JPH06177890A - ネットワーク間結合装置 - Google Patents

ネットワーク間結合装置

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JPH06177890A
JPH06177890A JP32665892A JP32665892A JPH06177890A JP H06177890 A JPH06177890 A JP H06177890A JP 32665892 A JP32665892 A JP 32665892A JP 32665892 A JP32665892 A JP 32665892A JP H06177890 A JPH06177890 A JP H06177890A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のネットワーク間を結合するネットワー
ク間結合装置に関し、ネットワーク間のパケットの通過
量を効率良く配分して、重要度や緊急度の高い通信を優
先させるために好適なパケットの通過量を制御するネッ
トワーク間結合装置を提供することである。 【構成】 複数のネットワークを結合するネットワーク
間結合装置において、パケットの通過量を計測するパケ
ット通過量計測部1−1、1−2・・・と、パケットの
パターンと、通過量を設定するパケット通過量設定部2
と、実際に通過するパケットのパターンと通過量を前記
パケット通過量設定部2に記入された設定値と比較する
パケット通過量比較部3と、比較結果が前記設定値内に
なるようにパケットの通過量を制御するパケット通過量
制御部4−1、4−2・・・と、パケットを一旦蓄積す
るバッファ部5−1、5−2・・・を具備するように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワークの接続に必
要なブリッジやルータの如きネットワーク間結合装置に
係り、例えば通信容量の限られた細い回線で接続された
少なくとも2つのネットワーク間のパケットの通過量を
効率良く配分して、重要度や緊急度の高い通信を優先さ
せるなどのために好適な、パケットの通過量を制御する
機能を持つネットワーク間結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク間を接続するためネットワ
ーク間結合装置が使用される。例えば図7(A)に示す
如く、ネットワークN1 、N2 を接続するとき、ネット
ワークN1 のインタフェース部41と、ネットワークN
2 のインタフェース部42間をブリッジやルータの如き
ネットワーク間結合装置(以下結合装置という)51で
接続し、パケットをN1 、N2 間に転送制御している。
【0003】結合装置としては、図7(A)に示す如
き、ネットワークN1 、N2 が近距離にあるローカル式
のものと、図7(B)に示す如く、ネットワークN1
2 が遠距離にあり、結合装置52間に伝送部53、5
4を設けてこの間を回線55で接続するリモート式のも
のがある。また、図7(C)に例示する如く、1つの結
合装置56で複数のネットワークN1 〜N4 間のパケッ
ト転送制御を行うものもある。なお図7(C)において
43、44はそれぞれネットワークN3 、N4 のインタ
フェース部である。
【0004】ここで、ブリッジはイーサネットの如きL
ANを結合するとき、パケットのソースアドレス、ディ
スティネーションアドレスとしてのMAC(Media Acce
ss Control)アドレスがそれぞれ記載されたパケットを
制御するものであり、ルータは、前記MACアドレスを
有するパケットのデータ部分に更にIP(Internet Pro
tocol )ソースアドレスとIPディスティネーションア
ドレスが記入されているパケットを転送制御するもので
ある。
【0005】ところで、このような結合装置において、
通信容量の限られた回線で接続されたネットワーク間
で、少ない通信容量を効率良く使用しようとする場合に
は、(a)データ圧縮する、(b)特定のパケットの通
過を許可又は禁止するという2つの方法が用いられてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記(a)の
方法は、回線の通信容量は見かけ上増えるものの、緊急
度の低い通信と緊急度の高い通信とがパケットレベルで
区別できず、緊急度の低い通信が多く存在することによ
る使用量が増加して回線が混み合っている状況では、緊
急度が高い通信をスムーズに行うことができない。
【0007】また、前記(b)の方法では、パケットの
通過を許可するか許可しないかという設定しかできない
ため、回線が混み合うような状況において緊急な通信の
みを通過許可することはできても、逆に回線が十分に空
いている場合に緊急度の低い通信を許すことができない
ものとなる。
【0008】従って本発明の目的は、このような問題点
を改善するため、ネットワーク間を接続する回線が混み
合っている場合に緊急度の高い通信を滞りなく行わせた
り、また反対にネットワーク間を接続する回線が空いて
いる場合に緊急度の低い通信を行わせて回線の無駄をな
くしたりするためのパケットの通過量の制御機能を持っ
た結合装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、図1に示す如く、ネットワークN1
2 間に配置した結合装置10に、パケット通過量計測
部1−1、1−2、パケット通過量設定部2、パケット
通過量比較部3、パケット通過量制御部4−1、4−
2、バッファ部5−1、5−2、パケット転送部6等を
設ける。
【0010】パケット通過量設定部2にはこの結合装置
10を通過するパケットのパターンとか、そのパターン
に対する通過量等をあらかじめ設定しておく。パターン
の設定は、例えばパケットのソースアドレスとディステ
ィネーションアドレスで分類して設定したり、パケット
のサイズで分類する等の手法がある。また通過量の設定
は、例えばパターンAを常に優先し、残りをその他のパ
ターンにする等の手法である。
【0011】なお、パターンの設定としては、例えばM
ACアドレス1からきてMACアドレス2に行くパケッ
トをパターンAとし、それ以外のものをその他のパター
ンとしたり、パケットサイズが64オクテット以下のパ
ケットをパターンAとしそれ以外のものをその他のパタ
ーンとする。
【0012】パターンとしては、このように2つの分類
に限定されるものではなく、勿論3以上の適宜の種類に
分類してもよい。通過量の設定もパターンが3以上に分
類されるときは、3以上に分類してもよい。
【0013】
【作用】結合装置10は、パケット通過量設定部2に前
記の如くパケットのパターンとそのパターンに対する通
過量を示す、パケット通過量データをあらかじめ設定し
ておく。結合装置10は動作を始めると、パケット通過
量計測部1−1、1−2によりそれぞれネットワークN
1 、N2 との間で通信されるパケットのパターンとその
パターンに対する通過量を計測し始める。なお、ネット
ワークN1 のインタフェース7から結合装置10に送出
されたパケットはパケット転送部6により全て一旦バッ
ファ部5−2に蓄積される。同様にネットワークN2
インタフェース8から送出されたパケットはパケット転
送部6により一旦バッファ部5−1に蓄積される。
【0014】パケット通過量比較部3では、これらパケ
ット通過量計測部1−1、1−2から伝達された実際の
パケット通過量データをあらかじめパケット通過量設定
部2に設定してある設定値と比較し、実際のパケットの
転送制御がこの設定値と同じになるように、バッファ部
5−1、5−2に一時的に保持されているパケットのう
ちから、優先度の高いものを先に転送するようにパケッ
ト通過量制御部4−1、4−2を制御する。
【0015】このようにして、本発明では、ネットワー
ク間を接続する回線が混み合っている場合に緊急度の高
い通信を優先させたり、逆に回線が空いている場合に緊
急度の低い通信を行わせて回線の無駄をなくする結合装
置を提供できる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図2〜図4にもとづき説
明する。図2は本発明の一実施例構成図であり、図3は
本発明におけるパターン設定例説明図であり、図4は本
発明における通過量設定例説明図である。
【0017】図2において他図と同記号部は同一部を示
し、6−1は分別部、9は通過量設定部である。パケッ
ト通過量計測部1−1はネットワークN1 から結合装置
10に送出されたパケット通過量及びバッファ部5−1
からネットワークN1 に送出されたパケット通過量を測
定するものである。ここでパケット通過量とはパケット
の数やそのオクテット長の外にソース、ディスティネー
ション等のパケットの送出元、送出先の各データも検知
するものである。パケット通過量計測部1−2も、これ
また同様にネットワークN2 から結合装置10に送出さ
れたパケット通過量及びバッファ部5−2からネットワ
ークN2 に送出されたパケット通過量を測定するもので
ある。
【0018】パケット通過量設定部2は結合装置10を
通過すべきパケットを制御する制御データが格納される
ものであり、図3、図4等にもとづき後述詳記するパタ
ーン設定データや、通過量設定データが格納されてい
る。
【0019】パケット通過量比較部3はネットワークN
1 より送出または送入するパケット通過量、あるいはネ
ットワークN2 より送出または送入するパケット通過量
が、パケット通過量設定部2に格納されているパケット
通過量と等しいか否かを比較し、それにもとづきパケッ
ト通過量制御部4−1、4−2を制御してネットワーク
1 、N2 に送入されるパケットを制御するものであ
る。
【0020】パケット通過量制御部4−1はネットワー
クN1 に送入されるパケットを制御するものであり、パ
ケット通過量制御部4−2はネットワークN2 に送入さ
れるパケットを制御するものである。
【0021】バッファ部5−1はネットワークN1 に送
出すべきパケットを一時保持するものであり、バッファ
部5−2はネットワークN2 に送出すべきパケットを一
時保持するものである。
【0022】パケット転送部6は伝達されたパケットを
そのディスティネーション・アドレスにもとづき該当す
るネットワーク側のバッファ部に送出するものであり、
例えばネットワークN1 からN2 に送出すべきパケット
をバッファ部5−2に送出し、またネットワークN2
らN1 に送出すべきパケットをバッファ部5−1に送出
するとともに、パケットの種類を分別する分別部6−1
を有する。この分別部6−1は結合装置10がブリッジ
であればソースのMACアドレス、ディスティネーショ
ンのMACアドレスなどの種類別に、また結合装置10
がIPルータであれば、ソースのIPアドレス、ディス
ティネーションのIPアドレス、TCP(Transmission
Control Protocol )/UDP(User Datagram Protoc
ol)/ICMP(Internet control Message Protocol
)の別、TCPやUDPのソースのポート番号、ディ
スティネーションのポート番号などによるパケットの種
類を分別するものである。
【0023】インタフェース7はネットワークN1 から
送出すべきパケットまたはネットワークN1 に送入され
るべきパケットを送受信するものである。インタフェー
ス8はネットワークN2 から送出すべきパケットまたは
ネットワークN2 に送入されるべきパケットを送受信す
るものである。
【0024】通過量設定部9は、パケット通過量設定部
2に格納されるパターン設定データや通過量設定データ
を記入するものである。次に図3、図4にもとづき、パ
ケット通過量設定部2に格納されているA.パターンの
設定及びB.通過量の設定について説明する。
【0025】A.パターンの設定は、例えば図3に示す
如く、(1)パケットのソースアドレス/ディスティネ
ーションアドレスで分類する方法、(2)インタフェー
スで分類する方法、(3)パケットのソースポート/デ
ィスティネーションポートで分類する方法、(4)パケ
ットのサイズで分類する方法等が考えられる。
【0026】(1) パケットのソースアドレス/ディステ
ィネーションアドレスで分類する方法は、異なるネット
ワークの特定のホスト間のパケットあるいは特定ホスト
のパケットを指定して、それに対しては優先度を与える
ように制御するものであり、結合装置がブリッジの場
合には例えばMACアドレス1からきてMACアドレス
2に行くパケットとか、あるいはMACアドレス1から
のパケットの如き記入が行われ、結合装置がルータの
場合には例えばIPアドレス1からきてIPアドレス2
に行くパケットとか、あるいはIPアドレス1からのパ
ケット等の如き事項が記入される。
【0027】(2) インタフェースで分類する方法は、例
えば図7(C)の如く、インタフェースが3以上(この
例ではインタフェースが4)ある場合インタフェースに
もとづき優先度を与えるように制御するものであり、
例えばインタフェース1からきてインタフェース2に行
くパケットとか、インタフェース1を通過するパケッ
ト等の如き事項が記入される。
【0028】(3) パケットのソースポート/ディスティ
ネーションポートで分類する方法は、結合装置がルータ
の場合で、更にパケットがTCP(Transmission Contr
ol Protocol )またはUDP(User Datagram Protoco
l)のパケットである場合に、ポート番号でパケットを
分類することができるので、これによりのように、ソ
ースポートがポート番号1024以上からきてディステ
ィネーションポートがポート番号23に行くパケットを
優先するように制御することができる。ここでポート番
号1024以上のポートとは相手を呼び出すときに使用
されるポートであり、ポート番号23とはログインのと
きの相手のポート番号を示す。従ってこののケース
は、ログインのため相手を呼び出す場合の例である。
【0029】(4) パケットのサイズで分類する方法は、
パケットの長さで優先すべきか否かを分類するものであ
る。例えば短いものはプロトコル等の制御用のものと判
断して優先させたり、長いものはファイルの転送と判断
して遅れてもよいように制御することが考えられ、サ
イズが64オクテット以下のパケット、サイズが10
00オクテット以上のパケット等に分類して制御状態を
決定できる。
【0030】なお、パターン設定は、前記(1)〜
(4)を単独のみでなくこれらを併用することもでき
る。例えばIPアドレス1からIPアドレス2に行くパ
ケットでかつソースポートがポート番号1024以上か
ら来てディスティネーションポートがポート番号23に
行くパケットの如く定義することもできる。
【0031】B.通過量は、例えば図4に示す如く、
(1)回線の通信容量に対し相対的に通過量を設定する
方法、(2)絶対値で通過量を設定する方法、(3)最
高値を設定する方法、(4)最低値を設定する方法等が
考えられる。
【0032】いまパターンの設定として、例えばパター
ンAとしてIPアドレス1からきてIPアドレス2に行
くパケットであってかつソースポートがポート番号10
24以上であってディスティネーションポートがポート
番号23のパケット、パターンBとしてIPアドレス1
からきてIPアドレス2に行くパケットであってポート
番号は前記パターンA以外のもの、パターンCとしてそ
の他のパターンのものと定義したとき、以下のように通
過量を設定することができる。
【0033】(1) 回線の通信容量に対し相対的に通過量
を設定する方法としては、例えばの如く、パターンA
を回線容量の50%、パターンBを回線容量の20%、
その他のパターンを回線容量の30%とするものであ
る。
【0034】(2) 絶対値で通過量を設定する方法として
は、例えば回線容量が64kbsのとき、の如く、パ
ターンAを30kbs、パターンBを20kbs、その
他のパターンを残りの14kbsとするものである。
【0035】(3) 最高値を設定する方法としては、例え
ばの如く、パターンAに対しては最高で回線容量の5
0%までとする。これにより常に回線容量の半分を他の
パターン用に空けておくことができる。
【0036】(4) 最低値を設定する方法としては、例え
ばの如く、パターンBに対して最低で回線容量の20
%とする。これによりどんなに回線が混んでいる場合に
も、パターンBは20%の通信ができることが保証され
る。
【0037】ところでパケットの通過量を求めるとき、
結合装置10が動作を開始してから現在までの長時間の
平均パケット通過量を求めることは実用上意味がない。
結合装置10がパケットの通過量を制御しようとしてい
るインタフェースの通信速度(通信容量)に応じて下記
の式より得られた時間内に通過したパケットの通過量を
調べればよい。
【0038】 ここでNはパケット数であり、10〜1000程度が考
えられるが、100程度が良い。上式はオクテット数つ
まりパケットのサイズで表現した例であるが、パケット
の通過量はパケット数でも、パケットのサイズでもどち
らでも計測することができる。
【0039】本発明の一実施例構成を示す図2の動作に
ついて説明する。この場合、パケット通過量設定部2に
は、結合装置10がIPルータの場合、パターン設定部
9から、動作に先立ち例えば図3(1)ののパターン
をパターンAとして設定し、通過量として例えば図4
(2)が設定されている。ここでパケット通過量計測
部1−1、1−2、パケット通過量制御部4−1、4−
2、バッファ部5−1、5−2はインタフェース毎にそ
れぞれ用意されている。
【0040】結合装置10では入ってくるパケットにつ
いて制御できないため、パケット通過量制御部4−1、
4−2により出て行くパケットについてのみ、パケット
通過量比較部3からの制御信号にもとづき制御を行う。
しかしパケット通過量計測部1−1、1−2では、入っ
てくるパケットと出て行くパケットの両方について通過
量を計測している。
【0041】結合装置10が動作を始めると、パケット
の通過量をパケット通過量計測部1−1、1−2が計測
し、これをパケット通過量比較部3に通知する。結合装
置10が受け取ったパケットは、全て一旦バッファ部5
−1、5−2に蓄えられている。そしてパケット通過量
比較部3では実際のパケットの通過量(パターンも含
む)と、あらかじめパケット通過量設定部2に設定した
通過量(パターンも含む)とを比較し、その結果が設定
値と同じになるようにバッファ部5−1、5−2に蓄え
られたパケットのうちから優先度の高いものを先に転送
するように制御が行われる。
【0042】このとき、パケットの種類別にパケットの
通過量があらかじめ設定されており、通過したパケット
の1つ1つについてどの種類に属するのかチェックし、
パケットの種類別に通過量を計測する。
【0043】なお、前記の如く、結合装置10が受け取
ったパケットは全て一旦バッファ部5−1、5−2に蓄
積されている。そしてパケットの種類別の実際のパケッ
トの通過量とあらかじめ設定した設定値とを比較し、そ
の結果が設定値と同じになるように、バッファ部5−
1、5−2に蓄積されたパケットのうちから優先度の高
いものを先に転送することにより、パケットの種類別に
パケットの通過量を制御する。
【0044】またバッファ部5−1、5−2にパケット
を蓄積する際に、分別部6−1によりパケット通過量設
定部2で設定したパケットのパターン設定のどれに属す
るかを事前に判定して、このパターン種別情報とともに
パケットをバッファ部5−1、5−2に蓄積することに
より、実際のパケットの転送時にパケットの種別を判定
する必要がなくなり、処理速度を向上することになる。
【0045】本発明の第2実施例を図5、図6にもとづ
き説明する。第2実施例では時計11を設け、またパケ
ット通過量比較部3に時間比較部3−1、時間通過量設
定部3−2を設ける。なおこれらに加えて猶予時間判別
部3−3及びタイマ12を設けておく。
【0046】また、パケット通過量設定部2には、猶予
時間設定を行わないときは、例えば図6(A)〜(C)
に示す如く、パターン設定、通過量設定、時刻設定等を
行う。
【0047】パターン設定は、図6(A)に例示するよ
うに、パターンPとしてサイズが1000オクテット以
上のパケットを、パターンQとしてサイズが64オクテ
ット以下のパケットを、パターンRとしてパターンP、
Q以外のパケットを定義する。
【0048】通過量設定は、図6(B)に例示するよう
に、パターンPを50%、パターンQを20%、パター
ンRを30%とする。そして時刻設定は、図6(C)に
例示するように、9時〜17時までの間は、前記
(B)に示す通りとし、17時〜9時までの間は、パ
ターンPを70%、パターンQを10%、パターンRを
20%として、例えばファイル転送のようなサイズが1
000オクテット以上のパケットの割当を大きくし、フ
ァイル処理の便宜を考慮した設定とする。
【0049】図5に示す本発明の第2実施例では、現在
の時刻を知るための時計11と、この時計から得られた
時間帯情報により時間比較部3−1がパケット通過量設
定部2から、図6(C)に示すまたはの如きパケッ
ト通過量設定データを抽出し、これにもとづき時間通過
量設定部3−2がバッファ部5−1、5−2から出力す
るパケットを制御する。
【0050】なお、図5に示す如く、タイマ12を設
け、パケット通過量設定部2に、図6(D)に例示する
パケット通過量設定データを記入しておけば、パターン
Pのパケットを送出しているとき、途中で回線容量の5
0%を超えた状態になったとき、猶予時間判別部3−3
が直ちに動作し、タイマ監視を行う。そして猶予時間の
60秒以内にこのパターンPのパケット転送が終われ
ば、そのまま動作を続けるように構成することができ
る。このようにして、例えばファイル転送のような場合
に、途中で一時的に設定違反状態になってもこれを許容
することによりスムースに処理を行うことができる。こ
の場合、猶予時間がすぎても設定違反状態が続けば転送
処理は中断されるが、バッファ部にパケットが残ってい
るのであとで再送可能である。
【0051】なお、前記説明は、2つのネットワーク間
を結合する結合装置の例について記述したが、本発明は
勿論これのみに限定されるものではなく、3以上のネッ
トワークを結合する結合装置についても勿論適用でき
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によりパケットの通過量を設定す
る際、ある特定の、例えば特定ホスト間の、通信が重要
度は低いが通信量が多いことが分かっているような場合
には、その特定の通信のパケットの通過量に上限値を設
定することにより、回線が100%混雑した状態になる
のを防ぐことができる。
【0053】反対に、普段は回線がどんなに混雑してい
てもよいが、特定の通信が起こったときには該通信が他
の通信を排除しても必ず行わなければならない程重要度
が高い場合には、その特定の通信のパケットの通過量に
下限値を設けることにより、回線の混雑具合にかかわら
ず、その特定の通信を常に一定の割合以上で行うことが
できるようになる。
【0054】また、午前8時から午後5時までの間は特
定の通信を優先させる必要があるが、それ以外の時間帯
では全ての通信を同様に扱っても差し支えない場合に
は、時間帯情報とともにパケット通過量の制限値を設定
することにより、このようなことが実現可能となる。
【0055】さらにまた突発的なパケットの通過量の増
加に対して、少しの間はそのパケットの通過を許すが、
一定時間を越えて通信している場合にはパケットの通過
量に制限を加えたい場合にも、このようなことが実現可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明におけるパターン設定説明図である。
【図4】本発明における通過量設定説明図である。
【図5】本発明の第2実施例構成図である。
【図6】本発明におけるパケット通過量設定説明図であ
る。
【図7】ネットワーク結合状態説明図である。
【符号の説明】
1−1、1−2 パケット通過量計測部 2 パケット通過量設定部 3 パケット通過量比較部 4−1、4−2 パケット通過量制御部 5−1、5−2 バッファ部 6 パケット転送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8529−5K H04L 11/20 102 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のネットワークを結合するネットワ
    ーク間結合装置において、 パケットの通過量を計測するパケット通過量計測部1−
    1、1−2・・・と、パケットのパターンと、通過量を
    設定するパケット通過量設定部2と、 実際に通過するパケットのパターンと通過量を前記パケ
    ット通過量設定部2に記入された設定値と比較するパケ
    ット通過量比較部3と、 比較結果が前記設定値内になるようにパケットの通過量
    を制御するパケット通過量制御部4−1、4−2・・・
    と、 を具備することを特徴とするネットワーク間結合装置。
  2. 【請求項2】 パケットの種類を分別する分別部と、 パケットの種類別に通過量を計測するパケット通過量計
    測部と、 パケットの種類別に通過量を設定するパケット通過量設
    定部と、 パケットの種類別に実際のパケットの通過量と設定値と
    を比較するパケット通過量比較部と、 パケットの種類別に通過量を制御するパケット通過量制
    御部を具備することを特徴とする請求項1記載のネット
    ワーク間結合装置。
  3. 【請求項3】 現在の時刻を知るための時計部と、 時間帯情報とともにパケットの通過量を設定するパケッ
    ト通過量設定部と、 時間帯情報と現在の時刻とを比較する時間比較部を具備
    することを特徴とする請求項1記載のネットワーク間結
    合装置。
  4. 【請求項4】 特定の通信が始まってからの時間をカウ
    ントするタイマと、 タイマの猶予時間情報とともにパケットの通過量を設定
    するパケット通過量設定部を具備することを特徴とする
    請求項1記載のネットワーク間結合装置。
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JPH08111685A (ja) * 1994-09-21 1996-04-30 Koninkl Ptt Nederland Nv Atmレシーバーのクロック回復回路
JP2013002771A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機のネットワークシステム

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