JPH0615399A - 鍛造金型装置 - Google Patents

鍛造金型装置

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Publication number
JPH0615399A
JPH0615399A JP19494392A JP19494392A JPH0615399A JP H0615399 A JPH0615399 A JP H0615399A JP 19494392 A JP19494392 A JP 19494392A JP 19494392 A JP19494392 A JP 19494392A JP H0615399 A JPH0615399 A JP H0615399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
air
forging die
unit
product forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP19494392A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Konno
康之 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP19494392A priority Critical patent/JPH0615399A/ja
Publication of JPH0615399A publication Critical patent/JPH0615399A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エア抜き通路が潤滑剤により閉塞されること
を防止すると共に鍛造型からの製品の離型を確実にする
鍛造金型装置を提供する。 【構成】 下型1におけるキャビティ2の深彫り部4に
エア抜き通路5、6、7が開口されている鍛造金型装置
を前提とする。この前提の下、上記エア抜き通路5、
6、7に圧縮機13を接続して、製品離型時、潤滑剤の
塗付後のそれぞれにおいて、加圧エアを下型1側に供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍛造金型装置の改良に
関する。
【0002】
【従来技術】鍛造金型装置においては、一般に、特開昭
62−279044号公報に示すように、鍛造型に対し
て潤滑剤(離型剤)が塗付されることになっており、こ
れにより、鍛造加工終了後の製品離型時に、鍛造型から
の製品の離型容易化が図られている。ところで、鍛造型
のキャビティとして、例えばクランクシャフトを製品と
して得る場合のように、そのカウンタウェイトが入るよ
うな深い穴(製品形成部)を有するものにおいては、一
般に、ワークの肉が奥まで入込むようにするため、その
深い穴の底部にエア抜き通路が開口されており、そのエ
ア抜き通路は大気に開放されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
鍛造型においては、エア抜き通路が単に上記深い穴に開
口しているにすぎないことから、鍛造型に対する潤滑剤
の塗付時に、その潤滑剤によりエア抜き通路が閉塞され
る虞れがあり、潤滑剤によりエア抜き通路が閉塞された
ときには、もはや、エア抜き孔は、鍛造加工時に、ワー
クの肉を深く型内に進入させるために機能しなくなる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的
は、鍛造型の製品形成部にエア抜き通路が開口されてい
る鍛造金型装置において、潤滑剤によってエア抜き通路
が閉塞されることを防止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、一対の金型を備え、該一対の金型
のうち少なくとも一方の金型の製品形成部に開口し該製
品形成部を大気に連通するエア抜き通路が設けられてな
る鍛造金型装置において、前記エア抜き通路に接続さ
れ、気体を供給する気体供給手段と、前記金型の作動状
態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段に基づ
き、所定の作動状態下において、前記製品形成部に気体
供給手段を連通させる制御手段と、を備えている、構成
としてある。上述の構成により、潤滑剤の塗布時にその
潤滑剤によってエア抜き通路が閉塞されたとしても、気
体供給手段からの気体により、エア抜き通路中の潤滑剤
を吹飛ばすことができることになる。また、上記気体供
給手段からの気体を、製品離型時に供給するようにすれ
ば、その気体に基づく力が鍛造型からの製品の離型を助
けることになる。このため、エア抜き通路が潤滑剤によ
り閉塞されることを防止できると共に、鍛造型からの製
品の離型を確実に行うこともできることになる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3において、1は鍛造型の一つをなす下
型で、該下型1は、ラム(図示略)に連動する昇降動可
能な上型(図示略)と協働して、それらの内部に製品形
成部としてのキャビティ2を形成することになってい
る。
【0006】上記キャビティ2は、ワークを、例えば製
品3としてクランクシャフトに鍛造加工する関係上、図
2、図3に示すように、下型1において複数の深彫り部
4を有している。この複数の深彫り部4は一方向(図2
中、左右方向)に順次、配列されており、その各深彫り
部4は下型1の上部側から下部側へと延びている。
【0007】前記下型1の内部には、図2に示すよう
に、前記複数の深彫り部4の下方においてメイン通路5
が該複数の深彫り部4の配列方向に延びるように形成さ
れている。このメイン通路5は、各深彫り部4の底部に
連絡路6を介してそれぞれ連通している一方、このメイ
ン通路6の一端(図2中、右端)は下型1から外部に開
口され、そのメイン通路5の一端には給排管7が接続さ
れている。これにより、上記各連絡路6、メイン通路
5、給排管7がエア抜き通路を構成することになる。
【0008】前記給排管7には、図2に示すように、切
換手段としての電磁式切換弁8が接続されている。この
切換弁8は三方口を有しており、その第1の口9は給排
管7に接続され、第2の口10は大気に開口され、第3
の口11はエア配管12を介して気体供給手段としての
エア供給手段(例えば圧縮機)に接続されている。そし
て、この切換弁8は、その作動により、第1の口9に対
して第2の口10又は第3の口11のいずれかを連通さ
せる機能を有している。
【0009】前記下型1には、図1、図2に示すように
複数のノックアウトピン14が設けられている。この各
ノックアウトピン14は図示を略す駆動手段により昇降
動可能となっており、その各ノックアウトピン14の先
端は前記製品3に形成されるバリ部3aに臨むようにな
っている。
【0010】Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成
された制御ユニットである。この制御ユニットUは前記
切換弁8を制御するもので、該制御ユニットUには、セ
ンサ15、16からの信号が入力され、該制御ユニット
Uからは切換弁8に制御信号が出力されるようになって
いる。上記センサ15は潤滑剤塗付終了時を検出するも
のであり、上記センサ16は下型1からの製品離型時を
検出するもの(例えばノックアウトピン14の上昇動を
検出するもの)である。
【0011】次に、図4のタイムチャ−トを参照しつ
つ、作用について説明する。プレス上ラム(図示略)に
基づき、鍛造加工を終え(ラム下死点)、そのラムの上
昇に伴って上型が所定位置を越えて上昇すると、ノック
アウトピン14が上昇され、該ノックアウトピン14は
製品3をバリ部3aを介して下型1から押出す(ノック
アウト)。このとき同時に、切換弁8においては、第1
の口9に対して第3の口11が連通され、エア供給手段
13からの加圧エア(例えば5kgf/cm2 )が、給
排管7、メイン通路5、各連通路6を介して各深彫り部
4に所定時間供給される(エアブロ−)。これにより、
加圧エアも製品を押上げることになり、該加圧エアは、
ノックアウトピン14の押上げを補助することになる。
(ノックアウト補助)。このため、製品3は下型1から
確実に離型されることになる。そして、この後、製品3
は下型1から搬出される一方、ノックアウトピン14は
下型1内の原位置に引込み、切換弁8においては、第1
の口9に対して第2の口10が連通されて、各深彫り部
4は大気に開放される。
【0012】下型1から製品3が搬出されると、次の鍛
造加工のために、図示を略す塗付手段により、上・下型
に対して潤滑剤が塗付(スプレ−)される。
【0013】続いて、切換弁8において、第1の口9に
対して第3の口11が連通され、エア供給手段13から
の加圧エアが各深彫り部4に向けて所定時間供給され
る。これにより、前述の潤滑剤塗付時に、深彫り部4に
対する連通路6の開口がその潤滑剤により閉塞されてい
ても、その潤滑剤は加圧エアにより吹飛ばされることに
なる。
【0014】この後、切換弁8において、第1の口9に
対して第2の口10が連通される一方、鍛造型(上・下
型)にワークが搬入され、ラムの下降に基づき鍛造加工
が行われる。このとき、キャビティ2における深彫り部
4においては、前述の加圧エア(エアブロ−)に基づ
き、連通路6が潤滑剤により詰まっているようなことは
なく、各深彫り部4が大気に連通していることから、ワ
ークの肉は、鍛造加工に伴って深彫り部4の奥深くまで
侵入することができることになり、規格の製品3が確実
に形成されることになる。この後、前述の工程を繰返す
ことになる。
【0015】以上実施例について説明したが本発明にあ
っては、次のようなものを包含する。 加圧エアの供給(エアブロ−)等のための所定時間を
得るためにタイマ等を用いること。 切換弁8として手動式のものを用い、手動操作により
切換弁8を適宜切換えるようにすること。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、エア抜き通
路が潤滑剤により閉塞されることを防止できると共に、
鍛造型からの製品の離型を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る下型を示す平面図。
【図2】図1のA−A線断面をもって示す下型を含む全
体系統図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【図4】本実施例に係る装置の作動を示すタイムチャ−
【符号の説明】
1 下型 2 キャビティ 4 深彫り部 5 メイン通路 6 連通路 7 給排管 8 切換弁 13 エア供給手段 15 センサ 16 センサ U 制御ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の金型を備え、該一対の金型のうち
    少なくとも一方の金型の製品形成部に開口し該製品形成
    部を大気に連通するエア抜き通路が設けられてなる鍛造
    金型装置において、 前記エア抜き通路に接続され、気体を供給する気体供給
    手段と、 前記金型の作動状態を検出する状態検出手段と、 前記状態検出手段に基づき、所定の作動状態下におい
    て、前記製品形成部に気体供給手段を連通させる制御手
    段と、を備えている、ことを特徴とする鍛造金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、金型の製品形成部表
    面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、潤滑剤塗布終
    了時を検出する状態検出手段とを備え、 前記制御手段は、前記状態検出手段に基づき、潤滑剤塗
    布終了時が検出されたとき前記製品形成部に前記気体供
    給手段を連通するように設定されている、ことを特徴と
    する鍛造金型装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記状態検出手段は、製品離型時を検出するように設定
    され、 前記制御手段は、前記状態検出手段に基づき、製品離型
    時が検出されたとき前記製品形成部に前記気体供給手段
    を連通するように設定されている、ことを特徴とする鍛
    造金型装置。
  4. 【請求項4】 鍛造型の製品形成部がエア抜き通路を介
    して大気に連通している鍛造金型装置において、 エアを供給するエア供給手段と、 前記エア供給手段と前記エア抜き通路との間に介在さ
    れ、前記製品形成部に対して大気又は該エア供給手段の
    いずれかを連通するように切換える切換手段と、 製品離型時を検出する第1状態検出手段と、 潤滑剤塗付終了時を検出する第2状態検出手段と、 前記第1、第2状態検出手段に基づき、離型剤塗付終了
    時、若しくは製品離型時が検出されたとき、前記切換手
    段を制御して、前記製品形成部に対して前記エア供給手
    段を連通させる制御手段と、を備えている、ことを特徴
    とする鍛造金型装置。
JP19494392A 1992-06-29 1992-06-29 鍛造金型装置 Pending JPH0615399A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007013675A1 (ja) * 2005-07-29 2009-02-12 昭和電工株式会社 鍛造用金型、鍛造成形品製造方法とその鍛造成形品
KR101452686B1 (ko) * 2014-06-06 2014-10-22 이성현 단조금형

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007013675A1 (ja) * 2005-07-29 2009-02-12 昭和電工株式会社 鍛造用金型、鍛造成形品製造方法とその鍛造成形品
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