JPH06155156A - 切断機の送材装置 - Google Patents

切断機の送材装置

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JPH06155156A
JPH06155156A JP31198992A JP31198992A JPH06155156A JP H06155156 A JPH06155156 A JP H06155156A JP 31198992 A JP31198992 A JP 31198992A JP 31198992 A JP31198992 A JP 31198992A JP H06155156 A JPH06155156 A JP H06155156A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを切断加工する際の先端材,尾端材の
搬出を容易に行なうことができ、しかも自動的に搬送、
搬出でき、先端材,尾端材の長さを従来よりも短かくし
てできるだけワークの無駄をなくすることを可能にした
切断材の送材装置を提供することにある。 【構成】 切断機本体11の切断加工部にワークWの所
望位置を位置決めして切断加工を行なう切断機1であっ
て、前記切断加工部の前側あるいは後側に、先端材搬出
装置65と尾端材搬出装置67の少なくとも一方を備え
てなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークを切断機で切
断した際に発生する先端材,尾端材を搬出して排出処理
するための切断機の送材装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切断機としての例えば帯鋸盤は、
ワークコンベア上にワークを載置すると共に、本体バイ
スでワークをクランプし、鋸刃ハウジングに備えられた
鋸刃でワークに切断加工が行なわれている。
【0003】特に、ワークの先端材を鋸刃で切断加工す
る際にはワークを本体バイスでクランプすると共に、先
端材を前バイスでクランプして切断し、切断材をクラン
プした前バイスを前方へ移動せしめて搬出している。ま
た、ワークの尾端材を鋸刃で切断加工する際には尾端材
を本体バイスでクランプして切断加工を行ない、次いで
前バイスで把み替えを行なって尾端材をクランプした前
バイスを前方へ移動せしめて搬出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、先端材を前バイスでクランプして搬出して
いるため、ワークが例えばH鋼などの形鋼の場合には、
ワークを前バイスでクランプするクランプ時に、先端材
のクランプ力による変形に耐えるための長さ(厚さ)を
必要とし、先端トリミング材の最小長さ(厚さ)が長く
(厚く)なる欠点がある。
【0005】また、尾端材(残材)は切断後、本体バイ
スより前バイスに把み替えをするため、構造上処理でき
る最小長さ(厚さ)が長く(厚く)なり、ワークが無駄
になる欠点がある。
【0006】この発明の目的は、上記問題の事情に鑑み
て、ワークを切断加工する際の先端材,尾端材の搬出を
容易に行なうことができ、しかも自動的に搬送、搬出で
き、先端材,尾端材の長さを従来よりも短かくしてでき
るだけワークの無駄をなくすることを可能にした切断機
の送材装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、切断機本体の切断加工部にワークの所
望位置を位置決めして切断加工を行なう切断機であっ
て、前記切断加工部の前側あるいは後側に、先端材搬出
装置と尾端材搬出装置の少なくとも一方を備えて切断機
の送材装置を構成した。
【0008】前記切断機の送材装置においては、前記切
断加工部の前側の一側に先端材,尾端材を排出するスク
ラップコンベアを設けると共に、このスクラップコンベ
アと相対向した他側に先端材,後端材を排出せしめるプ
ッシャーを設けてなることが望ましいものである。
【0009】
【作用】この発明の切断機の送材装置を採用することに
より、ワークを送材し、切断機本体の切断加工部にワー
クの所望位置を位置決めする。そして、ワークを切断機
本体により切断加工を行なった後、切断されたワークは
前側へ搬出される。
【0010】ワークの先端材に切断加工を行なう際に
は、先端材搬出装置で先端材をクランプして切断加工が
行なわれる。そして、切断後、先端材をクランプした先
端材排出装置を移動せしめて先端材は搬出される。
【0011】また、ワークの尾端材に切断加工を行なう
際には、尾端材を尾端材搬出装置でクランプして切断加
工が行なわれる。そして、切断後、例えば先端搬出装置
で尾端材をクランプし、さらに尾端材搬出装置をアンク
ランプせしめる。次いで、尾端材をクランプした先端材
搬出装置を移動せしめて尾端材は搬出される。
【0012】先端材および尾端材は先端材搬出装置で搬
出され、スクラップコンベアが設けられている位置にく
ると、アンクランプされる。そして、スクラップコンベ
アと相対向した他側に設けられているプッシャーが作動
されて、先端材および尾端材がプッシャーにより押し出
されてスクラップコンベア上に乗り、搬出される。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図1,図2および図3を参照するに、切断
機としての例えば横型帯鋸盤1は、概略的にはベース3
上にピン5を介して水平に旋回自在に支承され機台7
と、機台7の上方に上下動自在に設けられた鋸刃ハウジ
ング9からなる切断機本体11で構成されている。な
お、前記機台7の旋回は適宜に設けられた旋回作動装置
を操作することによって行われるものであるが、すでに
公知であるため、詳細については説明を省略する。
【0015】前記ベース3に対して前後方向(図1にお
いて上下方向,図3において左右方向)に延伸したワー
クコンベアとしての例えば複数の回転自在なローラ13
を支承したローラコンベア15が立設されている。図示
は省略してあるが、複数のローラ13は例えばチエンな
どを介して回転され、前後方向へワークWの送材を行い
得るように構成されている。
【0016】前記ベース3上における切断機本体11の
前側(図1において下側)にはワークWをクランプする
ための前バイス17が装着されている。この前バイス1
7におけるバイスベッド19の一端部には、ワークWの
クランプを行うための固定バイスジョー21が固定され
ていると共に、バイスベッド19上の他端部には固定バ
イスジョー21に対して接近離反自在な可動バイスジョ
ー23が装着されている。この可動バイスジョー23
は、バイスベッド19の側部に装着されたバイスシリン
ダ25によって往復動されるものである。なお、前記バ
イスベッド19は図示省略されているが例えば流体シリ
ンダによって前後方向(図1に上下方向)へ移動すべく
構成されている場合もある。
【0017】前記ピン5は、後述する帯鋸刃によって切
断されることのないように、鋸刃ハウジング9が最下降
したときにおける帯鋸刃の位置よりも低く設けられてい
る。
【0018】ワークWを長手方向に対して適宜に傾斜し
た角度に切断可能であるように、前記ベース3に旋回自
在に支承された前記機台7上には、前記鋸刃ハウジング
9が上下動自在に設けられていると共に、ワークWの切
断加工部の切断位置より後側において、ワークWをクラ
ンプする後バイスとしての旋回可能な本体バイス27が
設けられている。
【0019】前記鋸刃ハウジング9は、機台7に垂直に
立設したメインポスト29,サブポスト31に上下動自
在に支承されている。より詳細には、鋸刃ハウジング9
は適宜に傾斜したビーム部材33の両側にそれぞれハウ
ジング部35,37を備えたC型状をなしており、各ハ
ウジング部35,37内には、それぞれ駆動ホイール3
9,従動ホイール41が回転自在に内装されている。こ
の駆動ホイール39と従動ホイール41とにはエンドレ
ス状の帯鋸刃43が巻回されている。この帯鋸刃43が
ワークWを切削する部分は前記ビーム部材33に固定さ
れた固定ガイドアーム45と位置調節自在に支承された
可動ガイドアーム47の下端部に設けられた鋸刃ガイド
49,51によって垂直にひねり起こされている。
【0020】前記鋸刃ハウジング9を上下動するため
に、前記メインポスト29に近接した位置には、昇降用
油圧シリンダ53が垂直に設けられており、この昇降用
油圧シリンダ53のピストンロッドは前記ビーム部材3
3に連結されている。また、機台7上に立設されたポス
ト55の上部には操作盤57が設けられている。
【0021】前記旋回可能な本体バイス27は、固定バ
イスジョー59と可動バイスジョー61とから構成され
ており、この可動バイスジョー61はバイスシリンダ6
3によって固定バイスジョー57に対して接近離反自在
に設けられている。
【0022】上記構成により、例えばH型鋼などのワー
クWを後側のワークコンベア15のローラ13上に載置
すると共に、例えばローラ13を回転せしめてワークW
を前側へ送材せしめる。そして、ワークWの所望位置を
切断加工部の切断位置に位置決めさせる。
【0023】本体バイス27,前バイス17のバイスシ
リンダ61,25を作動せしめて、固定バイスジョー5
7,21に対して可動バイスジョー59,23を接近さ
せることにより、ワークWは本体バイス27,前バイス
17にクランプされる。
【0024】駆動ホイール39を回転させることによ
り、帯鋸刃43が走行回転し、さらに昇降用油圧シリン
ダ53を作動せしめて鋸刃ハウジング9を下降せしめる
ことによって、帯鋸刃43でワークWに切断加工が行な
われることになる。なお、ワークWに角度切断を行なう
場合には切断機本体11をピン5を支点として回動せし
めて所望の角度に割出し位置決めさせることによって行
なわれるものである。
【0025】前記ローラコンベア15の前側,後側の一
側(図1において右側)には、それぞれ先端材搬出装置
65,尾端材搬出装置67が備えられている。この先端
材搬出装置65の一部を構成するブラケット69がロー
ラコンベア15のフレーム15Fに固定されており、図
4も併せて参照するに、このブラケット69にピン71
でクランプ本体73が装着されており、図示省略の例え
ば流体シリンダなどの駆動装置によって、クランプ本体
73がピン71を支点として上下方向へ揺動されるよう
に構成されている。
【0026】前記クランプ本体73には前後方向(図1
において上下方向)へ延伸したクランプアーム75が装
着されており、このクランプアーム75の先端(図1に
おいて上端)にはクランパー77が設けられている。そ
して、クランプアーム75はクランプ本体75に対して
前後方向へ移動自在に設けられている。この移動の駆動
手段は図示省略してあるが、すでに公知の流体シリン
ダ,ボールねじあるいはラックアンドピニオンなどいず
れの駆動手段であっても構わないものである。
【0027】また、クランプ本体73を本実施例では上
下方向へ揺動せしめる例で説明したが、単に上方へ移動
せしめてワークWの高さよりも高い位置に待機できる機
構であっても構わない。
【0028】前記クランパー77は、前記クランプアー
ム75の先端に備えられている。すなわち、より詳細に
は、図5に示されているように、クランプアーム75の
先端には例えばすでに公知の適宜な手段によってスライ
ド部材79が左右方向(図5において紙面に対して直交
する方向)へスライド自在に設けられており、このスラ
イド部材79に対して例えばすでに公知の適宜な手段例
えば流体シリンダによってL字形状の下部クランプジョ
ー81が上下動自在に設けられている。
【0029】この下部クランプジョー81の上端には上
部プレート83が設けられており、この上部プレート8
3上には流体シリンダ85が取付けられている。この流
体シリンダ85に装着されたピストンロッド87の下端
には上部クランプジョー89が下部クランプジョー81
に設けられたガイド部材91にガイドされて上下動自在
に支承されている。しかも、上部クランプジョー89の
中央にはクランプ深さを検知するワーク検出センサCが
設けられている。
【0030】前記クランプアーム75の先端側における
上部にはL字形状のブラケット93の下端が固定されて
いる。このブラケット93の先端と前記上部プレート8
3との間にはスプリング95が介在されており、このス
プリング95の付勢力によって上部プレート83が常時
上方へ付勢されている。
【0031】上記構成により、下部クランプジョー81
と上部クランプジョー89との間にワークWの先端を挿
入してガイド部材91に突当てると共に、流体シリンダ
85を作動させて、ピストンロッド87を介して上部ク
ランプジョー89を下降せしめることによって、ワーク
Wは下部クランプジョー81と上部クランプジョー89
との協働でクランプされることになる。
【0032】また、クランパー77は左右方向(図5に
おいて紙面に対して直交した方向)および上下方向へ移
動自在となっているので、例えば図6(A),(B)に
示されているようなワークWが角パイプ,H型鋼の場合
には、点線の丸印で示した部分の位置のどちらかにクラ
ンプさせることができる。したがって、ワークWの大き
さ(寸法)および形状の変化によってクランパー77の
クランプ位置を移動させてクランプでき、対応させるこ
とができる。
【0033】前記クランパー77における下部,上部ク
ランプジョー81,89の先端部は図7に示されている
ように、上方からみて凹凸状(櫛歯状)のクランプ部8
1K,89Kになっている。
【0034】前記尾端材搬出装置67は、上述した先端
材搬出装置65の構成とほぼ同じ構成となっているので
同一部品には同一符号を符して詳細な説明を省略する。
なお、異なっている部分は、図1に示されているよう
に、先端材搬出装置65のクランパー77がクランプア
ーム75の後端に備えられているのに対して、尾端材搬
出装置67のクランパー77がクランプアーム75の前
端に備えられているものである。また、尾端材搬出装置
67のクランパー77における先端のクランプ部は、先
端材搬出装置65のクランプ部と同じであるが、図8に
示すように、凹凸状(櫛歯状)のクランプ81K,89
Kは互いに交差しているものである。
【0035】前記切断機本体11における切断加工部の
前側にあるローラコンベア15における前側の一側(図
1において左側)には、スクラップシュータ97が接続
されており、このスクラップシュータ97の左側にはッ
スクラップコンベア99が左右方向へ配設されている。
すなわち、スクラップコンベア99の先端がスクラップ
シュータ97に接続されていると共に、スクラップコン
ベア99の後端は図2に示されているように、左上りに
傾斜してスクラップボックス101の上方に設けられて
いる。
【0036】前記スクラップシュータ97に相対応した
位置のローラコンベア15の他側(図1において右側)
には、プッシャー103が備えられている。すなわち、
プッシャー103としては、流体シリンダ105に装着
されたピストンロッド107の先端にプッシャー部材1
09が設けられている。
【0037】上記構成により、図1において、スクラッ
プ(先端材WA あるいは尾端材WB)が矢印111で示
した位置のローラコンベア15上に送材されると、プッ
シャー103の流体シリンダ105を作動させ、ピスト
ンロッド107を介してプッシャー部材109を図1に
おいて左方へ移動せしめることによって、スクラップが
スクラップシュータ97に挿入されてスクラップコンベ
ア99上に乗る。スクラップコンベア99上に乗ったス
クラップは、スクラップ99の作動によって搬送されて
スクラップボックス101内に落下されて収納されるこ
ととなる。
【0038】ワークWの先端材WA を切断する場合に
は、ワークWをローラコンベア15上に載置し、先端材
A を切断加工部に位置決めすると共に、本体バイス2
7を作動せしめて、図9に示されているように、ワーク
Wは本体バイス27にクランプされる。
【0039】次いで、先端材搬出装置65を作動させ
て、クランプ本体73に対してクランプアーム75を図
1において上方向へ移動せしめ、クランパー77で先端
材WAをクランプする。この状態で、帯鋸刃43にて切
断作業を行う。その後、切離された先端材WA は図1に
おいて矢印111の位置までクランプアーム75を図1
において下方へ移動せしめて送材される。
【0040】そこで、クランパー77をアンクランプ状
態にして、少しワークWの流れ方向にクランパーを移動
することにより、先端材WA は矢印111の位置のロー
ラコンベア15上に置かれる。そして、クランパー77
は先端材WA と干渉しない位置にまで逃げる。
【0041】その後、プッシャー103の流体シリンダ
105を作動せしめると、ピストンロッド107を介し
てプッシャー部材109が図1において左方へ移動して
先端材WA はスクラップシュータ97を経てスクラップ
コンベア99上に落され、さらにスクラップボックス1
01に排出されることになる。
【0042】次に、ワークWの尾端材WB を切断する動
作について説明する。まず、尾端材WB が図10
(A),(B)に示されているような短かい場合には、
ワークWを前バイス17でクランプし、帯鋸刃43で切
断中に、尾端材搬出装置67のクランプアーム75を図
1において下方へ移動せしめて、クランパー77にて図
10(A)に示されているように尾端材WB をクランプ
する。
【0043】切断完了後、尾端材搬出装置67のクラン
パー75の位置を尾端材WB 図10(B)に示す位置に
なるまで前方向に出す。その位置で、先端材搬出装置6
5のクランプアーム75を図1において上方向へ移動さ
せ、クランパー77が図10(B)に示されているよう
に、尾端材WB を取り行く。そして、その位置で、尾端
材搬出装置67のクランパー77から先端材搬出装置6
5のクランパー77に把み替えを行なう。その後の動作
は上述した先端材WA の処理と同じ動作をして尾端材W
B がスクラップボックス101に排出されることにな
る。
【0044】前記尾端材搬出装置67のクランパー77
から先端材搬出装置65のクランパー77に把み替えす
る際には、図10(B)に示されているように尾端材搬
出装置67における上,下部クランプジョー89,81
の凹部,凸部と先端材搬出装置65における上,下部ク
ランプジョー89,81の凸部,凹部とが当接するまで
接近して噛み合うことができるため、尾端材WB の長さ
を最小限に短かくすることができる。
【0045】尾端材WB の長さ寸法が図11に示されて
いるように、長めの場合には、まず、ワークWを帯鋸刃
43で切断する際、図11(A)に示されているよう
に、前バイス17でワークWを、本体バイス27で尾端
材WB をクランプし、さらに切断中、尾端材搬出装置6
7のクランパー77で尾端材WB をクランプした状態に
ある。
【0046】切断完了後、尾端材WB の位置を図11
(B)に示されているように、帯鋸刃43の前側の位置
まで前進させる。この位置で先端材搬出装置65のクラ
ンパー77が尾端材WB をクランプすると共に、尾端材
搬出装置67のクランパー77をアンクランプにして把
み替えを行う。
【0047】尾端材WB の長さが長い場合には、先端材
搬出装置65におけるクランパー77に備えられたワー
ク検出センサCによりクランプ深さを検出してから、先
端材搬出装置におけるクランパー77にて尾端材WB
クランプするものである。その後、上述した先端WA
処理と同じ動作をして尾端WB がスクラップボックス1
01に排出されることになる。
【0048】したがって、いずれにしても先端材搬出装
置65,尾端材搬出装置67を備えることによって、先
端材WA ,尾端材WB の処理を従来より容易に行なうこ
とができる。また、先端材搬出装置65,尾端材搬出装
置67におけるクランパー77のクランプ部すなわち
上,下方クランプジョー89,81の形状を凹凸状にし
て互いに噛み合うようにしてあるから、先端材WA ,尾
端材WB の長さを最小限に短かくすることができる。
【0049】さらに、切断材11の前側におけるローラ
コンベア15の一側にスクラップコンベア99を、この
スクラップコンベア99と相対応したローラコンベア1
5の他側にプッシャー103をそれぞれ備えることによ
って、先端材WA ,尾端材WB の排出を自動的に行なう
ことができる。
【0050】尾端材WB の長いものを処理する場合に
は、先端材搬出装置65におけるクランパー77に備え
たワーク検出センサCによりクランプ深さを検出してク
ランパーを安定させて尾端材WB をクランプすることが
できる。
【0051】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。本実施例では切断機
本体11の前側,後側に前バイス17,本体バイス27
を備え、かつ先端材搬出装置65,尾端材搬出装置67
を備えた例で説明したが、本体バイス27の代りに送材
バイスを設けた帯鋸盤でも対応可能である。また、前側
に前バイス17を、後側に尾端材搬出装置67を備えた
切断機、または前側に先端材搬出装置65を、後側に、
送材装置(送りバイス,送りローラなど)を備えた切断
機でも対応可能である。
【0052】前記上,下部クランプジョー89,81を
作動させてワークWをクランプさせるクランプ手段とし
て、流体シリンダ85で行なう例で説明したが送りね
じ,リンク機構などの公知の駆動手段であっても構わな
い。
【0053】切断機として横型帯鋸盤を例にとって説明
したが、竪型帯鋸盤や丸鋸盤、それ以外のものであって
も対応可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、ワークを切断加工した際
に発生する先端材,尾端材の搬出を容易に行なうがで
き、しかも自動的に搬送、排出させることができる。ま
た、先端材,尾端材の長さを従来よりも短かくしてでき
るだけワークの無駄をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例の切断機としての
横型帯鋸盤の平面図である。
【図2】図1における正面図である。
【図3】図1における側面図である。
【図4】先端材搬出装置の斜視図である。
【図5】先端材搬出装置におけるクランパーの一実施例
の拡大断面図である。
【図6】切断加工すべきワークの一実施例を示す正面図
である。
【図7】先端材搬出装置におけるクランパー先端の平面
図である。
【図8】尾端材搬出装置におけるクランパー先端の平面
図である。
【図9】ワークの先端材を切断した際の処理動作を説明
する説明図である。
【図10】ワークの尾端材が短かい場合における尾端材
を切断した際の処理動作を説明する説明図である。
【図11】ワークの尾端材が長めの場合における尾端材
を切断した際の処理動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤(切断機) 9 鋸刃ハウジング 11 切断機本体 15 ローラコンベア 17 前バイス 27 本体バイス 43 帯鋸刃 65 先端材搬出装置 67 尾端材搬出装置 73 クランプ本体 77 クランパー 81 下部クランプジョー 89 上部クランプジョー 97 スクラップシュータ 99 スクラップコンベア 101 スクラップボックス 103 プッシャー 109 プッシャ部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断機本体の切断加工部にワークの所望
    位置を位置決めして切断加工を行なう切断機であって、
    前記切断加工部の前側あるいは後側に、先端材搬出装置
    と尾端材搬出装置の少なくとも一方を備えてなることを
    特徴とする切断機の送材装置。
  2. 【請求項2】 前記切断加工部の前側の一側に先端材,
    尾端材を排出するスクラップコンベアを設けると共に、
    このスクラップコンベアと相対向した他側に先端材,尾
    端材を排出せしめるプッシャーを設けてなることを特徴
    とする請求項1記載の切断機の送材装置。
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JP2011218397A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd レーザ加工機および保持装置
KR101987011B1 (ko) * 2018-11-20 2019-06-11 한천수 철골 구조재의 제작을 위한 철강 가공방법
KR102160385B1 (ko) * 2020-05-31 2020-09-25 이유정 에이치빔 성형가공 시스템

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