JPH06160204A - 吸気温センサ - Google Patents

吸気温センサ

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JPH06160204A
JPH06160204A JP31678592A JP31678592A JPH06160204A JP H06160204 A JPH06160204 A JP H06160204A JP 31678592 A JP31678592 A JP 31678592A JP 31678592 A JP31678592 A JP 31678592A JP H06160204 A JPH06160204 A JP H06160204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
brass
nickel
mold
temperature sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP31678592A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Watanabe
渡辺  泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は信頼性が高く空気洩れの少ない
吸気温センサを提供すること。 【構成】感温抵抗体の支持部と外部回路への出力端子
と、前記感温抵抗体の支持部と前記出力端子との接続部
とを備えた吸気温センサにおいて、前記接続部は樹脂モ
ールド内に形成されていると共に屈曲部を有し、前記支
持部はステンレス材で構成し、前記接続部はニッケル材
で構成し、前記出力端子は黄銅材で構成する。 【効果】信頼性が高く空気洩れの少ない吸気温センサを
提供出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度センサに係り、特に
内燃機関の吸入空気温度を検出するセンサの端子構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸気温センサは、感温抵抗体の支
持部と外部回路の出力端子とをワイヤを溶接することに
よって接続していた。この種の装置としては例えば特開
昭56−11473 号等に記載されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ワイ
ヤにより接続していたため、樹脂の射出成形時にワイヤ
が破損したり、位置決めが定まらないという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、感温抵抗体
の支持部と外部回路への出力端子と、前記感温抵抗体の
支持部と前記出力端子との接続部とを備えた吸気温セン
サにおいて、前記接続部は樹脂モールド内に形成されて
いると共に屈曲部を有し、前記支持部はステンレス材で
構成し、前記接続部はニッケル材で構成し、前記出力端
子は黄銅材で構成することによって達成される。
【0005】
【作用】感温抵抗体のステンレス材と出力端子の黄銅材
とをニッケル材で構成された接続部によって接続してい
るため、溶接性が優れ、電気化学的に腐食しにくくな
る。
【0006】また、樹脂モールド内で屈曲部が設けてあ
るため、樹脂が温度や湿度の影響で劣化して樹脂と端子
の間に隙間ができても空気の漏れを防ぐことができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1を用いて説明
する。本吸気温センサは合成樹脂からなる樹脂モールド
1内に異種金属からなる端子を有し、かつ端子は感温抵
抗体5の支持を兼ねたステンレス端子4と、外部回路の
接続を兼ねた屈曲部を有する黄銅端子2と、前記ステン
レス端子4と前記黄銅端子2を接続するニッケル端子3
とで構成されている。吸気温センサの耐腐食性を向上さ
せるには、端子はステンレスのような化学的に安定な金
属を用いる必要が有る。一方、コネクタを有する本構造
の場合、外部回路との接続には黄銅材のような柔らかい
金属を用いて接触抵抗を小さくする必要が有る。しかし
これら両金属は直接接続させれば、電気化学的な接触電
位差が0.7V 以上有るため、接続部分で腐食する可能
性が高く、実用に供することはできない。ニッケル端子
3を両金属の間に介在させた本構造の場合、まず溶接性
であるがステンレスとニッケルの組合せの場合、両者の
熱容量が近く、かつステンレス自身がニッケルを約10
%含有していることから溶接に問題は生じない。またニ
ッケルと黄銅の組合せでは結晶構造が同一で原子半径差
が15%以下であり、安定な溶接が可能である。一方、
接触電位差による腐食であるが、それぞれの組合せによ
る電位差はステンレスとニッケル間で約0.2V,ニッ
ケルと黄銅間で約0.5Vと小さく、腐食の心配はな
い。また、外部回路と接続した際の接触抵抗をさらに小
さくするために黄銅材の先端部に、ニッケルメッキ7及
び金メッキ8を設けることにした。このような構成であ
れば、金メッキ8は黄銅に比べてより一層柔らかく、ま
た酸化膜も形成しにくいため、さらに接触抵抗を低減で
きる。
【0008】溶接部の形状を図2に示す。単純な板材同
志では溶接の際の熱が分散してしまうため不完全なナゲ
ットしか形成できず、十分な強度が得にくい。そこで、
図2に示すようなポンチ状の突起を、溶接する板材のど
ちらか一方に設ける構造とした。本構造であれば、溶接
時の熱エネルギ−が一点に集中するため、強固なナゲッ
トを形成することが可能である。
【0009】同じ理由により、図3に示すブランク状の
突起でも、溶接性が向上する。また、ブランク状の構造
であれば溶接の際、溶接する板材を重ねたときにポンチ
状の突起に比べてずれにくく安定しているため、位置精
度をだしやすい。これらの溶接構造であれば、樹脂モー
ルド1の、射出成形時に流動するモールドによって生ず
る力が端子に加わっても変形しにくく、溶接部からの剥
がれもない。
【0010】本吸気温センサは、吸入空気の温度を検出
するため、吸気管、あるいはインテ−クマニホ−ルド部
に配置されるが、この環境下においては、吸気管内の熱
影響やエンジンからの熱にさらされるため、樹脂モール
ドが劣化しやすく、また樹脂の膨張収縮の繰り返しによ
り樹脂モールド1と端子の間に隙間をつくりやすい。隙
間ができると、そこを通して空気洩れが生じ、最悪の場
合エンジンが不調となる。これを防止するために、図1
に示すように端子の一部に屈曲部を設ける構造とした。
屈曲部のような構造的に複雑な部分があると、隙間がで
きても通気性が悪く、空気洩れしにくい。同様の理由か
ら図4、および図5に示す構造も空気洩れを防止する効
果が高い。すなわち図4では端子の一部に波状の、図5
では端子はねじれた屈曲部を有しており、空気洩れを小
さくすることが可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂の射出成形時に端
子が変形したり、破壊したりするような問題の生じない
強固な端子構造を構成でき、空気洩れの少ない吸気温セ
ンサを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸気温センサ全体図である。
【図2】端子の溶接部の構造(1)を示す図である。
【図3】端子の溶接部の構造(2)を示す図である。
【図4】端子の屈曲部の構造(1)を示す図である。
【図5】端子の屈曲部の構造(2)を示す図である。
【図6】外部回路との接続部の端子構造図である。
【符号の説明】
1…樹脂モールド、2…黄銅端子、3…ニツケル端子、
4…ステンレス端子、5…感温抵抗体、6…保護キャッ
プ、7…ニッケルメッキ、8…金メッキ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感温抵抗体の支持部と外部回路への出力端
    子と、前記感温抵抗体の支持部と前記出力端子との接続
    部とを備えた吸気温センサにおいて、前記接続部は樹脂
    モールド内に形成されていると共に屈曲部を有し、前記
    支持部はステンレス材で構成し、前記接続部はニッケル
    材で構成し、前記出力端子は黄銅材で構成されているこ
    とを特徴とする吸気温センサ。
  2. 【請求項2】請求項1において前記ステンレス材,ニッ
    ケル材,黄銅材の接続は溶接からなり、溶接される板材
    のどちらか一方に、ポンチ状あるいはブランク状の突起
    が設けられていることを特徴とする吸気温センサ。
  3. 【請求項3】請求項1において前記出力端子部にはコネ
    クタが形成されておりかつ相手側のコネクタと接触する
    黄銅端子の表面には金メッキが施されていることを特徴
    とする吸気温センサ。
JP31678592A 1992-11-26 1992-11-26 吸気温センサ Pending JPH06160204A (ja)

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