JPH06177080A - ドライエッチング方法およびドライエッチング装置 - Google Patents
ドライエッチング方法およびドライエッチング装置Info
- Publication number
- JPH06177080A JPH06177080A JP32553892A JP32553892A JPH06177080A JP H06177080 A JPH06177080 A JP H06177080A JP 32553892 A JP32553892 A JP 32553892A JP 32553892 A JP32553892 A JP 32553892A JP H06177080 A JPH06177080 A JP H06177080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction chamber
- dry etching
- semiconductor wafer
- etching apparatus
- purge gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数の半導体ウェハーに対して連続的にエッチ
ングを行う際、半導体ウェハーおよび反応室内の温度上
昇を十分に抑制できるようになり、1枚目の半導体ウェ
ハーと1ロット処理後の半導体ウェハーとでエッチング
特性の差が極端に発生することを防止し得るドライエッ
チング装置を提供する。 【構成】平行平板型反応性イオンエッチング装置と、こ
のエッチング装置の反応室内にパージガスを送り込むパ
ージガス供給パイプ20と、このパージガス供給パイプ
により送り込まれるパージガスを室温より低い一定温度
に冷却する温度調節器21とを具備することを特徴とす
る。
ングを行う際、半導体ウェハーおよび反応室内の温度上
昇を十分に抑制できるようになり、1枚目の半導体ウェ
ハーと1ロット処理後の半導体ウェハーとでエッチング
特性の差が極端に発生することを防止し得るドライエッ
チング装置を提供する。 【構成】平行平板型反応性イオンエッチング装置と、こ
のエッチング装置の反応室内にパージガスを送り込むパ
ージガス供給パイプ20と、このパージガス供給パイプ
により送り込まれるパージガスを室温より低い一定温度
に冷却する温度調節器21とを具備することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造工程
で使用されるドライエッチング方法およびドライエッチ
ング装置に係り、特に平行平板型反応性イオンエッチン
グ装置を用いたドライエッチング方法およびドライエッ
チング装置に関する。
で使用されるドライエッチング方法およびドライエッチ
ング装置に係り、特に平行平板型反応性イオンエッチン
グ装置を用いたドライエッチング方法およびドライエッ
チング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の平行平板型反応性イオン
エッチング装置の構成を概略的に示す断面図である。こ
こで、10は反応室、11および12は平行平板型の上
部電極および下部電極、1は下部電極12上に載置され
る半導体ウェハー、13はエッチングガス導入口、14
はパージガス導入口、15は真空排気口、16および1
7はそれぞれ上部電極および下部電極の支持板中に設け
られた冷却溶媒(例えば冷却水)を流すための配管であ
る。18は反応室外に設けられた高周波電源、19は反
応室外に設けられた真空ポンプである。上部電極11は
接地電位に接続され、下部電極12は高周波電源18か
ら高周波電力が印加される。
エッチング装置の構成を概略的に示す断面図である。こ
こで、10は反応室、11および12は平行平板型の上
部電極および下部電極、1は下部電極12上に載置され
る半導体ウェハー、13はエッチングガス導入口、14
はパージガス導入口、15は真空排気口、16および1
7はそれぞれ上部電極および下部電極の支持板中に設け
られた冷却溶媒(例えば冷却水)を流すための配管であ
る。18は反応室外に設けられた高周波電源、19は反
応室外に設けられた真空ポンプである。上部電極11は
接地電位に接続され、下部電極12は高周波電源18か
ら高周波電力が印加される。
【0003】上記したようなエッチング装置を用いてド
ライエッチングを行う方法は、よく知られているのでそ
の詳述を省略するが、この際、配管16、17内に冷却
水を流して上部電極11および下部電極12を冷却する
ことにより、半導体ウェハー1および反応室10内を間
接的に冷却してその温度上昇を抑制している。また、枚
葉式処理などにより複数の半導体ウェハーに対して連続
的にエッチングを行う際には、半導体ウェハーの1枚の
処理毎にパージガス導入口14から室温のパージガスを
導入している。
ライエッチングを行う方法は、よく知られているのでそ
の詳述を省略するが、この際、配管16、17内に冷却
水を流して上部電極11および下部電極12を冷却する
ことにより、半導体ウェハー1および反応室10内を間
接的に冷却してその温度上昇を抑制している。また、枚
葉式処理などにより複数の半導体ウェハーに対して連続
的にエッチングを行う際には、半導体ウェハーの1枚の
処理毎にパージガス導入口14から室温のパージガスを
導入している。
【0004】図5は、図4のエッチング装置により1ロ
ット(例えば24枚)の半導体ウェハーのサンプルを処
理した場合における半導体ウェハーの枚数と、半導体ウ
ェハー上のプラズマ酸化膜およびレジストのエッチング
レートとの関係を示す特性図である。
ット(例えば24枚)の半導体ウェハーのサンプルを処
理した場合における半導体ウェハーの枚数と、半導体ウ
ェハー上のプラズマ酸化膜およびレジストのエッチング
レートとの関係を示す特性図である。
【0005】図6は、図4のエッチング装置により1ロ
ット(24枚)の半導体ウェハーのサンプルを処理した
場合における半導体ウェハーの枚数と、半導体ウェハー
上のプラズマ酸化膜の均一性(Max−Min法)およ
び選択比との関係を示す特性図である。
ット(24枚)の半導体ウェハーのサンプルを処理した
場合における半導体ウェハーの枚数と、半導体ウェハー
上のプラズマ酸化膜の均一性(Max−Min法)およ
び選択比との関係を示す特性図である。
【0006】ここで、半導体ウェハーのサンプルは、シ
リコン基板上にプラズマ酸化膜を2.0μm堆積した後
にポジ型ホトレジストであるOFRP−800−40c
p(東京応化工業商品名)のマスクをつけたものを使用
した。
リコン基板上にプラズマ酸化膜を2.0μm堆積した後
にポジ型ホトレジストであるOFRP−800−40c
p(東京応化工業商品名)のマスクをつけたものを使用
した。
【0007】図5の特性によれば、1ロット(24枚)
処理の前後で、プラズマ酸化膜のエッチングレートが5
20から540nm/分に上昇し、レジストのエッチン
グレートが160から220nm/分に上昇している。
処理の前後で、プラズマ酸化膜のエッチングレートが5
20から540nm/分に上昇し、レジストのエッチン
グレートが160から220nm/分に上昇している。
【0008】図6の特性によれば、1ロット(24枚)
処理の前後で、選択比が3.25から2.45と小さく
なっており、プラズマ酸化膜にピンホールが発生するお
それがある。
処理の前後で、選択比が3.25から2.45と小さく
なっており、プラズマ酸化膜にピンホールが発生するお
それがある。
【0009】即ち、従来のドライエッチング方法および
ドライエッチング装置では、半導体ウェハーおよび反応
室内を間接的に冷却するので、その温度上昇を十分に抑
制できず、以下に述べるような問題(1)、(2)が発
生する。
ドライエッチング装置では、半導体ウェハーおよび反応
室内を間接的に冷却するので、その温度上昇を十分に抑
制できず、以下に述べるような問題(1)、(2)が発
生する。
【0010】(1)複数の半導体ウェハーに対して連続
的にエッチングを行う際、電極温度が徐々に上昇し、図
5、図6の特性図に示したように、1枚目の半導体ウェ
ハーと1ロット処理後の24枚目の半導体ウェハーとで
は、エッチング特性の差が極端に発生する。
的にエッチングを行う際、電極温度が徐々に上昇し、図
5、図6の特性図に示したように、1枚目の半導体ウェ
ハーと1ロット処理後の24枚目の半導体ウェハーとで
は、エッチング特性の差が極端に発生する。
【0011】(2)電極温度が高くなり過ぎると、半導
体ウェハー上に塗布されたレジストをマスクとしてエッ
チングする、または、上記レジスト自身をエッチングす
るプロセスの場合、レジストの発泡、白濁のおそれがあ
り、これがレジストの下地膜に転写され、その表面が荒
れるという問題がある。
体ウェハー上に塗布されたレジストをマスクとしてエッ
チングする、または、上記レジスト自身をエッチングす
るプロセスの場合、レジストの発泡、白濁のおそれがあ
り、これがレジストの下地膜に転写され、その表面が荒
れるという問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
ドライエッチング方法およびドライエッチング装置は、
複数の半導体ウェハーに対して連続的にエッチングを行
う際、半導体ウェハーおよび反応室内の温度上昇を十分
に抑制できず、1枚目の半導体ウェハーと1ロット処理
後の半導体ウェハーとでは、エッチング特性の差が極端
に発生するという問題があった。
ドライエッチング方法およびドライエッチング装置は、
複数の半導体ウェハーに対して連続的にエッチングを行
う際、半導体ウェハーおよび反応室内の温度上昇を十分
に抑制できず、1枚目の半導体ウェハーと1ロット処理
後の半導体ウェハーとでは、エッチング特性の差が極端
に発生するという問題があった。
【0013】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、複数の半導体ウェハーに対して連続的にエッ
チングを行う際、半導体ウェハーおよび反応室内の温度
上昇を十分に抑制できるようになり、1枚目の半導体ウ
ェハーと1ロット処理後の半導体ウェハーとでエッチン
グ特性の差が極端に発生することを防止し得るドライエ
ッチング方法およびドライエッチング装置を提供するこ
とを目的とする。
たもので、複数の半導体ウェハーに対して連続的にエッ
チングを行う際、半導体ウェハーおよび反応室内の温度
上昇を十分に抑制できるようになり、1枚目の半導体ウ
ェハーと1ロット処理後の半導体ウェハーとでエッチン
グ特性の差が極端に発生することを防止し得るドライエ
ッチング方法およびドライエッチング装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のドライエッチン
グ方法は、平行平板型反応性イオンエッチング装置の反
応室内で複数の半導体ウェハーに対して連続的にエッチ
ングを行う際、各半導体ウェハーに対する反応処理毎
に、その処理前または処理後に、室温より低い一定温度
に冷却されたパージガスを反応室内に送り込み、反応室
内を冷却することを特徴とする。
グ方法は、平行平板型反応性イオンエッチング装置の反
応室内で複数の半導体ウェハーに対して連続的にエッチ
ングを行う際、各半導体ウェハーに対する反応処理毎
に、その処理前または処理後に、室温より低い一定温度
に冷却されたパージガスを反応室内に送り込み、反応室
内を冷却することを特徴とする。
【0015】また、本発明のドライエッチング装置は、
平行平板型反応性イオンエッチング装置と、このエッチ
ング装置の反応室内にパージガスを送り込む手段と、こ
の手段により送り込まれるパージガスを室温より低い一
定温度に冷却する手段とを具備することを特徴とする。
平行平板型反応性イオンエッチング装置と、このエッチ
ング装置の反応室内にパージガスを送り込む手段と、こ
の手段により送り込まれるパージガスを室温より低い一
定温度に冷却する手段とを具備することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明のドライエッチング方法およびドライエ
ッチング装置によれば、枚葉式処理などにより複数の半
導体ウェハーに対して連続的にエッチングを行う際、半
導体ウェハーおよび反応室内の温度上昇を十分に抑制で
きるようになり、1枚目の半導体ウェハーと1ロット処
理後の半導体ウェハーとでエッチング特性の差が極端に
発生することを防止することが可能になる。
ッチング装置によれば、枚葉式処理などにより複数の半
導体ウェハーに対して連続的にエッチングを行う際、半
導体ウェハーおよび反応室内の温度上昇を十分に抑制で
きるようになり、1枚目の半導体ウェハーと1ロット処
理後の半導体ウェハーとでエッチング特性の差が極端に
発生することを防止することが可能になる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明のドライエッチング方法で
使用されるドライエッチング装置の構成を概略的に示す
断面図である。
に説明する。図1は、本発明のドライエッチング方法で
使用されるドライエッチング装置の構成を概略的に示す
断面図である。
【0018】このドライエッチング装置は、図4を参照
して前述した平行平板型反応性イオンエッチング装置を
用いており、10は反応室、11および12は平行平板
型の上部電極および下部電極、1は下部電極12上に載
置される半導体ウェハー、13はエッチングガス導入
口、14はパージガス導入口、15は真空排気口、16
および17はそれぞれ上部電極および下部電極の支持板
中に設けられた冷却溶媒(例えば冷却水)を流すための
配管である。18は反応室外に設けられた高周波電源、
19は反応室外に設けられた真空ポンプである。上部電
極11は接地電位に接続され、下部電極12は高周波電
源18から高周波電力が印加される。20はエッチング
装置の反応室内にパージガスを送り込む手段の一部を構
成するパージガス供給パイプである。
して前述した平行平板型反応性イオンエッチング装置を
用いており、10は反応室、11および12は平行平板
型の上部電極および下部電極、1は下部電極12上に載
置される半導体ウェハー、13はエッチングガス導入
口、14はパージガス導入口、15は真空排気口、16
および17はそれぞれ上部電極および下部電極の支持板
中に設けられた冷却溶媒(例えば冷却水)を流すための
配管である。18は反応室外に設けられた高周波電源、
19は反応室外に設けられた真空ポンプである。上部電
極11は接地電位に接続され、下部電極12は高周波電
源18から高周波電力が印加される。20はエッチング
装置の反応室内にパージガスを送り込む手段の一部を構
成するパージガス供給パイプである。
【0019】さらに、このドライエッチング装置は、上
記パージガス供給パイプ20から反応室10内に送り込
まれるパージガスを室温より低い一定温度に冷却する冷
却手段が反応室外に設けられている。この冷却手段の一
例としては、前記パージガス導入口14の近傍で前記パ
ージガス供給パイプ20内のパージガスを一定温度に冷
却する機能を有する温度調節器21と、この温度調節器
用の電源22とを有する。
記パージガス供給パイプ20から反応室10内に送り込
まれるパージガスを室温より低い一定温度に冷却する冷
却手段が反応室外に設けられている。この冷却手段の一
例としては、前記パージガス導入口14の近傍で前記パ
ージガス供給パイプ20内のパージガスを一定温度に冷
却する機能を有する温度調節器21と、この温度調節器
用の電源22とを有する。
【0020】上記したようなエッチング装置を用いて、
枚葉式処理などにより複数の半導体ウェハーに対して連
続的にエッチングを行う際、各半導体ウェハーに対する
反応処理毎に、その処理前または処理後に、室温より低
い一定温度に冷却されたパージガスを反応室内に送り込
み、反応室内を一定温度に冷却する。この場合、1ロッ
ト(24枚)の半導体ウェハーのサンプルを処理するも
のとし、各半導体ウェハーに対する反応処理前に、例え
ば5℃に冷却されたN2 ガスを送り込み、5000 mTo
orの圧力で10秒間冷却した。
枚葉式処理などにより複数の半導体ウェハーに対して連
続的にエッチングを行う際、各半導体ウェハーに対する
反応処理毎に、その処理前または処理後に、室温より低
い一定温度に冷却されたパージガスを反応室内に送り込
み、反応室内を一定温度に冷却する。この場合、1ロッ
ト(24枚)の半導体ウェハーのサンプルを処理するも
のとし、各半導体ウェハーに対する反応処理前に、例え
ば5℃に冷却されたN2 ガスを送り込み、5000 mTo
orの圧力で10秒間冷却した。
【0021】また、サンプルとなる半導体ウェハーは、
シリコン基板上にプラズマ酸化膜を2.0μm堆積した
後にポジ型ホトレジストOFRP−800−40cp
(東京応化工業商品名)のマスクをつけたものを使用し
た。また、この半導体ウェハーに対してドライエッチン
グを行う際の条件は、CHF3 /C2 F6 /Heガスの
流量を対応して30/20/100sccm、反応室内の圧
力を2.8Toor、下部電極12に印加される高周波電力
を600W、上部電極11/下部電極12の温度を対応
して20/25℃とした。
シリコン基板上にプラズマ酸化膜を2.0μm堆積した
後にポジ型ホトレジストOFRP−800−40cp
(東京応化工業商品名)のマスクをつけたものを使用し
た。また、この半導体ウェハーに対してドライエッチン
グを行う際の条件は、CHF3 /C2 F6 /Heガスの
流量を対応して30/20/100sccm、反応室内の圧
力を2.8Toor、下部電極12に印加される高周波電力
を600W、上部電極11/下部電極12の温度を対応
して20/25℃とした。
【0022】図2は、図1のエッチング装置により連続
的に処理された半導体ウェハーの枚数と、半導体ウェハ
ー上のプラズマ酸化膜およびレジストのエッチングレー
トとの関係を示す特性図である。
的に処理された半導体ウェハーの枚数と、半導体ウェハ
ー上のプラズマ酸化膜およびレジストのエッチングレー
トとの関係を示す特性図である。
【0023】図3は、図1のエッチング装置により連続
的に処理された半導体ウェハーの枚数と、半導体ウェハ
ー上のプラズマ酸化膜の均一性(Max−Min法)お
よび選択比との関係を示す特性図である。
的に処理された半導体ウェハーの枚数と、半導体ウェハ
ー上のプラズマ酸化膜の均一性(Max−Min法)お
よび選択比との関係を示す特性図である。
【0024】これらの特性から分るように、1枚目の半
導体ウェハーと1ロット処理後の半導体ウェハーとで、
プラズマ酸化膜およびレジストのエッチングレートは殆
んど上昇せず、プラズマ酸化膜のロット内均一性が良好
(±3%以下)であり、選択比も殆んど一定であり、1
ロット処理の前後でエッチング特性の差が極端に発生す
ることはない。
導体ウェハーと1ロット処理後の半導体ウェハーとで、
プラズマ酸化膜およびレジストのエッチングレートは殆
んど上昇せず、プラズマ酸化膜のロット内均一性が良好
(±3%以下)であり、選択比も殆んど一定であり、1
ロット処理の前後でエッチング特性の差が極端に発生す
ることはない。
【0025】即ち、本発明のドライエッチング方法によ
れば、枚葉式処理などにより複数の半導体ウェハーに対
して連続的にエッチングを行う際、各半導体ウェハーに
対する処理毎に、室温より低い一定温度に冷却されたパ
ージガスにより反応室内を一定温度に冷却することによ
り、半導体ウェハーおよび反応室内の温度上昇を十分に
抑制できるようになる。
れば、枚葉式処理などにより複数の半導体ウェハーに対
して連続的にエッチングを行う際、各半導体ウェハーに
対する処理毎に、室温より低い一定温度に冷却されたパ
ージガスにより反応室内を一定温度に冷却することによ
り、半導体ウェハーおよび反応室内の温度上昇を十分に
抑制できるようになる。
【0026】従って、酸化膜、レジスト、シリコンなど
の被エッチング材のエッチングを行う際、1ロット処理
の前後でエッチング特性の差が極端に発生することがな
くなり、プロセス再現性の良いエッチングを行うことが
できる。また、半導体ウェハーの温度が異常に上昇しな
くなり、半導体ウェハー上の膜質、膜表面などが劣化す
ることはない。また、上部電極/下部電極の温度変化が
少なくなり、その材質の寿命が長くなる。また、反応室
内の側壁にポリマーが堆積していくプロセスの場合、上
記側壁の温度変化に伴うポリマーの剥離によるダストの
発生が少なくなる。
の被エッチング材のエッチングを行う際、1ロット処理
の前後でエッチング特性の差が極端に発生することがな
くなり、プロセス再現性の良いエッチングを行うことが
できる。また、半導体ウェハーの温度が異常に上昇しな
くなり、半導体ウェハー上の膜質、膜表面などが劣化す
ることはない。また、上部電極/下部電極の温度変化が
少なくなり、その材質の寿命が長くなる。また、反応室
内の側壁にポリマーが堆積していくプロセスの場合、上
記側壁の温度変化に伴うポリマーの剥離によるダストの
発生が少なくなる。
【0027】
【発明の効果】上述したように本発明のドライエッチン
グ方法およびドライエッチング装置によれば、複数の半
導体ウェハーに対して連続的にエッチングを行う際、半
導体ウェハーおよび反応室内の温度上昇を十分に抑制で
きるようになり、1枚目の半導体ウェハーと1ロット処
理後の半導体ウェハーとでエッチング特性の差が極端に
発生することを防止することができる。
グ方法およびドライエッチング装置によれば、複数の半
導体ウェハーに対して連続的にエッチングを行う際、半
導体ウェハーおよび反応室内の温度上昇を十分に抑制で
きるようになり、1枚目の半導体ウェハーと1ロット処
理後の半導体ウェハーとでエッチング特性の差が極端に
発生することを防止することができる。
【図1】本発明のドライエッチング方法で使用されるド
ライエッチング装置の一例の構成を概略的に示す断面
図。
ライエッチング装置の一例の構成を概略的に示す断面
図。
【図2】図1のドライエッチング装置により連続的に処
理された半導体ウェハーの枚数と半導体ウェハー上のプ
ラズマ酸化膜およびレジストのエッチングレートとの関
係を示す特性図。
理された半導体ウェハーの枚数と半導体ウェハー上のプ
ラズマ酸化膜およびレジストのエッチングレートとの関
係を示す特性図。
【図3】図1のエッチング装置により連続的に処理され
た半導体ウェハーの枚数と半導体ウェハー上のプラズマ
酸化膜の均一性および選択比との関係を示す特性図。
た半導体ウェハーの枚数と半導体ウェハー上のプラズマ
酸化膜の均一性および選択比との関係を示す特性図。
【図4】従来のドライエッチング方法で使用されるドラ
イエッチング装置の一例の構成を概略的に示す断面図。
イエッチング装置の一例の構成を概略的に示す断面図。
【図5】図4のドライエッチング装置により連続的に処
理された半導体ウェハーの枚数と半導体ウェハー上のプ
ラズマ酸化膜およびレジストのエッチングレートとの関
係を示す特性図。
理された半導体ウェハーの枚数と半導体ウェハー上のプ
ラズマ酸化膜およびレジストのエッチングレートとの関
係を示す特性図。
【図6】図4のエッチング装置により連続的に処理され
た半導体ウェハーの枚数と半導体ウェハー上のプラズマ
酸化膜の均一性および選択比との関係を示す特性図。
た半導体ウェハーの枚数と半導体ウェハー上のプラズマ
酸化膜の均一性および選択比との関係を示す特性図。
1…半導体ウェハー、10…反応室、11、12…平行
平板型の上部電極および下部電極、13…エッチングガ
ス導入口、14…パージガス導入口、15…真空排気
口、16、17…配管、18…高周波電源、19…真空
ポンプ、20…パージガス供給パイプ、21…温度調節
器、22…温度調節器用の電源。
平板型の上部電極および下部電極、13…エッチングガ
ス導入口、14…パージガス導入口、15…真空排気
口、16、17…配管、18…高周波電源、19…真空
ポンプ、20…パージガス供給パイプ、21…温度調節
器、22…温度調節器用の電源。
Claims (2)
- 【請求項1】 平行平板型反応性イオンエッチング装置
の反応室内で半導体ウェハーに対してエッチングを行う
ドライエッチング方法において、 複数の半導体ウェハーに対して連続的にエッチングを行
う際、各半導体ウェハーに対する反応処理毎に、その処
理前または処理後に、室温より低い一定温度に冷却され
たパージガスを反応室内に送り込み、反応室内を冷却す
ることを特徴とするドライエッチング方法。 - 【請求項2】 平行平板型反応性イオンエッチング装置
と、 このエッチング装置の反応室内にパージガスを送り込む
手段と、 この手段により送り込まれるパージガスを室温より低い
一定温度に冷却する手段とを具備することを特徴とする
ドライエッチング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32553892A JPH06177080A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ドライエッチング方法およびドライエッチング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32553892A JPH06177080A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ドライエッチング方法およびドライエッチング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06177080A true JPH06177080A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18178004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32553892A Pending JPH06177080A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ドライエッチング方法およびドライエッチング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06177080A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5948283A (en) * | 1996-06-28 | 1999-09-07 | Lam Research Corporation | Method and apparatus for enhancing outcome uniformity of direct-plasma processes |
JP2007158230A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Nec Electronics Corp | プラズマエッチング装置のクリーニング方法、およびプラズマエッチング装置 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP32553892A patent/JPH06177080A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5948283A (en) * | 1996-06-28 | 1999-09-07 | Lam Research Corporation | Method and apparatus for enhancing outcome uniformity of direct-plasma processes |
JP2007158230A (ja) * | 2005-12-08 | 2007-06-21 | Nec Electronics Corp | プラズマエッチング装置のクリーニング方法、およびプラズマエッチング装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8790489B2 (en) | Substrate processing apparatus and substrate processing method | |
JP2680338B2 (ja) | 静電チャック装置 | |
JP6284786B2 (ja) | プラズマ処理装置のクリーニング方法 | |
US8449785B2 (en) | Substrate processing method | |
US8216485B2 (en) | Plasma etching method, plasma etching apparatus, control program and computer-readable storage medium | |
JP2000173993A (ja) | プラズマ処理装置およびエッチング方法 | |
JPH09129612A (ja) | エッチングガス及びエッチング方法 | |
JPH11154667A (ja) | 大きなウエハ直径のための空間的に均一なガス供給およびポンプ構成 | |
JP2007005377A (ja) | プラズマエッチング方法、制御プログラム、コンピュータ記憶媒体及びプラズマエッチング装置 | |
US9218983B2 (en) | Etching method and device | |
US8642482B2 (en) | Plasma etching method, control program and computer storage medium | |
JP3121524B2 (ja) | エッチング装置 | |
JPS63238288A (ja) | ドライエツチング方法 | |
US6488863B2 (en) | Plasma etching method | |
US20200234971A1 (en) | Systems and methods to form airgaps | |
US20110204026A1 (en) | Plasma ashing method | |
JPH02234419A (ja) | プラズマ電極 | |
JP4123428B2 (ja) | エッチング方法 | |
US20190362983A1 (en) | Systems and methods for etching oxide nitride stacks | |
TW202029284A (zh) | 蝕刻方法及基板處理裝置 | |
TW307027B (en) | Process for reducing circuit damage during pecvd in single wafer pecvd system | |
KR100845453B1 (ko) | 반도체 장치의 제조 방법 | |
US20050085077A1 (en) | Etching method | |
US20040256353A1 (en) | Method and system for deep trench silicon etch | |
JPH09223685A (ja) | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 |