JPH06177902A - 通信ネットワークシステムの障害監視装置 - Google Patents

通信ネットワークシステムの障害監視装置

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JPH06177902A
JPH06177902A JP4325644A JP32564492A JPH06177902A JP H06177902 A JPH06177902 A JP H06177902A JP 4325644 A JP4325644 A JP 4325644A JP 32564492 A JP32564492 A JP 32564492A JP H06177902 A JPH06177902 A JP H06177902A
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alarm
failure
station
main control
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Yoshinori Iwamoto
吉則 岩本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は通信ネットワークの障害監視がリアル
タイム、且つ、確実に行えるようにした障害監視装置を
提供することを目的とする。 【構成】通信端末や支線を接続するための複数のステー
ションを伝送路で繋ぎ、通信端末間の通信をステーショ
ンを介して行うようにした通信ネットワークシステムに
用いる障害監視のための装置として、ステーションに設
けられ、当該ステーションの障害を直接検出する障害検
出手段32,44 と、この障害検出手段の検出出力により動
作して警報出力を発生する警報送出手段38,40 と、この
警報送出手段からの警報出力を独立の専用回線で受け、
警報表示する警報表示手段とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信ネットワーク、例え
ば、光ループLAN(ローカルエリアネットワーク)シ
ステムにかかわり、特に障害検出を確実に行うことがで
きるようにした通信ネットワークシステムの障害監視装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークシステムの一つである
ローカルエリアネットワーク(以下、LANと称する)
は例えば、ビル単位、工場単位などのように、比較的狭
い領域においての通信に供するに適した通信ネットワー
クであり、複数の独立した装置を相互に接続するネット
ワークとして近年、広く利用されるようになってきた。
【0003】このLANはバス形と、ループ形に大別さ
れるが、バス形のLANでは伝送路の空き状態を自ら検
出して空いているときに送信を開始することにより伝送
路上での衝突を回避するのに対し、ループ形のLANで
は送信要求に対して使用権(またはアクセス権)を与え
ると云った制御により伝送路上での衝突を回避する。
【0004】従来のループ形のLANでは例えば、光ル
ープLAN装置と、これを監視する監視装置で構成さ
れ、障害が発生したときはこの監視装置より警報を送出
するようにしていた。
【0005】すなわち、一例を示すと図5のようにLA
Nシステム1は複数のステーション(局)2a,2b,
2c,…2mを設け、これらを伝送路7で順にリング状
に繋いでステーション間で情報の伝送を行えるようにし
てある。
【0006】ステーションはホストコンピュータや端末
装置等を接続したり、支線LANを接続したりするため
のもので、自己に接続されている端末等に割り付けたア
ドレスを送り先とするパケットが伝送されてきたときは
これを取り込み、無関係のパケットは下流側に送り出す
と云った機能の他、端末等からの送信パケットの伝送路
への送出、伝送路の監視、競合の制御等を行うことがで
きる。これらの機能はステーション2a,2b,2c,
…2mの内蔵する主制御部の制御のもとに実現される。
【0007】これらステーション2a,2b,2c,…
2mのうち、一つが主ステーション(図では例えば、ス
テーション2mとする)となり、この主ステーションが
中心となって、LANシステムの運用を行う。5はバス
状の支線LANである。
【0008】6は端末装置であり、支線LAN 5に接
続されている。8は主ステーション2mに接続された管
理装置であり、キーボードやディスプレイ装置、プリン
タ等を有していて、LANシステムに対し、各種指令や
データの授受を行うことができる。管理装置8は各ステ
ーションに対する監視機能を有しており、定期的に故障
診断のための故障診断応答要求を一斉同報で発生して、
各ステーションからの応答を得、これをもとに故障診断
を行って、故障が見付かれば、警報表示のために設けた
警報表示盤9に警報情報を表示するように構成してあ
る。
【0009】このような構成において、各ステーション
の端末間での通信は、その端末からの送信データをパケ
ット化して当該端末の接続されているステーションから
LANの伝送路へと送出され、相手端末の接続されてい
るステーションがこのパケッットを受信して該当端末に
このパケットのデータを渡すことで実現する。
【0010】一方、LANの監視は主ステーション2m
に接続されている管理装置8が、定期的に故障診断のた
めの故障診断応答要求を一斉同報で発生する。この故障
診断応答要求はパケット化されて主ステーション2mよ
り一斉同報でLANの伝送路7へと送り出され、各ステ
ーションではこの故障診断応答要求のパケットを受け
て、それぞれ、その要求に従った応答パケットをLAN
の伝送路7へと送り出す。この応答パケットは主ステー
ション2mに受信され、主ステーション2mから管理装
置8へと渡される。管理装置8ではこの各ステーション
からの応答を得、これをもとに故障診断を行って、故障
が見付かれば、警報表示のために設けた警報表示盤9に
警報情報を表示する。
【0011】このように、従来は故障診断要求をパケッ
ト化して一斉同報で伝送路に送り出し、各ステーション
側で受信させて応答させ、この応答を待って状態を判断
して異常の場合に警報表示するようにしている。そし
て、この故障診断要求は10分から120分の間で任意
に設定でき、この設定した時間間隔で要求を発生して監
視すると云うものであった。そのため、従来はステーシ
ョンやLANの伝送路に異常が生じても、ただちにはわ
からず、保守が遅れてシステム運用上、多大な支障を来
す心配があった。
【0012】また、このシステムによると、管理装置自
身に障害が発生したときには監視機能が失われるので、
異常が生じても全くわからない他、光ループ系の障害で
ループから切り離されている光ループLANの障害もわ
からない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は故
障の監視機能を持つ管理装置を用い、この管理装置を一
つのステーションに接続し、この管理装置から故障診断
要求を一斉同報で伝送路に送り出し、各ステーション側
で受信させて応答させ、この応答を待って状態を判断し
て異常の場合に警報表示するようにしている。そして、
この故障診断要求発生間隔は10分から120分の間で
任意に設定し、この設定した時間間隔で要求を発生して
監視すると云うものであった。そのため、従来はステー
ションやLANの伝送路に異常が生じても、ただちには
わからず、保守が遅れてシステム運用上、多大な支障を
来す心配があった。
【0014】また、このシステムによると、管理装置自
身に障害が発生したときには監視機能が失われるので、
異常が生じても全くわからない他、光ループ系の障害で
ループから切り離されている光ループLANの障害もわ
からないなどの不具合があり、この不具合を解決するべ
く、管理装置を各ステーションにそれぞれ接続する構成
とするとシステム的にコストが掛かり過ぎると云う問題
が生じる。
【0015】また、従来の監視は、故障診断要求に対し
て各ステーションからの応答がどのように成されるかで
故障診断する方式であり、無応答であるか、応答があっ
ても応答結果がおかしい等の結果から故障判断するの
で、大雑把な警報を出す程度であった。
【0016】そこで、この発明の目的とするところは、
LANシステムの障害監視がリアルタイムで、しかも、
確実に行えると共に、ローコストでしかもどのような故
障であるかもわかるように警報を与えることができる監
視機能を実現し得る信頼性、保守性の良い通信ネットワ
ークシステムの障害監視装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、通信端末
や支線を接続するための複数のステーションを伝送路で
繋ぎ、通信端末間の通信をステーションを介して行うよ
うにした通信ネットワークシステムに用いる障害監視の
ための装置として、前記ステーションに設けられ、当該
ステーションの障害を直接検出する障害検出手段と、こ
の障害検出手段の検出出力により動作して警報出力を発
生する警報送出手段と、この警報送出手段からの警報出
力を独立の専用回線で受け、警報表示する警報表示手段
とを具備して構成する。
【0018】
【作用】上記の構成において、ステーションに障害が発
生すると、障害検出手段によりこの障害が検出され、検
出出力を発生し、これによって警報送出手段は警報出力
を発生する。この警報信号は独立の専用回線で警報表示
手段に送られ、警報表示手段に警報表示される。
【0019】このように、通信ネットワークシステムの
ステーションに設けた障害検出手段より障害を検出し
て、障害を検出したときは直接、警報信号を専用回線で
送出して警報表示手段に送ることができるため、障害発
生と同時にどのステーションに障害が発生したかを知る
ことができ、迅速な対応をとることができる。また、障
害が継続して検出されるとき、障害発生とすることが可
能のであるので、この場合、過渡的な影響で障害警報が
鳴動したり、表示されたりすることを防止できるため、
継続しない障害に対して警報表示による無駄な対応を防
止できる。障害を直接監視するので、どのような障害か
を区別できるようにすることも可能になる。
【0020】従って、本発明によれば、LANシステム
の障害監視がリアルタイムで、しかも、確実に行えると
共に、ローコストで監視機能を実現し得る信頼性、保守
性の良いローカルエリアネットワークシステムを提供す
ることができる。
【0021】
【実施例】本発明はステーションにおける主制御系の障
害を検出する障害検出手段と、継続する障害か、過渡的
なものかを判定すると共に、継続する障害であるときに
障害発生とする障害判定手段及びステーションにおける
電源系の障害を検出する障害検出手段を具備し、主制御
系、電源系のいずれかに障害が発生したときに警報送出
手段を駆動するように構成したものであり、また、警報
送出手段は無電圧接点方式と、トーン送出方式により構
成して、専用回線で警報表示手段に送り、表示させるよ
うにするものである。以下、本発明の一実施例につい
て、図面を参照して説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例を示す光ループL
AN装置内の警報送出回路のブロック図であり、図2は
本警報送出回路を使用したLANシステムの構成を示す
ブロック図である。
【0023】図2において、1はリング状のLANシス
テム、2a,2b,2c,〜2mはステーション
(局)、31は警報送出回路であり、図1に示すように
この警報送出回路31は各ステーション2a,2b,2
c,…2mに設けられている。5は支線LAN、6は端
末装置、7はLANシステム1のリング状の伝送路であ
る。
【0024】LANシステム1は複数のステーション2
a,2b,2c,…2mを設け、これらを伝送路7で順
にリング状に繋いでステーション間で情報の伝送を行え
るようにしてある。ステーションはホストコンピュータ
や端末装置等を接続したり、支線LANを接続したりす
るためのもので、自己に接続されている端末等に割り付
けたアドレスを送り先とするパケットが伝送されてきた
ときはこれを取り込み、無関係のパケットは下流側に送
り出すと云った機能の他、端末等からの送信パケットの
伝送路への送出、伝送路の監視、競合の制御等を行うこ
とができる。これらの機能はステーション2a,2b,
2c,…2mの内蔵する主制御部の制御のもとに実現さ
れる。
【0025】警報送出回路31は各ステーション2a,
2b,2c,…2mに設けてあり、自己の所属するステ
ーションに接続される端末のインタフェースの障害や、
そのステーションの制御の中枢である主制御部の異常、
自ステーションの電源断等を監視して異常を検知した時
にその情報を警報出力として外部に送出するもので、図
1のように構成してある。
【0026】図1において、20は各ステーション2
a,2b,2c,…2mがそれぞれ有している前記主制
御部である。この主制御部20は例えば、CPU(プロ
セッサ)、メモリ等で構成される。32〜46が警報送
出回路31の構成要素であり、これらのうち、32は例
えばメモリ・パリティ・エラー検出回路やウオッチ・ド
ッグ・タイマ等で構成される主制御障害検出部であり、
主制御部20の動作に伴いデータのパリティ・エラーが
発生したり、ウオッチ・ドッグ・タイマがタイムアップ
したりする等、主制御部20の動作異常に関係する事象
が検出されると主制御系障害検出信号を発生するもので
ある。また、主制御系障害検出部32は障害検出によ
り、主制御部20内のCPUに対してリセットをかけ、
復旧処理を行う機能を有する。
【0027】33は障害の発生回数をカウントする障害
検出カウンタであり、主制御障害検出部32の出力する
主制御系障害検出信号を受けるとこれをカウントするも
のである。
【0028】34は継続する障害が過渡的な障害か否か
を判定するための障害監視タイマであり、主制御障害検
出部32から主制御系障害検出信号を受けると、計時動
作を開始し、所定時間経過するまでに基準となる判定回
数分の主制御系障害検出信号を受けた段階で、ゲート制
御信号を発生するものである。障害監視タイマ34は所
定時間経過するまでに基準となる判定回数分の主制御系
障害検出信号を受けないときはリセットされる。
【0029】35は同一障害の発生回数が何回で障害と
判定するか(すなわち、どの位、障害を監視するかを)
を設定するための判定回数設定スイッチであって、その
設定した判定回数を障害監視タイマ34に与えるもので
ある。
【0030】36は同一障害の発生回数が何回で障害と
判定するかの基準値を設定するための設定スイッチであ
り、この設定された基準値は比較器37に与えられる。
比較器37は障害検出カウンタ33のカウント値と判定
回数設定スイッチ35の値を比較するための比較器であ
って、判定回数設定スイッチ35に設定された判定回数
値を基準に障害検出カウンタ33のカウント値を比較し
て該カウント値が基準値に達すると主制御系異常検出出
力を発生するものである。
【0031】46はゲートであり、障害監視タイマ34
から出力されるゲート制御信号を受けることでゲートを
開いて比較器37からの主制御系異常検出出力を通し、
ゲート制御信号がないときはゲートを閉じて比較器37
からの主制御系異常検出出力を阻止する。
【0032】38は無電圧接点方式の警報送出回路であ
り、主制御障害リレー39と電源障害リレー45で構成
されている。これらのうち、主制御障害リレー39は主
制御系障害発生時に動作するリレーであり、電源障害リ
レー45は電源障害発生時に動作して接点を閉じるリレ
ーである。すなわち、主制御障害リレー39はゲート4
6を介して与えられる比較器37からの主制御系異常検
出出力で付勢され、また、電源障害リレー45は電源系
障害検出部44の電源系障害検出出力を受けると付勢さ
れる。39aは主制御障害リレー39のリレ−接点、4
5bは電源障害リレー45のリレ−接点である。
【0033】また、40はトーン送出方式の警報送出回
路であり、トーン発生部41、レベル調整部42、マッ
チングトランス43より構成される。トーン発生部41
はゲート46を介して与えられる比較器37からの主制
御系異常検出出力または電源系障害検出部44の電源系
障害検出出力を受けると動作して、それぞれ主制御系異
常検出出力であるか電源系障害検出出力であるかによ
り、異なる所定のトーン信号を発生するものである。す
なわち、トーン発生部41は例えば、トーンジェネレー
タで構成され、主制御系の障害と電源系の障害で各々違
ったトーンを発生する。
【0034】レベル調整部42はトーン発生部41の発
生したトーン信号の送出レベルを調整するものであり、
マッチングトランス43はこのレベル調整部42で調整
されたトーン信号を専用線に送出する際のマッチングを
とるためのトランスである。また、44は電源系障害を
検出するための電源系障害検出部であり、自己の監視対
象とするステーションにおける電源が断となったとき、
電源系障害検出出力を発生するものである。電源系障害
発生時に動作する前記電源障害リレー45は電源系障害
検出部44からの障害検出出力を受けて付勢されるよう
に構成されている。
【0035】このような構成の本装置の作用を説明す
る。警報送出回路31の主制御系障害検出部32はメモ
リ・パリティ・エラー検出回路やウオッチ・ドッグ・タ
イマ等で構成されており、自己の監視対象ステーション
の内蔵する主制御部20で障害が発生すると、主制御系
障害検出部32はこのメモリ・パリティ・エラー検出回
路やウオッチ・ドッグ・タイマ機能(主制御部20が正
常に動作している場合に定期的にリセットされ、所定時
間経過してもリセットされないと警報発生をすることで
動作異常を監視するもの)で障害を検出し、検出出力を
発生する。そして、主制御系障害検出部32のこの検出
出力により、障害検出カウンタ33を動作させると共
に、障害監視タイマ34を起動させる。さらに主制御系
障害検出部32は障害検出により、主制御部20内のC
PUに対してリセットをかけ、復旧処理を行う。
【0036】ここで、発生した障害が単発的な障害でな
く、継続する障害であれば、再度、主制御系障害検出部
32が障害を検出することになり、その検出出力により
障害検出カウンタ33は1つカウントを進める。
【0037】このようにして、継続する障害であれば、
障害監視タイマ34が動作している間に何度か同一障害
を検出することになり、継続しているので完全な障害と
判定できる。
【0038】すなわち、主制御系障害検出部32は障害
検出する毎に主制御部20のリセットと、障害検出出力
を発生することになり、障害検出カウンタ33はその都
度、1つづつカウントを進めると共に、障害監視タイマ
34が最初の障害検出出力を受けた時点から所定時間に
亙り、主制御系障害検出部32からの障害検出出力をカ
ウントし、このカウント値を判定回数設定スイッチ35
から与えられる判定回数と比較して、当該判定回数に達
したならばゲート制御信号を出力する。そして、このゲ
ート制御信号はゲート46に与えられるので、ゲート4
6は開かれる。
【0039】一方、比較器37は障害検出カウンタ33
のカウント値を設定スイッチ36の設定値を基準に比較
しており、カウント値が基準値に達すると異常検出出力
を発生してゲート46に与える。従って、この異常検出
出力はゲート46を通って警報送出回路38と警報送出
回路40に与えられることになる。
【0040】また、障害監視タイマ34がタイムアップ
するまでの間に、主制御系障害検出部32からの障害検
出出力が判定回数設定スイッチ35から与えられる判定
回数に満たないときは障害監視タイマ34はゲート制御
信号を発生しないので、ゲート46は開かれず、従っ
て、比較器37から異常検出出力が出力されてもこれは
通さない。これによって完全な障害(継続する障害)
を、継続しない単発的な障害やあるいはノイズ等による
誤検出を区別して判定できる。
【0041】尚、障害監視タイマ34の監視時間は例え
ば、スイッチ群で構成される監視時間設定スイッチ35
により、ある範囲内で任意の値に設定できる。また、同
一障害の発生回数が何回で障害とするかを決めるため
に、例えば、スイッチ群で構成される判定回数設定スイ
ッチ36により、ある範囲内の任意の値を設定してお
き、この値と障害検出カウンタ33の値を比較器37で
比較することによって判定する。
【0042】以上の処理によって障害と判定されると、
無電圧接点方式の警報送出回路38内の主制御障害リレ
ー39およびトーン送出方式の警報送出回路40を同時
に駆動し、警報信号として外部に送出する。すなわち、
比較器37はカウント値が基準値に達すると出力を発生
し、これは異常検出出力としてゲート46に与えられ
る。一方、障害監視タイマ34は
【0043】トーン送出方式の警報送出回路40のトー
ン発生部41は例えば、トーンジェネレータで構成さ
れ、主制御系の障害と電源系の障害で各々違ったトーン
を発生する。発生したトーンはレベル調整部42で送出
レベル調整後、マッチングトランス43を経由して専用
線に送出される。
【0044】次に電源系の障害については電源系障害検
出部44が自己の監視対象とするステーションの電源を
監視し、電源断を検出すると電源障害検出信号を発生し
て警報送出回路38の電源障害リレー45と警報送出回
路40のトーン発生部41に送る。これにより電源障害
リレー45は励磁され、そのリレー接点45aを閉じ、
また、トーン発生部41は駆動されてトーン信号を発生
する。このトーン信号はレベル調整部42でレベル調整
され、マッチングトランス43を経由して専用線に送出
される。
【0045】このようにして、電源系障害発生時におい
ても主制御系障害と同様、無電圧接点方式の警報送出回
路38内の電源障害リレー45及びトーン送出方式警報
送出回路40を駆動して、無電圧接点による警報の出力
動作と、トーン信号による警報の出力動作とが行われ
る。
【0046】このようにして、各ステーションにおい
て、それぞれ警報送出回路31による異常監視をするこ
とができるが、本システムでは図3に示すように、各警
報送出回路31毎に警報表示盤9を設けて、警報を表示
させるようにしたり、図4に示すように、中央の監視セ
ンタに警報表示盤9を設けて、各警報送出回路31の警
報出力をこの監視センタの警報表示盤9に導き、ここに
表示させるようにすると云ったことが可能になる。もち
ろん、図3において、各警報送出回路31毎に設ける警
報表示盤9を中央の監視センタに配置しても良いし、そ
れぞれのステーション近傍に配置しても良い。
【0047】本システムにおいては、警報表示盤9が警
報送出回路31の近くにある場合は警報送出回路38の
各リレー39,45の接点信号を使用して警報表示し、
警報表示盤9が警報送出回路31より遠い場合はトーン
送出方式の警報送出回路40のトーン信号による警報信
号を使用して警報表示をさせる。これは至近距離の場合
は回線の抵抗が問題にならないので、警報表示盤9側の
回路構成が単純となるリレー39,45の接点を信号代
わりに使用して警報表示することが可能になるが、遠い
と回線の抵抗が問題になることから、警報表示盤9側の
回路構成が多少は複雑になるが、遠方にも警報が送れる
トーン信号を使用する。トーン信号は電源系と、主制御
系とで異なるので、いずれの系統の障害でも区別して警
報表示できるようになる。
【0048】このように、本装置はステーションに設け
られ、そのステーションの主制御系の障害を検出する障
害検出手段と、この障害検出手段が所定時間内に所定回
数、障害を検出すると主制御系異常検出出力を発生する
異常判定手段と、ステーションの電源を監視して電源に
異常が生じると障害検出出力を発生する電源障害検出手
段と、主制御系異常検出出力に応動して開閉されるスイ
ッチおよび障害検出出力に応動して開閉されるスイッチ
とを有し、障害情報を無電圧接点の開閉で知らせる無電
圧接点方式の警報送出手段と、主制御系異常検出出力お
よび障害検出出力を入力とし、それぞれに対応して異な
らせたトーン信号を発生するトーン信号発生手段とを設
けて構成したものであり、監視対象とするステーション
の主制御系および電源を監視して主制御系では異常が継
続する場合に、また、電源系は電源異常が生じると、そ
れぞれ障害検出出力を発生し、主制御系の異常か、電源
系の異常かでそれぞれ異なるトーン信号を発生し、ま
た、主制御系/電源系の系統別の接点の開閉動作を行
い、警報出力とするようにすると共に、警報出力(トー
ン信号あるいは接点信号)を専用の回線で警報表示盤に
送り、警報表示や警報鳴動させるようにしたので、監視
対象のステーションの主制御系/電源系の故障を即座に
検知して外部に知らせることができるようになり、ま
た、警報出力はトーン信号および接点出力として出すの
で、近距離の警報表示盤には接点出力で用が足り、遠距
離の警報表示盤にはトーン信号で知らせることができる
ので、警報表示盤をステーションの近傍でも、また、遠
隔地にでも設置することができようになる。
【0049】このように、ステーションの状態を直接、
監視して主制御系/電源系の故障を検出し、警報を警報
専用の回線に出力するようにしたことから、従来のよう
にLANシステム中央より監視する監視装置の故障や、
LANの伝送路の障害により障害の監視ができるなると
云った事態が解消され、また、従来のような所定時間間
隔で障害の監視を行う方式と違い、障害が生じればただ
ちにこれを検知して警報を出すことができ、保守を迅速
に行えるようになる。
【0050】また、障害別に警報を出すことができるの
で、どの様な障害が発生したかを即座に知ることがで
き、適格な対応が可能になる他、比較的簡易な構成で実
現できるので、システムのコストアップを抑えることが
できる。
【0051】従って、LANの障害監視がリアルタイム
で、しかも、確実に行えると共に、ローコストでしかも
どのような故障であるかもわかるように警報を与えるこ
とができる監視機能を実現し得る信頼性、保守性の良い
通信ネットワークシステムの障害監視装置が得られるよ
うになる。尚、本発明は上記し、且つ、図面に示す実施
例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で
適宜変形して実施し得るものである。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、LANシステムの
ステーションに障害を監視する手段を設けて障害が発生
したときにそのステーションより直接、専用回線で警報
信号を送出できるため、障害発生と同時にどのステーシ
ョンに障害が発生したかを知ることができ、迅速な対応
をとることができ、また、過渡的な影響で障害警報が鳴
動することを防止できるため、警報鳴動による無駄な対
応を防止できる等、LANの障害監視がリアルタイム
で、しかも、確実に行えると共に、ローコストでしかも
どのような故障であるかもわかるように警報を与えるこ
とができる監視機能を実現し得る信頼性、保守性の良い
通信ネットワークシステムの障害監視装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による警報送出回路の一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】本発明による警報送出回路を組み込んだLAN
システムの構成例を示すシステムブロック図。
【図3】警報表示盤を含めた本発明によるLANシステ
ムの構成例を示すシステムブロック図。
【図4】警報表示盤を含めた本発明によるLANシステ
ムの構成例を示すシステムブロック図。
【図5】従来システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…LANシステム 2a,〜2m…
ステーション 7…伝送路 8…管理装置 9…警報表示盤 20…主制御部 31…警報送出回路 32…主制御系
障害検出部 33…障害検出カウンタ 34…障害監視
タイマ 35…判定回数設定スイッチ 36…設定スイ
ッチ 37…比較器 38…無電圧接点方式の警報送出回路 39…主制御系障害発生時に動作する主制御障害リレー 39a…主制御障害リレー39のリレ−接点 40…トーン送出方式の警報送出回路 41…トーン発生部 42…レベル調
整部 43…マッチングトランス 44…電源系障
害検出部 45…電源系障害発生時に動作する電源障害リレー 45b…電源障害リレー45のリレ−接点 46…ゲート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末や支線を接続するための複数の
    ステーションを伝送路で繋ぎ、通信端末間の通信をステ
    ーションを介して行うようにした通信ネットワークシス
    テムに用いる障害監視のための装置として、 前記ステーションに設けられ、当該ステーションの障害
    を直接検出する障害検出手段と、 この障害検出手段の検出出力により動作して警報出力を
    発生する警報送出手段と、 この警報送出手段からの警報出力を独立の専用回線で受
    け、警報表示する警報表示手段とを具備して構成したこ
    とを特徴とする通信ネットワークシステムの障害監視装
    置。
  2. 【請求項2】 警報送出手段の警報出力は無電圧接点の
    接点を利用することを特徴とする請求項1記載の通信ネ
    ットワークシステムの障害監視装置。
  3. 【請求項3】 警報送出手段の警報出力はトーン信号と
    することを特徴とする請求項1記載の通信ネットワーク
    システムの障害監視装置。
  4. 【請求項4】 障害検出手段には障害が所定時間継続し
    て検出されるとき、検出信号を出力する機能を持たせる
    ことを特徴とする請求項1記載の通信ネットワークシス
    テムの障害監視装置。
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