JPH0616070A - き電回路の故障保護装置 - Google Patents

き電回路の故障保護装置

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JPH0616070A
JPH0616070A JP4192756A JP19275692A JPH0616070A JP H0616070 A JPH0616070 A JP H0616070A JP 4192756 A JP4192756 A JP 4192756A JP 19275692 A JP19275692 A JP 19275692A JP H0616070 A JPH0616070 A JP H0616070A
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JP
Japan
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current
feeding
data
electric
electric vehicle
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Application number
JP4192756A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Fuyuhiro
力 冬廣
Katsumi Nakamura
勝已 中村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障電流を正確に判定できるき電回路の故障
保護装置を得ることを目的とする。 【構成】 送受信器4a〜4dから送信された各き電回
路9a〜9d毎の電車線内に供給される電流値であるき
電回路電流データと、電気車内送受信器6a,6bから
送信された電気車3a,3b内へ供給される電流値であ
る電気車電流データとを電車線のき電区分10a〜10
c毎にそれぞれ積算し、その積算されたデータ相互の比
較に基づき故障と判定した場合、き電回路9a〜9dの
遮断器8a〜8dを動作させる遮断信号を送信する指令
手段を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直流式電気鉄道のき
電回路の故障保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のき電回路の故障保護装置を
示す電力系統図であり、図において、1a〜1dは各き
電回路9a〜9d毎の電流値を検出する電流検出器、2
a〜2dは電流検出器1a〜1dにより検出された電流
値から各々の電流波形を分析するデータ処理器である。
3a,3bは電気車、8a〜8dは各き電回路9a〜9
dの遮断器、10a〜10cは電車線のき電区分、12
はレールである。
【0003】次に動作について説明する。図3におい
て、電流検出器1a〜1dは各き電回路9a〜9d毎の
電流値を検出し、データ処理器2a〜2dは電流検出器
1a〜1dにより検出された電流値から各々の電流波形
を分析し、その電流波形の変化から、電車線のき電区分
10a〜10c毎にき電回路の故障を判定する。なお、
電流波形の変化を利用した直流電流き電回路の故障保護
装置として、特開昭63−145140号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のき電回路の故障
保護装置は以上のように構成されているので、例えば、
一つのき電区分10b内に加速等で力行している電気車
3aと減速等で回生している電気車3bが同時に走行し
ている場合、力行している電気車3aは回生している電
気車3bの回生電流を消費するので、変電所からき電さ
れる電流は小さな値になる。このような時に、回生して
いる電気車3bが何らかの都合で回生を瞬時に中断した
場合、力行している電気車3aに必要な電流は全て変電
所から瞬時にき電しなければならず、この時のき電回路
9b,9cに流れるき電電流の様相は故障電流の様相と
類似しており、データ処理器2a〜2dが誤った判定を
してしまう場合がある。このように、故障電流の様相は
一様ではなく、正常時の負荷電流と同様な場合があり、
電流波形による判定方式では誤動作を起こす危険性があ
るなどの問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、故障電流を正確に判定できるき
電回路の故障保護装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るき電回路
の故障保護装置は、電車線内に供給される各き電回路毎
の電流値であるき電回路電流データと共に、き電回路が
供給した電車線のき電区分に応じた区分データとを送信
するき電電流送信手段と、電気車内へ供給される電流値
である電気車電流データと共に、その電気車に供給した
電車線のき電区分に応じた区分データを送信する電気車
電流送信手段と、それらき電電流送信手段および電気車
電流送信手段に同時に検出指令信号を送信すると共に、
それらき電電流送信手段および電気車電流送信手段から
送出された各データから電車線のき電区分毎のき電回路
電流データと電気車電流データとをそれぞれ積算し、そ
の積算されたデータ相互の比較に基づき故障と判定した
場合き電回路の遮断器に遮断信号を送信する指令手段と
を備えたものである。
【0007】
【作用】この発明におけるき電回路の故障保護装置は、
き電電流送信手段により各き電回路毎の電車線内に供給
される電流値を検出し、き電回路電流データとして指令
手段に送信すると共に、その検出したき電回路の電車線
のき電区分を区分データとして指令手段に送信する。ま
た、電気車電流送信手段により、電気車内に供給される
電流値を検出し、電気車電流データとして指令手段に送
信すると共に、その電流値検出時その電気車に供給した
電車線のき電区分を区分データとして指令手段に送信す
る。さらに、指令手段により、電車線のき電区分毎にき
電回路電流データと電気車電流データとをそれぞれ積算
し、その積算されたデータの比較に基づき故障と判定し
た場合、き電回路の遮断器に遮断信号を送信する。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、1a〜1dは各き電回路9a〜9
d毎の電流値を検出する電流検出器、3a,3bは電気
車、4a〜4dは電流検出器1a〜1dにより検出され
た電流値をき電回路電流データとして指令所(指令手
段,図示せず)に送信すると共に、その電流検出器1a
〜1dが検出したき電回路9a〜9dの電車線のき電区
分10a〜10cを区分データとして指令所に送信する
送受信器であり、電流検出器1a〜1dとともにき電電
流送信手段を構成する。5a,5bは電気車3a,3b
内に供給される電流値を検出する電気車内電流検出器、
6a,6bは電気車内電流検出器5a,5bにより検出
された電流値を電気車電流データとして指令所に送信す
ると共に、その電流値検出時、電気車3a,3bに供給
した電車線のき電区分10a〜10cを区分データとし
て指令所に送信する電気車内送受信器であり、電気車内
電流検出器5a,5bとともに電気車電流送信手段を構
成する。7a,7bは電車線のき電区分10a〜10c
に応じて設けられた位置表示器を検知し、電気車3a,
3bが走行するき電区分10a〜10cを区分データと
して電気車内送受信器6a,6bに送出する位置検知器
である。8a〜8dは各き電回路9a〜9dの遮断器、
12はレールである。
【0009】図2は指令所(指令手段)を示すブロック
図であり、図において、13は送受信器4a〜4dおよ
び電気車内送受信器6a,6bに同時に検出指令信号を
送出するサンプリングタイミング送信器、14はその送
受信器4a〜4dおよび電気車内送受信器6a,6bか
らのデータを受信するデータ受信器、15はデータの積
算等を行う演算器、16は演算器15による積算された
データの比較に基づき正常および故障の判定を行う判定
器、17は判定器16が故障と判定した場合、各き電回
路の遮断器8a〜8dを動作させる遮断信号を送信する
信号発信器である。
【0010】次に動作について説明する。まず、指令所
において、サンプリングタイミング送信器13より、送
受信器4a〜4dと電気車内送受信器6a,6bとに同
時に検出指令信号を送出する。検出指令信号を受信した
送受信器4a〜4dでは、電流検出器1a〜1dにより
検出された各き電回路9a〜9dの電流値をき電回路電
流データとして指令所のデータ受信器14に送信すると
共に、その電流検出器1a〜1dが検出したき電回路9
a〜9dの電車線のき電区分10a〜10cの区分番号
を区分データとしてデータ受信器14に送信する。ま
た、同じく検出指令信号を受信した電気車内送受信器6
a,6bでは、電気車内電流検出器5a,5bにより検
出された電気車3a,3b内に供給される電流値を電気
車電流データとして指令所のデータ受信器14に送信す
ると共に、位置検知器7a,7bが位置表示器11a,
11bを検知するすることにより得られる電車線のき電
区分10a〜10cに応じた区分番号を区分データとし
てデータ受信器14に送信する。
【0011】指令所のデータ受信器14では、その送受
信器4a〜4dおよび電気車内送受信器6a,6bから
のデータを受信し、演算器15に送出する。演算器15
では、電車線のき電区分の区分番号毎にき電回路電流デ
ータと電気車電流データとをそれぞれ積算し、区分番号
毎の総和を求め判定器16に送出する。判定器16で
は、き電区分毎のき電回路電流データの総和と電気車電
流データの総和とを比較する。ここで、き電回路電流デ
ータの総和と電気車電流データの総和とが等しい場合、
正常状態と判定する。また、き電回路電流データの総和
の方が電気車電流データの総和よりも大きい場合、地絡
等による故障状態と判定し、信号発信器17より該当す
るき電回路の遮断器8a〜8dに遮断信号を送信する。
【0012】なお、上記実施例では指令所を一箇所とし
たが、規模の大きさに応じて複数箇所設けてもよく、分
散配置してもよい。さらに、電車線のき電区分毎に指令
所を設けてもよく、この場合の区分データは省略するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によればき電電
流送信手段から送信された各き電回路毎の電車線内に供
給される電流値であるき電回路電流データと電気車電流
送信手段から送信された電気車内へ供給される電流値で
ある電気車電流データとを電車線のき電区分毎にそれぞ
れ積算し、その積算されたデータ相互の比較に基づき故
障と判定した場合、き電回路の遮断器を動作させる動作
信号を送信する指令手段を備えるように構成したので、
誤動作を起こすことなく、故障電流を正確に判定できる
き電回路の故障保護装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるき電回路の故障保護
装置を示す電力系統図である。
【図2】この発明における指令所を示すブロック図であ
る。
【図3】従来のき電回路の故障保護装置を示す電力系統
図である。
【符号の説明】
1a〜1d 電流検出器(き電電流送信手段) 3a,3b 電気車 4a〜4d 送受信器(き電電流送信手段) 5a,5b 電気車内電流検出器(電気車電流送信手
段) 6a,6b 電気車内送受信器(電気車電流送信手段) 8a〜8d 遮断器 9a〜9d き電回路 10a〜10c き電区分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気鉄道のき電回路
の故障保護装置に関するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電車線内へ供給される電流値を各き電回
    路毎に検出しその検出したき電回路電流データと共に、
    その検出されたき電回路が供給した電車線のき電区分に
    応じた区分データを送信するき電電流送信手段と、電気
    車内へ供給される電流値を各電気車毎に検出しその検出
    した電気車電流データと共に、その電流値検出時その電
    気車に供給した電車線のき電区分に応じた区分データを
    送信する電気車電流送信手段と、上記き電電流送信手段
    および電気車電流送信手段に同時に検出指令信号を送信
    すると共に、そのき電電流送信手段および電気車電流送
    信手段から送信された各データから電車線のき電区分毎
    のき電回路電流データと電気車電流データとをそれぞれ
    積算し、その積算されたデータ相互の比較に基づき故障
    と判定した場合上記き電回路の遮断器に遮断信号を送信
    する指令手段とを備えたき電回路の故障保護装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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