JPH06162351A - 警報音量自動調節機能付き警報装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 警報の音量をその状況に合わせて自動調節す
る事により、警報音が小さすぎて気付かない場合や、警
報音が大きすぎて人に不快感を与える欠点を克服可能と
する。 【構成】 周囲の騒音レベルを測定した値、または現在
時刻、または周囲の明るさの測定値を求めて、予め設定
している、測定値と警報音量の対応情報に従って、警報
装置の警報の音量を自動的に調節する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、警報装置において、警
報の音量を自動調節する事により、その対人通知性能を
十分満足するとともに対人親和性を向上させるものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、警報装置では警報音量は周囲の状
況に係わらず一定であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来、警報装置では警
報音量は周囲の状況に係わらず一定であり、変化しなか
った。解決しようとする問題点は、このために警報音量
が周囲の状況に適合せず、警報音が小さすぎて気付かな
いことや、警報音が大きすぎて人に不快感を与えること
がある点である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、電話機や時計
などの警報装置において、周囲の騒音レベルを測定した
結果、または現在時刻を測定した結果、または周囲の明
るさを測定した結果、のどれか一つまたは２つまたは全
ての測定値を求めて、予め設定している測定値と警報音
量の対応情報に従って、警報装置の警報の音量を自動的
に調節することを特徴とする。

【０００５】

【作用】本発明により、警報の音量を周囲のその時点の
状況に合わせて自動調節する事により、使用勝手のよい
警報装置を実現することができる。

【０００６】

【実施例１】本発明を、図１に示すように、周囲の騒音
を測定した結果を基にして、電話機のベルの音量を自動
的に調節するように警報装置に適用した例である。呼び
出し信号を受信した時点で、電話機（１）に設置された
騒音センサー（２）により電話機周辺の騒音レベルの大
きさを測定し、この測定値と、呼び出し音の音量が騒音
が１０ホーンより大きいときは２０ホーンで、また騒音
が１０ホーンより小さいときは１５ホーンにするように
記憶している対応情報記憶装置（４）からの情報と合わ
せて、ベル（３）の音量を自動的に調節する。

【０００７】

【実施例２】本発明を、図２に示すように、現在の時間
を基にして、電話機のベルの音量を自動的に調節するよ
うに警報装置に適用した例である。呼び出し信号を受信
した時刻を、電話機（１）に設置された時計（５）の出
力により求めて、この情報と、呼び出し音の音量が時刻
が朝１０時〜夜８時までの場合に大きく、それ以外の時
刻の場合に小さくするように記憶している対応情報記憶
装置（４）からの情報と合わせて、これによりベル
（３）の呼び出し音の音量を朝１０時〜夜８時にかけて
は大きく、またそれ以外の時間帯の場合は音量を小さく
するように自動的に調節する。

【０００８】

【発明の効果】この発明を実施例１または実施例２など
の様に実施した場合、警報音が小さすぎて聞き落とすこ
とや、警報音が大きすぎて驚く等の事態を減少させる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１図は、本発明の実施例１に関する、実施図
である。

【図２】第２図は、本発明の実施例２に関する、実施図
である。

【符号の説明】

１……電話機 ２……騒音センサー ３……ベル ４……対応情報記憶装置 ５……時計

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電話機や目覚し時計等に使用される、警
   報装置において、警報音発生直前または警報音発生中
   に、その時点の周辺の騒音レベルを測定し、予め設定し
   た、測定値と警報音量の対応関係に従って、自身の警報
   の音量を自動的に調節することを特徴とする警報装置。
2. 【請求項２】 請求項１の測定においてその時点の時刻
   を測定し、測定値としてこの時刻を用いることを特徴と
   する警報装置。
3. 【請求項３】 請求項１の測定においてその時点の周辺
   の照度を測定し、測定値としてこの照度を用いることを
   特徴とする警報装置。
4. 【請求項４】 請求項１の測定において、請求項１に示
   した騒音レベルや請求項２に示した時刻や請求項３で示
   した照度の内２つまたはすべてを測定し、測定値として
   これら２つまたはすべてを用いることを特徴とする警報
   装置。