JPH0617493U - 食品成形機における送り機構の脱着装置 - Google Patents
食品成形機における送り機構の脱着装置Info
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- JPH0617493U JPH0617493U JP064227U JP6422792U JPH0617493U JP H0617493 U JPH0617493 U JP H0617493U JP 064227 U JP064227 U JP 064227U JP 6422792 U JP6422792 U JP 6422792U JP H0617493 U JPH0617493 U JP H0617493U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 食品成形機における米飯等送り機構の脱着を
容易にし、清掃、修理等を便利にする。 【構成】 送り機構Bを、ケ−ス状本体1に、その内部
へ移送機構2を、その両端に供給口1gと移送口1hを
各々設けてユニット化する。送り機構Bを成形機の本体
フレ−ム11に対して脱着自在となるよう、本体フレ−
ム11に回転自在に軸支した操作レバ−13cを有する
ロック金具13と係け外し自在とした係止金具3をケ−
ス状本体1の裏面に設けて構成してある。
容易にし、清掃、修理等を便利にする。 【構成】 送り機構Bを、ケ−ス状本体1に、その内部
へ移送機構2を、その両端に供給口1gと移送口1hを
各々設けてユニット化する。送り機構Bを成形機の本体
フレ−ム11に対して脱着自在となるよう、本体フレ−
ム11に回転自在に軸支した操作レバ−13cを有する
ロック金具13と係け外し自在とした係止金具3をケ−
ス状本体1の裏面に設けて構成してある。
Description
【0001】
本考案は、自動おむすび成形機や自動寿司成形機等の食品成形機における米飯 等送り機構の脱着装置に関するものである。
【0002】
従来の食品成形機における米飯等の送り機構は、本体フレ−ムに固定した取付 板に、ロ−ラ、ベルト等からなる移送機構を取付け、これを脱着自在なカバ−に て覆った構成である。
【0003】
しかしながら、上記従来の送り機構は、移送機構が本体フレ−ムに組み込まれ ているため、カバ−を取外しただけでは稼動後の清掃が非常に行ない難い上、完 全に清掃できない。 従って、移送機構を分解して清掃し、再度組立てることになるが、これには多 くの手間と時間がかゝる問題がある。
【0004】 本考案は、上記した従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたもの で、その目的とするところは、本体フレ−ムに対して、単一レバ−操作によって 簡単、かつ容易に脱着でき、稼動後の清掃及び故障時の修理等を容易にできるよ うにした食品成形機における送り機構の脱着装置を提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案の食品成形機における送り機構の脱着装置 は、供給される米飯等を圧縮移送してこれを成形機構に所定量ずつ分給するよう に設けた食品成形機における送り機構の脱着装置であって、米飯等を成形機構に 供給可能に供給機構に連設される送り機構を、ケ−ス状本体に、その内部へ移送 機構を、その両端に供給口と移送口を各々設けてユニット化し、該送り機構を本 体フレ−ムに対して脱着自在となるよう、該本体フレ−ムに回転自在に軸支した 操作レバ−付きロック金具と係け外し自在とした係止金具をケ−ス状本体裏面に 設けたことを特徴とする。
【0006】
操作レバ−を上方へ回転することにより、ロック金具も同様に上方へ回転し、 ケ−ス状本体裏面に突設の係止金具から外れる。このことによって、本体フレ− ムに対し、送り機構はロック解除されるので、ケ−ス状本体を持って前方へ引き 出すと、移送機構の駆動軸に固設のボスと、本体フレ−ムに回転自在に固設のス プライン軸との嵌合が解かれ、当該送り機構を本体フレ−ムから取外しできる。
【0007】 ケ−ス状本体は、基体と、これに締付けネジにて装着のカバ−とからなるので 、カバ−を取外すことで、該カバ−及び基体内部並びに移送機構等の全てを水洗 い等によって容易に、かつ完全に清掃することができる。 また、移送機構が故障した場合の修理や摩損した部品の交換等も、上記した清 掃時と同様にして容易に行なうことができる。
【0008】 清掃及び修理等を完了した後は、ケ−ス状本体の背面を、本体フレ−ムの所定 位置に押え付けると、移送機構における駆動軸のボスと、本体フレ−ムのスプラ イン軸とが互いに嵌合する。 次いで、操作レバ−を下方へ回転操作すると、ロック金具が下方へ回転してケ −ス本体裏面の係止金具を係合ロックする。このことによって、送り機構は本体 フレ−ムの所定位置にロックされ、送り機構として機能することになる。
【0009】
以下、本考案実施の一例を図面に基づいて説明する。 図1は本案送り機構の脱着装置における縦断側面図を示す。 図2は同上脱着装置における係止金具の正面図を示す。 図3は同上脱着装置におけるロック金具の正面図を示す。 図4は本案送り機構の脱着装置を備えた自動おむすび成形機の全体の正面図を 示す。 図5は本案送り機構の脱着装置を備えた自動寿司成形機を一部切欠した正面図 を示す。
【0010】 図1に示したように、送り機構の脱着装置Aは、係止金具3とロック金具13 とで構成されている。
【0011】 送り機構Bは図1に示したように、ケ−ス状本体1内に、米飯等の移送機構2 を設けてユニット化してある。
【0012】 上記ケ−ス状本体1は、基体1aの前面にカバ−1bを締付けネジ4・・・に よって脱着自在に固定して形成されている。 上記基体1aは、前面板1cと、周側板1dとで断面略コ字形状に形成され、 一方、カバ−1bも前面板1eと、周側板1fとで断面略コ字形状に形成され、 上記前面板1cの前面に上記周側板1fを突き合せて固定することで中空に形成 される。
【0013】 ケ−ス状本体1には、その上端中央部に、米飯等の供給機構Cにおけるホッパ −5の下端開口部5aに連通される米飯a等の供給口1gを、その下端中央部に 米飯a等の移送口1hを対向して各々開設させてある。
【0014】 本実施例の移送機構2は、上記した基体1aの前面板1cに、複数のロ−ラ2 a・・・を上下方向へ一定の間隔をおいて軸支して、図4及び図5に示した如く 、正面略逆ハの字状に二列に並設し、該左右二列のロ−ラ群2b、2bに各々ベ ルト2c、2cを巻回して形成させてある。
【0015】 上記各ロ−ラ群2b、2bは、直径の異なる複数のロ−ラ2a・・・を上部か ら下方へ大きい順に軸支して形成され、下端の最小径のロ−ラ2a、2aを固定 した回転軸2d、2dは、前記したケ−ス状本体1における基体1aの前面板1 cを貫通して回転自在に固定され、該前面板1cから裏側へ延出した延出端には 図1のようにボス6を固定してあり、該ボス6の中心に溝付き穴6aを穿設して ある。
【0016】 上記係止金具3は図1及び図2に示した如く、正面略上向きコ字状としたコ字 型金具3aの先端(図において上端)に係止杆3bを架設して形成され、上記し た基体1aの前面板1cから裏側へ突設した支持金具3cに上下方向へ摺動可能 に外装されている。
【0017】 上記コ字型金具3aは、その左右へ対称に突設したバネ掛け3d、3dと、上 記基体1aの周側板1dに設けたバネ掛け7、7に端部を掛止して張設した二本 の引張りバネ8、8によって上方へバネ力が付勢され、基端に螺挿した調整杆3 eにて当該コ字型金具3aの引上げ位置をバネ力に抗して調整可能としてある。
【0018】 上記前面板1cの裏面にあって、その上部及び下部の左右には四本の位置決め 用支柱9、9・・・を突設してあり、該各支柱9・・・の先端中心には凹穴9a を穿設してある。
【0019】 一方、図4及ぶ図5に示す食品成形機10の本体フレ−ム11にあって、上記 した供給機構Cにおけるホッパ−5の下部には、図1に示した如く、上記した各 支柱9・・・の凹穴9aへ脱着自在に嵌合する四本の位置決め用突軸12・・・ を突設してある。
【0020】 さらに、上記ロック金具13は、本体フレ−ム11の前面に回転可能に軸支さ れている。 即ち、上記ロック金具13は、図1に示したように、側面略7字形状に形成し て、上記係止金具3の係止杆3bを係け外し自在に係止する係止凹部13aを設 けてあり、図1及び図3に示した如く、レバ−軸13bに固定されている。
【0021】 上記レバ−軸13bは、上記本体フレ−ム11の前面から突設したブラケット 14、15により回転自在に横架され、その一端には操作レバ−13cを直角に 固定させてある。
【0022】 さらに、上記本体フレ−ム11には図1に示した如く、二本のスプライン軸1 6を、上記回転軸2dに固設したボス6の溝付き穴6aに嵌脱可能に軸受17を 介在して回転自在に貫通固定してあり、その本体フレ−ム11裏面から突出した 端部が、駆動源(図示せず)とチェ−ン、ベルト等による巻掛伝達機構(図示せ ず)、または歯車伝達機構(図示せず)等によって連動連結され、このスプライ ン軸16により前記した移送機構2は回転駆動される。
【0023】 従って、上記送り機構の脱着装置によるときは、操作レバ−13cを図1のイ 点まで回転すると、ロック金具13は回転され、係止凹部13aが前方向きとな る。 この状態で、送り機構Bの背面を本体フレ−ム11の前面に対して押え付ける ようにすると、位置決め用支柱9・・・の凹穴9aと支軸12が嵌合し、当該送 り機構Bは位置決めされると共に、ボス6の溝付き穴6aとスプライン軸16が 嵌合し、回転軸2d、2dは駆動源(図示せず)と連動連結される。
【0024】 次いで、操作レバ−13cを、図1のイ点からロ点へ回転するとロック金具1 3が図1において反時計回り方向へ回転されるので、この時、係止凹部13aに 係止金具3の係止杆3bを係止し、送り機構Bを本体フレ−ム11に固定する。
【0025】 また、ロック金具13は、係止杆3bを係止して、係止金具3を引張りバネ8 、8の張力に抗して押下げるので、当該ロック金具13と係止金具3は緊張状態 にて係止されることとなり、従って、本体フレ−ム11に対する送り機構Bの装 着をガタ無く強固に行なうことができる。
【0026】 また、送り機構Bを本体フレ−ム11から取外す場合は、操作レバ−13cを 図1のロ点からイ点へ回転することで、ロック金具13と係止金具3との係止が 解かれるので、ケ−ス状本体1を持って前方へ引き出すと、位置決め用支柱9・ ・・の凹穴9aと突軸12及びボス6とスプライン軸16との嵌合が各々外れる ことによって、当該送り機構Bを取外すことができる。
【0027】 図4に示した自動おむすび成形機は、供給機構Cのホッパ−5内の米飯(図示 せず)を送り機構Bによって米飯圧縮移送機構Dへ移送し、該米飯圧縮移送機構 Dにて米飯を圧縮移送して、これを成形機構としてタ−ンテ−ブル18に設けた 成形型(図示せず)に所定量ずつ分給することによりおむすび(図示せず)を成 形するように構成されている。
【0028】 図5に示した自動寿司成形機は、送り機構Bの下部に、左右から交合する一対 のカッタ−20、20から成る分断機構Eが設けてあり、上記送り機構Bにより 移送されカッタ−20、20で切断された米飯(図示せず)を搬送コンベアベル ト19により搬送して、成形機構21により圧縮成形し、この一定量の米飯上に 、ネタ載せ機構(図示せず)によりネタ(図示せず)を載せて寿司(図示せず) を成形するように構成されている。
【0029】
本考案は、以上説明したように構成されているので、食品成形機の本体フレ− ムに対して、米飯等送り機構の脱着を、操作レバ−による単一レバ−操作によっ て簡単、かつ容易に行なうことができる。 従って、成形機稼動後の移送機構等の清掃を手早く、かつ確実に行ない得るこ とによって、衛生上の保守、管理が容易になると共に、移送機構等の故障及び部 品の摩損等に対しても素早く対慮できるので、成形機の停止時間を最小限にとど め得ることによって、稼動効率が向上する等の効果を奏するものである。
【図1】本考案に係る食品成形機における送り機構の脱
着装置の実施例を示す縦断側面図である。
着装置の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】同実施例における係止金具を示した正面図であ
る。
る。
【図3】同実施例におけるロック金具を示した正面図で
ある。
ある。
【図4】本考案に係る送り機構の脱着装置を備えた自動
おむすび成形機の一例を示した正面図である。
おむすび成形機の一例を示した正面図である。
【図5】本考案に係る送り機構の脱着装置を備えた自動
寿司成形機の一例を示した正面図である。
寿司成形機の一例を示した正面図である。
A 脱着装置 B 送り機構 C 供給機構 1 ケ−ス状本体 1g 供給口 1h 移送口 2 移送機構 3 係止金具 11 本体フレ−ム 13 ロック金具 13c 操作レバ−
Claims (1)
- 【請求項1】 供給される米飯等を圧縮移送してこれを
成形機構に所定量ずつ分給するように設けた食品成形機
における送り機構の脱着装置であって、米飯等を成形機
構に供給可能に供給機構に連設される送り機構を、ケ−
ス状本体に、その内部へ移送機構を、その両端に供給口
と移送口を各々設けてユニット化し、該送り機構を本体
フレ−ムに対して脱着自在となるよう、該本体フレ−ム
に回転自在に軸支した操作レバ−付きロック金具と係け
外し自在とした係止金具をケ−ス状本体裏面に設けたこ
とを特徴とする食品成形機における送り機構の脱着装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064227U JP2589356Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 食品成形機における送り機構の脱着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064227U JP2589356Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 食品成形機における送り機構の脱着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617493U true JPH0617493U (ja) | 1994-03-08 |
JP2589356Y2 JP2589356Y2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=13252018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992064227U Expired - Lifetime JP2589356Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 食品成形機における送り機構の脱着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589356Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007174995A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Ishino Seisakusho Co Ltd | シャリ玉製造装置 |
JP2007174994A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Ishino Seisakusho Co Ltd | シャリ玉製造装置 |
JP2016077768A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | フィルジェン株式会社 | 食品炙り装置 |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP1992064227U patent/JP2589356Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007174995A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Ishino Seisakusho Co Ltd | シャリ玉製造装置 |
JP2007174994A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Ishino Seisakusho Co Ltd | シャリ玉製造装置 |
JP2016077768A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | フィルジェン株式会社 | 食品炙り装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2589356Y2 (ja) | 1999-01-27 |
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