JPH06171950A - ランタンマンガナイト粉末の製造方法 - Google Patents
ランタンマンガナイト粉末の製造方法Info
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- JPH06171950A JPH06171950A JP43A JP34993092A JPH06171950A JP H06171950 A JPH06171950 A JP H06171950A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 34993092 A JP34993092 A JP 34993092A JP H06171950 A JPH06171950 A JP H06171950A
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- manganite powder
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
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- H01M4/90—Selection of catalytic material
- H01M4/9016—Oxides, hydroxides or oxygenated metallic salts
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】La、SrおよびMnまたはLa、Mnの鉱酸塩の混合水
溶液に固体粒状炭酸アンモニウムを添加して反応させ、
得られた沈殿を分離焼成することを特徴とする、組成が
La1-xSrx)yMnOz(ここに、0≦x≦0.5、 0.8≦y≦1、
z≦3)であり、流動性の良い安息角が45度以下である
ランタンマンガナイト粉末の製造方法。 【効果】本発明によれば、流動性が良く未反応物の無い
ペロブスカイト単一相のランタンマンガナイト粉末を容
易に且つ工業的に製造することができる。
溶液に固体粒状炭酸アンモニウムを添加して反応させ、
得られた沈殿を分離焼成することを特徴とする、組成が
La1-xSrx)yMnOz(ここに、0≦x≦0.5、 0.8≦y≦1、
z≦3)であり、流動性の良い安息角が45度以下である
ランタンマンガナイト粉末の製造方法。 【効果】本発明によれば、流動性が良く未反応物の無い
ペロブスカイト単一相のランタンマンガナイト粉末を容
易に且つ工業的に製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒、電極材料として
有用なランタンマンガナイト粉末およびその製造方法に
関するものである。
有用なランタンマンガナイト粉末およびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ストロンチウム置換ランタンマ
ンガナイト粉末は、酸化ランタン、炭酸マンガン、およ
び炭酸ストロンチウムの粉末を所定量秤り取り、乾式お
よび/または湿式で混合した後、1200℃以上の高温で焼
成することにより製造されている。しかしながら、上記
方法により得られたものは、未反応物が存在した粉末と
なり、また、未反応物を減少させるために、さらに高温
で長時間焼成を行っても、未反応物が残存する。この粉
末を原料に焼結体を製造した場合、残存する酸化ランタ
ンにより焼結体の強度が著しく低下したり、或は電気的
特性が著しく低下してしまう。また、高温で焼成してい
るため、粗大粒子が生成し、粉砕が必要になり製造コス
トが高くなる。また粉末のまま使用する場合にも同様の
問題が生じるという欠点がある。
ンガナイト粉末は、酸化ランタン、炭酸マンガン、およ
び炭酸ストロンチウムの粉末を所定量秤り取り、乾式お
よび/または湿式で混合した後、1200℃以上の高温で焼
成することにより製造されている。しかしながら、上記
方法により得られたものは、未反応物が存在した粉末と
なり、また、未反応物を減少させるために、さらに高温
で長時間焼成を行っても、未反応物が残存する。この粉
末を原料に焼結体を製造した場合、残存する酸化ランタ
ンにより焼結体の強度が著しく低下したり、或は電気的
特性が著しく低下してしまう。また、高温で焼成してい
るため、粗大粒子が生成し、粉砕が必要になり製造コス
トが高くなる。また粉末のまま使用する場合にも同様の
問題が生じるという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題の解決策
として特開平04-74721号にLa、SrおよびMnの水溶液に炭
酸アンモニウム溶液を加えて沈殿物を生成させた後、熱
処理してランタンマンガナイト粉末を製造することが提
案されている。しかしこの方法では流動性の良い粉末は
得られず、熔射用材料としては適さない。本発明は従来
技術の問題点を解決した、流動性が良く、未反応物が無
い均一組成のランタンマンガナイト粉末の製造方法を提
供しようとするものである。
として特開平04-74721号にLa、SrおよびMnの水溶液に炭
酸アンモニウム溶液を加えて沈殿物を生成させた後、熱
処理してランタンマンガナイト粉末を製造することが提
案されている。しかしこの方法では流動性の良い粉末は
得られず、熔射用材料としては適さない。本発明は従来
技術の問題点を解決した、流動性が良く、未反応物が無
い均一組成のランタンマンガナイト粉末の製造方法を提
供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するためにこの共沈反応を鋭意検討した結果、L
a、SrおよびMnの鉱酸塩混合水溶液に炭酸アンモニウム
を固体粒状で添加することにより、固体表面で沈殿反応
が局所的に進行して、組成の均一な沈殿が生成し、しか
もこの沈殿が微小結晶の凝集した粒子からなるため濾過
性が著しく向上し、これを焼成すると流動性の良いペロ
ブスカイト単一相のランタンマンガナイト粉末が得られ
ることを見出し、この共沈反応の条件を厳密に特定して
本発明を完成したもので、その要旨とするところは、L
a、SrおよびMnまたは La、Mnの鉱酸塩の混合水溶液に固
体粒状炭酸アンモニウムを投入して攪拌反応させ、生成
した沈殿を分離、焼成することを特徴とするランタンマ
ンガナイト粉末の製造方法、および焼成して得られるラ
ンタンマンガナイト粉末の組成が(La1-xSrx)yMnOz(ここ
に、0≦x≦0.5、 0.8≦y≦1、z≦3)であり、流動
性が良く安息角が45度以下であることを特徴とするもの
である。
を解決するためにこの共沈反応を鋭意検討した結果、L
a、SrおよびMnの鉱酸塩混合水溶液に炭酸アンモニウム
を固体粒状で添加することにより、固体表面で沈殿反応
が局所的に進行して、組成の均一な沈殿が生成し、しか
もこの沈殿が微小結晶の凝集した粒子からなるため濾過
性が著しく向上し、これを焼成すると流動性の良いペロ
ブスカイト単一相のランタンマンガナイト粉末が得られ
ることを見出し、この共沈反応の条件を厳密に特定して
本発明を完成したもので、その要旨とするところは、L
a、SrおよびMnまたは La、Mnの鉱酸塩の混合水溶液に固
体粒状炭酸アンモニウムを投入して攪拌反応させ、生成
した沈殿を分離、焼成することを特徴とするランタンマ
ンガナイト粉末の製造方法、および焼成して得られるラ
ンタンマンガナイト粉末の組成が(La1-xSrx)yMnOz(ここ
に、0≦x≦0.5、 0.8≦y≦1、z≦3)であり、流動
性が良く安息角が45度以下であることを特徴とするもの
である。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。先ず、L
a、SrおよびMnの各元素の酸化物、水酸化物および炭酸
塩等を所定量鉱酸に溶解する。鉱酸は硝酸がよく、溶解
後の金属元素濃度は三者合計で0.01〜3モル/L 、好ま
しくは 0.5〜 1.0モル/L が良い。また反応前に稀アン
モニア水でpHを6〜8に調整しておくことが望ましい。
a、SrおよびMnの各元素の酸化物、水酸化物および炭酸
塩等を所定量鉱酸に溶解する。鉱酸は硝酸がよく、溶解
後の金属元素濃度は三者合計で0.01〜3モル/L 、好ま
しくは 0.5〜 1.0モル/L が良い。また反応前に稀アン
モニア水でpHを6〜8に調整しておくことが望ましい。
【0006】次いでこの溶液を攪拌しながら固体粒状炭
酸アンモニウムを添加し、常温で共沈反応させて沈殿を
生成させる。添加する固体粒状炭酸アンモニウムの平均
粒度は1μm以上、好ましくは10〜 100μmが良く、1
μm未満では凝集体にならず濾過が困難になり、粉末の
流動性も悪くなる。粒子形状は球状に近い程良いが、扁
平な板状以外の角型は使用できる。この固体粒状炭酸ア
ンモニウムの調整は市販品を粉砕し、所定粒度に篩分け
すれば良い。添加量は炭酸として過剰率(=実添加量/
理論量) 1.5〜3.0 倍量、好ましくは 2.0± 0.1倍量が
良い。 1.5倍量未満および3倍量を越えるとMnの収率が
低下し好ましくない。反応時の添加方法は原料元素水溶
液を攪拌しながら少しづつ分割して投入するのが良い
が、一度に全量を投入しても構わない。反応時アンモニ
ア水を同時に添加し、沈殿物の生成が完了し分離するま
でpHを6〜9、好ましくは 6.5〜8に維持する必要があ
る。pH6以下では沈殿生成が充分でなく、また単一粒子
が大きくなり好ましくなく、9を越えると濾過が困難と
なってしまう。この反応は均一溶液反応と異なり固体粒
状炭酸アンモニウムの表面で局部的に進行し、微細な結
晶が凝集して球状沈殿粒子を生成すると考えられる。
酸アンモニウムを添加し、常温で共沈反応させて沈殿を
生成させる。添加する固体粒状炭酸アンモニウムの平均
粒度は1μm以上、好ましくは10〜 100μmが良く、1
μm未満では凝集体にならず濾過が困難になり、粉末の
流動性も悪くなる。粒子形状は球状に近い程良いが、扁
平な板状以外の角型は使用できる。この固体粒状炭酸ア
ンモニウムの調整は市販品を粉砕し、所定粒度に篩分け
すれば良い。添加量は炭酸として過剰率(=実添加量/
理論量) 1.5〜3.0 倍量、好ましくは 2.0± 0.1倍量が
良い。 1.5倍量未満および3倍量を越えるとMnの収率が
低下し好ましくない。反応時の添加方法は原料元素水溶
液を攪拌しながら少しづつ分割して投入するのが良い
が、一度に全量を投入しても構わない。反応時アンモニ
ア水を同時に添加し、沈殿物の生成が完了し分離するま
でpHを6〜9、好ましくは 6.5〜8に維持する必要があ
る。pH6以下では沈殿生成が充分でなく、また単一粒子
が大きくなり好ましくなく、9を越えると濾過が困難と
なってしまう。この反応は均一溶液反応と異なり固体粒
状炭酸アンモニウムの表面で局部的に進行し、微細な結
晶が凝集して球状沈殿粒子を生成すると考えられる。
【0007】得られた沈殿は微結晶の凝集体なので容易
に濾別でき、700℃以上で焼成することにより、流動性が
良く、未反応物が無く、(La1-xSrx)yMnOz(ここに、0≦
x≦0.5、 0.8≦y≦1、z≦3好ましくは 2.5z≦3)
の組成を有するペロブスカイト型構造を持つランタンマ
ンガナイトの粉末が得られる。焼成粉末の流動性を評価
する物性として安息角を測定した結果、本発明の粉末は
45度以下の優れた流動性を示した。安息角が45度を越え
ると流動性が極端に悪くなり、該粉末を応用製品の製造
工程で取扱う場合、例えば原料ホッパー内でブリッジを
形成して排出が困難になるような現象を生ずる。
に濾別でき、700℃以上で焼成することにより、流動性が
良く、未反応物が無く、(La1-xSrx)yMnOz(ここに、0≦
x≦0.5、 0.8≦y≦1、z≦3好ましくは 2.5z≦3)
の組成を有するペロブスカイト型構造を持つランタンマ
ンガナイトの粉末が得られる。焼成粉末の流動性を評価
する物性として安息角を測定した結果、本発明の粉末は
45度以下の優れた流動性を示した。安息角が45度を越え
ると流動性が極端に悪くなり、該粉末を応用製品の製造
工程で取扱う場合、例えば原料ホッパー内でブリッジを
形成して排出が困難になるような現象を生ずる。
【0008】
【実施例】本発明の具体的実施態様を実施例を挙げて説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)2.82gの酸化ランタンと2.55gの炭酸スト
ロンチウムおよび5.00gの炭酸マンガンを16.3ccの濃硝
酸に溶解し、純水で 700ccに希釈後、稀アンモニア水で
pHを7.2に調整した。該溶液に 18.24gの固体粒状炭酸
アンモニウムを撹拌しながら添加混合して反応させ、沈
殿物を得た。これを濾別後、900℃で20時間焼成した。得
られた酸化物は(La0.5Sr0.5)1MnO2.75の組成を有するペ
ロブスカイト単一相のランタンマンガナイト粉末であ
り、未反応酸化ランタンは無く、安息角は38.5度であっ
た。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)2.82gの酸化ランタンと2.55gの炭酸スト
ロンチウムおよび5.00gの炭酸マンガンを16.3ccの濃硝
酸に溶解し、純水で 700ccに希釈後、稀アンモニア水で
pHを7.2に調整した。該溶液に 18.24gの固体粒状炭酸
アンモニウムを撹拌しながら添加混合して反応させ、沈
殿物を得た。これを濾別後、900℃で20時間焼成した。得
られた酸化物は(La0.5Sr0.5)1MnO2.75の組成を有するペ
ロブスカイト単一相のランタンマンガナイト粉末であ
り、未反応酸化ランタンは無く、安息角は38.5度であっ
た。
【0009】(実施例2)3.60gの酸化ランタンと0.81
gの炭酸ストロンチウムおよび5.00gの炭酸マンガンを
15.5ccの濃硝酸に溶解し、純水で 700ccに希釈後、アン
モニアでpHを 6.5に調整した。該溶液に 14.28gの固体
粒状炭酸水素アンモニウムを撹拌しながら添加し、同時
に稀アンモニア水も添加し、pHを 6.5〜 7.5に調整しな
がら混合して反応させ沈殿物を得た。これを濾別後、900
℃で20時間焼成した。得られた酸化物は(La0.8Sr0.2)
0.8MnO2.62 の組成を有するペロブスカイト単一相のラ
ンタンマンガナイト粉末であり、未反応酸化ランタンは
無く、安息角は39.5度であった。
gの炭酸ストロンチウムおよび5.00gの炭酸マンガンを
15.5ccの濃硝酸に溶解し、純水で 700ccに希釈後、アン
モニアでpHを 6.5に調整した。該溶液に 14.28gの固体
粒状炭酸水素アンモニウムを撹拌しながら添加し、同時
に稀アンモニア水も添加し、pHを 6.5〜 7.5に調整しな
がら混合して反応させ沈殿物を得た。これを濾別後、900
℃で20時間焼成した。得られた酸化物は(La0.8Sr0.2)
0.8MnO2.62 の組成を有するペロブスカイト単一相のラ
ンタンマンガナイト粉末であり、未反応酸化ランタンは
無く、安息角は39.5度であった。
【0010】(実施例3)5.62gの酸化ランタンと5.00
gの炭酸マンガンを17.7ccの濃硝酸に溶解し、純水で 7
00ccに希釈後、稀アンモニア水でpHを 7.1に調整した。
該溶液に 19.87gの固体粒状炭酸アンモニウムを撹拌し
ながら添加混合して反応させ、沈殿物を得た。これを濾
別後、900℃で20時間焼成した。得られた酸化物はLaMnO3
の組成を有するペロブスカイト単一相のランタンマンガ
ナイト粉末であり、未反応酸化ランタンは無く、安息角
は37.6度であった。
gの炭酸マンガンを17.7ccの濃硝酸に溶解し、純水で 7
00ccに希釈後、稀アンモニア水でpHを 7.1に調整した。
該溶液に 19.87gの固体粒状炭酸アンモニウムを撹拌し
ながら添加混合して反応させ、沈殿物を得た。これを濾
別後、900℃で20時間焼成した。得られた酸化物はLaMnO3
の組成を有するペロブスカイト単一相のランタンマンガ
ナイト粉末であり、未反応酸化ランタンは無く、安息角
は37.6度であった。
【0011】(比較例1)焼成後得られる組成が(La0.9
Sr0.1)1MnO2.95となるように、6.22gの酸化ランタンと
0.62gの炭酸ストロンチウムおよび4.87gの炭酸マンガ
ンを秤量し、12ccの水と充分混合し、乾燥後1200℃で10
時間焼成し、ランタンマンガナイト粉末を得た。未反応
酸化ランタンがX線回折で検出され、安息角は55.3度で
あった。
Sr0.1)1MnO2.95となるように、6.22gの酸化ランタンと
0.62gの炭酸ストロンチウムおよび4.87gの炭酸マンガ
ンを秤量し、12ccの水と充分混合し、乾燥後1200℃で10
時間焼成し、ランタンマンガナイト粉末を得た。未反応
酸化ランタンがX線回折で検出され、安息角は55.3度で
あった。
【0012】(比較例2)焼成後得られる組成が(La
0.8Sr0.2)0.8MnO2.62 となるように、3.60gの酸化ラン
タンと0.81gの炭酸ストロンチウムおよび5.00gの炭酸
マンガンを秤量し、12ccの水と充分混合し、乾燥後1200
℃で10時間焼成し、ランタンマンガナイト粉末を得た。
未反応酸化ランタンがX線回折で検出され、安息角は流
動性が悪く測定不能であった。
0.8Sr0.2)0.8MnO2.62 となるように、3.60gの酸化ラン
タンと0.81gの炭酸ストロンチウムおよび5.00gの炭酸
マンガンを秤量し、12ccの水と充分混合し、乾燥後1200
℃で10時間焼成し、ランタンマンガナイト粉末を得た。
未反応酸化ランタンがX線回折で検出され、安息角は流
動性が悪く測定不能であった。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、流動性が良く未反応物
が無いペロブスカイト単一相のランタンマンガナイト粉
末を容易且つ工業的に製造することができる。
が無いペロブスカイト単一相のランタンマンガナイト粉
末を容易且つ工業的に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 茂 福井県武生市北府2丁目1番5号 信越化 学工業株式会社磁性材料研究所内 (72)発明者 吉田 紀史 福井県武生市北府2丁目1番5号 信越化 学工業株式会社磁性材料研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】La、SrおよびMnまたは La、Mnの鉱酸塩の混
合水溶液に固体粒状炭酸アンモニウムを添加して攪拌、
反応させ、生成した沈殿を分離、焼成することを特徴と
するランタンマンガナイト粉末の製造方法。 - 【請求項2】焼成して得られるランタンマンガナイト粉
末の組成が(La1-xSrx)yMnOz (ここに、0≦x≦0.5、
0.8≦y≦1、z≦3)であることを特徴とする請求項
1に記載のランタンマンガナイト粉末の製造方法。 - 【請求項3】La、SrおよびMnまたは La、Mnの鉱酸塩の混
合水溶液のpHを反応前予め6〜8とする請求項1または
2に記載のランタンマンガナイト粉末の製造方法。 - 【請求項4】焼成して得られるランタンマンガナイト粉
末の安息角が45度以下であることを特徴とする請求項
1、2または3に記載のランタンマンガナイト粉末の製
造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06171950A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | ランタンマンガナイト粉末の製造方法 |
US08/355,226 US5503815A (en) | 1992-12-02 | 1994-12-08 | Method for the preparation of a lanthanum manganite powder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06171950A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | ランタンマンガナイト粉末の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06171950A true JPH06171950A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18407074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP43A Pending JPH06171950A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | ランタンマンガナイト粉末の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5503815A (ja) |
JP (1) | JPH06171950A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988010174A1 (en) * | 1987-06-24 | 1988-12-29 | Research Development Corporation Of Japan | Device for vibrating work to be ground |
JP5046948B2 (ja) * | 2005-09-28 | 2012-10-10 | 日本電気株式会社 | 相変化物質および熱制御装置 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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