中央部位に取付け、両端に固定具を取付けてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明の椅子用のねじりばねは、従来の
ねじりばねよりも応力を低く押えながら、大きな捻り角
度を十分に得ることができる。又帯板状ばねを束ねて構
成してあるから、両端の固定方法は比較的容易であり、
かつ、一端の保持具を摺動させることによって、ばね定
数を調整することができる。
ねじりばねよりも応力を低く押えながら、大きな捻り角
度を十分に得ることができる。又帯板状ばねを束ねて構
成してあるから、両端の固定方法は比較的容易であり、
かつ、一端の保持具を摺動させることによって、ばね定
数を調整することができる。
【図1】本発明の実施の一例を示す斜視図である。
【図2】(a)〜(d)は従来のねじりばねの例を示す
斜視図である。
斜視図である。
1 ねじりばね 2 帯板状ばね 3 固定具 4 調整ねじ 5 回転具 6 捻り力方向 7 移動具 8 ハンドル 9 ねじ
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の帯板状ばねを平行に重ね合せて束
ねて構成したことを特徴とする椅子用ねじりばね。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17101392A JPH0617863A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 椅子用ねじりばね |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17101392A JPH0617863A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 椅子用ねじりばね |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617863A true JPH0617863A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15915483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17101392A Withdrawn JPH0617863A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 椅子用ねじりばね |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617863A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005198362A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 振動型リニアアクチュエータ |
JP2006523289A (ja) * | 2003-04-02 | 2006-10-12 | ダイコ ユーロペ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ コン ユニコ ソシオ | 2本アーム式ベルトテンショナ |
CN115355236A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-11-18 | 钢铁研究总院有限公司 | 一种大扭矩扭转作动机构及其制造方法 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP17101392A patent/JPH0617863A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006523289A (ja) * | 2003-04-02 | 2006-10-12 | ダイコ ユーロペ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ コン ユニコ ソシオ | 2本アーム式ベルトテンショナ |
JP4657200B2 (ja) * | 2003-04-02 | 2011-03-23 | ダイコ ユーロペ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ コン ユニコ ソシオ | 2本アーム式ベルトテンショナ |
JP2005198362A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 振動型リニアアクチュエータ |
US7304407B2 (en) | 2003-12-26 | 2007-12-04 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Linear oscillating actuator |
CN115355236A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-11-18 | 钢铁研究总院有限公司 | 一种大扭矩扭转作动机构及其制造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |