JPH06168664A - 蛍光表示管のリード切断金型 - Google Patents
蛍光表示管のリード切断金型Info
- Publication number
- JPH06168664A JPH06168664A JP17223592A JP17223592A JPH06168664A JP H06168664 A JPH06168664 A JP H06168664A JP 17223592 A JP17223592 A JP 17223592A JP 17223592 A JP17223592 A JP 17223592A JP H06168664 A JPH06168664 A JP H06168664A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punch
- die
- cut
- cutting
- display tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】板厚の異なる被切断物を同一金型で切断し蛍光
表示管のリードを形成する場合に、各々の板厚に応じた
最適クリアランスを得、切刃部の磨耗,被切断物の切刃
部へのかみ込みの発生を防止し、金型費用を削減する。 【構成】パンチ3aに、切刃Aと平行方向の面に段差J
を設ける。この段差Jの寸法は、2種の被切断物の各々
の最適クリアランスの差と同寸法とする。これにより、
パンチ3aを表裏逆向き、あるいは、上下逆向きに取付
け方向を選択することにより、各々の板厚に最適のクリ
アランスを得ることができる。このため、切刃の磨耗が
小さくなり、被切断物のかみ込みがなくなる。
表示管のリードを形成する場合に、各々の板厚に応じた
最適クリアランスを得、切刃部の磨耗,被切断物の切刃
部へのかみ込みの発生を防止し、金型費用を削減する。 【構成】パンチ3aに、切刃Aと平行方向の面に段差J
を設ける。この段差Jの寸法は、2種の被切断物の各々
の最適クリアランスの差と同寸法とする。これにより、
パンチ3aを表裏逆向き、あるいは、上下逆向きに取付
け方向を選択することにより、各々の板厚に最適のクリ
アランスを得ることができる。このため、切刃の磨耗が
小さくなり、被切断物のかみ込みがなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光表示管のリード切断
金型に関し、特に異なる板厚の切断に共用できる蛍光表
示管のリード切断金型に関する。
金型に関し、特に異なる板厚の切断に共用できる蛍光表
示管のリード切断金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蛍光表示管のリード切断金型は、
図3に示すように、パンチホルダ1にパンチ固定ブロッ
ク2がノックピンとボルトにより位置決め固定され、パ
ンチ3Cはボルト4によりパンチ固定ブロック2に固定
されている。
図3に示すように、パンチホルダ1にパンチ固定ブロッ
ク2がノックピンとボルトにより位置決め固定され、パ
ンチ3Cはボルト4によりパンチ固定ブロック2に固定
されている。
【0003】次に、動作について説明する。
【0004】プレスの作動により被切断物はダイ5の切
刃部とパンチ3Cの切刃Mとにより切断される。切断を
くり返し行なうことで、切刃Mが磨耗しバリが発生した
場合、パンチ3Cを表裏逆向きに取付け、切刃Nで切断
を行なう。切刃Nも磨耗した時点で、パンチ3Cの切刃
再生の研削を行なう。
刃部とパンチ3Cの切刃Mとにより切断される。切断を
くり返し行なうことで、切刃Mが磨耗しバリが発生した
場合、パンチ3Cを表裏逆向きに取付け、切刃Nで切断
を行なう。切刃Nも磨耗した時点で、パンチ3Cの切刃
再生の研削を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の蛍光表示管
のリード切断金型は、パンチ3Cを表裏逆に取り付けて
もダイ5とのクリアランスは一定である。このため、例
えば、板厚0.18mmと0.3mmの被切断物を各々
同一金型で切断する場合、最適クリアランスは元来あり
得ず、板厚0.18mmに対してはダイ及びパンチの磨
耗が著しく発生し、また、板厚0.3mmに対しては、
ダイとパンチとの間にかみ込みが発生したり、切断バリ
が発生するという問題点があった。
のリード切断金型は、パンチ3Cを表裏逆に取り付けて
もダイ5とのクリアランスは一定である。このため、例
えば、板厚0.18mmと0.3mmの被切断物を各々
同一金型で切断する場合、最適クリアランスは元来あり
得ず、板厚0.18mmに対してはダイ及びパンチの磨
耗が著しく発生し、また、板厚0.3mmに対しては、
ダイとパンチとの間にかみ込みが発生したり、切断バリ
が発生するという問題点があった。
【0006】また、被切断物の板厚に応じて各々最適ク
リアランスの金型を準備することは、金型費用の点で困
難であるという問題点があった。
リアランスの金型を準備することは、金型費用の点で困
難であるという問題点があった。
【0007】本発明の目的は、ダイ及びパンチの磨耗が
少なく、かみ込みや切断バリの発生がなく、金型費用の
削減が可能な蛍光表示管のリード切断金型を提供するこ
とにある。
少なく、かみ込みや切断バリの発生がなく、金型費用の
削減が可能な蛍光表示管のリード切断金型を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛍光表示管の
リードを切断するダイとパンチの対と、該パンチを固定
するパンチ固定ブロックと、該パンチ固定ブロックを取
付けるパンチホールダと、前記ダイを取付けるダイホー
ルダとを有する蛍光表示管のリード切断金型において、
前記パンチに切刃面と平行方向の面に段差を設ける。
リードを切断するダイとパンチの対と、該パンチを固定
するパンチ固定ブロックと、該パンチ固定ブロックを取
付けるパンチホールダと、前記ダイを取付けるダイホー
ルダとを有する蛍光表示管のリード切断金型において、
前記パンチに切刃面と平行方向の面に段差を設ける。
【0009】
【作用】本発明は、パンチブロックに切刃面と平行方向
の面に、被切断物の板厚の違いに応じたクリアランスを
確保する段差を有している。このため、パンチブロック
の上,下,表,裏の取付を選択することにより、最適ク
リアランスを確保できる。
の面に、被切断物の板厚の違いに応じたクリアランスを
確保する段差を有している。このため、パンチブロック
の上,下,表,裏の取付を選択することにより、最適ク
リアランスを確保できる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例の側面図であ
る。
る。
【0012】第1の実施例は、図1に示すように、パン
チホルダ1にパンチ固定ブロック2がノックピンとボル
トで位置決め,固定され、パンチ3aは、ボルト4によ
りパンチ固定ブロック2に固定されている。ダイ5はダ
イホルダ6にノックピンとボルトにより固定されてい
る。
チホルダ1にパンチ固定ブロック2がノックピンとボル
トで位置決め,固定され、パンチ3aは、ボルト4によ
りパンチ固定ブロック2に固定されている。ダイ5はダ
イホルダ6にノックピンとボルトにより固定されてい
る。
【0013】次に、本発明の動作について説明する。
【0014】被切断物の板厚を各々0.18mmと0.
3mmに想定する。この場合、一般的な切断金型のクリ
アランスを板厚の10%とすれば、段差Jは、 (0.3−0.18)mm×0.1=0.012mm となる。
3mmに想定する。この場合、一般的な切断金型のクリ
アランスを板厚の10%とすれば、段差Jは、 (0.3−0.18)mm×0.1=0.012mm となる。
【0015】すなわち、板厚0.3mmの切断において
は、切刃Aを選択しクリアランスは0.3mm×0.1
=0.03mmとし、一方、板厚0.18mmの切断に
おいては、切刃Bを選択してパンチ3aを裏返し取付け
ることにより、クリアランスは、 (0.03−0.012)mm=0.018mm=
(0.18×0.1)mm となり、各々の板厚に対応した最適クリアランスが得ら
れる。すなわち、切刃A,B,C,Dの選択により2種
類の板厚に対応できる。
は、切刃Aを選択しクリアランスは0.3mm×0.1
=0.03mmとし、一方、板厚0.18mmの切断に
おいては、切刃Bを選択してパンチ3aを裏返し取付け
ることにより、クリアランスは、 (0.03−0.012)mm=0.018mm=
(0.18×0.1)mm となり、各々の板厚に対応した最適クリアランスが得ら
れる。すなわち、切刃A,B,C,Dの選択により2種
類の板厚に対応できる。
【0016】図2は本発明の第2の実施例の側面図であ
る。
る。
【0017】第2の実施例は、図2に示すように、パン
チ3bは両面に段差Kおよび段差Lを有し、パンチ3b
の取付方向を変えることにより、最高4種類の板厚の最
適クリアランスを選択することができる。
チ3bは両面に段差Kおよび段差Lを有し、パンチ3b
の取付方向を変えることにより、最高4種類の板厚の最
適クリアランスを選択することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、パンチの
取付方向を選択することにより、最低2種類の板厚の異
なる被切断物を最適クリアランスで切断できるので、パ
ンチ及びダイの切刃部の磨耗が少なくなる、パンチ及び
ダイへの被切断物のかみ込みが発生しない及び切断面の
バリが小さくなるという効果を有する。
取付方向を選択することにより、最低2種類の板厚の異
なる被切断物を最適クリアランスで切断できるので、パ
ンチ及びダイの切刃部の磨耗が少なくなる、パンチ及び
ダイへの被切断物のかみ込みが発生しない及び切断面の
バリが小さくなるという効果を有する。
【0019】さらに、同一金型で板厚の異なる被切断物
に対応できるので、被切断物の板厚毎に金型を製作する
必要がなく、金型費用を削減できるという効果も有す
る。
に対応できるので、被切断物の板厚毎に金型を製作する
必要がなく、金型費用を削減できるという効果も有す
る。
【図1】本発明の第1の実施例の側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の側面図である。
【図3】従来の蛍光表示管のリード切断金型の一例の側
面図である。
面図である。
1 パンチホルダ 2 パンチ固定ブロック 3a,3b,3c パンチ 4 ボルト 5 ダイ 6 ダイホルダ A,B,C,D,E,F,G,H,M,N 切刃 J,K,L 段差
Claims (1)
- 【請求項1】 蛍光表示管のリードを切断するダイとパ
ンチの対と、該パンチを固定するパンチ固定ブロック
と、該パンチ固定ブロックを取付けるパンチホールダ
と、前記ダイを取付けるダイホールダとを有する蛍光表
示管のリード切断金型において、前記パンチに切刃面と
平行方向の面に段差を設けたことを特徴とする蛍光表示
管のリード切断金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17223592A JPH06168664A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 蛍光表示管のリード切断金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17223592A JPH06168664A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 蛍光表示管のリード切断金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06168664A true JPH06168664A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=15938122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17223592A Withdrawn JPH06168664A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 蛍光表示管のリード切断金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06168664A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010280024A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Nippon Steel Corp | 熱延鋼板切断方法及び熱延鋼板切断装置 |
CN108296395A (zh) * | 2018-04-18 | 2018-07-20 | 哈尔滨建成集团有限公司 | 一种多种规格细圆钢及钢丝切断模具 |
WO2022081691A1 (en) * | 2020-10-14 | 2022-04-21 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Handheld punch tool |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP17223592A patent/JPH06168664A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010280024A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Nippon Steel Corp | 熱延鋼板切断方法及び熱延鋼板切断装置 |
CN108296395A (zh) * | 2018-04-18 | 2018-07-20 | 哈尔滨建成集团有限公司 | 一种多种规格细圆钢及钢丝切断模具 |
WO2022081691A1 (en) * | 2020-10-14 | 2022-04-21 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Handheld punch tool |
US11820038B2 (en) | 2020-10-14 | 2023-11-21 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Handheld punch tool |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |