JPH06160208A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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Publication number
JPH06160208A
JPH06160208A JP30912092A JP30912092A JPH06160208A JP H06160208 A JPH06160208 A JP H06160208A JP 30912092 A JP30912092 A JP 30912092A JP 30912092 A JP30912092 A JP 30912092A JP H06160208 A JPH06160208 A JP H06160208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
torsion bar
holes
torque
plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP30912092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Morita
光 森田
Masaya Nakayama
正也 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP30912092A priority Critical patent/JPH06160208A/ja
Publication of JPH06160208A publication Critical patent/JPH06160208A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出精度の高いトルクセンサを容易に製造出
来るようにする。小型化を可能にする。 【構成】 トーションバー11の両端部に結合された入
力シャフト12と出力シャフト13に遮光板14、15
を圧入固定する。遮光板14、15にトーションバー1
1の回転中心と同心となる扇形の孔16、17を複数形
成し、両孔16、17の重なり合う面積がトーションバ
ー11の捩れ量に応じて変化するようにする。遮光板1
4、15を間に挟む軸方向位置に発光器28と光検出器
29を対峙させて設ける。両遮光板14、15の孔1
6、17を通過した発光器28の光を光検出器29で計
測することによりトルクを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転トルクを非接触で
検出するトルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のトルクセンサとして、例えば、
特開昭63−153439号公報に記載されるようなも
のが知られている。
【0003】このトルクセンサは、図4に示すように、
被測定部材(図示せず。)に連結されたトーションバー
1と、異なる磁極2a(N極)、2b(S極)が周方向
に沿って交互に配置されるようにトーションバー1の一
端側に取り付けられた磁気発生ユニット3と、磁気の入
出端がこの磁気発生ユニット3の磁気発生面3aに臨む
ようにトーションバー1の他端側に取り付けられた磁気
通路4と、この磁気通路4の磁束を検出する磁気検出素
子5とを備え、被測定部材に加えられたトルクを、トー
ションバー1の捩れに応じた磁気通路4の磁束変化とし
て検出するようになっている。磁気通路4は、径方向に
磁気測定用のエアギャップ6を介して対向配置されたア
ウターリング7及びインナーリング8と、各リング7、
8の端部に取り付けられた磁気の入出端としての複数の
磁路片9a、9bとによって構成され、各リング7、8
の磁路片9a、9bは磁気発生ユニット3の磁極2a、
2bと1対1で対応し、かつ、周方向に沿って交互に並
ぶように配置されている。また、磁気検出素子5はホー
ル素子等によって構成され、前記磁気通路4のエアギャ
ップ6に非接触で介装されている。
【0004】そして、このトルクセンサにおいては、ア
ウターリング7とインナーリング8の各磁路片9a、9
bは径方向外方の同一円周上に延設され、定常状態(被
検出部材にトルクが加えられない状態)で磁気発生ユニ
ット3の隣接する磁極2a、2bの中間部に位置される
ようになっており、トーションバー1の捩れによって各
磁路片9a、9bが磁気発生ユニット3に対して周方向
に相対変位すると、磁極2a、2bと磁路片9a、9b
の間のエアギャップが変化し、そのエアギャップの変化
に比例して現れる磁気通路4の磁束の変化が磁気検出素
子5によって検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のト
ルクセンサの場合、磁気通路4の磁束変化を基にトルク
を検出するようにしているため、実使用に供し得る検出
精度を得るためには、残留磁気の生じにくい磁性材料に
よって磁気通路4を高い寸法精度で形成しなければなら
ず、そのために製造が難しいという不具合がある。ま
た、上記従来のトルクセンサは、磁気を利用してトルク
を検出するものであるため、他の部品の磁気や電磁波の
影響を少なくするためにシールドケースを設けたり他の
磁性部品等から離して設置する必要があり、このことが
装置全体の小型化の妨げとなっている。
【0006】そこで本発明は、容易に高い検出精度を得
ることが出来、しかも、小型化が可能なトルクセンサを
提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するための手段として、トーションバーの一端を入
力部に、他端を出力部に連結し、トーションバーの捩れ
量を基にトルクを検出するトルクセンサにおいて、トー
ションバーの両端部に夫々遮光板を固設し、各遮光板
に、トーションバーの回転中心と同心となる開口部を形
成する一方で、前記両遮光板を間に挟む軸方向位置に発
光器と光検出器を対峙させて配設し、前記両遮光板の開
口部を通過した発光器の光を計測することによってトル
クを検出するようにした。
【0008】
【作用】両遮光板に形成した開口部は、トーションバー
の回転中心と同心となるため、両遮光板の開口部の重な
り合う面積はトーションバーの捩れ量に応じて増減す
る。このため、光検出器によって計測される発光器の光
りはトーションバーの捩れ量に応じたものとなる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1、図2に基づ
いて説明する。
【0010】図面において、11は、トーションバーで
あり、このトーションバー11の一端には入力シャフト
12が、他端には出力シャフト13が夫々一体回転可能
に結合されている。入力シャフト12と出力シャフト1
3の各端部は夫々トーションバー11の略中央部までを
覆うように円筒状に形成されており、互いに突き合わさ
れた両シャフト12、13の先端部外周には略円板形の
遮光板14、15が圧入固定されている。したがって、
両遮光板14、15は夫々入力シャフト12と出力シャ
フト13を介してトーションバー11の両端部に固設さ
れている。そして、遮光板14、15には、トーション
バー11の回転中心Oと同心となる扇形の孔(開口部)
16、17が夫々円周方向に沿って複数個形成されてお
り、両遮光板14、15の孔16、17の重なり合う面
積がトーションバー11の捩れに伴って変化するように
なっている。
【0011】また、18は、入力シャフト12と出力シ
ャフト13を軸受19、19を介して支持するケーシン
グであり、このケーシング18の略略中央部には開口部
20が形成されていて、この開口部20にカバー21が
固定されている。カバー21の内側部には夫々トーショ
ンバー11の回転中心と同心となる扇形の孔22、23
を有する一対のフランジ24、25が突設されていて、
カバー21をケーシング18に取り付けた状態において
この両フランジ24、25が前記遮光板14、15の軸
方向両側の一部を覆うようになっている。また、カバー
21の内側の両フランジ24、25の軸方向外方位置
(遮光板14、15を間に挟む軸方向位置)には夫々ブ
ラケット26、27を介して発光器28と光検出器29
が取り付けられている。発光器28と光検出器29は前
記両フランジ24、25の孔22、23を間に挟んで互
いに対峙するように配設され、発光器29から発された
光が前記遮光板14、15の孔16、17を通して光検
出器29によって検出されるようになっている。尚、一
方のフランジ24の孔22は発光器28の照射領域を規
制するために設けられ、他方のフランジ25の孔23は
光検出器29の受光領域を規制するために設けられてい
る。
【0012】ここで、前記遮光板14、15の孔16、
17のピッチ角度t[rad]と、フランジ24、25の
孔22、23の開口角度θ[rad]は以下の、式を
満たすように設定されており(図2参照。)、両遮光板
14、15の孔16、17は初期状態(トーションバー
11の捩れのない状態)において両孔16、17の半分
の開口角度分だけ重なりあうように設定されている。
【0013】 t=2π/n (ただし、nは正の整数) … θ=Nt (ただし、Nは正の整数) … このため、トーションバー11が一方向に捩れると、両
遮光板14、15の孔16、17の重なり合う面積がそ
の捩れ量に比例して増大し、他方向に捩れると、逆に両
遮光板14、15の孔16、17の重なり合う面積がそ
の捩れ量に比例して減少する。そして、上記式より、
フランジ24、25の孔22、23内で重なり合う遮光
板14、15の孔16、17の数は常にN個となる。し
たがって、孔22、16、17、23を透過する発光器
28の光量は、入、出力シャフト12、13の絶対回転
位置に関係なく常にトーションバー11の捩れ量(入、
出力シャフト12、13の相対回転位置)によって決定
される。
【0014】尚、光検出器29は、発光器28の発する
光と同波長、同周波数の光にだけ同調するように設定し
ておけば、ケーシング18を完全に密閉する必要はな
い。
【0015】このトルクセンサは以上のような構成であ
るため、入力シャフト12にトルクが入力されてトーシ
ョンバー11が捩れると、その捩れ方向及び捩れ量が光
検出器29の計測光量の変化として検出される。
【0016】このトルクセンサの場合、遮光板14、1
5の孔16、17の重なり合う面積をトーションバー1
1の捩れに応じて変化させ、この両孔16、17を通過
する発光器28の光量を計測するようにしているため、
発光器28や光検出器29の精度を別にすれば、遮光板
14、15とフランジ24、25の孔16、17、及
び、22、23の成形精度によってトルクの検出精度が
ほぼ決定される。ところで、遮光板14、15やフラン
ジ24、25は、磁気等の影響を考える必要がないため
に精密な成形の容易な金属材や樹脂材によって形成する
ことができ、そのため比較的容易に検出精度を高めるこ
とができる。また、このトルクセンサは、他の部品の磁
気や電磁波の影響を受ける心配がないため、特別な磁気
シールド構造を設けたり、配置の制約を受けたりする必
要がない。このため、装置全体を小型化することができ
る。
【0017】尚、この発明の実施例は以上で説明したも
のに限るものでなく、例えば、遮光板14、15に形成
する開口部は、上記実施例のような扇形の孔16、17
でなく図3に示すようなスリット30、31であっても
良く、その形状及び個数は任意である。また、フランジ
25、26とその孔22、23は、発光器28と光検出
器29を大型化、或は、複数設置するようにすれば必ず
しも設ける必要はない。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、トーションバー
の両端部に夫々遮光板を固設し、各遮光板に、トーショ
ンバーの回転中心と同心となる開口部を形成する一方
で、前記両遮光板を間に挟む軸方向位置に発光器と光検
出器を対峙させて配設し、前記両遮光板の開口部を通過
した発光器の光を計測することによってトルクを検出す
るようにしたため、比較的成形の容易な遮光板の開口部
によって検出精度がほぼ決定されることとなり、高い検
出精度を比較的容易に得られるようになる。また、従来
のものと異なり、他の部品の磁気や電磁波の影響を受け
る心配がないため、これらの影響を少なくするための部
品の追加や配置の制約がなくなり、装置の小型化が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実指令を示す図1のA矢視図。
【図3】本発明の他の実施例を示す正面図。
【図4】従来の技術を示す斜視図。
【符号の説明】
11…トーションバー、 14、15…遮光板、 16、17…孔(開口部)、 28…発光器、 29…光検出器、 30、31…スリット(開口部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーションバーの一端を入力部に、他端
    を出力部に連結し、トーションバーの捩れ量を基にトル
    クを検出するトルクセンサにおいて、トーションバーの
    両端部に夫々遮光板を固設し、各遮光板に、トーション
    バーの回転中心と同心となる開口部を形成する一方で、
    前記両遮光板を間に挟む軸方向位置に発光器と光検出器
    を対峙させて配設し、前記両遮光板の開口部を通過した
    発光器の光を計測することによってトルクを検出するこ
    とを特徴とするトルクセンサ。
JP30912092A 1992-11-19 1992-11-19 トルクセンサ Pending JPH06160208A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30912092A JPH06160208A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 トルクセンサ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30912092A JPH06160208A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 トルクセンサ

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JPH06160208A true JPH06160208A (ja) 1994-06-07

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JP30912092A Pending JPH06160208A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 トルクセンサ

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