JPH06150830A - 熱プラズマ発生方法及び製膜装置並びにディスプレイ装置 - Google Patents

熱プラズマ発生方法及び製膜装置並びにディスプレイ装置

Info

Publication number
JPH06150830A
JPH06150830A JP4298288A JP29828892A JPH06150830A JP H06150830 A JPH06150830 A JP H06150830A JP 4298288 A JP4298288 A JP 4298288A JP 29828892 A JP29828892 A JP 29828892A JP H06150830 A JPH06150830 A JP H06150830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
cathode
anode
film
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4298288A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Suzuki
茂夫 鈴木
Hidenobu Shintaku
秀信 新宅
Tetsuya Shiratori
哲也 白鳥
Tsutomu Mitani
力 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4298288A priority Critical patent/JPH06150830A/ja
Publication of JPH06150830A publication Critical patent/JPH06150830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プラズマ溶射あるいは熱プラズマ
CVD等で製膜する場合の熱プラズマ発生法と装置に及
びそれを用いたディスプレイ装置に関するものであり、
特に大面積基板へ均一に高スループットで製膜でき、な
お且つ機能性膜を精度良く製膜できる装置と方法に関す
るものである。 【構成】 中心に粉末あるいはガス供給経路を設け且つ
内部に冷却手段を具備した奥行き方向に長い陰極15
と、その外周をプラズマ作動ガス空間19で取り囲むと
共に、陰極15先端部よりも下流部では断面が偏平スリ
ット形状なプラズマ噴出口を形成する陽極21とを具備
し、前記陰極15先端部の中心より作動ガス空間19側
とプラズマ噴出口22の陽極部間に発生するアーク柱2
6に対して略垂直に作用する磁界発生用エンドレス形状
磁石28とを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的絶縁、熱的絶
縁、耐摩耗、耐蝕等や機能膜をプラズマ溶射あるいは熱
プラズマCVD等で製膜する場合の熱プラズマの発生方
法及びそれを用いた製膜装置に関するものであり、特に
熱プラズマ溶射、CVD製膜の大面積化製膜化とそれを
用いたディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、溶射技術は例えば耐摩耗、耐絶縁
膜等の製膜手法として古くから利用され、燃焼ガスをそ
の溶融手段として使うガス溶射や電気エネルギーをその
溶融エネルギーとして使う電気式溶射等に大きく分類さ
れる。さらに電気式溶射ではアーク溶射やプラズマ溶射
等が一般的であり、特に最近では溶射皮膜の膜質等から
プラズマ溶射法が注目されている。
【0003】図5はプラズマ溶射装置の従来例を示した
ものである。水冷された陰極1と水冷された陽極2の間
に電源3によって直流アーク4を発生させ、後方から送
給するプラズマ作動ガス5をアーク4によって加熱電離
させ、アークプラズマジェット6としてノズル7から噴
出させる。溶射材料8は粉末で、粉末供給ポート9から
キャリアガスにのせてプラズマジェットの中に吹き込み
加熱溶融し、かつ加速して基板10表面に高速で衝突さ
せて皮膜を形成するものである。
【0004】この時、作動ガスとしてはアルゴンや窒素
あるいはこれらのガスにヘリウム、水素を加えている場
合が多い。従来このようなプラズマ溶射トーチに於いて
は図に示すように陰極1と陽極2は同軸上にあり、また
ノズル7の径は出力にもよるが最大で1cm程度であり、
特に電子デスプレイ等の大型大面積基板を用いて、溶射
あるいはアークプラズマCVDによって皮膜を形成しよ
うとすると、トーチと基板10の距離を大きくして面積
を稼ぐか、図6に示すように基板10あるいはトーチ1
1をトラバースしながら製膜領域12を形成してゆく必
要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】基板とトーチ間の距離
を大きくすると基板に到達する溶融粒子の衝突速度が小
さくなり、それ故溶射皮膜としては気孔が多く凹凸の激
しい皮膜となるものである。また図6の様に基板10あ
るいはトーチ11をトラバースする方法ではトラバース
する際、特に図のY軸方向13への移動方向に膜厚むら
が生じるとか、トラバース装置が高価になるなどの欠点
を有しているし、また製膜に掛かる時間が長くなり量産
性に優れない等の欠点を有している。
【0006】さらに従来のこの様な装置においては、図
5に示すように粉末ポート9をノズル7の側壁に貫通さ
せノズル7のジェット6内に粉末を強制的に供給する方
法であるが、この場合図に示すように特に粉末8が小粒
径で、質量の小さい例えば酸化物等の場合には、粉末
8′がジェット6の中心部に入り込まずに跳ね返され、
良質な皮膜が得られないものであった。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、プラズマ溶射皮
膜やアークプラズマCVD皮膜を一括大面積に製膜出
来、且つ精密部品や機能部品にこの様な製膜法を応用す
る場合に必須な、小さい粒径でなおかつ質量の小さい粉
末を用いた場合でも良質膜質を確保できる製膜装置を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】中心に粉末あるいはガス
供給経路を設け且つ内部に冷却手段を具備した奥行き方
向に長い陰極と、その外周をプラズマ作動ガス空間で取
り囲むと共に、陰極先端部よりも下流部では断面が偏平
スリット形状なプラズマ噴出口を形成する陽極とを具備
し、前記陰極先端部の中心より作動ガス空間側とプラズ
マ噴出口の陽極部間に発生するアーク柱に対して略垂直
に作用する磁界発生用エンドレス形状磁石とを設けたも
のである。
【0009】
【作用】陰極先端部の中心より作動ガス空間側ととプラ
ズマ噴出口を形成する陽極間でアークを発生させ、その
アークに略垂直に作用する磁界を電磁石によって付与す
ることにより、アークは奥行き方向に長い陰極と陽極上
を高速で周回移動し、そのアークにプラズマ作動ガスを
供給するとアークプラズマジェットとしてプラズマ噴出
口より高速で噴出し、シート状のアークプラズマジェッ
トを形成する。
【0010】このとき陰極の中心部に設けた粉末あるい
はガス供給口より、溶射粉末あるいはCVDガスを供給
すると奥行き方向に長いシート状プラズマを用いた溶射
あるいはCVD製膜が可能となり、基板あるいはこのト
ーチを一方向に移動するだけで大面積一括製膜が実現で
きる。この時粉末あるいはCVDガスはアーク発生に影
響することなく供給されることができるとともに、ジェ
ットの中心まで入り込むことができるため完全溶融し、
膜質として良質な皮膜を形成することができるものであ
る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の熱プラズマ発生方法を用いた
製膜装置の構成図を示すものである。
【0012】14はプラズマ作動ガスの供給口であり、
15は陰極であり内部に冷却経路16が設けられている
とともに、更にその中心には、製膜に用いる粉末材料あ
るいはガスを供給するスリット17が設けられている。
陰極15は奥行き方向に長く、かつ先端部18は高融点
金属で熱電子放出能の高いトリウム入りタングステンで
形成されやや円形形状となっている。19はプラズマ作
動ガス空間であり、陰極15の外周に設けられ、供給口
14より供給されたプラズマ作動ガス20が陰極の形状
に沿って流れるように陽極21によって形成されてい
る。陰極先端部18のプラズマ作動ガス20の下流部に
は前記陽極21によってプラズマ噴出口22が形成され
ており、陽極21にはプラズマ噴出口22近傍に水冷冷
却経路23が設けられている。
【0013】このとき図1のA−A矢視図である図2に
示すごとく、プラズマ噴出口22はその断面が奥行き方
向に長い幅のスリット形状をしており、更にその内部に
は粉末材料を供給するためのスリット17が奥に見えて
いる。また図1において24は陰極15と陽極21とを
電気的に絶縁するための絶縁部材である。陰極15と陽
極21に比較的低電圧・高電流が直流電源25によって
印加される。これによって陰極15の先端部18の中心
よりプラズマ作動ガス空間19側と陽極21によって形
成されたプラズマ噴出口22との間にアーク柱26が発
生する。このアーク柱26にたいして略垂直な磁界27
が作用するように磁石28がその先端部とアーク柱26
の位置を所定距離だけ保って配置されている。また29
はプラズマ噴出口22より噴出されたプラズマジェット
であり、30は基板であり、31は形成された皮膜であ
るとともに、基板30は図の矢印方向に移動されながら
製膜される。
【0014】以上のように構成されたこの実施例の製膜
装置において、以下その動作を説明する。
【0015】まずArやHeなどのプラズマ作動ガス2
0をプラズマ作動ガス供給口14よりプラズマ作動ガス
空間19に流しながら、陰極15と陽極21の空隙に別
設のパルス電流発生機などによってアーク26を発生さ
せる。アーク26は最小電圧の原理及びプラズマ作動ガ
ス20の流れによって図1に示すごとく陰極先端部18
とプラズマ噴出口22の陽極21間で所定長さの噴出口
22出口に向かうアークとなる。
【0016】このときこのアーク26にたいして磁石2
8によって磁界27が作用されているため、アーク26
はいわゆるフレミングの法則により駆動力を受け、陰極
15および陽極21上を一方向に高速で移動する移動ア
ークとなる。アークの移動速度は磁界の強度、アーク電
流、アーク長の積に比例する。この時アーク26の陰極
先端部18での発生点は最小電圧原理及び磁界付与の影
響によって、スリット17の開口部よりプラズマガス作
動空間側で発生することができるものである。
【0017】このように両電極面上を周回移動するアー
ク26によって、プラズマ作動ガス20が加熱、電離、
膨張し噴出口22より高速高温のプラズマジェット29
として噴出する。このように本発明によって発生するプ
ラズマジェット29は噴出口22を図2に示すように細
長いスリット状としているため、ジェットそのものもス
リット状もしくはシート形状の奥行きのある形状に噴出
する。このとき陰極15の中心に設けた粉末あるいはガ
ス供給口17より、溶射の場合には金属、セラミック等
の溶射材料を陰極先端部18の中心より噴出口22の中
心に供給すると、その外側のアーク26によって発生し
た熱プラズマによってそれらが加熱溶融され、プラズマ
ジェット29の高速度に乗って基板30に衝突し偏平化
され、所望の皮膜31を形成するものである。また熱プ
ラズマCVDを用いた製膜の場合には、この供給口17
より原料ガスを供給してプラズマの高温過程での化学変
化過程を利用したCVD製膜が可能となる。
【0018】以上のように本発明によれば、アークの発
生が断面積の小さいスリット状の噴出口でなされ、なお
かつそのアークを高速で周回移動させ、奥行き方向に長
く幅の狭いシート状のプラズマジェットを得ることがで
きるために、基板幅に対応させて基板を一方向のみに移
動させることによって、一括で基板幅方向全体に短時間
で高スループットの溶射あるいはCVD製膜ができると
ともに、基板幅方向に膜厚分布のない均一製膜が可能と
なるものである。
【0019】更に本発明によれば、溶射製膜の場合の原
材料粉末の供給を陰極15の中心より行うことができる
ために、従来粒径が小さく、特に酸化物などの質量の小
さい粉末の場合に従来のような供給法ではジェット内部
に粒子が入り込めず、完全溶融せずに良質な皮膜形成が
できなかったことが、本発明によって課題解決できるも
のである。また粉末を供給する場合にアーク26に対し
て粉末が影響を与えないので、アーク26の安定的な発
生が維持できるものである。この結果従来の溶射では精
度や膜質が十分確保されず、更に機能性を必要とするよ
うな比較的薄い溶射膜(〜数十μm)が小さい粒径の粒
子を用いることで形成可能となり、例えば次に述べるよ
うなディスプレイなどの機能性薄膜の形成に適用できる
ものである。
【0020】図3は本発明を用いて製作したディスプレ
イ装置のパネル構成を示したものである。
【0021】基本的にこのディスプレイは表面ガラス3
2と背面ガラス33上に、それぞれ表面ガラス側にはス
トライプ状のアノード34と隔壁35が所定のピッチで
形成されており、さらに背面ガラス33上にはベタの電
極36の上に誘電体37が形成され、さらにその上にス
トライプ状のカソードとして導電体の電極38の上にカ
ソード酸化物39が形成されている。この様にそれぞれ
のガラス面に形成したストライプ状のアノードとカソー
ドを直交させて重ね合わせ、アノードとカソード間で形
成される空間に封入した希ガスを放電発光させて表示と
して利用するものである。本発明に於いては特にカソー
ドの形成に限定して述べる。
【0022】カソードの特性はこの様なディスプレイす
なわちプラズマディスプレイに於いては心臓部であり、
その特性改善が非常に重要であり、特にパネル点灯時の
低電力化及び長期信頼性にとって重要である。この様な
観点で最近図4に示すようなカソード構成が提案されて
いる。この構成は誘電体37上にまず導電性の金属電極
38を形成し、その電極38表面上に特にペロブスカイ
ト型結晶の酸化物39を数μm程度付着させるものであ
り、この構成とすることによって大幅な低電力化と長期
信頼性が確保されるものである。
【0023】しかしながら従来この構成を実現する方法
としてはこのディスプレイの他の構成要素を形成する方
法である、いわゆる厚膜印刷法が用いられていた。しか
しながら厚膜印刷法をこのカソード形成に適用すると、
金属電極38と酸化物39との付着力が弱く、付着力を
上げるために印刷形成でのフリットを増加させると、逆
に低電力化などの特性が劣化するといった欠点を有する
ものであった。そこで酸化物39に印刷などに比べバイ
ンダー等の混合物を含む必要のない溶射法の適用を考
え、膜質付着力などの点からプラズマ溶射法の適用を考
えたが、本酸化物39の膜厚が一般の溶射皮膜膜厚に比
較して薄いこと、さらには各電極ピッチが0.3mm程
度でそのライン幅が0.1mm程度であることから、従
来の粉末供給法ではジェット内に粉末が入り込めず、良
好な膜質が確保できないものであった。
【0024】そこで上記実施例に示す製膜装置を用いる
と、粒径が小さく更に質量の小さな酸化物粒子でも完全
溶融し、比較的薄い良好な溶射皮膜が得られ、金属電極
との付着力も大きい皮膜を形成することができるもので
あった。更に本発明に於いては、ストライプ状のパター
ンを形成する方法としてマスク方式を採用しており、粒
径の小さい粒子を使えることによってそのパターンの精
度も確保できるものであった。
【0025】またディスプレイは大型化が一つの潮流で
あり、それ故この様な製膜方法に於いても大面積に一括
製膜できるような方法が望まれるが、本発明の方法、装
置によって実現できるものであった。また本発明ではカ
ソードの形成に限定しているがこのディスプレイのアノ
ード34や隔壁35の形成に本発明の方法、装置が適用
できることは当然である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラズマ溶射製膜あるいは熱プラズマCVD製膜が大面
積に均一に、極めて生産性に優れた方式で行える装置を
提供することができるとともに、機能性膜を必要とする
場合の酸化物などの質量の小さい材料や、比較的薄い溶
射膜や精度の必要なパターン膜等が容易に実現できるな
ど、その実用的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱プラズマ発生方法を用いた製膜装置
の構成図
【図2】図1のA−A断面矢視図
【図3】本発明を用いた製作したディスプレイのパネル
構成図
【図4】図3のカソード部の詳細図
【図5】従来の熱プラズマ発生方法を用いた製膜装置の
構成図
【図6】従来の製膜装置での製膜法を示す斜視図
【符号の説明】
15 陰極 17 粉末供給口 18 陰極先端部 21 陽極 22 噴出口 26 アーク 28 磁石 38 金属電極 39 酸化物カソード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三谷 力 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】奥行き方向に長く且つ中心の長手方向開口
    部を有する陰極先端部と、プラズマ作動ガス通路空間を
    隔てて陰極を取り囲むとともに、陰極先端部よりも下流
    に設けた断面が偏平スリット形状なプラズマ噴出口を形
    成する陽極部との間でアークを発生させ、磁石によって
    前記アーク柱に対して略垂直の磁界を作用せしめ、前記
    発生アークを前記陰極先端部と陽極部上で周回往復移動
    させながら、偏平スリット状のアークプラズマをプラズ
    マ噴出口より発生させる熱プラズマ発生方法。
  2. 【請求項2】中心に粉末あるいはガス供給経路を設け且
    つ内部に冷却手段を具備した奥行き方向に長い陰極と、
    その外周をプラズマ作動ガス空間で取り囲むと共に、陰
    極先端部よりも下流部では断面が偏平スリット形状なプ
    ラズマ噴出口を形成する陽極とを具備し、前記陰極先端
    部の中心より作動ガス空間側とプラズマ噴出口の陽極部
    間に発生するアーク柱に対して略垂直に作用する磁界発
    生用エンドレス形状磁石とを具備したことを特徴とする
    製膜装置。
  3. 【請求項3】磁界発生用エンドレス形状磁石は電磁石で
    あることを特徴とする請求項2記載の製膜装置。
  4. 【請求項4】一対のアノードとカソードをマトリックス
    状に配列し各電極の交点に発生させた希ガスの放電発光
    を表示として利用するディスプレイであって、前記カソ
    ードは誘電体を設けたガラス基板上導電性の数十μm厚
    の電極パターンを形成した後、前記電極パターン上に数
    μmから数十μm厚の酸化物を溶射法によって形成した
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】酸化物はペロブスカイト構造のLa1-x
    xMO3(M:Co、Mn)であることを特徴とする請
    求項4記載のディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】溶射製膜時に溶射装置に供給する酸化物の
    粒径は5μm以下であることを特徴とした請求項4記載
    のディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】中心に酸化物粉末の供給経路を設け且つ内
    部に冷却手段を具備した奥行き方向に長い陰極と、その
    外周をプラズマ作動ガス空間で取り囲むと共に、陰極先
    端部よりも下流部では断面が偏平スリット形状なプラズ
    マ噴出口を形成する陽極とを具備し、前記陰極先端部の
    中心より作動ガス空間側とプラズマ噴出口の陽極部間に
    発生するアーク柱に対して略垂直に作用する磁界発生用
    エンドレス形状磁石とを具備した製膜装置の下部に、プ
    ラズマジェット噴出出口端から所定距離を隔てて、ガラ
    ス基板に誘電体を設けさらにその上に導電性の電極パタ
    ーンを形成した被溶射基板を設け、前記電極パターン部
    をマスクで開口し、前記プラズマジェット内の前記溶融
    酸化物を前記電極面上に堆積させることを特徴とするデ
    ィスプレイ基板の製造方法。
JP4298288A 1992-11-09 1992-11-09 熱プラズマ発生方法及び製膜装置並びにディスプレイ装置 Pending JPH06150830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4298288A JPH06150830A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 熱プラズマ発生方法及び製膜装置並びにディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4298288A JPH06150830A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 熱プラズマ発生方法及び製膜装置並びにディスプレイ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06150830A true JPH06150830A (ja) 1994-05-31

Family

ID=17857702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4298288A Pending JPH06150830A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 熱プラズマ発生方法及び製膜装置並びにディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06150830A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5646482A (en) * 1995-05-30 1997-07-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ADC gas discharge image display device having cathode material dimensional constraints
WO1999021208A1 (fr) * 1997-10-16 1999-04-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ecran plat a plasma, et production
WO1999024999A1 (fr) * 1997-11-06 1999-05-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Substance luminophore, poudre de substance luminophore, television a ecran plat a plasma et procedes de production

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5730637A (en) * 1994-06-03 1998-03-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image display apparatus and method for fabricating the same
US5646482A (en) * 1995-05-30 1997-07-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ADC gas discharge image display device having cathode material dimensional constraints
WO1999021208A1 (fr) * 1997-10-16 1999-04-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ecran plat a plasma, et production
US6540576B1 (en) 1997-10-16 2003-04-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Plasma display panel and method of manufacturing the same
KR100392284B1 (ko) * 1997-10-16 2003-07-22 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 제조 방법
WO1999024999A1 (fr) * 1997-11-06 1999-05-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Substance luminophore, poudre de substance luminophore, television a ecran plat a plasma et procedes de production
US6614165B1 (en) 1997-11-06 2003-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Phosphor material for plasma display panel, a plasma display panel and a method for producing a plasma display panel
US6667574B2 (en) 1997-11-06 2003-12-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Phosphor material, phosphor material powder, plasma display panel, and method of producing the same
US6833672B2 (en) 1997-11-06 2004-12-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Plasma display panel and a method for producing a plasma display panel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2959842B2 (ja) 高速アーク溶射装置および溶射方法
US5679167A (en) Plasma gun apparatus for forming dense, uniform coatings on large substrates
US7235160B2 (en) Hollow cathode sputtering apparatus and related method
JP6854628B2 (ja) プラズマ溶射装置及び溶射制御方法
JPH07107876B2 (ja) プラズマ発生装置及びプラズマ発生方法
US20060049149A1 (en) Plasma spray apparatus
US3140380A (en) Device for coating substrates
CN112831759A (zh) 一种磁场辅助阴极引弧装置及镀膜方法
US4604306A (en) Abrasive blast and flame spray system with particle entry into accelerating stream at quiescent zone thereof
Watanabe et al. Correlations between electrode phenomena and coating properties in wire arc spraying
JPH06150830A (ja) 熱プラズマ発生方法及び製膜装置並びにディスプレイ装置
KR20210023701A (ko) 플라즈마 용사 장치 및 플라즈마 용사 방법
JP2595365B2 (ja) 熱プラズマジェット発生装置
JP4164610B2 (ja) プラズマ溶射装置
US5843293A (en) Arc-type evaporator
JPH09148094A (ja) プラズマ溶射トーチ
JPH0544008A (ja) 熱プラズマ発生方法、プラズマ溶射方法および製膜装置
JPH06122956A (ja) プラズマ溶射方法及び溶射製膜装置
JPH0533114A (ja) 熱プラズマ発生法及び製膜装置
JPH05106012A (ja) 熱プラズマ発生方法及び装置
JPH10152766A (ja) プラズマ溶射トーチ
CN214655208U (zh) 一种磁场辅助阴极引弧装置
JP3144182B2 (ja) プラズマ溶射装置
JPH0713290B2 (ja) 溶射トーチ
JPH04168260A (ja) アークプラズマ発生法および製膜装置