JPH06176369A - 光磁気ピックアップの位置調整装置 - Google Patents

光磁気ピックアップの位置調整装置

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JPH06176369A
JPH06176369A JP32425192A JP32425192A JPH06176369A JP H06176369 A JPH06176369 A JP H06176369A JP 32425192 A JP32425192 A JP 32425192A JP 32425192 A JP32425192 A JP 32425192A JP H06176369 A JPH06176369 A JP H06176369A
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magneto
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bias magnetic
positioning device
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JP32425192A
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Tetsuo Komino
鉄男 小美野
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気ピックアップのバイアス磁界中心位置
および光ビーム集光位置間の位置調整用に着脱可能な位
置決め装置を設け、磁気ヘッドおよび光磁気ディスク装
置自体のコストダウンを図る。 【構成】 光学ヘッドに支持される対物レンズ1と、光
学ヘッドを光磁気ディスクの半径方向に移動可能に支持
するキャリッジにバネ3を介して結合される、バイアス
磁界発生装置としての磁気ヘッド2との間に、位置決め
用治具として機能する位置決め装置4を設け、位置決め
装置4に4分割の光検出器5および4つのホール素子よ
り成る磁界検出器6を所定間隔で配置する。光検出器5
および磁界検出器6から得た位置ずれに関する情報によ
って、光ビームの集光位置とバイアス磁界中心位置とを
一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ピックアップに
おいてバイアス磁界中心位置および光ビーム集光位置間
の位置合わせを行う、光磁気ピックアップの位置調整装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気ピックアップを具える光磁気ディ
スク装置は、記録媒体である光磁気ディスクにバイアス
磁界を発生させながら光ビームを照射して、情報の記
録、再生を行う。この光磁気ディスク装置については、
情報の記録、再生、消去時間の短縮化、大記録容量化、
アクセスの高速化等を図るための提案がなされている。
また、磁界方向の反転時間の短縮化が可能な浮動型バイ
アス磁界発生装置を用いた磁界変調によるオーバライト
方式に関する提案もなされている。
【0003】こうした光磁気ディスク装置としては、例
えば図11に示すものがある。この装置は、光学ヘッド
50に対物レンズ駆動装置51が固定されており、光学
ヘッド50はガイド軸52によって光磁気ディスク53
の半径方向に移動可能に支持されている。また、連結部
材54は光学ヘッド50に固定されており、バイアス磁
界発生装置55は連結部材54に固定されたバネ56に
よって、ギャップが対物レンズ駆動装置51から光磁気
ディスク53に照射された光スポットの近傍に位置する
ように弾性支持されている。なお、駆動コイル57は光
学ヘッド50に固定され、磁石58は磁気ヨーク59に
固定され磁気回路を構成している。
【0004】上記装置は、光学ヘッド50が磁気回路に
より発生する磁界と駆動コイル57に供給される電流と
によって生じる電磁力により駆動される。また、バイア
ス磁界発生装置55はバネ56、連結部材54によって
光学ヘッド50と一体に光磁気ディスク53の半径方向
に移動するようになっている。
【0005】しかし上記従来例は、磁界の反転速度を高
めるためにバイアス磁界発生装置55のコイル、コアを
小型にしてあることから、バイアス磁界発生装置55が
発生する磁界の有効範囲が例えば50〜200μm 程度
と極めて狭くなり、対物レンズやバイアス磁界発生装置
支持部材等の寸法誤差、組立誤差が生じた場合、光磁気
ディスク53上の光スポットとバイアス磁界発生装置5
5が発生する磁界の有効範囲がずれてしまい、情報の適
正な記録等を行えないという問題があった。
【0006】上記問題点を解決するための手段として、
例えば特開平3−5933号公報には図12に示すよう
な装置が開示されている。この装置は、上記従来例と同
様に情報記録媒体の一方の面側に光ピックアップを配設
し、他方の面側に磁気ヘッドを配設している。磁気ヘッ
ドにはコア60が設けられており、このコア60の周囲
はこのコア60における光ピックアップから照射される
光ビームの反射率よりも小さくなるようにされている。
コア60を包囲しているのは、ガラス61である。62
は磁気ヘッドを取りつける際に使用するディスクと同様
の形状のガラス基板である。63は対物レンズ、64は
反射板、65は受光部である。
【0007】この従来例において、コア60の中心軸と
光ピックアップの光軸とを位置合わせする場合は、光ピ
ックアップの光源を点灯させ再生出力を観測する。する
と、ガラス基板62とコア60周囲のガラス61とコア
60端面の光の反射率が大きく異なるので、コア60端
面と光軸とが一致した場合に戻り光が大となり、これを
判定基準としてコア60の中心軸およびレーザ光の光軸
の位置合わせを行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
12の従来例においては、磁気ヘッドのコア60の中心
軸およびレーザ光の光軸を位置合わせする機構の一部を
光磁気ディスク装置の構成部品に組み込む構成、つま
り、磁気ヘッドのコア60の周囲にガラス61等を配設
して両者の間の光の反射率を大きく異ならせる構成を採
用しているため、磁気ヘッドおよび光磁気ディスク装置
自体の大幅なコストアップを招いてしまう。
【0009】本発明は上記の不具合を解決すべく提案さ
れるもので、磁気ヘッド等のコストアップを生じること
なく、バイアス磁界発生装置の磁界中心軸および対物レ
ンズの光軸の位置合わせを容易に行うことのできる、光
磁気ピックアップの位置調整装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の光磁気ピックアップの位置調整装置は、光磁気ディス
クにバイアス磁界を発生させる界磁コイルを有するバイ
アス磁界発生装置と、前記バイアス磁界の発生方向に対
し逆方向から照射される光ビームを前記光磁気ディスク
に集光する対物レンズと、前記バイアス磁界発生装置お
よび対物レンズ間の位置関係を固定する固定部材とを具
える光磁気ピックアップにおいて、前記バイアス磁界発
生装置が発生する磁界の中心位置を検出する磁界中心位
置検出装置と前記光ビームの集光位置を検出する集光位
置検出装置とを具える、位置決め装置を設け、前記磁界
中心位置検出装置および集光位置検出装置からの情報に
基づき磁界中心位置および光ビーム集光位置間の位置合
わせを行うようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記位置決め部材は、光磁気ピックアップの位
置調整時にのみ使用すればよいから、上記図12の従来
例のようにバイアス磁界発生装置の磁界中心軸および対
物レンズの光軸の位置合わせを行うための構成を光磁気
ピックアップ構成部品側に設ける必要はなく、磁気ヘッ
ドおよび光磁気ディスク装置自体の大幅なコストダウン
を実現することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1は本発明の光磁気ピックアップの位置
調整装置の第1実施例の構成を示す側面図であり、図2
(a),(b) は同実施例の磁気ヘッドの斜視図および磁気ヘ
ッドのコア部拡大図である。図1において、対物レンズ
1を含む光学ヘッド11はキャリッジ12に固定されて
おり、また、バイアス磁界発生装置としての磁気ヘッド
2は磁気ヘッド支持部材(バネ)3を介して複数本のビ
ス8によってキャリッジ12の上面に固定されている。
光学ヘッド11および磁気ヘッド2は、図1に仮想線で
示す状態に挿入される光磁気ディスク16を挟んで対向
配置されている。なお、キャリッジ12は、図示しない
駆動装置の駆動によって光磁気ディスク16の半径方向
(例えば図示X方向)に移動し得るように支持されてい
る。
【0013】磁気ヘッド2は、図2(a) に示すように、
バネ3の端部に固定されたスライダ15の内部にコア1
3を収容するように構成されており、コア13の中央部
には、図2(b) に示すように、界磁コイル14が巻回さ
れており、界磁コイル14が発生する有効磁界の中心
は、図2(b)に一点鎖線で表わすようにコア13の中
心と一致するように構成されている。
【0014】図3は位置調整のために上記光磁気ピック
アップに位置決め装置4をセットした状態を示す側面図
である。この位置決め装置4は、位置調整時に光磁気デ
ィスク16の代わりに磁気ヘッド2および対物レンズ1
間にセットして位置決め治具として使用するものであ
り、図示しない調整用駆動装置によって光磁気ディスク
16の半径方向に移動し得るように図1の状態に支持さ
れている。位置決め装置4は、図3に示すように光磁気
ディスク16とほぼ同一の厚さtに構成され、その対物
レンズ側の端面には光検出器(例えばフォトダイオー
ド;PD)5が設けられ、その磁気ヘッド側の端面には
磁界検出器6が設けられている。
【0015】光検出器5および磁界検出器6は、位置決
め装置4に図4の斜視図に示すような位置関係で配置さ
れる(図4は図3とは上下関係を逆に表わしてある)。
すなわち、図1および図3においてキャリッジ移動方向
(トラッキング方向であり、光磁気ディスク16の半径
方向でもある)をX軸とし、対物レンズ1のフォーカシ
ング方向をZ軸とし、X軸と直交し紙面を貫通する方向
をY軸とした場合、図4におけるX,Y,Z座標系は図
示のようになる。光検出器5は、XおよびY方向に4分
割された受光領域5A,5B,5C,5Dによって構成
されており、それらの中心は5Eである。また、磁界検
出器6は、図4に示すようにXおよびY方向において等
間隔になるように同一円周上に90°間隔で配置された
4つのホール素子6A,6B,6C,6Dによって構成
されており、それらの中心は6Eである。光検出器5お
よび磁界検出器6は、Y軸上において夫々の中心間距離
が所定距離αだけ離間するように配置されている。
【0016】図5および図6は夫々、光検出器5および
磁界検出器6に接続される演算回路を示す回路図であ
る。図5の演算回路は加算器21〜24および減算器2
5,26より成り、加算器21には受光領域5A,5D
を接続し、加算器22には受光領域5B,5Cを接続
し、加算器23には受光領域5A,5Bを接続し、加算
器24には受光領域5C,5Dを接続し、さらに、減算
器25の正および負の入力端に夫々加算器21,22を
接続するとともに、減算器26の正および負の入力端に
夫々加算器24,23を接続して構成される。また、図
6の演算回路は減算器27および28より成り、減算器
27の正および負の入力端に夫々ホール素子6D,6B
を接続し、減算器28の正および負の入力端に夫々ホー
ル素子6A,6Cを接続して構成される。
【0017】次に、上述したように構成される光磁気ピ
ックアップを組み立てる際に、本発明の位置決め装置を
用いて、磁気ヘッド2によって発生されるバイアス磁界
の中心位置と対物レンズ2によって集光される光ビーム
の集光位置とを位置合わせする調整方法について説明す
る。
【0018】まず、図3に示すように、位置決め装置4
を挟んで対物レンズ1および磁気ヘッド2が対向するよ
うに配置する。この状態で図示しない光学ヘッド光源を
点灯させて光ビーム7を照射し、その光ビーム7を対物
レンズ1によって位置決め装置4の記録層(図3では上
面側にある)に集束するように集光する。その集光光は
4分割の受光領域5A,5B,5C,5Dを有する光検
出器5によって検出される。このとき、光検出器5上に
おける光スポットが例えば図7(a)に示すようにY方
向のみにずれた状態になっている場合、光検出器5に接
続される図5の演算回路の減算器25の出力Xは、(5
Aの出力+5Dの出力)−(5Bの出力+5Cの出力)
=0となるが、減算器26の出力Yは、(5Cの出力+
5Dの出力)−(5Aの出力+5Bの出力)の演算にお
いて第1項のほうが第2項よりも大きいため正の値とな
ることから、集光光の中心位置が光検出器5の中心5E
に対してYプラス方向にずれていることを検出すること
ができる。
【0019】同様に、光検出器5上における光スポット
が例えば図7(b)に示すようにX方向のみにずれた状
態になっている場合、図5の演算回路の減算器26の出
力Yは、(5Cの出力+5Dの出力)−(5Aの出力+
5Bの出力)=0となるが、減算器25の出力Xは、
(5Aの出力+5Dの出力)−(5Bの出力+5Cの出
力)の演算において第1項のほうが第2項よりも小さい
ため負の値となることから、集光光の中心位置が光検出
器5の中心5Eに対してXマイナス方向にずれているこ
とを検出することができる。したがって、キャリッジ1
2を固定した状態で位置決め装置4を図示しない調整用
駆動装置によってX,Y方向に移動することにより減算
器25および26の出力が共に0になるように調整する
ことができ、その調整によって集光光の中心位置(集光
位置)が光検出器5の中心5Eに一致することになる。
【0020】次に、この状態のまま位置決め装置4を上
記調整用駆動装置によって図3のY方向に紙面を貫通す
るように所定距離αだけ移動し、今まで光検出器5の中
心5Eがあった位置に磁界検出器6の中心6Eが来るよ
うにする。この状態では、集光位置は6Eに一致してい
る。この状態において、磁気ヘッド2のコイル14に通
電して磁気ヘッド2から位置決め装置4に向けてバイア
ス磁界を発生させる。このバイアス磁界の強さは、4つ
のホール素子6A,6B,6C,6Dを有する磁界検出
器6によって検出される。
【0021】このとき、磁界検出器6上における磁界分
布が例えば図8(a)に示すようにY方向のみにずれた
状態になっている場合、磁界検出器6に接続される図6
の演算回路の減算器28の出力Xは、(6Aの出力)−
(6Cの出力)=0となるが、減算器27の出力Yは、
(6Dの出力)−(6Bの出力)の演算において第1項
のほうが第2項よりも大きいため正の値となることか
ら、バイアス磁界の中心位置が磁界検出器6の4つのホ
ール素子の中心6Eに対してYプラス方向にずれている
ことを検出することができる。同様に、磁界検出器6上
における磁界分布が例えば図8(b)に示すようにX方
向のみにずれた状態になっている場合、磁界検出器6に
接続される図6の演算回路の減算器27の出力Yは、
(6Dの出力)−(6Bの出力)=0となるが、減算器
28の出力Xは、(6Aの出力)−(6Cの出力)の演
算において第1項のほうが第2項よりも小さいため負の
値となることから、バイアス磁界の中心位置が磁界検出
器6の4つのホール素子の中心6Eに対してXマイナス
方向にずれていることを検出することができる。
【0022】したがって、キャリッジ12および位置決
め装置4を上記集光光に関する調整後の状態に固定した
まま、ビス8を緩めてからバネ3の締結位置を微調整し
て磁気ヘッド2をX,Y方向に移動することにより減算
器27および28の出力が共に0になるように調整する
ことができ、その調整によってバイアス磁界の中心位置
が磁界検出器6の4つのホール素子の中心6Eに一致す
ることになる。その結果、上記集光光に関する調整によ
って集光位置は既に中心6Eに一致させてあるので、集
光位置とバイアス磁界中心位置とが一致することにな
る。
【0023】なお、上記2回の調整の完了後には、位置
決め装置4を磁気ヘッド2および対物レンズ1間から取
り外した後にビス8を締結して(ビス8の代わりに接着
剤によって接着してもよい)調整完了状態がずれないよ
うに固定するものとし、取り外した位置決め装置4は他
の光磁気ピックアップの調整に再利用されることは言う
までもない。
【0024】図9および図10は夫々、本発明の第2実
施例における位置決め装置の構成を示す斜視図である。
この第2実施例は、上記第1実施例とは位置決め装置4
の構成が異なるだけであり、その他の部分は第1実施例
と同様に構成されている。
【0025】図9は位置決め装置4を磁気ヘッド側から
見た図であり、磁界検出器6は、第1実施例と同様に配
置した4つのホール素子6A,6B,6C,6Dによっ
て構成され、その中心は6Eである。また、図10は位
置決め装置4を光学ヘッド側から見た図であり、光検出
器5は、第1実施例と同様にXおよびY方向に4分割さ
れた受光領域5A,5B,5C,5Dによって構成さ
れ、その中心は5Eである。この第2実施例の位置決め
装置4は、第1実施例の光検出器の部分と磁界検出器の
部分とを厚さ方向(Z方向)に重ね合わせた構成になっ
ており、光検出器5の4分割された受光領域の中心5E
と、磁界検出器6の4つのホール素子の中心6EとがZ
方向で一致するように配置されている。
【0026】この位置決め装置4を用いて、磁気ヘッド
2によって発生されるバイアス磁界の中心位置と対物レ
ンズ2によって集光される光ビームの集光位置とを位置
合わせする際には、基本的には上記第1実施例と同様の
手順で位置調整を行うことになる。しかし、第1実施例
では集光光に関する調整を行った後にバイアス磁界に関
する調整を行うために位置決め装置4を所定距離αだけ
移動する必要があったが、この第2実施例は位置決め装
置4を移動せずにそのままバイアス磁界に関する調整を
行うことができる。したがって、位置決め装置4の移動
により発生する調整誤差や工数増を無くすことができ
る。
【0027】なお、上記各実施例においては、光検出器
および磁界検出器を構成する各素子の特性が同一である
ものとして説明を展開したが、実際の素子には個々にバ
ラツキがあり、そのそれらのバラツキによって位置検出
に誤差が生じる惧れがある。その対策としては、図5お
よび図6の演算回路に適宜、増幅器等を加えることによ
り上記誤差が発生しないようにすればよい。
【0028】本発明は上述した実施例のみに限定される
ものではなく、幾多の変更、変形が可能である。例え
ば、上記各実施例においては、光検出器4としてフォト
ダイオードを用いたが、代わりにフォトトランジスタ、
ポジションセンサ等を用いてもよい。さらに、磁界検出
器5してはホール素子を用いたが、代わりに磁気抵抗素
子や磁気ダイオード等を用いてもよい。さらにまた、光
検出器4および磁界検出器5として4つの素子を有する
もの用いたが、2次元座標で位置ずれを検出し得る構成
であれば素子数をそれ以外の数にしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
イアス磁界発生装置が発生する磁界の中心位置を検出す
る磁界中心位置検出装置と前記光ビームの集光位置を検
出する集光位置検出装置とを具える位置決め装置を設け
たから、この位置決め装置を位置調整用治具として用い
ることにより、バイアス磁界発生装置の磁界中心軸およ
び対物レンズの光軸の位置合わせを行うための構成を光
磁気ピックアップ構成部品側に設けることなく高精度の
位置合わせを行うことができ、磁気ヘッドおよび光磁気
ディスク装置自体の大幅なコストダウンを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気ピックアップの位置調整装置の
第1実施例の構成を示す側面図である。
【図2】(a),(b) は第1実施例の磁気ヘッドの斜視図お
よび磁気ヘッドのコア部拡大図である。
【図3】位置調整のために上記光磁気ピックアップに位
置決め装置4をセットした状態を示す側面図である。
【図4】第1実施例の位置決め装置の斜視図である。
【図5】第1実施例の光検出器に接続される演算回路の
回路図である。
【図6】第1実施例の磁界検出器に接続される演算回路
の回路図である。
【図7】(a),(b) は第1実施例の光検出器の作用を説明
するための図である。
【図8】(a),(b) は第1実施例の磁界検出器の作用を説
明するための図である。
【図9】本発明の第2実施例における位置調整装置の構
成を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2実施例における位置調整装置の
構成を示す斜視図である。
【図11】従来技術を説明するための図である。
【図12】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 磁気ヘッド(バイアス磁界発生装置) 3 バネ 4 位置決め装置 5 光検出器(集光位置検出装置) 6 磁界検出器(磁界中心位置検出装置) 8 ビス(固定部材) 11 光学ヘッド 12 キャリッジ 13 コア 14 界磁コイル 16 光磁気ディスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】まず、図3に示すように、位置決め装置4
を挟んで対物レンズ1および磁気ヘッド2が対向するよ
うに配置する。この状態で図示しない光学ヘッド光源を
点灯させて光ビーム7を照射し、その光ビーム7を対物
レンズ1によって位置決め装置4の記録層(図3では上
面側にある)に集束するように集光する。その集光光は
4分割の受光領域5A,5B,5C,5Dを有する光検
出器5によって検出される。このとき、光検出器5上に
おける光スポットが例えば図7(a)に示すようにY方
向のみにずれた状態になっている場合、光検出器5に接
続される図5の演算回路の減算器25の出力Xは、(5
Aの出力+5Dの出力)−(5Bの出力+5Cの出力)
=0となるが、減算器26の出力Yは、(5Aの出力+
5Bの出力)−(5Cの出力+5Dの出力)の演算にお
いて第1項よりも第2項のほうが大きいため負の値とな
ることから、集光光の中心位置が光検出器5の中心5E
に対してYマイナス方向にずれていることを検出するこ
とができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】同様に、光検出器5上における光スポット
が例えば図7(b)に示すようにX方向のみにずれた状
態になっている場合、図5の演算回路の減算器26の出
力Yは、(5Aの出力+5Bの出力)−(5Cの出力+
5Dの出力)=0となるが、減算器25の出力Xは、
(5Aの出力+5Dの出力)−(5Bの出力+5Cの出
力)の演算において第1項のほうが第2項よりも小さい
ため負の値となることから、集光光の中心位置が光検出
器5の中心5Eに対してXマイナス方向にずれているこ
とを検出することができる。したがって、キャリッジ1
2を固定した状態で位置決め装置4を図示しない調整用
駆動装置によってX,Y方向に移動することにより減算
器25および26の出力が共に0になるように調整する
ことができ、その調整によって集光光の中心位置(集光
位置)が光検出器5の中心5Eに一致することになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】このとき、磁界検出器6上における磁界分
布が例えば図8(a)に示すようにY方向のみにずれた
状態になっている場合、磁界検出器6に接続される図6
の演算回路の減算器28の出力Xは、(6Aの出力)−
(6Cの出力)=0となるが、減算器27の出力Yは、
(6Bの出力)−(6Dの出力)の演算において第1項
よりも第2項のほうが大きいため負の値となることか
ら、バイアス磁界の中心位置が磁界検出器6の4つのホ
ール素子の中心6Eに対してYマイナス方向にずれてい
ることを検出することができる。同様に、磁界検出器6
上における磁界分布が例えば図8(b)に示すようにX
方向のみにずれた状態になっている場合、磁界検出器6
に接続される図6の演算回路の減算器27の出力Yは、
(6Bの出力)−(6Dの出力)=0となるが、減算器
28の出力Xは、(6Aの出力)−(6Cの出力)の演
算において第1項のほうが第2項よりも小さいため負の
値となることから、バイアス磁界の中心位置が磁界検出
器6の4つのホール素子の中心6Eに対してXマイナス
方向にずれていることを検出することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクにバイアス磁界を発生さ
    せる界磁コイルを有するバイアス磁界発生装置と、前記
    バイアス磁界の発生方向に対し逆方向から照射される光
    ビームを前記光磁気ディスクに集光する対物レンズと、
    前記バイアス磁界発生装置および対物レンズ間の位置関
    係を固定する固定部材とを具える光磁気ピックアップに
    おいて、 前記バイアス磁界発生装置が発生する磁界の中心位置を
    検出する磁界中心位置検出装置と前記光ビームの集光位
    置を検出する集光位置検出装置とを具える、位置決め装
    置を設け、前記磁界中心位置検出装置および集光位置検
    出装置からの情報に基づき磁界中心位置および光ビーム
    集光位置間の位置合わせを行うようにしたことを特徴と
    する、光磁気ピックアップの位置調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6185162B1 (en) * 1998-08-20 2001-02-06 Fujitsu Limited Method for adjusting magnetic and optical heads in magneto-optical recording device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6185162B1 (en) * 1998-08-20 2001-02-06 Fujitsu Limited Method for adjusting magnetic and optical heads in magneto-optical recording device
US6563768B2 (en) 1998-08-20 2003-05-13 Fujitsu Limited Magneto-optical memory device

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