JPH0615464A - 拡散ろう付方法 - Google Patents
拡散ろう付方法Info
- Publication number
- JPH0615464A JPH0615464A JP17305092A JP17305092A JPH0615464A JP H0615464 A JPH0615464 A JP H0615464A JP 17305092 A JP17305092 A JP 17305092A JP 17305092 A JP17305092 A JP 17305092A JP H0615464 A JPH0615464 A JP H0615464A
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- JP
- Japan
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- joining
- joined
- sprayed
- members
- coating
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- Pending
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- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は拡散接合方法に於いて、短時間で接
合ができ、かつ接合部材の形状が複雑なものでも容易に
接合出来る拡散ろう付法を技術的課題とするものであ
る。 【構成】 接合しようとする金属1、2の接合面の少な
くとも一方にろう材を溶射して機械的に密着した皮膜
3、4を形成し、次に双方の部材1、2を加圧治具より
なる電極6、7にて挟着し、加圧しながら通電して抵抗
加熱により溶射膜3、4を溶融させ拡散させることによ
り接合する拡散ろう付方法である。
合ができ、かつ接合部材の形状が複雑なものでも容易に
接合出来る拡散ろう付法を技術的課題とするものであ
る。 【構成】 接合しようとする金属1、2の接合面の少な
くとも一方にろう材を溶射して機械的に密着した皮膜
3、4を形成し、次に双方の部材1、2を加圧治具より
なる電極6、7にて挟着し、加圧しながら通電して抵抗
加熱により溶射膜3、4を溶融させ拡散させることによ
り接合する拡散ろう付方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ろう材等の金属を溶射
しその皮膜を溶融させることにより両部材を接合する液
相拡散接合方法に関するものである。
しその皮膜を溶融させることにより両部材を接合する液
相拡散接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来技術としては(1)特
開昭64−18574号公報及び(2)特開平2−12
1781号公報がある。
開昭64−18574号公報及び(2)特開平2−12
1781号公報がある。
【0003】前記(1)に示すものは接合しようとする
両部材の金属の接合面に、ろう材あるいはそれに類似し
た成分の金属を溶射皮膜として接合面に形成し、この皮
膜を金型内にて加熱溶融することにより両部材を接合す
る方法である。
両部材の金属の接合面に、ろう材あるいはそれに類似し
た成分の金属を溶射皮膜として接合面に形成し、この皮
膜を金型内にて加熱溶融することにより両部材を接合す
る方法である。
【0004】又(2)に示す方法は一時の両部材間に両
接合材よりも融点が低い粉末ろうを介在させた状態で加
熱し、溶融した粉末を両接合部材に拡散させて接合する
場合にろう材の粉末としてニッケルアモルファス箔を使
用する方法である。
接合材よりも融点が低い粉末ろうを介在させた状態で加
熱し、溶融した粉末を両接合部材に拡散させて接合する
場合にろう材の粉末としてニッケルアモルファス箔を使
用する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然、前記(1)に示す
方法は加熱方法として電気炉又は高周波加熱等を使用し
て加熱しており、その結果接合時間が5分以上もかかる
という課題がある。
方法は加熱方法として電気炉又は高周波加熱等を使用し
て加熱しており、その結果接合時間が5分以上もかかる
という課題がある。
【0006】又(2)に示す接合方法は抵抗発熱を用い
て加熱し接合時間を短縮しているが、ろう材としてニッ
ケルアモルファス箔を用いているのでろう材のセットが
むづかしく、ろう材の形状を被接合材料に合わせる必要
がありフレキシブル化が困難である。
て加熱し接合時間を短縮しているが、ろう材としてニッ
ケルアモルファス箔を用いているのでろう材のセットが
むづかしく、ろう材の形状を被接合材料に合わせる必要
がありフレキシブル化が困難である。
【0007】本発明は拡散接合方法に於いて、短時間で
接合ができ、かつ接合部材の形状が複雑なものでも容易
に接合出来る拡散ろう付法を技術的課題とするものであ
る。
接合ができ、かつ接合部材の形状が複雑なものでも容易
に接合出来る拡散ろう付法を技術的課題とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための技
術的手段は次のようである。
術的手段は次のようである。
【0009】接合しようとする金属の少なくとも一方の
接合面にろう材を溶射して機械的に密着した皮膜を形成
し、次に前記双方の部材を加圧治具よりなる電極にて挾
着し、加圧しながら通電して抵抗加熱により前記溶射膜
を溶融させて拡散させることにより接合する拡散ろう付
方法である。
接合面にろう材を溶射して機械的に密着した皮膜を形成
し、次に前記双方の部材を加圧治具よりなる電極にて挾
着し、加圧しながら通電して抵抗加熱により前記溶射膜
を溶融させて拡散させることにより接合する拡散ろう付
方法である。
【0010】
【作用】接合面に溶射する材料として自溶性合金を50
〜60μm溶射し1100°Cの抵抗温度にて加熱し、
かつ加圧力を加えることにより拡散接合が短時間に出来
る。
〜60μm溶射し1100°Cの抵抗温度にて加熱し、
かつ加圧力を加えることにより拡散接合が短時間に出来
る。
【0011】
【実施例】以下実施例について説明する。
【0012】図1において1および2はお互いに接合さ
せる接合部材であり、図2、3により接合方法を説明す
る。
せる接合部材であり、図2、3により接合方法を説明す
る。
【0013】(1)図2に示すように両部材の1、2の
接合面にCr、B、Si、Cなどの拡散しやすい元素を
含んだろう材を溶射して機械的に密着した溶射皮膜3、
4を形成する (2)次に双方の接合面に合わせ図3に示す抵抗加熱装
置5の電極6、7に挾着し、加圧(P)しながら加熱す
ることにより溶射膜を溶融させて拡散接合するものであ
る。前記電極6及び7には加圧治具が設けてあり、金属
部材1及び2は加圧、加熱されて接合される。
接合面にCr、B、Si、Cなどの拡散しやすい元素を
含んだろう材を溶射して機械的に密着した溶射皮膜3、
4を形成する (2)次に双方の接合面に合わせ図3に示す抵抗加熱装
置5の電極6、7に挾着し、加圧(P)しながら加熱す
ることにより溶射膜を溶融させて拡散接合するものであ
る。前記電極6及び7には加圧治具が設けてあり、金属
部材1及び2は加圧、加熱されて接合される。
【0014】拡散ろう付の条件として、溶射皮膜はNi
−Cr−Si−B−Cの自性合金で、皮膜は50〜60
μm、加圧治具による加圧力は600Kg、抵抗加熱に
よる温度は1100°Cである。
−Cr−Si−B−Cの自性合金で、皮膜は50〜60
μm、加圧治具による加圧力は600Kg、抵抗加熱に
よる温度は1100°Cである。
【0015】加熱方法としては、図4に示すように電流
15KAを3サイクルごとに繰り返すもので3サイクル
ON−3サイクルOFF×60回にて実施し、接合強度
は37Kg/mm2 である。
15KAを3サイクルごとに繰り返すもので3サイクル
ON−3サイクルOFF×60回にて実施し、接合強度
は37Kg/mm2 である。
【0016】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、溶射皮膜の成分、あるいは接合時の電流
制御方法、数値データ等は、種々の変更が可能である。
ものではなく、溶射皮膜の成分、あるいは接合時の電流
制御方法、数値データ等は、種々の変更が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は次の効果を有する。すなわち、 (1)φ25mm(S15)程度の丸棒で冷却時間も含
めて約15〜20秒で溶射皮膜が拡散接合でき (2)接合部材の形状が複雑であっても、ろう材を溶射
するためにプリフォームする必要がなく、従って型が不
要となる。
めて約15〜20秒で溶射皮膜が拡散接合でき (2)接合部材の形状が複雑であっても、ろう材を溶射
するためにプリフォームする必要がなく、従って型が不
要となる。
【図1】接合部材の外観図である。
【図2】接合部材の両端図に皮膜を溶射した状態を示す
外観図である。
外観図である。
【図3】抵抗加熱装置を示す図である。
【図4】抵抗加熱時のパルス電流の説明図である。
1、2 接合しようとする金属 3、4 溶射した皮膜 5 電極加熱装置 6、7 加圧治具
Claims (1)
- 【請求項1】 接合しようとする金属の少なくとも一方
の接合面にろう材を溶射して機械的に密着した皮膜を形
成し、次に前記双方の部材を加圧治具よりなる電極にて
挾着し、加圧しながら通電して抵抗加熱により前記溶射
膜を溶融させ拡散させることにより接合する拡散ろう付
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17305092A JPH0615464A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 拡散ろう付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17305092A JPH0615464A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 拡散ろう付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615464A true JPH0615464A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15953290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17305092A Pending JPH0615464A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 拡散ろう付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615464A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0838300A3 (en) * | 1996-09-26 | 1999-04-28 | Marconi Electronic Systems Limited | Making three dimensional objects |
CN112338322A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-09 | 丽智电子(南通)有限公司 | 一种新型电极制备装置及制备方法 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP17305092A patent/JPH0615464A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0838300A3 (en) * | 1996-09-26 | 1999-04-28 | Marconi Electronic Systems Limited | Making three dimensional objects |
CN112338322A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-09 | 丽智电子(南通)有限公司 | 一种新型电极制备装置及制备方法 |
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